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リレー小説「魔法少女忌譚修」(第13話−10/12)


2018-10-17.

ハイクオソフトが破産手続きを開始したと知って遠い目をする焼津です、こんばんは。

 「やたら延期が多い」ことと「ブランド名をよく『ハイオク』と間違われる」ことで有名なところだった。いわゆる「同人上がり」で、「ハイクオ」というサークルが商業化して「ハイクオソフト」になった。ブランドデビュー作は2004年の『すくみずポリス』だが、これはほとんど話題にならず、2006年の第2作『よつのは』からエロゲーブランドの一つとして認知されるようになりました。『よつのは』は「ヒロイン全員が幼なじみ」というコンセプトの青春恋愛モノで、ストーリーが「3年前」編と「現在」編に分かれているのが特徴。3年前はBカップだった子がCカップになっている……というふうに「成長」の要素が盛り込まれているんですけど、一番人気だったヒロインは「猫宮のの」という「3年経ってもほとんど見た目の変化がないロリキャラ」、「みんな欲望に素直だな」と感心するハメになった。のの人気は凄まじく、当然のように人気投票では1位を獲得し、彼女をメインに据えたファンディスク『幼なじみとの暮らし方』や全年齢向けアプリケーション『ののと暮らそ!』までリリースされるほど。『よつのは』も5回くらいの延期を経て発売された「やっとか‥…」なソフトだったが、その次の新作『さくらさくら』はなんと8回も延期しています。もはや「本当に発売された」ことで驚きが走るレベル。「桜菜々子」と「桐島さくら」、ふたりの「さくら」を巡る三角関係ラブコメ劇は快調にヒットし、ブランドを代表するソフトになりました。ファンディスク『さくらさくらFESTIVAL!』は当初の予定だと本編発売の翌年(2010年)にリリースされるはずだったが、これも延期が重なって実際にリリースされたのは2013年。本編発売から4年も経って出るFDというのはなかなかない。2014年の『ひとなつの』は延期せずストレートに発売されたが、内容的にはほとんど話題にならなかった。

 そしてブランド最終作となった『面影レイルバック』、「かつてのハイクオを思い出す」と言われるほど著しい遅延っぷりを見せつけ、最初は購入するつもりだった私も度重なる延期に呆れて離れてしまいました。発売後の評判も捗々しくなく、複雑な設定を用意してシナリオ重厚路線を匂わせつつも肩透かしな仕上がりになっていたとかで、「スタッフが途中で逃げてしまったんじゃ?」と噂される始末。もう立て直しは難しかろう、と予想されていたところに「破産」のニュースが飛び込んできたわけで、特段驚きはない。ないが、のの好きの一人として切なくなってしまうな、やはり。またひとつ、思い出のブランドが星になった……。

・「女の子が可愛いから」という理由で視聴した『色づく世界の明日から』、「いろんな要素盛り込みすぎでは?」と困惑しながらも続きが気になっている。

 今季のオリジナルアニメで、制作はP.A.WORKS。開始時点は「西暦2078年」と今から60年後で、当たり前だが科学技術はだいぶ発達している。こう書くと「SFなのかな?」って印象を受けるかもしれませんが、色あすの世界には「魔法」が日常的な技術として存在していることになっており、予備知識なしで挑むとまずこの段階で混乱します。未来で科学技術が発達していて魔法も存在する……『魔法科高校の劣等生』? 雰囲気的には『魔法遣いに大切なこと』の方が近いんですが、なんであれ「未来が舞台」という要素はすぐにどうでもよくなります。なぜなら主人公はお祖母ちゃんの魔法によって時を遡り、60年前、即ち「2018年の長崎県」へタイムスリップすることになるのですから。結局「現代の長崎県が舞台」ということになります。このタイムスリップ展開は本当に唐突で、主人公自身もワケがわからないまま60年前に飛ばされる。「これこれこういう事情で60年前の長崎県が特異点になっているからレイシフトして定礎復元してほしい」みたいな説明は一切なく、強引にお祖母ちゃんが60年掛かりの大魔術をブチ込んでくるんですよ。主人公に拒否権はありません。祖母の名前が「琥珀」なので「どうしちまったんだよ琥珀さん!」と叫びたくなります。

