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リレー小説「魔法少女忌譚修」(第13話−10/12)


2012-05-23.

ライアーソフトの新作タイトルが『平グモちゃん』と聞き及び、「もしかして松永弾正久秀が主人公?」とクリックしてみたら本当に久秀主人公ゲーでべっくらこいた焼津です、こんばんは。

 戦国時代を代表する梟雄として、どちらかと申せば悪役に回されることが多い久秀。『黎明に叛くもの』など彼を主人公に据えた小説はいくつかありますが、エロゲーでフィーチャーされたことはなかったはず。村正の作中新聞でちょいネタにはされていましたが。平蜘蛛=サイクラノーシュのアレ。相変わらずライアーは好き勝手なソフト作ってんなぁ、と感心するやら呆れるやら。それにしても桜井光の新作はなかなか出ませんね。

 あと久秀と言えばOSAKAの中村・久秀が好き。TOKYOでチョイ役として出てきたときは本当に嬉しかった。

エロゲライター十傑衆(主にライトノベルを読むよ^0^/)

 懐かしい。この十傑衆って確か「エロゲーシナリオライターについて語るスレ」で何年か前に作られたネタですよね。元ネタはもちろんジャイアントロボ。今見ると、とにかく面子が古い。10人の中ではっきり現役と呼べるエロゲーライターは丸戸史明だけだ。麻枝准は『CLANNAD』以降非18禁がメインになった(ここ10年間で18禁は『智代アフター』と『リトルバスターズ!エクスタシー』だけ)し、虚淵玄は小説やアニメの脚本で忙しいし、王雀孫は相変わらず現役かどうか判断に迷う遅筆ぶりだし、水無神知宏はガガガでライトノベルを書き下ろしたっきり目立った活動がない(最近だと『人類は衰退しました』に応援コメントを寄せているが)し、鋼屋ジンはギルクラの外伝ノベルを手掛けているけど肝心の『ドグラQ』がいつまで経っても出ないし、星空めておは新作の『ガールズワーク』がいつの間にかアニメ企画にすげ替わっていたし、田中ロミオはライトノベルで印税様を稼ぐことに没頭しているし、奈須きのこはやっとまほよが出たけどあれ非18禁だし、超先生こと竹林明秀(青紫)はこのネタが作られた時点で既に故人だった(追悼枠というか、ネタのオチだった)し……ユーザーから持て囃されるレベルのライターが第一線で活躍し続けるのは難しい。ここ10年でバリバリやってて名前も売れてるライターは、リストにないところだとタカヒロあたりが筆頭になるでしょうか。るーすぼーいはしばらく新作ないから微妙。あまりメジャーじゃないけど、コツコツと仕事していて個性もあってそれなりにファンが付いている、ってとこでは桜井光や希、それに東出祐一郎か。お朱門ちゃんこと朱門優は毀誉褒貶が激しく、おとボクで有名な嵩夜あやはキャラメルBOXを退社して「会社に権利が残るから今後おとボクシリーズに関しては基本ノータッチ(ただし小説版はもう少し続ける)」と言い切っちゃいました。他にも引退したり、退社してフリーになったライターは何人もいます。諸行無常を感じずにはいられない。

 近頃はエロゲーのシナリオ事情にすっかり疎くなって、新作のライター名を調べても知らない人が多く、なかなか「おっ」と興味をそそられるソフトがありません。奈良原一鉄は退職説が囁かれるほど音沙汰なし、トノイケダイスケは未だに瑠璃シナリオを完成させない……と、つい暗くなってしまいますが、明るい面に目を向けますと、件の「怒りの日」で一度信用を損なった正田崇が見事復帰してくれたことがやっぱり大きいですね。「もうメインはやらない、サブに回る」と宣言していた藤崎竜太もグリザイアで健在ぶりを見せ付けてくれたことが嬉しかった。エロゲーをやり込むだけの時間はなかなか取れないけど、時折思い出したようにあれこれ起動し、ちまちまプレーしながら楽しんでいます。

『Phantom』Xbox 360版の発売日決定(主にライトノベルを読むよ^0^/)

