Method of Entry

あんまり扉を信用しない方がいい。
"こちら"と"むこう"で、
どれだけの違いがあるのやら。

 


アバウト

日記ログ

SS

テキスト

いただきもの

リンク



リレー小説「魔法少女忌譚修」(第13話−10/12)


2020-03-28.

『劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」V.spring song』、公開延期。03/28→04/25に。

 おのれおのれおのれ! 首都圏の外出自粛要請に伴って公開延期という、2ヶ月前には予想だにしなかった事態を迎えてしまった。でも、うん、先月あたりから気配が怪しくなってきたな……とは感じていました。期待していた007の新作が延びたあたりで「あ、これ他の映画もヤバくない?」という危惧が湧いてきましたもの。新コロ騒動、映画界が蒙った被害は甚大なもので、アメリカだとあまりにも閉鎖している映画館が多いため全米ボックスオフィスランキングが集計結果の発表をやめてしまうというトンデモない事態に陥っている。諦めてネット配信に切り換える会社も出てきているとかで、もし新コロ騒動が収まったとしても従来通りの方式で映画館が営業を続けていくのは難しくなりそう。暗澹とします。HFに関しては「原作から16年待ってるんだから1ヶ月くらい屁でもないぜ!」と強がりたいところながら、4月も本当に上映できるかどうかは不透明だ。やっぱり暗澹とします。

 映画といえば『ミッドサマー』ようやく観てきました。さすがに館内はガラガラだった。『ヘレディタリー/継承』のアリ・アスター監督による長編第2作。ディレクターズカット版ではなく通常版の方です。通常版といっても上映時間は150分弱と結構長い。削られたシーンを復活させたディレクターズカット版はなんと170分。レーティングも「R15+」から「R18+」になっています。ディレクターズカット版も観たいけど、3時間近くも映画館の席に座るのはさすがにケツがキツいから円盤待ちかな。

 『ミッドサマー』がどんな映画かと申しますと「心に深い傷を負った女性がスウェーデンの片田舎にある秘境『ホルガ村』へ訪れ、不思議な村人たちとの驚異に満ちた交流を経て少しずつ浄化されていく物語」です。タイトルは「夏至祭」の意味。原題は "Midsommar" 、スウェーデン語だ。「深い傷」を負うくらいなのでなにぶんショッキングなシーンもチラホラありますが、映像の美しさが強く印象に残る一本です。ちょっとHなシーンもあるから誰かと一緒に観に行く場合は気を付けた方がいいかも。「観たら語りたくなる」映画ではあるし、正直ユーモラスというか笑えるシーンも多い。前作『ヘレディタリー/継承』も「前半は悪夢だけど後半がギャグ」だったもんな。北欧神話ネタが多数まぶされている(ホルガ村では巨人の祖ユミルを祀っており、ところどころにルーン文字が出てくる)ので観終わった後にいろいろ調べたり考えたりするのも楽しいです。

【追記・更新】【期間限定】Fate/Apocrypha×Fate/Grand Orderスペシャルイベント「復刻版:Apocrypha/Inheritance of Glory -Triumphal-」開催!

 最初の撃退戦でジャックちゃんとバトろうとしたらもう狩り尽くされていて唖然としました。塵とQPの掴み取りだもんな、そりゃみんな欲しいよな……オリジナル版のアポイベが開催されたのは2018年4月〜5月、スカディが実装される前だったため主にダブル孔明での出撃がメインでしたけれど、復刻となる今回はスカディ実装済ゆえ編成の幅が広がり、前回よりも撃退ペースが上がってるのではないかと考えられます。実際、剣トルフォに凸トゥリファス付けて自前の孔明とフレスカディで挟んだら弓以外は1ターンで倒せますもんね。「クラスを選ばない」という点でもっとも最適なアタッカーはバサランテか。バサランテで延々とジャックちゃんを狩り続け「バルバトスと違って断末魔がないからいい子だね、えらいえらい」と満足げに微笑むマスターもいるんだとか。相変わらずFGOプレーヤーは人類悪ムーヴをかますことに余念がない。