 「当時高校2年生だった私に会ってこい」と言われていたので仕方なくヤング祖母のところへ向かおうとするのですが、なんとイギリスに留学中とかで不在の有様。家族も「本当に帰ってくるのか心配」みたいなことを言っていて不安が募る。1話目どころか2話目すら写真しか出番がない。琥珀さんに会えないとストーリーが成立しないからいずれ出てくるんでしょうけど、もしこれでエピローグまで出てこなかったら『閉鎖都市・巴里』ですよ。1クールアニメとは思えないくらいゆったりとした展開なので、ひょっとして分割で2クール目もやるのかしら。「魔法が当たり前のものとして存在する世界」「60年前の祖母に会いに行く」これだけでもやや「積みすぎ」な気配が漂うのに、更に「主人公は魔法使いの家系なのに魔法がうまく使えず、『魔法なんて大キライ』と苦手意識を抱いている」「そのストレスが関係しているのかいないのか、幼い頃から色がわからなくなってしまって世界が灰色に見える」ともりもりに盛ってきます。恐らく恋愛要素も絡んでくるだろうし、「まとめ切れるのか、これ……」と先行きが不安になる。PAって当たるときは大きいけど、外すときも大きいんだよな。ほか、今季のアニメはオリジナルだと『グリッドマン』、原作付きだと『ゴブリンスレイヤー』が面白い。ゴブスレはこの勢いが続けば2期も狙えるか?

「ワールドトリガー」約2年ぶり連載再開!5号連続掲載ののちSQ.に移籍(コミックナタリー)

 ワートリ復活だ! 約2年ぶりか……もっと長かったような気がしていたけどそんなものか。作者の体調不良が原因で長期休載を余儀なくされていた『ワールドトリガー』は異世界からの侵略者たちに異世界由来の技術で立ち向かうSFアクション漫画です。集団戦闘描写の細かさが特徴で、敵も味方も「連携」を基本に動くためバトルシーンのひとつひとつがとても濃密であり、読み応え抜群。“ジャンプSQ.”は月刊だし、移籍後は単行本の刊行ペースが下がってしまうかもしれないが、それでも吉報であることに間違いはない。単行本の最新刊(19巻)は12月発売予定。正直18巻の話がどんなだったかうろ覚えになってきているが、読めば思い出すだろう。

『神域のカンピオーネス4』、12月にオーディオドラマダウンロードシリアルコード付き限定版を発売予定

 「オマケでDLシリアルコードが付いてくる」のではなく「DLシリアルコードが目玉の限定版」か……珍しいな。確かに今はスマホやタブレットなど基本的に光学メディアを読み込まない端末が増えてきているからドラマCDの需要は減ってきているのかもしれません。「カセットどころかCDも使ったことがない」って子も現れ始めているみたいだし、「ドラマCD付き限定版」みたいなのはあと数年程度で市場から消えていくのかもしれない。というかもう「ドラマCD」自体が死語になっていくんだろうな。

【開催中】「幕間の物語キャンペーン 第7弾」開催!

 FGO、ハロウィンストライクはとっくにミッションコンプしちゃってるし何か来ないかな〜、と期待して待ち構えていたら暇な時期特有の幕間キャンペーン到来。今回は8騎のエピソードが追加されています。ほとんど高レアだけど恒常☆3の胤舜がいるぶん前回(第6弾、☆3はスト限のレジライだけ)前々回(第5弾、追加された6騎すべてが金鯖)よりはマシか。今回はアサシン率が高く、8騎中4騎、つまり半数が殺の幕間開放となっています。クレオパトラは宝具強化、新宿のアサシンにはスキル強化が来ている。その他で強化が入ったのはメイヴのみ、あとはみな石配布です。

 クレオパトラの幕間「心の在処」は「最高のシェイプアップ」を求めて様々な戦闘シミュレーションに挑む、というもの。彼女がなぜそんなものを求めているかはわざわざ書くまでもない。クリアすると宝具のランクが「A」から「A+」に昇格し、威力UPと新たな付随効果が追加される。検証はしていないけど、これまでのパターンからすると強化後の宝具火力は2、3割増になるのかな。パトラさんはイベント周回でも大活躍してくれる主力アサシンだけに強化が来たこと自体は素直に嬉しい。だが、これまで一度も「弱い」と感じたことがなかったので急に強化入った理由がわからずちょっと困惑している。☆5の割にATKが低めとはいえアサシンにしては珍しいB2枚持ちで素殴りもそこそこ強い。Q性能良くて星が稼げるおかげもあってクリティカルをバシバシ決めていくことができ、NPも信じられないような高効率で溜まっていくから宝具連発したり200%までチャージするのも割と簡単だし、1ターン無敵+弱体解除+スター獲得の複合スキル「女神の加護」も強力だし。強いて言えば「皇帝特権」のバフが確率発動なので不安定な部分があることと、宝具火力低めなことがネックであった。後者が今回の宝具強化によって解消されたため、「皇帝特権」以外は隙のないユニットへと変貌。新たに加わった付随効果も「強化無効状態を付与(1回・3ターン)」とレアな奴、高難度で活躍できる幅も広がりました。全体に強化無効を付与できるスキルや宝具は今まで存在しなかったから役割が変わってくるかもしれない。と、これだけやっておきながらクレオパトラのピックアップ召喚を復刻しない運営の判断は謎だ……。

