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リレー小説「魔法少女忌譚修」(第13話−10/12)


2023-09-26.

・原作が「サンドロビッチ・ヤバ子」ということで深く考えずほとんど機械的に購入した『一勝千金』、読んでみたら「ヤバ子作品史上最高に好きかも、これ」とあっさりハマった焼津です、こんばんは。

 アニメ化した『ケンガンアシュラ』とその続編『ケンガンオメガ』、同じくアニメ化作品であり主題歌のインパクトが強かった『ダンベル何キロ持てる?』を手掛けたサンドロビッチ・ヤバ子による4つ目のシリーズ、それが『一勝千金(いっしょうせんきん)』です。舞台となる世界はすべて共通しており、たとえば『一勝千金』のメインキャラクター「本郷姫奈」が通っているのはダンベルの主人公たちと同じ「皇桜女学院」だ。というかダンベルのキャラたちもモブ役ながらチラッと映っている。繋がりはあるけどストーリーそのものは独立しているから「ケンガンもダンベルも知らない」「ダンベルのアニメは観たけど4年以上前だしあんまり覚えてない」という方も気にせず手を伸ばしてOKです。とにかく姫奈ちゃんがヤバい。「国家転覆を図ったカルト教団『神の軍勢』教祖の養女」で、教団秘蔵の特殊部隊で徹底的に戦闘スキルを叩き込まれたという『高校事変』の「優莉結衣」みたいな経歴を持つ女子高生なのだが、降りかかる火の粉を払うために殺戮も厭わない結衣と違って姫奈は能動的に戦場を求めているフシがある。「神の軍勢」が武装蜂起を試みたのも、姫奈が教祖を唆したからでは……という疑惑まである始末。普通に考えるとメインキャラってよりラスボスのポジションなんですよね。表紙ではにこやかな笑顔を浮かべているが、この子は表情があまり変わらないタイプ――というか普通に笑いながら殴りかかってくる。相手をKOしているシーンの表情はよく見えない(隠している?)けれど、被弾して出血しているシーンでも表紙と同じような顔してるのが不気味すぎる。『天空侵犯』の仮面みたいな怖さがあります。しばらくは裏格闘団体でのバトルが続くみたいだが、どんどんスケールが拡大していって取り返しのつかないところまでイッてしまうのでは……とハラハラしつつもワクワクしてしまう。2巻の発売が楽しみだ。

鳴見なる「渡くんの××が崩壊寸前」アニメ化決定、原作は本日発売の月刊ヤンマガで完結(コミックナタリー)

 移籍前から読んでた作品だけど、完結間近ということもあってアニメ化は想像だにしていなかったからビックリ。『渡くんの××が崩壊寸前』『ラーメン大好き小泉さん』の原作者として知られる「鳴見なる」が手掛けたラブコメ漫画です。細かい説明を省いて超単純に書いてしまうと「三角関係モノ」だ。いえ、ヒロインは3人いるから正確には四角関係なんだけども、3人目の子は影が薄いというかたまにうっかり存在を忘れそうになるレベルなんで……後半だとサブキャラの「嶋田さん」の方が存在感あるし。1巻の紹介では「ブラコンの妹」もヒロイン扱いしているが、妹のすずちゃん(渡鈴白)は割と早い段階で精神的に成長してヒロインレースから外れます。なので兄妹禁断の関係みたいなノリを期待するのはやめた方がいいです。「日常崩壊ラブコメ」と謳って初期は若干サイコ・サスペンスっぽい演出も混ぜてきたが、進むにつれてサイコ要素は薄れて「それぞれの家庭事情」にスポットを当てた手堅い調子の青春ラブコメに変容していく。かれこれ9年くらいやってる作品ゆえ連載開始当初と最近のエピソードでは絵柄もノリもだいぶ違う。読者のヒロインに対する印象もだんだん変わっていくだろうと思います。現に私は最初〇〇派だったけどストーリーの影響もあって最終的には××派になった(具体的にヒロインの名前を書くと展開に予想がつきそうなので伏せる)。原作の方は爽やかな雰囲気で最終回を迎えそうだが、アニメはたぶん1クールだろうからドロドロしたところで終わるんじゃないかな。お色気シーンもそこそこあるのでどうぞ気軽に視聴されたし。

「Re:Monster」スタジオディーン制作でアニメ化!ティザーPV公開、ゴブ朗は佐藤拓也(コミックナタリー)

 『無職転生』の作者「理不尽な孫の手」もこの作品に影響を受けて「小説家になろう」での執筆活動を始めた、と語るぐらい結構古めのシリーズです。なろう発の「書籍化された異世界転生モノ」としては最初期に位置する。具体的に言うと『異世界迷宮でハーレムを』より前。『オーバーロード』と同時期の刊行です。リモンやオバロよりも古いのとなると『ゲート』『リセット』まで遡ることになる。ただ、厳密に書くと『ゲート』はArcadia発でなろうに掲載されたことはありません(オバロもArcadia発だがなろう掲載作でもある)。リモンとオバロと異世界迷宮あたりのヒットで急激に異世界転生(転移)ジャンルの熱が高まっていったが、ぶっちゃけ当時の私は異世界転生(転移)モノにあまり興味がなかった(『ハイランディア』とか『ゼロの使い魔』は好きだったが、ジャンル自体には関心を抱けなかった)からほとんどスルーしていました。読んでたのはせいぜい『百錬の覇王と聖約の戦乙女』『落ちてきた龍王と滅びゆく魔女の国』くらいか。このふたつは「転生(転移)モノだから」というより「戦記モノだから」読んでいた感じですね。2012年〜2014年あたりは体感的にまだまだ「転生(転移)じゃない異世界モノ」の方が主流だった。あくまで主観的なものだが、「無視しようとしてもできないほどラノベ売り場で転生(転移)モノが目立つようになってきたな」と感じたのが2015年頃。ちょうど『ウォルテニア戦記』が再書籍化し始めたあたりである。『ありふれた職業で世界最強』『精霊幻想記』『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』の書籍化スタートもこの頃だったか。

 話を戻して『Re:Monster』、最初のうちは3、4ヶ月に1冊新刊が出るぐらいペース良好だったけど4巻あたりから刊行速度が鈍り始め、2017年の9巻で一旦展開がストップします。翌2018年にタイトルを『Re:Monster 暗黒大陸編』と改めて刊行再開するも、2020年の暗黒大陸編3巻を最後に書籍版が出なくなる。エタったわけではなくWeb上の連載はまだ続いているみたいだが、とにかくそんな状態だったので今頃になってアニメ化の話が持ち上がったことには驚きました。「大丈夫なのか?」という思いは少しあるが、実際に観てみるまでは何とも言い難い。すごい出来で大ヒットして、『ゴブリンスレイヤー』とコラボするような未来が訪れたら楽しいだろうな。

エロゲの友人キャラになった主人公描く「マジカル★エクスプローラー」アニメ化企画進行中(コミックナタリー)

