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リレー小説「魔法少女忌譚修」(第13話−10/12)


2016-09-24.

『君の名は。』が遂に興収100億円を突破したことを伝える記事に絶句する焼津です、こんばんは。

 何がすごいって、100億が到達点じゃなくてただの通過点になってるってことですよ……未だに衰えぬ勢いからして『スターウォーズ /フォースの覚醒』の打ち立てた記録(115億円超)を抜くことはほぼ確実な情勢となりました。『風立ちぬ』の120億円も超えそうですね。今後の推移がどうなるか、未知の領域すぎて予想することすら難しい。公開前に「今年の新海作品は興収100億以上行ってスターウォーズもブチ抜くぜ!」と叫んでいる人がいたら「物狂いか……」の一言で片づけられていたことはまず間違いないのに。なんでこんなに急に超絶大ブレイクしてしまったのか? ファンも関係者も一様に首を傾げているはずです。東宝のプロデューサーは「前売り券の捌け具合がすごく良かったので大ヒットは確実だと思っていた」というようなことを語っていたが、それにしてもここまで度外れたムーヴメントは予期してなかったはず。今回の100億突破を知らせるニュースでますます話題が過熱していくことでしょうな。来年になってもお正月映画として普通に興行を続けているかもしれません。

土方歳三主役に描く新撰組ストーリー「ちるらん」がテレビアニメ化(コミックナタリー)

 いずれするだろうと予想していたので意外な感じはしない。『ちるらん』は一言でまとめると「『新選組血風録』をヤンキー漫画調に翻案したような作品」である。「土方歳三の孫とおぼしき女性が永倉新八のもとに訪れて『鬼の副長とよばれた土方歳三の真実』を聞き出そうとする」形式で描かれているが、明らかに新八の知る由もない出来事が含まれており、「新八の語り」はただの体裁と受け取った方がいいです。元となる新撰組を知っていると「トシさんが現代風のイケメンになってやがる……」とゲンナリするかもしれませんが、トシさんくらいはまだ可愛い方で、島田魁はドレッドヘアのマッチョな黒人になっているし、芹沢鴨は『レオン』のときのジャン・レノみたいなグラサン掛けてるし、山崎烝はガスマスク付けてダースベーダーみたいな呼吸音させてるし、原田左之助に至っては死神のような大鎌を振り回している。言うなれば『幕末BASARA』の世界です。「イケてる壬生狼」ではなく「イカレてる壬生狼」。指や首がポロリとしちゃう人体損壊描写も多く、イケメン目当てで読むとヒくかもしれません。

 実はこれの前に「坂本龍馬は暗殺されずに生き延びていた!」という設定の『天翔の龍馬』って漫画がありましたが、諸事情から連載中止になっちゃったんですよね。そこで『天翔の龍馬』にサブキャラとして出てくる新撰組の隊士たちをメインに据えたスピンオフ作品をやろう、ってことになって始まったのが『ちるらん』なんです。だから『天』に対する『アカギ』みたいなポジションですね。「京をシメている」なんて言い回しも平然と出てくるのでヤンキー漫画耐性がないと少々辛いかもしれませんが、最近『HiGH&LOW』にハマった人とかにはオススメです。

なろう原作ラノベ「ナイツ&マジック」のアニメ化が決定!(まとレーベル@ラノベ新刊情報サイト)

 『異世界食堂』に続いてナイツマまでもが。1巻の途中までしか読んでないので詳しく解説できませんが、異世界転生ファンタジーにしては珍しく巨大ロボット主体で、喩えが古いけれど『聖戦士ダンバイン』みたいな……ちょっと違うか? ファンタジー系ロボは個人的に『天空のエスカフローネ』のガイメレフが大好きです。デザインもさることながら、動きがめっさカッチョいいんですよね……古いアニメなので食指が動かないって方もおられるでしょうが、「あんな手描きロボ、今の時代じゃ手間も費用も掛かり過ぎて無理!」ってくらい凄いので、機会があれば一度観てほしいです。それはそれとしてナイツマそろそろ再開させなきゃ。一応最新刊まで積んでいる。

・拍手レス。

 聲の形は個人的には読み切り版がストーリーがまとまっていて良かったなと思っています。連載版は話が長くなったことで、読み切り版以上に胸くそ悪い描写が増えたので、正直見るのが辛かったです。
 そういえば読切版ってまだ読んでなかったな……『聲の形 公式ファンブック』に載ってるのか。連載版、私は完結後に積んでいた単行本数冊をまとめて一気に崩したから胸糞悪い描写があっても勢いでどうにか押し切ることができました。でも読み返すのは若干抵抗がありますね……下手すると再読の機会は得られないかも。


2016-09-19.

