2018年5月〜6月


2018-06-27.

・「このすば」こと『この素晴らしい世界に祝福を!』が映画化と聞いて吃驚した焼津です、こんばんは。

 マジで……? オリジナルヒロインが出てきて「幹部の面子には含まれていないが幹部に匹敵する強さを持った新キャラ」を倒したりする奴なんです? これで蓋を開けたらただの総集編、なんてオチだったらさすがに観に行く気は湧きませんが、新作だったら検討したい。「検討」なのは公開規模がまだわからないから。深夜アニメの劇場版って小規模公開のことも多いからなぁ、なるべく近場で上映してほしいところです。あとエロゲメーカーのAXLが例によって嘘予告やってますが、狙ったようにこのすばネタを当ててきて笑った。この嘘予告で『キュリオディーラー』に興味を持った人、絶対に「え? バーベナさん(髪が薄緑色の子)、メインヒロインじゃないの!?」って愕然とすると思うわ。

『キマイラ』映像化発表! 30年以上書き続けてきた、夢枕獏氏に思いを聞いた。(ダ・ヴィンチニュース)

 「そろそろ結末が僕のなかで見えてきました」発言には「ええー? ほんとにござるかぁ?」と半信半疑だが、「数種類の結末を想定していたのですが、そのうちの幾つかは使えなくなってしまいました」「1つはヒマラヤのような場所に向かうイメージで進めていたんですが」「「秘境」というのは現代ではリアリティがなくなってしまった」と続く言葉で「確かに2、30年前ならヒマラヤエンドで良かっただろうけど、今だと厳しいだろうな」ってふうに納得した。「地図に載らない村」とか「地図に載らない島」とか、かつてオカルトでは鉄板ネタだったけど、通信技術やマッピングが進歩した今となってはある意味異世界転生よりもリアリティに欠けますからね……いっそ『彼岸島』並みに突き抜けてしまえば話は別ですが。

 結末が見えてきた今だからこそ、注目を集めるために映像化へ踏み切った、という流れのようです。インタビューの半ばで「菊地良二」というサブキャラについても言及していますが、「最初は単なる「やられ役」として考えていた菊地が、物語のなかで立ち上がってしまった。そのお陰で、『キマイラ』はここまで続けてこられたんだと思っています」って、言い換えると菊地のイメージが膨まなければキマイラはもうちょっと小さなスケールで畳まれていたかもしれないってことですよね……果たして菊地は継続の功労者なのか長期化の元凶なのか。と言っても菊地以外のキャラ、たとえば「龍王院弘」も当初の予定よりイメージが膨張して『キマイラ青龍変』なる番外編まで書かれているくらいですし、「作者が夢枕獏」という時点でこうなることは定まっていたのかも。

 リンク先に載っているイラストは角川文庫版のもので、三輪士郎が描いています。「映像化」がアニメ化なのか実写化なのかは現時点で判然としませんが、もしアニメ化なら三輪士郎のデザインがベースになるのだろうか? キマイラのイメージは天野喜孝(ソノラマ文庫版とハードカバー版を担当)で固まっている、という古参のファンには複雑かもしれないが……ちなみに新書版は寺田克也。寺田はキマイラの関連作『闇狩り師』でもイラストを手掛けています。『闇狩り師 崑崙の王』にはキマイラ本編からフェードアウトしていた頃の弘が出てくるので、「これからキマイラ読む」という方は闇狩り師シリーズも併せてどうぞ。寺田と言えば、FGOに出てくる弁慶やスパルタクスのキャラクター原案もやってますね。ネトゲ企画時代のアポクリファのみ参加して、FGO以降は関わりがないみたいですが、イベント報酬礼装のイラストとかいつか描いてくれないかなぁ。

南勝久「ザ・ファブル」実写映画化!天才的な殺し屋・ファブル役は岡田准一(コミックナタリー)

 ファブルは映像化するなら実写だろう、とは思っていたけどドラマじゃなくて映画なのか。寓話(ファブル)の通り名で知られる伝説的な殺し屋が、「先日やった大きな仕事のほとぼりが冷めるまで潜伏していろ」と組織のボスに指示され、「佐藤明」の偽名とともに大阪で平凡な日常を送ろうとする……ガラの悪い連中に絡まれて、本気出せば瞬殺だけど目立たないよう怯えて見せたりなど。コメディとシリアスが綯い交ぜになった、独特の読み心地を持つ漫画です。犯罪者とドンパチする(ただし休養中の殺しは禁じられているため非殺傷武器を用いる)激しいアクション回もあれば、山へキャンプに行くような回があったり、これといった事件が何も起こらず「ただの日常」としか言いようのない回が挟まっていたリと、良くも悪くもジャンルのイメージに縛られない作品になっている。「この回はツボに入ったけど、あの回はイマイチだったな」「いや、あの回は良かっただろ」って回ごとの評価が分かれる一方で全体としては妙に安定しており、複数巻まとめ買いした後で「ちょっとだけ読もう」と手を伸ばし気が付いたら全部読み切っていた……みたいな漠然とした魅力を放っています。「ここが面白い!」って力説したくなる感じじゃなくて、「なんか面白い」って非常にふんわりしたコメントを発したくなるタイプの漫画なんですよね……正直、どのタイミングでハマったのか思い出せない。いつの間にか新刊が楽しみになっている。天然ではなく、入念に力を抜いているみたいで、とにかく「力み」を感じさせません。ダラダラしているようでいて事態が動き出すときはやたらスピーディ、どころか「一瞬で終わっている」こともあり、その素早さが気持ち良くもある。読むならまとめて読める状態で臨むのがオススメです。

アメリカでようやく根付き始めた日本のライトノベル(ニューズウィーク日本版)

 10年くらい前の記事では「漫画ファンも小説ファンも食いつかず、苦戦している」みたいな話だったけど、「マンガのサブジャンルとしてアメリカでも人気が出始めた」らしい。一番人気は『オーバーロード』か。オバロ、アニメが始まったときは「大して注目を浴びることもなく終わりそう」と失礼な印象を抱いていましたけど、アニメ大成功で原作の売上急上昇、更に海外人気も高いと、1巻が発売した7年前からは考えられない状況になっているな。ちなみに私は装丁に惹かれて購入し始めたクチです。オバロはアニメのヒットも大きいけど、何だかんだで「装丁の良さ」も外せない気がする。まず単純にイラストが恰好良い。うまく黒が映える配色になっている。そして、「巻数がわかりにくい」という難点こそあるものの、タイトルの字を小さくすることでより「ボリュームがある」ように見せて割高さを感じさせない。あのデザインは秀逸だと思います。本屋で見かけたら「なんだ?」と目を引いて手に取らせてしまうものがある。最近だと『宝島』も装丁に惹かれて買っちゃいましたね……紙書籍には「手に取る」こと自体が一つの官能と言っていいほどの魔力が宿っています。

