2015年9月〜10月


2015-10-25.

JOJO第4部のTVアニメ化が決まったと聞いて喜んでる焼津です、こんばんは。

 告知ムービーで「杜王町」と大きく表示された瞬間、テンションMAXリラックス。これはアレですよ、Diesの一番最初のムービーで「正田崇」のフォントがデカデカと画面を埋めた時と同じくらいの興奮。この調子なら第5部もやってくれるかな。映像的には第5部が一番観たいんですよね。

みなとそふと「少女たちは荒野を目指す」TVアニメ化きたああああああああああああ!! 2016年1月より放送開始!!(ニュー速VIPブログ(`・ω・´))

 完全にアニメ化を狙っているキャストだったし、発売前に「アニメ化決定!」の報せが来ても驚くほどではない(フォーリズムやワガハイという前例もある)が、まさかゲームの発売よりも先にアニメの方が来るとは完全に予想外だった。エロゲーじゃないし、比較対象としては『うたわれるもの 偽りの仮面』の方が適切だろうか。あれにしたって一応アニメはゲームの発売後でした。『少女たちは荒野を目指す』は来年3月25日発売予定ですから、延期しなければアニメの放送終了と前後してリリースされる形になりますね。もし2クールだったら1クール目の終了時って形になりますが。ゲームは二部構成で「学生編」と「社会人編」に分かれる(学生時代に交際するヒロインを選ぶことでシナリオが分岐していく)そうだが、アニメはこのうち「学生編」の共通ルートを浚っていく形になるのかな? なんにしろ相当な勝負態勢である。

 是非アニメもゲームもヒットしてほしいところだが、あまりヒットしすぎるとロミオの仕事がこればかりになってますますオクルが遠ざかるのでは……といらぬ心配が募っていく。

【速報】 ラノベ『フルメタルパニック』のアニメ化が決定!ついに来たか!! 【追記あり】(まとレーベル@ラノベ新刊情報サイト)

 「題名についてもまだ未定」ってことはアナザーじゃないのか。アナザーだったら気を持たせないでさっさと公表するんじゃないかと思うし。さておき、ここで『フルメタル・パニック!』についてザッと振り返ろう。フルパニ(フルメタという略称の方が一般的らしいが個人的にはこっちが好き)は1998年に刊行を開始したライトノベルで、書き下ろしと雑誌連載併用の長編シリーズと雑誌掲載を主体とする短編シリーズの二つから成っています。長編シリーズは比較的シリアスなアクションを描き、巻によってはかなり殺伐とした内容になる。短編シリーズはほとんどが学園近辺を舞台にしたドタバタギャグで、シリアス色は希薄。ギャグを控え目にした『サイドアームズ』という長編シリーズ寄りの番外編もあります。長編シリーズが12冊、短編シリーズが11冊(うち2冊がサイドアームズ)の全23冊。2011年の『マジで危ない九死に一生?』が純粋なフルパニの最終巻に当たる。執筆者を変更した続編『フルメタル・パニック! アナザー』も2011年に刊行を開始したため、全体としてのフルパニはまだ完結していない状況です。アナザーは本編12年後の時点からスタートし、本編キャラの縁者も出てくるため素直に喜んだファンも多いのですが、やはり書き手の違いは如実であり、賛否両論だ。私はどちらかと言えば「賛」ですが、出だしで盛り上がりに欠ける感じはしますね。この他に『フルメタル・パニック! RPG』を基にしたTRPGリプレイの『アンダカヴァ』『突然のラスト・プリンス』、コラボ系リプレイの『黒鋼のワンダリング・ジャーニー』などもあるがよく知らんし説明は割愛。

 で、フルパニは刊行当初から人気を呼び、2002年にアニメの放送を開始する。本当は2001年の10月頃に開始する予定だったんですが、直前に9.11のテロが発生し、「飛行機がテロリストによってハイジャクされる」という展開が引っ掛かって延期となってしまった。1期目は2クール24話が放送され、Wikipediaによるとオリジナルエピソードを交えつつ長編シリーズ3巻(『揺れるイントゥ・ザ・ブルー』)まで消化したらしい。アニメ化が決まったのは恐らく『終わるデイ・バイ・デイ(上)』(長編シリーズ4巻)が出るか出ないかぐらいのタイミングだったと思う。私もデイ・バイ・デイの上巻が最新刊だった頃に読み始めました。あの頃は読む小説をほとんど古本で賄っていて「ライトノベルの新刊を買う」ってのは結構な贅沢でしたから、フルパニの新品をまとめて8冊くらい買ったときはもう個人的に大冒険でしたよ。アニメはその後、2003年に『フルメタル・パニック? ふもっふ』(1クールずっと短編シリーズ)、2005年に『フルメタル・パニック! The Second Raid』(『終わるデイ・バイ・デイ』を1クールにまとめたもの)が放送され、展開はそこで一旦終了となった。長編シリーズは年に1冊も出ればいい方、というくらい刊行が遅く、また7巻目の『つづくオン・マイ・オウン』から話に切れ間がなくなってしまうので、映像化し辛かったんでしょう。ファン、特にアニメから入った層は「デイ・バイ・デイより後の長編シリーズを描く第4期」ないし「ふもっふの続き」を求め続けてきましたが、ようやくそれが叶いそうな気配である。でも、The Second Raidから数えても既に10年が経過していますからね……そのまま続きをやっても新規は「?」だろうし、「当時好きだった」くらいの層もストーリーを忘れていて付いていけない可能性がある。第4期というよりむしろ、頭からのリメイクになるかもしれません。予想を超えて長期化してしまったシリーズなので、原作者の賀東にしても「もう一度再構成したい」という気持ちがあるかも。とにかく続報待ち。

 余談ですが、今度続編が出る『恋する乙女と守護の楯』の主人公・如月修史は紛争地帯で孤児だったところを今の上司に拾われてエージェントになった、みたいな経歴だった(うろ覚えだからちょっと違うかもしれない)のでフルパニの相良宗介を連想するユーザーが少なからず存在しました。それゆえ「フルメタルおとぼく」と呼ばれていた過去があります。新アニメ決定でフルパニ熱が甦った方はついでに恋楯もプレーしてみては如何でしょう。新たな趣味に目覚めるやもしれませぬ。ただ一応書いておくと、恋楯の設定やストーリーはかなりツッコミどころが多く、ミリタリー要素を期待すると頭を抱えることになります。笑いながらツッコミを入れるぐらいの余裕がないと楽しめないかもしれませんので、そこらへんは注意されたし。

・拍手レス。

 もう、今回は言葉も出ないですね。あんな残酷で悲惨な脚本を、あれだけ破綻なく書けるなんて、しかも地上波で放送できる範囲で書けるなんて信じられんよ・・・すごいものを見せて貰った気分ですよ。本当に、どこまで行くんでしょうね、この人は・・・>ファフナー16話
 どんまいさんこと堂馬舞が広登を心配して泣くシーンは観ていて胸が潰れる思いでした。「私たちを、戦って死んだ人たちを、バカにすんなぁ!」という里奈の叫びが強く響くのも今までの積み重ねがあってこそですね。

 女装潜入痔…潜入した修史さんの尻に何が
 間違えて女装したまま男子校に潜入しちゃったとか……直しておきましたが、「痔」なんて字ほとんど打つことないのになんで変換されたんだろう。謎。

 一番当たって欲しくない予測が当たっちゃいましたよ・・・あ〜、なんてこった>ファフナー17話
 カノンの選択肢の中に「自分の生き残る未来」と「一騎と結ばれる未来」が存在して、その両方をカノンは選べない。そして、彼女が選ぶのは「自分を犠牲にして全てを救う未来」である。ここまでは予測してたんですが・・・もう、涙が止まらないです。
 なんか、広登も死亡確定っぽいし・・・一気にどん底に突き落とされた気分です。

 「永訣の火」って、灯籠流しのことか……と一旦ホッとさせてからの地獄落とし。カノンちゃんの退場は薄々予感していたことだが、いざそのときが近づくと「やだ……やめてよ、カノンちゃんを奪わないで!」と半泣きに。もうだいぶ心がボロボロですけど、来週もまた不穏なタイトルで休まる暇がない。

 田中ロミオシナリオの「少女たちは荒野を目指す」体験版来ましたね……。マスターダウンの下りはもうなんというか霊長流離オクルトゥムが頭をよぎって仕方なかった
 体験版はやってませんが、内輪ネタというと『おたく☆まっしぐら』を思い出しますね。同日発売ソフトのネタを飛ばす件には「正気かロミオ!?」と驚愕した記憶が。


2015-10-22.

・今期まったくのノーマークだった『ヴァルキリードライヴ マーメイド』が意外と面白くて気に入りつつある焼津です、こんばんは。

 「ヴァルキリードライヴ」プロジェクトという「女の子が武器になって戦う」メディアミックス企画の一角を成す作品。アニメの「マーメイド」以外にもソシャゲの「セイレーン」、コンシューマゲームの「ビクニ」が存在する模様だ。「女の子が武器になる」のは新種のウイルスに感染したためで、彼女たちが犯罪やテロに悪用されぬよう管理する目的で世界政府は5つの人工島に感染者たちを隔離した――という設定が背景にあります。マーメイドとかセイレーンというのは人工島の名称で、どうも人魚がモチーフになっているみたいですね。残りのふたつはローレライとインスマスかしら?