 好きなシリーズなので「待ってました!」な一報である。副題は「エロゲの友人キャラに転生したけど、ゲーム知識使って自由に生きる」、表紙のデザインではメインタイトルよりもこっちの方が目立っています。『マジカル★エクスプローラー』は2019年から書籍化が始まったライトノベルで、もともとは「小説家になろう」連載作品。イラストはポリフォニカやゴブリンスレイヤーでお馴染みの「神奈月昇」。気が付いたら前世でやり込んだエロゲの友人キャラになっていた――という、もはや「トラックに撥ねられて」とか「通り魔に刺されて」とかそんな手続きすらなく「理由はわからないがとにかく転生しちゃったぜ!」な爆速オープニングで幕を上げます。この「友人キャラ」というのは学園に入学したばかりで右も左もわからないゲーム主人公にあれこれ情報を与えて解説してくれる、要はときメモの「早乙女好雄」みたいなポジションの奴を指しており、いわゆる「悪役転生モノ」ではない。ジャンルで言えば「モブ転生」に当たります。

 主人公が前世で遊んだエロゲ『マジカル★エクスプローラー』はダンジョン探索型の周回を前提にした「やり込みゲー」であり、その知識をフル活用して物凄い速度で成長していく。副題の「ゲーム知識使って自由に生きる」でノホホンと気楽に生きるイメージを抱いた方もおられるやもしれませんが、主人公の突き進む道は結構過酷です。なぜなら彼はゲームに登場するヒロイン、全員が幸せな学園生活を送れるよう不幸な展開へ分岐するフラグを全部潰すつもりでいるからです。そう、原作ゲームにさえ存在しない「全ヒロインハッピーエンド」を目指し茨の道(同時攻略)の踏破に励むのである。恋愛的な意味でヒロインたちを狙っているわけではないが、困難に立ち向かっていく彼の姿にみんな次々と惹かれていく……という「なりゆきハーレム」なノリ。主人公は割とスケベな奴ですけどあくまで一線は越えず、そこらへんがややもどかしいところかな。

 こういうモブ転生系のストーリーだと「本来の主人公」が身勝手な正義を振りかざすような鼻につく野郎となることが多いんですが、マジカル★エクスプローラーの場合は「本来の主人公にも強くなってもらわないと全ヒロインハッピー計画が達成できない」ため引き立て役的な「嫌な奴」と化すことはない。悪く言えば「本来の主人公を自身の目的のために利用している」わけですけど、別に騙しているわけじゃないし「本来の主人公」も強くなりたいと自らの意志で願っているのでWinWinの関係である。現時点での最新刊は8巻、もうすぐ9巻が出る予定なのでストックは充分だ。最近のパターンから言って恐らく分割2クールになるのではないかと予想している。3巻がひとつの節目だからそこで一旦区切って、2クール目で6巻までアニメ化して後は反響次第ってところかしら。魔法で女体化して女学園に潜入する7巻(表紙手前の炎を操ってる子じゃなくて奥に見える銀髪が女体化した主人公)は是非アニメで観たいから3クール目もやってほしいところですが……。

 しかし、自販機暗殺者の2期が決まって、『最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い』『転校先の清楚可憐な美少女が、昔男子と思って一緒に遊んだ幼馴染だった件』『クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった』のアニメ化まで進んでいるとは、スニーカー文庫もえらく羽振りがいいな。後進レーベルに押されて死に体だった時代が嘘のようだ。文庫系のライトノベルは売上がだいぶ下がってきている(アニメ化したSAOの影響もあって絶頂だった10年前に比べ半減している)というけど、まだまだ活気は失われていないらしい。


2023-09-19.

『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』放送開始前に「MyGO!!!!!メンバーの日常」というショート動画がようつべにアッブロードされていたと聞いて早速観に行ったけど、「このユルめの動画を眺めて『〇〇ちゃん可愛い〜』と笑ってた人たちに向けてお出ししたのがあの1〜3話だったのかよ」と改めて戦慄した焼津です、こんばんは。長崎そよが「甘々ママ」と呼ばれてる動画に至っては「完全に別世界線では?」という疑惑が立ち上ってしまうレベル。

 「ふわふわお姉さん」どころか「不和不和お姉さん」ぶりを見せつけてきた本編そよさん、私はIt's MyGOが初MyGOだったから特に違和感なく「そういうもの」として受け入れたが、先にこの「MyGO!!!!!メンバーの日常」観てイメージ膨らませていたらキツかっただろうな……アプリ(ガルパ)でも実装されるや否や開口一番「……ケンカ売ってるの?」だもんな。続編の『BanG Dream! Ave Mujica』も発表されて期待が高まる一方の今日この頃、MyGOの影響でバンドリ熱が再燃してきたのでこの機会にバンドリアニメの歴史を振り返っていこう。「数年がかりのプロジェクトだし、膨大な量に上るのでは」と尻込みしてしまう方もおられるだろうが、なぁに、ガルパで配信されている途方もないシナリオの量に比べればアニメのボリュームは些細なものだ。MyGO含めても30時間程度、すぐに追い付けます。一部を除きほとんどがアマプラで配信されているからハードルも低いです。

 バンドリこと“BanG Dream!”プロジェクトは2014年頃からスタートしたメディアミックス企画であり、小説家の「中村航」が原作およびストーリー原案として深く関わっている。2016年に発売された小説版『BanG Dream! バンドリ』はプロジェクトの原点であり、一部のファンから「聖書」や「聖典」とも呼ばれています。主人公の「戸山香澄」が引っ込み思案な女の子になっていたり、「牛込りみ」が忍者だったり(「シューレス・ニンジャ・ガール」というボクシング編が始まりそうな異名もある)、「山吹沙綾」だけ定時制に通っていて同じ机を使っている香澄と手書きのメッセージで交信していたりなど、現行のバンドリとはかなり設定が異なるものの「バンドリの原典というか原液」ゆえ「そもそもバンドリとは何か?」という疑問にぶち当たったときに読むが吉です。「体のなかに星が満ちて、自分と夜空がつながっている気がした」といったなにげない文章の数々が「星の鼓動」や「キラキラドキドキ」などのキーワードを理解する補助線になる。つまり香澄ちゃんにとって夜空は身体の延長であり星々こそが己の心臓、数多の「星=生命」の鼓動が眩しく輝く音楽(キズナ)を奏でて宇宙(カラダ)から溢れ出すので「天の光はすべて歌」なんですよね(グルグル目)。少し真面目に書くと小説版の香澄は開始時点で「星の鼓動」が聞こえない状態に陥っており、ランダムスターとの出逢いを通じてもう一度「星の鼓動」を取り戻すという流れになっている。つまり失くした星を捕まえて復活する、「どんなに劣勢でもスターを取れば無敵になって逆転できる」マリオカート奪還と再生の物語(ロマンス)でもあるのだ。なおこの初期設定のバンドリをベースにした『BanG_Dream![星の鼓動(スタービート)]』という漫画作品もあります。アニメと並ぶプロジェクトの柱、アプリ「ガルパ」こと『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』は2017年3月16日――つまりアニメ1期目の放送中にサービス開始しました。現在も配信継続中というか、つい先日6.5周年を迎えたばかりです。メインストーリーは香澄たちが高校1年生のシーズン1、2年生のシーズン2が終わって今はシーズン3。徐々に卒業の時が迫ってきている。