 新シンさんはスキル強化で「自身のスター発生率をアップ」という地味な効果しかなかった「諜報」が「Q性能UP&クリ威力UP&スター発生率UP」の複合スキル「ドッペルゲンガー」に。去年のハロウィンストライクでフレから借りたときに「器用に星操作できるのは面白いけど、クリ威力UPスキルや宝具発動時のカードバフがないのは物足りないな」と感じたので、イイ具合の強化なのではないかと思う。メイヴのスキル強化は魅了スキル「魅惑の美声」に防御デバフを追加し、「愛しき私の蜂蜜酒(マイ・レッド・ミード)」へ変更された。これスキルじゃなくて宝具ですよね、マテリアルに書いてあった。「自分の経血を混ぜた赤い蜂蜜酒を夫たちに配った」という逸話に由来するもので、規制に引っ掛かりかねないからFGO本編ではお蔵入りになったんだろうと考えていたが……本当に大丈夫なのか、その幕間。ともあれ、男性エミネー以外には死にスキルだった魅了の使い道が増えてよかったのではないかと。メイヴちゃん、☆5ライダーの中ではもっともATKが低く、対男性エミネーに特化した設計のせいで「魔境」と呼ばれる☆5ライダー界においてあまり評価されてこなかったユニットであるが、度重なる強化(なんとこれで3度目になるそうな)を経て「強い」と言い切れるようになってきました。

 さあ、引くなら今だよ! とばかりに同じく幕間追加されたクー・フーリン・オルタや段蔵ちゃんたちと一緒にピックアップ召喚も開催中。メイヴちゃんの単独ピックアップはちょくちょくあったけど、オルタニキが単独でピックアップされるのは2016年5月の「イ・プルーリバス・ウナムピックアップ3召喚」以来であり、これを逃すと次はいつになるかわかりません。段蔵ちゃんも常時ピックアップ対象だから、ぶっちゃけすごく回したい。でも一週間後にONILAND開園を控えてるんだよな……イベ礼装引きたいし、こっちのピックアップをガチャるとしたら新ハロイベ開催後の28日か29日ですね。余力が残っているようならチャレンジしたい。

・宇野朴人の『七つの魔剣が支配する』読んだ。

「術式の暴走で再起不能になった者がいる。呼び出した何かに引きずり込まれて行方知れずになった者がいる。発狂して殺戮に及ぼうとした末に同級生から止めを刺された者がいる。――各々の末路は様々だが。それら全てを指して、魔法界ではこう呼ぶ。『魔に呑まれる』と」
 これから七年のうち二割がそうなる、と魔女は告げている。(中略)
「一昨年も去年も、そして今年以降も、そうした輩が絶えることはない。なぜか分かるか。――それが魔道を学ぶということだからだ」

 『天鏡のアルデラミン』を完結させた宇野朴人による新作、今度は魔法学園モノです。「ある想い」を胸に大英魔法国(イェルグランド)の名門「キンバリー魔法学校」へ入学した主人公は、そこで様々な人たちと出逢う。青春と魔法、冒険と剣戟が入り乱れるちょっとアクション要素強めのファンタジーだ。舞台は一応異世界ですが、ヨーロッパに相当する「連合(ユニオン)」があって、「東方(エイジア)」に「日の国(やまつ)」がある、という感じで地理的にはほぼそのまんまです。魔法や亜人、モンスターが存在する世界なので歴史面はだいぶ違うかも。作中の暦が西暦と対応しているなら16世紀頃、ルネサンスや戦国時代のあたりであるが、既に「人権」という概念は発生しているらしい。「長きに渡って動物扱いされていたケンタロウスの人権がようやく認められた」あたりは『セントールの悩み』を彷彿とする。

 設定見て短絡的に「ラノベ版ハリーポッターかな?」と思ったが、実際に読んでみると『魁!!男塾』だった。次から次へとトンデモない連中が出てきて「これが学園モノか!?」ってほどのカオスっぷりを見せつける。その場でキメラを出産する魔女が「闇の軍勢」とかではなく単なる「上級生」なんですよ……先輩たちが人外すぎてヤバい。少なく見積もっても男爵ディーノに匹敵するくらいのインパクトはあります。「魔法」といいつつ「魔」の要素がほとんどないファンタジーも多い中、七魔剣は「魔道とはすなわち外道である」という意識を崩しておらず、「気はいいけどヒトデナシ」なキャラがわんさか出てくるおかげで終始ほのぼの殺伐とした作品に仕上がっています。「人倫を踏み外す」ことに抵抗を覚えるキャラもおり、ある程度読者が付いていけるように配慮されている節はあるが、「まだ見ぬ悪鬼外道どもを想像してワクワクするぜ」ってタイプの人じゃないと今後はしんどいかもしれません。ヒロインであるサムライ・ガールのナナオちゃんも笑顔は眩しいし決して悪鬼外道ではないんだけど、平然と捨て奸をかます島津系女子だしな……。