 「人間(のようなもの)が武器になる」という設定で『ソウルイーター』を思い出すか『エレメンタルジェレイド』を思い出すか『レジオン・ド・ヌール』を思い出すかは人それぞれでしょうが、「新味がない」って印象は共通しているはずです。精神的な高揚を得て興奮すると女の子が武器化する、と一応説明しているものの、おっぱい作画や愛撫描写が相当に露骨で「お色気」を通り越して「下品」スレスレの領域に達しており、「汚い『ソウルイーター』」「汚い『エレメンタルジェレイド』」「汚い『ウテナ』」などといった評価が飛び出すのも頷ける。さすがにここまで明け透けなのは好みじゃないから最初スルーするつもりでいたけれど、他のアニメの録画予約をするついでに何となく予約し、「ちょっとだけ観て消そう」と再生したらアッサリ引き込まれてしまいました。

 「感染者は女性だけ」なので一部の回想を除き男キャラは登場しません。女性キャラが女性キャラに興奮させられて武器に変身する、その生々しい光景は「百合」なんて可愛らしいものではない。「で、これいつ深見真がノベライズするの?」と訊きたくなるほどレズレズしい空気に満ちている。主人公の処女まもり(とこのめ、と読ませるがヒドい字面だ……)は白馬の王子さま到来を夢見るノンケですが、2話目の時点でだいぶ陥落ちかかっています。まもりを武器にして戦うパートナー、敷島魅零は非常に寡黙で、「普通ならキメ台詞を口にするだろ」ってシーンでもほとんど喋らない。少ないながら喋るシーンはあるのでまったく口がきけないわけでもないのだが……『スタミュ』の空閑愁と組ませたら完全な無音劇と化すだろうな。ともあれ、パートナーが無口なせいで「掛け合い」と呼べるような場面も極小しか存在せず、1話を観終わった時点ではちょっと物足りなかった。しかし、2話のラストでひっくり返った。

「あなたのお名前は?」
「敷島魅零。15……です」

 15歳……だと? この身体で15歳!? Hカップなのに15歳!! まもり(高2の16歳)よりも年下とは。最低でもタメだと思っていただけに衝撃的だった。凶暴そうな見た目に反して純真で、ヒロインよりも年齢が下で、付け足しみたいに「です」とか言っちゃう子……これは断然アリやね。ヒロインとヒロインの組み合わせが超ドストライクで、視聴継続確定と相成りました。消しの光がキツすぎてイライラするのは難点ですが、今後魅零の元カノ的な子も出てくるみたいで、大いに修羅場るのではないかと今からとっても楽しみ。

【雑誌情報】AXL最新作は「恋する乙女と守護の楯〜薔薇の聖母〜」!ブランド初の続編作となる10周年記念タイトル(つでぱふ!)

 生きていてよかった……恋楯、8年の時を超え、まさかの続編! 公式の嘘予告ネタが実現しちゃって、瓢箪から駒というか何というか。『恋する乙女と守護の楯』は2007年6月に発売されたゲームソフトで、AXLにとって3作目(すたじおみりすペレットから発売された『チュートリアルサマー』も含めると4作目)。それまで「ワゴンセールの常連」だったAXLに転機をもたらした1本であり、翌年2008年にはPS2移植版である『恋する乙女と守護の楯 -The shield of AIGIS-』もリリースされました。童顔のエージェント・如月修史が女装して女学園に潜入しお嬢様たちを人知れず護衛する、割と無茶苦茶なストーリーではあったものの「君を護る!」と任務に燃える主人公の姿が実に好ましかった。一時は「アニメ化決定」の噂も流れたものの、結局誤報として雲散霧消。如月修史(女装潜入時の偽名は山田妙子)の声を釘宮理恵が演じた(ドラマCDと移植版のみ、PC版は主人公ボイスレス)くらいなので、マジネタだと思ったんだけどなぁ……ゲームそのものの感想は発売当時に書いた奴を参考にしてください。

 セント・テレジア学院(1作目の舞台)での任務を終えた修史がまた新たな女学園に潜入する、という仕切り直しのエピソードで、まぁ続編やるならそうするしかないだろうな、って思ってました。主人公は警備会社「アイギス」に所属するエージェントで、前作だと「ファランクス」っていう新興ギリシャマフィアが敵役を務めたのですが、ぶっちゃけほぼ名前のみで詳しい組織の実態は明らかにならなかったんですよね。だから今度こそファランクス壊滅、みたいな話になるのか、それともファランクスうっちゃってまったく関係ない話になるのか。正直そのへんはどうでもいい。あまり気にならない。気になるのはやっぱり、前作ヒロインとの絡みですよ。ヒロイン総入れ替えになるみたいだけど、隠しキャラみたいな扱いで前作ヒロインが登場するかもしれない。可能性はゼロじゃない……が、厳しいかな。他校生だから、学園間イベントでもないとなかなか出番がない。何か理由付けて転校させることもできるっちゃできるが、穂村有里を演じた声優の如月葵が既に引退宣言しちゃってるんで、有里らへんはそもそも出せるのかって問題もある。一応、「長く続いている作品に関しましては、担当しているキャラクターの声を継続させて頂きたいと思っています」とコメントしているので完全に芽が潰えたわけではありませんが……うーん。

 何にせよ、如月修史(山田妙子)ともう一度会えるってだけでも望外の喜びですよ。もう面倒だから表記を山田妙子で統一するけど、山田妙子は半ばAXLの看板娘みたいな存在で、展開が終了した後もちょくちょく発売前嘘予告とかに出演していて、「いつか続編が来たらなぁ」とずっと願っておりました。エロゲーの女装主人公と言えば知名度的には「宮小路瑞穂」がトップクラスでしょうが、瑞穂はそこまで強く女装を嫌がってなかったこともあり「何らかの事情でやむを得ず女装して、イヤイヤなんだけど似合ってしまう」みたいなシチュが大好物の私にとってはイヤイヤ度がやや足らず、ちょっと不満だった。その点、妙子は「護衛対象の命を守るために」「護衛対象からも正体を隠して」羞恥心を堪えながら女装に勤しむのだから理想的でした。妙子とは違うタイプの理想を叶えてくれたのが智ちんこと和久津智なんですが、話ズレるから割愛。とにかく思い入れが深い作品なので、喜びと不安が相半ばします。ツッコミどころはいろいろと多かったけど、それでも夢中になれる楽しさだったのですよ。

 “テックジャイアン”の2015年12月号、つまりつい先日発売された号に詳しい情報が載っている&前作が丸ごと収録されているようだから、前作未プレーで興味のある方はTGを買ってみてはいかがだろう。一昨年出たリニューアルパッケージ版も概ね3000円台で売っているから、「やっぱりパッケージが欲しい」って方はそっちを購入するのも手である。ところで真田設子役をやっていた松田理沙は『タユタマ』の泉戸ましろ役でお馴染みだが、『タユタマ2』はどうなってるんでしょうね。

・拍手レス。

 恋する乙女と守護の楯の続編がでるそうですよ、AXLも10周年か〜・・・何か早い気がします
 いや〜ビックリしました。最近は「○○から10年」があまり懐かしくない(そこまで昔と思えない)ケース多くて時の加速を感じる。


2015-10-19.

・酒飲みながら『ゆるゆり さん☆ハイ!』観てたらEDロールで「脚本」の項に深見真と並んで滝川廉治の名前が載っていて「アイエエエエ!?」となった焼津です、こんばんは。

 来月ダッシュエックスで久々に新刊を出すというのは知っていたけど、まさかその前にアニメ脚本家デビューを果たすとは……長らく放置されていたブログもいつの間にか再開しておるし。「テルミーの三巻も諦めていません」とのことで胸が熱くなる。驚いたが結果的に酒がますます旨くなったので良しとした。どうでもいいが『ゆるゆり さん☆ハイ!』というタイトルを聞くたび『マスクドシャンハイ』を思い出す。渾沌かわいいよ渾沌

作家「冲方丁」さんが『冲方丁の留置所日記(仮)』という連載小説を執筆予定www ネタかと思ったらマジだった(まとレーベル@ラノベ新刊情報サイト)

 ジェフリー・アーチャーの『獄中記』思い出した。「転んでもただでは起きない」のが作家の特徴なのか……それはそれとしてアーチャーの『獄中記』、文庫化したのって結局「地獄篇」だけで、「煉獄篇」はとうとう文庫化しなかったのか。原書はこれに「天国篇」を加えて3部作となっているのだが、「天国篇」については文庫化どころか邦訳自体されなかった模様。日本だとジェフリー・アーチャーの投獄はそこまで関心を持たれなかったのだろうか?