 貝殻や卵など個人的に枯渇気味な素材は手に入らないものの、QPを稼ぎつつポツポツといろんな素材を拾えるからそこそこ美味しいです。配布礼装は凸ったのがいくつも残っているから楽チンですし。今のところジャックちゃんのモーション変更以外はこれといって変化のない内容となっていますが、そろそろイベントの後半戦に差し掛かるので何か新規の追加要素がお披露目されやしないかとドキドキしている。HF公開延期に伴って公開記念キャンペーンも宙に浮いてしまったから刺激に飢えているんですよ。何でもいいから「おおっ!」ってなるような情報が来ないかな。

『うたわれるもの ロストフラグ』、ガチャ【初回半額 降臨祭 縁結び】開催

 だんだんペースが上がって毎月どころか月2回は開催されるようになってきた「降臨祭」(他のゲームで言うところの「フェス」に相当し、☆3キャラ出現率が普段の1.5倍になっている)、今回は初のエルルゥ単独ピックアップです。排出率は「0.9000%」。エルルゥは降臨祭以外のガチャからは出てこない所謂「フェス限キャラ」であり、これを逃すと次はいつピックアップされるかまったくわかりません。原作ファンとしてさすがに我慢できず、貯めていた石をブッ込んでしまった。渋い内容が続いたものの、最後の10連でギリギリどうにか引けてホッと胸を撫で下ろした次第です。目立った副産物は御魂40個(☆3被り)が1回のみ。それ以外は☆3鏡すら出ておらず「ホンマこのゲームのガチャは……」と天を仰いだが、エルルゥが引けただけでもヨシとしよう。

 原作通りエルルゥ本人に攻撃能力はなく、味方の回復とバフ掛けに徹する少し特殊なユニットとなっています。ヒーラーとしてはネコネと双璧を成す性能であり、「ほとんどのクエストはエルルゥかネコネを編成すれば突破できる」と言われるほど。私は回復に頼らず瞬間火力任せでひたすら強引に速攻を仕掛ける雑なプレースタイルだから性能的に必須というわけじゃないが、やっぱりキャラ的にすごく欲しかったので当たったときは安堵の念でいっぱいでしたね。もう石が尽きたから今後は「ガチャを我慢すべきかどうか」なんてことでいちいち悩まなくても済む。少しスッキリしました。アルルゥに関してはサプチケの販売を待つとしよう。

 月末に新イベント「鈴音導く光の彼方」が開催されるという告知も出ています。ストーリーについては一切不明だが、「『火属性』のキャラクターが有利」ということはオボロ実装の可能性が高い? オボロってことはユズハが来るパターンも……さすがに病弱なユズハを戦場に立たせるのはアレだから「出番はシナリオと配布鏡の絵柄のみ」って感じでしょうか。「このイベントは(中略)最後まで読了することでキャラクターを仲間にすることができます」ということなので、配布キャラがいること自体は確定。オボロだからドリグラかな。これまでの例からすると「オリキャラを配布してドリグラは後半ピックアップ」もありえる。オボロもドリグラも好きだけど、既に迷う余地がないくらい手持ちの石が空っ穴たから、ある意味気楽に待ち構えることができます。相変わらずイベント開催期間が長くて4月末までやる模様。本編の続きはやはり5月か……FGOのオリュンポスもあるし、シャニマスのコミュ読み放題キャンペーンもあるから暇潰しに困ることはないと申しますかむしろ時間の方が圧倒的に足りないレベル。マギレコのアプリも「新イベント『桜の轍』開催」「ミラーズ最終層開放」「第2部第2章の配信開始」といっぺんにまとめて来るもんだから「なんでこんなに固めるんだよ、分散しろ!」って言いたくなったり。グラブルではスツルムとドランクがメインの新イベント「傭兵お仕事帖」開始。メギドではフルフルがメインとおぼしき「師の想い、弟子の想い」の開催が迫っており、「不要不急の仕事を控えてゲームをやり込みたい」という気持ちが高まっています。

・拍手レス。

 ソフトハウスキャラは残念ですね。随分長い事HPの更新もしてなかった(年賀はがきの応募だけは有った)ので危ういのかなとは思ってましたが・・・。やり込み系は今の時代、時間作ってまでやる人が居ないってことなのかなぁ・・・。
 私はやり込み系をあまりプレーしないから完全に「ただのイメージ」ですが、やり込み系ゲーマーはマスターピース的な一本と巡り会った末に満足して引退表明もせずひっそりと静かに去ってしまう印象がある。何かのキッカケでひょっこり復帰するパターンもあるかもですが。

 プリコネのキャラソンCDvol12(なかよし部・リトリリハロウィンED)に収録されてるドラマも、王雀孫さんのシナリオでした。凄く面白かったです。
 「小さな冒険隊と聖なる学舎の異端児」ですね。そういえば買っていたけどまだ聞いていなかった。イベント始まる前に開封しとかなきゃ。


2020-03-25.

