2018年9月〜10月


2018-10-28.

Happy light Cafe特別イベント Another Dimension ; Dies irae 新世界を切り開く決起集会

 ニコレポで急に表示されて「なんやこれ?」と困惑したが、どうも阿佐ヶ谷ロフトで開催されたオールナイトトークイベント「Another Dimension ; Dies irae 〜新世界を切り開く決起集会〜」を生中継したものらしい。開始が深夜の1時だから土曜日普通に仕事へ出る私はリアルタイム視聴できず、タイムシフトで翌日の午後に再生しました。イベントの冒頭1時間だけを中継し、それ以降は「会場限定の情報」としたとのこと。正田崇と高濱亮のふたりが出てくるのは9分を過ぎたあたり。「最近は表に出てなかった」と出所を喜ぶ正田の姿が見れますが、本題が始まるのは12分頃からなので雑談に興味ない人はそこまで飛ばしていい。以下、ネタバレで内容を要約していきます。約2ヶ月ぶりに公式サイトの更新も来てるので、そちらも参考にしていただきたい。あと正田崇もツイッターで補足情報を呟いています。

 防戦に徹することで波旬の理に耐えた刹那さんに対し、第二神座の無慙さんは攻撃に全振りした特殊能力で波旬に手傷を負わせることができるなど、設定の一部が明かされている。無慙さんはパラロスだと存在が仄めかされているだけでキャラとしては全然描かれていないから、十数年経った今でも謎が多いんですよね。パンテオンでやっと詳細がわかるのか。「foolish God」とジューダスに罵られていた存在がこうして陽の目を見る形で出てくるだなんて、パラロスプレーしていた当時は考えたこともなかったな。パラロスのすぐ後に発売されたFateもこんなに引っ張られるタイトルになるとは予想していなかったが……当時の自分に「お前、15年後もパラロスとかFateとか言ってるぞ。あとウィズブレはまだ完結してないぞ」って伝えたら愕然とするだろうな。

 無慙は歴代神格の中でもっとも戦闘経験値が高く、ゲームのユニットとしては「瞬間火力最強」みたいなタイプになるとのこと。パンテオンには『神咒神威神楽』のキャラも出演予定があり、玖錠紫織はショップ店員……FGOのダ・ヴィンチちゃん、グラブルのシェロカルテ、デレマスのちひろさんみたいなポジションを担当するらしい。廃課金者が「紅楼蜃夢・摩利支天!」と叫びながらガチャを回すことになるのかな? と思ったがガチャに関する部分は「コウハ」というキャラが仕切る模様。壬生宗次郎は修業場(デイリークエスト? ウィークリーミッション?)、摩多羅夜行は用語集、御門龍水は過去ログ(ルリアノート的な?)を受け持つ。過去を甦らせるたびにエターナル・デボーテする龍水が見れる……?

 パンテオンはヒルメ(覇吐と竜胆の娘)が神座に就いている時代ですが、「観測者」の影がチラつき始めている?とかで「このままだとヒルメがヤバい(観測者は各神座の終末期に発生する交代見届け人のような存在であるため)」と焦った保護者が「歴代神座でポップした過去の観測者について調べる」ことで対策を立てようと考えたことが発端になっています。主人公(CV.石川界人、名前は自由だが性別は男で固定)は「再現された第一〜第六神座世界の終末期」に介入し、観測者に関する情報を集め、迫る「末世」へ立ち向かっていく。高精度のシミュレーターを起動させてログを漁るようなものなので、実際にタイムスリップして歴史を変えるとか特異点を修正するとか、そういう話ではないみたい。あくまで「観測者の尻尾を掴む」ことが目的だからか各神座の再現度も完全ではなく、たとえばDiesの時代(第四神座)だと既に死んでいるはずの戒兄さんやベアトリスが生きていたリする。ラインハルトも覚醒しておらず若ラインハルトのままうろついているというが、いったい何がどうなってるんだ……ちなみに「水着キャラは実装されますか? 水着シュライバーとか」という質問には「メイドシュライバーならいる」と予想外の返答が。季節系のイベントは意欲的にやっていく方針らしい。それにしても主人公のCV、ワルブレで灰村諸葉やってた人なのか……あんまり喋んないらしいけど、どのへんでボイス使うんだろう。

 シナリオ量に関するコメントもありました。現状、最低でも8章まで配信することは決まっていて、1章ごとのボリュームは「イカベイ丸ごと」に相当する(しかもフルボイス)とのこと。パンテオンではバトル描写が割愛される(戦闘パートはプレーヤーの手に委ねられる)ので、単純なストーリー量で言えばイカベイよりも多いことになります。メインクエストは全部で150くらい。やはりアプリ開発側からの要求で「こまめに戦闘を挟む」形式になったみたいですね。「話の途中だが○○が襲い掛かってきた!」みたいなやっつけは避けようと苦心したそうな。絆が深まったときに開放される幕間的なエピソードやマイルームのセリフ、サブイベントもあるのでテキスト総量はすごいことになる。現状「ボイスが再生されるところは正田が担当」なので仕事量も半端なかっただろうな……Diesアニメの脚本を別にするとイカベイ以降2年半くらい目立つ仕事をしていなかった正田だが、その間ずっとパンテオンのシナリオ書いてたのかしら。

 季節系のイベントは水物なので正田が担当する予定はなく、声も付かないとのこと。ソシャゲとしてやる以上、正田以外のライターが入ってくることは想定済みだが、具体的にはどういう陣容になるんだろうな。高濱はほぼ確定として、昏式龍也、それにDiesノベライズの森瀬繚や藤井三打らも呼ばれる? まさかのはっと復活は……ないか。アニメがアレだったし、大元のDies自体が「怒りの日」事件を巻き起こしたソフトだし、名のあるライターを外部から招聘するのは困難でしょうね。これでトノイケダイスケが緊急参戦したら椅子から転げ落ちてのたうち回るが。公式サイトで公開されたサンプルボイスは1年前に収録したものとのことで、いかにパンテオンの企画が難航しているか察するに余りある。

 30分あたりから各キャラ紹介に移ります。第一神座の真我(ミトラ)は「やってくうちに印象が変わるキャラ」、主人公のことで大好きで周囲の女性陣は常に警戒している。第二神座の無慙さんは高濱のお気に入り。というか男の中二魂にブッ刺さるよね……「宇宙絶滅一人旅」のパワーワードぶりにもそそられる。ミトラの時代は人間側も戦力が凄まじかったらしく、街並みは中世なのに星を滅ぼすような奴が出てくるという。高濱の名付けた「暗黒ドラえもん」が気になる。こいつがオーバーテクノロジーな発明品をバラまいたせいで大戦争が巻き起こってるという。第三神座の明星(サタナイル)は正義の人っちゃ正義の人だけど純度が高すぎてむしろ毒になっているタイプ。パラロスの章は「ライルがロトだった時代の話」ということで興奮が隠せない。「禁断の果実」のメンバーとか出てきちゃう? 第四神座の水銀(メルクリウス)と黄金(ラインハルト)は説明不要ということで飛ばされ、第五神座の黄昏(マリィ)。彼女の章は「第五神座の滅亡を詳細に描く、胃が痛くなる話」らしい。「でも俺は好き」と迷いなく言い放つ安定の正田クオリティ。第六神座の波旬は「ユニットになったら敵味方区別せず全体攻撃」というユニークな仕様にしたい(通るかどうかは未確定)とか。単騎運用が捗るな。

 45分から制作中のゲーム画面もお披露目。といっても1年前のものだそうで、実際はかなり変わるかもしれない。ユニットのグラフィックは若干デフォルメされてるけど頭身やや高めかな。バトルはターン制&WAVE制、最大5人のユニットを編成(?)。デモ画面では司狼とヨミのふたりだけ編成されており、残った3つの枠を分身(?)で埋めています。ターンごとにAPが決まっていて、そのAPを消費しながら手札を切って攻撃する。別途スキルを使用することもできる。必殺技にはカットインも入る。総じて「よくあるスマホゲー」といった印象。「アプリの制作会社が逃げた」という噂でもっとラフな奴が来るかもしれないって不安を抱いていただけに、拍子抜けというか何というか。「神座シリーズはインフレしてナンボ」という正田の希望でダメージは億単位にしたいらしい。それだと桁把握するのが大変だからせめて%表示に切り換えられるようにしてほしいな。

 最後に“シルヴァリオ”シリーズの新情報を告知して〆。配信だと証拠が残るのでこれ以上は見せられないよ、とその先は会場限定のトークになったようです。具体的な配信時期やアプリの開発元については相変わらず糢糊としている。ナメクジの如きスロウペースとはいえ、一応前に進んでいるんだな、と確認できてホッとしました。「本当に配信するのか?」って心証が「本当に配信するかも……」ぐらいには変化した。

【開催中】期間限定イベント「神秘の国のONILAND!! 〜鬼の王とカムイの黄金〜」開催!

 201X年の北海道は旧千歳鉱山に出現した特異点「ONILAND」――鬼王「朱裸(シュラ)」なる黒幕が「カムイの黄金」を駆使して作り上げたテーマパークへ降り立った主人公一行は、そこで「護法少女」と名乗る謎の鬼と出逢う! いったい何呑童子なんだ……? と、魔法少女パロディのようなノリでストーリーが進行していくわけですが、何と驚いたことに各話終了時点で茨木と酒呑のボイス付き次回予告が流れます。すげえ、まるで「路地裏さつき」だ。2話までは比較的少ない登場人物(鬼物?)で回していく雰囲気でしたが、3話以降からカルデアのサーヴァントたちが続々とONILANDへ遊びに来て、「今回のイベントには参加しないだろう」と油断していた各方面のファンたちを不意打ちしまくる。水着茨木の時点で感じていたけど、やっぱりコレってもろにサバフェスの続きじゃないです? 鬼王朱裸の独白が濃厚にポンコツ臭を漂わせているせいもあってシリアスなムードがちっとも流れてこない。というか朱裸のシーンで掛かる曲、何か聞き覚えがあると思ったら大かぼちゃ村(2016ハロウィン)の「鮮血魔嬢」アレンジだ。そういえばエリちゃん竜特性持っていたな……もしかして今回の黒幕ってエリザベート案件? フリクエは「カップル天誅剣」に笑った。全国に「なんじゃああああ!?」の叫びが響き渡る。「カップル天誅剣にはキルケー敗北拳をぶつけんだよ!」な周回をしている人もいるんだろうな。

 配布サーヴァントの「酒呑童子(キャスター)」は第1話が終了したところで仮加入します。30日に開放されるエピローグまでやれば正式加入するはず。宝具レベル上げもエピローグ後ですが、霊基再臨に必要な専用素材は「おともだちポイント」を稼ぐことでゲットできるため、既にレベルマ完了したプレーヤーもいる模様。単体B宝具でA3枚持ち、NPチャージ系のスキルはないのでアーツチェインで貯めていくのが基本的な立ち回りとなるユニットです。スキルは「宝具封印(1ターン)+クリティカル発生率ダウン(3ターン)」「バスター&アーツ性能アップとスター集中状態(すべて1ターン)」「攻撃力アップと魔性特攻状態(両方とも3ターン)」で支援能力はあまりなく、アタッカーとして運用されることを想定した設計になっている。うちには高レア単体術として大魔女が既にいますが、あの人はNPチャージで即ブッパ&豚化による足止めが強力な反面、火力が低いので「トドメを刺す」役割には向かないんですよね。ハロ酒呑ちゃんはあまり周回向きのユニットではないにしろ、ちゃんと育成すればフィニッシャーとして役立つ局面が発生するはずです。ただ、スキル上げでかなり骨を食べるので育成がちょっとしんどい、って難点を抱えている。殺式や槍茨木のための骨集めが未だに終わってないのでハロ酒呑ちゃんの育成は当分先になりそうだ……。

 今回実装された初のスト限アルターエゴ「シトナイ」は「無敵(1ターン)+味方のダメージカット(3ターン)」「Artsアップと弱体無効1回(3ターン)」「確率で様々な効果が発動(3ターン)」といった感じでキャスターのイリヤをAtrs寄りのアルターエゴに置き換えたようなスキル構成になっています。第3スキルの「カムイユカラ」が特徴的で、60%の確率で攻撃力UPバフや毎ターンスター獲得状態が発動。NPチャージ(スキル1で20、スキルマで30)だけ確定となっている。要はNPチャージ付き「皇帝特権」ですね。クロエの「キス魔」を使えばイリヤと判定されて成功率が上がるものの、100%にはならないからスカることもあるらしい。オジマンの「太陽神の加護」なら確定になるとのこと。白熊の「シロウ」が攻撃するモーションも多く、サポートで使っていると「俺が借りたのシトナイなのか、熊なのか」とだんだんわからなくなってきます。パンダ師匠とシロウ、夢の対決の実現が待たれる。あとシロウに乗るシトナイのモーションでやけに既視感をくすぐられると思ったらアレだ、『うたわれるもの』のアルルゥだ。子供のこ〜ろの夢は〜(略)。クラスがクラスだけに宝具火力はそこまで伸びないものの、NP効率が非常に良好で、カード運さえ良ければ連発することも可能。「準弓王級」との呼び声もあります。宝具ボイスは2種類あり、「お転婆かな?」というセリフから始まる方の「オ〜キム〜ンペ〜!」が好き。途中何を言っているのか聞き取れなかったが、調べてみると「突撃(ロース)! 突撃(ロース)! 突撃(ロース)!」なのか。

・拍手レス。

 天冥の標最終章が2018年内にリリース開始することを祈願しつつ、既刊の再読をはじめました。
 12月にPART1が刊行されるみたいですね。私もそろそろ崩し始めないと。

 デルフィニア20周年のときは「茅田砂胡全仕事」なる本が出てましたが読まれましたか?本編終了後の王様が暁世界に来て、 リィとデルフィニアに戻り国を救うという茅田砂胡お得意のセルフ二次創作的お話が収録されています。
 ああ、あの分厚い奴ですか。購入した記憶はあるんですが、どこにやったか思い出せない……発掘したら読んでみまする。


2018-10-24.

クロシェットの新作『ココロネ=ペンデュラム!』、シナリオに「荒川工」が参加

 たくみん(工は「たくみ」と読む)がおっぱい軍拡の波に呑まれた……? というわけで、久々の、あまりにも久々すぎる荒川工参加エロゲーが発売される模様です。いつ以来だっけ。調べたら2004年の『てこいれぷりんせす!』が最後だったから来年発売として約15年ぶりだ。『なつくもゆるる』の特典ゲームシナリオとかも書いてるから、そっち入れるとほんの6年ぶりくらいだけど。いやいや、6年は「ほんの」じゃないよ。感覚がおかしくなっていたわ。

 説明しよう。荒川工(あらかわ・たくみ)は1998年にデビューした、つまり今年で20周年を迎えるライターである。初期の代表作は『Lien 〜終わらない君の唄〜』、事故で亡くなった少年がひょんなことから現世に舞い戻り、コメディとギャグ満載の面白おかしい愉快な毎日を送った末にホロリと来るような切ないラストを迎える。普通のエロゲーでは存在を抹殺されがちな「主人公の父親」が重要な役で出演する、という意味でも印象的な一本だった。ガガガ文庫から出ているライトノベル『やましいゲームの作り方』はこのゲームのセルフオマージュという側面があり、「亡くなった父親が息子のところに幽霊として帰ってくる」話になっています。『Lien』の翌年に発売された『このはちゃれんじ!』では「『貧乳』じゃなくて『微乳』!」とヒロインが主張するテキストを書いていたのに、今やおっぱいキングダムにドミネイトされてしまったわけだから時の流れは残酷だ……2007年、『はるはろ!』という学園モノをリリースする予定だったのが、健康上の理由などいろいろな要因が重なって無期延期するハメとなり、2008年にいよいよ目処が立たなくなって開発停止という憂き目に。以降、ライトノベルを何冊か手掛けたり特典レベルのシナリオを書いたりはしましたが、本格的なゲームシナリオの仕事に携わることもなく10年の月日が流れてしまったのです。いつかきっと復活の日が来る、そう信じていたところにこの報せ、そらもう「ヒャッホウ!!」な心境ですよ。原画は「御敷仁」、ライターは荒川工ピンではなく複数制みたい。クロシェットの巨乳ゲーは結構好きなので躊躇わず購入するつもりです。

 余談。最近は一般方面にも進出している小説家「竹宮ゆゆこ」は荒川工の後輩に当たる存在であり、彼の作風にとても憧れていたという。なのでゆゆこファンの人は比較的入手しやすい『ワールズエンドガールフレンド』あたりからたくみんワールドにエントリーしてみては如何でしょう。って、そこから『ココロネ=ペンデュラム!』へ繋げるにはもう何段階か必要でしょうが……『Lien』とかだと中古で買っても今のOSで動作するかどうか怪しいんだよな。DL版も出てないみたいだし。くっ、『はるはろ!』さえ出ていればもっと誘導しやすかっただろうに。つくづく開発停止が悔やまれる。

期間限定イベント「神秘の国のONILAND!! 〜鬼の王とカムイの黄金〜」開催予定!

 イベント限定☆4サーヴァントは「酒呑童子(キャスター)」! 配布としては初の単体宝具キャスターです。「護法少女」とルビが振られている、全12話形式で1クールアニメを意識している、3話以降の配信がAM8:30になっている……これらを総合すると「今回はゴールデンカムイのパロディではなくプリキュアのバロディ」ってことになりますね。お空の方でもプリキュアのコラボやってるから「オニキュア・マーブル・スクリュー!」と叫んでビームを放つキュアバラキー&キュアシュテンを想像してしまった。北海道に突如出現した遊園地型特異点「ONILAND」を修復せよ、というのが今回のイベントの趣旨。水着ばらきーがいるのでサバフェスよりも後なのは確実ですが、時系列的には第二部開始前か? でもそれだとシトナイ周りが辻褄合わなくなるような……。

 イベント前半は「おともだちポイント」を集めつつメインストーリーを進め、「最終回スペシャル!」の10月30日から後半パートに当たる擬似レイド「撃退戦」が開始、というスケジュールになっています。配布礼装や特攻鯖にはポイント増加効果があるものの、素材交換用のドロップアイテムはガチャ産礼装でしか増えない。特攻鯖のポイント増加効果は「+30%」「+20%」「+10%」の3段階あり、ほとんどは+10%。「※対象のサーヴァントとなっていても、本イベントのメインシナリオに登場しない場合があります。」なんて但し書きがあるし、+10%のキャラは単に「見た目が子供っぽい」という理由だけで選ばれた水増し要員じゃなかろうか。たぶんシナリオに絡んでくるのは+20%以上のキャラだけだと思います。ダ・ヴィンチちゃんは○○○○ちゃん関連での出演? アサシン・パライソはラスボスの正体が「竜あるいは大蛇」の類ではないかと予想される(シトナイには「人喰いの大蛇を退治した」という伝承がある)からその流れでの登場だろう。報酬のコマンドコードも「黄昏の魔竜」や「竜殺しの剣」だし、「カムイの黄金=ラインの黄金」で例によってファブニールさんが出張ってくるのかしら。まさかのお竜さんだったら笑う。

 配布礼装はクイック系の「スリー・アングラー」、アーツ系の「ロイヤル・アイシング」、バスター系の「氷結闘熊」の3種、すべて☆5。「スリー・アングラー」はホロウネタですね、懐かしい。あっちではアロハだったけど、さすがに北海道だからか今回は着込んでいます。「ロイヤル・アイシング」はハロウィン恒例のドスケベ礼装、下乳上ことランサー・アルトリア(オルタ)です。「マジでこれ審査通ったの?」ってビックリするような露出度……いったいAppleにいくら包んだんだ。「氷結闘熊」は書文とナタがマタギに扮している。後ろにはまるで赤カブトのような熊が。さて、問題はこれらの礼装、イベント報酬だけで凸れるのか、ってことだ。全部ドロップが必要だったら膝から崩れ落ちるぞ。

 ピックアップ召喚は☆5アルターエゴの「シトナイ」を目玉に☆4バーサーカーの「茨木童子」と☆4アサシンの「アサシン・パライソ」を日替りで送り出す模様。シトナイ、てっきり限定サーヴァントだと思い込んでいましたが、「※シトナイは10月24日(水) 18:00(予定)より、Lostbelt No.2クリア後にストーリー召喚に追加されるサーヴァントです。」と明記されており、なんとスト限枠です。そういえば第二部第二章はスト限サーヴァントがいなくて珍しいな、と感じた記憶がある。まさかの時間差実装。イベント終了後ではなくイベント開始と同時にストーリー召喚へ追加されるってのもこれまでにないパターンです。いくら何でもシトナイ目当ての人がピックアップ召喚無視して闇鍋のストーリー召喚に向かうとは考えられませんが……ともあれ、イベント期間中に引けなくてもクラス別ピックアップやバレンタインピックアップで狙うことができる、という意味ではシトナイ好きへの福音かもしれない。スト限だから排出対象となるガチャはそんなに多くないけど、初の「期間限定でないアルターエゴ」、ジャンル・ダルク(ルーラー)以来となる「通年入手機会のあるEX☆5」追加ですね。アーツ単体宝具なのでアーツパに組み込んでのアタッカー運用が基本? 交換アイテムのところにあるピースとモニュメントがキャスターとバーサーカーなので再臨に必要なのは恐らくこの2種類(配布酒呑は専用アイテムで再臨するのでキャスターピースやモニュメントは使わない)、スキル上げに使う石も同様でしょう。

 単体アルターエゴはメルトに加えてメカエリチャン×2がいるから戦力としては必須級じゃないけど、単純に見た目が可愛いから欲しい……イベント礼装も茨木が映った☆5の「Welcome to ONILAND!!」とアチャフェルノが黄昏ている☆4の「ただ紅く」は是非ゲットしたい。茨木の宝具レベルを上げるチャンスでもある。せっかくだから茨木単体ピックアップまで待とうかな……と日取りを調べたら11月1日からだと? かなり先になっちゃうからやっぱり初日に回そう。なぁに、呼符ならたっぷりある。イベ礼装の出具合が良ければ早めに切り上げてオルタニキ&段蔵ピックアップ(28日〜29日)へ向かうことにしよう。

 しかし、見れば見るほど「参加条件をここまで厳しくする意味あるのか?」って疑問が湧いてくるイベントですな……シトナイが出てくるとはいえ、現時点では「いつものハロウィンイベント」とそんなに変わらない印象を受ける。きっとまだまだ伏せている情報が多いんだろう、と期待しながら備えるとします。


2018-10-22.