 もう立ち消えになっていたものかとばかり。しかし随分と掛かりましたね。2009年のムックに記事が載っていたから、少なくとも3年以上掛かっている計算になります。アニメの放送終了から結構経つし、完全に機を逃した感じがしないでもない。Xbox360持ってないからどのみち傍観するだけですが、『Phantom』は思い入れのあるソフト(これやってなかったら多分デモベもプレーしていなかった)なのでワゴンの常連さんにならないことを祈る。

【リアルX-MEN】 とある少女の発火現象、家を燃やす超能力発動!(オレ的ゲーム速報@刃)

 ザ・ショップが動き出すな……そういえば『ファイアスターター』の冒頭でチャーリーの両親が怪しげな薬を飲まされる実験って「MKウルトラ計画」がモデルだそうですね。CIAが行っていた人体実験で、資料のほとんどが隠滅されたため詳細不明ながら、オカルトや陰謀論の方面ではかなり有名。ザ・ショップはCIAの下部組織だし、繋がると言えば繋がる。

『まどか☆マギカ』がサンリオ「マイメロディ」とコラボ!まどかマイメロディ・ほむらクロミかわええ!(萌えオタニュース速報)

 最初目にしたときはコラボ画像じゃなくてコラ画像だと思ってしまった。マイメロはアニメをちょっと観たことがありますけど、そのせいでまどメロが腹黒そうに映って仕方ない。この調子でシャルロッテのぬいぐるみもサンリオで出せばいいんじゃないかと思う。シャルロッテのデザインがマイメロっぽいってのはずっと言われてましたからね。そして最終的にはキティべえが満を持しての登場、と。

ドラゴンと言われて思い浮かぶものは?(萌えオタニュース速報)

 ドラゴンボールやドラゴンクエストは鉄板。あとはドラゴンランスとか。マイナーなところでは「ダークネス・ドラゴン 今こそ天を」。『超人学園ゴウカイザー』という対戦格闘ゲームに使われている曲の歌詞です。ゴウカイザーはアーケード版やROMカセット版だと対戦シーンで普通にBGMを流すだけでしたが、ネオジオCD版では各キャラのテーマソングがステージごとに流れる……というちょっと変わった仕様になっていました。ゲーム自体はあんまり面白くなかった(見た目が派手な割に爽快感がなかった)けど、「ステージごとにボーカル曲が用意されている」というのは珍しいから強く印象に残っています。「触っちゃダメだぞ危険なスーパーラブマシーン」とか「夜が明ければ朝は必ずやってくるのに何故」とか「グダグダ文句は言いたくないぜクールな顔でケツを振ればいい」とか「十五代総番立花一輝」とか、なんべんも聴いたせいで歌詞の一部は「覚えている」というより「忘れられない」ですね。他だと豪血寺一族もボーカル曲はあったっけ。あれもあれでなかなか強烈な格ゲーでした。今は派生ネタであるレッツゴー陰陽師の方が有名になっちゃいましたが……ちなみに当方は『豪血寺一族2』の漫画版で「種馬」という言葉を覚えた。調べたらアレって氏賀Y太が別名義で描いていたものらしくてメチャ驚愕。

・拍手レス。

 Dies pc版 発売日決まりましたね。あと丸戸氏の小説家デビューも決まったみたい。White Album2が文字どうり集大成になってしまうのか、まだゲームシナリオも書いてくれるのかどうか。せめてFDだけは出して欲しい。最初の送信ミスは削除してください。お願いします。
 これで丸戸がラノベ界に流出してしまったらエロゲー界はいよいよ寂しくなる。ただ、丸戸は正直「黙読されることを想定した」小説よりも「発音されることを想定した」シナリオの方が向いているように思うので本格的なライトノベル作家にはならない気がします。でもいつの間にかアニメ脚本家になってたりして。

 され竜新巻、面白いけどどーやって風呂敷畳むんだろコレ
 され竜は新刊の厚さだけで満足してしまって積みっぱなしだなぁ。厚い本は買うの好きだけど、なかなか読み進まない。

 魔法使いの夜はクリアされました? 音沙汰ないので気になりました。俺は面白かったけどひょっとして合いませんでした?
 低速でチマチマとやっています。なんか評判イマイチという噂ですが当方は面白いと思いますよコレ。


2012-05-19.