【朗報】 『落第騎士の英雄譚』がシリーズ累計100万部を突破! 順調に伸びてるな(まとレーベル@ラノベ新刊情報サイト)

 あとがきによると2巻までの時点で10万部だったそうだから、巻割で見るとほぼ倍増か。まだアニメも始まったばかりだし、これからドンドン伸びると思います。私は3巻の途中あたりまで読んで放置し、アニメの放送をキッカケに再開、今5巻の途中まで進みましたが……ちょうど話が盛り上がってくる手前のところで中断していたみたいで「なんやってんだよ自分!」と罵りたくなった。原作3巻までが破軍学園の学内選抜戦を描く「校内編」、4巻から「全国編」(正確に言うと4巻はインターミッション的な内容で、七星剣武祭が始まるのは5巻から)になるんですけれど、シリーズとしては七星剣武祭開幕からが本番だと申し上げても過言ではない。アニメはそこまで進めそうもないですけどね……分割2クールとかでないかぎり。『精霊使いの剣舞』もアニメは「精霊剣舞祭」に辿り着かないまま終わったらしいし、同じ具合になりそう。六畳間といい俺ツイといい、「ここから面白くなるのに」ってところで終わっちゃうラノベアニメ多いんだよなぁ。ホント、何度も書きますが、『落第騎士の英雄譚』は是非ヒットを飛ばして2期確定させてほしいもんです。

kashmirの4コマ「○本の住人」11年の連載に幕、12月には新作を開始予定(コミックナタリー)

 遂に終わっちゃうのか……『落花流水』も完結しちゃったし、きらら系の古参4コマがどんどん終了していきますね。『○本の住人』は眼鏡っ子の小学生を主人公にしたコメディ漫画で、リンク先の紹介では「日常系」となっているが、実際に読んだ人にとっては「日常……系……?」って感じでしょう。逮捕オチが好例になっているキャラとか、「これが日常ならたまったもんじゃねぇよ」という心の器にヒビが入っているようなノリ。kashmirはホンワカした可愛らしい絵柄を紡ぐ割に基本的なテイストがキ印で、しかも過積載なくらいネタを詰め込みまくる。○本はそれでもまだ大人しい方で、『てるみな』あたりまで行くと幻想と眩暈の迷妄が異次元の領域へ達してしまっています。『百合星人ナオコサン』のOVAも出たくらいだし、決して「アニメ化不可能」な内容ではなかっただろうが、やはり「日常系」から乖離した濃さゆえに敬遠されたのだろうか、TVアニメ化の機会には恵まれなかった。私は日常系が嫌いというわけじゃなく、むしろ好きと言っても構わないほどだが、それ一色に染まらないでほしい気持ちがなくもない。今後も現れるであろう○本みたいな変わり種たちを、できるだけ応援していきたいです。

・拍手レス。

 まぁ良くあるラノベアニメかな……と思っていたらOPが酒井ミキオでぶったまげました>落第騎士 大沼心監督は個人的に好きなので今後も楽しみです ちなみに私は2話で妹にハートを鷲掴みされました
 EDもアリプロですし、なんだかタイムスリップした気分に。大沼心監督はバカテスやプリヤの印象が強いけど、調べてみると『六畳間の侵略者!?』もやってたんですね。知らなかった。落第騎士が監督の新たな代表作になるくらい盛り上げてほしいところ。

 落第騎士いいですよね…ハーレム全盛な今のラノベの中でここまで一途なのは読んでて砂糖吐けて有難いです。
 狙いがメインヒロイン一人に絞れているぶん、ラブコメ描写もノルマ的な要素じゃなくてちゃんと積み重ねになっているのがイイです。流行りに合わせつつ自分のやりたいことを巧くやってるなぁ、と感じます。

 今のところ鉄血のオルフェンズは、SEED、OO、AGEと違って、人の生死にかなりドライな感じですね。ガンダムタイプはソロモン72の悪魔から名前をとっているので、今後どの悪魔から名前をとったガンダムが登場するのかが楽しみです。
 あそこまで躊躇いもなく射殺するとは予想外でビックリしました。なんか戦争というよりマフィア間の抗争みたい。


2015-10-14.

・秋アニメ始まりましたね。2期とか続編を除いた新番組の中では『落第騎士の英雄譚』が気に入った焼津です、こんばんは。

 原作もちょこっとだけ読んでる(大半は積んでいる)んで、そんなに凄く詳しいわけでもないが基本的な設定は頭に入っており、すんなりと楽しむことができた。『学戦都市アスタリスク』といい、「またこのパターンか」ってうんざりされそうな出だしではあったけれど、映像化されたことでコメディ的な掛け合いに関してはグッと良くなりましたね。1話目ということでアクション部分も頑張っていたが、正直2話目以降はどんどんパワーダウンしていくだろうな……それは仕方ないか。作者のコメントによると4話でひと区切りとのこと。1クールで原作3巻目まで進みそうな気配です。原作は番外編も含めると今月出る新刊で9冊目だから、2期のストックは充分にある。是非ヒットして予算マシマシの2期に繋がってほしいものだ。現在のところは「太刀筋が寝ぼけているよ」などネタとして受けている雰囲気だが……確かにあそこ、映像化されるとセリフのタイミングが絶妙すぎて笑ってしまう部分はある。

 ちなみに、私は原作を「ヒロインであるステラのキャラデザがドストライクだった」という理由だけで買いましたが、キャラとして一番好きなのは2巻から登場する倉敷蔵人です。アニメだと出番は5話以降になりそうかな? 原作1巻を読んだ時点では「そこそこ面白い」と思いつつも際立った魅力を感じず、続きを買うべきかどうか悩んだりして、結局表紙のステラに股間を射抜かれて2巻も手に取ってしまったわけですが……気がつくと野郎同士のバトル描写に引き込まれていました。「対戦相手がちゃんと強そうに見える」っていう異能バトル物においてとても大事なポイントをしっかり押さえているあたりが心憎い。

・ほか、『ゆるゆり さん☆ハイ!』は制作会社が変わったけど安定して面白いな、とか。『ヤング ブラック・ジャック』は思ったより地味だったけど一話完結モノとしてはちょうどいいテンポだな、とか。『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』は現状可もなく不可もなく、本格的に盛り上がるのは3話以降かも。ただ、今期で意外だったのは、冗談半分で観た『スタミュ』『Dance with Devils』が面白くて普通に気に入っちゃったことですね。正直言ってネタアニメとして観ている部分も少なからず存在するけど、眺めていて単純に楽しい作品となっている。

 どちらも「ミュージカル」を題材にしたアニメで、メインターゲットは女性視聴者。スタミュが男だらけの学園モノで基本的なノリはゆるめの青春スポ根――『Free!』『ラブライブ!』を混ぜ合わせたような感じであるのに対し、ダンデビは少女主人公がパラノーマルなイケメンたちに囲まれる乙女ゲーチックというか『トワイライト』めいた学園ファンタジーとなっています。女性向けアニメというと『DIABOLIK LOVERS』なんかは個人的にキツかった(魅惑の緑川ボイスじゃなかったらもっとキツかっただろう)けど、この2作に関してはあまり抵抗なく楽しめました。

 『スタミュ』は音楽や芸能で有名な「綾薙学園」へ一般校から転入してきた主人公「星谷悠太」が、学園の花形である「ミュージカル学科」を目指す話。主人公を始めとするメインキャラの5人は内気だったり無口だったり性格に問題があったりといろいろ難点を抱えていてミュージカル学科には行けそうもなかったが、「華桜会」(ミュージカル学科の成績優秀な3年生によって構成される生徒会みたいなもの、もっと平たく言うと能力バトル系の漫画やアニメに出てくる「四天王」的なアレ)の異端児「鳳樹」に見初められ、特別推薦枠で候補生となる。制服のデザインが『魔法科高校の劣等生』っぽくて気になったのが視聴のキッカケで、実際あの恰好で突然歌い出したり踊り出したりされると噴き出してしまう。華桜会の自己紹介を兼ねたミュージカルがいきなり始まる場面など、「えっ、このタイミングで?」と虚を衝く演出の数々が素晴らしい。執拗に「野暮助」と連呼する赤髪キャラ(天花寺翔)や「今回は声優が休みなのか?」と疑うくらい喋らない野郎(空閑愁)、どうしても「朝〜、朝だよ〜。朝ごはん食べて学校行くよ〜」を連想してしまう那雪透、この布陣で最初はなかなか真面目に観ることができなかった(今でもあまり真面目に観れていない気はする)ものの、「ツンデレっぽいのが二人もいやがるぜぇ、こいつらがデレるの楽しみだな、けひひひひ」とゲスな愉悦を味わいながら徐々にハマりつつある。途中でふと正気に返るかもしれませんが、しばらくは追い続けてみたい。

 『ダンデビ』はちょっと伝奇要素の入った現代ファンタジー。頽廃や耽美の色彩も混ざっており、ゴシックなムードが好きな人は冒頭から引き込まれるかもしれない。が、やはり妙なタイミングでミュージカルが挿入される。その唐突さが面白い。病みつきになってしまって、終いには「バトルなんていいから早く歌えよ!」って気持ちになる。ホント、これでシンフォギアみたいに歌いながら戦ってくれたら最高だったのに。まだ序盤なのでよくわからないが、伝奇的な構図としては「アクマ・ヴァンパイア・エクソシスト」の三つ巴らしい。ヒロインを囲むイケメンたちは「アクマ」、魔界に棲む存在。ヴァンパイアはヒトが死に損なったモノで、いわば「死徒」のような感じみたい。エクソシストは両者を狩るヒトの集団。ヒロインの母はヴァンパイアとおぼしき連中に攫われ、ヒロイン自身も「禁断のグリモワール」とやらを探し求めているアクマ(イケメン)に狙われている。ヒロインの兄貴はエクソシストなので、進むにつれてバトル要素が強くなっていくものと予想されます。でも視聴者のほとんどは蹴ったり殴ったりよりもダンスバトルや吸悪歌合戦みたいな展開を望んでいると思う。少なくとも私はそれを望んでいる。いっそDiesのアニメも思い切ってオペラ対決にしてしまえば活路が……。