 魔法学園モノだから当然授業シーンはあるし、鼻持ちならない貴族主義の生徒が決闘を申し込んでくるようなお約束の展開もある。怪しげな陰謀も蠢いているし、普通に死人の出る学園内迷宮もあったりする。作者の「打ち切られたくない!」という気持ちの発露なのか、とにかくいろんな要素がブチ込まれていて充実盛り沢山な内容の1冊となっています。400ページと結構分厚く、読み応えたっぷり。積載されている要素が多いせいで解説するポイントを絞り込むのが却って難しいんですが、特徴を一つ挙げるなら「魔法剣」ですかね。「魔法だと詠唱に時間が掛かって至近距離の戦闘に対応できない」という理由で魔法学校の生徒たちは剣術も学びます。詠唱ナシの簡易魔法と組み合わせた特殊な剣技、それが「魔法剣」です。詠唱を省いているから魔法としての威力が低く、直接相手を殺傷するようなことはできないけど、たとえば相手の足場を柔らかくして態勢を崩したり、自身の体を操って物理法則に逆らうような動きをしたりなど、補助的な用途で超常的なソードアーツを繰り広げる。七魔剣の世界は「魔法使い」と「普通人」の間に確執があるみたいで、「前衛は普通人の戦士、後衛は魔法使い」というRPGチックな運用はされておらず、「前衛の魔法使いと後衛の魔法使い」ってふうに魔法使いだけで固まっている模様。そのため魔法使いは魔法を使うための白杖と、近接戦闘に用いる杖剣を一振りずつ腰に差すのが基本スタイルとなっています。

 で、タイトルに入っている「七つの魔剣」はこのへんから来ています。ただ、魔剣といっても「魔剣・グラム」とか「魔剣・ストームブリンガー」とかみたく「剣そのもの」を指しているわけではありません。そう、「魔剣・昼の月」みたいな「繰り出せば必ず相手を斃す絶技」を表す言葉なのだ。要するに「奥義」とか「秘剣」の類です。魔法剣の極みであると同時に生死を分かつ重要な機密事項であり、術理の詳細はもちろん「魔剣を習得しているかどうか」さえ大っぴらに口にするべきことではない、とされている。魔法剣の歴史において、現存するとされる「魔剣」は六つ。「七つの魔剣」とタイトルに冠している以上、この物語には「七つ目の魔剣」も出てくることになる。その切っ先がどこに向かうのか。そして誰もが抱く疑問、「魔剣と魔剣がぶつかり合ったらどうなるのか?」――答えは2巻以降になります。

 冒頭だけパラ読みするつもりが「もうちょっとだけ、もうちょっとだけ」とページめくっているうちにすっかり読み終えてしまった。キャラの個性は控え目と申しますか、あまり強烈な奴はいないんですけど、組み合わせの妙なのか掛け合いに目を通していると中断するタイミングを見つけるのが難しくてつい読み続けてしまう。文句なく面白かった。「七つの魔剣」のほとんどは詳細不明であり、完全に「俺たちの学校生活はまだ始まったばかりだ!」なので、2巻や3巻で打ち切られないでくださいよ……ホント頼みますから。


2018-10-12.

電撃文庫12月の刊行予定『剣と炎のディアスフェルド』の新刊が載っていなくて不貞寝している焼津です、こんばんは。

 最新刊である3巻が出たのは去年の11月だからさすがに危機感を覚え始めている。「まだだ、まだ慌てる時間ではない、『七姫物語』コースに入っただけだ……」と震える声で呟いてみるものの、単純に寡作だった『七姫物語』と「初稿はラストまで完成している」ディアスフェルドを比較していいものかどうか判断に迷う。念のため解説しておきますと、『七姫物語』は第9回電撃ゲーム小説大賞「金賞」受賞作(当時はまだ「電撃小説大賞」ではなく「電撃ゲーム小説大賞」だった)として2003年2月にスタートしたシリーズで、ライトノベルというよりはジュヴナイル系のファンタジーに近く、寡作ながらも高品質な文章に裏打ちされたストーリーで静かに熱い人気を集め、打ち切られることなく最終巻まで無事走り抜けた。ちなみに「2003年2月」は成田良悟が『バッカーノ!』でデビューした月でもある。『七姫物語』の最終巻第6章が刊行されたのは2011年、前巻から3年以上も経っての完結でした。ディアスフェルドの佐藤ケイも『天国に涙はいらない』という未完のまま放置されていたシリーズを5年ぶりくらいに完結へ漕ぎつかせた実績があるし、望みを捨てるのはまだまだ早い。三枝の『ウィザーズ・ブレイン』だって上巻が出たまま4年以上も中巻や下巻が出ていないのに、ファンたちは全然絶望していないんだもんな! ……いや、三枝の方はいい加減慌てろよって思いがなくもないですが。もともと寡作気味とはいえ最長3年、これまで4年も間が空いたことはなかったぞ。もはや待ってることすら忘れそうになる。ジョーク抜きで「ウィズブレよりも先に『キマイラ』の方が完結するんじゃないか」という気がしてきました。