・映画観るのに忙しくて更新が疎かになっていた焼津です、こんばんは。

 しかも急に『聖剣使いの禁呪詠唱』を観返したくなって改めて1話から鑑賞し直したりしてましたのでね……ワルブレ、原作知ってるとアニメ版は「わぁぁぁっ! こんなんありかよぁ〜!」と頭掻き毟りたくなる出来で初見時は強めに拒否反応が出てしまったが、落ち着いて観るとこれはこれで悪くないかも。サクサク進んでダルさを感じさせない、ってところは長所ですし。ただやっぱ戦闘シーンがショボすぎるな……リテイクされているはずのDVDでも粗さが目立つ。ある程度は演技でカバーできているし、「最悪」とまで行かないことが救いか。まだまだ積極的に肯定する気にはなれないが、そろそろ態度を軟化させてもいいかもしれない。

 映画はいろいろ観たので短文感想でザックリ書いていく。『13時間 ベンガジの秘密の兵士』はパッケージに釣られて借りたら「監督:マイケル・ベイ」で咄嗟に「ゲーッ」となった。正直このベイはあまり好きじゃない。しかし借りちゃったもんは仕方ないし、と諦めて観始めたら意外とアタリだった。実話のベンガジ事件をもとにしたアクション映画で、訳の分からないうちに襲撃が始まってあっという間に泥沼化していく混沌ぶりは圧巻。米国側に味方するリビア人もいるのですが、見た目が敵とほぼ一緒なので「こいつは敵なのか? 味方なのか?」と見極めがつかなくて焦るあたりは怖かったな、と。ベイ監督作品としては『ザ・ロック』以来久々に面白いと思いました。

 『スーサイド・スクワッド』は予告でハーレイ・クインに一目惚れ、初日に劇場へ駆け込んだ。ハーレイは可愛かったし、ぷりぷりのケツを大スクリーンで拝むことができて、その点は満足。しかしハーレイ以外の部分はいろいろと惜しい映画だった。予告編ほどはっちゃけた雰囲気ではなく、全体的になんか暗くて爽快感に欠ける。特別な盛り上がりどころや緩急もなく淡々と平坦な展開が続く。ハーレイも基本的にバットを振り回すばかりで、バトルシーンにおいてはどんどん存在感が薄くなっていく。悪党(ヴィラン)どもが「良識なんてクソくらえ」とばかりに大暴れする様子を観客たちは期待していたはずなのに、肝心のヴィランどもが妙に仲間思いな感じになっちゃって結局「子供にも見せられるヒーロー映画」の枠を飛び出すことができなかった。残念。

 『キング・オブ・エジプト』はアメリカ本国で大コケしてイギリスでの公開も中止になったという曰く付きの映画で、どれだけヒドいのかと怖いもの見たさで足を運んだが、案外悪くなかった。「エジプトが舞台なのにキャストのほとんどが白人って……」というツッコミどころにさえ目を瞑れば充分楽しめる。神話モチーフ作品としては『タイタンの戦い』『インモータルズ』よりも良い出来だと思う。観客のレベルを十歳児くらいに設定しているのか、非常にわかりやすいストーリーとなっている。そのため大人が観ると「一本調子だな」って感じる部分は確かにありますが、神獣形態に変化して戦うバトルシーンが本作の売りの一つであるゆえ、細かいことを気にせず特撮映画を鑑賞するような感覚で臨めばグッドだろう。ところどころに「発想の安易さ」や「捻りのない演出」が滲み出ることは否定しがたいものの、神と人の間に絆が芽生える友情ストーリー、そして若く傲慢だったホルスが苦難の末に神として立派になっていく成長ストーリーをキチンと描いたことは評価したい。ジョジョ第3部程度のエジプト知識があればOK、暇潰しにはちょうどいいと思うので機会があればどうぞ。