 最初のアニメ作品『BanG Dream!』は2017年1月から4月にかけて放送されました。第1話の放送が1月下旬という冬アニメとしては遅めの開始だったこともあり最終回が4月にズレ込んだのです。ファンの間では「1期目」や「無印」と呼ばれている。本編は13話で完結しているが後日談的なOVAが1話あり、それも加えると全14話。描かれる主な内容は主人公・戸山香澄のバンド「ポピパ(Poppin'Party)」結成とライブハウス「SPACE」の閉店です。後半で沙綾をバンドに勧誘しようとして軽い喧嘩になったり、ストレスで香澄が歌えなくなったりなどのシリアス展開を挟むが、全体としては「和気藹々としたムードのアニメ」に仕上がっています。1期目はあくまでポピパがメインで他のバンドの掘り下げはない(一部のキャラはちょい役で出演する、OVAだとRoselia全員のセリフがある)。ポピパの面々が通う「花咲川女子学園」(MyGOの椎名立希が通っているところでもある)、メンバーのひとり「市ヶ谷有咲」宅の蔵、そしてSPACE――ほとんどのエピソードはこの3ヶ所を行き来する内容になっており、まだ作中世界が狭く広がりを見せていない。大まかな筋立ては「紆余曲折を経て結成したバンドでオーディションに合格し、ライブを成功させる」の一行で済むわけだが、「キラキラドキドキ」「星の鼓動」「やりきったかい?」などのキーワードが初見では消化しにくく、「現行のバンドリ」を形作った重要なアニメであるが「バンドリ入門にはあまり向かない」という奇妙なポジションに落ち着いている。時系列に沿うのなら当然1期目から観た方が良いわけだけど、新規の人にいきなり1期目を観てもらったら途中で脱落されるリスクもそれなりに高い。今は「サンジゲンによる3DCGアニメ」として認識されているバンドリですが、1期目はライブシーンや電車などの一部を除きほとんどの場面が手描きのアニメーションで制作されています。おかげで作画に安定感がなく「味のある顔してるな」と思いながら見ていたキャラが急に美人になってビックリする。個人的に手描き時代のバンドリも結構好きというか、今観ても充分イケると感じるのだが、止め絵が多いし作画にこだわる層からすると厳しいかも。グリグリ(Glitter*Green)やCHiSPA(中学時代の沙綾が所属していたバンド)といった2期目以降出番のない(メンバー自体は登場するが演奏はしない)バンドが目立っているの、逆に言えば2期目や3期目から遡って視聴しても新鮮に感じられるポイントなので「何が何でも1期目から観ないといけない」わけではなく、バンドリ初心者は1期目を飛ばしていきなり他のところから観始めても全然OKです。正直、2期目はかなり話が飛躍する(1期最終回から数ヶ月に渡る空白期間が存在する)んで1期から順番通り視聴しても新キャラのラッシュを前に「誰だよこの子たち……」と戸惑うことになるでしょう。

 次のアニメ作品は『BanG Dream! ガルパ☆ピコ』、2018年にバラエティ番組『バンドリ!TV』内のミニコーナーで放送された公式パロディ系ショートギャグです。1話あたり3分で全26話。タイトルに「ガルパ」とある通り、アニメ版のパロディではなくアプリ版(『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』)のパロディとなっている。そのため「ガチャ演出の再現」みたいなガルパをやってないとわからないネタも含まれていますし、「1期目には登場しないけどガルパには登場するキャラ」がたくさん出てきます。ただ「ガルパ本編の合間に起きた出来事を綴る」とかそういう形式ではなく、「ピコ時空」とでも呼ぶべき独自のアナザーワールドが顕現する。客席に向かってチョココロネをバラ撒くりみ、歯ギターを練習しているたえなど、かなり早い段階でキャラ崩壊を起こして好き放題暴れまくる内容になっています。カオスこそ真理。世界共通だよ、覚えて(強要)。ついさっき「バンドリ初心者は1期目を飛ばしていきなり他のところから観始めても全然OK」と書いたばかりだが、さすがにここから視聴スタートするルートはあまりオススメしないかな……ガルパ☆ピコは特有のノリで突き進むアニメだから手ぶらで挑んでもそれなりに楽しめるのだが、言ってみれば「麻雀のルールを知らずに読む『アカギ』」みたいなものであり、ちゃんとバンドリ知識を蓄えてからチャレンジする方が面白い。ぶっちゃけ私も「バンドリ本編は途中で観るのやめてガルパ☆ピコのシリーズだけ観続けた」過去がある人間(ショートギャグアニメ好き)なのだが、ちゃんと本編履修してから改めてガルパ☆ピコを視聴したときの方がより楽しかったです。私の好きなエピソードは第18話の「蔵迷宮」と第24話の「フタゴリズム」です。あとピコの前にパスパレ(Pastel*Palettes)をメインにしたミニアニメ「ぱすてるらいふ」も放送されているが、こちらはピコと比べてややまったりしたノリ。シスコンの自覚がない日菜ちゃんが喋り倒す第2話がツボです。