上遠野浩平の『無傷姫事件』、12月刊行予定。『彼方に竜がいるならば』も来年1月の予定。

 年末年始でかどちんフィーバーだ! かどちんこと上遠野浩平は90年代を代表するライトノベル作家の一人であり、西尾維新に与えた影響も少なくないのだが、メディアミックスをほとんどしないせいもあって最近の若い読者からは認知されにくくなってきているかもしれない。『化物語』のオーディオコメンタリーでネタにされても「?」な反応が結構あったし……『無傷姫事件』は“事件”シリーズとか“戦地調停士”シリーズと呼ばれるシリーズの6作目で、一番最初の『殺竜事件』から既に15年も経っている。知らない人は「へえ、随分と気の長いシリーズですね」って思うだろうか。最初はそんなにペースも遅くなくて年1冊くらいで刊行されていましたが、4作目『禁涙境事件』からだんだん遅くなって、5作目『残酷号事件』まで4年、そして『無傷姫事件』まで6年半と、2冊の新刊だけで10年以上も掛かった勘定に。この調子だと次は10年後かな。

 かどちんの作品はどれもだいたい繋がっていて、全体で壮大なクロニクルを成しているから止まっている作品があってもあまり気にしないのがファンの特徴ですけれど、それでもやっぱりそれぞれに「お気に入りのシリーズ」や「お気に入りのキャラ」がいるわけでしてね……“事件”シリーズの名物キャラ、「ED」ことエドワース・シーズワークス・マークウィッスルが私にとってそれだった。彼は世界に23人しかいないとされる「戦地調停士」(舌先三寸であらゆる揉め事を丸め込む戦略級の軍師)であり、常に仮面を付けて顔を隠しているのが特徴。当時は新本格ミステリが流行っていた(終わりかけの時期だったけど)ので「ミステリーとファンタジーの融合」を大々的に謳っていたが、謎自体は比較的単調であり、ハッキリ言ってミステリ方面のウケはあまり良くなかった。「独特なムードを持った冒険ファンタジー」程度に捉えた方がいいでしょう。かどちんワールドの一部を成すシリーズであるだけに、他の作品にも目を通しておくと細かい繋がりが分かっていろいろと面白いが、シリーズ単独で読んでも問題なく楽しめます。というか私もかどちんワールドに関しては粗方知識が抜けてしまった……“事件”シリーズはいくつか短編が掲載されていて、そっちはかどちんワールドとの繋がりをより密接にする内容だったらしいが、長らく放置されていたため私もまだ読んでいない。確か3年くらい前に電子書籍版が出たんだっけ。そして遂に紙書籍版として“事件”シリーズのサイドストーリー『彼方に竜がいるならば』がまとまる。おかげで“事件”シリーズファンは卒倒するほどの嬉しさに身を貫かれています。私もちょうどEDに会いたくて『殺竜事件』を読み返していたところだ。実にグッドタイミング。

・拍手レス。

 やっと傷物語の映画化の情報が来ましたね。終物語のアニメも放映開始となり、掟上今日子の忘備録もドラマ化されるのが決定したから、これに乗じて、といった感じなのでしょうね。とはいえ、ここ最近の物語シリーズのメディアミックス展開には少々うんざりするところがあるのも事実で……。特に、終物語第一話を別冊少年マガジンに先行掲載のせいで、センターカラーで最終回を迎えたじょしらくが話題性をかっさらわれるという悲劇に見まわれてしまいましたし、シリーズ完結かと思ったら、セカンドシーズンに突入という延命措置…。西尾維新は一生物語シリーズを書き続けならなければならない運命にあるのかと感じてしまいます。
 「ひたぎクラブ」が“メフィスト”に載ったのは2005年8月のことだから、なにげに開始から10年以上経ってるんですよね、“物語”シリーズ。個人的には一生書き続けてもらっても構わない(追いかけ続けるつもり)ですけど、“世界”シリーズや“りすか”シリーズもそろそろ目処をつけてほしいところ。

 なんだか物語シリーズ自体、講談社とアニプレックスが化物語の大ヒットに味を占めて、アニメ展開のためだけに無理矢理延命措置をした結果、ゾンビ小説に成り下がった感が否めない…。本当に完結する日はやってこないかもしれないと思うと、ため息しか出てきません。
 私は『化物語』を読んだときに「どうかこの物語が終わりませんように」と祈ったクチですから万々歳ではある。でも「終わらなさ」がここまで来るとは想像していなかっただけに、ついつい笑ってしまう。

 ヘヴィーオブジェクトがアニメ化されてたのに今気付いた・・・なんか、見覚えのあるタイトルが録画されてたんで調べてみたら、自分でもチェックしてたの忘れてたよ。大丈夫かいな・・・あれは小説向きで、映像化や漫画化には向かないと思うんだが・・・
 ヘヴィオブ、アニメだと展開がトロく感じてしまう。2話かけてもまだアメンボが倒せないなんて……つくづく、映像作品と小説作品は「時間の流れ」に対する感覚が違うな、と思いました。

 最近、ラノベ原作に無関心になってますね、自分・・・特に今期はファフナーと鉄血があるんで、そればっかりに気を取られてましたよ。これもスパロボに来て欲しい、というかメロウリンクと競演して欲しいネタではあったんで気に留めてた筈だったんですが・・・
 ラノベ原作は弾が枯渇気味だし、新作じゃなくて旧作をやってほしい。旧作というか2期目が来なかった作品の続きを……『六畳間の侵略者!?』はホント惜しい。ここから盛り上がる、ってところでちょうど終わってしまった。

 まさかの来栖参戦とか・・・あと、広登が生きてるっぽいですね。>ファフナー15話
 ま、ファフナーの場合、死んだ方がマシな事が多いですけど、広登の能力次第では復活ありえますから、これは嬉しい展開です。

 一瞬過ぎて確信が持てなかったけど、やっぱりあれ来主ですか。広登、あの局面から復活するとなると代償は大きそう。

 アルデミランは、自分も楽しみにしてます。潜在力はある作品なんで、ちゃんと世界観を構築できる人に担当してもらえば化けると思いますよ。いい作品の魅力を引き出すのに長けた、職人肌の人に担当してもらえればいいんですけどね・・・
 自分の中にかなり強烈なイメージが出来上がってるので、正直観るの怖いですね……1話目は最低限観るつもりですが、最後まで追えるかどうか。


2015-10-05.

・先月に『ハイスクール・オーラバスター』の新刊が出ていたと知って時間差で驚く焼津です、こんばんは。

 中学生の頃に『イズミ幻戦記』読んでたからタイトルだけ知っていたけど、まさかまだ続いていたとは……てか、調べたら『イズミ幻戦記』もまだ完結してないじゃんよ。若木未生のシリーズ作品でまともに完結したのって、ひょっとして『グラスハート』だけ?

 『ハイスクール・オーラバスター』(たまに「オーラバトラー」と混同しそうになる)は1989年にコバルト文庫で始まった伝奇ファンタジー。時期的にはアリスソフトのRanceシリーズが開始した頃ですね。当初のイラストレーターは杜真琴だったが、途中で高河ゆんに変更。22巻目まで出したところで休止状態に陥るも、「リファインド」と称して7年ぶりに再開。今回発売された『白月の挽歌』はリファインド2冊目で4年ぶりの新刊、通算24巻目に当たるらしい(『オーラバスター・インテグラル ファウスト解体』は外伝なので除外)。「里見十九郎編」の完結巻でもあり、作者によれば「完全な続き物の三部作」。なのに、この十九郎編だけで11年も掛かった勘定になります。ファンもよく付いてこれるな……さすがに脱落した人も多そうだけど。

 私もちょっと興味は感じているが、完全版(書き下ろしを加えた復刻版)は販売不振につき2冊で打ち切りになってしまった(1冊につき文庫版2巻を合本、本来なら11冊出すつもりだった)そうで「今からコバルト文庫版を揃えるのはなぁ……」と躊躇している。現在のイラストレーターは東冬で、旧来のファンからは不評だが、コバルト版に思い入れがない私は「むしろ東冬がいい」って感じ。完全版の刊行が再開したら検討してみようかな。

3部作構成の映画『傷物語』は2016年1月8日から順次公開! 楽しみだな 【動画あり】(まとレーベル@ラノベ新刊情報サイト)

 やっとかよ。イネスさん並みに説明好きの私が早速解説しましょう。なぜ唐突にイネスさんの名前が出てきたかと申せば、シルバーウィーク頃にニコ動で期間限定無料配信されていた『機動戦艦ナデシコ』をちょっとだけ観るつもりで再生してあっさりドハマリ、「体が止まらねェんだよ!」ってなってしまったからです。ともあれ、『傷物語』は西尾維新による“物語”シリーズの2作目で、発表順としては『化物語』の次に当たる。エピソードタイトルは「第零話 こよみヴァンプ」、その名の通り『化物語』以前の出来事を綴った話となっています。時系列上は『猫物語(黒)』(ゴールデンウィーク)よりも更に前、阿良々木暦が遭遇した「地獄のような春休み」を描いている。終業式が済んだあたりから始まって、春休みが終わるまでだから、だいたい2週間ぐらいのエピソードですな。単行本の刊行は2008年5月だが、それより前に『パンドラVol.1 SIDEーA』(2008年2月)に一挙掲載されている。

 内容は、暦がキスショット(後の忍野忍)と出遭って吸血鬼になり、大いに困っていたところを同級生だった羽川翼に救われる――といったもの。暦が彼の師匠的な存在である忍野メメと出会うのもこのエピソードだ。当然、戦場ヶ原ひたぎなど本編で関わってくるヒロインズとはまだ親密になっていないが、チラッとそれっぽい話題が出たりはする。西尾維新は“戯言”シリーズの時と同様、暦の過去については仄めかすだけ仄めかしておいて詳述するつもりはなかったみたいだが、『化物語』を書いているうちにすっかり気に入って構想だけあった「こよみヴァンプ」を実現化し、以降7年以上経ってもまだ“物語”シリーズの続きを書き続けている。『化物語』が2009年にTVアニメ化され、翌年2010年に『傷物語』もアニメ化決定と発表されましたが、当初は形式も時期もまったく不明でした。2011年になって形式が「劇場映画」と判明、2012年に公開される……はずだったのに、何かトラブルでもあったのか一向に公開されず、制作が中止したのか続行しているのか全然わからないまま3年の月日が経過。こうしてようやく公開時期が明らかになりましたとさ。