・週末に『若おかみは小学生!』『魔法少女リリカルなのは Detonation』『デス・ウィッシュ』観てきた焼津です、こんばんは。

 『若おかみは小学生!』は今年の春から夏にかけて放送されたTVアニメの劇場版。原作は青い鳥文庫から出ている児童文学のシリーズで、5年ほど前に完結しています。存在は知っていたしTVアニメも1話だけ視聴済だったが、正直言って映画版を観に行くつもりは全然なかった。しかし、公開からしばらく経った頃に方々よりオススメの声が聞こえてきたので、口コミに弱い私は「なのは観るついでに……」とついチケットを買ってしまったのです。で、私も勘違いしていたんですが、映画版は「TVシリーズの続き」とか「オリジナルのゲストキャラが出てくる番外編」とかではなく、まるきり一本の独立した作品として制作されており、「TV版に目を通していないと話や設定がわからない」ということはありません。主人公の小学生「おっこ」こと関織子が交通事故で両親を亡くし、旅館を営む祖母のところに身を寄せ、成り行きから「若おかみ」として旅館の手伝いをすることに……とタイトル通りのストーリーで、前半は手続き的な描写が多く少し退屈する。しかし、おっこが着物に袖を通し、未熟ながらも「若おかみ」としての道を歩み出すあたりからグッと面白くなります。おっこ自身も事故で死にかけたせいか幽霊や鬼が見えるようになり、異類のモノたちとともに働き賑やかな雰囲気の中で物語が進行していきますが、後半で彼女を待ち構えている試練は「マジかよ……」と息を呑んで蒼褪める代物だ。観ているこちらまで腋の下が冷たくなりましたね。

 「感動した」「泣いた」という声が出てくるのもむべなるかな、といったところですが、深刻なネットミーム汚染を受けていたせいで「花の湯温泉のお湯は誰も拒まない……メガロドンも!」とステイサムに宣言するおっこや「当旅館は誰でもウェルカム」とカイジを招き入れるおっこを想像してしまった。「幽霊が出てくる」という設定の時点で「いかにも子供向けのアニメ」って印象を受けるかもしれませんけど、両親がこの世から去ったことを受け止め切れず「ふたりとも本当はまだ生きているのではないか」という気持ちを引きずり続けているおっこの切ない心理とともに「死者との交感」を丹念に描いていて、歳を喰った人間ほど「残された者の想い」に堪え切れず涙腺が決壊してしまうかと。どうにもならないことばかりだが、どうにかやっていくしかない。

 9月に公開された映画で、全国248館と公開規模はなかなかの大きさだったが「5年前に完結した児童向けシリーズの劇場版」ということもあって現在の子供たちからの認知度が低く、また「リアルタイムで読んでいた人たちが親世代になるほどの時間も流れていない」せいで興行成績は伸び悩んだらしい。2週目で客足が大きく鈍り、早期に公開終了を決める劇場も出てきたが、3週目あたりから口コミによる動員が増えてきて、一旦上映を打ち切った劇場も再上映したり、新たに上映を開始するところが出てきたという。しかし、それでもなお「公開規模の割には……」って興収に留まっているらしく、ブレイクまで至らない模様。やはり『若おかみは小学生!』というストレートで殴り抜けるようなタイトルが未鑑賞者の足を重くさせるのか……『花の湯は。』にすればよかった、という話でもないだろうが。

 『魔法少女リリカルなのは Detonation』は“魔法少女リリカルなのは”の劇場シリーズ第4弾ですが、第3弾『魔法少女リリカルなのは Reflection』が前編だとすればDetonationは後編に当たる内容なので、ReflectionとDetonationの両方をまとめて「劇場シリーズ第3弾」と書くべきかもしれない。劇場シリーズの第1弾と第2弾がTVシリーズの総集編であったのに対し、Reflection&Detonationは完全新規のオリジナルストーリーとなっています。何せTVシリーズの3番目「StS」こと『魔法少女リリカルなのはStrikerS』で主人公「高町なのは」の年齢は19歳になっており、「魔法少女」をタイトルに冠するのもかなりギリギリになってましたからね……Reflection&Detonationは無印やA'sの2年後、小学3年生だったなのはが小学5年生になっています。PSPの格ゲーで登場したオリジナルキャラクターたちが初めてアニメ出演を果たした、という意味ではファンサービス的なムービーと言えるかもしれないが、元の格ゲーを知らない私でも特に不自由なく付いていけました。ちなみにReflectionはモロに「つづく」な場面で終わっていたので「単品で評価するのは無理だな」というのが率直な感想です。

 Detonationは完結編ということもあり、いまいち盛り上がり切らずスッキリする場面もなかったReflectionと比べれば充分「観ていて気持ち良くなる」と請け合える内容です。「本当に劇場版なのか?」と目を疑うクオリティの作画がたまにあるし、襲い来る敵たちも量産型フレーバー濃厚で倒しても倒してもいまいち手応えが得られないし、黒幕も「えっ?」ってぐらい唐突に出てくるから「何もかも大満足」とは行かないものの、「これが観たかったんだよ、これこれ!」なシーンはちゃんと押さえているので収支的にはプラスかな、と。主人公であるなのはの見せ場もキチンとクライマックスに用意されており、ファンの期待を裏切らない。対話が不可能だとわかりきっているのに、それでも問答無用で殴り掛からず「話がしたい」と声を掛け、掛けた声が虚空へ消えた後に迷いも躊躇いもなく敵を打ち砕くなのはさん。舞台も相俟って「魔王」を通り越した「破壊神」の風格が漂っていました。ひとりぼっちのなのはさんが「昔の自分」と対話し、己の内面と向き合うところは長年付き合ってきた人ほど心を抉られるものがあるだろう。バトル描写のスケールアップとともに「鋼鉄の自我を持つ保身なきヒーロー」あるいは「降臨するメサイア」、「救済をもたらす装置(デウス・エクス・マキナ)」と化していったなのはさんが、ほんの少しとはいえようやく「殻の内側」を晒してくれた。エピローグから察するに小学生時代の話は完全にこれで終わりみたいだけど、果たして中学生編はあるのだろうか。

 『デス・ウィッシュ』はチャールズ・ブロンソン主演映画『狼よさらば』のリメイク。『狼よさらば』の原題が "Death Wish" (死の願望)なので今回の邦題はそのまんまですね。原作はブライアン・ガーフィールドって人の書いた小説。翻訳版は全然復刊されていないから読んだ人あまりいないと思います。余談ですが『狼の死刑宣告』という洋画もガーフィールドの小説が原作で、翻訳されていませんが元は "Death Sentence" というタイトル。そう、 "Death Wish" の続編……なんですが、原作では「ポール・ベンジャミン」だった主人公の名前が『狼よさらば』や『デス・ウィッシュ』では「ポール・カージー」に変更されているし、『狼の死刑宣告』に至っては「ニック・ヒューム」とまったく違う名前に差し替えられている。なので作品間において「繋がり」と呼べるものはほとんどない。

 ブルース・ウィリスが主演するリメイク版の『デス・ウィッシュ』は時代背景が現在に、舞台がニューヨークからシカゴに変更されている。 "Death Wish" で公認会計士、『狼よさらば』で建築設計士だったポールの職業は外科医に変わっています。「運び込まれてきた患者をもとに犯罪の情報を掴む」ので話の動きがスムーズになっている。妻や娘の名前、そして「娘が強盗にレイプされる」展開が未遂に終わっているなど、いろいろ相違点はあるが「妻を殺され、警察はあてにならず、『自らの手で戦わねば!』と立ち上がる」流れはだいたい一緒。場当たり的に犯罪者を処刑して回り、その場面を動画に撮られ「フードを被った死神(グリム・リーパー)」とSNSで拡散される。やがて妻を殺した強盗どもの手掛かりを掴み、一人ずつ血祭りに上げていく……いわゆる自警(ヴィジランテ)モノというジャンルに分類される映画ですが、単純に復讐モノ・制裁モノとして観ても構わない。『ホステル』のイーライ・ロスが監督なだけに、ヒくほどエグい拷問かましてくるブルース・ウィリスを拝めます。設定上「銃とは無縁の生活を送ってきた」ことになっているから仕方ないとはいえ、「ボク、銃なんか今まで触ったこともなくて……」みたいなことを言い出すブルース・ウィリスに爆笑必死と申しますか、「なにカマトトぶってんだよ! 散々撃ちまくってきただろうが!」とツッコミを入れたくなります。

 『狼よさらば』のリメイク企画はだいぶ前からあったらしいが、「自警か私刑か」の際どいラインを辿るストーリーだけにひたすら難航したらしく、実際出来上がった映画も「俺が裁く」めいた独善的な正義感が滲み出さないよう配慮に配慮を重ねた仕上がりになっています。そのせいで若干薄味というか、主人公の狂気があまり匂ってこなくて物足りない面もある。それなりに爽快感はあるけど……強盗サイドも悪役としての迫力がないし、なんと申しますか「キャラ」ではなく「状況」を描くタイプの映画になってますね。『狼よさらば』は70年代に大ヒットを飛ばした結果、延々と続編が制作されることになり5作目『狼よさらば 地獄のリベンジャー』で打ち止めになるまで20年に渡って同じような話を再生産するハメとなったが、『デス・ウィッシュ』はそんなにヒットしなかったみたいなので2はなさそう。死神2号のジェイソン・ステイサム、死神3号のドウェイン・ジョンソン、死神4号のヴィン・ディーゼルが登場して悪党どもを狩りまくる「前作の余韻? フルスイングで投げ捨てるぜ!」な続編やってほしかったのになー、残念。

茅田砂胡「デルフィニア戦記」25周年&「スカーレット・ウィザード」20周年を記念した特別企画(中央公論新社)

 デルフィニアの1巻『放浪の戦士』が1993年10月刊だから、確かに25周年だ……ちなみに最終巻『遥かなる星の流れに(下)』が1998年12月刊なので完結から数えても20周年の節目を迎える。私は文庫版から読み始めた層なのでリアルタイム勢ほどの感慨はないが、文庫版にしたって2003年1月刊行スタートで、もうとっくに15周年を通り越しています。本編が全18巻で、他にプロトタイプのような位置付けの『王女グリンダ』と、外伝シリーズがいくつかあります。茅田作品の大部分はサーガを成しているので、後続シリーズも「デルフィニアの続き」と言って言えなくはないんですが……デル戦のイメージ引きずったままいきなり『暁の天使たち』を読み出したら愕然とするかもしれません。

 さておき、25周年を記念して発売される「特装版 デルフィニア戦記(全6巻)」は1冊ごとに新書版や文庫版の3、4巻分をまとめた合本となります。かつてハードカバー版が発売された『西の善き魔女』みたいな仕様ですが、収録範囲は本編のみ、外伝や『王女グリンダ』は入っていない。函入りで1冊あたり5800円(税別)、全巻購入すると4万円近い金が吹っ飛ぶ勘定だ。各巻に書き下ろし短編が付くとはいえ、よっぽど気合の入ったファンでないと手が伸びないと思います。来年3月から刊行を開始して、4月に2巻、6月に3巻、7月に4巻、9月に5巻、10月に6巻で終了――というスケジュール。せめてこの半額だったら購入を検討するところでしたが、さすがに厳しいというか無理だ。書き下ろしが気になるけど本編は文庫版持ってるしなー。図書館に入ったら読むかも。

 で。25周年を祝うに相応しいもっとビッグなニュースが控えているのではないか、と勝手に邪推しているんですが……アニメ化とか。さすがにないか? アニメ化と言えば『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』のアニメ化が決まったそうですが、「なんか似たようなタイトルの小説を誰かにオススメされて買ったような記憶があるな……」と調べてみた結果、2巻まで持ってました。タイトルが長すぎる作品増えてきたから所持済でもろくに記憶できていない……冗談抜きで区別が付かなくなってきて「ヤバイ」と痛感しました。そんな加齢に伴う嘆きはともかく、デル戦の愛蔵版が出たということは『流血女神伝』『炎の蜃気楼』も合本特装版が発売される可能性高まってきた、と考えてもいいのかしら。『流血女神伝』は来年で20周年、『炎の蜃気楼』に至っては再来年で30周年を迎えますからね。去年「昭和編」が終了したことでようやく「環結」したわけだし、炎ミラはマジで何か動きがあるかもしれない。といっても外伝含めて全74巻という超大作なので、愛蔵版でも20巻近く掛かりそうなんだよな……そういえば『破妖の剣』去年遂に完結したけど、あれも外伝含めると50冊超えるとか。実は炎ミラよりも先に始まったシリーズだから来年で30周年です。

 しかし炎ミラと破妖が終わって、赤川次郎の“吸血鬼はお年ごろ”シリーズもオレンジ文庫に移籍しちゃったから、もうコバルト文庫の看板は“後宮”シリーズくらいしか残ってないですね……今年に入ってから新刊が1冊しかない月もポツポツあるし、往時の勢いが夢幻のようだ。

アニメ「デート・ア・ライブIII」2019年1月より放送、ビジュアルや七罪役解禁(コミックナタリー)

 「もう続きはやんないのかな?」と思っていたデアラの新作がいきなり。1期目が2013年、2期目が2014年、劇場版が2015年だったからちょっと間は空いたけど、「久しぶりすぎる」ってほどでもない微妙な感じ。デアラは海外、特に台湾や中国あたりで人気あるらしいからそっちを当て込んでのことだろうか。このまま勢いが続けば『デート・ア・バレット』もアニメ化される……?

「アサシンズプライド」アニメ化企画進行中、暗殺教師×無能才女のファンタジー「通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?」茅野愛衣でTVアニメ化(コミックナタリー)

 『いづれ神話の放課後戦争』はこないだ完結したし、それ以外で巻数が伸びてる未アニメ化シリーズは数えるほどしかない(コレとコレを除くとあとは『Only Sense Online』『金色の文字使い』『豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい』くらい?)から「そうでしょうね」っていう。近頃はもう売上ではなく巻数で「ああ、アニメ化候補の枠に入ったな」と察せられる。「アニメ化の話が持ち上がるクラスでないと容赦なく打ち切られて続刊が出ない」わけで、アニメ化orダイな状況がますます加速しています。アサプラと二回攻撃はイラストが好みでなんとなく買い続けていたが、最近はアニメ化が決まってから既刊をまとめ買いしようかどうか検討し始めるくらい新作チェックが疎かになってきた。感性の鈍化に伴ってだんだん新しいシリーズに馴染むことが難しくなってきており、ここ数日でもっとも楽しんだライトノベルは『スレイヤーズ16 アテッサの邂逅』だったりする。このノリ、十数年前に一度「飽きた」と思っていたが、久々に触れるとやっぱ面白いわ。懐古抜きでエンジョイできた。ひさしぶりですっかり設定忘れていたからネットで調べた、とぶっちゃけてしまう作者の緩いコメントにも寛ぎを感じます。

・拍手レス。

 ふぅ、switch版Dies最初は買う気がなかったのですがカウントダウンボイスを聞いていたらついつい買ってしまいました。本編クリアはさすがにもう面倒かなと思ったのですが、最初からパンテノン序章が出来るのはありがたい。とりあえずちょっと触っただけですが感想一言サタナエルが棒演技じゃない......だ
 やっぱりパラロス勢は声優陣がガラッと変わるのかな……西田こむぎとか、新作ではもう何年も名前見かけないし。草柳順子はまだポツポツと仕事してるみたいですけど。パンテオンから入ってきた人がパラロスやって「絵も声も違いすぎじゃない!?」と驚く日が来るの楽しみにしています(公式サイトが1ヶ月以上に渡って更新されていない事実から目をそらしながら)。


2018-10-17.

ハイクオソフトが破産手続きを開始したと知って遠い目をする焼津です、こんばんは。

 「やたら延期が多い」ことと「ブランド名をよく『ハイオク』と間違われる」ことで有名なところだった。いわゆる「同人上がり」で、「ハイクオ」というサークルが商業化して「ハイクオソフト」になった。ブランドデビュー作は2004年の『すくみずポリス』だが、これはほとんど話題にならず、2006年の第2作『よつのは』からエロゲーブランドの一つとして認知されるようになりました。『よつのは』は「ヒロイン全員が幼なじみ」というコンセプトの青春恋愛モノで、ストーリーが「3年前」編と「現在」編に分かれているのが特徴。3年前はBカップだった子がCカップになっている……というふうに「成長」の要素が盛り込まれているんですけど、一番人気だったヒロインは「猫宮のの」という「3年経ってもほとんど見た目の変化がないロリキャラ」、「みんな欲望に素直だな」と感心するハメになった。のの人気は凄まじく、当然のように人気投票では1位を獲得し、彼女をメインに据えたファンディスク『幼なじみとの暮らし方』や全年齢向けアプリケーション『ののと暮らそ!』までリリースされるほど。『よつのは』も5回くらいの延期を経て発売された「やっとか‥…」なソフトだったが、その次の新作『さくらさくら』はなんと8回も延期しています。もはや「本当に発売された」ことで驚きが走るレベル。「桜菜々子」と「桐島さくら」、ふたりの「さくら」を巡る三角関係ラブコメ劇は快調にヒットし、ブランドを代表するソフトになりました。ファンディスク『さくらさくらFESTIVAL!』は当初の予定だと本編発売の翌年(2010年)にリリースされるはずだったが、これも延期が重なって実際にリリースされたのは2013年。本編発売から4年も経って出るFDというのはなかなかない。2014年の『ひとなつの』は延期せずストレートに発売されたが、内容的にはほとんど話題にならなかった。

 そしてブランド最終作となった『面影レイルバック』、「かつてのハイクオを思い出す」と言われるほど著しい遅延っぷりを見せつけ、最初は購入するつもりだった私も度重なる延期に呆れて離れてしまいました。発売後の評判も捗々しくなく、複雑な設定を用意してシナリオ重厚路線を匂わせつつも肩透かしな仕上がりになっていたとかで、「スタッフが途中で逃げてしまったんじゃ?」と噂される始末。もう立て直しは難しかろう、と予想されていたところに「破産」のニュースが飛び込んできたわけで、特段驚きはない。ないが、のの好きの一人として切なくなってしまうな、やはり。またひとつ、思い出のブランドが星になった……。

・「女の子が可愛いから」という理由で視聴した『色づく世界の明日から』、「いろんな要素盛り込みすぎでは?」と困惑しながらも続きが気になっている。

 今季のオリジナルアニメで、制作はP.A.WORKS。開始時点は「西暦2078年」と今から60年後で、当たり前だが科学技術はだいぶ発達している。こう書くと「SFなのかな?」って印象を受けるかもしれませんが、色あすの世界には「魔法」が日常的な技術として存在していることになっており、予備知識なしで挑むとまずこの段階で混乱します。未来で科学技術が発達していて魔法も存在する……『魔法科高校の劣等生』? 雰囲気的には『魔法遣いに大切なこと』の方が近いんですが、なんであれ「未来が舞台」という要素はすぐにどうでもよくなります。なぜなら主人公はお祖母ちゃんの魔法によって時を遡り、60年前、即ち「2018年の長崎県」へタイムスリップすることになるのですから。結局「現代の長崎県が舞台」ということになります。このタイムスリップ展開は本当に唐突で、主人公自身もワケがわからないまま60年前に飛ばされる。「これこれこういう事情で60年前の長崎県が特異点になっているからレイシフトして定礎復元してほしい」みたいな説明は一切なく、強引にお祖母ちゃんが60年掛かりの大魔術をブチ込んでくるんですよ。主人公に拒否権はありません。祖母の名前が「琥珀」なので「どうしちまったんだよ琥珀さん!」と叫びたくなります。

 「当時高校2年生だった私に会ってこい」と言われていたので仕方なくヤング祖母のところへ向かおうとするのですが、なんとイギリスに留学中とかで不在の有様。家族も「本当に帰ってくるのか心配」みたいなことを言っていて不安が募る。1話目どころか2話目すら写真しか出番がない。琥珀さんに会えないとストーリーが成立しないからいずれ出てくるんでしょうけど、もしこれでエピローグまで出てこなかったら『閉鎖都市・巴里』ですよ。1クールアニメとは思えないくらいゆったりとした展開なので、ひょっとして分割で2クール目もやるのかしら。「魔法が当たり前のものとして存在する世界」「60年前の祖母に会いに行く」これだけでもやや「積みすぎ」な気配が漂うのに、更に「主人公は魔法使いの家系なのに魔法がうまく使えず、『魔法なんて大キライ』と苦手意識を抱いている」「そのストレスが関係しているのかいないのか、幼い頃から色がわからなくなってしまって世界が灰色に見える」ともりもりに盛ってきます。恐らく恋愛要素も絡んでくるだろうし、「まとめ切れるのか、これ……」と先行きが不安になる。PAって当たるときは大きいけど、外すときも大きいんだよな。ほか、今季のアニメはオリジナルだと『グリッドマン』、原作付きだと『ゴブリンスレイヤー』が面白い。ゴブスレはこの勢いが続けば2期も狙えるか?

「ワールドトリガー」約2年ぶり連載再開!5号連続掲載ののちSQ.に移籍(コミックナタリー)

 ワートリ復活だ! 約2年ぶりか……もっと長かったような気がしていたけどそんなものか。作者の体調不良が原因で長期休載を余儀なくされていた『ワールドトリガー』は異世界からの侵略者たちに異世界由来の技術で立ち向かうSFアクション漫画です。集団戦闘描写の細かさが特徴で、敵も味方も「連携」を基本に動くためバトルシーンのひとつひとつがとても濃密であり、読み応え抜群。“ジャンプSQ.”は月刊だし、移籍後は単行本の刊行ペースが下がってしまうかもしれないが、それでも吉報であることに間違いはない。単行本の最新刊(19巻)は12月発売予定。正直18巻の話がどんなだったかうろ覚えになってきているが、読めば思い出すだろう。

『神域のカンピオーネス4』、12月にオーディオドラマダウンロードシリアルコード付き限定版を発売予定

 「オマケでDLシリアルコードが付いてくる」のではなく「DLシリアルコードが目玉の限定版」か……珍しいな。確かに今はスマホやタブレットなど基本的に光学メディアを読み込まない端末が増えてきているからドラマCDの需要は減ってきているのかもしれません。「カセットどころかCDも使ったことがない」って子も現れ始めているみたいだし、「ドラマCD付き限定版」みたいなのはあと数年程度で市場から消えていくのかもしれない。というかもう「ドラマCD」自体が死語になっていくんだろうな。

【開催中】「幕間の物語キャンペーン 第7弾」開催!