【『シスプリ』キャスト&監督コメント到着!】奇跡のコラボ? 10月アニメ『俺が好きなのは妹だけど妹じゃない』の第1話に『シスター・プリンセス』の妹たちが大集結!(電撃G's magazine.com)

 TLで急にシスプリの話題が盛り上がり始めて何事かと思ったら、今季のアニメの冒頭で12人+1人の妹たちがオリジナルキャストで集結したというサプライズがあったそうな。雑誌企画として始まったのが1999年、もはや前世紀であり、アニメ第2弾の『RePure』すら2002年で16年前となっています。10代の子は普通に知らんだろうし、20代でも「どっかで見聞きしたことあるような……」ってレベルだろう。私は『RePure』の放送を観た程度でそんなに深くはハマってなかったのだが、CGサイトの巡回を日課としていた時期なので、「あの人やあの人もシスプリの二次創作やってたなぁ」と懐かしくなってしまう。「更新が間遠になって通わなくなっちゃったけど、シスプリ絵描いていたあの人は今どうしてるんだろう」と検索したら、現在はシャニマスの4コマを描いていた。「一方的に知っている相手」でも元気そうにやってるところを久々に見ると何だか嬉しくなる。シスプリの声優たちもこれだけ時間が経ってよく一堂に集まったよなぁ、と素直に感動しています。一度かぎりのコラボ企画だから何とかなった面もあるのでしょうが、ひょっとするとコラボ企画第2弾や第3弾もあるかもないかも。「お空の世界」ことグラブルとのコラボとか……14日から『ふたりはプリキュア』とのコラボが始まるくらいだし、あながち「ありえない」とも言い切れないのが怖いところ。

「ソードアート・オンライン アリシゼーション」「とある魔術の禁書目録V」特集 川原礫×鎌池和馬×三木一馬鼎談(コミックナタリー)

 川原礫と鎌池和馬が会話していることに謎の感動を覚える記事です。かまちー、そもそも露出が少ないもんな。ずっと前に竹宮ゆゆことの対談記事を読んだ覚えがあるけど、「あまり表に出てこない、相当なレアキャラ」なのでこの記事も保存しておかないと。内容については、「ゲーム」を題材にしたフィクションとして『連射王』『スラムオンライン』を例に挙げる川原礫にまず親近感を抱いた。作者本人が「現実世界で戦えば、キリトは上条さんにもワンパンで負ける」と言い切ってるのも面白い。「桐ヶ谷和人は現実世界においてひ弱な少年に過ぎない」ことはフェアリィ・ダンス編あたりから一貫して書き続けていますね。川原が「僕はプロットを書かないし、キャラクター設定も作りません」と語っているのは意外な気もする一方、なんとなく納得できる面もある。とにかく書くのが好きな人というか、文章読んでいると「書きながら考えるぜ!」ってムードが伝わってくる。完結に至るまでのプロットすべてを完成させてから新シリーズ開始する川上稔とかの方がこの業界では珍しいのかもしれない。川上稔クラスでないと「完結まで刊行してもらえるだろう」って自信が持てない、という前提もあるしな……ホライゾンのアニメ化企画が持ち上がったとき、編集部から呼び出しを受けて「まさか打ち切りか?」という心配を真っ先に抱いたってくらいだから、川上稔クラスでもなかなか確たる自信は持てないみたいだけど。鎌池が「2メートルの刀なんて出したって画面に入らない」と七天七刀について反省している件は笑った。川原に比べるとかまちーは言葉少なでやや物足りなさが残るけど、こういう記事は読んでいて楽しいのでどんどんやってほしいですね。

・拍手レス。

 ゴルカムと見せかけてゴルゴムだったら金時の出番も作れますね!
 ピックアップがシャドームーンでTLに悲鳴が渦巻く流れですね、わかります。


2018-10-08.