期間限定イベント「ぐだぐだ帝都聖杯奇譚」、終了しました。

 もう終わったから書いていいでしょうが、エピローグの後にぐだぐだ極まりない後日談「ぐだぐだ帝都聖杯奇譚‐リベンジオブ淀‐」がスタートします。出番がないことに怒った茶々が「アヴェンジャー淀」と化し、「賤ヶ岳の七本槍」になぞらえた七騎のサーヴァントを率いて「裏帝都」に君臨せんとする……「素材、流用するよ!」と露骨にアピールするド直球な裏面構成に苦笑い。オマケ程度とはいえ淀(茶々)含む8人全員にミニシナリオが用意されており、「やっぱりぐだぐだはこうでなくっちゃな」と和ませてくれる。あれほど滾っていたノッブの魔王ぶりも何処へやら。「わしの全魔力の5分の3を注ぎ込んだ」ってどこの大型甲鉄艦だよ。七本槍の中には信勝も含まれていますが、「バトル出演はなし」とシナリオ内で明言されていて実際に戦うことはありません。でも来年あたりテキトーな理由つけてサーヴァント化を果たしそうだよな、こいつ。

 七本槍戦はやや難易度高めで、高難易度というほどではないが中難易度くらいはあり、編成で手を抜くとやられそうになることもしばしば。チャージの進みが早いメディア戦は宝具の飛んでくるタイミングが見極め辛くドキドキしました。それにしても「キルケー敗北拳」の字面に宿るインパクトはすごい。すごいと言えばちびノブの声ですよ。耳の方は釘宮理恵の蕩けるボイスを出迎える気満々だったのに、突然野太い「ノブブ!」って叫びが聞こえてきたからマジでSAN値減りそうでしたよ。冬木の第五次聖杯戦争に参加したサーヴァント全員(ギル、小次郎、アンリマユは除外)がちびノブに声を当てているという、豪華声優陣の無駄遣いぶり。仕掛けが分かった後も「なぜそこに力を入れる!?」とワケが分からなくて混乱から回復するのに苦労しました。たぶん劇場版HFの収録のときに「ついでだから」と録っておいたんでしょうね。わざわざこれのためだけに声優を集めるようなことはしていない、と思いたい。

 シナリオのラスボス「アヴェンジャー淀」はクラスが讐だからムーンキャンサーかバーサーカーで倒すのが手っ取り早い。特攻が付くし、せっかくだからと土方さんにカレスコを持たせて突撃してもらったらカード配牌がちょうど良かったこともあって3ターンで終了しました。「やけど」や「延焼」を「仕切り直し」で消せるのは地味に便利。そして無事に聖杯ゲット。明治維新のときはまだしも、今回この流れで聖杯を手に入れてしまっていいのか……と一瞬悩んだが、ハロウィンイベントを思い出して「ま、いっか」となった。貰えるもんは貰っておこう。

 ミッション100個すべてを消化すると高難易度チャレンジクエスト「天魔轟臨」が解放されます。今更攻略情報書いても仕方ないが、私のことだから来年か再来年の復刻が来る頃には「どんなんだったっけ?」ってすっかり忘れていると思うので覚書として残しておこう。エネミーは織田信長、ゲージは4本、つまり3回ブレイクする。ブレイクする度にクラスが変わっていき、三重の防御バフも1枚ずつ剥がれていく。クラスの変化順は弓→殺→騎→術、最初は槍でゲージ割って、あとはアルターエゴで殴り続ければいい。控えに弁慶を入れておくとタゲ取り、スキル封印、宝具封印などで役に立つ。防御バフが結構硬いので防御力無視攻撃があると良好。メディアのルールブレイカーなど強化解除系の宝具やスキルで剥がすことも可能ですが、無理矢理剥がすと攻撃力やクリティカル発生率の上がるバフが掛かるので注意。殿に騎ん時を置いておけば多少ぐだってもどうにかなります。相変わらず無法な強さを誇っていて、特攻付いてないことを忘れそうになりました。ホントにとんでもない配布キャラですよ、ライダー金時は。

期間限定イベント「復刻:デッドヒート・サマーレース! 〜夢と希望のイシュタルカップ2017〜 ライト版」開催!

 そしてすかさず去年の夏イベント復刻。レースに見立てたイベントとなっており、それぞれのチームごとにクエストが設定されているため「一番周回したクエスト=もっとも応援したチーム」という扱いになって、途中のシナリオやエンディングが変わるちょっとしたマルチシナリオ形式が仕込まれています。ちなみに私が去年見たエンディングはデザート・ビューティ(ニトクリスと不夜城のキャスターのコンビ)でした。今年はタイラント・シューティンスターを応援するかな。

 「推しのエンディングが見たいから周回効率は無視するぜ」派と「イベント終了後にマテリアルで全チームのシナリオが読めるし、あくまで最高効率の周回に励むぜ」派とに分かれるイベント……にするつもりだったのかもしれない。BGMがカッコ良くて聴いてるだけでテンションが上がってくる反面、イベントの進行手順が面倒臭くて不評でした。「レースに見立てたイベント」なので各ステージごとに全プレーヤーの周回数で着順が決まり、「上位3チームに対応した豪華報酬をプレゼント」方式となっていたんですが、問題は「上位3チームがゴールした後も残りの3チームがゴールするまで次のステージに進めない」仕様になっていたことです。「全チームのゴール」が次ステージへ進む条件だったため、「周回しづらい、ドロップの旨味が少ない」チームは最下位として長時間のたのた走り続けることを余儀なくされた。このせいでテンポの悪い部分があったことは否定し切れない。ライト版は「上位3チームがゴールした時点」で次ステージに進めるよう条件が緩和されたから、少なくとも去年よりはサクサク進むはずです。