 本編の続きとなる『BanG Dream! 2nd Season』は2019年1月から3月にかけて放送されました。単に「2期目」と呼ばれることが多い。全13話。2018年の時点で「2nd Season」と「3rd Season」が制作されることは告知済みだったので、実質的には「分割2クールの前半」ですね。香澄たちが2年生になり、香澄の妹「戸山明日香」が「羽丘女子学園」の高等部(MyGOだと燈や愛音、祥子が通っているところ)に入学する。そう、物語はまた春から始まるのです。バンドリのガールズバンドは5人編成が基本になっており、アプリ版(ガルパ)は配信開始時点でポピパ含む5組のバンドがメイン……つまり5×5で25人もの主要メンバーが存在していました。2期ではこの25人に加え、更なる新バンド「RAISE A SUILEN」も参戦し「メインだけで30人」という途轍もない大所帯となっている。2期では各バンドの紹介的なエピソードを挟みつつポピパ初の主催ライブに向けての準備と、その裏で進行するRAS(RAISE A SUILEN)メンバー集結の過程を描いていく。バンドリはアニメ1期の評判が芳しくなかったことからブシロード代表の木谷高明はプロモーションをアプリ(ガルパ)全振りにするよう路線変更しました。結果、アプリの方が反響大きく売上も上々だったため、2期目からは「ガルパプレーヤーをメインターゲットにしつつ新規視聴者をガルパに誘導する」方向へと舵を切っていきます。別に1期目の内容を「なかったこと」にしたわけではないが、アニメだと「1年次の2学期から3学期にかけて」が空白期間となっているため、2期目から出てくるバンドは開幕時点で「既にポピパと面識がある=ガルパのシナリオを前提にしている」状態だったり、映像面でも手描きだった作画を3DCGに切り替えたりなど大幅な仕切り直しを図っている。香澄が主人公ポジションを占めていることに変わりはないにせよ、花女だけではなく羽丘も主要な舞台となっているし、だいぶ群像劇の様相が濃くなっています。中でもポピパに憧れて岐阜から上京してきた「朝日六花(ロック)」は2期と3期の裏主人公と見做してもいいような存在だ。「キャラ多すぎ」という点にさえ目を瞑ればここからバンドリワールドに飛び込むのも悪くない選択肢だと判断いたします。3DCGアニメになったことで何気ないちょっとした仕草やキメシーンの表現がかなり向上してるんですよね。OP(キズナミュージックが流れる方)の今井リサがピックを咥えてベース担ぐカットとか、9話のロックがギターを弾くシーンとか。個人的に好きなのはハロハピ(ハロー、ハッピーワールド!)回である第4話「ゴーカ!ごーかい!?のっびのびワールド!」、ある意味ピコよりも狂った内容で視聴者のリアリティラインを崩壊させる。ミッシェル(ピンク色したクマのキグルミ)にハッピーフライトモードなるものが搭載されていることが判明し、猛然と空を飛行し始めたときは「こんなのもう劔冑じゃん」と呟いてしまった。ハロハピの掛け声である「ハッピー!ラッキー!スマイル!イエーイ!」は誓約の口上だった……? 踊り続けるように闇を斬り明日へ走るミッシェルと悪鬼スマイルを浮かべたこころんとモーニングビューティタァイムに耽る薫も想像しちゃったが、それはさておきこころんの異様な身体能力の高さ(誰もツッコんでないけど散歩感覚で校舎の3階から飛び降りてるんじゃが)といい、ハロハピだけ明らかにバンドリの世界観を逸脱してるの嫌いじゃないです。というか、実のところ私の最推しはこころんだったりする。行動原理は圧倒的善なのに金と権力があるせいでサイコ系の悪役じみた振る舞いになっているギャップが好き。独善と博愛の狭間に位置し、悲しみすべてに呵責なく干渉する、ただそこにいるだけで見る者の不安と焦燥を灼き尽くさずにはいられない太陽系ファム・ファタールである。スマイルジャンキー、笑う侵略者(インヴェイダー)、好奇心過剰摂取(オーバードーズ)、黄金の獣、破顔公(ハガン・ヘルツォーク)、ドンここタロウ(ん? 今笑顔って言ったわね? これであなたとも縁ができたわ!)、ポジティブ・デウス・エクス・マキナすぎてMyGO出禁の女の子、終わりなきハピネス、常時ドーパミン垂れ流しな弦巻こころをよろしくお願いします。ちなみにCVは「伊藤美来」、プリコネのコッコロ(本名・棗こころ)役の人である。感情の浮き沈みとか起伏が非常に乏しく、喜怒哀楽でいうと「喜」と「楽」しかないキャラのため演技面では結構苦労したそうだ。

 本編3期目に当たる『BanG Dream! 3rd Season』は当初2019年10月から放送開始する予定だったが、延期して2020年1月から4月にかけて放送されました。3期が放送されていた時期はちょうどコロナ禍が始まった頃であり、バンドリもリアルライブの開催日程で大きな影響を受けるハメになりました。話数は2期と同じく全13話。実質的には「分割2クールの後半」であり、2nd Seasonと3rd Seasonは合わせて一つの作品みたいなところがあるから総計して「全26話」と捉えても特に問題はありません。よほど億劫な人以外は素直に2期目→3期目の順で観た方が宜しいでしょう。ストーリーは2期最終話、ポピパ主催ライブから4ヶ月後の秋に始まる。延期しなければ秋アニメとして放送されるはずだったので、リアルの時期と合わせる狙いもあったのかもしれない。決勝戦で武道館ライブを行うバンドオーディションイベント「夢を撃ち抜け!BanG Dream! Girls Band Challenge!」の開催が告知され、いよいよポピパは「武道館ライブ」という目標に向けて走り出す。一方、ギターは巧いのにバンドを組むことができず燻っていた六花にようやく手を差し伸べる存在が……てな感じで「バンドリ」のタイトル回収に成功しつつ物語は終幕へ向かっていく。果たして武道館の大舞台に立つバンドはどこなのか? 結末は君自身の目で見届けてほしい。個人的に好きなポイントは2話冒頭の風呂に漬かってオッサンみたいな溜息をつく六花ちゃんです。OP曲の「イニシャル」はスタリラのバンドリコラボでレヴュー曲として実装されたときにしこたま聴いた記憶があるのだが、サビの部分しかないショート版だったせいで歌い出しを耳にしても「んん?」なのだけど歌詞が「ときに曖昧で」へ差し掛かると「あっ、これかぁ!」ってなります。ともあれバンドリアニメはこの3rd Seasonで概ね「やりきった」つもりなのか、放送終了から3年経った現在に至っても4thや5thといった正式続編(ナンバリングタイトル)は出ていません。これ以降はスピンオフとか劇場版とか番外編とかです。ブシロの木谷は「『バンドリ!』はやっぱり『ガンダム』にしたい」「40年50年と続くものにしたい」「ずっと続いていく物語にしていきたい」と語っているので、Ave Mujica以降の展開も考えているんだろうけど3年生になった香澄たちの活躍を描くナンバリングタイトルが到来するかどうかは不透明……今はただ待つしかない。

 ピコシリーズの2作目『BanG Dream! ガルパ☆ピコ〜大盛り〜』は2020年、3作目『BanG Dream! ガルパ☆ピコ ふぃーばー!』は2021年に放送開始。それぞれ全26話……シリーズすべてを合計すれば78話、時間にして234分(約4時間)になります。ピコも積もれば山となる。1作目の時点で既にフリーダムだった作風は進むにつれどんどん歯止めが利かなくなっていき、ふぃーばーに至ってはもう「暴走」としか言いようがない状態に突入。EDのキメっぷりもヤバく、視聴者が「もうやりきっただろ!」とタオルを投げ入れたくなる有様となった。MyGOが終わった後のMyGOピコやAve Mujicaが終わった後のMujicaピコ、来てほしい気持ちと「来ないでくれ!」と叫びたくなる気持ちが鬩ぎ合う。仮に来るとして「眩しいわね」ノルマの処理がどうなるか、という懸念は残る(ピコシリーズの1話目は必ず友希那が「眩しいわね」と発言する暗黙の了解がある)。お気に入りエピソードは大盛りだと第6話の「美咲禁断症状」と第8話の「カードファイト!!お姉ちゃん!」、ふぃーばーだと第18話の「ねこねこタイム」と第20話の「ゲームセンターともえ」です。