『イコライザー2』観てきた焼津です、こんばんは。

 内容を超要約すると「メチャクチャ強いデンゼル・ワシントンが今回も悪党どもを容赦なくブチのめす」ってな具合で、ストーリーそのものはあまり凝らずシンプルにまとめています。監督は引き続き「アントワン・フークア」。続編映画にありがちな「俳優は一緒なんだけど監督が変わっているせいで『なんか違う……』ってモヤモヤする」現象も発生せず、安心してフークアの映像美に酔い痴れることができる。とにかく映像の流れがスムーズで目に心地良い。しかし、「悪党どもをブッ倒してスッキリ!」な1作目に比べると2はダークな色合いが濃くなったと申しますか、観終わった後に緞帳の如く暗澹とした気分が降りてくる。「悪党どもを倒してもスッキリはしない」点で明確に1作目からムードを変えてきています。イコライザーの暗黒面を強く押し出している感じですね。最後の敵を殺す際に映るマッコールの無機質な眼、昆虫めいていて肝が冷える。それでも希望の残るエンディングを迎えるし、やろうと思えば3だって作れそうな雰囲気が漂っている。監督を変えないかぎりは3でも4でも5でもどんどん制作していってほしい。

「とある科学の一方通行」2019年TVアニメ放送&「とある科学の超電磁砲」第3期決定(コミックナタリー)

 これまでの停滞が嘘のように一気にドッと来たな。『とある科学の一方通行』および『とある科学の超電磁砲』『とある魔術の禁書目録』のスピンオフ漫画で、本編に登場したキャラである「一方通行(アクセラレータ)」と「超電磁砲(レールガン)」こと「御坂美琴」をそれぞれ主人公に据えている。とある〜はライトノベルやアニメのイメージが強いですけど、何気にコミカライズ作品も10年以上連載が続いていたりして息が長い。更に一方通行には『とある偶像の一方通行さま』という「一方通行がアイドルに!?」って冗談みたいな派生作品があり、超電磁砲の方にも『アストラル・バディ』という食蜂操祈の側近「縦ロール子」こと「帆風潤子」を主役に抜擢した「外伝の外伝」があって、学園都市シリーズはもはや魔界都市ばりのゴチャゴチャぶりになっています。

 『とある科学の一方通行』は1巻だけ読んだんですが、あまり盛り上がるところのない内容で、正直2巻以降を読む気になれなかった。そんなに長く続かないのではないか……と思っていたが、今月にはもう9巻が出るとかで二桁台目前。私に見る目がなかったということだろう。アニメは観る予定なので、もしそっちが面白かったら原作漫画も再開するつもり。『とある科学の超電磁砲』はアニメの1期目が2009年、2期目が2013年だったから結構間が空いた勘定になる。月刊連載のせいであまりストックがない(このため1期目も2期目もオリジナルエピソードが多い)から仕方ありません。2期目で「妹(シスターズ)編」まで消化したから、もし原作通りにやるなら3期目は「大覇星祭編」ですね。キービジュアルが体操服姿の美琴とみさきちだから「裏をかいて大覇星祭編は全部飛ばします」なんてことはしないだろう。問題はそのまま「天賦夢路(ドリームランカー)編」に行くのかどうか。先述した外伝『アストラル・バディ』はドリームランカー編の裏エピソードという位置付けなので、ドリラン消化するならこっちも取り入れようとして先送りにするのではないか……って気がします。超電磁砲は「後半をオリジナルエピソードで埋める」が恒例化していますし、たぶん4期の放送もほぼ確定してるんじゃないかってムード漂ってますし。何であれ6年ぶりの超電磁砲、素直に楽しみです。電撃と言えば『俺を好きなのはお前だけかよ』もアニメ化決定らしい。来年あたりには『86―エイティシックス―』来るかな。『剣と炎のディアスフェルド』……は映像化以前にまず原作の新刊を出してほしい。頼む、12月の新刊予告に載っていてくれ……。

アニメ「ゆるキャン△」第2期制作決定!花守ゆみり「キャンプ、またやろうね!」(コミックナタリー)

 「あれだけヒットしたんだし、当然だろう」って気持ちと「ストック大丈夫なのか?」って心配が綯い交ぜになる。なに、いざとなればアニメオリジナルという手もある! ……不安しか高まらないな、それ。女子高生たちがタイトル通りゆるりとキャンプを楽しむアウトドア系日常ストーリーで、特に激しい展開はないのにムードが良くて引き込まれ、気が付けばあっという間に30分が経過している――という「楽しすぎて時間感覚がおかしくなるアニメ」です。一挙放送なんか観始めたら止まらなくなってしまうので要注意。出不精の私ですら遠出したくなるほどの魅力を放っておりますゆえ、もともとアウトドア志向の人が視聴すると「あああ! 野外生活してえ!」と発症してしまうかもしれません。2期ではグビ姉の出番ももっと増えるといいなぁ。というか、“きららフォワード”連載作品としては初の2期決定ですね。割と話題になった『がっこうぐらし!』でも2期が来なかったことを考えると相当な快挙だ。2期だけではなくショートアニメや映画版も予定されているそうでワクワクが止まらないぜ。