 来月13日の金曜日でイベント終了ってことは、後半の「デスジェイル・サマーエスケイプ」は7月中旬から下旬まで、ってスケジュールかな。たぶん7月28日前後に終わると思います。FGOは7月30日が配信開始の記念日ですから、毎年7月末から8月の初めは「○周年キャンペーン」を行う日取りになってる。今年は3周年。特別ログボで呼符が10枚貰えるだろう。やったね! 曜日クエのAP消費半減や大成功&極大成功の確率UP、☆5サーヴァント確定の福袋召喚などが行われることに加え、「サービス面に大きなテコ入れを図る」のも○周年キャンペーンの特徴です。1周年記念では召喚に使う聖晶石の個数を4個から3個に値下げ、2周年では聖晶石購入時のオマケ部分が増量された。3周年ではいよいよ天井が実装されるのでは……? と期待交じりの噂が囁かれています。私の予想だと3周年で天井は付かなくて、10連ガチャが1個オマケ付きの11連ガチャになるんじゃないか、ってなところです。

 話を戻して「デッドヒート・サマーレース!」、今回の特攻サーヴァントは「攻撃力UP」ではなく「ドロップ数UP」で、2017年実装の水着サーヴァントは他のイベント対象サーヴァントよりも更にドロップ数が増えます。コストを考えると騎シュタルは出ずっぱりでしょうね。配布の騎シュタル、モーションが派手で使っていて楽しいサーヴァントですが、NPチャージスキルがないため積極的に起用する機会が少なく、うちではこの1年間主に冬木でスケルトンを殴る作業に従事していました。他の水着鯖も簡単に触れていくと、

 ・ネロ(キャスター) … スキルマすると反則級の強さ。Arts性能も良好。オーバースペックと感じることもあるが「余だよ(はぁと)」で脳が蕩けて深く考え込まない。
 ・フランケン(セイバー) … スキルをうまく使うとNPじゃかじゃか溜まって宝具が連発できる。あと狂化が薄れて可憐さも増量している。
 ・ニトクリス(アサシン) … ネタ枠かと思いきや第二再臨以降は普通に美少女。貴重なArts全体アサシン。宝具演出の真顔感が怖い。
 ・織田信長(バーサーカー) … マーリンの宝具を縮小したようなスキルが特徴。弓ノッブ復刻の見込みが立たないため現時点で唯一ゲット可能なノッブ。
 ・アルトリア・オルタ(ライダー) … 宝具火力自体は高めだが、独特なスキル構成で取り回しが難しい。クリティカル運用を前提とした調整?
 ・源頼光(ランサー) … 超攻撃型のスキル構成、レアリティを詐称しているのではないかというほど強い。クリ殴り半端ないって。
 ・エレナ(アーチャー) … 術のエレナを弓に置き換えたような感じ。楽しそうで何より。貴重なArts全体アーチャー、というか現時点で唯一。

 こんな具合。私の狙いは殺ニトなので、7月1日が決戦だ。この日ならマナプリ交換の呼符も手に入る。今年の夏イベも目前だし、あまり粘る気はないが……先日も以蔵さん狙いでつい回し過ぎてしまったし、ムキにならないでいられる自信はない。あと去年はピックアップ2としてメイヴと三蔵がピックアップされたけど、今年はどうなるかわかんないですね。メイヴちゃんは霊衣開放があるからたぶんピックアップされるでしょうが、三蔵ちゃんはこないだのイベントでピックアップされたばかりなので不透明。明治維新の復刻でテスラがいなくなっていたことを考えると、メイヴちゃん単独PUになるかも。余談だが去年メイヴちゃんのピックアップが行われていた頃、劇場版公開記念でイリヤもピックアップされていた。フレポからやたら「ずんがずんが!」が出てきた記憶がある。当時は「イリヤコラボ復刻は絶望的」と考えていたのでつい凸ってしまったが、復刻の望みが出てきた今「凸らなきゃよかった……」と後悔中。

『蒼の彼方のフォーリズム』のsprite、活動休止。『蒼の彼方のフォーリズム EXTRA2 / ZWEI』は制作休止。

 アニメ化した作品なので覚えている人も少なくないはずの「あおかな」こと『蒼の彼方のフォーリズム』で知られるブランド、「sprite」が大空から降りてその羽を休めることになった。「毎年15%と言われている業界縮小、資金調達環境の悪化等」を理由に挙げており、やっぱりエロゲー業界は厳しいんだと切なくなる。最初のあおかな発売時、つまり2014年11月の時点で「PCゲームのアニメ化は年々厳しくなって来ているのが実情です」「全体的に業界が縮小傾向にあるのが起因だとは思います」というコメントが既にあったしな。もう絶対的に安泰と言えるメーカーはないのだろう。

 暗い話ばかりというのもアレだから、最近注目しているエロゲーに話題を変えよう。Namelessという新興ブランドの『DeepOne』です。URLから察するにネクストン系列の模様。ブランド名や作品名はクトゥルー神話から来ている(ブランドのマスコットキャラが名状し難い「メイ・ジョー」)みたいですが、ストーリーがクトゥルー物なのかどうかはイマイチわからない。「魔導書」というそれ自体が意志を持っているマジックアイテムを巡ってバトルが繰り広げられる、らしい。正直ストーリー読んでもあまりピンと来ない。なぜか武内崇がコメントを寄せており、「タイプムーン代表・武内崇が推薦する」と公式も謳っているが、武内のコメント「どのようなゲーム体験を与えてくれるのか楽しみでたまりません」ってシナリオ読ませてもらったのかどうかも怪しい口振りだな……社交辞令かどうかは措くとして、これ「期待」のコメントであって「推薦」のコメントではありませんよね? 素直に「武内崇も期待する」って書けばいいのに、なぜ推薦したことになっているのか。微妙なズレに厄いムードをプンプン感じる。あと武内だけだと落ち着かないので奈須のコメントも添えて欲しい。

 魔導書(オールド・ワン)には様々なタイプがあり、魔道書(グリモワール)という模造品も存在している。具体的にどんな種類があるかを解説しているページ眺めていると2007年版のDies公式ページを思い出してしまう。「受胎型(コンセプション)」「従者型(ドミニオン)」「自立型(オートマトン)」「休眠型(クリプトビオシス)」「静物型(イミテーター)」「傀儡型(アンチオイディプス)」「寄生型(パラシティック)」の7つに分類できるとのこと。それぞれ七芒星の頂点に据えられている。「7」は孤独な数字……じゃなくて、聖書では「完全」を意味する数字(神を表す3と世界を表す4を足したものであり、「神が7日間で世界をつくった」とも対応する)です。後半で「七芒星の中心に描かれた目の意匠こそ隠された八番目の属性だ!」とか言い出すかもしれませんが。聖書だと8は「復活」「新世界」「永遠」などを意味する。7が完全だから本来その続きはないはずだけど、仮に「その先」があるとしたら? という発想に基づくそうです。そして8を横に倒せば……永遠じゃねぇ、MUGENだよ。「メビウスリンク」って書いてるからマジでありそうな気配ではある。