 FGO、ハロウィンストライクはとっくにミッションコンプしちゃってるし何か来ないかな〜、と期待して待ち構えていたら暇な時期特有の幕間キャンペーン到来。今回は8騎のエピソードが追加されています。ほとんど高レアだけど恒常☆3の胤舜がいるぶん前回(第6弾、☆3はスト限のレジライだけ)前々回(第5弾、追加された6騎すべてが金鯖)よりはマシか。今回はアサシン率が高く、8騎中4騎、つまり半数が殺の幕間開放となっています。クレオパトラは宝具強化、新宿のアサシンにはスキル強化が来ている。その他で強化が入ったのはメイヴのみ、あとはみな石配布です。

 クレオパトラの幕間「心の在処」は「最高のシェイプアップ」を求めて様々な戦闘シミュレーションに挑む、というもの。彼女がなぜそんなものを求めているかはわざわざ書くまでもない。クリアすると宝具のランクが「A」から「A+」に昇格し、威力UPと新たな付随効果が追加される。検証はしていないけど、これまでのパターンからすると強化後の宝具火力は2、3割増になるのかな。パトラさんはイベント周回でも大活躍してくれる主力アサシンだけに強化が来たこと自体は素直に嬉しい。だが、これまで一度も「弱い」と感じたことがなかったので急に強化入った理由がわからずちょっと困惑している。☆5の割にATKが低めとはいえアサシンにしては珍しいB2枚持ちで素殴りもそこそこ強い。Q性能良くて星が稼げるおかげもあってクリティカルをバシバシ決めていくことができ、NPも信じられないような高効率で溜まっていくから宝具連発したり200%までチャージするのも割と簡単だし、1ターン無敵+弱体解除+スター獲得の複合スキル「女神の加護」も強力だし。強いて言えば「皇帝特権」のバフが確率発動なので不安定な部分があることと、宝具火力低めなことがネックであった。後者が今回の宝具強化によって解消されたため、「皇帝特権」以外は隙のないユニットへと変貌。新たに加わった付随効果も「強化無効状態を付与(1回・3ターン)」とレアな奴、高難度で活躍できる幅も広がりました。全体に強化無効を付与できるスキルや宝具は今まで存在しなかったから役割が変わってくるかもしれない。と、これだけやっておきながらクレオパトラのピックアップ召喚を復刻しない運営の判断は謎だ……。

 新シンさんはスキル強化で「自身のスター発生率をアップ」という地味な効果しかなかった「諜報」が「Q性能UP&クリ威力UP&スター発生率UP」の複合スキル「ドッペルゲンガー」に。去年のハロウィンストライクでフレから借りたときに「器用に星操作できるのは面白いけど、クリ威力UPスキルや宝具発動時のカードバフがないのは物足りないな」と感じたので、イイ具合の強化なのではないかと思う。メイヴのスキル強化は魅了スキル「魅惑の美声」に防御デバフを追加し、「愛しき私の蜂蜜酒(マイ・レッド・ミード)」へ変更された。これスキルじゃなくて宝具ですよね、マテリアルに書いてあった。「自分の経血を混ぜた赤い蜂蜜酒を夫たちに配った」という逸話に由来するもので、規制に引っ掛かりかねないからFGO本編ではお蔵入りになったんだろうと考えていたが……本当に大丈夫なのか、その幕間。ともあれ、男性エミネー以外には死にスキルだった魅了の使い道が増えてよかったのではないかと。メイヴちゃん、☆5ライダーの中ではもっともATKが低く、対男性エミネーに特化した設計のせいで「魔境」と呼ばれる☆5ライダー界においてあまり評価されてこなかったユニットであるが、度重なる強化(なんとこれで3度目になるそうな)を経て「強い」と言い切れるようになってきました。

 さあ、引くなら今だよ! とばかりに同じく幕間追加されたクー・フーリン・オルタや段蔵ちゃんたちと一緒にピックアップ召喚も開催中。メイヴちゃんの単独ピックアップはちょくちょくあったけど、オルタニキが単独でピックアップされるのは2016年5月の「イ・プルーリバス・ウナムピックアップ3召喚」以来であり、これを逃すと次はいつになるかわかりません。段蔵ちゃんも常時ピックアップ対象だから、ぶっちゃけすごく回したい。でも一週間後にONILAND開園を控えてるんだよな……イベ礼装引きたいし、こっちのピックアップをガチャるとしたら新ハロイベ開催後の28日か29日ですね。余力が残っているようならチャレンジしたい。

・宇野朴人の『七つの魔剣が支配する』読んだ。

「術式の暴走で再起不能になった者がいる。呼び出した何かに引きずり込まれて行方知れずになった者がいる。発狂して殺戮に及ぼうとした末に同級生から止めを刺された者がいる。――各々の末路は様々だが。それら全てを指して、魔法界ではこう呼ぶ。『魔に呑まれる』と」
 これから七年のうち二割がそうなる、と魔女は告げている。(中略)
「一昨年も去年も、そして今年以降も、そうした輩が絶えることはない。なぜか分かるか。――それが魔道を学ぶということだからだ」

 『天鏡のアルデラミン』を完結させた宇野朴人による新作、今度は魔法学園モノです。「ある想い」を胸に大英魔法国(イェルグランド)の名門「キンバリー魔法学校」へ入学した主人公は、そこで様々な人たちと出逢う。青春と魔法、冒険と剣戟が入り乱れるちょっとアクション要素強めのファンタジーだ。舞台は一応異世界ですが、ヨーロッパに相当する「連合(ユニオン)」があって、「東方(エイジア)」に「日の国(やまつ)」がある、という感じで地理的にはほぼそのまんまです。魔法や亜人、モンスターが存在する世界なので歴史面はだいぶ違うかも。作中の暦が西暦と対応しているなら16世紀頃、ルネサンスや戦国時代のあたりであるが、既に「人権」という概念は発生しているらしい。「長きに渡って動物扱いされていたケンタロウスの人権がようやく認められた」あたりは『セントールの悩み』を彷彿とする。

 設定見て短絡的に「ラノベ版ハリーポッターかな?」と思ったが、実際に読んでみると『魁!!男塾』だった。次から次へとトンデモない連中が出てきて「これが学園モノか!?」ってほどのカオスっぷりを見せつける。その場でキメラを出産する魔女が「闇の軍勢」とかではなく単なる「上級生」なんですよ……先輩たちが人外すぎてヤバい。少なく見積もっても男爵ディーノに匹敵するくらいのインパクトはあります。「魔法」といいつつ「魔」の要素がほとんどないファンタジーも多い中、七魔剣は「魔道とはすなわち外道である」という意識を崩しておらず、「気はいいけどヒトデナシ」なキャラがわんさか出てくるおかげで終始ほのぼの殺伐とした作品に仕上がっています。「人倫を踏み外す」ことに抵抗を覚えるキャラもおり、ある程度読者が付いていけるように配慮されている節はあるが、「まだ見ぬ悪鬼外道どもを想像してワクワクするぜ」ってタイプの人じゃないと今後はしんどいかもしれません。ヒロインであるサムライ・ガールのナナオちゃんも笑顔は眩しいし決して悪鬼外道ではないんだけど、平然と捨て奸をかます島津系女子だしな……。

 魔法学園モノだから当然授業シーンはあるし、鼻持ちならない貴族主義の生徒が決闘を申し込んでくるようなお約束の展開もある。怪しげな陰謀も蠢いているし、普通に死人の出る学園内迷宮もあったりする。作者の「打ち切られたくない!」という気持ちの発露なのか、とにかくいろんな要素がブチ込まれていて充実盛り沢山な内容の1冊となっています。400ページと結構分厚く、読み応えたっぷり。積載されている要素が多いせいで解説するポイントを絞り込むのが却って難しいんですが、特徴を一つ挙げるなら「魔法剣」ですかね。「魔法だと詠唱に時間が掛かって至近距離の戦闘に対応できない」という理由で魔法学校の生徒たちは剣術も学びます。詠唱ナシの簡易魔法と組み合わせた特殊な剣技、それが「魔法剣」です。詠唱を省いているから魔法としての威力が低く、直接相手を殺傷するようなことはできないけど、たとえば相手の足場を柔らかくして態勢を崩したり、自身の体を操って物理法則に逆らうような動きをしたりなど、補助的な用途で超常的なソードアーツを繰り広げる。七魔剣の世界は「魔法使い」と「普通人」の間に確執があるみたいで、「前衛は普通人の戦士、後衛は魔法使い」というRPGチックな運用はされておらず、「前衛の魔法使いと後衛の魔法使い」ってふうに魔法使いだけで固まっている模様。そのため魔法使いは魔法を使うための白杖と、近接戦闘に用いる杖剣を一振りずつ腰に差すのが基本スタイルとなっています。

 で、タイトルに入っている「七つの魔剣」はこのへんから来ています。ただ、魔剣といっても「魔剣・グラム」とか「魔剣・ストームブリンガー」とかみたく「剣そのもの」を指しているわけではありません。そう、「魔剣・昼の月」みたいな「繰り出せば必ず相手を斃す絶技」を表す言葉なのだ。要するに「奥義」とか「秘剣」の類です。魔法剣の極みであると同時に生死を分かつ重要な機密事項であり、術理の詳細はもちろん「魔剣を習得しているかどうか」さえ大っぴらに口にするべきことではない、とされている。魔法剣の歴史において、現存するとされる「魔剣」は六つ。「七つの魔剣」とタイトルに冠している以上、この物語には「七つ目の魔剣」も出てくることになる。その切っ先がどこに向かうのか。そして誰もが抱く疑問、「魔剣と魔剣がぶつかり合ったらどうなるのか?」――答えは2巻以降になります。

 冒頭だけパラ読みするつもりが「もうちょっとだけ、もうちょっとだけ」とページめくっているうちにすっかり読み終えてしまった。キャラの個性は控え目と申しますか、あまり強烈な奴はいないんですけど、組み合わせの妙なのか掛け合いに目を通していると中断するタイミングを見つけるのが難しくてつい読み続けてしまう。文句なく面白かった。「七つの魔剣」のほとんどは詳細不明であり、完全に「俺たちの学校生活はまだ始まったばかりだ!」なので、2巻や3巻で打ち切られないでくださいよ……ホント頼みますから。


2018-10-12.

電撃文庫12月の刊行予定『剣と炎のディアスフェルド』の新刊が載っていなくて不貞寝している焼津です、こんばんは。

 最新刊である3巻が出たのは去年の11月だからさすがに危機感を覚え始めている。「まだだ、まだ慌てる時間ではない、『七姫物語』コースに入っただけだ……」と震える声で呟いてみるものの、単純に寡作だった『七姫物語』と「初稿はラストまで完成している」ディアスフェルドを比較していいものかどうか判断に迷う。念のため解説しておきますと、『七姫物語』は第9回電撃ゲーム小説大賞「金賞」受賞作(当時はまだ「電撃小説大賞」ではなく「電撃ゲーム小説大賞」だった)として2003年2月にスタートしたシリーズで、ライトノベルというよりはジュヴナイル系のファンタジーに近く、寡作ながらも高品質な文章に裏打ちされたストーリーで静かに熱い人気を集め、打ち切られることなく最終巻まで無事走り抜けた。ちなみに「2003年2月」は成田良悟が『バッカーノ!』でデビューした月でもある。『七姫物語』の最終巻第6章が刊行されたのは2011年、前巻から3年以上も経っての完結でした。ディアスフェルドの佐藤ケイも『天国に涙はいらない』という未完のまま放置されていたシリーズを5年ぶりくらいに完結へ漕ぎつかせた実績があるし、望みを捨てるのはまだまだ早い。三枝の『ウィザーズ・ブレイン』だって上巻が出たまま4年以上も中巻や下巻が出ていないのに、ファンたちは全然絶望していないんだもんな! ……いや、三枝の方はいい加減慌てろよって思いがなくもないですが。もともと寡作気味とはいえ最長3年、これまで4年も間が空いたことはなかったぞ。もはや待ってることすら忘れそうになる。ジョーク抜きで「ウィズブレよりも先に『キマイラ』の方が完結するんじゃないか」という気がしてきました。

【『シスプリ』キャスト&監督コメント到着!】奇跡のコラボ? 10月アニメ『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』の第1話に『シスター・プリンセス』の妹たちが大集結!(電撃G's magazine.com)

 TLで急にシスプリの話題が盛り上がり始めて何事かと思ったら、今季のアニメの冒頭で12人+1人の妹たちがオリジナルキャストで集結したというサプライズがあったそうな。雑誌企画として始まったのが1999年、もはや前世紀であり、アニメ第2弾の『RePure』すら2002年で16年前となっています。10代の子は普通に知らんだろうし、20代でも「どっかで見聞きしたことあるような……」ってレベルだろう。私は『RePure』の放送を観た程度でそんなに深くはハマってなかったのだが、CGサイトの巡回を日課としていた時期なので、「あの人やあの人もシスプリの二次創作やってたなぁ」と懐かしくなってしまう。「更新が間遠になって通わなくなっちゃったけど、シスプリ絵描いていたあの人は今どうしてるんだろう」と検索したら、現在はシャニマスの4コマを描いていた。「一方的に知っている相手」でも元気そうにやってるところを久々に見ると何だか嬉しくなる。シスプリの声優たちもこれだけ時間が経ってよく一堂に集まったよなぁ、と素直に感動しています。一度かぎりのコラボ企画だから何とかなった面もあるのでしょうが、ひょっとするとコラボ企画第2弾や第3弾もあるかもないかも。「お空の世界」ことグラブルとのコラボとか……14日から『ふたりはプリキュア』とのコラボが始まるくらいだし、あながち「ありえない」とも言い切れないのが怖いところ。

「ソードアート・オンライン アリシゼーション」「とある魔術の禁書目録V」特集 川原礫×鎌池和馬×三木一馬鼎談(コミックナタリー)

 川原礫と鎌池和馬が会話していることに謎の感動を覚える記事です。かまちー、そもそも露出が少ないもんな。ずっと前に竹宮ゆゆことの対談記事を読んだ覚えがあるけど、「あまり表に出てこない、相当なレアキャラ」なのでこの記事も保存しておかないと。内容については、「ゲーム」を題材にしたフィクションとして『連射王』『スラムオンライン』を例に挙げる川原礫にまず親近感を抱いた。作者本人が「現実世界で戦えば、キリトは上条さんにもワンパンで負ける」と言い切ってるのも面白い。「桐ヶ谷和人は現実世界においてひ弱な少年に過ぎない」ことはフェアリィ・ダンス編あたりから一貫して書き続けていますね。川原が「僕はプロットを書かないし、キャラクター設定も作りません」と語っているのは意外な気もする一方、なんとなく納得できる面もある。とにかく書くのが好きな人というか、文章読んでいると「書きながら考えるぜ!」ってムードが伝わってくる。完結に至るまでのプロットすべてを完成させてから新シリーズ開始する川上稔とかの方がこの業界では珍しいのかもしれない。川上稔クラスでないと「完結まで刊行してもらえるだろう」って自信が持てない、という前提もあるしな……ホライゾンのアニメ化企画が持ち上がったとき、編集部から呼び出しを受けて「まさか打ち切りか?」という心配を真っ先に抱いたってくらいだから、川上稔クラスでもなかなか確たる自信は持てないみたいだけど。鎌池が「2メートルの刀なんて出したって画面に入らない」と七天七刀について反省している件は笑った。川原に比べるとかまちーは言葉少なでやや物足りなさが残るけど、こういう記事は読んでいて楽しいのでどんどんやってほしいですね。

・拍手レス。

 ゴルカムと見せかけてゴルゴムだったら金時の出番も作れますね!
 ピックアップがシャドームーンでTLに悲鳴が渦巻く流れですね、わかります。


2018-10-08.

『イコライザー2』観てきた焼津です、こんばんは。

 内容を超要約すると「メチャクチャ強いデンゼル・ワシントンが今回も悪党どもを容赦なくブチのめす」ってな具合で、ストーリーそのものはあまり凝らずシンプルにまとめています。監督は引き続き「アントワン・フークア」。続編映画にありがちな「俳優は一緒なんだけど監督が変わっているせいで『なんか違う……』ってモヤモヤする」現象も発生せず、安心してフークアの映像美に酔い痴れることができる。とにかく映像の流れがスムーズで目に心地良い。しかし、「悪党どもをブッ倒してスッキリ!」な1作目に比べると2はダークな色合いが濃くなったと申しますか、観終わった後に緞帳の如く暗澹とした気分が降りてくる。「悪党どもを倒してもスッキリはしない」点で明確に1作目からムードを変えてきています。イコライザーの暗黒面を強く押し出している感じですね。最後の敵を殺す際に映るマッコールの無機質な眼、昆虫めいていて肝が冷える。それでも希望の残るエンディングを迎えるし、やろうと思えば3だって作れそうな雰囲気が漂っている。監督を変えないかぎりは3でも4でも5でもどんどん制作していってほしい。

「とある科学の一方通行」2019年TVアニメ放送&「とある科学の超電磁砲」第3期決定(コミックナタリー)

 これまでの停滞が嘘のように一気にドッと来たな。『とある科学の一方通行』および『とある科学の超電磁砲』『とある魔術の禁書目録』のスピンオフ漫画で、本編に登場したキャラである「一方通行(アクセラレータ)」と「超電磁砲(レールガン)」こと「御坂美琴」をそれぞれ主人公に据えている。とある〜はライトノベルやアニメのイメージが強いですけど、何気にコミカライズ作品も10年以上連載が続いていたりして息が長い。更に一方通行には『とある偶像の一方通行さま』という「一方通行がアイドルに!?」って冗談みたいな派生作品があり、超電磁砲の方にも『アストラル・バディ』という食蜂操祈の側近「縦ロール子」こと「帆風潤子」を主役に抜擢した「外伝の外伝」があって、学園都市シリーズはもはや魔界都市ばりのゴチャゴチャぶりになっています。

 『とある科学の一方通行』は1巻だけ読んだんですが、あまり盛り上がるところのない内容で、正直2巻以降を読む気になれなかった。そんなに長く続かないのではないか……と思っていたが、今月にはもう9巻が出るとかで二桁台目前。私に見る目がなかったということだろう。アニメは観る予定なので、もしそっちが面白かったら原作漫画も再開するつもり。『とある科学の超電磁砲』はアニメの1期目が2009年、2期目が2013年だったから結構間が空いた勘定になる。月刊連載のせいであまりストックがない(このため1期目も2期目もオリジナルエピソードが多い)から仕方ありません。2期目で「妹(シスターズ)編」まで消化したから、もし原作通りにやるなら3期目は「大覇星祭編」ですね。キービジュアルが体操服姿の美琴とみさきちだから「裏をかいて大覇星祭編は全部飛ばします」なんてことはしないだろう。問題はそのまま「天賦夢路(ドリームランカー)編」に行くのかどうか。先述した外伝『アストラル・バディ』はドリームランカー編の裏エピソードという位置付けなので、ドリラン消化するならこっちも取り入れようとして先送りにするのではないか……って気がします。超電磁砲は「後半をオリジナルエピソードで埋める」が恒例化していますし、たぶん4期の放送もほぼ確定してるんじゃないかってムード漂ってますし。何であれ6年ぶりの超電磁砲、素直に楽しみです。電撃と言えば『俺を好きなのはお前だけかよ』もアニメ化決定らしい。来年あたりには『86―エイティシックス―』来るかな。『剣と炎のディアスフェルド』……は映像化以前にまず原作の新刊を出してほしい。頼む、12月の新刊予告に載っていてくれ……。

アニメ「ゆるキャン△」第2期制作決定!花守ゆみり「キャンプ、またやろうね!」(コミックナタリー)

 「あれだけヒットしたんだし、当然だろう」って気持ちと「ストック大丈夫なのか?」って心配が綯い交ぜになる。なに、いざとなればアニメオリジナルという手もある! ……不安しか高まらないな、それ。女子高生たちがタイトル通りゆるりとキャンプを楽しむアウトドア系日常ストーリーで、特に激しい展開はないのにムードが良くて引き込まれ、気が付けばあっという間に30分が経過している――という「楽しすぎて時間感覚がおかしくなるアニメ」です。一挙放送なんか観始めたら止まらなくなってしまうので要注意。出不精の私ですら遠出したくなるほどの魅力を放っておりますゆえ、もともとアウトドア志向の人が視聴すると「あああ! 野外生活してえ!」と発症してしまうかもしれません。2期ではグビ姉の出番ももっと増えるといいなぁ。というか、“きららフォワード”連載作品としては初の2期決定ですね。割と話題になった『がっこうぐらし!』でも2期が来なかったことを考えると相当な快挙だ。2期だけではなくショートアニメや映画版も予定されているそうでワクワクが止まらないぜ。

OVA「ストライク・ザ・ブラッドIII」発売日決定、キャスト登壇のイベントも開催(コミックナタリー)

 テレビ放送していないからどんどん知名度は下がっているだろうが、「固定ファン層をターゲットに絞り込んだビジネス」として安定期へ入った感のあるストブラOVA、遂に第3弾が確定です。やったー。さすがにそろそろ「ストブラ」と言われてもピンと来ない人が現れてきそうだから念のため説明しよう。ストブラこと『ストライク・ザ・ブラッド』は2011年に刊行開始したライトノベルのシリーズ作品で、ひょんなことから「第四真祖」という強力無比な吸血鬼になってしまった主人公「暁古城」がお目付け役の女子中学生「姫柊雪菜」とともに様々なトラブルへ巻き込まれていく、いわゆる「学園異能バトル物」です。最近は異世界モノに押され、衰退著しい伝奇系ジャンルである。多彩なヒロインたちが主人公に対して好意を向ける擬似ハーレム物でもあるが、正ヒロインたる姫柊の存在感は揺るぎない。「コミカライズ含め既刊すべての表紙をずっと姫柊雪菜が飾っている」ことから彼女の凄まじい人気ぶりが窺えるだろう。個人的には煌坂の方が股間に響くのだが、姫柊の程良いムッチリ感も捨てがたいと思っている。

 OVAだとお色気描写に関する規制が緩いから、という事情も影響してこういう「TV放送を介さない続編展開」が続いてきているのだと考えられます。2013年にTVシリーズとして2クール放送され、「2期もやってやれなくはない程度の数字」を叩き出しましたが、2015年に発売されたOVA(全2巻)の売上が好調だったことからか「今後は基本的にOVAのみで展開する」ってふうになりました。2016年から2017年にかけOVA第2弾を全4巻、計8話分リリース。今年から発売開始されるOVA第3弾は更にパワーアップし、全5巻、計10話分もの新作アニメを拝むことができる。OVAだけで20話も制作されている勘定になり、そろそろTVシリーズの話数を追い越しそうな雰囲気だ。原作15巻、「聖殲編」完結まで描くとのこと。原作は来月に最新刊の19巻が出るくらいだから、OVA第4弾の企画もそう遠くないうちに動き出すでしょう。「これまでの三雲作品と比べてかなり薄味」という印象から長く既刊を積み続けていたシリーズであるが、崩し始めるとキャラたちに愛着が湧いてくる影響もあって薄味かどうかはあまり気にならなくなってきます。でもやっぱり「三雲作品はストブラしか読んでない」って人には『アスラクライン』とか推したくなる。面白くなってくるまでが長いんですけど、後半の畳み掛けるような展開は圧巻ですよ。ラストが若干拍子抜けではありましたが。「長いシリーズ作品は時間がなくてちょっと……」という方には『旧宮殿にて』がオススメ。レオナルド・ダ・ヴィンチを探偵役にしたシリーズの1冊で、短編集。1作ごとに趣を変えてくることもあって数冊分まとめ読みしたような充実感が得られる。同シリーズには長編作品として『聖遺の天使』もあるが……実はこの2冊しかありません。3冊目をずっと待ってるんですが、出る気配ナシなんですよね。手広くやってる反面、長く続くシリーズはひと握り。それが三雲岳斗であり、ストブラの巻数がこんなに重なっているのはもう奇跡的と言っていい。メディアミックスの波間に消えていかなくて本当によかった。

【予告】期間限定イベント「神秘の国のONILAND!! 〜鬼の王とカムイの黄金〜」開催予定!