OVA「ストライク・ザ・ブラッドIII」発売日決定、キャスト登壇のイベントも開催(コミックナタリー)

 テレビ放送していないからどんどん知名度は下がっているだろうが、「固定ファン層をターゲットに絞り込んだビジネス」として安定期へ入った感のあるストブラOVA、遂に第3弾が確定です。やったー。さすがにそろそろ「ストブラ」と言われてもピンと来ない人が現れてきそうだから念のため説明しよう。ストブラこと『ストライク・ザ・ブラッド』は2011年に刊行開始したライトノベルのシリーズ作品で、ひょんなことから「第四真祖」という強力無比な吸血鬼になってしまった主人公「暁古城」がお目付け役の女子中学生「姫柊雪菜」とともに様々なトラブルへ巻き込まれていく、いわゆる「学園異能バトル物」です。最近は異世界モノに押され、衰退著しい伝奇系ジャンルである。多彩なヒロインたちが主人公に対して好意を向ける擬似ハーレム物でもあるが、正ヒロインたる姫柊の存在感は揺るぎない。「コミカライズ含め既刊すべての表紙をずっと姫柊雪菜が飾っている」ことから彼女の凄まじい人気ぶりが窺えるだろう。個人的には煌坂の方が股間に響くのだが、姫柊の程良いムッチリ感も捨てがたいと思っている。

 OVAだとお色気描写に関する規制が緩いから、という事情も影響してこういう「TV放送を介さない続編展開」が続いてきているのだと考えられます。2013年にTVシリーズとして2クール放送され、「2期もやってやれなくはない程度の数字」を叩き出しましたが、2015年に発売されたOVA(全2巻)の売上が好調だったことからか「今後は基本的にOVAのみで展開する」ってふうになりました。2016年から2017年にかけOVA第2弾を全4巻、計8話分リリース。今年から発売開始されるOVA第3弾は更にパワーアップし、全5巻、計10話分もの新作アニメを拝むことができる。OVAだけで20話も制作されている勘定になり、そろそろTVシリーズの話数を追い越しそうな雰囲気だ。原作15巻、「聖殲編」完結まで描くとのこと。原作は来月に最新刊の19巻が出るくらいだから、OVA第4弾の企画もそう遠くないうちに動き出すでしょう。「これまでの三雲作品と比べてかなり薄味」という印象から長く既刊を積み続けていたシリーズであるが、崩し始めるとキャラたちに愛着が湧いてくる影響もあって薄味かどうかはあまり気にならなくなってきます。でもやっぱり「三雲作品はストブラしか読んでない」って人には『アスラクライン』とか推したくなる。面白くなってくるまでが長いんですけど、後半の畳み掛けるような展開は圧巻ですよ。ラストが若干拍子抜けではありましたが。「長いシリーズ作品は時間がなくてちょっと……」という方には『旧宮殿にて』がオススメ。レオナルド・ダ・ヴィンチを探偵役にしたシリーズの1冊で、短編集。1作ごとに趣を変えてくることもあって数冊分まとめ読みしたような充実感が得られる。同シリーズには長編作品として『聖遺の天使』もあるが……実はこの2冊しかありません。3冊目をずっと待ってるんですが、出る気配ナシなんですよね。手広くやってる反面、長く続くシリーズはひと握り。それが三雲岳斗であり、ストブラの巻数がこんなに重なっているのはもう奇跡的と言っていい。メディアミックスの波間に消えていかなくて本当によかった。

【予告】期間限定イベント「神秘の国のONILAND!! 〜鬼の王とカムイの黄金〜」開催予定!

 これが前々から予告されていた第二部クリア前提イベントか。タイトルだけではわかりにくいが、要するに2018ハロウィンイベントです。あらすじの「ハロウィンなのでレイシフトすると」という書き出しからして既におかしいが、内容はもっとトチ狂ってるんだろうな……参加条件はリンク先に書かれている通り「第2部 第2章「Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング 消えぬ炎の快男児」をクリアしたマスターのみ」「※亜種特異点(TからWまで)をクリアしている必要はありません」、1.5部以外の本編すべてを読了している必要があります。「雪の妖精の如き英霊」と形容されている「謎の少女のサーヴァント」がゲッテルデメルングに登場しているあのキャラだから――なんでしょう。それにしても、参加条件が結構厳しいくせに「当ランドは来る者拒まず、すべてのお客様を歓迎します!」と謳っているのが皮肉というか何というか。「来る者拒まず(来れるもんならな!)」「すべてのお客様を歓迎します!(お客様以外は門前払いします!)」