 「表向きは女教師、而して正体は『人狩一座』の異名を取る生粋の営利殺人鬼」「《屋形倒し(やかたおし)》という下剋上宣言」など、中学生レベルのアイデアを怖じずに全力で投げつけてくる姿勢は好感が持てる。正直、期待できるかどうかで言うと「う〜ん」な部分もあるが、このバクチ、乗ってみたくはある。正田崇のデビュー作であるパラロスも発売前はヤバそうな雰囲気プンプンだったけど蓋を開けてみれば「サイコー!」だったし。発売予定は10月、延期するかもしれない(「すべてのエロゲーは延期する可能性を秘めている」という思考が抜けない人なのだ)し、予約は入れずに待つつもりです。

・拍手レス。

 FGOで水着ジャンヌ来るなら個人的には配布より星5で来てほしいですね 。配布は引かなくて良いというのは大きな魅力ですが、水着師匠やイシュタル等を見てるとやっぱり再臨で姿が変わらないのは残念だなぁと思うことも多いので
 確かに再臨段階ごとにビジュアルが変わるのは大きな魅力ですね。そう考えるとジャンヌやアストルフォはノット配布で来てほしいが……ううむ。


2018-06-22.

・オッパチこと『OO-FORMATION 王と八人の仲間達』、やっと払戻しについての案内が来たので有償拝気石を余らせている方はチェックしましょう、とアナウンスする焼津です、こんばんは。

 本当は5月中に詳細告知が為されるはずだったのに、なんでこんなに遅れたのか……ともあれ手続きは今月30日から受付開始となりますが、アプリそのものは29日の15時に配信停止となってユーザーID等の確認が行えなくなるそうなので、早めに控えをスクショしておきましょう。再編絡みでサービス終了となってしまったことは返す返すも残念だが、またどこかで続き(「巴里編」)が公開されることを祈ってただ待つとします。

「ジョジョの奇妙な冒険」第5部「黄金の風」TVアニメ化!10月に放送開始(コミックナタリー)

 遂にここまで……個人的な一番好きなジョジョがこの第5部なんですが、TVアニメが始まったときは「第5部に到達するまで何年掛かるだろう……」って気が遠くなる想いと「そもそも、そこまでアニメ化されるのかしら」っていう不安の念を同時に抱きましたが、やっと辿り着きました。リンク先の記事にも書いてありますが、TVアニメ版JOJOは2012年に第1部と第2部、2014年に第3部、2016年に第4部と、ほぼ2年おきのペースで来ています。ということは、次の第6部「ストーンオーシャン」は2020年……? なんて気の早すぎることを考えてしまう。

 今更解説するまでもない気がしますが、第5部の舞台はイタリアです。あまり大きく時間は飛ばず、ほとんど「第4部の続き」と言っていいほど近い時期のエピソード。橋渡し役として第4部のキャラが冒頭に出演しますが、第5部の主人公「ジョルノ・ジョバァーナ」がどんな奴であるか紹介が済んだあたりで役目を終えて「第4部との繋がり」はほとんどなくなります。第3部までのストーリーが頭に入っていれば第4部を飛ばしていきなり第5部から観始めても構わない。極論を述べると、「これが初JOJO」でもOK。主人公はギャングスターを目指す少年で、夢を叶えるため裏社会に飛び込んでいき、やがて一人の女性を巡る陰謀劇に巻き込まれていく。「『スタンド』と呼ばれる特殊能力を使って殺し合うギャングたち」の構図はシュールだが、イタリアを舞台に繰り広げられる超常バトルは幻想的且つスリルに満ちていて、これまでの部とは趣を異にする興奮が詰まっている。能力設定が複雑なぶん、噛めば噛むほど味わいが増すこともあり、何度も何度も読み返したものでした。例によって「あのコピペってこれが元ネタだったのか!」と驚くであろうシーンがふんだんに用意されています。「ジョジョってあんまり詳しくないんだよなー」って人も、せめて最初の3話くらい視聴してみては如何だろう。たとえ内容が呑み込めなくても惹かれるものを感じるかもしれません。で、気になるのは「あいつ」の扱いですよね……原作通りなのか、何らかの補足が入るのか。第5部は単純にストーリーが長いから、補足を挟むのも難しい気はしますが。いっそスピンオフを別途アニメ化するという手も……?

トランプ大統領、「スペースフォース」(宇宙軍)設立を国防総省に命令(ITmedia NEWS)

 早川書房が「宇宙軍フェア」を展開するチャンスだな。該当する作品が多すぎる気もするが、とりあえず『航空宇宙軍史』『宇宙軍士官学校』は比較的最近出した奴だし展開もしやすいだろう。このふたつに挟まれた佐藤御大の『帝国宇宙軍』を見て、「ああ、たとえ本当の宇宙軍が出来たとしても、このシリーズの2巻を読むことはできないのだな……」と遠い目をする、そんな未来。え? 仮に佐藤御大が生きていたとしても宇宙軍創設までに2巻目が出ていたかどうかは怪しいだろうって? 否定できない。

福本伸行「天」テレビドラマ化、岸谷五朗主演で「銀と金」スタッフが制作(コミックナタリー)

 デビューからしばらくの間は読切短編や単行本1、2冊程度の短期連載作品ばかり描いていた福本伸行が初めて手掛けた長期連載作品であり、漫画家として広く認知される契機になった出世作、それが『天』こと『天―天和通りの快男児』です。連載開始が1989年で、完結は2002年。開始を起点とすると「もう30年近く前の漫画」ってことになります。ちなみに旧バージョンの単行本第1巻が発売された1989年8月はアリスソフトが“ランス”シリーズの第1弾『Rance -光を求めて-』をリリースした時期でもある。ちょうど“ランス”シリーズの本編が完結した年に同期と呼べなくもない『天』がドラマ化されるわけで、「平成の終わりに相応しいな」という感慨が込み上げてくる。

 カイジと並ぶ福本伸行の代表作『アカギ―闇に降り立った天才』の主人公・赤木しげるはもともと『天』に登場したキャラクターです。「神域の男」と畏怖される赤木しげる、彼の若かりし頃を描く――という体裁で始まったのが『アカギ』であり、要するに「『アカギ』は『天』のスピンオフ作品」なんですが、大元である『天』を遥かに上回る勢いで『アカギ』の方がヒットしてしまったため、今や「『天』は『アカギ』の関連作」として認識されるハメに。認識されているならまだいい方で、「『アカギ』が好きなのに『天』の存在を知らない、あるいは知っていて素通りしている人」も結構多いらしい。赤木しげるが出るまでちょっと掛かるし、話が面白くなってくるのも2巻以降だから、「『天』は1巻だけ読んでやめちゃった」みたいな悲しい現象が起こりがちなんだよなぁ。ドラマがキッカケになって最後まで通読する人が増えることに期待したい。福本漫画のノリがイケるにも関わらず「東西戦」の興奮を味わったことがないだなんて、勿体ないにも程がある。