 これが前々から予告されていた第二部クリア前提イベントか。タイトルだけではわかりにくいが、要するに2018ハロウィンイベントです。あらすじの「ハロウィンなのでレイシフトすると」という書き出しからして既におかしいが、内容はもっとトチ狂ってるんだろうな……参加条件はリンク先に書かれている通り「第2部 第2章「Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング 消えぬ炎の快男児」をクリアしたマスターのみ」「※亜種特異点(TからWまで)をクリアしている必要はありません」、1.5部以外の本編すべてを読了している必要があります。「雪の妖精の如き英霊」と形容されている「謎の少女のサーヴァント」がゲッテルデメルングに登場しているあのキャラだから――なんでしょう。それにしても、参加条件が結構厳しいくせに「当ランドは来る者拒まず、すべてのお客様を歓迎します!」と謳っているのが皮肉というか何というか。「来る者拒まず(来れるもんならな!)」「すべてのお客様を歓迎します!(お客様以外は門前払いします!)」

 どんなストーリーなのか今のところタイトル以外はほとんど手掛かりがない状態ですが、とりあえず今年も配布サーヴァントはある模様です。しかしイベント限定「★4(SR)サーヴァント」としか表記されておらず、真名に関してはまるきり伏せらている。容姿はどっからどう見ても酒呑童子なんですが……サバフェスのときに茨木がチラッと口にしていた護法少女「鬼救阿(オニキュア)」に成り切っているのか? それとも「酒呑っぽい外見だけどまったくの別人」というパターン? 「鬼の王」から察するに悪路王とか大嶽丸あたりかな。どちらも坂上田村麻呂が討伐したとされるボス級の鬼で、大嶽の方には「美しい童子へ変化して鈴鹿御前に求婚した」という逸話があるから見た目が酒呑でもそこまでおかしくはない。ただ、狐か何かの使い魔(式神?)を従えている様子からして「鬼ではない」可能性も捨て切れません。むしろ陰陽師とか山伏とかの「鬼を狩る側」かも。さすがにここで鬼一法眼や安倍晴明、役小角が来るとは思えないが……面白いところでは「ダキニ天」説も見かけました。屍を喰らうインド神話の魔女「ダーキニー」に由来する神です。ダーキニーは野干(ジャッカル)から発祥した存在(種族?)と見られている(諸説ある)んですけれど、ジャッカルのいない日本では狐に置き換えられ、やがて稲荷神と習合することになりました。白狐に跨る姿で描かれることが多い、ということを考慮するとライダー? 酒呑童子の恰好をしている理由は不明確だが、「大嶽丸の変化」よりはそれっぽい。ちなみにダキニ天を祀った密教として有名な真言立川流の流れを汲む型月キャラとして「殺生院キアラ」という人がいるんですが……まさか彼女にも出番が?

 「カムイの黄金」は明らかに『ゴールデンカムイ』を意識したものと思われるので、随所にパロディを仕込んでいるかもしれません。「ドロップアイテム『刺青人皮』を集めよう!」はないにしても、チタタプを作り始めたり「不死身のヘラ元」が出てきたりくらいはあるかもしれず。舞台が蝦夷地(北海道)だったら土方さんも特攻サーヴァントになるかしら。その気になれば「義経北行説」(衣川の合戦を生き延びた義経は蝦夷に渡りカムイとして祀られた、という伝承)を持ち出して牛若丸の出番を作ることもできるし、夢が膨らみますな。ネタが古いことも多い型月のことだからゴルカムと見せかけて『カムイの剣』パロディで若年層を困惑させる未来も充分予想できる。「黄金のカムイ」じゃなく「カムイの黄金」になっているのは「ラインの黄金」を絡める気満々だからだろうな……参加条件が厳しい期間限定イベントは「実質本編」というのがこれまでの習いなんで、与太話と見せかけてガッツリ重要な情報をブチ込んでくるものと考えられます。

 で、肝心のピックアップは誰なのかということなんですが……やはり「謎の少女」こと○○○○? だとするとゲッテルデメルングでの登場は前振りだったということになりそう。まさか村正よりも先に○○○○が実装されることになりそうだとは。「はやくしろっ! 間にあわなくなってもしらんぞーっ!」とばかりにAP消費1/4&1/2キャンペーンも実施中です。復刻とはいえイベント開催中なのに強引に捻じ込んできたな。とうにクリア済で「私は関係ないから」と読み飛ばしている方、要注意です。現在マスターミッションに「【期間限定メインクエストクリア応援】ミッション」が追加されており、キャンペーン開始前からクリアしていた人も報酬が受け取れるようになっている。金林檎10個と聖晶石10個、それにALL金種火が10×10で計100個。受け取り期間は来月の4日まで、約一ヶ月間なので忘れずに貰っておきましょう。林檎と石は即座に所持品として追加されますが、種火は受け取った後に一旦プレゼントボックスへ行くので「ギル祭のおかげで種火は有り余ってるんだよなー」って方もとりあえずタッチしてプレボ送りにしておけば宜しいかと。どうせすぐにメカエリやハロ酒呑ちゃん(仮)で使うことになるわけですし。

・拍手レス。

 FGOは今年が残り90日弱しかないと考えるとイベントの間隔空けてる余裕がないんでしょうねぇ。復刻ハロウィン・今年のハロウィン・復刻クリスマス・今年のクリスマスで各々開催期間2週間だとするとこれだけで56日分費やされますし、ここに第二部3章4章を実装する予定があるなら今後もかなりタイトなスケジュールになりそうです
 かなりギチギチですよね。たぶんプリズマコーズの復刻も11月あたりに捻じ込んでくるだろうと予想されますし、年内の第二部は3章までで4章以降は来年になるかもしれません。


2018-10-05.

・第2期も始まったしそろそろ崩さなきゃ、ってことで『Thunderbolt Fantasy 生死一劍』のBDやっと観たんですが、凜雪鴉(リン・セツア)が信じられないほどのクッソ外道で「よくこいつ味方面して出てこられるな」とほとほと呆れた焼津です、こんばんは。

 公式のリンクが「gaiden」となっていることからもわかる通り『生死一劍』はサンボルにおいて外伝的な位置付けの作品です。「殺無生編」と「殤不患編」の2本立てで、前半の「殺無生編」は公式ノベライズ『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀 外伝』に収録されている江波光則の小説が原作で、第1期以前まで時間を遡った前日譚(プリクエル)。後半の「殤不患編」は虚淵玄による書き下ろし脚本で第1期の後日談であり、第2期へ橋渡しするブリッジめいたエピソードでもある。

 「殺無生編」はとにかく凜雪鴉の外道ぶりが冴え渡る話で、さすがに殺無生が可哀相になる。凜雪鴉のことを「掠」なんてあだ名で呼んでいて少し心を許しているあたりが可愛くて胸を締め付けられます。メルクリウスといい、鳥海は能弁クソ野郎演技がホント巧いな。ブックレットでも語っていますが、この「殺無生編」は「虚淵が初めて他人の原作を脚本化したもの」となっている。脚本家デビュー作の『BLASSREITER』はオリジナル企画で、次の『Phantom〜Requiem for the Phantom〜』は自身のゲームが原作、それ以降はまどかを初めとしてオリジナル企画がほとんど。虚淵さんは筆が速いタイプじゃないですから、基本的に「他人の原作を脚本化する」仕事は回ってこないんですよね。ともあれクライマックスの大虐殺描写は凄まじくノリノリで、「これTVで放送できない奴なのでは?」と心配になるほどだった。

 「殤不患編」は蔑天骸亡き後の東離が舞台。呑気に過ごしていた殤不患は寂れた酒場で「吾こそは玄鬼宗を滅ぼした殤不患なり」と言い張る「偽の殤不患」に遭遇して……というややコメディタッチな話。偽物の口から語られる「ウソの総集編」には苦笑いが絶えぬこと請け合い。「殤不患の美貌にメロメロになってしまう獵魅」はちょっと観たかったな。本編だと「おいおい瞬殺だよ」な扱いでしたからね……偽物騒動が決着した後、視点が西幽に移って2期の登場キャラクターである蠍瓔珞(カツ・エイラク)や嘯狂狷(ショウ・キョウケン)、浪巫謠(ロウ・フヨウ)たちが顔見せします。瓔珞ちゃん可愛いけど獵魅らないか心配。「うっすら聞き覚えのある声だな」と思ったらCVは高垣彩陽だった。そういえば、あやひーはTVシリーズ版Phantomのエレン演ってたっけ。これで2期観れるようになったけど、もうちょっと話数が溜まってからにしようかな、ってことで録画した1話目はまだそのままにしています。1期の経験からするとサンボルはまとまったボリュームで観た方が面白いですからね。とりあえず凜雪鴉は相変わらずド畜生なんだろうなってことは観なくても伝わってくる。

アニメ『マナリアフレンズ』が2019年1月より放送開始。キービジュアルとPVが解禁(電撃オンライン)

 あっ、放送直前に無期延期となってそのまま続報がずっと来なかった『マナリアフレンズ』だ! やっと凍結から解き放たれたのか……本来は一昨年2016年の4月に「ULTRA SUPER ANIME TIME」というショートアニメ枠で放送されるはずだったんですが、「諸般の事情により」延期となってしまった作品です。ちなみにマナリアが抜けたところは『ぷちます!』で穴埋めされた。USAT自体がこのときを最後に番組表から消えてしまったので、復活しようにも枠がない状態だったのかもしれない。「“アン”と“グレア”の2人を描いたショートアニメ」と書いてありますから、企画としてはUSAT時代からあまり変わっていない模様。

 原作は『神撃のバハムート』というソーシャルゲームながら、『グランブルーファンタジー』でもこの2人をメインにした「孤独の竜姫」というイベントが過去に開催された。期間限定イベントだったが、現在はサイドストーリーで読むことが可能。なお先月開催されていたイベント「蒼空(ソラ)の向こう側」もマナリア魔法学院を舞台にしたエピソードで、アンとグレアもちょっとだけ出てきます。この流れからすると、来年の頭あたりにマナリアフレンズコラボイベントが開催されるんじゃないでしょうか。「孤独の竜姫」の配布がSRグレアだったから、今度はSRアンか? このふたりは戦闘中の掛け合いボイスがあるから通常グレアと合わせるため火属性になっているかもしれません。何ならSRハンナでもいいぞ。

 それにしても、ミラ先生を見るたびなぜか恋楯の麗美先生を思い出してしまう。サブキャラであまり大した出番はなかったけど、プレー当時の感想文に書いてある通り「一緒に卒業式を迎えましょう」って微笑みかけてくるシーンはやけにグッと来たんだよなぁ。

・長かったような短かったようなギル祭こと「バトル・イン・ニューヨーク2018」も遂に終幕の時を迎えた。さらば魅惑のボックスガチャよ。霊基再臨させるうえでずっとネックになっていた「虚影の塵」不足が解消され、手持ちの鯖はすべてレベルマ達成したので当分種火集め作業から解放される。QPもアポコラボ以来久々に潤沢な状態で宝物庫もお休みしていい。実りあるイベントとなった。

 最後の超高難易度、フィナーレ「金色のメトロポリス」は予想通りそんなに難しくなかったです。例年通りサーヴァントが次々と登場する、俗に言う「鯖ラッシュ」系のクエストで、ビリー、ネロブラ、バニヤン、アンメア、ジキハイ、槍メドゥーサ、術ギルの7騎を撃破すればクリア。注意点は「それぞれ退場時に特殊効果が発動する」ことと「自身以外のHPが0になるとチャージ満タン&宝具威力アップする」ネロブラの存在。ネロブラを落とすと控え含む全員に3回ガッツ(解除不可)が掛かって面倒臭いので、ネロブラは後回しにして他を倒していく方が手っ取り早い。土方さんをアタッカーに据え、彼に攻撃が行かないよう月霊髄液ゲオルギウス、スノー・パイレーツオルテナウスマシュ、看板娘アヴィケブロンでタゲ管理していきました。あとちょっと、というところで土方さんが脱落してしまったけど、カード固定スキル目当てでなんとなく借りたフレのレベル100スキルマ水着BBちゃん(礼装は凸リターン・マッチ)が残った術ギルとネロブラをクリティカルであっさり消し飛ばして終了。「カード固定」のイメージが強かったけど、クリ威力アップあるからアタッカーとしても普通に強いなこの子。

 というわけで今年のエキシビジョンクエストは無事すべて突破しました。去年に比べると土方さんよりメルトの方が活躍していた印象。一番の功労者はほぼすべてのクエストに出撃してもらった孔明ですが。たとえ世が大スカディ時代であろうと、うちの酷使キャスター枠はやっぱり貴方だ、ロード・エルメロイU世よ。あとオルテナウスマシュも高難易度向けの設計で、慣れてくるとこっちはこっちで役に立つことが判明した。今後もどんどん活躍させたい。振り返るとスイーツユニヴァースがひと際しんどかったけど、いろんな人の攻略法を知れて「へ〜」ってなるのは面白かったです。

 ともあれ、これでやっとゆっくりでき

期間限定イベント「復刻:ハロウィン・ストライク! 魔のビルドクライマー/姫路城大決戦 ライト版」開催!

 

 

 

 

 10日あたりまでこれといった催しもなさそうだし、しばらくのんびりしていられるだろう……と気を抜きかけていたところにこれですよ! ギル祭終了から僅か5時間後にすかさずハロウィンイベントを復刻って、忙しい、忙しすぎる。私は2回目だからまだいい方だけど、今年プレーを開始した人とかは「休む暇がねえ!」って目を回すんじゃないでしょうか。ホント過密スケジュールで本編進める余裕もなさそう。なお配布のメカエリチャンはギャグっぽい見た目ながら非常に優秀な性能を持ったアルターエゴなので、ここで獲得しておけば本編を進めるうえでもすごく便利で役立ちます。T号機(便宜上の呼び名)とU号機の違いは見た目と性格だけで性能的にはまったく同一のユニットですから好みで選んで構いません。私は去年U号機を獲ったから今年はT号機にするつもり。

 イベントの進め方は「ミッション形式」、こないだまでやっていたZeroコラボと一緒です。「○○系のエネミーを○体倒せ」とかああいうの。イベント礼装は出現エネミーが増加する「おかわり系」とドロップアイテムの数が増える「ドロップアップ系」の2種類があり、「おかわり系」は限凸すると出現率100パーセントになる(それ以上は効果がない)ので、「未凸のうちは限凸礼装付けたフレのを借りて、限凸が済んだらサポート選択はドロップアップ系の方に切り換える」という方針でやっていきましょう。NP50系礼装である「エアリアル・ドライブ」はイベント終了後も使える奴ですから手持ちの概念礼装が乏しいプレーヤーは積極的に狙っていくべき。交換は2枚までですけれども、ミッション達成すれば凸に必要な分は貰えますからドロップしなくてもミッションコンプリートを目指せば限凸できる親切仕様です。あと何度も書いてることですが、ミッション形式のイベントでは必ず後半に「配布サーヴァントを霊基再臨させよ」ってミッションがあるので種火は忘れずプールしておきましょう。

 イベント対象サーヴァントは去年から変わってないですね。「攻撃力が増える」タイプのボーナスですから「CEO」ことエルドラドのバーサーカーが大暴れします。ピックアップの目玉である☆5アサシン「刑部姫」もイベント中は素殴りの威力が上がって普通に強くなるんですが、サポート系の宝具ゆえ微妙に取り回しし辛いのが難点……だった(過去形)。しかし実装から1年、遂にプレーヤーたちの要望に応えるべく姫の強化クエストが追加されます。宝具強化により、「Quickカードの性能アップ」だけだったバフが「Busterカードの性能をアップ」に! これでバスクリ運用やむさかべ運用が捗る……のか? とりあえずクレオパトラとの相性は良くなった気がする。

 去年やったときの記憶で一番ハッキリ残っているのは「古井戸で八連双晶がメッチャドロップした」ってことなので、今年も井戸籠りになりそうな雰囲気。ストーリーは「チェイテピラミッド姫路城」の文字列が依然として強烈だな。あまりにトチ狂い過ぎてセイレムの狂気が霞んで見えた思い出。告知ページの「2015年より続くハロウィンイベント3部作ここに完結!?」という記述が残ったままだから、少なくともエリちゃんをメインに据えたハロウィンイベントはたぶんこれで終わりでしょうね。「新3部作ここに開始!!」とかいって別のキャラメインで今年もしれっとハロウィンイベント開催する可能性はありますが。新ハロイベがあるとしたら「玉藻のメル友」枠で舌切り雀の紅閻魔ちゃんが来る? 玉藻自体、もともとハロウィンイベントで実装されたクチですし。あるいは新ハロイベではなく新お月見イベントとしてかぐや姫登場とか。5つのドロップアイテムを集めて交換所に持って行くんですね、わかります。何であれ、FGOでもそろそろ玉藻がガッツリ活躍するイベントやってほしいです。

四つ葉のクローバー大量盗難で「幸せ泥棒」というニュースを読んで咄嗟に『電波的な彼女〜幸福ゲーム〜』を連想してしまった。『紅』の新作まだですかね……。

・それはそれとして来年に『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』の廉価版BDが出るみたいですから持ってない人は要チェック。

・拍手レス。

 目当てのキャラが無料で絶対手に入るソシャゲはすぐ衰退しそうですねー。他人が持ってない凄くレアなキャラを持ってる、とか、10連でSSR2枚引き、とか、そういう優越感の無いガチャって多分楽しくない。ツイッター等で神引きとか爆死報告とかが発信しやすいのもソシャゲの加速を後押ししましたかね。自慢も自虐もすぐ出来る。
 ガチャ結果報告で「アタリだった!」「ハズレだった……」と一喜一憂する程度ならまだ楽しいんですけど、「一喜一憂」なんて次元を通り越しちゃってるケースは恐ろしいというか何というか。「1ありす」という単位が存在することを知ったときの戦慄は未だに忘れがたい。


2018-10-01.

ジオシティーズがサービス終了と知って静かに衝撃を受けている焼津です、こんばんは。

 何を隠そう我が「Method of Entry」もジオシティーズから出発したサイトである。確か「Playtown-Domino」だったかな……9年ほど前に障害が発生してアクセスできないことがあって、現在の忍者ツールズに移転しました。旧アドレスにアクセスしてみたら、きっ澄み(『きっと、澄みわたる朝色よりも、』)のマスターアップとかに触れていて、時の流れに想いを馳せてしまった。まだクンフトも出ていなかった頃ですね。懐かしすぎて気が遠くなる。

 開設したのは2003年ですからいわゆる「個人サイトの全盛期」も終わりかけていて、ぼちぼち「ブログ」が注目され始めていた頃です。そして翌年の2004年にFacebookがサービス開始している。旧サイトのデータはすべてこっちに移し終えているので消えるがままに任せますが、あの膨大な個人サイトがすべて虚無の海に消えていってしまうのはなんだか切ないですね。昔の作品について調べていると、ずっと前に更新停止したジオシティーズの個人サイトでとても詳細なデータを見つけることがよくあるんですが、そういうのにもう頼れなくなってしまうのか。残念極まりない。というか、今の忍者ホームページもいつまでサービスが続くのかって話だな……いつか終わる日が来るのか。ブログもSNSもいまいち馴染めぬままここまで来た身ゆえ、想像するだけで寂しい気持ちに陥る。暗いムードを払拭するためにレヴュースタァライト再視聴キメとくか。

新ブランド「Sonora」誕生 デビュー作「僕の未来は、恋と課金と。」公式サイトOPEN!!ジャンルは『廃課金者ラブコメ』(ニュー速VIPブログ(`・ω・´))

 ソシャゲの隆盛とともに衰退の道を歩み出したエロゲが「ソシャゲを題材にしたソフト」を制作するというのも何だか奇妙な話だな……要約すると「スマホを買ったばかりでお金のない主人公が『無課金で遊べるソシャゲ』にハマり、ギルドメンバーのオフ会でヒロインたちと顔を合わせる」ってストーリー。ああ、ちょっと前によくあった「ネトゲをキッカケにヒロインたちと知り合う」設定をソシャゲに置き換えた感じか……もっと前だと『ハイスコアガール』みたいな「ゲーセンから始まる関係」のシナリオもあったんだけど、今じゃ「ゲーセン」という言葉自体がノスタルジックな響きを帯びているから現代舞台でやるのは厳しいんだろうな。私の中学生時代においてバイブル的な存在だった『BREAK-AGE』、当時は「近未来」だった作中時期「2007年」も今や10年以上前で、とっくに「過ぎ去った未来」になってしまった……。

 「ソシャゲをネタにしたフィクション」は既にいくつかあって、たとえばライトノベルだと『ガチャを回して仲間を増やす 最強の美少女軍団を作り上げろ』というド直球なタイトルのシリーズが順調に巻を重ねている。廃課金プレーヤーな主人公がソシャゲの世界に転移する、ってあらすじだけでだいたいの内容は想像できるかと。「ソシャゲ=ガチャ」のイメージが強いせいか、『僕の未来は、恋と課金と。』(略称は「恋課金」らしい)のキャッチコピーも「課金(まわ)して、課金(まわ)して、恋の道。」になっているし、「自分が声を当てたキャラを自引きするのが快感なんですぅ……!」と言い出す声優キャラがいたりする。「射倖心を煽られてじゃぶじゃぶ課金」の罠に嵌まっているヒロインもいるわけで、個別シナリオの後半ではアンチラ事件みたいなのが起こったりするんだろうか。ネトゲ物だと「ゲームにハマりすぎたヒロインが引きこもりになってしまう」という展開もありましたが、ソシャゲは屋外でもプレーできるものが多いぶん引きこもり展開には持って行きにくいでしょうからね。

 あらゆるソシャゲで魅惑のピックアップが始まるたび様々な恐ろしい憤死ツイートが流れてきて「ガチャは悪い文明」という思いを新たにするわけですが、一方「ガチャ」という偶然に左右される要素のおかげで「それぞれのプレーヤーがそれぞれの物語を得る」面の良さもまた否定しがたい。引いた時点ではあまり興味がなく、単なる「繋ぎ」のつもりで使っていたのにだんだん愛着が湧いてくるユニットって結構いますからね。サイコロを振るような「不自由さ」が各々個別の思い出を生成していく仕組みに興味深いものを感じる。とはいえ、それなりの回数をガチャって何もめぼしい収穫がなかったときはゴッソリやる気がなくなるわけで、「ガチャは悪い文明」という面もやっぱり否定しがたい。

 ところで恋課金は複数原画・複数ライター制なんですが、AXLから離れてフリーランスになった「瀬之本久史」の名前が「SD原画」としてクレジットされています。せのぴーのSD絵好きだから見るのが楽しみというか、ぶっちゃけ恋課金で一番気になっているところはそこですね。シナリオについては「ソシャゲ要素をうまく落とし込めるのか?」って不安が強い。あ、そうそう、ソシャゲと言えば中国で配信されている『デート・ア・ライブ』のソシャゲが相当なきょうぞうちゃん押しということで気になっています。(参考記事) 5年くらい前に「中国や台湾で時崎狂三がやたら人気」って話題あったけど、まだ人気続いてるんだな。

・ギル祭も残り僅かとなりました。種火が溢れ始めたのでさすがにペース落とし気味です。マナプリ大量ゲットのおかげで霊基保管室を拡張できたけど、それでもなおパンパン。ハロウィン復刻のメカエリ2機目ですぐに使うから今回はいいけど、そろそろ次のボックスイベあたりで一括開封機能付けて金種火をプレゼントボックスへ貯められるようにしてほしい。

 「シナリオはオマケ程度」のネロ祭(ギル祭)とはいえ、今回はかなりアッサリしたストーリーでした。来年イベントとして復刻するつもりがないからあえてアッサリめに抑えたのだろうか? やはり持ち回りで「今年は○○祭!」みたいな感じにやっていくのかな。ピックアップ2が来る可能性は薄いと考えつつ一応警戒していたものの、特に何もないままフィナーレを迎えそう。交換所にあるピックアップを無視した思わせぶりなライダーピースとモニュメントはいったい何だったのか。3章クリプター「芥ヒナコ」のサーヴァントはライダーだから、それに合わせて……という説もありますけど、じゃあ今月中にSINの配信が来るのかしら。

 超高難易度の5番目は「ドルセント・リースショップ」、ドルセント・ポンド(偽名)が「貸し出す者」という名で登場するギミック盛り盛りのクエストです。仕組みが複雑で最初は何が何だかわからなかったが、要するにハンターハンターの「天上不知唯我独損(ハコワレ)」。頼んでもいないのに一方的にバフを貸し付け、延滞が発生するたび相手にデバフ、自身にバフを乗せ、彼我の差を開かせていく。返済(バフの消費)が滞るとデバフに次ぐデバフで借金地獄のようなひどい有様になります。加えて取り巻きのチンピラたちを倒すとタゲ集中や強化無効(どちらも解除不能)がへばりついてかなり厄介な事態に陥る。ドルセントさえ倒せばクエストは終了なので、全体宝具よりも単体宝具で挑んだ方が適切です。まず土方さんで強引に切り抜けようとしたが、無理そうだったので途中からアタッカーをメルトリリスに変更。メルトは宝具回転率良好だから一発の重さではなく手数で勝負、存分に舞い踊ってもらいました。看板娘持ったアヴィケブロン先生に犠牲になってもらったり、ゲオルギウス先生にタゲ取ってもらったりした末、殿の騎ん時がゴールデン・ドライブをぶち込んでクリア。相変わらず配布とは思えない火力だった。

 超高難易度の6番目、「スイーツユニヴァース」はキツかった……エネミーは「おやつマイスター」こと「謎のヒロインX〔オルタ〕」および19の取り巻き、計20体です。取り巻きはすべておやつに見立てられており、「倒す=食べる」と解釈されてバフが掛かったりデバフが掛かったり(傷んでるのか?)する。こちらが倒し切れないとXオルタが食べちゃいます。Xオルタはもちろんバーサーカーですが取り巻きのクラスはバラバラで、クエストの形式としては去年やった「最後の晩餐」と「幽谷にて」のミックスみたいなテイスト。「幽谷にて」ほどのしんどさはなかったが、「最後の晩餐」よりは消耗したかな……やっぱり狂エネミー相手に耐久は辛い。スタン系のスキルや宝具でマイスターの動きを止めつつタゲ管理して回避や無敵で猛攻を耐え凌ぐことが肝要となります。BBちゃんをアタッカーにしてひたすら宝具を回し、ゲージ割ったら月霊髄液付けたクー・フーリンとネロで耐久する方針を立ててどうにかギリギリ突破。あと1ターン多かったら負けてた状況なので心臓バクバクでした。

 残すはフィナーレのみ。去年のパターンからすると「フィナーレはギミックを楽しむものであって、難易度は他のエキシビションほどできない」感じにまとまるものと考えられますが……どうなることやら。

・拍手レス。

 基本的に携帯ゲームはiOSを基準にして作っていますので、FGO以外もサクサク行けると思いますよ。がんばってオーロラ集めましょう。
 ここまでサクサクだとは思ってなかったです。マジ快適で周回捗りますけど、オーロラは今んとこ使い道ないので八連の方が欲しかった……。

 こんにちは。以前焼津さんにFGOのフレンドの申請をさせていただいた○○(※伏せます)です。今回タブレットを修理に出すことになり2〜3週間の間FGOにログインできない状態です。こういった状態ですのでフレンドを外さないようにお願いしたいと思います。修理から戻ってきた際には必ず復帰するのでよろしくお願いします。
 うぃ、了解しました〜。


2018-09-26.