「巣作りドラゴン」などの美少女ゲームメーカー「ソフトハウスキャラ」が営業終了(ねとらぼ)

 アリスソフト、エウシュリーと並ぶ「やり込み系エロゲー」の雄だったソフキャラが遂に……なんやかんやで開設から20年は経っているから、割と続いた方ではあるな。2000年の『葵屋まっしぐら』で業界デビュー。私がブランドを認知したのは2作目の『うえはぁす〜お姫様は今日も危険でした〜』からだった。初めて買ったソフトが6作目の『ブラウン通り三番目』。店舗経営SLGで、雰囲気が良くて楽しかったけどコンプはできなかった。ブランドの最高傑作として名高いのが8作目、2004年に発売された『巣作りドラゴン』です。体験版のおかげで前評判も高く、発売日に秋葉原へ行ったけど、ほとんどの店で売り切れていて買うのに苦労しました。主人公(竜族)が物凄くプライドの高い許嫁「リュミス」に命令されて立派な巣(ダンジョン)を作ろうとする、ってゲーム。巣(ダンジョン)にモンスターを配置して侵入してくる連中を撃退するという18禁版『ダンジョンキーパー』です。中毒性が高く、「無限に時間が吸われる」という意味で危険なゲームでした。個々のキャラクターも立っており、モブに至るまで存在感があったせいで「ソフトハウスキャラと言えば『巣作りドラゴン』」ってイメージが固まってしまうほど。リュミスもいいけど目隠れメイドも可愛かったな……給料分! 給料分! 給料分! 13作目の『ウィザーズクライマー』あたりまではチェックしていたが、それ以降はほとんど把握しておらず、なんとなく「固定ファンが買い支えているのかな」って思ってましたが……ブランドの最終作は2018年の『悪魔聖女〜デーモンガール・ステップ〜』、28作目でした。去年(2019年)に恋姫シリーズとのコラボ作品『巣作りカリンちゃん』も出ているが、あれは権利がネクストンの方にあるみたいで、サポートも引き続きネクストンが行うとのこと。

 エロゲメーカーの灯が一つ、また一つと消えていくのは切ないものがあるな……エロゲーマーとしてはほぼ引退の身であるが今後も可能な限り業界にお金を落としていきたい。とりあえず今月は恋楯リメイクを予約済なのであとは届くのを待つばかり。コロナの影響が心配だが都市封鎖とかにならなければ大丈夫だろう、たぶん。

【FGO】アニメ『冠位時間神殿ソロモン』制作決定。『バビロニア』制作スタッフが続投(ファミ通.com)

 『ノーゲーム・ノーライフ』みたいな「特に続編が決まっているわけじゃないけどテンション上げるため『次の戦いが始まる!』エンドにしておくよ」パターンかと思ったら本当に終局特異点をアニメ化するのか。尺も形式も不明だけど杉田智和が大忙しになることは確定だな。というかムニエルの声が想像よりも遥かに綺麗で仰天したわ。

 アニメしか観ていない人向けに軽く解説しますと、『冠位時間神殿ソロモン』はFGO第一部の最終章に当たるエピソードであり、『絶対魔獣戦線バビロニア』の続き。ラスボスとの決戦が描かれます。第一部は「序章」「第一〜第七特異点」「終局特異点」という構成になっており、序章は『First Order』として既にアニメ化されているが、第一〜第五特異点に関しては今のところアニメ化の予定がなく、「いろいろなものをすっ飛ばしすぎでは?」という思いとてなくもない。第一部のコミカライズは『turas realta』『mortalis:stella』、2種類もあるんですけど両方まだ連載中だから「欠けている部分を知りたい」という方にはオススメしづらい。やっぱりアプリをDLしてもらうのが一番手っ取り早いか……大丈夫です、ソシャゲは怖いものじゃありませんよ。と沼からマドハンドを出しながら誘ってみる。終局特異点のアニメは特番放送になると思うが、時期はいつだろう。年末? それよりもうちょっと早いかもしれない。