 2021年にはスピンオフアニメ『劇場版 BanG Dream! Episode of Roselia』が公開されました。前後編で、前編に当たる「T.約束」が4月、後編に当たる「U.Song I am.」が6月公開。ちょい役とはいえアニメ1期から登場しているバンド「Roselia」の結成秘話を描く。アプリ(ガルパ)ではバンド単位で物語を紡ぐ「バンドストーリー」というものが配信されており、「Episode of Roselia」はRoseliaのバンドストーリーやイベントストーリーを映画化したものとなっています。TVシリーズでは触れられなかった要素が満載なんだけど、ガルパの膨大なシナリオを取捨選択した結果少しダイジェスト気味になっており、事情を知らない(バンドリのアニメをまったく嗜んでいない)人が観たら「TVシリーズの総集編か?」と勘違いしそうになる構成だ。父の果たせなかった夢を叶えるため我武者羅に目標へ邁進する「湊友希那」とRoseliaのメンバーたちとの出逢い、衝突、深まる絆を描いており、ライブシーンの迫力は圧巻です。バンドがバラバラになりそうなハラハラする展開もあるが、乗り越えた後の雨降って地固まった感は格別。しかしこれ観るとバンドリアニメ本編の友希那は随分丸くなったな、って思います。頑なで周囲に対して打ち解けなかった氷河時代の友希那が観られるアニメはEpisode of Roseliaだけ! あこちゃんの可愛さも見どころです。MyGOから入ってきた層は優秀で天才肌な双子の妹「氷川日菜」への劣等感剥き出しな「氷川紗夜」に熱い視線を注ぎそう。姉妹が和解する過程はすっ飛ばしているので「いつの間に関係修復したの!?」って驚くでしょうが。一応ポピパやAfterglowの面々も出てくるけど最初から最後までRoseliaがメインであり、そこは譲っていない。キャラクターを絞っているぶん、本編から入るよりもエピロゼから入った方が馴染みやすいかもしれません。ちなみにバンドリで私の一番好きな曲はRoseliaの「FIRE BIRD」ですが、残念ながらエピロゼでは演奏されず。話の流れ的に入れにくい曲だから仕方ない。「Neo-Aspect」や「Song I am.」も好きなので不満感はないです。

 2022年1月には『劇場版 BanG Dream! ぽっぴん'どりーむ!』が公開。1日公開という正真正銘のお正月映画だったが、年明け早々にバンドリ映画を観に行く人なんてそんなにいるわけが……結構いました(←地元最速で観に行った人間による観測)。バンドリの非スピンオフ劇場版は「ぽっぴん'どりーむ!」の前に『BanG Dream! FILM LIVE』『BanG Dream! FILM LIVE 2nd Stage』の2作が公開されていますけど、これらは演奏シーンとMCのみで構成された「ストーリーのない疑似ライブ映画」であり、感覚的には「豪華なMV集」である。なので解説は割愛します。「ぽっぴん'どりーむ!」は3期の後、オファーを受けた香澄たちが海外でライブをすることに……という話。TVシリーズの後日談も兼ねたお祭りムービーです。残念ながら現状では配信されておらず、1万円近くする『夏に閉じこめて』限定盤特典BDにのみ収録されている状況であり、気軽に視聴する方法がありません。私も久々に観直したいので困っています。

 2022年3月に放送された『バンドリ! ガールズバンドパーティ!5th Anniversary Animation -CiRCLE THANKS PARTY!-』はタイトル通り5周年記念アニメです。全2話。この場合の5周年はガルパ(2017年3月配信開始)に掛かっており、まりなさんが画面のこちら側に語りかけるシーンもある(ガルパにおいてプレーヤーは「まりなの部下」という体裁になっている)。7つのバンド、計35人のメンバーがライブハウス「CiRCLE」の感謝イベント「CiRCLE THANKS PARTY!」に参加して合同ライブを開催する――というお祭りアニメ。「物凄く長尺のファンサービス・ムービー」といった趣だ。さすがに一人一人キャラ紹介するだけの余裕はないので「全員知っていることが前提」で進行していく。新規の人が視聴することはあまり想定していないつくりである。「“BanG Dream!”プロジェクトに5年も付き合ってくれてアリガトウ! これからもまだまだやっていくよ!」という送り手のメッセージがぎゅうぎゅうに詰まっており、他ジャンルファンなら「ここまでしてもらえるなんて羨ましいな……」と羨望の眼差しを向けてしまうこと間違いナシ。

 最後はスピンオフアニメ『BanG Dream! Morfonication』、2022年7月に特別番組として放送された作品です。全2話。本編3期が放送されていた頃にガルパへ実装された7つ目のバンド「Morfonica」をメインに据えている。Morfonicaはお嬢様学校である「月ノ森女子学園」(MyGOのそよや睦が通っているところ)で結成されたバンドで、「Morfonication」はそんな彼女たちの夏休みにスポットを当てている。Morfonicaのメンバー「倉田ましろ」は内気かつ劣等感の塊みたいな少女であり、「何の取り柄もない自分」から脱却しようと日々もがいています。そんな彼女と久しぶりに再会した中学時代の同級生が「倉田さん、ちっとも変わってなくて良かった」と発言したことにショックを受け、深く落ち込む。発言した同級生に悪意は微塵もなかった(月ノ森というお嬢様学校に進学して遠い世界の人になってしまったような寂しさを感じていたぶん、雰囲気がほとんど変化していなくてホッとした)のだが、繊細なましろはあたかも「何の進歩もないね」とか「まるで成長していない……」と糾弾されたかのような気分に陥ってしまったのである。「変わっても変わってなくてもましろちゃんが好きだよ」と、Morfonicaのみんなが本音を言ってくれたおかげもあって彼女のメンタルは回復します。要約すると「ましろが凹んでから立ち直る話」であり、「感受性の強い女の子」の世界を丁寧に描いている。ましろんのメンタルはアルミ缶並みでしょっちゅうベコベコに凹みまくるのだが、そこからキチンと立ち直れる子でもあるのだ。

 ってな具合にバンドリのアニメはいろいろあるわけですが、ゴチャゴチャと難しいことは考えず好きなところからスタートして構いません。It's MyGOの評判からバンドリに興味を抱いた人も、別に予習とかしなくていいのでいきなりMyGOから観始めちゃいましょう。MyGO観終わった後は本編の2期と3期を視聴するコースがオススメかな。「あっ、ここがMyGOのあそこと繋がっているのか!」ってなるポイントがいくつもある。1期は後回しでも大丈夫だけど時間があるなら観ておいた方がいい。ツッコミどころが多いとはいえ「これがなかったら今のバンドリもなかった」わけですから。数々の積み重ねの果てにMyGOがあることを実感してほしい。時間経過が曖昧なタイプではなくキチンと折々の季節が過ぎていく物語ゆえ、接するほどに愛着は深まるでしょう。最終的にバンドリの世界を完全理解したくなったらガルパをインストールしかないのだが……ついこないだ6.5周年を迎えたようなアプリなので蓄積されたシナリオの総量は半端じゃない。やるなら生活の一部を捧げる覚悟で臨んでほしい。そう言う私はどうなのか、って? ぶっちゃけ音ゲーが苦手なのであまり触ってないです。ただ昨年オートライブが実装されたからコツコツやっていけば音ゲー苦手勢でも何とかなりそうな環境にはなってきています。ガッツリやり込みたいならともかく、イベントシナリオを解放するだけなら始めた直後でもそんなに難しくない(オートライブかけて放置すればいい)のでMyGOメンバー実装で興味を持った方は気軽にどうぞ。

「劇場版 まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉」2024年冬公開、本編映像の特報(コミックナタリー)