・バトルインニューヨークのボックスガチャ、さすがに200箱は無理だけど100箱は行けそうな焼津です、こんばんは。イベ礼装積んだまま宝具を即撃ちできるニトクリスは周回の女神。

 トップクラスのプレーヤーはもう1000箱分超えたって話ですが、そこまで行くと開封するのも大変だろうな……私はフレの凸礼装に頼りつつ地道に回ってこまめに開封しています。これまでのイベントだと凸礼装付けてるキャスターはほぼ孔明かマーリンの二択でしたが、今回はスカディを多く見かけますね。「孔明+マーリン≦スカディ」という感覚。イベント開始翌日にはもう凸CKTスカディをサポに出しているフレがいました。いわゆる「Wスカディシステム」で高速周回してあっという間に集め切ったのかしら。スカディは「Qサポ」「NP50付与」のイメージが強かったけど、ハードリピートしてみると第2スキルの防御デバフ「凍える吹雪」が「一見地味そうでいて結構強力なこと」に改めて気づかされた。「アタッカーがQ宝具じゃないし……」と尻込みしなくてもいいくらいの便利さです。あと能登ボイスの数々に耳と心が寛ぐ。ガワは師匠だけどキャラが師匠とは違っていて面白い。イベント系のシナリオにも是非登場してほしいな、スカディさん。近々開催予定と噂の第二部クリア前提イベントには出てきてくれるだろうか。開催時期的に考えてゲート・オブ・スカイから飛び出した影の城がチェイテピラミッド姫路城へ突き刺さるんです?

 超高難易度4番目「おいでよジャガーの国」は「対象のクエストに問題が確認されたため」18時開始予定だったのが21時開始にズレ込んだ。そういえば去年も第五演技第六演技で調整に手間取っていたな。どっちもしんどいクエストだっただけに「今回もしんどい奴か」と覚悟して臨みました。題名通りジャガーマンがボスですが、なんと一体ではなく三体いる。「森のジャガー」「海のシャガー」「火のジャカー」、ジャガーマンと水着ジャンヌと水着ノッブ、お姉さん属性を有する胡乱サーヴァントの群れ! 最初全員「ジャガー」だと思っていたが、ジャガ村先生以外は微妙に違うんじゃが。なにこのロッチみたいなパチモンども。全員ブレイク前のHPが20万程度でブレイク後が30万程度、超高難易度にしては低めですが「フィールドチェンジ」という概念が組み込まれており、こちらからの攻撃によって「森」「水辺」「炎上」三種いずれかの(あるいは複数重ね合わせる形で)フィールドが設定され、対応するサーヴァントの防御力と攻撃力が一気に跳ね上がる。意識的にフィールドを切り換えていかないと倒しにくく、「攻撃する順番が重要」なクエストだと言えます。「大都会の厳しさ」によってフィールド効果が重ならないときは宝具の火力もガクンと落ちますから、宝具対策はそんなに悩まなくてもいいのが救い。チャレンジ3回目でクリアできました。クイック宝具でジャンヌとノッブの耐性に阻まれず、神性特攻スキルのおかげでジャガーマンに対しても火力を発揮できる槍師匠が大暴れ。水着ジャンヌさえ落としてしまえばあとは殿のネロがガッツに次ぐガッツで粘ってどうにかしてくれます。かなりギリギリだったけど運良くクリティカルが刺さって勝利。2枚目の凸リターン・マッチが作れていたことも大きかったです。

 超高難易度の5番目は今日に開催される予定でしたが、「リリース準備に想定以上の時間を要しているため」延期となりました。27日、つまり明日の18時に改めてスタートする予定だそうな。これに伴って6番目のエキシビションとフィナーレもズレ込みます。フィナーレなんて本来イベント最終日だったはずの10月3日になっている……当然イベント期間は延長となり、5日の金曜日までギル祭が続くことになりました。おかげで開封できるボックスも多くなるから個人的にはありがたい。詫び石と詫び林檎を3個ずつ貰えるのも嬉しい。本戦はあんまり周回したいクエストもないのでのんびりと新宿オルタ勢や段蔵ちゃんを愛でている状態ですが、決勝はドロップ品目次第でふたたび鬼周回するつもりです。塵と証はボックスガチャでいっぱい手に入るし、今欲しいのは骨と羽根と八連あたりか。予選と本戦でドロップしなかった素材として他に鎖、毒針、火薬、貝殻、勾玉、結氷、腕輪、オーロラなども候補と考えられている。金素材は爪、心臓、脂、根、角、胆石、産毛のいずれか。あまり使い道のないものが多いけど、爪と心臓だけは来てほしいです。

「ザ・スニーカー」特別号に『涼宮ハルヒ』の新作書き下ろし短編が掲載(まとレーベル)

 説明不要だろうが説明しよう! “ザ・スニーカー”とは角川書店(現在のKADOKAWA)が1993年に創刊したライトノベル雑誌で、2011年に休刊するまで103号に渡って発行され続けた。およそ18年に及ぶ歴史があるわけですけれど、月刊誌ではなく隔月刊行誌だったので号数自体はあまり多くないです。“ドラゴンマガジン”と並ぶラノベ誌の双璧と見られていただけあって休刊のニュースが報じられたときはそれなりに衝撃が走った覚えがある。そんな“ザ・スニーカー”がスニーカー文庫30周年を記念して『ザ・スニーカーLEGEND』と称し、1号限りの復活を遂げます。雑誌扱いではなく書籍(ムック)扱いなので、なんちゃって復活ではありますが。

 目玉は表紙を飾っている「涼宮ハルヒ」シリーズの書き下ろし新作短編「七不思議オーバータイム」、短編とはいえ「原稿用紙120枚にも及ぶ大ボリューム」なので割と読み応えがあるはず。そういえば、最近は「原稿用紙○枚」と言われてもどれくらいのボリュームなのかピンと来ない、って人が多いらしくてジェネレーションギャップを感じます。参考までに書いておくと『源氏物語』の全文が原稿用紙2000枚ほど。「原稿用紙120枚」は文庫本に換算するとだいたい70ページ前後ですかね。ちなみにゲーム業界はKB換算が一般的。奈須きのこも最初は『月姫』で「原稿用紙5000枚」とか言ってましたが、今は「(『Fate/Grand Order』の)五章が300kbなら六章は500kbだ」ってふうにKB換算使っていて「染まったなぁ」と感じます。

 ハルヒ以外のコンテンツはロードス島、このすば、すかすかなどに加えてムシウタ、ミスマルカ、薔薇のマリア、円環少女と往時のファンを呼び戻さんとする強力なラインナップです。トリブラは作者が亡くなっているので描き下ろしイラストのみ。特別寄稿に混じっている「火浦功」の名前を見た人々の反応が「生きていたのか!?」「本当に載るのか!?」ばっかりで笑ってしまう。なにせ1993年に出たザスニ創刊号の表紙&特集が火浦功の 『未来放浪ガルディーン』だったくらいなのだ。古参中の古参である。「未完の帝王」ぶりは谷川流の比ではない。

 書き下ろし小説のほとんどは今後他の本に収録される予定もなさそうな作品ばかりなので、気になるものが一個でもあるなら迷わず買いましょう。ザスニ通巻100号記念のときに発売された単行本未収録作品アンソロジー『S BLUE』『S RED』も興味があればどうぞ。個人的には「枝篇刃鳴散らす」も完全収録したアンシロジー出してほしい。「絶対に出ない」と諦めかけていた「士伝記」(戦塵外史)の完全版も出たくらいだ、私は求め続ける。それはそれとして『八の弓、死鳥の矢』(ザスニの小説コンテストで絶賛された短編が表題作になっている)あたりも記念作品としてアニメ化してくれません?

・FGOの超高難易度が延期になって暇だったから久々にグラブルのシュヴァリエ・マグナ戦やったんですけども、オーキスの2アビがまったく違うスキルになっていてビックリしました。どうも調整入ってスキル内容が差し替えになったらしい。FGOだとスキル強化(元あったスキルの倍率を上げたり効果を追加したりする)はあってもまるっきり内容を変更することはないので戸惑う。闇パが強くなったおかげで初めてシュヴァマグをソロで倒せました。それはそれとして次のイベントは銃工房三姉妹モノらしく、シルヴァ姉の活躍に期待しています。果たしてツインテスキンは来るのか?


2018-09-23.

・懸念していた「引き継ぎに失敗する」というようなトラブルもなく、FGOはすんなりiPadの方に移行できた焼津です、こんばんは。データは完全に引き継がれましたけど、端末側に依存しているのかソート順とかバトル速度とかの設定は全部デフォルトに戻るんですね。「スマートソート」なんてあまりにも馴染み過ぎていて設定していたことすら忘れていた。

 で、気づいたんですが――ひょっとしてFGOってロード時間の合間に漫画を読むゲームでは、ない……? 編成終了後、漫画の単行本を手元に引き寄せてページを開こうとした途端にバトルが始まったので茫然としましたよ。これまでロードに時間が掛かり過ぎてタブレットが自動消灯してしまうこともときたまあったくらいなのに……試しにオーダーチェンジ使ったらまったく遅滞がなくて驚愕。え? オダチェンって普通は数秒くらい固まるものじゃないの!? 速いとは聞いていましたが、よもやここまでとは。とにかく何もかもが迅速極まりない。あまりに軽快かつ敏捷過ぎるレスポンスでこっちの反応が遅れるレベルです。なんてこった、ラグがないだけでこんなに気持ち良くなるのか。カクつきのせいでよくわからなかった演出の数々もクッキリ鮮明に見える。特にメルトリリスの宝具演出が物凄く滑らかで「ただでさえ美しかったメルトがより美しく!」と感動することしきりです。端末が故障したときの予備として旧タブレットも手元に残しておくつもりですが、正直この快適さを味わった後であっちに戻れる自信はない。現状でも充分衝撃的だというのに、iOS12にアップデートするとこれがもっと速くなるのか。恐ろしいな。お墨付きは貰ったけど、不慮のエラーが発生しないかどうか不安なのでアップデートはもうちょっと様子見てからにします。

 超高難易度エキシビジョンクエスト、一日目の「おむすびチェーン店・一号」はアーチャー「俵藤太」のみが登場。ブレイクは一回だけですが、1本目のゲージが約150万、2本目が約300万と、かなりインフレした数字になっています。超高難易度の経験がない人はトータのHPを見ただけで挫けてしまいかねない。「はらぺこ」という毎ターン最大HPが減っていく解除不能のデバフがあるから耐久パを組んで長期戦に挑むのは困難。カード封印系のデバフである「おむすび」は「消化」することによってバフに転じますから、「おむすびを消化するタイミング」と「宝具を撃つタイミング」を合わせることでクリアを目指す。「おむすび」は「はらぺこ」と違って「イシスの雨」などで解除することはできますが、そうすると「消化」もできなくなるので、「宝具が撃ちたいのに宝具のカードが封印されている!」という時だけに弱体解除を使えばいい。自前で弱体解除スキルと回避スキル持ってるクー・フーリン(stya night)やエルキドゥだったら割とコツを掴みやすい。あと、私は終わった後に攻略情報を見て気づきましたが、下手にパーティを組むよりも単騎でやった方が手っ取り早いです。「おむすび」は喰らうと最大HPが増える付随効果もあり、トータのバスター攻撃によって「ダメージを受けながらHPが回復する」という珍妙な現象が発生するため、単騎の方がむしろ落ちにくい。なかなか面白いギミックを仕込んだクエストであるものの、初見だと仕組みがわかりにくく「何が何だかよくわからないうちに終わってしまう」のが難点かな。

 二日目の「フレイムゲート」は「炎の男」ことレオニダス一世をボスに、300人のスパルタ兵が増援に次ぐ増援をかますスリーハンドレッドなクエストです。最初のうちはレオニダスに対してほとんど攻撃が入らないものの、スパルタ兵が倒れていくごとに防壁が剥がれていってダメージが通るようになる。要するに去年の「幽谷にて」を簡易にしたものですね。レオニダスがスキルと宝具でしょっちゅうタゲ集中を使ってくるので、全体攻撃宝具で周りのスパルタ兵を倒していくことが基本方針となる。スパルタ兵は剣・弓・槍の三種が混在しているため「常に有利を取る」のは難しい。即死耐性が低いからニトクリスや剣式の宝具を連発すれば攻略しやすい、そうな。私は「レオニダスのタゲ集中が厄介だな、誰か強化解除できる奴は……あっ、天草!」という思考でフレの凸リターン・マッチ付けた天草を借りました。孔明とマシュで挟んで、削れるだけ削ってから凸リターン・マッチ装備した自前の沖田で片付けるつもりでしたが、ツインアーム・ビッグクランチ大回転でそのまま倒し切ってしまった。天草四郎時貞、敵に回すと厄介だが味方に回ると心強い男だ。

 三日目の「摩天楼の怪人」はまさかの岡田以蔵で意表を衝かれた。というか島田荘司の小説? 「攻撃するとそのカードの種類に対して強い耐性を獲得する」「最後に攻撃されたカードの種類に応じて特殊行動を取る(Bならスタン付与、Aならスター強奪、Qならクリティカル発生率アップ)」のが特徴で、B・Q・Aをうまく散らしていかないといけない。宝具に対する強い耐性も持っているため通常攻撃でチマチマと削る(EXアタックに対する耐性はないのでブレイブチェインが有効)か、三蔵・イリヤなどの高火力宝具にバフ山盛りして一気に吹き飛ばすか、って感じ。私はメルトに凸リターン・マッチ付けて孔明とフレスカディで挟み、多少危ない局面はあったもののどうにかクリアしました。メルトは「クライム・バレエ」でスター獲得できるから星を吸われてもクリティカル狙いに行けるのが便利です。控えに入れていたBBちゃんが以蔵さんをスタンさせてくれたりメルトに付与されたスタンを解除してくれたりと大活躍。火力は低いけど宝具で強化解除できるメディア、同じく火力は低いけど豚化(スタン)で相手の行動を阻害できる「オケアノスのキャスター」も有効みたい。それにしても以蔵さんのモーション、やっぱり恰好イイな……つい魔が差して報酬の呼符を京まふピックアップに突っ込んでしまったけど例によってマナプリが増えただけでした。マナプリと言えばボックスガチャのおかげで「風雅たれ」の交換がようやっと完了。イベントが終わったらALLのサーヴァントに付けておこうかな。


2018-09-20.

・来月から放送開始する秋アニメ情報のチェックに勤しむ焼津です、こんばんは。

 『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2』『とある魔術の禁書目録V』『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』『ソードアート・オンライン アリシゼーション』あたりの続きモノは固定枠なので自動的にスケジュールへ織り込まれる。

 サンボル2こと『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2』は布袋劇、つまり台湾版の人形劇でありアニメに含めていいのかどうか少し迷うが細かいことは抜きにしよう。今回も虚淵玄書き下ろしストーリーということで期待しています。2なので当然1作目を踏まえた展開になっているだろうし、劇場版『生死一劍』(そういえばBD買ったけどまだ観てなかった)のキャラも出てくるみたいなので2からいきなり観始めるのはややキツいかもしれませんが、1期目でちゃんとストーリーの区切りがついて登場キャラのほとんども入れ替えになっており、「ガッツリ楽しみたい」というほどでなければ気軽に見学感覚で2から入ってきてもOKだと思います。殤不患(ショウ・フカン)というCV.諏訪部順一な流浪の剣客が主人公で、凜雪鴉(リン・セツア)というCV.鳥海浩輔な派手衣装男がとんでもないクソ野郎だという予備知識さえあればノれます。

 『とある魔術の禁書目録V』はタイトル通り3期目なんですが、2期目の放送終了が2011年なので実に7年ぶり、劇場版『エンデュミオンの奇蹟』から数えても5年以上、1期目の放送開始(2008年)から数えると10年もの月日が経ったことになります。リアルタイムで観ていた人も「どんな話だったっけ?」(原作勢なら「アニメはどこまでやったんだっけ?」)と記憶が朧げになってきていることでしょう。アニメの2期は当麻が「前方のヴェント」(黄色いヤツ)を倒して浜面仕上を殴るあたりまで、つまり『とある魔術の禁書目録SS』らへんで話が止まっていた。特に構成を弄らないのであれぱ本編(旧約)14巻からの再開となります。ここで豆知識。禁書目録は巻数が多くなりすぎたせいか本編22巻で一旦終了となり、2011年から『新約 とある魔術の禁書目録』とタイトルを改めて再スタートすることになったため、それ以前の本編を「旧約」と呼んで区別しています。で、アニメ3期は「左方のテッラ」(緑のヤツ)戦が序盤の見所となる。「左方のテッラ」とかメチャクチャ懐かしいな……PVに垣根帝督出てくるので当麻の出番がない15巻も飛ばさずにやるみたいだ。ちなみにPVは五和のこぼれそうなおっぱいばかりに目が行ってしまって初見時は内容が頭に入ってこなかった。レッサーが登場して一方通行(アクセラレータ)があの恰好をしているということは細部を端折りながら旧約の最後、22巻まで走り抜けるつもりなんでしょう。新約も来月で21巻に届き、そろそろ旧約の巻数を超えそうになってきましたが、アニメ版は果たして新約まで行けるのか。3期の反響次第だろうな。内容的に新規が食いつくとも考えられない(旧約後半は人間関係や組織の勢力図が複雑になってきて誰が何のために戦っているのかわかりにくくなってる時期だ)から、昔の視聴者をどれだけ呼び戻せるかに掛かってそう。

 『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』はタイトルを見てもわからないが第5部です。イタリアを舞台にジョースター家の血統に連なるジョルノ・ジョバーナが、理想のギャングスターになるため裏組織へ入会するのだが……イタリアだと「JOJO」の発音が「ヨォヨォ」になってしまうため「GIOGIO」にした、ということで未だに弄られることが多い5部。4部に比べて殺伐とした話が多く、特殊能力「スタンド」もレパートリーがほぼ出し尽くしてしまったせいでトリッキーな代物ばかりになって、「付いていけなくなった」と脱落する読者もいますが、バトル面では全体通して一、二を争うほど緊張感の漲っている部であり、個人的には好きです。読み返した回数は3部より多いかもしれない。しかしラストバトルのあたりは未だに呑み込めておらず、「アニメであのままやって大丈夫なのかな」と少し心配だったり。勢いを落とさずSBR(第7部)まで駆け抜けてほしい。

 『ソードアート・オンライン アリシゼーション』は現在のSAOでもっとも長いエピソード「アリシゼーション編」を4クール掛けて放送する、アニプレックスの社運を賭けた一大企画です。アニメとしては3期目に当たり、原作の区分としては「アインクラッド編」「フェアリィ・ダンス編」「GGO(ガンゲイル・オンライン)編」に次ぐ第4部である。1部から3部が文庫本2冊程度で収まっていた(番外編とかプログレッシブも含めるともっとだけど)のに対し、4部は9巻『アリシゼーション・ビギニング』から18巻『アリシゼーション・ラスティング』まで、なんと10冊も費やすことになった。私は7巻『マザーズ・ロザリオ』までしか読んでないので内容について触れることはできないが、律儀にアニメ化していったら4クールでも足りなくなるのでは? と危惧する巻数です。アリシゼーション編はあまりにも長いことで評価がわかれており、イマイチ読み進める気力の湧かないパートですけれど、何とか頑張ってアニメ放送開始までに着手しておきたい。なお原作は19巻から完全新作の第5部「ムーン・クレイドル編」が始まりましたが、20巻で早くも完結となっており、「アリシゼーション編」の長さが益々際立つ形となりました。あと同人版の原稿をまとめた総集編『シュガーリィ・デイズ』も先月発行されましたが、一般流通には乗っていないので「とらのあな」や「メロンブックス」などの同人ショップでお買い求めください。2期のBD特典として付いてきた同題冊子(表紙がabecのイラスト)より収録範囲が広がっているものの、聞いた話ではこれ一冊で『シュガーリィ・デイズ』をコンプリートしているわけじゃないらしく、すべてを押さえるためには結局ME(マテリアルエディション)集めないといけないんだとか。「SAOのファンは大変だな……」と思いました。