 『傷物語』の次に当たる『偽物語』はおろか、『猫物語(黒)』、「セカンドシーズン」と称される5つの作品もTVアニメ化が終了し、「ファイナルシーズン」(という名のサードシーズン)の中核をなす『終物語』がちょうど放送開始したところで「改めて公開決定」なんだから、ファンにとっては「遅すぎるよ!」である。『傷物語』で苦い結末を迎えて暦と忍はギクシャクしてしまう(このため『化物語』で忍との会話は一切なかった)のだが、『偽物語』やセカンドシーズンを経てそのへんはもうとっくに吹っ切れてしまったので、このタイミングで公開されると「今更蒸し返すのか……」という感じがしないでもない。ただ、「3部作構成」という点については納得。『傷物語』も他のシリーズ作品と同じように雑談や掛け合いが多いけれど、一方でアクションシーンもふんだんに盛り込まれており、アニメ映画の標準的な枠である90分程度の尺に収めるのはキツいだろうな……と思ってました。『傷物語』は「三人の吸血鬼ハンター」が町にやってくるので、恐らく各部ごとにそれぞれの吸血鬼ハンターへスポットライトを当てていくのではないかと。タイトルの「鉄血篇」はキスショットの紹介でよく出てくる「鉄血にして熱血にして冷血の吸血鬼」という言葉から来ているのでしょうから、第2部は「熱血篇」、第3部は「冷血篇」になるはず……とドヤ顔で予想するまでもなく公式サイトに「西尾維新による原作小説「傷物語」を、「T鉄血篇」、「U熱血篇」、「V冷血篇」の全三部作として映像化」って書いてありますね。しかし、来年公開か。『俺物語!!』と勘違いしてチケットを買ってしまう人は……いないだろうな、公開時期もズレているし。でもこれがキッカケで“物語”シリーズに入ってくる新規層はあるかもしれない。羨ましいことだ。

ラノベ『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』のアニメ化が決定! 作者すげー喜んでるwww(まとレーベル@ラノベ新刊情報サイト)

 人気はあるけど結構血腥い&大軍が動く戦記モノなんで難しいかな、と半ば諦めかけていましたが……思ったより早く来ました。『天鏡のアルデラミン』は異世界を舞台にした戦記ファンタジーで、「精霊」と呼ばれる存在を戦いに利用しています。他作品を持ち出して喩えるのもアレだが、ぶっちゃけ『銀河英雄伝説』+『皇国の守護者』みたいなノリ。1巻の表紙を飾る赤髪の子(ヤトリことヤトリシノ・イグセム)がいかにもライトノベルにありがちな「ツンデレヒロイン」に見えますが、ツンデレかどうか以前に読者がこの子をヒロインだと認識するかどうかって問題があるんですよね。単に強いとかじゃなくて、鬼神や阿修羅の如き殺戮ぶりを見せつけるんですもの。メインキャラが身体欠損する描写もあり、「ねじ巻き精霊」というどこかホンワリした響きとは裏腹に殺伐とした雰囲気が流れています。

 作者があまり売れ線を意識していないようで好き勝手に書いている部分が多く、それが作品の魅力にも繋がっていますが、主流からは外れた内容だけにアニメ版がどうなるかはかなり心配である。何せ、戦記ファンタジーのアニメは『魔弾の王と戦姫』というコメントに困る先例(悪くはないんだけど、うーん……っていうような)がありますから。アルデラミンも戦争描写はかなり省略気味になるだろうと想像している。ストーリーも、いったいどこで切るのか。たぶん1クールですよね。だとしたら3巻あたりまでか? 4巻以降まで踏み込むとなれば2クールは要るだろうけど、この御時世、それだけの枠を確保するのは困難な気がする。仮に2クールでも、恐らく分割だろうな。

 しかし、やっと戦記ファンタジーのアニメ化の波がやってきたか、この調子だと『アルティーナ』『百錬の覇王と聖約の戦乙女 』『グラウスタンディア皇国物語』あたりも来るかも。ただ、どれがアニメになっても半端なところで終わりそうなのが気掛かりです。

・拍手レス。

 ラノベに限らず書籍が売れなくなってきたのは中身のわからない娯楽にお金を投じたくなくなってきたのかなぁと。有名作者ばかり売れるっていうのもある程度傾向が読めるっていうのもありますし、なろう発はどこまで加筆修正されてるかはともかく流れそのものをあらかじめ把握できますしね。漫画なんかだとコミックスが出る段階だと調べれば掲載分が出回ってるので地雷を踏みにくいってのあるんじゃないかなぁ。
 刊行点数の過剰な増加も要因の一つかもしれません。「選択肢が多すぎて、選択する気持ちが萎える」みたいな。私もここ数年はチェックできる新刊の範囲がだいぶ狭くなってきています。範囲外の新刊に関してはスルーというより、ろくに認識もできない状況。

 シドニアの最終話が、あまりの超展開で笑いが止まらん・・・二瓶さん、天才過ぎ。
 あ〜、でも、本当にこれでアフタヌーン買う理由が消えたよ・・・最近のアフタヌーンはラインナップが微妙過ぎて困る。

 アフタヌーンのコミック、最近だと買ってるのは4、5個かな。good!の方も含めるともうちょっと行くけど。単行本派ですが、雑誌として買うなら本誌よりgood!の方がまだ……という気がしないでもない。

 広登死んだ・・・よりにもよって、ビリーの兄貴に殺されてるって・・・14話でいきなりこれかよ・・・>ファフナー14話
 人類軍に不意打ちされて誰かが死ぬのは分かってたけど、こういう形だとは思わなんだよ・・・ま、直前に死亡フラグ立てまくってたから、そろそろ死ぬとは思ってたけど、これはキツいな・・・言葉も無い

 フラグを高速建造材で炙りまくっていたから察してはいましたが……もっと言うとゴウバインのメットを美三香に託した時点で長くないだろうと思っていましたが……実際に来ると辛い。

 過当競争というよりは下等競争になっちゃってますよね。とにかく、良作と駄作の差が絶望的に大きくて、なのに何故か下を切らないですから。結果として、良作が大量の駄作の中に埋もれる状態になっちゃってますからね。三上延なんて、もっと早いうちに評価されるべきだったと思いますよ。まさに、”悪化は良貨を駆逐する”状態ですね。
 かく言う自分も、ビブリアが出るまで見落としてたクチですけど。いったい、何人の有望な新人が、駄作の海に飲まれて消えていったのか、空恐ろしい気分になります。しょ〜もないイロモノを萌え絵使って売る前に、やるべきことがあると思うんですけどね。世知辛い気分です。

 本当に駄作が多いかどうかは新刊をほとんど読めていない私には判断できませんが、あからさまな打ち切りが多くて「こりゃ出す側もピンポイント狙撃じゃなくて面制圧の飽和攻撃で来てるな」とは感じます。出版不況&何が売れるかわからない時代が背景にあるとはいえ、これじゃ売る側も買う側も疲弊する一方だ。


2015-09-27.

・遂に! 『少女たちは荒野を目指す』オフィシャルホームページが正式オープン! 興奮せざるをえない焼津です、こんばんは。

 というわけで、やっとどんな話なのかが明らかになりました。ずばり美少女ゲーム制作。つまりこれはロミオ版の『らくえん』であり『やましいゲームの作り方』であり『エロゲの太陽』であり、ぶっちゃけ『餓弄伝』ですよね。オタク文化モチーフという点では『おたく☆まっしぐら』の後継的存在に当たるのかもしれない。これまでは気を持たせるべくあえて核心を隠すような宣伝をしてきたんでいまいちピンと来るものがなかったけど、俄然楽しみになってまいりました。特別版がクソ高い(税抜12800円て)ものの、特典の内容次第では購入を検討します。だから何卒オクルを……。

【速報】 『G線上の魔王』や『車輪の国』の知られるライター「るーすぼーい」さんがラノベデビュー これは期待せざるを得ない!(まとレーベル@ラノベ新刊情報サイト)

 『太陽の子』はマジでどうなってるんだ……しかし、これで『太陽の子』参加予定だったライターは全員ライトノベルデビューを果たしたことになるのか。『鷲尾須美は勇者である』をライトノベルと捉えていいのなら、だけど。レーベルは集英社のダッシュエックス文庫、15年近くに渡って存在した「スーパーダッシュ文庫」をリニューアルしたところです。スーパーダッシュはダッシュエックスが創刊した後もしばらく続いたが、今年3月『パパのいうことを聞きなさい!18』(シリーズ完結巻)の刊行を最後に停止状態へ。ダッシュエックスの創刊が2014年11月だから、僅か半年程度の猶予期間だった。しかも完結間近だったパパ聞きの17巻と18巻を除けば、リニューアル後にスーパーダッシュ作品として出したのは『流星生まれのスピカ3』だけ。去年の時点で既に終わったも同然の有様でした。「君はスーパーダッシュ文庫を知っているか?」で「2014年がSDのラストイヤーとなる。そんな予想、ただの杞憂だといいのだが……」と書いたけど、残念ながら悲しい結末となってしまった。結局『R.O.D』完結してないし……『紅』は奇跡的に新刊が出たけど、1年近く経っても続刊の報せがなく「再開」と呼んでいいのかどうか迷うところ。