 レンタルで借りた『ヒットマン』『ヒットマン:エージェント47』。両方ともゲームの『ヒットマン』を原作とする映画だが、相互に話の繋がりはない。監督もキャストもそれぞれ別々の人が担っている。組織の指令を受けて暗殺に勤しむ凄腕のエージェント「47」が陰謀劇に巻き込まれつつもスタイリッシュなアクションの数々で逆境を切り抜ける、という要素は両作とも共通しています。しかし監督が違うせいか、雰囲気はだいぶ異なりますね。『ヒットマン』(以下無印)は非常に殺伐としたテンションで、過剰なくらい血飛沫が舞う。47は酷薄さの中にどこか愛敬を湛えたルックになっていて、感覚としては漫画の『ブラック・ジョーク』に近い。これに対し『エージェント47』の方は若干血腥いながらも淡々と仕事をこなすタイプで、より「感情なき殺人マシーン」な超然とした風情が出ている。個人的には無印の方が好きだな。というか『エージェント47』は癖がなくなって、「よくあるアクション映画」になってしまっている。無印のようなアクの強さを期待したぶん、ちょっとガッカリ。「よくあるアクション映画」の尺度からすれば『エージェント47』も良作だとは思いますが……やっぱ無印の監督とキャストで続編作ってほしかった、というのが本音。

 あとは『映画 聲の形』か……映像面はハイクオリティだったが、シナリオに関してはもろにブツ切りのダイジェストって感じでした。「えっ? こっからそこに繋ぐの?」みたいな、ホップもステップもなしにいきなりジャンプするようなシーンがチラホラ。何の予備知識もなく臨めば「終始忙しない映画だな」という感想を得ることでしょう。尺が縮まったせいで「自主制作の映画をつくる」という軸もなくなり、硝子偏重というか「ヒロインの美少女ぶりをひたすら強調する映画」に化してしまった気もする。観る前か観た後すぐに原作漫画(全7巻)を読むのがベターですね。未読の人はだいぶ印象が変わると思います。たとえば原作で「○○はクズ」と嫌われることもあった某キャラ、映画は行動の脈絡が見えずもうクズ通り越して「不可解」の領域に達している。細部を端折ったぶん、お祭りのあたりも唐突さが際立ってしまった。原作にそこまで思い入れのない私でも「う〜ん……」だったので、熱心な原作ファンがこれを観たらどうなるんだろうかと心配に。入場者特典として配布された描き下ろし16ページ漫画はこれまた映画で大幅にオミットされた西宮母のサイドストーリーで程好く本編の空隙を埋める内容に仕上がっており、ファン的には「こっちの方で元が取れた」って感想になるのかもしれない。絵柄の再現度は高く、声優もキャラにマッチしているので「せめて前後編で4時間くらいあったらな……」と願わずにはいられなかった。

・トム・クルーズ主演映画『アウトロー』の続編が『ジャック・リーチャー Never Go Back』というタイトルに決まった。

 続きが作られたこと自体は喜ばしいけど、この邦題じゃ『アウトロー』観た人でも続編と気づかないでスルーするんじゃないかと心配。まずは解説から。『アウトロー』および『ジャック・リーチャー Never Go Back』の原作はリー・チャイルドの小説“ジャック・リーチャー”シリーズです。元軍人の主人公ジャック・リーチャーがトラブルに巻き込まれては解決するというアクション小説で、『アウトロー』は実のところシリーズ1作目ではなく、なんと9作目である。ちなみに『Never Go Back』は18作目。9の倍数ごとに映像化するつもりなのか? イギリスでは人気のあるシリーズなんですが日本じゃそれほど知られておらず、翻訳も飛び飛び。1作目から3作目までは順番通り訳されたものの、以降は8作目、9作目、14作目、17作目とスキップしまくりである。4年近く翻訳が止まっていた時期もあるので、出るだけマシっちゃマシなんですけどね……さて、映画化されたこともあって日本じゃ一番有名な“ジャック・リーチャー”シリーズの作品となった『アウトロー』。実はこれ日本語版のタイトルで、原書のタイトルは "One Shot" 、映画版の原題は "Jack Reacher" なんです。ハリウッド映画は「安定して客が呼べるシリーズ物」が年々少なくなってきており、ジェームズ・ボンドやイーサン・ハント、ジェイソン・ボーンやロバート・ラングドンに匹敵するニューヒーローを生み出そうと躍起になっている。『エージェント:ライアン』『PARKER/パーカー』も主人公の名前をタイトルに入れているあたりシリーズ化を見込んだものと思われるが、どちらも期待したほどの興収を上げることができず、続編には結びつかなかった模様。『アウトロー』はそれらに比べて比較的ヒットした方であるが、メチャクチャ当たった、というほどでもないので続きが作られるかどうかは不透明なところだった。しかし、トムもジャック・リーチャーが気に入っていたみたいで、どうにか続編に漕ぎつくことができました。もし前作が日本で大ヒットを飛ばしていたら題名も『アウトロー2』になっていたかもしれません。が、そこまで当たらなかったので仕切り直すように原題通りのタイトルで行くことにしたようだ。映画も楽しみだが、これで原作の翻訳も勢いづいてくれると嬉しいな。とりあえず未訳の4作目から7作目をどうにかしてくれ。