 やっとワル天の本編映像がお目見えだ。作画のクオリティが凄まじく、蒼樹うめのテイストをキチンと残しつつも一段と観応えが増したビジュアルになっています。タイトルの割にワルプルの方はあまり目立たないが、ひょっとして今回は舞台装置に徹するだけでワルプル自身の掘り下げはあんまりないのか……? ファンが長年ずっと気にしている「ワルプルギスの夜が正位置になったら具体的に何が起こるのか問題」だけはハッキリさせてもらいたいものだが。それにしても包帯グルグル巻きの怪人みたいな格好のさやかちゃん、いったい何が起こってるんです? マギレコのアニメでもホミさんの砲火に腕がもげて一瞬で再生するようなタフネスぶりを見せていたさやかちゃん(恭介の怪我を治したい、という願いから魔法少女になったため治癒能力は高い)がここまでボロボロになるなんて……悪魔ほむら討伐のために体を痛めつけてエクソシズム紫電掌の特訓でもしたのかしら。

 公開は2024年冬、この表記だと最短で1月、最長で12月だが……さすがに1月ってことはないだろうな。延びそうな気配もあるし「早くて12月」程度に思った方が良さそう。個人的に「〇〇年冬」という表記を見るとDiesの当初の予定だった「2006年冬」を思い出してしまって嫌な気分に陥るんだよな……17年経ってもまだそういう感情が薄れないんだからスゴいよな。もはや呪いである。

『マギレコ』×『リコリス・リコイル』コラボ決定。錦木千束と井ノ上たきなが魔法少女姿で登場(ファミ通.com)

 一方、マギレコの方ではリコリコとのコラボが決定していた。マギレコは過去にシャフト繋がりで化物語と、魔法少女繋がりでなのはとコラボしたことがあります。化物語コラボはシナリオがなかったためひたぎたちがなぜ魔法少女になっているのか分からず終いであったが、なのはの方はもともと魔法少女ということもあってかシナリオ付きでした。「錦木千束と井ノ上たきなが魔法少女姿となって登場する」となると理由作りが難しそうだから化物語と同じでシナリオなしのパターンかしら……前にも書きましたが、千束役の「安済知佳」はオルガ役として、たきな役の「若山詩音」はヘルカ役としてマギレコに参戦済であり、ついでに言うとフキ役の「河瀬茉希」も観鳥令役、クルミ役の「久野美咲」も千歳ゆま役、ミズキ役の「小清水亜美」もリズ役で既にいます。なので現時点でも「リコリコごっこ」ができるわけだが、まさかごっこではなく本物のリコリコ編成が可能になるとは。

 少し前に悪魔ほむらが実装された(現在はピックアップ終了)ことで話題になったマギレコ、リコリココラボが気になって始めようかどうか迷っている方もおられるやもしれませんので念のため注意事項を書いておきます。まず、先ほども触れましたが「コラボイベントが開催されると言ってもシナリオ付きとは限らない」こと。そもそもマギレコはたるマギやすずマギ、マギレポなどといったまどマギの派生作品(いわゆるスピンオフ)とのコラボイベントは積極的に行いますが、他社作品とのコラボは化物語となのはしかなく、参考となる前例が極めて少ない。ゆえに「千束とたきなの新しい掛け合いが見られる」とは確約できないのです。そして二つ目、「マギレコは本編以外のシナリオは基本的にボイスレス」である。グラブルみたくフルボイスでイベントシナリオを紡ぐような豪華なつくりにはなっていないので、たとえシナリオが付くとしても声は付かないものと思ってほしい。魔法少女として実装される以上、戦闘時のボイスやホーム画面でのセリフはちゃんと収録されるでしょうけれども。

 マギレコは200連で天井だから石5000個(あるいはそれに相当する枚数のガチャチケット)を集めれば確実に千束かたきなは手に入る。たぶんピックアップは別々でも天井で交換できる対象が千束・たきな両方になるタイプのガチャ(ブルアカをイメージしてもらえるとわかりやすい)でしょうから200連以内にどっちか1枚引ければ残りも入手確定となるはずゲーム内のお知らせを確認しましたが、ピックアップごとに天井が分かれる形式なので両方を確実に入手するには400連分必要です。彼女たちが欲しいのであればイベント開始よりも前にアカウント作ってプレーしておいた方がいいです。リセマラという手段もあるが、マギレコはチュートリアルが長い(30分くらい掛かる)ゲームだからよほど時間に余裕がある人以外にはオススメしにくい。過去の例から言って最低1人は配布だと思いますけどね……化物語コラボではひたぎ、なのはコラボでははやてが配布されました。千束とたきなだけとは考えにくいので、それこそフキとかくるみあたりも来るだろうと考えられます。ミズキは……さすがに歳が……いや今やってるマギレコのイベントに登場する「イナミマン」こと伊並満は31歳なので無理というほどじゃないんですが。ちなみに伊並満のCVは「豊田萌絵」、ユーフォの川島緑輝(サファイア)、バンドリの松原花音、ブルアカの浦和ハナコなどを演じている声優。キャラデザは「アラサーマミさん」の呼び名で親しまれている『巴マミの平凡な日常』の作者「あらたまい」である。来月で10周年、単行本の最新刊(10巻)も発売されるというのだからスピンオフ漫画ながらも息の長さに驚くばかりだ。

(09/21追記) リコリコとのコラボイベント「Agent Magica〜マギアレコード×リコリス・リコイル〜」は9月22日開催、シナリオ付きのイベントみたいです。千束・たきな両名ともにガチャ実装で配布キャラはいないみたい。千束とたきなでそれぞれ天井が別になるらしく、沼った場合は両方引くのに400連、10000個もの石が必要になる模様。初心者が掻き集めるにはかなりしんどい量だと思います。しかしコラボCM、ソウルジェムを持った千束とたきなの絵面がもたらすインパクトヤバいな……まるでコラ画像だ。

『落第騎士の英雄譚』19巻、12月発売予定。画集付き特装版画集&タペストリー付き特装版も予約中。

 前巻から実に3年半ぶり。イラストの「をん」の絵柄もだいぶ変わったな……『落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)』、かつて1クールだけアニメを放送したこともあるので記憶に残っている方もおられるのではないかと思います。原作1巻は2013年7月発売だったから既に10周年を過ぎている。どうも10周年に合わせて7月くらいに予約を開始していたらしいが、私はつい最近になってようやく知りました。情報キャッチするの遅すぎ。停滞気味の期間もあったとはいえ番外編の零も含めて20冊にも及ぶ長大なシリーズである。アニメ化されたのはごく一部、3巻まで(と零の一部)です。1〜3巻は全国大会に出場する生徒を選抜する「校内編」であり、4〜9巻が「大会編」、10〜15巻が「皇国編」、16〜17巻が「大炎編」、18巻から「最終章」に突入――ってところで続きが出なくなっていました。最終章というから何冊か掛かると思い込んでいたけど、表紙の感じからして19巻で完結か? 無駄にダラダラと引き延ばされるよりはマシ……かなぁ。うーん。

 アニメ観て続きが気になっている人は是非原作も読んでほしいけど、大盛り上がりする大会編はともかく皇国編は少しダレるのがネックかしら。個人的に「夜叉姫」西京寧音vs「砂漠の死神(ハブーブ)」ナジーム・アル・サーレム戦は大好きなんだけど、逆に言うとそれ以外のバトルは強く印象に残らなかった。大炎編はサブキャラたちにスポットを当てた内容で、アニメだと噛ませ犬の印象しかない桐原静矢(「あ、そーれワーストワン!」の音頭と「じゃんけんで決めよう!」のセリフで有名なCV.松岡禎丞のキャラ)にも見せ場が用意されています。結局アニメの2期は来ないまま終わりそうな雰囲気なのが残念だけど、とにかく未完のまま放置されなかったことは喜びたい。

【予告】期間限定イベント「ワンジナ・ワールドツアー! 〜大精霊と巡る世界一周〜」開幕決定!