 続きモノ以外で気になっているのは『やがて君になる』『からくりサーカス』『SSSS.GRIDMAN』『色づく世界の明日から』『RELEASE THE SPYCE』『RErideD−刻越えのデリダ−』『叛逆性ミリオンアーサー』『転生したらスライムだった件』『ゴブリンスレイヤー』『ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士』『閃乱カグラ SHINOVI MASTER -東京妖魔篇-』は「余裕があったら……」ってところ。

 やが君は“電撃大王”で連載中の青春コミックで、分類上は「百合モノ」に該当する。恋愛感情というものが実感できず、気になる男の子に告白されてもまったくドキドキしない少女「小糸侑」が、誰とも付き合うつもりがないと広言する先輩「七海燈子」にシンパシーを覚えて相談したところ、なぜか燈子に想いを寄せられてしまって……という、恋愛ストーリーっちゃ恋愛ストーリーだがかなり捻りの利いた作品になっています。小糸ちゃんは燈子にもドキドキしない。嫌いじゃないから受け容れるのですが、燈子もそのへんの機微は察している。察したうえで「私を好きにならないで」とわざわざ釘を刺す。「7年前に何かが起こって上演されなくなった生徒会主演の劇」を復活させようとする燈子の姿など、ノリとしては90年代頃の新本格ミステリで、読んでいて妙に懐かしくなる。創元あたりからノベライズが出ても違和感ない。あ、ノベライズと言えば11月に電撃文庫から入間人間が書いた『やがて君になる 佐伯沙弥香について』が出るそうです。『少女妄想中。』からの縁? 『からくりサーカス』は言わずもがな、『うしおととら』と並ぶ藤田和日郎の代表作が原作です。うしとらのアニメは正直不満の残る出来だったが、今度はどうなるだろう。『SSSS.GRIDMAN』は特撮『電光超人グリッドマン』のアニメ版で、タイトルは単に「グリッドマン」と読む。円谷プロの流れを汲んでいるので「ロボっぽいウルトラマン」って印象だ。本当はウルトラマンをアニメ化したかったけど円谷プロの許可が下りなかったからグリッドマンで妥協した、という経緯らしい。番宣に出ていて女の子が可愛くて好みだったから、と非常に単純な理由で注目している。『色づく世界の明日から』も「女の子が可愛くて好み」だからですね……どんな話なのか全然知らない。リリスパこと『RELEASE THE SPYCE』は原案・シリーズ構成が「タカヒロ」、キャラ原案が「なもり」、ジャンルは「女子高生スパイ物」。と言っても所属が「どこの国にも属さず平和を影から守る正義のスパイ組織」と自称する私設情報機関だったり、「若い女性にしか効かないが能力を上昇させる特製スパイス」なんてアイテムが出てきたり、戦う相手が「モウリョウ」という謎の犯罪組織だったりと、大まかなノリはエスピオナージュというよりヒーロー物である。衣装も忍者っぽいから「対魔忍」とか「超昂閃忍」って言われそう。流行ったら「感度が3000倍になるスパイス」を出す薄い本が現れるだろうな、間違いない。

 『RErideD』は「リライデッド」と読む。キャラクター原案が「安倍吉俊」という時点で視聴は確定した。lainの衝撃は未だに記憶の底へ焼き付いてますからな……なんだか設定がよくわからなくて不安だけど、監督曰く「今風のハードなSFではなく、若い層にも楽しんでもらえる、『ねらわれた学園』(映画・1982年)のような、昔のジュブナイル風の連続ドラマ的なもの」とのことで、娯楽要素を前面に押し出す模様です。11月にはスニーカー文庫から瀬尾つかさのノベライズが発売されるとのこと。

 『叛逆性ミリオンアーサー』はメディアミックス企画“ミリオンアーサー”シリーズに連なる作品であり、“ミリオンアーサー”としては初のTVアニメ化である。これ以前にもギャグ4コマの『弱酸性ミリオンアーサー』がWebアニメ化していたり、唐突にUTSUWAソングが流れる実写版の『実在性ミリオンアーサー』がテレビで放送されたりしているが、「TV」で「アニメ」は今までなかった。

 「ミリオンアーサー」とはそもそも何なのか? 四方を海に囲まれた「ブリテン」を舞台に、選定の剣「エクスカリバー」を抜いた「アーサー」が様々な敵と戦う――って概要だけ読むと「単なるアーサー王物語の翻案か?」という印象(カリバーンじゃないのはわかりやすさを優先したためだろう)ですが、問題はエクスカリバーが約100万本あって「アーサー」と名乗る者も約100万人いるってことです。スマホゲーとして最初に企画された『拡散性ミリオンアーサー』が中心で、「プレーヤーひとりひとりがアーサー王!」という仕掛けだったわけですね。『拡散性』はシナリオライターに「かまちー」こと『とある魔術の禁書目録』の鎌池和馬を迎えて2012年に配信開始しましたが、スマホ版は3年後の2015年にサービス終了。その後も続いたVita版も2017年にサービス終了したことで完全に畳まれる形となりました。関係者の弁によると売上の低下が直接的な原因ではなく「とあるどうしようもない事情からコアスタッフが抜けた」ことで「核となるプログラム部分がブラックボックスのようなものになってしまい」、「新しい仕組みを取り入れることも難しくなって」しまったため運営が行き詰まったんだとか。2014年に配信開始したスマホゲー『乖離性ミリオンアーサー』が『拡散性』の後継に当たるタイトルで、引き続きかまちーがシナリオを書いている。『拡散性』と同時代だが『拡散性』とは別のアーサーたちがメイン。2016年からPS4やVitaでも配信していたが、そちらは今年の3月にサービス終了となっています。

 『叛逆性ミリオンアーサー』は中国版が今年の3月頃から先行配信されていますが、日本での配信はまだ始まっていない。アニメの放送となるべく時期を合わせたいのだろうけど、年内に間に合うのかな。例によってアーサーがいっぱい出てきますが、「100万本は多すぎだろ、放っておいたら世界がワヤになってしまうわ」とエクスカリバーを壊して回る『鬼麿斬人剣』ライクなストーリーで、これまでのアーサーたちとは立ち位置が異なる。ゆえに「叛逆性」なのですが、コンセプトがコンセプトだけに弱酸性などでお馴染みの「盗賊アーサー」とかは出てこない(少なくともメインではない)みたいなんですよね……残念。“ミリオンアーサー”は他に『交響性ミリオンアーサー』というタイトルも近々配信予定日が発表される手筈になっています。『拡散性』や『乖離性』、『叛逆性』の時代から遠く離れた未来のブリテンが舞台。内乱が起きて7つの王国に分裂し、謎の存在に支配されたことでかつての王都「キャメロット」が不可侵都市と化した崩壊寸前のブリテンを救うため、時を超えて新たなアーサーと円卓の騎士たちが立ち上がる! これも来年あたりアニメ化されそうですね。愛の重そうなオッドアイのモードレッドちゃんが可愛い。

守り人外伝『風と行く者』、11月19日に発売予定

 NHK大河ファンタジーのおかげか? 『炎路を行く者』以来6年ぶりとなる“守り人”シリーズの新刊が発売決定です。しかも今回、税込で2000円近くするだけあって「446ページ」と結構ボリュームがあります。「たくさん読めるのは嬉しいけど、ちょっと高いな……」って躊躇している方には同時発売の軽装版をオススメします。1080円(税込)なのでほぼ半額。私は新潮文庫で集めているからもう4、5年待ちます。積んでいる巻が多いので苦にはならない、とか言ってないでさっさと崩さなきゃ。最近は「既刊を積んでいるシリーズの新刊はなるべく買わないようにする」ことで積読の止め処ない増加を防ごうとしているけど、「既刊を崩す→面白い!→発作的に未購入分をまとめ買い→積む」で結局そんなに減らないんだよな。

【開催中】期間限定イベント「バトル・イン・ニューヨーク 2018」開催!

 復刻贋作英霊以来、8ヶ月ぶりのボックスガチャァァァッ! 100箱でも200箱でも開けるつもりで周回しまくるぜェェェ! という意気込みはともかく、今回のイベントについて要点をまとめよう。まず開催期間は9月19日から10月3日までの約14日間。本気で100箱開けるつもりなら平均して1日7箱以上、200箱ならその倍は開封しないといけない。「大会クエスト」を周回して各種ドロップアイテムを集め、景品と交換&抽選を行います。コンティニュー不可の超高難易度「エキシビションクエスト」をクリアすれば、それとはまた別に景品が貰える。ボックスガチャを回すだけなら大会クエストを周回すれば良く、「戦力が足りない!」「難しすぎる!」というのであればエキシビションクエストは無理にクリアする必要ナシ。消費AP少ないだろうから自信がない方も覗くだけ覗いてみましょう。なお去年と同じく同一サーヴァント編成はNGになっています。「同一サーヴァント編成」というのはいわゆるWマーリンやWスカディなど「フレと自前でまったく同じユニットを編成すること」であり、剣スロットと狂スロットなど「同一人物だけど別々のユニット」なら自由に編成してOK。大枠としては「いつものネロ祭」といったところですが、ガワというか装飾部分はいろいろ変わっていて「やっぱギル祭だコレ!」って塩梅になってますね。

 まずボックスガチャの抽選に必要な引き換えアイテムが薔薇の花びらから「AUOくじ」に変わっており、金・銀・銅のメダルだった交換用ドロップアイテムもハンバーガー・ホットドッグ・フライドポテトのジャンクフードになっています。アルトリア・オルタが嬉々として駆けつけること間違いナシ。交換所の案内人はギルかと思いきやミドキャス、いやサバフェスに合わせてドルセントと呼ぶべきか? 彼女の声(CV.佐藤聡美)好きだからショップボイスいっぱい聞けるのは嬉しい。オッケー、ドルポンド! ボックスに封入されている素材は「蛇の宝玉」「ホムンクルスベビー」「虚影の塵」「英雄の証」の4つ。凶骨とか鳳凰の羽根とか禁断の頁がないのは残念だけど、塵と証は使い道が多いのでありがたい。スキル上げで沖田に塵が、牛若丸に証がいっぱい要る。あとは何と言っても各種秘石! 秘石は修練場でドロップしないこともないが、「術の秘石」以外はかなりドロップ率が低めなのであそこを周回するのは現実的じゃありません。ボックスガチャイベント開催中に集められるだけ集めておくが吉です。プリズマ・コーズ復刻に伴うクロエの再来も近いだろうと睨んでいるので、彼女のための育成素材も準備しておかないといけない。弓のスキル石が各42個ずつ、歯車・ホムベビ・血涙が36個ずつ、心臓が24個、そして当然の如く伝承結晶3個。QPも8000万以上確保しなきゃ。

 イベント礼装は一番欲しかったネロの礼装「リターン・マッチ」が配布でホッとした。例年通りガッツ効果が付いてるから今年も土方さんが獅子奮迅の大活躍すること確定。ボックスを5箱開ければ凸れるな……とか考えていたらあっさり1枚ドロップして4箱で凸れた。もう一つの配布礼装「C・K・T」は1枚の中にギュッと情報が詰まっていて見応えありますね。下のピンク色、どこの子供かと思ったら刑部姫で噴いた。武蔵ちゃんとデートしてるのかな? ん? 奥にいるタマキャの暴力的な横乳もよいよいよいよい(残響音)。惜しむらくはブーディカさんがエミヤの体にガードされて顔しか見えなくなっていること。こっちはドロップしないと凸れないので何とか落ちてくれるといいのだが。経験値礼装の「ドルセント・ショップ」は絵柄が好みなので記念に1枚だけ残しておこう。コマンドコードは遂に☆5が実装されました。サーヴァント特攻効果20%付与、紛れもなく強いが誰のどのカードに刻むか迷う。☆4の「神縫いの鎖」は迷わずエルキドゥのバスターに付けます。ガチャ産イベ礼装は「摩天楼に輝く」がお気に入り。CEO、お美しゅ……いえ何でもないです。

 ピックアップサーヴァントは懸念されていた「サプライズのプロトギル!」とか新規のキャラもなく普通に弓ギルメインですが、何と今回ネロが☆4すらピックアップされていない! カエサルのピックアップ復活でネロ祭の余韻はギリギリ残っているけども、毎年恒例だったネロちゃまの愛らしい御姿が召喚画面のどこにもないのは寂しいかぎりだ。PU2がなければネロブラはEXTRA関連キャンペーンかCCCコラボの復刻までお預けとなるでしょうね。体操服霊衣が復刻される可能性も低くなってまいりました。レアプリ貰えるのではないか、と期待していたから残念。ネロの代わりに選ばれた☆4枠はミドキャスこと「ミドラーシュのキャスター」、本来ならセイレムをクリアしてからでないと入手できないスト限サーヴァントであり、ここを逃すと分の悪いクラス別ピックアップかセイレムピックアップ2の復刻(あるかどうかさえ不透明)まで待たないといけない。ミドキャス、欲しいかどうかで言えばやっぱり欲しいです。魅惑のケモノ耳と褐色巨乳……そしてあの「お買い得でぇ〜す♪」のシュガーボイス……しかし、ネロ祭のイベ礼装はその年かぎりで使い回すことができないから「復刻時にイベ礼装を再利用できる」ことを考慮すると新規イベント開催までガチャは我慢した方が賢明である。第二部クリア前提の新イベが近づいてきている気配も感じる。だが……ううむ悩ましい。とりあえず☆3礼装「ショウ・タイム」はフレポを回せるだけ回して1枚確保しておきました。ボックスガチャでフレポは山ほど手に入るから、可能なら凸を狙いたい。

 さて、ネロ祭(ギル祭)に備えてタブレットを新調したのはいいものの、AndroidとiPadじゃ操作方法がだいぶ違うのでなかなか慣れず四苦八苦。ずっとPCばっかり使っていたからAndroidだって「慣れた」というほどでもないのに……最初の設定だけで疲れてしまい、結局ギル祭は元のAndroidタブレットで挑んでいます。何のために買ったんだ。一応FGOのインストールは済ませているので土日ぐらいに引き継ぎ作業をする予定。iOSのバージョンを12にアップデートするとかなり動作が早くなるとの報告もありますが、まだ正式には対応していないのでしばらくは11で様子見します。

 シナリオの方はまだ始まったばかりで特に大きな動きがないです。乗っ取られることになるとも知らず、今年もネロ祭やる気満々でウキウキしていたネロさんが超可愛い。

 

 

 

 

 ただ「ネロのヴィナス、というヤツをな!」と微妙に実装を仄めかすのはやめてくれ……今回の交換素材、ピックアップ対象サーヴァントがいないはずであるライダークラスのピースとモニュメントがなぜか用意されていてただでさえ不穏なんですから。「ローマ戦車に乗ったライダー版ネロ・ヴィナス!」とか来たら理性を働かせる余地もなく呼符と石を溶かすことになってしまう。それはともかく、ギルに主催者の座を奪われてもっと「ムキー!」って悔しがるのかと思いきや、トラブルを愉しまんとばかりに一瞬で気持ちを切り替えていくネロは生粋の祭り好きだな、と感心しました。クエストでも出番があるといいなぁ。でも無限ガッツだけは勘弁ね?


2018-09-17.

『少女☆歌劇 レヴュー・スタァライト』、第10話の「されど舞台はつづく」で描かれた天堂真矢と西條クロディーヌのライバル関係、そこから齎される真情吐露劇の波濤が想像を絶する領域に差し掛かっていて気を失いそうになった焼津です、こんばんは。This is 真矢クロ。

 なんやかんやで気づいたら特筆すべき今期の注目作になっていました、レヴュー・スタァライト。1話目を観たときは惹かれる部分よりも引っ掛かる部分が多く、「新人が多いのか、声優の演技がちょっと……」と言及していましたけど、最終話が近くなってきたせいもあってか皆めきめきと成長が感じられる演技になっています。振り返ってみると、大きな分岐点はやっぱり第7話の「大場なな」ですね。第6話「ふたりの花道」までは個々のキャラを掘り下げていくオーソドックスな構成で「面白いけど『これから始まるソシャゲの宣伝アニメ』みたいな印象が拭えないな」って感じだった。第7話もタイトルからして単なるバナナちゃんの掘り下げ回だろう、とタカを括っていたらアレですもの。仕掛けに驚いたというわけではない(仕掛けそのものはありがち)、仕掛けが明らかになることで「大場ななの掘り下げは本編と並行して進められていた」ことに気づかされるのが衝撃的だったのだ。舞台版にも興味が出てきたし、全然やるつもりのなかったソシャゲ版もちょっとプレーしたくなってきた。飽きっぽさには自信のある私だからあんまり配信が遅いとやる気ゲージもメキッと下がるだろうけど。配信予定日は11月30日、果たしてそれまで熱が保つだろうか。

アズールレーン:人気スマホゲームがテレビアニメ化 艦艇が美少女に擬人化(まんたんウェブ)

 率直に書くと『艦これ』との区別があんまり付いていないから込み入ったコメントができない例のスマホゲーム、日本での配信1周年を迎えるや否やもうアニメ化が決まったようです。早い、すごく早い。アズレンこと『アズールレーン』は中国産のスマホゲーで、漢字表記だと『碧藍航線』になる。擬人化(というか美少女化)した艦船たちを率いて戦う、もろに『艦これ』ライクなコンセプトのゲームですが短期間に人気を集め、いっときはTLがアズレンの話題で埋まったこともありました。CGにかなり力を入れている感じで塗りがとても良い。「エロゲーのサンプルCGか?」ってくらい過激なイラストが多いのはアレですが……公式があまりにもエロ過ぎて同人の需要が減るレベル。

 アニメの監督はきんモザやグリザイアシリーズ、Rewriteで有名な「天衝」、シリーズ構成は「ドグラQまだー?」でお馴染みの「鋼屋ジン」。「これ本当はエロゲーアニメじゃないのか?」って疑ってしまうような布陣です。鋼屋さんもこのまま高橋龍也コースでアニメ業界に行っちゃうのかな……リンク先のあらすじ紹介を読むと例によって例の如くネウロイ的な謎の敵(たぶん最終回までやっても謎のままだろう)と戦うありがちなパターンになっているみたいだが、「軍事連合アズールレーン」において「理念の違いが表面化」し「各陣営の思惑が渦巻く」そうで、後半は内紛を巡る話になるんじゃないかって気がします。艦船同士でのガチバトルに発展するのかな。インスパイア元である『艦これ』は各種設定が曖昧なままアニメ化されたせいで非常にフワフワした掴み所のない仕上がりになってしまったが、アズレンはそのへんをうまく乗り越えられるだろうか。とりあえず1話目くらいは観るつもりでいます。2話目以降は流れ次第。

 しかしソシャゲのアニメ化ラッシュ、収まるどころかどんどん加速してますね。この調子で行くとプリコネとかドルフロもアニメ化するのかな。

ごちうさ:テレビアニメ第3期が20年制作 19年にOVAも(まんたんウェブ)

 「ごちうさ」こと『ご注文はうさぎですか?』、待望のアニメ企画再々々始動です。2014年にTVシリーズの1期が、2015年に2期が放送され、2017年には劇場版(尺からするとほとんどOVAだが)も公開されたけど、それ以降の動きがなくて気を揉んでいたところにこの報せだからとても嬉しい。「2期があったら奇跡」と言われるきらら系アニメでよもや3期目まで辿り着くとは。ごちうさ以外のきらら系アニメで3期に到達できたのって今のところ『ひだまりスケッチ』だけです。『ひだまりスケッチ』は3期どころか4期までやって、原作もまだ続いてますから5期目が訪れる可能性もゼロではない。ただ吉野屋先生が……いや、話を戻そう。2期以上やったきらら系アニメ、ごちうさやひだまりの他には『けいおん!』『きんいろモザイク』『NEW GAME!』の3つのみで本当に狭き門といった印象である(たまに間違われるが『のんのんびより』はきらら系じゃない)。今のところ「2期がありそう」な雰囲気漂っている作品も『ゆるキャン△』くらい。放送が再来年ということもあって気が遠くなりそうではあるけれど、3期目なんて奇跡中の奇跡みたいなもんだから素直に喜びを噛み締め待つとしよう。

『グランブルーファンタジー』、新規SSR「ツンデレ宰相 フーちゃん」実装

 「新武器・キャラクター登場!」っていういつもの告知に続いてコレが出てきたとき目が点になりましたわ。「キャタピラとヴィーラ」も大概だったが、まさかフーちゃんまで来るとは。フーちゃんの大元はエルステ帝国の宰相「フリーシア」で、本編シナリオにおいて主人公たちを苦しめるあまり同情の余地がない悪役――チャラ男のローアインすら「ガチめにヤバイ所業かましまくってっからなー」とコメントしている――なんですが、今月サイドストーリーへ追加された「とりまトッポブで。」の第4話においてはローアインの友人・トモイ(こいつもチャラ男)と愛の逃避行を繰り広げるヒロインになっている。と言っても「フリーシアが好み」というトモイが思い描いた「彼女をモデルにした妄想上のヒロイン」であり、あくまでイミテーションな存在ゆえ本人と区別するために「フーちゃん」って呼称が用いられています。FGOで喩えるとジャンヌ・ダルクとジャンヌ・オルタくらい違う。ちなみに、グラブルにも光ジャンヌと闇ジャンヌがいますけど、「光ジャンヌが闇堕ちした存在」なので同一人物という扱いです。

 作中においてさえ「単なる妄想」でしかないキャラがバトルユニットとして実装される……ある意味すさまじい自由度の高さを誇るゲームだな、グラブルは。「とりまトッポブで。」はローアインたちがひたすら妄想を垂れ流すだけの、くだらないんだけど気楽にちょこちょこ読み進められるギャグイベント。ローアインはコックなので料理が上手く、「貴女の味噌汁、俺に作らせてくれ!」と「えっ、この世界に味噌汁あるの!?」な口説き文句を使ったりするのが愉快。キメラを「ゴチャ混ぜヤロウ」と雑な呼び方するのも好きです。グラブルはとにかく胡乱なエピソードが多いので与太話好きにはたまらない。同じくローアインたちをメインに据えた「粧して臨めよ花戦」という合コンイベントもあり、内容的には「とりまトッポブで。」の続編みたいなものらしいからこっちもサイドストーリーに追加してほしいですね。実は開催時にプロローグのあたりだけちょっとやったんですけど、キャラとかネタとかあんまりわかんなくて中座してしまった。「今だったら楽しめるのに」と考えて歯噛みしちゃう。

【予告】期間限定イベント「バトル・イン・ニューヨーク 2018」開催予定!