【速報】ラノベ「異世界食堂」のアニメ化企画が進行中!(まとレーベル@ラノベ新刊情報サイト)

 一編一編が短い話だし、ショートアニメかな? 『異世界食堂』は「小説家になろう」に連載されている(ただし最近はかなり更新頻度が落ちてきている)ファンタジーで、一編あたり文庫にして十数ページ程度の分量でサクサクと読める。タイトルで勘違いしそうになりますが、「幸平創真みたいな料理少年が異世界に召喚されて食堂を開く話」ではありません。食堂そのものは現代日本に存在していて、ワープゲート的な扉から異世界の客が訪れるという設定。つまり「異世界食堂」というのは「向こう」からやってくる客にとっては「異世界に存在する食堂」、って意味です。いわゆる亜人のような種族も登場するため「味覚がだいぶ異なるのでは……?」みたいな疑問が湧かなくもないが、細けェことはいいからとにかく料理に舌鼓を打てよ! っつーノリでひたすら押し通している。「何だ、この料理は?」と恐る恐る口にしたものがえも言われぬ美味しさだった、という単純な喜びを素朴な文章で描写しており、細切れに読んでも楽しめるので「最近めっきり気力や集中力が落ちてきて、ストーリー物を読み通すのは辛くなってきた」っていう元気欠乏気味な方も安心してご購入いただけます。

 しかし、何気にこれがヒーロー文庫初のアニメ化作品か。あそこの作品は結構売れてるけどメディアミックス展開がほとんどなく、アニメ化どころかコミカライズさえも創刊から4年近く経ってようやく始まった『ナイツ&マジック』の漫画版が初というような状態ですからね。『ネクストライフ』『理想のヒモ生活』もコミカライズ決定したらしいし、今後どんどん増えていくのかもしれませんが。ナイツマも近々重大発表があるとのことで、ここからヒーロー文庫の快進撃が幕を上げる、のか? とりあえず『異世界食堂』原作の最新刊(3巻)は今月末発売予定です。

【よう実】 ラノベ『ようこそ実力至上主義の教室へ』全巻重版が決定!(まとレーベル@ラノベ新刊情報サイト)

 売れ行き好調みたいで、本当にそろそろアニメ化の話が持ち上がりそうだな……よう実、1巻は発売直後に読んだと思うけど2巻以降はずっと積んでいて、最近になって崩したところです。読んでみて感じたのは、「衣笠版『車輪の国、向日葵の少女』を書こうとしているのかな」ってこと。1巻の時点では不鮮明極まりなかった主人公のキャラクター像が、2巻、3巻と進むにつれてだんだんハッキリしてくる。表面的には『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』(優秀だけど友達がいない美少女ヒロイン、教室を覆う微妙な人間関係)や『バカとテストと召喚獣』(クラス間の競争を煽るシステム)の後追い企画に見えるけど、やっぱり目指す先は車輪の国って気がするんですよね。物語としては1巻から3巻までが長大なプロローグといったところで、もしエロゲーだったら3巻の終わりにOPムービーが流れて体験版終了って具合になると思います。4巻からが本番。今月出る最新刊は4.5巻、番外編みたいなタイトルだけど伏線も張ってあって本編の一部という位置付けらしい。ヒロインはおっぱいの大きい佐倉愛里が好みですが、男キャラに関してはすぐに不平不満を垂れて手の平クルクルさせる凡人・池寛治が俗物すぎて逆にいとおしくなってきた。男連中のダメっぷりが妙に魅力的なのが衣笠の特徴なんですよね。