 なお『天』には『アカギ』とは別に『HERO アカギの遺志を継ぐ男』(1巻だけはなぜか「逆境の闘牌」という副題)というスピンオフ作品もあります。『天』の登場キャラクターである「ひろ」こと井川ひろゆきを主人公にした漫画であり、タイトルも『HERO』と書いて「ひろ」と読ませる。内容的には『天』の続編で、新たな「東西戦」が繰り広げられる様子を描いています。『アカギ』と違って福本本人が描いているわけじゃなく、ノリがだいぶ違いますけど、『天』を読み切って「なんだか物足りない、不満が残る」という人は手を伸ばしてみるといいかも。『アカギ』のキャラも出てきますが、あくまでベースは『天』だから『天』を経由せずに『アカギ』のスピンオフとして読むと「???」となること請け合いです。

【FGO】殺生院キアラに水着サーヴァント化の可能性が…?(でもにっしょん)

 うむ、今年の夏イベントは「キアラさんちのごめんねごはん」で決まりだな。「いいお味です」と次々エネミーを捕食していく人魚菩薩さん。ジョークはさておき、そろそろ新規水着サーヴァントの情報が報じられてくる頃合です。例年通りなら配布含めて8騎、そのうち2騎は社長絵枠とワダアルコ枠でほぼ内定と見ていい。社長絵枠は沖田かな、と思っていたが直前にオルタ来たしジャンヌの方が可能性高そう。ワダアルコ枠は全クラス制覇を目論むエリちゃんか、ロリコンを殺しに行くナーサリーか、意表を衝いてドレイクの姐御か。社長絵枠がジャンヌじゃなかったらアポクリファ枠も設けられそうなので、水着アタランテ、水着アストルフォ、水着セミラミス、水着ジャックもノーチャンスではない。あとは種田さんが復帰したから水着マタ・ハリも候補に浮上してきた。元のレアリティを考慮すると☆3が限界だろうし、「初の☆3水着鯖」として有情を振り撒いてくれるかもしれない。ピックアップ☆3が案外出にくいことは実証済なので、阿鼻叫喚の衆合地獄顕現かもしれないけど。

 配布はこれまで「FGOで新登場した限定☆5サーヴァントのクラス違い」というパターンで来ていますから、酒呑、ダ・ヴィンチ、クレオパトラ、武蔵、アビー、エレシュキガル、北斎あたりが怪しいのではないかと睨んでいます。キャラ人気や話の作りやすさを考えるとダ・ヴィンチ、武蔵、エレシュキガルの3騎まで絞っていいかも。個人的には法則性とか無視して水着ジャンヌか水着アストルフォをイベント報酬にしてほしいところ。本当に来たら聖杯入れる予定です。まだセイバークラスのサーヴァントには聖杯使ってないから剣トルフォか、宝具が「紅蓮の聖女(ラ・ピュセル)」の剣ジャンヌにしてくれるとありがたい。水着で自爆宝具ってのもアレですが……。

 あと、水着はこれまでずっと女性サーヴァントのみで賄われていましたが、今年あたり「男の水着鯖」も実装されるのでは……という噂が囁かれていますね。もしやるとしたら手堅くエミヤ、クー・フーリン、ギルガメッシュらへんの外しにくい定番キャラで行くか? あるいは冒険(暴走?)して囚人服模様の水着を着用した黒髭やブーメランパンツを履いた弁慶、アロハシャツを羽織ったシェイクスピアがお出ましとか。実際、今のFGOは何が来てもおかしくない雰囲気はある。

アニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」の公式サイトが急遽工事中に! アニメ新企画についてそろそろ発表くる!?(まとレーベル)

 「アニメ新企画、始動!」と伝えられたのが去年の7月。これといった続報もなく、何もないまま始動1周年を迎えるのかと思いきや、何やら動きが。3期か? OVAか? はたまた劇場版? えっ、このすばの劇場版って何するんだよ。オリジナルヒロインが出てきたり、原作にまったく影響しない謎の敵が世界を滅ぼそうとしたりする、夏休みや冬休みによくやってるアレ? 物凄く時間が掛かった壮大な野望を数日間の冒険で打ち破っちゃうパターン? いや、このすばはスピンオフも多いからそっちの映像化という可能性も捨て切れないか。ちなみにこのすばの番外編は原作者(暁なつめ)本人が執筆している「スピンオフ」と別作者(昼熊)が書いた「エクストラ」の2種類あり、前者はともかく後者はだいぶノリが異なるのでアニメから原作に入ってくる人は注意しましょう。というか、エクストラのイラスト描いている「憂姫はぐれ」ってこのすばの薄い本を出している人なので何度見ても公式か同人かの判断に迷う。JKS35? そんなこともありましたっけ……。

 やっぱり観たいのは3期ですね。このすば本編はあそこからどんどん盛り上がっていくので、1クールと言わず2クール4クールとじゃんじゃんアニメ化していってほしい。もう名実ともにスニーカーの看板作品だ、躊躇わず最後まで駆け抜けて行ってくれ。


2018-06-17.

・一時期やたらコラ画像を目にした漫画『ジガ―ZIGA―』の単行本が来月に刊行されると知って早速メモを取る焼津です、こんばんは。

 あのギザギザ歯の女の子、可愛いですよね……とりあえずあの子目当てで1巻は買ってみる。面白ければ続きも購入という方向で。昔話になりますが、ネットが普及する以前はこういう「単行本が出る前の漫画」に関する情報はなかなか入ってこなかったんですけど、たまにゲーム雑誌の読者投稿欄なんかで「今○○(マイナー雑誌)に連載中の××が面白い」みたいなお便りが載ったりするんで、それを元に「××の単行本、まだかな」と新刊予定表をチェックすることがありました。で、単行本が出たときに「へー、こんな絵柄なのか」と初めて知る。今はまず画像が回ってくるし、検索すれば公式サイトの紹介ページや試し読みがヒットするので、「乏しい情報をもとに新刊を待つ」ことはめっきり少なくなった。しかし、乏しい情報から「どんな内容だろうか」と想像を膨らませるのが楽しかったのも確か。『ジガ―ZIGA―』も具体的なストーリー説明はあえて目に入らないようシャットダウンしており、「どんな内容だろうか」と想像しながら発売日を待つ構えです。

期間限定イベント「ぐだぐだ帝都聖杯奇譚」開催!