『Dies irae 〜Amantes amentes〜』のPC移植版は8月31日発売予定

 思ったより早かったな、10月くらいまで待つことを覚悟していましたが。バッケージは宣言通り肌色率が増えてますね。これくらいならPSPでも出せそうな気がするけど、意外に倫理規定が厳しかったりするのか? ともあれ今年の夏はまたしても熱くなりそうだ。

「涼宮ハルヒ」朝比奈みくる役の後藤邑子、休養へ…復帰時期は未定

 最近だと『真剣で私に恋しなさい!!』まゆっちを演じていますね。みくるみたいなおっとりキャラをこなす一方で、ダーッとまくしたてるようなマシンガントークも得意とする芸達者な声優さんです。個人的には未だに『ひめしょ!』ポチ役が印象深い。ちなみにポチの正式名称は「朝霞七式」。元はカーシーと呼ばれるK-9(犬を意味する「canine」のもじりで主に軍用犬を指す)部隊の所属で、名前というよりは型番ですが。さておき、復帰の時期がハッキリしないところを見ると原因が何であれ長引きそうですね……ゆっくり休んで是非とも健康を取り戻してほしいものです。

『終わりのクロニクル』1巻発売前の川上稔スレ(主にライトノベルを読むよ^0^/)

 懐かしいなぁ、終わクロが出る前の頃だと当方は『パンツァーポリス1935』『エアリアルシティ』しか川上作品を読んでなくて、本格的に“都市シリーズ”へ挑み掛かるだけの気構えがまだ出来ていなかった。“都市シリーズ”は取っ付きにくいことで有名でしたからね。しかしこのメルマガで新シリーズが始動すると知って、「複雑そうなストーリーだけど、試しにチャレンジしてみようかな」と心が疼いたわけです。やはり、ずーっと一つのシリーズを続けている作家の新刊を途中から読むのは心理的に抵抗があって難しいですが、新シリーズや単発作品が出ると「この機会に読んでみようか」って気が湧いてくる。で、いざ読んでみるとスピンオフだったり事実上の続編だったりするわけですが……意外とそういうのでも平気で楽しめますけどね。多少分からなくても、分かるところだけ面白がればいいんですし。ただ、『終わりのクロニクル』は先に『エアリアルシティ』を読んでいたおかげで川上ワールドに馴染み易さを感じた面があるかもしれません。「その作家を知る入り口となる本」はある程度重要なんでしょうな。

新訳禁書みたいに巻数リセットしたラノベって他にどんなのがある?(ぶく速)

 賭博黙示録→賭博破戒録→賭博堕天録と変化していったカイジみたく適宜タイトルを変更していったライトノベルもあります。たとえば『でたまか』。アウトニア王国奮戦記(全3巻)→アウトニア王国再興録(全5巻)→アウトニア王国人類戦記録(全5巻)、番外編としてアウトニア王国拾遺録(全3巻)もありますが、すべてタイトルに『でたまか』の四文字が入っている。鷹見作品のいくつかは世界観が共通していて、他のシリーズともリンクしているそうですが、中でも『でたまか』の100年前を描く『銀星みつあみ航海記』は関連が強いみたいで「後継」とまで称されていた。こっちは4冊で終了しちゃいましたけどね……しかし巻数リセットって本当に意味があるのかしら。一つのシリーズで無印、続○○、新○○、○○外伝、○○のスピンオフというふうに乱立していると全体を把握するのに苦労するからあまり良い気がしない。特にクリスタニアはややこしかったですね、途中で投げ出しちゃいました。

『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』アニメ化決定!(萌えオタニュース速報)

 おにあいアニメ化か。原作者である鈴木大輔はデビュー作の『ご愁傷さま二ノ宮くん』もアニメ化しているから、あまり驚きはない。特におにあいは1巻発売当初から売上が好調だったので「そのうちアニメ化するであろう」と目されていました。雑談と日常イベントが延々と続く内容で、ノリが合わないとキツい(というか鈴木大輔は昔から一貫してノリ任せで突っ切る作風だ)けど、肩に力を入れないでダラダラと観るぶんにはちょうどいいアニメとなるかも。そういえば、原作1巻を読んで感想書こうとしましたが、うまくまとまらず結局没にしたんだっけ。当時書いた文章をちょっとだけサルベージ↓