 さておき、るーすぼーい初のライトノベルは11月25日発売予定で、題名は『白蝶記 -どうやって獄を破り、どうすれば君が笑うのか-』になる模様。「獄を破り」ってことは脱獄モノ? 『プリズンブレイク』か、あるいは『監獄学園』か。タイトルは『パピヨン』を意識しているのかもしれない。ダッシュエックスは王雀孫がライトノベルデビューを飾ったレーベルでもありますが、リニューアルしてから好調に転じたかというと微妙なところです。死臭が漂っていたスーパーダッシュ文庫の末期に比べればまだまだマシですけれど、現時点で特にこれといって目立つ看板シリーズはない。矢吹健太朗イラストの『はてな☆イリュージョン』が売れているくらいか。丈月城の『クロニクル・レギオン』や新木伸の『英雄教室』は伸びそうな気配もするが、看板と呼ぶには程遠い。個人的には『ファング・オブ・アンダードッグ』が好きだけど、あれはもうそろそろ終わりそう。あ、そうそう、さっき書いた王雀孫のおわらいぶ2巻も同日刊行予定です。またぞろ延期しやしないかと心配。

 それと、11月のダッシュエックス文庫は滝川廉治の新刊も発売する予定。奇跡の復活だ。4年前の『テルミー2』を最後に新作が出なくなり、ブログも3年半ほど前から更新停止状態に陥っていて気を揉んだが、まだ彼の筆は健在だったらしい。いまいちパッとしないダッシュエックス文庫だけど、カタケンとタキレンのふたりを復活させてくれた(あと『後宮楽園球場』の続きを出してくれた)だけでも充分ありがたい。

天野こずえ「ARIA」完全版、全7巻で刊行決定!カラーページも完全再現(コミックナタリー)

 久々に読み返したくなったし、買うか。『ARIA』は天野こずえの代表作で、アニメ化もされた作品です。テラフォーミングが済んだ火星の観光都市「ネオ・ヴェネツィア」を舞台に、水先案内人(ウンディーネ)を目指して頑張る少女の日常を淡々とそれでいて色鮮やかに描く。アニメ版を観た新房昭之は「SFにも関わらず、特にこれといったストーリーがない」ことに驚愕したそうな。いわゆる「癒し系」の到達点として未だに高い人気を誇っています。もともとは『AQUA』というタイトルで連載されていましたが、例のお家騒動(知らない人は「エニックスお家騒動」で検索しよう)によって中断、タイトルを『ARIA』と改めて再開……ってな経緯がある。結果としては『AQUA』以上に『ARIA』が作品イメージに合致したわけだから、塞翁が馬ですね。今回の完全版は『AQUA』2巻と『ARIA』12巻、計14巻を合本して7冊にする模様。これでようやく題名が一貫して『ARIA』になるわけで、コレクター的な気質を持ったファンは嬉しいのではないだろうか。

 最近は純粋な新作を買うよりもこういう過去に熱中した作品の愛蔵版やら新装版やら完全版やらを集める方が楽しくなっちゃって、己の加齢を実感するより他なし。高校生ぐらいの頃はこういうの、「コスい商売しやがって、ケッ」と唾棄していたのになぁ。人は変わるものだ。当然のように『シティーハンター XYZ edition』『うしおととら 完全版』も買っています。

・拍手レス。

 エロゲ雑誌とかは適当にパラパラ眺めてるのが結構好きだったんですけど、やはり嵩張るのがネックなんですよねぇ。それもあって結局最近はほとんど買わなくなりましたし、エロゲ雑誌に限らず紙媒体はこの辺の問題が付きまといますね
 今やもう「エロ本」自体馴染みのない文化だって世代が出てきてますからね。どうしても「隠し場所をどうするか」という問題が付きまといますし、若い連中がネットで画像や動画などのデータを漁る方向へ進むのは仕方ないことかと。

 ラノベは本当にやたら数が増えた上、タイトルが似通ってるからなんかもう見分けがつかんのだよなぁ。レーベルがやたら増えてるけど、それぞれの特色とかもよく分からんし。電撃、富士見、スニーカーの頃は、それぞれ独自のカラーがあったように思うのだがなぁ。
 テンプレ展開なメアリー・スー小説に対する揶揄だと思ってた「神様転生」やら「チート」やらって文言が、堂々とタイトルに冠されて書店に並ぶとはなぁ。まあ売れ行きが好調なら文句をいう筋合いなんて無いのだけど、なんか微妙な気分になるのはなんでだろうか。

 amazonで「異世界 チート」と検索したら100件超えるヒットがあって絶句しました。タイトルがアレでも話が面白ければ別にいいんですが、題名は作品の顔なんだからもうちょっと気を遣っても……と思わなくもない。最近は新作をあまりチェックできてないけど、強いて言えば『約束の国』が面白かった。

 ま、今ラノベ書いてる連中のほとんどは、70年代ならばビニ本の三文小説書いてるレベルの奴らだからね。当時はまだ、実力のある新人が糊口をしのぐための必要悪ではあったんだが、現状はただの青田買いと、その副産物の廃物利用でしかないから。
 必然的に、業界に残るのは、それなりの実力のある古株と見込みの無い若手の飼い殺しになる。出来る奴は、ある程度稼いだら引退するか、さもなくば死んででもノベルズや通常レーベルへ名前変えて移行するわけで・・・たまにそういうのに偶然出くわすと、思わず乾いた笑いが漏れてしまいます。

 ライトノベルは完全に供給過剰で過当競争と化してますね。三上延なんてブレイクするまで9年近く掛かったけど、現状で9年も10年も粘るのは難しい。それでも一読者として、有望そうな新人の作品をコツコツと買い続けるしかないです。

 小説家になろうのサイトに小説を投稿して運が良ければ書籍化されるかも知れませんが、古参の人の小説が読まれて、新参者の小説は目にも止められないという厳しい現実があるんですよね…。かつてケータイ小説に挑戦した瀬戸内寂聴さんみたいに、純文学界で活躍している作家さんが、小説家になろうのサイトに長編小説を投稿してくれないかなと思ってるんですが、無理でしょうね……。
 商業向けライトノベルも数年前から続いている長期シリーズばかり好調で、新シリーズは軒並み低調ですから似たようなものか。純文学界で活躍している作家……今だと誰かな。若い読者に「純文学の良さ」を伝えたい人は多いでしょうけど、押しつけがましくない方法で伝えるのは難しいでしょうね。


2015-09-19.

『サクラノ詩』がマスターアップしたのに『果つることなき未来ヨリ』がまた延期した挙句『ハルウソ』も延期でどんな顔をすればいいのかわからない焼津です、こんばんは。

 差し当たって10月は『サクラノ詩』で決まりかな……『恋×シンアイ彼女』は体験版やって検討します。しかし、果つみらやハルウソまで飛んできて11月はすごい激戦区になりつつあるな。気になるソフトがざっと数えただけでも10本あります。CSでは『STEINS;GATE 0』も出ますし。どうせまた何本か延期してスカスカになるのでしょうが。

安アパートの大家をする女子中学生4コマ「大家さんは思春期!」がアニメ化(コミックナタリー)

 きらら系も弾が尽きかけているし、『大家さんは思春期!』あたりを引っ張ってくるかも……みたいなことを去年書いたが、本当にそうなったか。芳文社の4コマ漫画だし、パッと見の印象だときんモザやごちうさなどの「きらら系」に映りますが、掲載誌は“まんがタイム”や“まんがタイムファミリー”なので厳密には非きらら系です。タイトルや試し読みから閲覧できる冒頭のせいで「店子(主人公)と大家(ヒロイン)のラブコメ」めいたイメージが湧き上がりますけど、実際のところラブコメ色は薄い。確かに「大家さん」こと里中チエちゃんは可愛いし、主人公も「いい子だ」「魅力的だ」と感じているけど、お互いに恋愛感情はありません(私の読んだ範囲では。最近の巻は積んでます)。まぁ主人公が社会人でチエちゃんがJC(女子中学生)だから、恋愛やろうとするとどうしても犯罪臭くなっちゃいますからね。

 主人公はお隣さんの女性(お水系)に気があって、でもお隣さんはチエちゃん大好きで主人公とか眼中にない……といった塩梅でラブ方面の進展はほとんどなく、人間関係はほぼ停滞しています。この変わらなさ、揺るがぬ安定感がイイ、という点はきららの王道たる「日常系」と大いに共通しています。あまりゴテゴテした記号がなくストレートに可愛いチエちゃんの素朴さと可憐さは、過度な刺激に疲れたオッサンどもの心を優しく包んでくれるでしょう。「今日のチラシを見ると授業に身が入らなくなるから」という理由でわざわざ昨日の特売チラシを眺めるなど、可愛げがありすぎて「おまえのようなJCがいるか」と微笑みたくなる。タイトルは完全に釣り、思春期っぽさを見せるイベントはほとんどないです。浮世の憂さを忘れたい人にオススメ。

『パシフィック・リム2』製作が無期延期、『キング・コング』前日譚の影響か(クランクイン!)