 「起きたら沖田がオルタ化していた!」みたいなことを言い出す冒頭の実にいい加減な遣り取りで「CMのアレはフェイクで、いつも以上にぐだぐだなイベントだったりするのか?」と疑ったのも束の間、本編は始まって早々からシリアスなムードに包まれていて意表を衝かれました。ちびノブが例によって「ノブノブ!」と囀ってるぐらいなんだから殺伐とした話にはなるまい、とタカを括った直後にちびノブが通行人を殺戮し始めましたからね……あそこが一番の衝撃でしたわ。ノッブの新規立ち絵やまったくの新キャラである「奄美少将」もお披露目されてワクワク感は加速する一方。そんな中、龍馬の背後に佇んでいるお竜さんは調子っぱずれな発言を繰り返し、存在自体が程良い清涼剤となって漂う緊張感を緩和してくれる。今回キャラとして一番好きなのはお竜さんですね。シュッシュッと虚空に拳を振るうモーションがシャープでエッジで可愛い。是非とも万病に効くお茶を淹れてほしいし水着も着てほしい。堀江由衣のダウナー演技入ったボイスは癖になる。いえーい、ぴーすぴーす。

 「複数ピックアップだろうと個別ピックアップだろうと、ピックアップ☆3サーヴァントの排出率は一律4%」という情報を得て実際に召喚詳細でも確認できたためガチャは初日に回しましたが、結論を述べると以蔵さん出ませんでした。静謐ちゃんとか小太郎くんとか荊軻さんとか、銀殺すり抜け放題で白目。沖田オルタが降臨したあたりで蒸発寸前の理性を取り戻し「これ以上回したら水着に差し支える」と撤退。ツイッターに出回っている情報では以蔵さん1枚出す前に沖タの宝具レベルが5になった人もいるらしく、「排出率4%」の闇は想像以上に深いと戦慄した。魔神さん大勝利で満足したから以蔵チャレンジは次の復刻に懸けます。それまで待っていてくれ、以蔵さん。そして運営よお願いです、今後実装されるであろうアッくん(アグラヴェイン卿)は限定☆3じゃなく恒常☆3にしてくれ……さておきシナリオの以蔵さん、激昂して龍馬に斬り掛かっておきながら攻撃が当たると「なんで避けんがじゃ」と文句を言い出すの、「面倒臭い野郎だなコイツ」と微笑まずにはいられない。躱したら躱したで「なんで避ける」って文句言いそう。才に溺れているあたりが『刃鳴散らす』の渡四郎兵ムードを感じさせたりもするが、あれよりは愛嬌があるというか鬱屈や偏執、「人としてダメ」な面を押し出して親しみを湧かせてきやがる。小物界の麒麟児として歩み出した以蔵さん、今後の与太話イベントへの出演も楽しみです。泡を噴いて「なんじゃああああっ!?」と驚愕する役が似合いまくる。声(吉野裕行、ヌワンギの人)もイメージに合っていてグッドです。アサシンとは思えないやかまし……賑やかさで愉快だ。

 魔神セイバーこと沖田オルタ、シナリオ上の役回りはともかくユニットとしてはかなり胡乱なキャラに仕上がっていてビックリしました。分類的には謎のヒロインXとかそっち方面? ヒロインXが生まれるキッカケとなったエイプリルフール企画「路地裏さつき」には経験値もガッツリ関わっているのである意味当然っちゃ当然なんですが。スキル発動時の「(うとうと)……はっ!? 寝てない、寝てないぞ。寝て……寝てた!」、宝具カード選択時の「……ん? ああ、私か」、そして肝心の宝具ボイス。全部で4種類ありますが「えーっと、なんだったかな……んー、忘れた」からの「喰らえッ、なんかすごいビィィィム!」あるいは「必殺ッ、魔神さんビィィィム!」。なんと宝具名を忘れるパターンが2つもあるんですよ……過去最高レベルのぐだぐだっぷりです。なかなかふざけてるんだけど使っているうちにだんだん愛着が湧いてくる不思議。彼女の略称・愛称はまだ安定しておらず、私は主に「沖タ」と「魔神さん」を使っていますが、他のものだと「おる太」が可愛いと思いました。アルターエゴは単体宝具持ちしかいなかったので「全体宝具+NPチャージ」な沖タさんは戦力としても重宝しそうです。セイバー沖田の「病弱」スキルにもNPチャージ追加してくんないかな、幕間とかで。ぐだぐだ組の幕間、普通に読みたい。

 バトル面について。終局特異点クリア前提なだけあって案の定エミネー強めの設定で待ち構えていました。「ゆうても初戦くらいは手加減してくれるじゃろ」と緩めの編成で臨んだらあっさり三千世界で蜂の巣にされました。編成し直してカレスコ師匠でゲージ吹っ飛ばして勝ったものの、「せっかくのイベントなんだし、メインクエストはなるべく特攻サーヴァント主体で勝ちたい」と願い、以降はそういう方針で頑張った。以蔵さんは若奥様のルルブレ大回転、書文先生は沖田さんの高回転三段突きでクリア。セイバー沖田さんはブレイクシステムとの相性がいい。その沖田さん、エネミーとして登場する際は「毎ターン回避」という厭らしい真似をしてくるが、必中スキル持ちの藤乃を前にしてはただ凶るしかなかった。「痛覚残留」の硬さもエグいし、地味なスキル構成に見えて意外と要塞じみた性能してます、ふじのん。後半に出てくる新エネミー「英霊兵」は重量感があって好きな造型だ。クリティカルぶち込んでくるときの排気ブシューがたまらない。うちでは常に枯渇気味な「虚影の塵」も落としてくれるし、ガンガン狩りたい。イベントが終わった後もハンティングクエストでの再来を心待ちにしている。