 あと、よう実が好きな人にオススメしたいのが『Fランクの暴君』。よう実と同じく巨大学園を舞台にしたシリーズで、実力至上主義を通り越して弱肉強食主義と言ってもいいレベルに達している。本来なら上位ランクに属するポテンシャルを有した主人公が「味方だった人間」に裏切られたことで最底辺のFランクに転落、ふたたび上位に返り咲くため画策する……といった話。よう実はクラス単位でランクが決まっているから個人レベルで頑張ってもしょうがない、って設定だが『Fランクの暴君』は個人単位でランクが決まるため、より競争が激しく殺伐としている。七つの大罪になぞらえた派閥が存在するなど、厨二臭いながら非常に凝った設定を用意していたが、販売不振だったのか2巻までしか発売されていません。作者自身も続きを書きたい気持ちはあったらしいが、実現は難しい情勢。未完とはいえ充分な面白さを備えているので、是非読んでみてください。そして「3巻出せやオラァ!」と電撃文庫に圧力かけていきましょう。差し当たって作者の最新作『僕らはどこにも開かない -There are no facts, only interpretations.-』(デビュー作を一から書き直したもの)を地道に買い支えていく方針。ちなみに私がF暴と並んで3巻の発売を待ち望み続けている『リア王!』の作者も『異世界創造の絶対神1』という新刊を出す模様です。ここ1年くらい本を出していなかったから、作家業から足を洗ってしまったのではないかとヒヤヒヤしていた。

ジュリアン・ムーアと渡辺謙、ベストセラー小説「ベル・カント」映画化で共演(映画.com)

 え? 『ベル・カント』映画化すんの? 日本では13年くらい前に翻訳されたけど、あまり売れなかったのか、それとも権利の関係だったのか、文庫化されないまま絶版しちゃったんですよね。読んだ当時割と真面目な感想文を書いているので気になる方はそちらも目を通してみてください。作者のアン・パチェットはアメリカじゃ有名な小説家の一人ですが、『ベル・カント』があっさり絶版しちゃったように日本ではあまり知られていない存在である。一昨年に『密林の夢』も翻訳されたが、コア層の評価はともかく世間で大きな話題になることはなかった。風向きが変わるか? とりあえず日本公開に合わせて今度こそ文庫版が出るかもしれません。

・拍手レス。

 アルティーナの延期は絵師さんの体調不良だったはずなので、復調なさったんですね。あまり見ないタイプの絵描きさんなので絵師変更とかにならなくて一安心です……。
 一方、同じhimesuzが挿絵を担当している『異世界魔法は遅れてる!』の最新刊(確か最初は6月発売予定だった)は未定のまま……「『異世界魔法は遅れてる!』が遅れてる!」というファンの嘆きがやむまでもう少し掛かりそう。

 『君の名は。』ラストシーンは『秒速』を見てたせいか余計感慨深かったです。ああ、今度はしっかりと振り向けたんだな、と。
 「いいんだよ新海……ああいうのはもういいんだよ!」と念じながら観ていました、ラストシーン。


2016-09-06.

公式ノベライズ『Dies irae 〜Wolfsrudel〜』、今月29日頃に発売

 執筆は森瀬繚、フリーライターで過去に『図解 第三帝国』などを手掛けている。小説関係だと『うちのメイドは不定形』に関わっていますね。最近は漫画の原作やアニメの脚本もやってる模様。タイトルの「Wolfsrudel」は「狼の群れ」を意味するドイツ語です。ちなみに「空の魔王」の異名を取るチート級ドイツ軍人ハンス・ウルリッヒ・ルーデルも綴りは「Rudel」だ。まさかルーデル卿がDies世界に……? こちらの記事の下の方にGユウスケ描き下ろしの表紙イラストが載っていますが、どうも司狼と恵梨依がメインになるっぽい。そういえば正田崇が「森瀬さんが書くDiesのノベルは司狼が主人公というかたちで今のところ進んでいる……感じです」と前にツイートしていたな。正直あまり期待感は湧き上がらないけれど、とりあえず読んでみよう。関係ないがノベライズ版Diesと同じタイミングで『覇剣の皇姫アルティーナ11』が発売される。イイ感じに盛り上がってきたところであるにも関わらず、何かトラブルがあったのか発売延期になっちゃって前巻から9ヶ月も間が空いてしまった。ファンタジー系の戦記物で、ヤン・ウェンリー型の「戦が好きなわけではないが軍師としての才能を持っている」主人公が、大剣を軽々と持ち上げるお姫様に振り回される話。今アニメやってる『天鏡のアルデラミン』ほどではないが、多少血腥い要素があります。1巻と2巻をリライトして合本した『アルティーナ』というソフトカバーも用意されていますが、こちらは現状続刊の有無が不明なので、シリーズ全部を読みたい人は素直に文庫版を買った方が吉です。「とりあえずキリのイイところまで」とお試し感覚で挑むならソフトカバー版もアリ。