 アプリの方はもうじきアポクリファコラボ復刻開始です。新鯖の追加があるかどうかは現時点だと不明ですが、とりあえずジャックちゃんのモーション改修とモーさんの新霊衣追加が公表されています。ライダーアストルフォの改修は来なかった……き、きっと遠くないうちにシャルルマーニュ十二勇士イベントが開催されてそこでお披露目されるはずですから! あとはHF公開記念に合わせてアルトリアに風王結界(インビジブル・エア)の簡易霊衣を追加、下姉様ことエウリュアレと上姉様ことステンノのモーション改修が来ます。下姉様のペチペチアローと上姉様の光弾が遂に見納めとなるのか。これで高レアの光弾鯖はやっといなくなります。残る光弾組はキャスニキと術ジルとアンデルセンとシェイクスピアとアマデウスとマタハリで☆1〜☆3勢のみ。肝心のオリュンポス配信は4月と少し先だ(たぶん15日前後と思われる)。待ち遠しい。

 カルデア放送局の最後に「オマケ」と称してぶっこんでいったのは『Fate/Requiem』のコラボイベント開催告知。えっ、まだ2巻も出ていないのに!? というか2巻いつだよ、テレビCMで「今冬」と言ってたのに冬終わっちまったぞ! 普通に2巻の発売告知だと勘違いしただろうが! とTLがざわついた次第です。『Fate/Requiem』は2018年12月から始まった新しい小説シリーズで、遅筆で有名な星空めておが作者なもんだから全員の予想通り刊行は滞っている。「人類のほぼすべてが専属のサーヴァントを召喚している(その代わり1騎1騎の出力は小さい)」という設定だけに1巻だけでも大量のサーヴァントが登場します。有名どころだとカルタゴの将軍「ハンニバル」とか。ぶっちゃけ開始した時点で「FGOとの連動を意識した企画だろうな」とは思っていた(ギャラハッド・オルタなんてのも出てくる)からコラボすること自体に驚きはなかったが、まさか蒼銀やFakeを差し置いて躍り出るとは。運営もさすがに告知の時点で2巻すら出ていないとは想定してなかっただろうな。めておはホンマ……いや愚痴はやめておこう。

 先述した通り登場サーヴァントが多い作品なのでコラボに誰が来るか予想し切れないところはあります。告知映像に顔を出したくらいだから金髪の子(開始時点だと真名不明)は確実に実装されるだろうが……もしこれで「源義経」が実装されたら私が大変なことになってしまう。扱いとしては脇役であり、容姿に対する言及が「美形」程度で挿絵もなく性別すら不詳なんですけどね、レクイエム義経。むしろマスター勢の方が目立ってるからエリセとかコハルが実装される可能性もゼロじゃない。FGOのコラボイベントはだいたいゴールデンウィーク開催だから1ヶ月くらい猶予はあります、未読の方はそれまでにゆっくり『Fate/Requiem』を読み進めておけばOK。なんせまだ1巻しか出ていないから時間は掛かりませんよ。

アニメ『マギアレコード』第12話「どうしてこんなにみじめなんですか」視聴。

 窓の外の雨を眺めながら追憶に耽るやちよさんへ「行かなくていいのか?」と問い掛ける灰色の少女。「灰色」で暗示している通り、存命ではなく故人です。名前は「雪野かなえ」。三白眼で得物は鉄パイプと、かなり物騒な見た目ながら根は穏やかで優しい。争い事は嫌いだけど売られた喧嘩は買うタイプである。モノクロで観るとメッチャ美人だなこの子。“講義”の時間だオラァ! とメアリーポピンズみたくパラソルでフワフワしている灯花ちゃんが魔法少女理論基礎Tで話している「Aさん」はかなえのことです(変身したときの衣装が映っている)。まだやちよさんがみふゆとコンビを組んでいた頃に出会った魔法少女で、不良との諍いの中で人質に取られた知人を救うためキュゥべえと契約した。彼女に関しては原作組でもMSS(魔法少女ストーリー、ガチャ等で当該魔法少女を入手したプレーヤーだけ読むことが可能な個別シナリオ、グラブルの「フェイトエピソード」に相当する)を読んでいるかどうかで印象がだいぶ変わってくると思います。私はBD特典の☆4確定チケットでちょうどかなえが当たったからたまたま読めていたが、レアリティが低い「安名メル」と比べたら目を通している人は少ないだろう。