 「さまざまな景品が貰える抽選=ボックスガチャ」があり、「コンティニュー不可の超高難易度バトル」もある……名前変わってるしバナーに出てるのもギルだけど、要は毎年恒例のネロ祭だ! ネットでは早くも「ギル祭」と呼ばれていたりします。さて、餓えた獣のように涎を垂らして「ボックスガチャ! ボックスガチャ!」と喚くプレーヤーたちの異様な姿に新規開始勢の方々が驚いていると仮定して説明致しますと、FGOのボックスガチャは「素材・種火・QP・マナプリがまとめて手に入る」という非常に効率が良くて美味しい報酬抽選システムであり、一年でもっとも手持ちサーヴァントの育成が捗る時期です。開催期間中は種火集めや宝物庫襲撃をする必要がない。金林檎(黄金の果実)どころか虹林檎(聖晶石)を齧ってボックス開封に勤しむ人も珍しくはなく、「しばらく左団扇で暮らしたい」がために誰もが周回の鬼と化す。私も今年は本気出してボックスガチャを回す所存である。どれくらい本気かと申しますと、ネロ祭(ギル祭)に備えて機種変することを決意しました。いい加減AndroidタブレットでFGOやるのがキツくなってきた(ロードに時間が掛かり過ぎるし、演出の重い宝具を撃とうとすると30秒近くホワイトアウトする)ので、思い切ってiPadを購入。通販だからまだ届いてないけど、きっとiOS版のFGOはサクサクと軽快に動く、はず。気分一新して「オープン・コンバット!」と心の中で雄叫びを上げながらガンガン周回してやりたい。

 バナーにギルガメッシュ(アーチャー)が載っているくらいなので弓ギルの復刻PUは当然あるでしょうが、他の面子はどうなることやら。これまでのネロ祭を振り返りますと、初回(2015年)のピックアップサーヴァントは「アルテラ(☆5)/ネロ(☆4)/カエサル(☆3)/ロムルス(☆3)」、第2回(2016年)のピックアップサーヴァントは「ネロ・ブライド(☆5)/ネロ(☆4)/カエサル(☆3)/ロムルス(☆3)/ブーディカ(☆3)」、第3回(2017年)のピックアップサーヴァントは「ブリュンヒルデ(☆5)/ネロ・ブライド(☆5)/ネロ(☆4)」。☆4セイバーのネロは常連だからほぼ確実にピックアップされるだろうけど、ネロブラはどうなんだろな……去年のネロ祭以降ずっと復刻されていないから、たぶん入ると思う。「ギルガメッシュ(☆5)/ネロ・ブライド(☆5)/ネロ(☆4)」、素直に考えればこの組み合わせだと思う。

 しかし、去年いきなりブリュンヒルデの復刻をぶっ込んできた(バナーは体操服ネロだった、そういえば体操服霊衣は復刻されるのか?)サプライズ好きの運営だ。ここで予想外な球を放り込んでくる可能性は否定し切れない。ネロ祭はシナリオパートがオマケ程度(初回はそもそもシナリオが付いてなかった)ということもあって概念礼装以外は新規の追加がない、つまり新キャラとか出てこないイベントなんですが、そろそろ「いつものパターン」を崩しに掛かるかもしれません。で、もし新キャラが現れるとしてもっとも可能性が高いのは……バナーに映ったギルガメッシュ、舞台はニューヨーク、要するにアメリカ。アメリカのFateと言えば『Fate/strange Fake』(「スノーフィールド」というアメリカ西部に位置する架空の街が舞台)。Fakeでギルと因縁があるキャラ……まさかア(以下略)。いえ、Fakeはまだ完結してないからギルとエルキドゥ以外のキャラは基本的にFGOへ出てこないはずなので、今のは単なるジョークです。ティーネ礼装くらいは辛うじてあるかもしれない。真面目に書くとギル絡みで来る可能性がもっとも高い新規鯖はプロトギルですね、CV.中村悠一の。プロトセイバーとプロトランサーが既に実装済だからラスボスを除くプロト勢で未実装なのはもうアーチャーとライダーだけです。意表を衝いてプロトギルじゃなく「ラスボス」の方が顕現したら笑うけど、さすがにないでしょう……そいつは「あっと驚くサーヴァント」どころではないぞ。

 「ネロ祭」の名称は今後も一種の名残として継承されるかもしれないが、実態としては今年から持ち回り制に移行するのかしら。来年はまた別の「○○祭」が開催される予感。「タマモ祭」とか「イリヤ祭」とか「エリ祭」とか。「キアラ祭」……はやめておこう、切実にヤバい。あと、京まふ中継のニコ生をタイムシフトで確認したら「第二部クリア前提のイベントも近々開催予定」と仄めかされていたから復刻ハロウィン前後に難易度高めの新イベントが来るかもしれない。それに備えて手持ちのスキルレベルを可能な限り上げていかないと……ああ、とにかく骨と塵と羽根とスキル石とQPが足りない! あれもこれも足りない! もういっそ全素材をBOXに入れてくれ!


2018-09-15.

・烏丸渡の新作コミック『魔法使いと竜の屋根裏(ドラゴンズロフト)』、出だしとなる1話目が露骨な設定説明回だったせいで若干盛り下がったものの、2話以降はヒロインの可愛さで盛り返していって読み終わる頃には「続きが楽しみ!」となった焼津です、こんばんは。

 ジャンルは「現代ファンタジー」かな。人類の頭上に突如現れた謎の巨大物体「竜の屋根裏(ドラゴンズロフト)」、「地上に影を落とすことがない」という物理法則を無視して存在するソレからドラゴンが次々と湧いて出て、空域を制限されてしまったために航空技術の発達していないパラレルな世界が舞台となります。「ドラゴンに空域を支配されている」設定って確か『されど罪人は竜と踊る』にもあったな。ロフトの影響で人間たちの中にも超常的な力を使える個体が出てきており、「魔法使い」が免許(ライセンス)制の職業になっている。ヒロインの「鶴城一衣(つるぎ・ひとえ)」も魔法使いの一人。飛翔魔術を駆使してドラゴンの空域を侵犯する彼女は人類にとって歴史の革新者となるのか、それとも災厄の種と化すことになるのか……エンジニアの「風見」に想いを寄せており、「恋する乙女」な側面がバリバリに出ているのも可愛いです。というか、最初風見が主人公だと思って読み進めていたけど、出番的には一衣が圧倒的に多く、今んところ風見の方はそんなに存在感がない。二人の馴れ初めとか、明かされていない情報がまだいろいろとあるのでそのへんは今後次第かな。とりあえずキャラ目当てで追っかけてみることにします。秘書の千早さんが割とツボ。

【開催中】【期間限定】「京まふ2018出展記念ピックアップ召喚(日替り)」開催!

 京まふ(京都国際マンガ・アニメフェア)に合わせてのは記念ピックアップは去年から開催されるようになった(それ以前はアニプレのグッズ販売くらいでそもそも出展していなかったっぽい)んですが、2017年のときのラインナップが土方・沖田・鈴鹿・タマキャ・清姫・牛若丸・小太郎・藤太といった和鯖勢だったので、今年も和鯖で固めるのだろうということ自体は予想されていた。が、この面子(酒呑・頼光・宗矩・以蔵)じゃ「下総国ピックアップ2」とほぼ一緒だから既視感が半端ない。というかなんで段蔵ちゃんハブられたんだろう……酒呑と頼光は「節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔」のときにも復刻されており、「限定の割にはよく見かける顔」って印象になってまいりました。以蔵さんもピックアップされているし、ちょっとだけ……とグラつきかけたが、なんとか我慢した。

 ピックアップに合わせて酒呑童子の強化クエストも実施。酒呑ちゃんは☆5アサシンの中でもっともATKが高く、デバフスキル「果実の酒気」やバフスキル「鬼種の魔」と併用すれば宝具火力がグンと伸びるので「全体Arts宝具にしては威力が大きい」ってのが個人的な感想でした。一時に比べれば増えた方とはいえ全体攻撃アサシンはまだまだ稀少な存在であり、自前で持っていれば充分役割の得られる子だろうと思うんですが……「黄金律(富&体)」発動中はぶっ壊れたNP効率を発揮して200%溜めるのも余裕なパトラ、NPチャージとNP獲得量UPスキルのおかげで宝具回転力の高い蝉様、飽和するほどのスターを稼げる水着牛若丸あたりと比べればいささか地味な印象は拭えず、「Arts宝具なのにヒット数少ないせいで連発が難しい」ことも災いしてユニット評価が低めに見積もられていました。

 今回は宝具強化、単純な威力UPだけでなく「蝕毒状態」が追加されています。「蝕毒状態」は静謐ちゃんのユニークスキル「毒の刃」によって加わった比較的新しいステータス異常で、「毒の効果が2倍になる」というものだ。たとえば酒呑の宝具「千紫万紅・神便鬼毒」はOC1で1000、OC5で5000のダメージを5ターンに渡って与え続ける「毒付与」効果がありますが、ここに蝕毒状態が加わるとOC1で2000(5ターン合計で10000)、OC5で10000(5ターン合計で50000)ものスリップダメージを叩き出す。「毒付与」も「蝕毒状態」も重ね掛け可能なので、宝具を連発できればスリップダメージは更に跳ね上がる。ただ、「蝕毒状態」の効果は厳密に書けば「毒の効果が2倍になる」じゃなくて「毒の効果が+1倍になる」なので、「蝕毒状態」を2回重ねても毒のダメージが4倍になったりはしない。「+1」が2回で3倍に留まります。それでもうまくやれば毎ターン2万を超えるスリップダメージを発生させることも可能なわけで、結構大きな変化と言える。あと、ツイッターに載ってる検証画像からすると千紫万紅の火力そのものがだいたい2、3割程度上がっているみたい。これにより酒呑は全体殺としてトップクラスの宝具火力を保持するに至りました。

 それはそれとして、気になるのは土曜のニコ生で京まふのステージ配信が行われるということ。去年の京まふでもゲストトークはあったのですが、配信はされなかった(はず、少なくとも私は観ていない)。今回わざわざ生中継で配信するということは、何か重要な情報が公開されるからでは……と勘繰ったり。配信終了と同時にまさかの京まふピックアップ2開始という可能性もゼロではない。「和鯖」という括りに該当するはずの茨木、胤舜、インフェルノ、パライソ、段蔵がなぜかラインナップに含まれていないのが妙に引っ掛かるんですよね。新規限定☆5サーヴァントを目玉に茨木、インフェルノ、パライソ、段蔵を日替わりで、胤舜は常時ピックアップ、みたいなのも充分ありえるかと。「和鯖の新規限定☆5サーヴァント」、もし来るとしたら考えられるのは千子村正か、安倍晴明か。「可能性がゼロではない」だけで正直に申せば「いきなり村正や晴明が実装される可能性はかなり低い」んですが、一応警戒しておいた方が宜しいでしょう。ちなみに去年の京まふゲストトークで報じられたニュースは「英霊剣豪七番勝負を10月下旬に配信」「1000万DL突破キャンペーンとして☆4サーヴァントを1騎配布」など。1500万DL突破はまだだいぶ先(12月くらい?)だから「京まふに因んで☆4配布ふたたび」とはならんでしょう。次のイベントか、SINの新情報(ギャグではない)が出るかなぁ。出るといいなぁ。


2018-09-12.

「超可動ガール1/6」TVアニメ化決定!美少女フィギュアとのラブコメディ(コミックナタリー)

 続編が出ることは新刊情報でキャッチしていたけど、まさかアニメ化とはビックリ。『超可動ガール1/6』はフィギュアオタクの主人公と「25cmの嫁」が繰り広げるコミカルな日常を綴ったラブコメ漫画。作者のOYSTER(本当は「O」の上にウムラウトの「‥」が付くけど変換が難しいので省略)は4コマ漫画を数多く手掛けている……というか、非4コマ作品の方が珍しいくらいである。なので「昔からのファンよりもむしろ新規読者の方がすんなり入っていける」形となっています。単行本にして4冊と微妙な長さで完結したが、去年の9月にニコニコ静画で新シリーズ『超可動ガールズ』の連載が開始。ちょっとややこしいけど、『超可動ガール1/6』(ズは付かない)が第1シーズンで『超可動ガールズ』(ズが付く)の方は第2シーズンです。「ズ」のあるなしで検索結果が変わることもあるので注意しましょう。OYSTERは最近『新婚のいろはさん』という「漫画家の旦那と新婚生活を送る女性」の4コマ漫画でもヒットを飛ばしており、こっちもいずれアニメ化されるのではないでしょうか。

 一番古いOYSTERの単著は2003年に出た『ゼルダの伝説 風のタクト リンクの4コマ航海記』(見つけたことがあったけど、定価の倍以上するプレミア価格で諦めてしまった……)ですが、Wikipediaによると1998年頃から漫画家として活動していたそうなので、そろそろ20年くらいになる。有無を言わせぬ勢いとくっきりした絵柄がもたらす独特の「気持ち良さ」を武器にコツコツと固定的なファン層を築いてきた。アニメ化を契機に、更に拡大するのだろうか。これで5分アニメだったらズコーなんですが。

「放課後さいころ倶楽部」TVアニメ化決定!女子高生たちのアナログゲーム物語(コミックナタリー)

 結構前から噂が出ていたけど、やっと正式発表が来たのか。『放課後さいころ倶楽部』は非電源ゲーム、要するに電気を使わないトランプなどのカードゲームや双六などのボードゲームに興じる女子高生たちの姿を描いた青春漫画です。ジャンルとしては「日常モノ」に該当するのかな。「『カタン』などの実在するアナログゲームを題材に選び、ルール説明も交えつつ遊んでみせる」のが特徴で、映像化するとなったら各所との権利交渉が難航するのではないか……海外産のゲームも多いし……と不安視されていましたが、そのへんはクリアしたのかな。『ハイスコアガール』もなんだかんだで放送まで漕ぎ着けたわけだから、何とかなるんでしょう、たぶん。しかし1巻の発売日を確認して驚いたけど、もう5年前なのか……正直タイトルにピンと来なかったせいで新刊情報の時点じゃスルーしてましたけど、表紙イラストの雰囲気に惹かれて購入したんですよね。懐かしい。分類上は「日常モノ」かもしれませんが読み口としては『王様の仕立て屋』などの職業モノに近く、「知っているようで知らないアナログゲームの世界」を疑似体験できるのでオススメ。

小説投稿サイト「NOVEL DAYS」で「過去1冊でも商業出版したことがある作家限定」の『リデビュー小説賞』が開催 これは面白そう(まとレーベル)

 講談社だと高野史緒が『カラマーゾフの妹』で江戸川乱歩賞獲って再デビューした例もありますし、「京極夏彦の持ち込み原稿がキッカケでメフィスト賞が始まった」みたいな話なのかな、これは。ちなみに乱歩賞トリビアは他にもあって、たとえば「当時デビュー済だった若竹七海が力試しのつもりで乱歩賞に新作を応募して最終候補まで残ったけど、編集者から『そういうのよくないよ』と苦言を呈された」って話があります。そのときの応募作が『閉ざされた夏』(応募時のタイトルは『夏の果て』)。編集との繋がりがある場合は普通にそっちの伝手を辿った方が手間も省けるのでいいようです。

 筆名を変えるパターンもちょこちょこあり、再デビュー(復活)作家はあんまり可視化されないんですよね……この賞が話題を喚んで「リデビュー」という現象に前向きなイメージが形成されれば読む側にとってもプラスとなりますから、うまくいってほしい気持ちはあります。『風の白猿神』の滝川羊がリデビュー、とかだったら全力で食いつく所存ですよ。

【追記・更新】【開催中】スペシャルイベント「復刻版:Fate/Accel Zero Order -LAP_2-」開催!

 Zeroコラボイベントは今日から終盤戦に突入。「原作者も知らない四元素アイリ」の登場する、限りなく与太話に近いオマケシナリオが君を待ち受ける! 虚淵玄本人のツイートによると「本編書くだけで力尽きちゃって、らっきょコラボみたいなギャグ編までは用意できなかった」とのことであり、いったい誰があんなふざけた真似を……おや、こんなところにZeroコラボ開催時の竹帚日記が。終盤戦は「アイリスフィール〔天の衣〕」の宝具レベル上げが主な目的となります。攻撃宝具ではなく支援宝具なので、宝具レベルは1でも5でもそんなに大きく変わらない(全体ヒールの回復量が2000から3000に変わるだけだ)けど、大した手間ではないし報酬のQPも美味しいからサクッと凸っちゃいましょう。四元素アイリはそれぞれ専用ボイスが付いているのですぐに片付けずじっくり倒すべし。四元素アイリをすべて倒してミッションコンプリートするとCMを再現したスペシャルバトルが発生し、それもクリアすると高難易度チャレンジクエストが開放されます。今回はメチャむずいというほどでもなく、令呪を使わずに突破できました。

 10日(月曜日)、毎朝の習慣でFGOを起ち上げたら急にデータのダウンロードが始まって「???」とキョトン顔に。後半戦のスタートは水曜日だったはず……マスターミッションの切替日だけど、それでいちいちデータをDLすることなんてこれまでなかったよなぁ? 訝りながら更新されたお知らせを読み、2、3分掛かってやっと「【9月10日(月) AM0:00追記】」の箇所を見つけました。FGOのお知らせは【追記・更新】した場所がわかりにくい……このへんは何とかしてほしいとつくづく思う。ともあれ、☆4バーサーカー「ランスロット」がイベントに合わせて待望のモーションリニューアル! 性能はともかくモーションが初期汎用タイプ臭丸出しで「とてもSRとは思えないな……」ってのが偽らざる感想でしたからね。「おお、やっとか!」と待ちくたびれた人も多いでしょう。狂スロットがFGOに実装されたのは配信開始から1ヶ月後の2015年8月31日、300万DL突破キャンペーン開催時です。実はギルガメッシュと同時実装。他にアタランテ、クー・フーリン(プロト)、メディアもこのとき追加されている。鉄パイプのようなもので敵を殴るだけだった狂スロットがアロンダイトを握れるようになったのが2015年11月、それから3年近く掛けてようやく通常攻撃でも銃火器が使えるようになり、宝具では戦闘機まで呼び出せるようになりました。原作『Fate/Zero』の一場面を再現したものですが、FGOしかやってない人だと「なんでこのバーサーカーF-15を呼び出せるの? 正体はイーグルドライバーなの?」って大いに戸惑うかもしれない。改修前の前傾姿勢に馴染みがある分、改修後の立ち姿(恐らくセイントグラフ準拠と思われる)に少し違和感を覚えるけど、そのうち慣れるだろう。いずれうちにも来てほしいですね、狂スロット……初期実装の☆4で未だにモーション改修が来ていない鯖はマリー、マルタ、ステンノの光弾トリオとタマキャ、アンメア、フランちゃんの汎用トリオか。このへんも近々来るのかな。

 ピックアップと言えば、本日は唯一の孔明単独ピックアップ開催日。というわけでまたまたまたまた『ロード・エルメロイU世の事件簿』シリーズの作者・三田誠がガチャに挑みました。結果を御存知の方も多いでしょうから勿体ぶるのはやめましょう。実に3年以上もの月日を掛け、三田先生が呼符で孔明を召喚しました! 呼符で☆5サーヴァントを引くこと自体が初めてだったそうで、TLは一気にお祝いムードに包まれました。事件簿の完結が近づく中での召喚成功、まことにめでたい。是非とも来年あたりに事件簿シリーズをアニメ化してコラボイベント開催してほしいですね。

・拍手レス。

 境ホラアニメ見てるとこの予算とスタッフがDiesにあれば…と悲しくなる
 目を閉じて夢想し続けるしかない、「ありえたかもしれない」理想のDiesアニメを……。

 朝起きてFGOやってたら狂スロットのモーションが変更されててリアルに変な声が出ました。そりゃ何かDLしてたけれども!好きな鯖なので嬉しいサプライズでした
 宝具でF-15まで召喚するやりたい放題ぶりに笑いました。英霊化したことにより強烈なGに耐えられるようになった仰木一尉が「KooooBaaaaa!」と叫びながら狂スロット目がけて飛んでくる様子を妄想しています。


2018-09-08.

・巷間で話題の「サメがハゲに襲われる映画」、もとい「サメとハゲがバチバチやり合う映画」である『MEG ザ・モンスター』を観てきた焼津です、こんばんは。

 絶望感の凄まじい話になっていただろうな……そう、ステイサムさえいなければ。「ポシャりかけていた企画を中国資本が拾い上げた」と言わんばかりのあからさまな中国推しには辟易したものの、こんだけ大予算掛けて「ステイサムVSメガロドン」な映画を撮ってくれたことは素晴らしいと思う。年齢制限に引っ掛からないようゴア描写はほとんど排されています(千切れた腕が海面に浮かぶ程度はある)けど、メグちゃんはバシバシと遠慮容赦なく人間を喰いまくっているし、「ビーチに現れて群衆大パニック!」というお約束もキチンと決めてくれます。マニアックなサメ映画が好きな御仁からすれば「お行儀のいい仕上がりですこと」と物足りなさを覚える出来かもしれない。しかし、ポップコーン片手に観る娯楽大作としては過不足のない一本だと請け合えます。

 ホッ、とさせてからのガバッ! みたいなサメ映画の王道演出は外していません。それでいて怖すぎるということもない。とにかくステイサムが画面に映ったときの「あ、こいつ死なねーな」という安心感が異常。ステイサムでピンと来ない方は脳内で主人公をボトムズのキリコやファフナーの溝口さんに置き換えてください。「サメにビーコン付けよう」「船なんか近づけたら粉々にされちまうぞ」「じゃあ泳いでいくか」のあたりはそれくらいのクラスでないと成立しない。体格差があるだけに乗り物を駆使するシーンも多いのですが、生身でアクションするシーンもちょこちょこあるんですよね……それが絵的に「浮いて」ないのだから半端じゃない。恐怖の象徴であるべきメガロドンがだんだん「海底からひょっこりやってきたおのぼりさん」に見えて気の毒になってくるのだから不思議。ステイサムの殺意ゲージがMAXに到達するクライマックスでは「強臓式禿頭を駕発動(オーバーベヴァイゼン)」というフレーズすら自然と湧き上がってきました。インタビューで「想像の中のサメが一番怖い」と語っているステイサム、刃牙の巨大カマキリみたくイメトレでメガロドンと闘う姿が鮮明に想像できて笑ってしまう。みなさんも気軽に気楽に劇場へ足を運んでみてください。

エロゲーメーカー「ミンク」終演へ。。。。1993年に設立、代表作は「夜勤病棟」シリーズ等(ニュー速VIPブログ(`・ω・´))

 今年の4月くらいに美遊(ミンクと同じ系列の会社)がソフ倫から脱退していたので薄々察していましたけど、遂に……アニメ化もした『夜勤病棟』で有名なブランドですが、個人的には『しゃぶり姫』のイメージが強い。買おうかどうか迷った『Realize Me』の評判が散々だった以降はチェックすらいていなかったので、正直そんなに喪失感は深くないですね。一番好きだったのは美遊の『蒼色輪廻』。ループ物であり、且つ異世界ファンタジーでもある。バッドエンドに遭遇してやり直す、というパターンの繰り返しなわけだが、バッドエンドの内容がいちいち悲惨で逆に喜劇じみてくる特異な読み口を有したゲームだった。主人公・堂浦くんのキャラが特に強烈で、ハッキリ言ってヒロイン全員分より存在感があります。「恋愛は人を傷つけますが、オナニーは人を傷つけませんっ!」などインパクトのあるセリフも多い。シナリオを書いた蓮海才太の次回作も期待していたけれど、『緋色梵鐘』ないし『煉獄のノア』は実現しないまま10年以上の年月が流れた。「諦めない」と言い募っていたソフトのうち、もう本気で待っているのはオクルトゥムとドグラQと末期少女病と陰と影とTDA(ザ・デイアフター)だけだな……ちなみに今月は『ぱいずりフィアンセ』を購入する予定です。

スペシャルイベント「復刻版:Fate/Accel Zero Order -LAP_2-」開催予定!