 発表が京まふだったから和系のぐだぐだイベントかと思いきや、舞台はオーストラリアの都市「シドニー」。派遣される面子もかなりカオスでトンチキの予感がぷんぷんと漂う。実装される新規サーヴァントは「ワンジナ」、夏イベントの核心的な存在だ。これ実質「サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!」の続編では? ワナジナ、キャラクターグラフィックも作っているくらいだし、いつかはサーヴァントとして実装されるかも……とは思っていたがこんなに早いのは予想外だ。「世界一周」ということはシドニーを起点にぐるっと地球上を移動していく形式になるのかな? マシュ以外の面子が「宗矩、クリームヒルト、太歳星君、アルテラサンタ、ドゥムジ、エリセ、ボイジャー」とかなり謎めいており、展開を想像するのが困難である。太歳星君とボイジャーはなんとなくワナジナに通じるものを感じるし、アルテラも出自を考えると宇宙繋がりと言えなくもないが、宗矩とクリームヒルトとドゥムジは本気でわからん。おまけになぜか言峰も特攻対象だし。いったい何が起こるんだ? 霊基にバールー(アボリジニ神話における月の神)が混ざっているからそれ関係?

 ピックアップは当然☆5フォーリナーのワナジナ。「くん」を付ければいいのか「ちゃん」を付ければいいのか迷う。胸膨らんでるしビキニっぽい格好しているから女の子寄りなんだろうが、そもそも性別とかなさそうだもんな。「ブーメランあるし大気の精霊だから風雲拳の使い手」という説は笑った。配布サーヴァントに関しては明言されていないが、この感じだとなさそう。今回欲しい絵柄の概念礼装もないし、夏イベントで散財した傷も癒えていないからガチャはお休みしたいところだが、ピックアップ☆4サーヴァントがクリームヒルトなのでちょっと悩む。クリームヒルトさんはスト限ゆえ入手機会が少ないんですよね。いずれ☆4配布で交換できるようになるだろうけど、3000万DL記念は☆4じゃなくて☆5配布の可能性が高いし、だいぶ先(3500万DLとか)になりそうな気配。今なら来年のバレンタインにも間に合うし、少しだけ呼符使っちゃおうか……って誘惑に駆られてしまう。グッと我慢して正月あたりまでガチャ禁したいところであるが、果たしてどうなることやら。なお10月下旬には聖杯戦線があるとのことで、今年はハロウィンイベントなさそうな感じ? それとも次の聖杯戦線がハロウィンイベントなのか? 現状判明しているのは三田誠シナリオによる「聖杯戦線としては異例のボリューム」のイベントということのみ。続報を待つしかない。ワナジナイベントと聖杯戦線の間が2週間くらい空きそうなんで、そろそろ2900万DL記念キャンペーンも来そう。奏章Uは11月か12月くらいかなぁ。

・拍手レス。

 祝「空鳥の碑」が発売 来週とは信じられない気がしてきました

 “ 幻想(ユメ)”じゃねえよな…!? もはや懐かしさすら覚える分厚さに恍惚(ウットリ)。しかし久々に講談社ノベルスのHPへアクセスしたら2020年で更新が止まっていて悲しくなった罠。講談社ノベルスやカッパ・ノベルスなど新書系小説レーベルが毎月新刊を出していた時代も随分と遠くなり申した。あと使っているエディタの関係で「空鳥(ヌエ)」の漢字が出せないので代用表示にしました、すみません。


2023-09-05.

・なんとなく懐かしくなって久々にlightのサイトにアクセスしたら2年近く前に株式会社グリーンウッドが事業継続のお知らせを出していたこと知って今更驚いた焼津です、こんばんは。

 継続と言ってもスタッフは移籍済なので具体的に稼働する予定もないみたいだが、それでも「生きとったんかワレェ!」という気持ちになるな。パンテオンへの期待が鎌首をもたげそうになるのを宥めつつ、後方で生暖かく見守るとしよう。

・ジャンプ漫画の新刊が出る時期ですが、個人的にオススメしたい新作は『タマロビ in アウト』です。

 魂を体の外にまろび出せる体質、すなわち「マロビスト」の主人公が安倍晴明の子孫に当たる陰陽少女「安倍クラリス」とともに悪霊へ立ち向かっていく伝奇コミック。基本的なノリはギャグ漫画のそれですが、一応真面目なストーリーもある(クラリスの祖先である晴明は転生を繰り返して「ある陰謀」を成就させるために暗躍している)。絵柄の粗さをテンションの高さで補っており、簡単に言うと「SUN値高めのボーボボ」です。ネタの密度が濃いので1話1話の満足度が大きい。パロネタが多すぎるところは好みの分かれるところかもしれないけど、まずは1話目だけでも読んでみてほしい。アマゾンの「試し読み」でも読めるのでどうぞ。愛が重たいヒロインのクリラスは無論好きですが、途中から出てくる承認欲求剥き出しの自称・魔法少女(実際は法力少女)の子「レンカ」も面白い。お連れのマスコット「ゲビビン」が「汚いケロちゃん」としか言いようのない見た目なのがアレですけども……。

 短期連載であることは作中でも明言されており、ジャンプラの方では既に最終決戦へ突入しています。ジャンプラ作品って連載終了するまでは「初回無料」で全話読めますので、駆け込むならそろそろのタイミングだ。お早めにGO。

・録画していた『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』を一気に崩しました。12話まで観ても終わりそうにないムードだから「ひょっとしてこれ1クールアニメじゃなくて2クールアニメだったの?」と首を傾げていたら13話目で最終回とのこと。「続きはアプリで」ってことなのか、分割2期なのか、主人公を変更して新作やるのか、現状ではよくわからない。

 まず簡単な解説。『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』はアニメやアプリを中心に展開しているメディアミックス企画「BanG Dream!」(以下バンドリ)の4つ目に当たるTVシリーズです。ナンバリングタイトルではなく派生作品(スピンオフ)という扱い。これまでの作品に登場したキャラクターもしょっちゅう顔を見せますがあくまで脇役止まりで主要陣は刷新されており、バンドリのアニメを1個も嗜んでいない人も不安がることなくIt's MyGOから入ってOKな作りとなっています。ファンのためいろんなキャラの見せ場を用意しないといけないナンバリングタイトルと違ってスピンオフは特定のキャラやバンドに絞ってドラマを描けるから深掘りしやすく、そういう意味では初心者向けなんですよね、It's MyGO。バンドリは「中学生や高校生の女子たちが部活感覚で音楽バンドを組む行為が大流行している世界」を舞台にしているが、現実世界同様にバンド内の人間関係でいろいろと揉める傾向にあり、ちょくちょく感情が行き違って険悪な雰囲気が漂うことから「バンドリ特有のギスギスした展開」を指す「ギスドリ」なるスラングも一部で流通している。It's MyGOはギスドリ濃度がかなり強めで「女の子たちが和気藹々とキャッキャウフフする癒しアニメ」を求めている層に対しては劇薬じみた効果を発揮します。8〜9話のあたりが特にキツいので、覚悟をキメて10話まで辿り着いてほしいが、そもそも1〜3話の時点で充分メンタルをやられる内容に仕上がっている。