 解説不要、いやいっそ解説不能と申し上げても過言ではないほどタイトルがすべてを表している。始まった時点で妹の秋子は既に攻略済であり、今更フラグも糞もなく、従って身も蓋もない。花も実も触れなば落ちん風情。最初から「レッツ背徳♪」状態です。おいおい、どうしろってんですか、もう進めようがないじゃないですか。要するにこれ、ギャルゲーで妹ルートをクリアしてスタッフロールが流れた後にちょっとしたオマケとして描かれる「後日談」を引き伸ばして本編に据えたような代物なんです。妹と一緒に暮らすまでの過程は端折られ、主人公たちが抱える事情の説明も割愛されている。言うなれば、「智代アフター」「ひでおアフター」的な意味合いでの「秋子アフター」。少なくとも1巻の時点では大した波乱が起きず、ただただ「有能だけど頭が可哀想な変態妹」を愛でるより他にすることがない。終始冗長な応酬が続く、いかにも鈴木大輔らしい読み捨て感の強い内容。ラブコメとしての新鮮味はまったくないけれど、シモネタ交じりの軽めな掛け合いが好きな人だったら値段分は楽しめるかもしれない。押しの強い秋子がチラッと覗かせる穏やかな表情は良い、ヤラれた。ところで、サブヒロインの中になんかガハラさんっぽい言動の人が紛れているような……錯覚か? アニメ化したら声優は斎藤千和になるのか?

エロゲの半分はフルプライスではない「独り言以外の何か」経由)

 当方の実感では2000年代半ば頃、ちょうどDVD-ROMが普及してきたあたりから低価格帯(ロープライス)のエロゲーが増えてきた、という塩梅ですね。エロゲーの中でも特にエロを重視したタイプのソフト、いわゆる「抜きゲー」がどんどん低価格帯に移行していった感じです。様々なエロゲー体験を経ることによりユーザーの性嗜好が細分化して、「俺の属性はこれとこれでこう」という自覚が進んだせいか、多岐に渡る属性を網羅的に取り込んだバラエティ豊かな「豪華系」抜きゲーよりも、一点突破的に属性を絞り込んだ「特化系」抜きゲーが売りやすくなってきました。こうした流れは、振り返るとやはりアリスソフトの『妻みぐい』が与えた影響が大きかったかな。しかし、シナリオ重視タイプでロープライスというのは、廉価版を除けばほとんど見掛けませんね。最近はFDですらフルプライスって例が増えていますし、抜きゲーとシナリオゲーで価格面の二極化が進んでいる気がします。個人的には『鬼哭街』とか『沙耶の唄』とか、ボリュームが少なくて短時間で終わるけど、良質な映画を鑑賞したような満足感が得られるロープライス(またはミドルプライス)のシナリオゲーがもっと増えれば幅が広がるんじゃないか、って思いますがあまり需要がないんだろうか、そういうの。最近のシナリオ重視タイプはとにかく長くて最後までなかなかプレーし切らない……大学生の頃は「コスパがいい」ってことでエロゲーにハマっていたけど、社会人になると金銭コストよりも時間コストの消費が惜しくなってきます。興味がゲームからアニメに移ってきているのもそのせいかと。

ホワルバ2などが人気のシナリオライター丸戸史明氏が富士見ファンタジア文庫にて新作を発表!(平和の温故知新@はてな)

 遂に、というか、やっと丸戸にも小説仕事が来ましたか。WA2の特典でも書き下ろし小説を付けていたので、純粋な意味からすると既に小説はいくつか手掛けているわけですが。丸戸史明をご存じない方のためにザッと解説いたしますと、彼は2002年に発売された『Ripple 〜ブルーシールへようこそっ〜』というエロゲーでシナリオライターとしてデビューしました。かれこれ10年前ですな。この『Ripple』はゲームパートのつまらなさで低評価を浴びましたが、「シナリオはいい」「キャラが可愛く書けている」と一部で好評に。翌年の『ショコラ 〜maid cafe "curio"〜』は「単なる流行りに乗っかったメイドカフェ物」という印象を抱かれたからか発売前はほとんど注目されていなかったものの、発売後しばらくして初回版がプチプレミア化するほどの人気を得ます。丸戸ファンはこの『ショコラ』か、『ショコラ』の続編に当たる『パルフェ』をキッカケにしてハマった人が多いんじゃないでしょうか。他に、アニメ化した『この青空に約束を―』、去年完結編が発売されて話題を喚んだ『WHITE ALBUM2』も代表作として数えられている。一方、HERMITから発売されている『FOLKLORE JAM』『ままらぶ』『世界でいちばんNG(だめ)な恋』も密かに評価が高い。ショコラ、パルフェ、この青空といった戯画から発売されたソフトはある程度売れ線を狙って作られていますが、HERMITの3作はあえて売れ線から離脱した内容であり、とても万人ウケするとは言い難い反面「こういうエロゲーもあるのか」という鮮やかな驚きをユーザーに与えてくれます。『ままらぶ』なんてシットコム(シチュエーション・コメディの略、アメリカのドラマだと『奥さまは魔女』や『フレンズ』が有名)を意識した希少なエロゲーですからね、ジョークみたいな話ですが「笑い声機能」まで付いています。