 サプライズ実装は剣ディルこと☆4セイバー「ディルムッド・オディナ」でした。もともとディルにはセイバー適性があるという設定で、5章のCMでも愛用する二つの剣「モラルタ」と「ベガルタ」を両手に握っている姿が描かれていた――にも関わらず、ゲーム本編へ降臨する素振りをまったく見せず幻となりかけていた存在です。ランサーのディルが実装されたのはスカサハピックアップ召喚のときだから、都合2年半以上も遅れる形となった。嬉しいことに、期間限定ではなく恒常での追加である。今回のイベントが終わった後でも引ける可能性があるのだ。もし「期間限定☆4キャスター、ケイネス・エルメロイ・アーチボルト登場!」とかやられてたらせっかく貰った呼符を無に帰すところでした。私、月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)が好きなので……ケイネス先生は今回ショップ店員役に抜擢され、アイテム交換のたびに山崎たくみのボイスが聞けるようになりましたけど、イベント終わったらこのボイスどこに格納されるのかな。他にもイスカンダルのモーションが変更されたりと、復刻イベントにしては力が入っている。でもイベント開始と同時にEXP礼装「刻印虫」をプレゼントボックスへ突っ込む「詫び蟲」は如何なものか。お知らせ読んでない人はギョッとしますよ、アレ。

 イベントは「公式自らが手掛けた逆行SS」と言われるだけあって、「聖杯戦争をやり直したい(負けたのはライダーが劣ったサーヴァントだったからではなく、当時のマスターの腕がヘッポコなだけだったと証明したい)という願いを抱いているロード・エルメロイU世が『もう一つの第四次聖杯戦争』に介入する」、まるで熱心なファンが書いた二次創作のような仕上がりになっています。簡潔に要点を掴んでいて、グイグイ引き込まれる。イベント用に作られた立ち絵も多く、コラボ物としては充分すぎるほど気合が入っており、ぶっちゃけ超楽しい。モコモコ衣装のアイリと黒スーツセイバー可愛い。でも一番可愛いのはやっぱりウェイバー! 聞いた話だとこのZeroコラボあたりでFGOプレーヤーがグッと増えたらしいですね。TL眺めているとイベントを懐かしむ人たちがらっきょコラボ以上に目立つ印象あります。Zeroのストーリーを踏まえて展開するシナリオなので単純にifとして面白いし、「特異点化した以上、何かZeroとは違う部分がある」とほのめかす部分にもワクワクする。

 新登場の剣ディルは恒常高レアセイバー初となるクイック単体宝具持ち。セイバーの宝具はバスターかアーツがほとんどで、クイック宝具自体珍しい。27騎中、クイック宝具のセイバーは他にカエサルと沖田総司と水着フランの3騎だけ。全員単体であり、「全体クイック宝具セイバー」はまだ存在していません。さておき彼の宝具「憤怒の波濤(モラ・ルタ)」は「防御強化状態を解除」と「中確率で即死効果」、2種類の付随効果がある(ちなみにベガルタの方はスキルとして取り入れられており、「激情の細波」という名称になっています)。防御強化状態というのは「変化」系の防御バフだけではなく回避や無敵も含まれるが、「ダメージ判定→防御強化状態を解除」という順に処理されるため敵の回避・無敵を剥がせるものの宝具ダメージ自体は入らない。なお似たような効果を持つケイローンの宝具「天蠍一射(アンタレス・スナイプ)」は「解除→ダメージ判定」という順だから宝具ダメージが入ります。

 スキル構成は同じQ単体剣の沖田と似ており、非常にざっくりと要約したら「クリティカル威力UPのない☆4版沖田」って感じになります。自分で稼いだ星を吸ってバシバシとクリティカルを決めてNP溜めていく、自己完結性の高さから行くと剣スロットとも若干重なる部分があるかな。さすがに☆5の沖田と比べたらステータスやQ性能の差も相俟って「素殴りがイマイチ」と言わざるを得ませんが、「スキルマすれば全スキルのCTが5になる」「恒常なので今後も重ねるチャンスがある」という意味では有用性の高いユニットなんじゃないでしょうか。ただ素材の要求量はかなりエグい(証108個、毒針144個、鉄杭180個!)とのことで、キャラ愛がないとスキルマへの道のりは果てしなくしんどいかも。

 参加条件の緩いイベントだけにエネミーの強さもさほどではなく、攻略自体はサクサク進んだ。礼装そのものではなく「礼装を装備するサーヴァントのクラス」によってドロップ数が変化する、という条件がややこしくて混乱したものの、「アンリを編成しておけばだいたい何とかなる」から助かりました。羽根、塵、八連、歯車、頁と素材のドロップもそこそこ美味しく、ミッション達成報酬も豪華で良いイベントですね。「シナリオの続きが読みたい!」という気持ちでガンガン進めていった結果、素材ばかりでなくQPもたんまり溜まった。そろそろドレイクのスキルマにも目処が立ちそうです。アイリはメインクエスト終了と同時にサプライズ加入し、あとは宝具上げのクエストと高難易度が開放される12日まで残りのミッションをのんびり消化するだけ。

 ところで今更ですけど、イスカンダルやアルトリアはピックアップされているのに今回ギルガメッシュだけピックアップされていないんですね……ギルはお正月に復刻されているから不思議ってほどでもないが、「追加鯖は恒常の剣ディル」という情報で油断させておいて12日にギルと合わせて限定☆4実装という可能性も……いや、ないか。さすがに復刻イベントで新規鯖を2騎も実装するほどの余裕はないだろう、うん。とフラグを立ててみる。


2018-09-03.

TVアニメ版『どろろ』のキービジュアルが良さげで期待の高まる焼津です、こんばんは。

 『どろろ』『摩陀羅』とか『皿の上の聖騎士』の源流に当たる作品であり、不朽の名作ではあるもののアトムやブラックジャックに比べ新規の読者を呼び込む「入口」が不足している感は否めなかった。このアニメが「入口」として充分に機能するかどうかはまだわからないが、来年の楽しみが1つ増えたことは確かだ。是非とも傑作に仕上がって、『摩陀羅』の天使篇が未完に終わったことや『皿の上の聖騎士』の4巻がいつまで経っても出ないことを忘れさせてくれ……。

【予告】スペシャルイベント「復刻版:Fate/Accel Zero Order -LAP_2-」開催予定!

 やっと来ました、Zeroコラボの復刻! 虚淵玄書き下ろしシナリオということでずーっとやりたかったイベントですよ。TVCM観ながら「どんな内容だろう」と想像してきた日々が遂に終わりを告げる。元は2016年のゴールデンウィーク付近に開催されたイベントなので、約28ヶ月ぶりということになりますね。目玉の☆5ライダー「イスカンダル」がピックアップされる(たぶん)のは2017年のお正月以来だから20ヶ月ぶり。オリジナル版は開幕直前キャンペーンで☆5アーチャーの「ギルガメッシュ」と☆5セイバーの「アルトリア・ペンドラゴン」をピックアップしていたけど、今回は3騎、いや孔明を入れて4騎の☆5を日替わりでピックアップするのかしら。聖杯問答の面々が並ぶ召喚画面、是非ともスクショを撮らなければ。

 コラボイベントの復刻としてはらっきょコラボに続く2つ目となりますが、「ライト版」ではなく「-LAP_2-」と今回も思わせぶりなタイトルになっております。「ただの復刻ではない」ってわざとらしく匂わせている。らっきょコラボのときは不意打ちで限定☆4アーチャー「浅上藤乃」を実装してきましたが、今回もまた限定☆4を仕込んでくるのか……? 候補としてはケイネス、ヤング言峰、剣ディルあたりが考えられる。他にゾォルケンや時臣や雁夜や雨生龍之介、ネタ枠として「小林ィィィッ!」やゼっちゃんを予想する人もいる模様。もしこれで☆4アサシン「久宇舞弥」なんて実装されたらカルデアのエミヤファミリー間に漂う空気が大変なことになるな……そしていずれ開催されるであろうFakeコラボでもっと大変なことに。ともあれ、Zeroコラボの嬉しいところは「イベント礼装が恒常化しているのでガチャを回す必要がない」ことですね。☆5礼装の「目醒め前」と「月霊髄液」、☆4礼装の「恋知らぬ令嬢」、☆3礼装の「セルフ・ギアス・スクロール」、全部持っています。剣ジル、子ギル、アレキサンダーも特攻サーヴァントに選ばれているので、狂以外のクラスは埋められるな(お知らせにはないがアンリもフィルタで「次回のイベント対象」と判明している)。イベント報酬礼装の「至るべき場所」は絵柄が好きなので是非とも凸りたい。

 イベントの形式はらっきょコラボやぐだぐだ帝都聖杯奇譚と同じくミッション形式です。ということは、たぶん配布サーヴァントのアイリを霊基再臨させろっていつものアレがあるだろう。交換のオール金種火をプールしておくか、あるいはAP半減期間中に術の金種火を貯めておかないといけない。と言っても術種火拾えるのはもう水曜だけか……イベントの開催期間は2週間、たぶん19日に入れ替わりでネロ祭開始、10月に去年のハロウィンイベント復刻って流れかな。その後にSIN配信して、11月頃にプリヤコラボ復刻と見た。だがもしかすると「今年のネロ祭? ありませんよ?」と通告されて痛哭する非情な可能性も……いや、考えるまい。

 「なんでアキレウスは恒常なのにお前は限定なんだよ」と思わなくもないZeroコラボの目玉たる☆5ライダー「イスカンダル」の特徴は何と言っても「えげつないほどの高火力」ですね。宝具強化済だし、3つあるスキルすべてが攻撃力UP系のバフなので、すべて重ねたうえで宝具を撃つと全体宝具であるにも関わらず単体宝具並みの威力を叩き出します。ごくシンプルに「殴って強い」性能ですが、NPチャージスキルや黄金律系のNP獲得量UPスキルを所持していないため他の☆5全体ライダーと比べて宝具を連発しにくいという難点はあるか。サポートでもあまり見かけないので実はそんなに借りたことがなく、詳しい運用法は知りませぬ。配布サーヴァントは☆4キャスターの「アイリスフィール〔天の衣〕」、メインクエストが終わった後に追加されるオマケクエストをクリアして入手します。サバフェスの後半戦みたいな感じというか、サバフェスの後半戦で呟かれていた「火のBB、水のBBシステムか……」の元ネタがZeroコラボの「火のアイリ、水のアイリ」だという。宝具による全体回復とガッツ付与で耐久戦、特に無敵貫通エネミーや即死付与エネミーを相手取ったバトルでの有用性が高く、去年のネロ祭屈指の高難易度クエスト「幽谷にて」で大活躍したらしい。「幽谷にて」も恐らく再演されるでしょうから、それに備えてZeroコラボを先に復刻したんじゃないでしょうか。

 魅惑の大原さやかボイスを持ったアイリはずっと欲しかったサーヴァントの1騎でして。この日が待ち遠しかった。針金で編んだ剣を飛ばすあのモーションが好きなんですよねぇ。普段使いしにくい性能ではあるが、彼女が加入すれば去年苦労した「幽谷にて」ももうちょっと楽にクリアできるようになるかもしれない。欲を言えばあのモコモコした厚着バージョンのアイリも霊衣として追加してほしい。そちらは望み薄かもしれないが、セイバー(アルトリア)の黒スーツ霊衣は実装されるかもしらん。

・拍手レス。

 パンテオンのゲーム部分ってどうなるんでしょうね。まぁその辺判明するのはまだまだ先の話になりそうですが…。ソシャゲ3つ以上並行してやるのは個人的にしんどいのでFGO以外はパンテオンの為に我慢して枠空けてるんですが、配信はいつになることやら
 ガチャでユニットや装備品を揃えて、デイリーミッションやウィークリーミッションをこなしつつ単調な周回で素材集め、ってよくあるパターンでしょうかね。FGOみたいに石で殴ってクリアできる仕様ならアズラーンやシュピーネあたりの趣味編成で強引に突破していきたい。

 DiesはCFには金出したけど円盤は買わないみたいな人が多くて梯子外された形になっちゃったのが痛すぎる…
 それ以上に新規層をほとんど呼び込めなかったのが痛かった……。


2018-09-02.

・グラブルの新イベント「蒼空(ソラ)の向こう側」、今回は暴走族がメインということで「特攻の拓コラボか?」と笑っていたらマジで画面に「!?」とか出てきて噎せた焼津です、こんばんは。

 

 

 

 

 ちなみに「出発すっぞ」は「デッパツすっぞ」と読む。シナリオとしては去年開催されたイベント「孤独の竜姫」の続きに当たります。「孤独の竜姫」は「マナリア魔法学院」というホグワーツ的な学校を舞台にした話で、愚かな生徒たちが禁じられた召喚術に手を出し、「幽世の軍勢」で溢れ返って学院どころか街全体が滅亡の危機に瀕してしまうが、主人公たちの活躍によって事態は収束、滅亡こそ免れたものの復興には長い時間を要するだろう……っていうような内容でした。先月にサイドストーリーへ追加されたので去年イベントに参加できなかった人も読むことができます。グラブルは配信から一定時間経過したイベントを「サイドストーリー」として恒常化する仕組みになっており、後から始めた人でも楽しめる工夫が凝らされている。ただ、コラボ系のイベントは権利方面が難しいのか、グラブルと同じCygames関係でもないかぎり基本的に恒常化されません。マナリア魔法学院も『神撃のバハムート』に由来する設定で、『マナリアフレンズ』という放送直前に延期が発表されて以降音沙汰がないTVアニメ企画の主要舞台でもあるから、「孤独の竜姫」だって本当はコラボイベントになるはずだったんですが……さておき、「蒼空(ソラ)の向こう側」にはグレア等「孤独の竜姫」のメインキャラも登場しますが、ほんの顔見せ程度なのでぶっちゃけ「孤独の竜姫」やってなくても問題ありません。予備知識としてはむしろ「炎獄先生エルモート」の方が重要かも。エルモートというSRキャラの別バージョンで、確か「孤独の竜姫」と同じ時期に実装されたはず。口は悪いが炎を操る腕は一級品なエルモートが妙な成り行きからマナリア魔法学院で教師を務めることになり、短期間ながらも生徒たちから人気を集めていく……というフェイトエピソードがあり、先に目を通しておくとすんなり入っていけます。

 「蒼空(ソラ)の向こう側」は名門・マナリア魔法学院に通うことで「俺はすごい!」という自負心を涵養していたのに「幽世の軍勢」侵攻に直面してただ逃げ惑うことしかできず、無力感を覚え、自信喪失した一部の生徒たちが非行化。「烈弩宇威愚(レッドウィング)」なる集団を結成し、毎夜暴走行為を繰り返すに至った。「ツバサ」は烈弩宇威愚の中心人物であり、チームのトップみたいな立場に収まっていたが、ある日彼の前にネンショー(少年罪流島)帰りの不良・ショウが立ちはだかり……と、まるでヤンキー漫画を読んでいるような気分に陥るイベントです。回想を見るかぎりツバサ自身は「孤独の竜姫」で描かれた事件が元でグレたというわけではなくもともとああいうスタイルでやっていたみたいだし、対抗組織の「宿命夜想曲(デスティニーノクターン)」は事件前から存在していたようだし、実は「孤独の竜姫」ほとんど関係ないのでは? という疑念が湧いてくる。烈弩宇威愚の面々が道端の困っている人たちを助けて回る、露骨すぎるほど露骨な「根はいい奴ら」描写が入るせいで「非行少年たちの明日なき暴走」要素が腰砕けになっている&殺人行為すら厭わないであろうほどの狂気を見せるボス役のショウがあっさり負けを認めてしまうなど、尺の問題もあってやや拍子抜けなところはあったが、ツバサ(CV.中村悠一)とショウ(CV.谷山紀章)が互いに雄叫びを交わす時点で私の耳が幸せになることは既に確定したイベントでした。やっぱきーやんのチンピラ演技はええわぁ。美味しいところを持って行ったエルモートの人気が急上昇することは間違いナシであり、近々SSRが実装されたとしても一向に不思議ではない。マルチ以外は戦闘パートもないし、マルチも他の強いプレーヤーたちが勝手に倒してくれるから、初心者の方も「!?」とか秋葉流みたいなポーズで単車に乗ってる奴目当てでいきなりプレー開始したって問題ナッシングです。残念ながら配布キャラのいないイベントゆえ、クリアしても戦力増強には繋がりませんが……代わりにチャレンジクエストを突破するとパーシヴァルのジャージスキン「心のアニキ」が手に入ります。来月サイドストーリーに追加される予定の「氷炎牆に鬩ぐ」でSRのパー様がゲットできますから、あらかじめ取っておくとベター。チャレクエはパー様の舎弟として「キメんぞこらーっ!」と叫ぶルリアが面白可愛い。ルリアの声やってる東山奈央はFGOだと茨木童子や鈴鹿御前を演じていますから、その流れで聞くとあまり違和感ないかも。

 グラブルのサイドストーリー見るたび思うんですけど、FGOもこういうふうに過去のイベントをカルデアゲートあたりに常設してほしいですね。監獄塔はもはや期間限定なのが謎ってレベルだし、2015年のハロウィンイベントやクリスマスイベントも復刻する気がないならサイドストーリー化してくれ。ハロエリとサンタオルタが加入すれば配布コンプリートの道筋が見えてくる……と言ってもFGOの場合「イベ礼装の扱いをどうするか」という問題が出てきますし、現実的に考えると常設化は難しいでしょうな。それでもいつかは、と希望を持ち続ける。

最新刊となるスレイヤーズ16巻の発売が決定! 新刊は約18年ぶり(まとレーベル)

 神坂一のファンサイトに「単行本は10月頃に出る」って情報が載ってたから「ええっ!?」みたいな驚きはないけど、『デモン・スレイヤーズ!』から18年も経ったことを考えると絶句したい気持ちにはなる。まだ『キノの旅』の1巻も出ていない頃ですよ。スレイヤーズは「ライトノベルが『ライトノベル』と呼ばれる少し前」に流行ったシリーズであり、なんとなく「とても長い話」のようなイメージを持たれているが、短編集が30冊以上も出ているだけで本編(長編シリーズ)は15冊と割合さっくり完結していた。巻数的にフルメタル・パニック!よりは多いが、オーフェンより少ない程度。

 さておき、今回発売される『アサッテの邂逅』は山ほど刊行された短編シリーズに連なる作品ではなく、かつての完結巻『デモン・スレイヤーズ!』の正式な続編でありナンバリングも「16」となっています。ぶっちゃけ時間が経ち過ぎてデモスレが15だったことも忘れていたぜ。「覚えている部分の方が少ないのでは?」とツッコまれそうなレベルですけど、リナとガウリイが故郷に帰ろうとするあたりはボンヤリ記憶に残っている。その帰途で遭遇した騒動について綴るみたいですね。

 気になるのはこのまま17、18と続いていくのかどうかってことだ……デビュー時は25歳だった神坂一も今や54歳、さすがに以前ほどの執筆ペースは発揮できないでしょうが、ゆっくりとでも巻を重ねていってほしい。あと新作アニメやりそうな雰囲気もヒシヒシと感じるが、どうせなら『日帰りクエスト』の方を映像化してくれないかな。「なんか面白かった」というひどくボンヤリした印象だけ残っていて内容は概ね忘れているから、きっと新鮮な気持ちで楽しめるだろう。

『Dies irae PANTHEON -ディエス・イレ パンテオン-』、ティザーサイトを更新

 月末更新が恒例となりつつあるパンテオン、Worldに黄金と黄昏と刹那と波旬の説明を追加です。相変わらず女神は無辺の美しさを炸裂させており、これは水銀が永劫の永劫倍繰り返して執着するのもむべなるかな。てか、えっ、波旬まで言及しちゃうの? パンテオンってタイトルからも分かる通り表向きは『Dies irae』の派生作品という扱いで、「アニメをキッカケに入ってきた新規層を取り込む」のが本来の狙いのはずなんですが……見覚えのある面々の後にいきなり波旬が出てきて戸惑わないかしら。いや、そもそも「アニメからパンテオンに引き込む」という動線自体が既に破綻しかかっているのではないかという疑惑があるからあまり問題ないかな、うん。

 正田崇がツイッターで「だいたいのキャラはガチャで登場したときに」云々と呟いているところからすると企画は依然ソシャゲの方向で動いているみたいですが、どうもゲーム部分の開発を担当する会社が逃げちゃったみたいで、絵やシナリオの素材はできているのに配信の見通しが全然立たないそうな。Gユウスケの美麗イラストのおかげで期待ばかりどんどん膨らんで、生殺しもいいところですよ。早く来てくれ〜。

「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」TVアニメ化!2019年放送(コミックナタリー)

 やっぱりアニメ化か。というわけで『魔法少女まどか☆マギカ』から8年、遂に新規TVアニメシリーズがスタートします。劇場版の『叛逆の物語』から数えても6年、当時リア中だった人たちも成人している頃合ですね。タイトルに「外伝」と銘打っている通り、マギレコはまどか☆マギカの正統続編というわけではありません。見滝原市ではなく「神浜市」という街が舞台で、「ウワサ」なるエネミーと戦う……らしいが、私はプレーしたことがなくいくらか聞きかじった程度なので、詳しいことは知らないです。少なくとも『叛逆の物語』とは繋がっていないみたい。ツイッターでフォローしている人の何人かがハマっており、断片的な情報はちょくちょく流れてくるんですよね。去年の8月にスマホゲーとして配信されたんですが、バックにアニプレックスが付いているせいなのか戦闘システムがFGOにちょっと似ており、ガチャの渋さもFGO並み。まどか本編に登場するキャラの他、おりこやかずみ、たると、すずねなどの外伝作品キャラも実装されている。とにかくキャラが多く、未プレー勢にはとても全容を把握し切れない。アニメも10クールはないと全キャラの見せ場を用意することはできないんじゃないかな。「女子大生でありながら魔法少女」という七海やちよのインパクトが強く、もし1クールしか尺がないんだったらやちよといろはの2人に絞って脚本組んで欲しい、と個人的に願っています。

 ソシャゲはFGOとグラブルだけで手一杯だし、パンテオンもいつ来るかわからないからマギレコとかプリコネとかメギドとかは気になりつつもダウンロードできなかったんですよね……興味は抱いていたからアニメ化してくれるのはとてもありがたい。前述した通り、まずはいろはとやちよの2人に絞って手堅くヒットさせてから第2弾、第3弾と立て続けに放送していって群像劇めいたマギレコの世界を映像化していってほしいです。そしてそろそろ『叛逆の物語』の続編も……ところでマギレコには「マギア☆レポート」、略してマギレポと呼ばれる公式漫画があり、「マンガで分かる!Fate/Grand Order」同様多くのプレーヤーたちから愛されている。マギレコ配信延期の煽りを受けてネタ切れに陥った折のミニトマト回(やること無くなっちゃったよ)は未だに語り草。マン分かのぐだ子が「リヨぐだ子」として独立したようにマギレポのまどかも「まどか先輩」という鹿目まどかのようなそうじゃないような独自の存在として確立し、イベント報酬キャラにまで成り上がった。私の好きなマギレポネタは「すごく無惨」「マギトワ」。本編やってないからわからないネタも多いんですが、単行本化を心待ちにしている程度には好きです。

「ようこそ実力至上主義の教室へ」作者がシナリオを担当する新作ゲーム『流星ワールドアクター』が2019年発売決定(まとレーベル)

 えっ、『隣の少女(仮)』は?

・拍手レス。

 ひゃはーパンティオン更新されてますよ!相変わらず神座のビジュアルが素晴らしい。女神は本当に女神。波旬はやっぱり邪神w蓮君は相変わらず格好いいですなー
 もうちょっとゲームの配信に関する情報よこせ、と思いつつマリィたちのビジュアルを眺めているとニヤニヤしちゃいますね。


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