 まず出だしからして暗い。篠突く雨が降りしきる中、いきなり「仲良しバンドが崩壊するシーン」を上演する。女子中学生5人によって結成されたバンド「CRYCHIC(クライシック)」は初ライブを終えた矢先、メンバーのひとりである「豊川祥子(とがわ・さきこ)」が理由も告げずに脱退表明したことをキッカケに5人の心がバラバラとなり、あっという間に消滅してしまう。時は流れ春、ゴールデンウィーク前という奇妙な時期に転入してきた少女「千早愛音(ちはや・あのん)」は、周囲から浮いていて「不思議ちゃん」扱いされている同級生「高松燈(たかまつ・ともり)」(収集癖が行き過ぎて道端の石を拾う行為に没頭したりする子)にバンドを組まないかと誘いかけてみるが、燈は崩壊したCRYCHICの元メンバーであり、今もバンド解散のショックを引きずっていた……と、1話目から「訳アリの少女が多すぎるだろ」って言いたくなるストーリーです。OPで愛音と燈を含む5人の子が曲を演奏しているから「この子たちが『MyGO』ってバンドを結成して、CRYCHICの元メンバーたちと和解して終わりなのかな」と最初は思ってました。バンドそのものは4話目あたりで一応結成されるものの、目立ちたがりの愛音がろくにギターも引けない腕前だとバレるなどのっけから波乱含み。どうにかこうにか取り繕って7話目で初ライブ、いろいろボロボロだけど5人の心がようやくまとまった……と安堵しかけた矢先に事件が起こる。そしてあの微妙にミーム化した、「長崎そよ(ながさき・そよ)」が物凄い剣幕で口にするセリフ「なんで『春日影』やったの!?」(公式切り抜き)へ繋がります。

 「春日影」はCRYCHIC時代の曲であり、高松燈がCRYCHICのメンバーひとりひとりを想って作詞したものなので、オリジナルメンバーが欠けている状態で演奏することは過去(CRYCHIC)に執着するそよからすれば聖域を土足で踏み躙る行為に等しい。ライブに来ていた祥子(春日影の作曲者でもある)は「あの頃に戻りたい」気持ちを刺激されながらも「自分の居場所はもうない/自分で壊してしまった」現実を突き付けられ、ズタズタに心を引き裂かれて涙をこぼしながら走り去っていく。その様子を目撃してしまったそよは深く傷つき、他のメンバーが体を揺らしながらノリノリで演奏するのとは対照的に棒立ちで俯いて演奏終了後に感情を爆発させる。穏やかなお嬢様、というソトヅラをかなぐり捨てて金切り声で叫ぶ姿はインパクトが大きかっただけにミーム化するのもわからなくはないが、「思い出」という花壇を突然踏み荒らされたら平静を保つことなどできない――という、逆鱗に触れられた彼女の気持ちが痛いほど伝わってくるので胸が苦しくなります。そよ、ことあるごとに爪をいじる癖があって「こりゃ内心相当ストレスを溜め込んでるな」と匂わせていたし、いずれ爆発するだろうことは予見されていた。自宅にまで押しかけてきた愛音を嫌そうにではあるが割とあっさり部屋に上げることもあり、「彼女にとって自宅はプライベートな空間だけど生活臭はあまりなく『要らない』とまで言い切った愛音に侵入されることにもそこまで拒否感がない……あくまで彼女にとっての『聖域』、譲れない場所、護りたかった花園、魂の在処はCRYCHICだったんだな」って考えて切なくなる。「周りに合わせられない」燈と「つい周りの顔色を窺って合わせてしまう」そよで対比になっているが、どちらにしろ生きづらさは変わらないんだな、ってしみじみしちゃう。9話や10話で特撮の悪役みたいな口ぶりになるのは笑ってしまったが。取り繕うのをやめて本性をさらけ出して愛音相手に悪態つくようになってからのそよの方がキャラ的に「合ってる」気がするというのは面白い。和解した後も念入りに「『春日影』はやらないから」と地雷アピールして釘を刺すの良い。12話目でようやくバンド名が「MyGO!!!!!」に正式決定となり物語もひとつの区切りを迎える中、CRYCHIC崩壊のトリガーを引いた祥子も新しいバンドを結成しようと画策していて……と、2クール目(あるとすればだが)に向けての動きも鮮明になっていきます。祥子率いる新バンド、いったい何ムジカなんだ……?

 かつて「ボーカル必死過ぎ」と嘲われた燈が「私は! 必死にやるしかできない! だって、私の歌は心の叫びだから!」と決意を漲らせて叫ぶシーン(「燈の歌詞は、心の叫びですから」という祥子の言葉が元になっている)は最終回に持ってきてもいいようなぐらいの盛り上がりなのに、ここから更に心をバキボキに折る展開を持ってくるのホント公式は鬼だな……と拍手したくなります。「令和のレインボーライブ」という評には噴いた。重要な場面でやたら歩道橋が出てくるから連想しやすいってのもある。「バンドリってCMとかは目にしたことあるけど本編に関してはまったく知らないんだよなぁ……」って人や「だいぶ前に1期を観たけど、きらきら星のところでリタイアしちゃって……」という人も気にせずいきなりIt's MyGOに吶喊しよう。それにしても「自分だけ羽根がなくて、まるで地べたを転がっているダンゴムシみたいだ」と感じている燈、猛烈に羽田鷹志みがあるな……もし音楽やってなかったらグレタガルド的な世界に旅立っていたんじゃないかしら、この子。燈と言えば幼少期の回想に出てきた「みおちゃん」、7話のCパートで初華と並んで「みお」の名前が読み上げられているのは単なる偶然なのか、それとも「昔の女燈の幼馴染み」として再登場するフラグなのか。

 『ぼっち・ざ・ろっく!』からの流れでガールズバンドアニメに興味を持って観始めた人は昔の昼ドラ並みに「ドロドロ、ぐちゃぐちゃ」な展開の連続にちょっとヒいてしまうかもしれないが、キツい箇所を耐え切ればきっと新しい性癖に目覚めていることでしょう。ガールズバンドアニメと言えば『ガールズバンドクライ』という東映のオリジナルアニメも制作中らしく、「世はまさに大ガールズバンド時代」って趣が漂い出したな……時代がバンドリに追い付いてきた。あと「後輩・年下キャラ」というイメージの強い宇田川あこがMyGOでは「あこちゃん先輩」と呼ばれていることに時間の流れを感じて震えてしまった。



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