 えっ、普通にショックなんですけど……本国ではヒットしてなかったらしいし、製作会社もあんまり乗り気じゃないのかな。中国ウケが良かったそうだから中国資本で製作再開、みたいな可能性はあるかもしれない。

 って書いてたら続編は製作中というニュースもあり、ギレルモ・デル・トロ監督は無期限延期の噂を否定している模様。とりあえずガッカリするのはまだ早いようだ。

Waffle最新作「巨乳ファンタジー3」の公式サイトがオープン! 古代ローマ帝国をモデルにした新しい世界観で描かれる待望のナンバリングタイトル!(ニュー速VIPブログ(`・ω・´))

 来たか! 『巨乳ファンタジー』は関連作が多いけど、外伝等を除いてナンバリングタイトルのみに絞れば1が2009年、2が2012年、3が2015年(予定)とほぼ3年周期になっています。『巨乳ファンタジー』は「うだつの上がらないボンクラ」と周囲からバカにされていた主人公があれよあれよという間に出世していく様子を痛快に描いた成り上がりサクセスストーリーで、1と2は世界観が共通していた(ただし時代が相当離れている)ものの、今度は世界観ごと一新するらしい。だから既存のシリーズ作品をまったくやったことがない人でもすんなり入っていける、かもしれません。

 『巨乳ファンタジー3』は“巨乳”シリーズ全体から見ると第8弾に当たるソフトです。“巨乳”シリーズは整然としておらず、初見の人がリストを眺めると混乱する可能性大です。シリーズを発売順に並べると

 『巨乳ファンタジー』→『巨乳魔女』→『巨乳ファンタジー外伝』→『巨乳ファンタジー2』→『巨乳ファンタジー外伝2』→『巨乳ファンタジー2if』→『巨乳ファンタジー デジタルノベライズ版』

 ってなりますが……ね? ゴチャゴチャしててわけわかんないでしょう? 前にも書いたけど、今回も一応軽く解説しておきます。『巨乳ファンタジー』は「剣と魔法のファンタジー」な世界を舞台とするエロゲーであり、作中の時系列に沿って見ていくと『巨乳ファンタジー2』(あるいは『巨乳ファンタジー2if』)がもっとも古い。「人間と魔族が共存していた時代」で、ここから150年くらい経って『巨乳ファンタジー』に繋がる。更にその数百年後が『巨乳魔女』で、時代はもう現代に突入しています。ゆえにタイトルから「ファンタジー」の文字が外されている。

 『巨乳ファンタジー2』―(150年後)→『巨乳ファンタジー』―(数百年後)→『巨乳魔女』

 以上の点さえ頭に入れておけば、ぐっと理解しやすくなります。『巨乳ファンタジー外伝』と『巨乳ファンタジー外伝2』は『巨乳ファンタジー』直接の続編で、主人公も共通している。時間経過も数年程度、発売中のソフトでまず手を付けるとしたらこの「リュート3部作」がオススメ。現在は「破格版」と称する廉価版も発売されており、全部新品で揃えても1万円くらいしか掛かりません。「いや、1万円超えるのは辛いな」って方には『巨乳ファンタジー デジタルノベライズ版』。これは『巨乳ファンタジー』のノベライズ版をゲーム化したものだ。ノベライズ版は原作を手掛けたライター本人が書いているのですが、ストーリーが原作とは異なります。デジタルノベライズ版1本に『巨乳ファンタジー』と『巨乳ファンタジー外伝』と『巨乳ファンタジー外伝2』、小説6冊分が収録されているのに5000円を切る価格でとってもオトク。金銭的に余裕がない、でもひと通りストーリーを知りたい、って人にはうってつけです。『巨乳ファンタジー2if』はノベライズ版で変更された設定を反映して再ゲーム化したもので、当然これまたストーリーが違う。シリーズを極めたい人は2と2ifの両方やるのも手ですが、相違点があると言っても大枠は一緒なので、よっぽど気に入ったのでないかぎりどちらか一本に絞っても構わないと思います。新しい方がいい、という方は2ifを。安い方でいい、という方は破格版が出た2をどうぞ。

 『巨乳ファンタジー』は16〜17世紀頃の中欧をモデルにしていましたが、今度出る『巨乳ファンタジー3』は古代ローマ帝国がモデル。「お約束」が出来上がっていて「マンネリ」と非難されることもちょくちょくあるシリーズだけに、根本的な変更は不可避というか必然だったと思います。マンネリだろうと何だろうと、個人的にはどんどん続けてほしいシリーズだ。

アダルトPCゲーム情報誌「PUSH!!」が今月発売の11月号を持って期間未定の休刊を発表。約15年携わった編集部が解散に(つでぱふ!)

 マジかよ……ただでさえ出版不況が進行中なうえ、エロ系は特にキツいと聞いていたから「エロゲー雑誌なんてもう風前の灯火だろうな」とは思っていましたが、パソパラ、電撃姫に続いてPUSHまで逝ってしまうとは。これで残っている定期刊行物はメガストア、テックジャイアン、バグバグの3誌だけか。え? たったの3誌? 改めて確認し、愕然とする。昔は本屋にコーナーが出来るくらい大量に出ていたというのに……残った3誌にしても到底安泰と言える状況ではなく、なるべく買い支えていきたいところだが、エロゲー雑誌は読み終わった後の処分が困るんですよね。捨てるに捨てられず溜まっていた数年分のバックナンバーをこないだやっと廃棄しましたが、「最初から買わなければこんな苦労せずに済んだのに」と思わないでもなかった。エロゲー界の楽しさが永遠に続くなどと信じていたわけではないが、まさか十数年でここまで業界が苦境に立たされるとは予想だにしていなかったなぁ。諸行無常。

・おっ、『アッズワースの戦士隊』書籍化するのか。買おう。

・拍手レス。

 ファフナー放送中止にならず本当によかった…自分にとって来期一番の目玉アニメだったので。今期はデレアニがいい感じに胃痛を増してくれていますが。
 アニメ版シンデレラガールズは暗い、というほどではないけど、なんか終始薄暗い感じですね。個人的にはもっと卯月を追い込んで逆境を潜り抜けて欲しい気持ちがあるけど……。

 天下の電撃文庫も受賞作品が他作品の丸コピペが発覚したりするなど、新人賞の地位は下落してますよねぇ。なろう系はネット時代のファンが購入してくれるから、初動が安定するのでしょうか?
 出た時点で既にある程度評価が定まっている、ってのも大きいかと。普通の新刊は発売直後だと検索しても出版社の公式情報や作者の宣伝ツイートぐらいしか引っ掛からなくて「これはどういう本なのか」がイマイチ伝わってきませんからね。


2015-09-13.

荒井チェリー「三者三葉」アニメ化、性格異なる3人娘を描く女子高生4コマ(コミックナタリー)

 現在連載している「きらら系」漫画の中でも最古参に位置する作品です。遂にあの子たちが動き出すのか。他社だけど、『未確認で進行形』が当たったのが大きかったか? 連載開始は2003年だからもう干支がひと回りしていますね。そう、なんと『ひだまりスケッチ』よりも古株なのだ。1巻の表紙と最新刊の表紙を見比べると「絵柄変わり過ぎ!」ってビックリするかもしれませんが、ぶっちゃけ印象の差は塗りの違いによるところが大きく、モノクロページで見ると実はそんなに大きく変わってないです。ただ、昔と比べると、全体的に頭身が上がってますね。以前は描き込みの少ないシンプルなタッチで半ばSDに近い極端なデフォルメを多用していましたけど、最近は若干線が多くなってデフォルメ的な表現もやや控え目になった。劇的な変化というほどではないので、通しで読んでいるとあまり違いを感じないと思います。

 『三者三葉』は、きららお得意のいわゆる「日常系」……と言えなくもないが、どっちかっつーとかつての「ドタバタ系」に近いノリを持った4コマ漫画だ。3人の女子高生(全員名前に「葉」が入っている)をメインに据え、他愛もないことではしゃぎ騒ぐ。賑やかでコメディ色が強く、現在のきらら系主流作品群と比較すれば「萌え」よりも「ギャグ」サイドに寄っています。ほんのりと微かな毒もある。芳文社っていうよりは竹書房って感じのノリなんですよね。笑いのオブラートで包んでいるとはいえ「女子の厭らしさ」が滲んでいる部分もあり、きんモザやごちうさの「優しい世界」テイストを期待して読むと肩透かしかもしれません。美少女の集う楽園や桃源郷を追い求める人には不向き。しかし、他の追随を許さぬほど長期に渡って展開している作品であり、芳文社から出ている荒井チェリーの漫画とはだいたい繋がっているため、荒チェ道を極めるうえでは避けて通れない一作である。「これだけ巻数があると、ちょっとなぁ……」って怯んでしまう方は、逆に関連作から入るのもあり。『いちごの入ったソーダ水』とかどうでしょう。ちなみに『三者三葉』はノベライズ作品もあります。黒歴史というほどではないが、芳文社にもライトノベル事業へ参入しようとした時期があったのだ……。

 あ、私が好きなのは元お嬢様で日々ポンコツぶりに磨きが掛かっていく「西川葉子」です。ビジュアル的には高慢そうに見える(たまにその面が強調されることもある)けど、意外に素直な性格をしています。得意げにふんぞり返る2巻50ページの葉子様が特に可愛い。

【速報】 ラノベ「魔法少女育成計画」のアニメ化がついに決定! 【まほいく】(まとレーベル@ラノベ新刊情報サイト)

 「このライトノベルがすごい!文庫」における唯一のヒット作であり、特別編集版なる謎のエディションが突然出たことからも映像化には意欲的だろうと睨んでいました。既刊はすべて積んでいるので内容については語れませんが、この報を聞いてふと思い出したのが『アルティーナ』『覇剣の皇姫アルティーナ』の1巻と2巻を合本したエディションですが、なぜ今のタイミングで出すのだろう? と訝っておりました。まさか、アルティーナも同一パターンでアニメ化される未来が……?