 ソウルジェムは少女から抜き取られた魂そのものであり、砕かれると死ぬ――まどマギから入ってきた人にとっては当然というか、単なる大前提ですけどマギレコでは知らない魔法少女が多いので「衝撃の事実」となる。「ソウルジェム=魂そのもの」という自覚がないからいろはも平気で鞄に入れたりしていたわけだ。あれを電車に忘れていたら1話目でいきなり主人公が死亡して即アニメ終了になるところだった。ちなみにマギレコ、本編の選択肢はどれをタップしてもストーリーに影響を及ぼさないが、たまにあるマルチシナリオ形式のイベントで間違えた方を選ぶと魔法少女が死亡してバッドエンドを迎えることがあります。「あちし」という一人称を使う魔法少女がバッドエンドでやたらと落命するため「あち死」なるあだ名が付けられたこともあった。さておき、かなえがソウルジェムを砕かれたのは魔女の攻撃からやちよたちを庇ったため。本人曰く「後悔はしていない」そうだが、やちよさんはずっと彼女の死に責任を感じており、未だに彼女が使っていたマグカップを捨てることができずにいる。

 魔法少女理論基礎Uは「ソウルジェムが濁り切った魔法少女は魔女になる」、これも大前提の一つだが、マギウスに所属する魔法少女たち以外でこの真実を知る者は少ない。知ってしまうと心の平衡をうまく保つことができなくなり、遠からず絶望して自らも魔女と化してしまう子がほとんどだからだ。アリナのような「魔女になること」を評価する例外を除くと「魔女化の真実を知った魔法少女同士で連帯する」以外に希望を繋ぐ道筋はなく、「マギウスがなければ絶望して魔女になる子はもっと多くなっていたであろう」という側面もあり、「マギウスの翼=悪の秘密結社」とは言い切れない部分もあるんですよね。マギウスの翼は「弱い者たちが縋る互助組織」という性格も強い。みふゆさんの太腿に視線を吸い寄せられつつ、回想は次の場面に移る。賑やかなみかづき荘の中でタロットカードをめくる占い好きのボクっ子が「安名メル」。かなえの死亡後にやちよさんのチームへ加入したので、かなえとの面識は生前だとありません。メルの占いはよく当たるが、やちよさんの分析によると「未来を予測しているのではなく、占い通りの未来を引き寄せるため無意識に因果律干渉系の魔法を行使している」らしい。「予言の自己成就」そのものであって制御不能だからそもそも使わない方がいい、というのがやちよさんの意見です。でもメルは占い好きなので、多少控えはするものの完全にやめることはない。「1000年に一度のラッキーデー」と言いつつ魔女になってしまったが、メルはやちよさんのことを物凄く慕っていたから「尊敬してやまない先輩の命を救えるとは、なんてラッキーな日なんだろう」って解釈になっちゃうんですよね……あの朝、メルが占いによって「1000年に一度のラッキーデー」という結果を確定させていなければ、やっちゃんの命運はあそこで尽きていたかもしれない。

 メルは死後にどんどん関連シナリオが追加されていった子なんで、読むたび「魅力を感じつつ胸が痛む」というオーフェンのコミクロンみたいな立ち位置になっています。バレンタインイベントのシナリオは特にキツい。「恋って何なのだろう、ボクもいつか恋をするのかな」と訪れることのない未来に思いを馳せたり、「メル、あなたは私の宝物よ!」「もう、やめてよお母さん、恥ずかしい!」みたいな和気藹々とした遣り取りがあったり……メルママは今頃どうしているだろうかと思うと気持ちがとても重たくなる。戦闘スタイルは「タロットカードを触媒にして風や雷を発生させる」というなかなかカッコいい代物だが、作画の都合かアニメでは満足に表現されなかった……残念。変身後の衣装も可愛いが、お嬢様みたいな私服が超絶キュートです。こんなに愛くるしい子が本編にはもう出てこれないだなんて、そんなの絶対おかしいよ。