 メインクエストはひと通り終わったのであとは20日のエピローグ解放待ち。それまでチマチマと残りのミッションをこなすとします。この内容からするとピックアップ2はなさそうなので、来月までのんびりできそう。7月は去年の水着イベント復刻が確実にあるでしょうね。第二部の第二章もそろそろ配信されるかな? そして8月は待望の新規水着イベント……と、その前に3周年記念のピックアップと福袋があるか。福袋はそろそろサプチケ形式でお願いしたい。玉藻かジャンヌ欲しい。で、それとして今年の記念ピックアップは誰が来るんでしょうね。下馬評だと村正かロリンチちゃんの二択ですが、さてはて。目先のことも気になるが、来年のぐだぐだ系イベントがどうなるかも気になるところです。帝都組だとバーサーカーがまだだけど、あの人を軸にストーリー作るの難しそう。弟の方をメインにすれば何とかなるか? ドロップアイテムは「白斑の鷹」とか「青の鳥」だろうな。

・青木ハヤトの『恋愛戦士シュラバン(1)』読んだ。

 愛の戦士「シュラバン」こと針水誠(16)は怪人撃破の折、危機に陥った少女を救って「私とお付き合いしてもらえませんか?」と告白された。即座に「はひ」と答え、初めてカノジョができたことにウキウキする誠だったが、直後に彼の所属する平和維持機構「イリオス」で恋愛禁止ルールが発布されてしまう。「イリオス」のヒーローがファンの子と付き合ってアレコレした挙句、機密情報がいろいろと漏れてしまったためだった。「つか ファンの娘(こ)と付き合う様なクソザコナメクジは私が直に殺すわ」と超怖い女上司・雨村(あまぞん)に宣言され、惜しいけどあの子とは別れよう……と苦渋の決断を下す誠。しかし彼は知らなかった。付き合い始めたばかりの少女は悪の首領「デス・ゼウス」の愛娘「出須ヘレーネ」であり、下手なヒーローや怪人よりも強そうで性格的にもいろいろとヤバい「ラスボスを超えたラスボス」であることを……というヒーロー物のパロディみたいな外装を纏ったラブコメです。作者は『トラウマ量子結晶』『高機動無職ニーテンベルグ』の青木ハヤト、個人的には「尖ったセンスはあるけどシリアスに徹し切れない作風のせいかあと一歩のところでブレイクに至らない漫画家」という認識です。「へへ、でも俺は好きなんだよな」と欠かさず新刊を買い続けていたりする。

 恋愛禁止の組織に所属して「彼女がいる」ことを隠しながらヒーローとして戦っていくコメディなわけですが、よりによってそのカノジョが「ひょっとすると最強クラスなのでは?」と疑いたくなる静かな鬼気の持ち主であり、主人公が高ランクのヒーローから舐められている様子を見て内心激昂しながらも「はよ修行してあいつよりも強くなれ」と要求するなど、基本スパルタの姿勢で臨んでくるからサア大変。付き合っていることがバレても殺されるし、カノジョの機嫌を損ねるようなことをしても殺される。バトルする敵も当然どんどん強くなっていく。「八方塞がりでは?」という状況を「修羅場 越えるぜっ!!」のキメ台詞とともに打ち砕いていくシュラバン、彼の明日はどっちだ。「どっちみちデッドエンド」というオチはナシでお願いしたい。

 「スパルタ」と打って思い出したが、本作のネーミングはだいたいギリシャ神話モチーフです。組織名の「イリオス」はいわゆる「トロイ」の別称(本作の舞台となる町も登呂井町)だし、悪の首領「デス・ゼウス」の由来は言わずもがな。悪の秘密組織も「デスパルタ帝国」と非常にわかりやすい。ヒロイン名の「ヘレーネ」はギリシャ神話だとゼウスとネメシスの間に生まれた女性で、養父がスパルタ王であり、その美貌からトロイア戦争を引き起こす原因となった存在。人妻である彼女を攫ったことによりトロイア戦争を勃発させたイリオスの王子が「パリス」で、これをもじって針水。FGOのプレイヤーには「ヘクトールの弟で、アキレウスの踵を撃ち抜いた男」と書けば「☆3アーチャー……いや、アポロン補正込みで☆4アーチャーか?」ってイメージが膨らむかしら。誠は……「伊藤誠」からかな。1巻のラストには「メネラーオス」と「オデュッセウス」も登場し、「ここからトロイア戦争的な流れに入っていくのだな」とワクワクさせてくれる。

 「修羅場」を謳っているラブコメなのだから、当然ヒロインは一人じゃない。1巻の時点で早くも日アサ戦士風の脳筋半裸先輩「プリュギア」とフラグが立っています。ネーミングは「フリギア」の表記揺れから来ているんですけど、絶対に「プリュギアとプリキュアって似てない?」くらいの発想でネタにしているよな……ちなみにフリギア(プリュギア)で信仰されていた大地母神「キュベレイ」に仕える神官は去勢して女性の衣服を纏っていた、という逸話もある。そう言えば大堂寺みかん(プリュギアの本名)ちゃん、意外と腰回りがガッシリしています。これはひょっとして……?

 常にポン刀を持ち歩いている黒髪ロング巨乳上司の「雨村司令」も微妙に出番が多くて怪しいですね……この人とフラグが立つってそれ恋愛フラグじゃなくて死亡フラグなのでは? 「既にカノジョ持ち」ってバレたらどこがとは言わないが確実に潰されちゃう。ほか、やけに露出度が高いエルフ耳の眼鏡巨乳女医(?)も出てきますが、この人に関しては名前すら判明していないので何とも言えない。とにかく、本格的な修羅場はまだまだこれからでしょう。単行本は重版も決まったみたいだから早々に打ち切られることはない、はず。続いてくれるといいな。


2018-06-11.

【予告】期間限定イベント「ぐだぐだ帝都聖杯奇譚」開催!

 詳細告知来ました。開催期間は2週間か。この感じだとシナリオのボリューム自体は今までのぐだぐだイベントとさして変わらないだろうな。メインクエストの途中で坂本龍馬が仮加入し、エピローグ(20日に開放)までクリアすれば正式加入する、といういつものアレ。「陣地制圧」とか何とか言ってるけど、要するにミッション形式ですね。ちょっと前に復刻されたらっきょコラボと一緒。「○○系のエネミーを×体倒せ」とか、ああいうの。てことは今回も確実に「坂本龍馬を霊基再臨させよ」的なミッションが用意されているはずです。交換した種火はすぐに使わないでプールしておきましょう。

 イベント対象サーヴァントの特攻効果はドロップUP系ではなく攻撃力UP系。てことはまたしても土方さんが大暴れしてくれるわけですね、善哉善哉。メドゥーサさんのおへそが眩しい交換礼装「白い服の水兵さん」は追加エネミーの出現率UP。「ちびノブ系」ってことは、やっぱりコメディ基調でシリアス展開は後半のみか。仮にもタイトルに「聖杯」を冠している以上、メインクエスト完了時には報酬として聖杯が貰えるに違いない。

 で、ピックアップに関する告知も来ているんですが……

【予告】【期間限定】「ぐだぐだ帝都聖杯奇譚ピックアップ召喚(日替り)」開催!