「小説家になろう」産の書籍は新人賞取ったラノベより売り上げがいいらしい(まとレーベル@ラノベ新刊情報サイト)

 なろう系の急伸という面もあるだろうけど、リンク先で語られている通り、新人賞の価値が下落して「箔付け」として機能しなくなったことも大きい。まず、単純に新人賞が乱立しすぎです。ざっと数えただけでも20個ぐらいあります。ライトノベル好きでも覚え切れないくらいなのに、普段ライトノベルを読まない人が情報を漁ろうとすれば「どれがどれだかわからない」と天を仰ぐこと請け合い。とりあえずファンタジアと電撃とスニーカーの3つだけ押さえておけば充分だった90年代に比べ、整理すべき情報が肥大化しまくっている。第二の問題点は、ただでさえ新人賞の数が多いのに、各新人賞の受賞作が増加傾向にあること。たとえば電撃小説大賞、今年刊行された受賞作はなんと8冊。比較的マイナーなガガガ文庫の「小学館ライトノベル大賞」すら受賞作は5冊もあります。これが1999年なら、ファンタジア・電撃・スニーカーの3つを合わせてもせいぜい8冊くらいだったから当時のラノベ読みも余裕で追随できたわけだ。ちなみにこの頃刊行された受賞作は、今『ストライク・ザ・ブラッド』やっている三雲岳斗のデビュー作『コールド・ゲヘナ』や、今度完全版が出る“ザ・サード”シリーズの第1弾『蒼い瞳の刀使い』などである。

 「供給過剰でレア感が薄れ、一作一作の(箔付け的な意味合いでの)価値が下がった」だけでなく、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる方式の弊害として、「賞を取ってるのに短期打ち切り」パターンが目立つようになってしまったのも痛かった。昔から「賞を取ってるのに……」みたいなシリーズは少なくなかった(前述した1999年刊行の受賞作で長期間生き延びたシリーズは“ザ・サード”以外だと『月と貴女に花束を』くらい、生存率25パーセントだ)が、受賞作自体がごく少数だったせいもあってさほど問題視されなかった。しかし、今は年間に50冊も60冊も新人賞作品が刊行されるわけで、そのうち40前後がパッとしないまま消えていくとなると……たとえ割合がほとんど変わらなかったとしても、買い手側に「今のライトノベルって、『ハズレの多いクジ引き』状態だな」とうんざりする気分が蔓延していくことは避けられないでしょう。どんなに面白かろうと「速攻で打ち切られそうなシリーズ」を積極的に買いたがる読者はいません。なろう系が強いのは、いずれエタる可能性もあるにせよ、書籍化が決まった段階で相応の分量が溜まっていて「当面は続刊が見込める」といったふうに先の見通しを立てやすいところにもあると思います。つまり新人賞作品は「先の見通しが立ちにくい案件」として敬遠されるようになってきている。送り手側も出版不況でいろいろと辛いのだろうけど、買い手側も打ち切りラッシュによる心の疲弊で「続きが出なくなるかも……」とビクビク怯える必要のない、長く安定して楽しめるシリーズに飢えてきているのではないだろうか。それは「売れ出すと露骨な引き伸ばしが始まる」って事実とも表裏一体なのですが……『破妖の剣』はいったいいつまで続くんだ。

・拍手レス。

 サクラノ詩、やっぱり延期になってしまいましたね。10月に無事発売されるのか、心配になってきました……。
 『サクラノ詩』はそこまで期待していないから「またか」と呆れる程度ですけど、『陰と影』で同じことされたらブチ切れているだろうな……。

 紹介されていたゴロセウム買って読みましたがとても面白いので続巻も購入決定です。日本の首相の獅子木莞爾は絶対ピースメーカーで若返って闘う展開がきますね。
 ゴロセウムは是非このまま格闘漫画界における『ムダヅモなき改革』みたいなポジションを確立していってほしいですね。

 「citrus」の最新刊買って今更B6版になってたことに気付く。ゆるゆりなんかも特装版はいままでのサイズで売るらしいけど・・・うーん・・・
 ニッチ狙いで判型を大きくして単価高めで売っていたけど、『ゆるゆり』のアニメがヒットしてファン層広がったからサイズダウンして価格も安めに……という戦略なのかもしれませんが、旧来のファンには不評ですね。大判サイズだと置いてくれる書店も限られるので、一応販路の拡大には繋がっているのかも。


2015-09-05.

神ゲー「サクラノ詩」が10月23日に発売延期!! すべての作業を通常の1.5倍の余裕を持って制作してたけど最終調整が困難に(ニュー速VIPブログ(`・ω・´))

 こうなることをあらかじめ予想していた私は予約を入れておかなかったので問題ない。まあ、まだ焦る段階ではない。同じ「サクラ」の響きを冠する『さくらさくら』だって果しなき延期の果にちゃんと発売されたのだから、『サクラノ詩』もいつかきっと発売される日が来る。ただしその頃には、枕は八つ裂きになっているだろうけどな。

 10月は『果つることなき未来ヨリ』『ハルウソ』が来るから、もし出るとしても様子見になりそう。他に『恋×シンアイ彼女』も気になっている。『サクラノ詩』と『PRIMAL×HEARTS2』に関してはマスターアップ報告を確認してから検討したい。と言っても、ひと月に5本もエロゲー買えないし、多くてせいぜい3本までですね。

アイドルの聖地「書泉ブックマート」が9月30日をもって閉店

 聖地というのは知らなかったが、学生時代にちょくちょく足を運んでいたな。『苺ましまろ』の1巻もあそこで買った。「かわいいは、正義!」という帯のキャッチコピーが印象的だったので覚えている。漫画やライトノベルの購入で通ってました。でも買い物をした回数は隣の三省堂の方が多かったかも……。

処分保留で釈放された「冲方丁」さんがブログでコメントを発表(まとレーベル@ラノベ新刊情報サイト)

 処分保留とは「起訴か不起訴か決めかねる」状態のこと。逮捕されたのが先月21日で、勾留期間は通常10日間(延長すれば20日間)ですから、この間に起訴するだけの証拠が固まらなかった(延長を認められるだけの理由もなかった)ということでしょうね。釈放後に改めて起訴される可能性もありますけど、あるいはこのまま不起訴になるかもしれません。だからまだ具体的な予定は立てられないでしょう。逮捕歴があっても活動を続けた作家はいる(大藪春彦など)ので業界から即フェードアウト、ってことはないでしょうが、今後の状況によっては仕事量が減ることになるかもしれません。その方が本人の健康にとってはいい、という皮肉な結果になるかも……冲方丁、多忙すぎて体壊してる感じだったもんな。

・拍手レス。

 古いエロゲーですが 剣術ミステリーを読んでましてkeroQの二重影を思い出してやってるんですが普通に動きますし 適当に忘れてて異常に面白いです 久々に読み直した本的な良さがありますね
 「適当に忘れて」る状態ってステキですよね。「あれ、こんなシーンあったっけ……」って感じで、そのまま思い出せないこともあるけど「あーあー、あったあった」と記憶が遅れて甦ってきたり。『二重影』はチョイ役だったけど風喜が気に入っていたなぁ。

 ランスリメイクは6以降の新キャラも登場させたり、のちの伏線作ったりしてて、既にVやってる人も楽しめますね。
 私は01と02、あと5Dをクリア寸前までやった(あとちょっとで終わり、ってところまで来るとなぜかやる気が減退する症候群に罹って放置中)くらいなので6以降のキャラは知りませんが、それを聞いて6以降をプレーするのが楽しみになりました!

 ランスシリーズに声が付くのも時代の流れだから仕方ないとは思いますけど、やっぱり複雑なところはありますねぇ。まぁ付いてしまったものは仕方がないので、私はとりあえず一週目は声なし、二週目は声ありでやってみようかなと
 私は最近になって01から始めたクチだけど、それでもちょっと違和感を覚えますね。「イメージと異なる」ってのもありますが、声聞きながらだとテンポもかなり変わってきますので。

 秋アニメの情報来ましたね・・・ファフナーは無事放送される様で何よりです。
 ロボアニメのラインナップは微妙なのが多いですが・・・大丈夫なのかな?
 鉄人とアクエリと鉄血と、あとオリが2本。オリの片割れのコメットルシファーが、なんか微妙すぎる予感がしたので調べてみたら、脚本が忘念のザムドの人でしたね・・・ははは・・・あははは・・・大丈夫なのか?

 もう一個がコンクリート・レボルティオですっけ。とりあえずファフナーと鉄血だけは追うつもりです。ただ鉄血は内容によっちゃ途中で脱落するかも……オリジナルのコメットとコンクリートは、1話だけでも観てみるかな。

 火浦功か、何もかもみな懐かしい。当時も多くの作家がいくつもシリーズ物かいてたなあ。ほとんど完結せず忘れ去られていったけど。コストの問題があるのなら、電書で復刊してくれないかな。今の世代にはかえって新鮮かも。
 『明るい世紀末のすごし方(仮)』、内容そのものは単行本未収録作品で純粋な新作じゃないみたいですけど、単なる復刻じゃない新刊なんておよそ10年ぶりくらい? “ザ・サード”シリーズも復刊されるようで、見事なオッサンホイホイ。個人的には“ザ・サード”よりも『オッド・アイ』の完全版を出してほしいが……。


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