 二度に渡って「自分を守るために仲間が死んだ」のでやちよさんはチームを組むことに消極的になってしまった。かくして彼女をリーダーとするチームが崩壊し、メンバーは散り散りになる。魔女化の真実を知ったうえ「加齢による魔力の衰え」を実感していたみふゆは未来に明るい展望が持てなくなりソウルジェムを濁り切らせてしまう。しかし、魔女ではなくドッペルが出現し、みふゆは元に戻る。メルの魔女化から半年の間に神浜市では「あること」が起こっていて、ドッペルなる奇妙なものが発生する特殊都市となっていたのだ。

 時系列をまとめると、かなえの死が約一年前、メルの魔女化がその少し後、みふゆ濁り切りが「メル魔女化の半年後」なので本編から見ると約半年前です。およそ半年前に神浜ではドッペルが発生するようになり、魔女化する魔法少女がいなくなって、時期を合わせるように他の地域から魔女が流入して「激戦区」となっていった。ドッペルシステムは現時点だと神浜市を覆う程度の規模だが、灯花たちマギウスは全国、それどころか全世界を覆い尽くし宇宙進出さえ果たせるほどのスケール拡大を目指しています。いずれキュゥべえすら凌駕せんとして。

 かなえの美人顔、灯花ちゃんのあざとい仕草、メルメルのキュートさ、みふゆさんの太腿など見所が盛り沢山だったけれど、もっとも驚いたのはかえでのマギウス入りを匂わせるシーン。原作にない展開でビックリした。マギウスの翼は手当たり次第に布教活動を行っているわけではなく、加入する見込みがある(魔法少女の真実を知ってしまった)子を紹介する口入れ屋めいた斡旋役が存在しており、そこから取り込まれた可能性が高い。ひょっとすると、かえでの様子に違和感を覚えていないももこも……? 真っ黄ウスじゃん。かもれ全員がマギウスの翼になっていろはちゃんと敵対する展開も考えられるわけだが、そうなると黒江ちゃんの存在がますます霞んでしまうのでは、という危惧が……あの子、どういう場面に投入するつもりなのか制作側の意図が本格的にわからなくなってきた。エンドカードはぽよよん、じゃない、渡辺明夫のメル絵。渡辺明夫と言えばキャラデザを担当しているひぐらしの新作はTVアニメで7月放送予定だそうな。PVから察するにまた「鬼隠し編」からやるのか?

 アプリの方では安名メルの☆5覚醒およびドッペル解放イベント「耳を撫でて彼岸の声」の復刻が始まっています。復刻イベントながら新規ストーリーの追加もあるらしい(まだ最初の方しかやってない)。それに合わせる形でかなえ&メル ピックアップガチャも開催されますが、二人とも恒常なので始めたばかりの方は焦って回さなくてもいいです。マギレコはピックアップ☆4排出率がたった0.6%とロスフラ並みなので、石やチケを貯めて「これだ!」という限定ガチャが来たときだけ回す悪鬼スタイルが基本的にオススメ。ロスフラは天井どころか最低保証すらないけど、こっちは「天井も、確定枠も、あるんだよ」ですから貯めて一気に回す方がアドだ。

ストーリーイベント「授けの財団と聖なる学舎の異端児」開催決定!

 プリコネの新イベントは待望のなかよし部! 開催は来週の31日から。王雀孫がツイッターで「お待たせいたしました」と呟いていることを考慮すると今回のシナリオも恐らくby雀孫でしょう。「なかよし部」はプリコネに出てくるギルドの一つで、正式名称は「聖テレサ女学院(なかよし部)」。奨学金欲しさに設立された打算的なギルドであるが、実際メンバーの仲は良い。去年の8月末に開催されたストーリーイベント「森の臆病者(ぼっち)と聖なる学舎の異端児(リセエンヌ)」で初登場を果たし、その後長らく放置されていました。プレイアブルになっているキャラもクロエしかおらず、「第一部の最終決戦にクロエだけ参加していたのはバイトだった」ってイベント予告でネタにされているくらいです。