こち亀:40年の長寿連載に幕 コミックス200巻で完結(まんたんウェブ)

 もうすぐ200巻というのは知っていたけど、まさか連載終了とは……私が生まれる前からやっていた漫画だけに、終わるときのことなんてまったく考えてなかったな。何せ40年ですからね。「こち亀が載っていないジャンプなんてジャンプじゃない!」と言いたくなる人の気持ちもわかります。ただ、秋本治の口ぶりからすると完全に終わるわけでもなさそうで、不定期的に番外編をやる可能性はありそう。驚いたのは「次の作品の構想もあります」ってところか。ずっと読切主体でやってきたし、反動として長編ストーリー物を始めたりするのだろうか?

咲-Saki-実写化プロジェクト始動!深夜ドラマ&劇場映画化!(近代麻雀漫画生活)

 まっ! さっ! かっ! のっ! 咲! と伯方の塩っぽく驚いてしまった。麻雀漫画は基本的に「雀卓さえ用意すれば実写化できる」というジャンルゆえVシネマを中心にいろいろな作品の実写版が出ており、流れとしてはそんなにおかしくないわけですが……『咲-Saki-』は実写化するには「コスチュームが奇抜」ってキャラが何人もいますからね。国広一の私服とか、『処刑教室』のパッツィ(リサ・ラングロワ)が清楚に見えてくるレベルです。まあ私服がヤバいんならずっと制服でやればいいだけの話だけど、結局「何をポイントにして実写化するのか?」という話に行き着く。あくまで『咲-Saki-』の闘牌部分を実写で魅せたいのか? それともキャラをコスプレレベルで再現することに注力したいのか? あるいは「魔王」とも称される主人公・宮永咲の存在感を実写ならではの演出(「Who will know」流しながら「もいっこカン!」とか)でリンシャン・ゴジラとして世に示したいのか? そこらへんがまったく見えないから不安になってしまう。『凍牌』みたいにある程度原作を再現しつつ、原作知らなくても楽しめる出来になっていることが理想なんですが……咲もそろそろ新規層を取り込まないとアニメ続編等の大規模なプロジェクトはやりにくい状況になってきているし、実写版が「入口」として機能する出来になることを願っています。

『シン・ゴジラ』興収60億円突破!公開から38日間で(シネマトゥデイ)

 『君の名は。』の驚異的な推移(公開10日間で38億円!)ばかりに気を取られていたが、こっちも結構すごいことになってる。金額ではゴジラ映画史上最高レベル、動員数(412万人)は歴代9位にランクインする。8位が420万人で7位が421万人だから、これらも突破して7位に着くことは確実でしょう。そこから先は500万人の壁があるのでさすがに難しいか。ちなみに初代の動員数は961万人なので倍以上、歴代トップの『キングコング対ゴジラ』に至っては1255万人で三倍近くです(Wikipediaより)。もう公開から1ヶ月以上が経過して現在7周目へ突入しているにも関わらず、依然として勢いが衰えていなくて週末動員ランキングの2位に返り咲いた(1位はもちろん『君の名は。』)というニュースまであるのだから絶句ものだ。『君の名は。』が連日満席続きでパンク状態なうえ、シンゴジもなかなか新作と入れ替えるタイミングが掴めず、スケジュールの組み立てに苦労している映画館もあるという噂。このまま行けばシンゴジは今年の邦画興収トップである『名探偵コナン 純黒の悪夢』(63.1億円)を追い抜いて暫定1位に君臨し、すかさず『君の名は。』に追い落とされる三日天下な未来が待ち受けているだろう。ふたつとも最終的な興収がどこまで伸びるか読めない。夏休み映画なのにシルバーウィークになってもまだまだ稼いでいそうな雰囲気があるからな……シンゴジは洋画含めて総合2位の『ズートピア』(約77億円)と、『君の名は。』は総合1位の『スターウォーズ/フォースの覚醒』(約116億円、公開は去年だが興行としては「お正月映画」に属するから興収ランキング上だと今年の作品扱い)と競い合う展開に入るかもしれません。カイロ・レンと切り結ぶ新海誠の雑コラが作られる日もそう遠くない。

・拍手レス。

 まさか突然閉鎖してしまったのかと思い慌てましたw ありがとうございますー!!
 仮に閉鎖するとしてもいきなり全削除ではなく、まず「やめゆ!」な記事を投稿して「何があったんですか!?」と聞いてもらおうとする構ってちゃんなパターンから入ると思います。



管理人:焼津

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