 彼が描くシナリオは「まるで昭和のドラマを見ているような」と頻繁に形容されるくらい時代を逆行していて、そういう意味では「新しさ」と無縁なライターであります。けれど、一見して地味なキャラクターたちを軽妙な掛け合いやちょっとしたセリフによる心理描写で以って個性的に引き立て、プレーヤーが興味を向けてきたところで一気に掘り下げに掛かる……という、その呼吸が「絶妙」の一言に尽き、昭和めいたムードに包まれながら「古臭さ」とは異なる「懐かしさ」を含んだ次元へ読み手を誘っていく。彼の巧さは非常にハッキリしており、センスよりも技術が目立つ作風ゆえ好き嫌いは分かれるところです。巧さが鼻に付く、という人もおられます。鼻に付かなければ、病みつきになること請け合い。未プレーの方に薦めるなら『パルフェ』あたりが無難でしょうか。Hシーンもしっかく描くライターですので、移植版よりも18禁の完全版(『パルフェ 〜chocolat second brew Re-order〜』というタイトル、『Re-order』が付いているかどうかで判別します)をオススメしたい。気に入ったらショコラのRe-orderもどうぞ。あるいは、「主人公が社会人」という設定に惹かれる方ならば『世界でいちばんNG(だめ)な恋』を推す。

・拍手レス。

 ディエス・イレはいろんな意味で騒がれすぎてて、勢いに乗れなかったからそのまま見送ってたなぁ。ということでコンシューマ版を機に買おうかと。
 ちょうどいい機会じゃないでしょうか。シナリオ書いた正田崇もこれ以上Diesを展開させるつもりがないみたいですし、決定版になるかと。


2012-05-16.

作家の吉村達也さん死去 朝比奈耕作シリーズなど

 報せを聞いて呆然としてしまった。好きな作家かと訊かれたら正直「微妙」と答えるところですが、高校生ぐらいにこの人の著作を読み漁っていた時期があり、その後も名前を見かけるたび懐かしさに浸ったものです。杠葉啓(ゆずりは・けい)という名義でデビューしたものの、紅葉(もみじ)と間違われることが頻繁だったため2作目以降から現在の名義に変えた吉村達也、ジャンルで言えばミステリを書く人、つまり推理作家です。朝比奈耕作シリーズを始めとして多数のシリーズ作品が存在しており、著書はざっと200冊くらい。当方はそのうち100冊も読んでいませんが、少なくとも50冊か60冊は読んだはず。一人の被害者に対し5通りの殺害方法が実行される『シンデレラの五重殺』、作家の死体を標本箱に飾っている狂気の編集者と推理ゲームを繰り広げる『私の標本箱』、事件自体はそれぞれで解決するけど2冊両方読むと違う真相が見えてくる『金閣寺の惨劇』『銀閣寺の惨劇』、和製ツインピークスを目指して一つの事件を描くのに6冊も掛けた『時の森殺人事件』など、奇抜な試みが多いおかげでなかなか読み飽きなかった。