 さておき「授けの財団(エンジェル)と聖なる学舎の異端児(リセエンヌ)」はなかよし部イベント第2弾に当たります。財団というのは恐らく「メルクリウス財団」のことだろう。金融業を柱とするギルドだが実態は何でも屋に近く、悪徳商人を成敗する義賊めいたキャラまで在籍している。「財団」に「エンジェル」というルビを振っているのはエンジェル投資家のイメージを重ねているから。先立つものがなくて途方に暮れているなかよし部のところへメルクリウス財団のギルドマスターであるアキノがやってきて条件付きで援助を申し出る……みたいな話かしら。儲け話に飛びついて痛い目を見る両津勘吉パターン?

 問題は誰がプレイアブルとして実装されるか、だ。前回のイベントに配布キャラはいなかったから今回もナシかもしれない。プリコネのストーリーイベントはコラボ系や季節系を除くと基本的に配布ナシですし。例外は「魔法少女 二人はミスティ&ピュアリー」くらい。ただツイッターで公式アカウントが「限定キャラを仲間にできます!」と投稿した直後に「内容に誤りがあった」と慌ててツイートを削除する騒ぎもあり、謎は深まっている。なかよし部メンバーのうちクロエは既に実装済なのでチエルかユニのどちらか、あるいは両方がガチャに来ちゃう? 仮に来るとしても十中八九恒常での実装だろうから別に焦って回す必要はない。ないのだが、ユニ先輩が降臨したら即座に理性が吹っ飛んで「気づいたら天井を叩いていた」ってことになりかねません。来てほしい気持ちともうちょっと後(今年の新規水着ガチャが終わってから)にしてほしい気持ちが鬩ぎ合う。

・拍手レス。

 ロスフラはキャラ排出率の方はまだ納得できなくはないですけど、イベント特攻鏡のPU率はもうちょい高くしてくれても良いと思うんですけどねぇ。星3以外の特攻鏡がないので100連くらいだと1枚も出ないことが割とありますし、数万課金してキャラも鏡も収穫が無いとなるとかなりやる気が…
 今までPU鏡の排出率はあまり気にしたことがなかっただけに「確率変更があった後でもこんなに低いのかよ……っ」て愕然としました。確率上げるなりステップアップガチャ(○連でPU対象1個保証)方式にするなりしてほしいですね。

 ミカヅチgetおめでとうございます!しかしこのゲーム物凄いペースで既存キャラを実装しますね。既存キャラ出し終わったらガチャがどうなるのか気になるところです
 ありがとうございます。衣装違いとかで凌ぐのも限界があるんで、途中からオリジナルキャラをどんどんガチャに追加していくのかもしれませんね。本編やイベントのストーリーで活躍させてからピックアップ始めた方が回す側としてもテンション上がるでしょうし。


2020-03-21.

・冬アニメもそろそろ終わりですけど、最初はあまり期待していなかった『SHOW BY ROCK!!ましゅまいれっしゅ!!』が回を重ねるごとにどんどん良くなってきたせいでもうじき最終回を迎えるという事実に「嘘でしょ?」と言いたくなる気持ちでいっぱいな焼津です、こんばんは。最低でも50話はやるべきでは?

 主要キャラが一新されてしまったことと第1話が導入としてイマイチ盛り上がりに欠けることから正直2話目を観ようかどうかすら迷ったのだが、「でもほわん可愛いし……」と視聴を続けているうちに引きずり込まれてしまった。ほわん、ヒメコ、デルミン、ルフユの掛け合いが細胞の奥までスゥーッと浸透してくる感じで心も軽くなる。ぶっちゃけあまり馴染みのない声優ばかりだから新鮮、というのもある。ほわん役の「遠野ひかる」はスタリラの夢大路栞役も演っているけど、イメージが重ならないせいか検索するまで気づかなかった。ヒメコ役の人(夏吉ゆうこ)は最近マギレコに実装されたキャラを演ってるけど、最近すぎて聞いた覚えがない。やや友情寄りの百合アニメって趣で個人的にはツボながら、たまに男キャラがメインの回もあるので百合好きへ薦めるのはちょいと躊躇するんだよな。でも「あわよくば続編を」というスケベ心を抑えられないので軽率に「百合好きは観ろ」と言い切ってしまおう。『SHOW BY ROCK!! Fes A Live』(ショバフェス)というソシャゲもリリースされているみたいで少し気になっているが、リズムゲーか……音感が死滅しているのでリズムゲーはゲロ吐くほど苦手でありつい敬遠してしまう。とりあえずアニメPVだけ堪能するミン。