 どんなストーリーなのか今のところタイトル以外はほとんど手掛かりがない状態ですが、とりあえず今年も配布サーヴァントはある模様です。しかしイベント限定「★4(SR)サーヴァント」としか表記されておらず、真名に関してはまるきり伏せらている。容姿はどっからどう見ても酒呑童子なんですが……サバフェスのときに茨木がチラッと口にしていた護法少女「鬼救阿(オニキュア)」に成り切っているのか? それとも「酒呑っぽい外見だけどまったくの別人」というパターン? 「鬼の王」から察するに悪路王とか大嶽丸あたりかな。どちらも坂上田村麻呂が討伐したとされるボス級の鬼で、大嶽の方には「美しい童子へ変化して鈴鹿御前に求婚した」という逸話があるから見た目が酒呑でもそこまでおかしくはない。ただ、狐か何かの使い魔(式神?)を従えている様子からして「鬼ではない」可能性も捨て切れません。むしろ陰陽師とか山伏とかの「鬼を狩る側」かも。さすがにここで鬼一法眼や安倍晴明、役小角が来るとは思えないが……面白いところでは「ダキニ天」説も見かけました。屍を喰らうインド神話の魔女「ダーキニー」に由来する神です。ダーキニーは野干(ジャッカル)から発祥した存在(種族?)と見られている(諸説ある)んですけれど、ジャッカルのいない日本では狐に置き換えられ、やがて稲荷神と習合することになりました。白狐に跨る姿で描かれることが多い、ということを考慮するとライダー? 酒呑童子の恰好をしている理由は不明確だが、「大嶽丸の変化」よりはそれっぽい。ちなみにダキニ天を祀った密教として有名な真言立川流の流れを汲む型月キャラとして「殺生院キアラ」という人がいるんですが……まさか彼女にも出番が?

 「カムイの黄金」は明らかに『ゴールデンカムイ』を意識したものと思われるので、随所にパロディを仕込んでいるかもしれません。「ドロップアイテム『刺青人皮』を集めよう!」はないにしても、チタタプを作り始めたり「不死身のヘラ元」が出てきたりくらいはあるかもしれず。舞台が蝦夷地(北海道)だったら土方さんも特攻サーヴァントになるかしら。その気になれば「義経北行説」(衣川の合戦を生き延びた義経は蝦夷に渡りカムイとして祀られた、という伝承)を持ち出して牛若丸の出番を作ることもできるし、夢が膨らみますな。ネタが古いことも多い型月のことだからゴルカムと見せかけて『カムイの剣』パロディで若年層を困惑させる未来も充分予想できる。「黄金のカムイ」じゃなく「カムイの黄金」になっているのは「ラインの黄金」を絡める気満々だからだろうな……参加条件が厳しい期間限定イベントは「実質本編」というのがこれまでの習いなんで、与太話と見せかけてガッツリ重要な情報をブチ込んでくるものと考えられます。

 で、肝心のピックアップは誰なのかということなんですが……やはり「謎の少女」こと○○○○? だとするとゲッテルデメルングでの登場は前振りだったということになりそう。まさか村正よりも先に○○○○が実装されることになりそうだとは。「はやくしろっ! 間にあわなくなってもしらんぞーっ!」とばかりにAP消費1/4&1/2キャンペーンも実施中です。復刻とはいえイベント開催中なのに強引に捻じ込んできたな。とうにクリア済で「私は関係ないから」と読み飛ばしている方、要注意です。現在マスターミッションに「【期間限定メインクエストクリア応援】ミッション」が追加されており、キャンペーン開始前からクリアしていた人も報酬が受け取れるようになっている。金林檎10個と聖晶石10個、それにALL金種火が10×10で計100個。受け取り期間は来月の4日まで、約一ヶ月間なので忘れずに貰っておきましょう。林檎と石は即座に所持品として追加されますが、種火は受け取った後に一旦プレゼントボックスへ行くので「ギル祭のおかげで種火は有り余ってるんだよなー」って方もとりあえずタッチしてプレボ送りにしておけば宜しいかと。どうせすぐにメカエリやハロ酒呑ちゃん(仮)で使うことになるわけですし。

・拍手レス。

 FGOは今年が残り90日弱しかないと考えるとイベントの間隔空けてる余裕がないんでしょうねぇ。復刻ハロウィン・今年のハロウィン・復刻クリスマス・今年のクリスマスで各々開催期間2週間だとするとこれだけで56日分費やされますし、ここに第二部3章4章を実装する予定があるなら今後もかなりタイトなスケジュールになりそうです
 かなりギチギチですよね。たぶんプリズマコーズの復刻も11月あたりに捻じ込んでくるだろうと予想されますし、年内の第二部は3章までで4章以降は来年になるかもしれません。



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