 ただ、ワン・アイデア作品が多く、様々な薀蓄を垂れ流して枚数稼ぎする傾向が目立ったせいか、「仰々しいキャッチコピーの割に中身が薄い」「軒並み虚仮威し」とミステリファンからはあまり評価されていなかった記憶があります。「新本格好きなら喜んで食いつきそう」って設定が多かったのに、ほとんど論じられることもなく、不思議なほど注目されていなかった。「通俗的な量産推理作家」と見做されていたんでしょうか。確かに、アイデアの奇抜さに比べて読後深く印象に残る作品は少なかったですが、「軽い読み物」を書かせたら一級品でした。キャラ立ても上手で、特に「嫌な奴」を書かせると巧い。描き出される性格の悪さに妙な生々しさがあって、読んでいて本気で腹が立つけれど、そのぶん話にも勢いがついて退屈させられなかった。良い意味で暇潰しに持ってこいな作品ばかりなので、未読の方は試しに何冊か読んでみてください。個人的には『修善寺温泉殺人事件』等の温泉シリーズが好きだった。

 公式サイトの遺書にも挙がっている“魔界百物語”は前代未聞の「100部作ミステリ」を目指したライフワーク的な企画で、一旦頓挫した後に12年掛けて再スタートしたのですが、こうした形で幕を下ろすことになるとは非常に残念です。吉村作品はもう何年も読んでいませんけど、この“魔界百物語”に関しては密かに気に掛けていたんですよ……まだ読んでいない著作が何冊か積んであったと思いますので、それを崩しながら悼もうと思います。どうか安らかに。

『ブギーポップシリーズ』「笑わない」が出版されたときの衝撃を教えてくれないか?(主にライトノベルを読むよ^0^/)

 当時はまだネットに繋いでなかった(というかパソコン自体持ってなかった)ので、店頭で見かけて「この手の小説にしては変なタイトルだな」と思った程度でした。正直、1冊目の時点ではあまり感銘を受けなかった。2作目の『VSイマジネーター』で「ひょっとしてこのシリーズ、かなり面白くなるんじゃないか?」と感じ始め、3作目の『「パンドラ」』でようやく衝撃がやってきた。『「パンドラ」』は設定もキャラも地味で、展開も割と単調なのに激しく心揺さぶられ、非常に興奮した覚えがあります。あれで「上遠野は今後ずっと追いかけよう」と決心しました。実際、あれから13年経った今でも読み続けている。さすがに雑誌掲載分までは追い切れないが……この人単行本未収録作品多すぎだろ。

第58回江戸川乱歩賞、受賞作は高野史緒の『カラマーゾフの兄妹』

 え? 高野史緒って『ムジカ・マキーナ』とか『架空の王国』の高野史緒? 多作家ではないけれど結構年季の入った作家ですよね。江戸川乱歩賞は建前上プロの応募を禁止していない(近年でも翔田寛が獲ってる、そもそも作家のプロ・アマ判定基準は相当曖昧である)ものの、実質的には新人賞であるからしてプロ作家の応募はあまり歓迎されていない。デビュー済の作家が腕試しのつもりで応募してみた、という例は過去にもありますが、その作家の話によると「事実を知った担当編集者が苦い顔をした」そうですし。ただ、長引く出版不況のせいで作家も出版社も苦しい戦いを強いられており、あまり四の五の言ってられない状況になってきています。特に推理小説(ミステリ)は冷え込みが激しくて、一時期ヒットを飛ばした流行作家でも今は生活保護を受けている……という例もあるとか。高野史緒は既刊のほとんどが文庫化しないで現在に至っている、どちらかと申せばマイナーな位置付けの作家ですので、古本屋でもあまり著作を見かけないけどこの再デビューをキッカケにブレイクしてくれたら旧作も文庫化や復刊で入手しやすくなるかなぁ……と期待していたり。とりあえず受賞作は買ってみるつもりです。

・拍手レス。

 ネットスラングを作中で出していてたSFといえばスワロウテイルかなあ。万葉集を引用した直後に俗っぽいサブカルを入れてくる当たり対比が絶妙だと感心しましたが
 岩井俊二の方かと思いかけましたけど人工少女販売処の方かな? ハヤカワだと星界シリーズの「ワローシュ」が印象的。

 不老不死の薬は実在する伝説だ。(※メールアドレス省略)
 先月出た森の新作『ブラッド・スクーパ』がちょうど不老不死の妙薬にまつわる話だった。

 Diesコンシューマ版、PSPを持っていない自分としては、早くPC版の発売日も決まって欲しいところです。
 PSPは持ってるけど、目が疲れやすくて1時間ちょっとで限界に達するから当方もPC版待ちになりそう。



管理人:焼津

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