『うたわれるもの ロストフラグ』、新キャラクター「ミカヅチ」実装

 私自身はまったく予想できていなかったが、「運営がやけに帯電推してたからそろそろ来ると思ってた」と語る人も多いヤマト左近衛大将の「ミカヅチ」です。ログボの画面でいきなり出てきたときは誰だかわからなかった。正直、彼に関しては素顔よりも仮面付けてる姿の方がしっくり来る。さておき、これまで「虹蝶からの渦鏡」演出に何度も失望させられてきたロスフラであるが、今回に限っては新規追加の灯幻鏡(「女将のおもてなし」)が欲しい! と補充された結糸を早速ポイント交換して10連回したらあっさりミカヅチの方が来て笑ってしまった。隙あらば仕事する物欲センサーの勤勉さたるや。調べたらカルラ鏡の排出率は0.4%でミカヅチ(0.6%)より低かったから「そりゃ出ないわ」って納得しましたが。ピックアップ灯幻鏡2種合わせてたった0.8%とか、強気すぎないかこの運営。相も変わらず狂しておられる。

 それはともかくミカヅチ、風属性の単体アタッカーという稀少なユニットで、恒常ながら侮れない強さを誇っています。連撃参の気力消費が0なカルラやトウカと比べると動き出しが遅いという難点はあるが、帯電付与鏡と組み合わせることで開始直後の火力を高められるからそれほど困らない。なんやかんやで近接・遠隔ともにアタッカーが揃ってきたおかげでクエスト内容に応じて使い分けられるようになり、戦力的な面ではだいぶ充足してきました。ここから極端なインフレでも起こらないかぎり当分は手持ちの札で凌いでいけそう。

・公開延期だの制作中断だの、映画関連の暗い話題が多くて気が滅入ってきているので少しでも気を紛らわせるべく積んでいたBDを消化中。

 韓国映画の『タクシー運転手 約束は海を越えて』、『パラサイト』にも出演している「ソン・ガンホ」がタイトル通りタクシー運転手をやってる話。評価の高さに釣られて買ってみたが、地味なタイトルと「感動ストーリーです!」ってアピールしまくるジャケットに食指が動かず放置していた。『パラサイト』面白かったし、そろそろ崩し時かな、と考えて開封。

 1980年、クーデターによって実権を握った全斗煥(まだ大統領には就任していない)が戒厳令を敷き、反発する光州の市民たちを弾圧した「光州事件」が映画のモチーフになっています。ソウルで個人タクシーを営む主人公は光州の実態を知らず、軍主導の「大本営発表」を鵜呑みにしていたが、ドイツ人記者の提示する高額報酬に釣られて光州へ潜入し、「丸腰の民間人相手に暴力を振るう軍人たち」の姿に衝撃を受ける。韓国は兵役義務があるので主人公も当然軍役に就いていた時期があり、軍に対して一定の親近感を抱いていた(軍人に対して敬礼するシーンが何度かある)だけにより一層やりきれないものを感じるハメになります。タイトルは地味だけど、流血シーンが多くて結構凄惨な映画だ。クライマックス、「ここは俺たちに任せろ!」と光州のタクシーが集結するシーンは熱い。史実だと市民たちはみながみな大人しく弾圧されていたわけではなく、割と過激な抵抗を繰り広げていた人たちもいるわけですが、そこらへんは割愛されておりレジスタンス物として観ると物足りないかも。この事件の7年後を舞台にした映画『1987、ある闘いの真実』(政治色がかなり強いものの、アカ狩り部隊である「対共分室」がひたすらメチャクチャなことをやらかす『アウトレイジ』的側面も大きい作品)と併せて観ることをオススメ。



管理人:焼津

※当サイトはリンク&アンリンク・フリー。