 新たに「★5(SSR)沖田総司〔オルタ〕」「★3(R)岡田以蔵」が期間限定で登場!

 ※沖田総司〔オルタ〕、岡田以蔵はピックアップ期間終了後、ストーリー召喚には追加されません。

 えっ!? 沖田オルタだけじゃなくて以蔵さんも限定鯖!? 待て、あわてるな。これは運営の罠だ。

 てっきりイベント終了後は小太郎みたく恒常入りだろうと予想していましたが、アテが外れた。扱いとしてはリップやふじのんと一緒ですね。遂に☆4どころか☆3まで期間限定になる日が……ひょっとして今年は水着にも☆3があるのでは? それはともかく岡田以蔵。「いずれフレポから出てくるでしょ」って呑気に構えていたけど、考えを改めなくてはいけなくなった。エミヤの宝具レベルはもう充分だし、以蔵と書文が単独ピックアップされる17日を狙うかな。イベ礼装はなるべく早めに欲しいからできれば初日にある程度回しておきたいところなんだが、致し方ない。「限定たって☆3でしょ? 楽勝なんじゃない?」と考えている方もおられるでしょうが、甘いです。☆3サーヴァントは排出率こそ高いもののピックアップ率は低く、「特定の誰か」を引くのが難しい。出ないときはマジで出ません。単独ピックアップでも4%、複数ピックアップとなると2%か3%くらい。ほとんど☆4サーヴァントを狙うのと変わらない確率になります。これ、以蔵目当ての人は大変ですよ。なまじレアリティが低いぶん、宝具レベルを上げようと躍起になってしまうでしょうから。

 ピックアップの目玉、☆5アルターエゴの「沖田総司〔オルタ〕」はまさかのバスター全体宝具。クイックじゃないのか。比較的HP寄りのステータスが多いクラスであるアルターエゴにしては珍しく最大ATKが「12465」と高め。この数値は聖杯でレベル100にしたパッションリップ(ATK12470)とほぼ一緒です。しかしアルターエゴは騎・術・殺に対してのダメージが1.5倍で、バーサーカーやアヴェンジャーのようなクラス補正がないぶん火力がいまひとつ伸びにくい。狂や讐と違ってスター集中は並程度だから、クリティカルを視野に入れて運用していく形となります。たぶん沖タ自身がスターを稼げるような性能になっていると思いますが、スター供給系のスキルを持っている奴と組ませるといいかも。マーリン以外で相性が良さそうなのは天草かな。速攻向きではないが、天草の「啓示」でスターを毎ターン獲得しつつ「洗礼詠唱」によってNPを貯め、沖タの宝具でエネミー全体のバスター攻撃耐性を下げて、「神明裁決(偽)」からの双腕・零次集束(ツインアーム・ビッグクランチ)で一掃――みたいな。

 そして初の期間限定☆3であるアサシン「岡田以蔵」はアーツ単体宝具。同一レアリティだと百貌と静謐もアーツ単体宝具だが、両者に比べて以蔵はややATK寄りです。ただし、百貌も静謐も既に宝具強化済なので宝具火力は以蔵より高いはず。宝具にスター発生率大アップ効果があるということは、宝具発動時のターンに限りジャックちゃん並みのスター量を稼げる、みたいな感じになるのかしら? ちなみに「スター発生率をアップさせる宝具」というと頼光さんの「牛王招雷・天網恢々」を連想しますが、実は牛若丸の「壇ノ浦・八艘跳」にも「スター発生率を大アップ」効果があります。初期実装鯖ゆえ素のスター発生率が低すぎてほとんど効果を実感できないんですが……以蔵は新規実装鯖だけに「宝具威力こそ低いもののカード性能はそこそこ優秀」って形に落ち着くのではないでしょうか。宝具回転率も割と良さそうだけど、「お初にお目にかかります」という挨拶を何遍も繰り返すのは正直間抜けだな……。

 「とりあえずイベ礼装は引く、あわよくば沖田オルタも……以蔵さんはいずれ」ってのが当初の考えでしたが、「岡田以蔵が期間限定」というまさかの報せに「『あわよくば沖田オルタ』とか言ってる場合じゃねぇ!」と慌ててしまいました。このニュース知ったときは沖田オルタが念頭から吹き飛んで以蔵さんのことばかり考えるハメになりましたよ……運営は人の心をわかっていながら、いや、わかっているからこそこんな真似をする。沖田オルタは期間限定とはいえ福袋でもチャンスはあるだろうし、待っていればそのうち復刻も来る。しかし以蔵さんは福袋からは出てこないし、「ぐだぐだ帝都聖杯奇譚」の復刻以外でピックアップされる機会があるのかどうか不透明。入手し辛さはレジライやサリエリの比ではない。最低限、1枚だけでも以蔵さんを引いておきたいところだ。

 あと、「今回もCCCコラボのようなピックアップ2が待ち構えているのではないか」と警戒しているプレーヤーが多いけど、『帝都聖杯奇譚』で残りの未実装サーヴァントは老書文、キャスター、バーサーカーの3騎だけで、老書文は既に実装されている槍書文とクラスが被る、キャスターは設定が特殊すぎて扱いにくいからヒュージゴーストで誤魔化されそう、バーサーカーは隠しキャラとして出すにはインパクトに欠ける……ってな具合で、PU2はないんじゃないかと予想しています。エピローグが配信される20日のピックアップ更新はたぶん弓王とかの2016水着PU2復刻じゃないかな。

 もしこれで「ぐだぐだ帝都聖杯奇譚ピックアップ2開催! ☆4織田信勝!」とか来たらどうなる? 知らんのか。石が消える。


2018-06-10.

・配信から1年近く経ってようやく『えくすとらめる子』の存在を知った遅かりし焼津之助です、こんばんは。

 単行本未収録作品とショップ特典販促漫画、計60ページくらいを収めた電子書籍オリジナルコンテンツです。内容的な理由で未収録になったわけではなく、単にページ数の都合でカットされたっぽいのでめる子漫画が好きな人は迷わず買おう。って、める子好きの人はほとんどもうとっくに購入済だろうからわざわざ推すまでもないのだが……しかし、こうやって単行本未収録の作品や特典類をパッとまとめて売ることができるのは電子書籍の良いところですね。私はやっぱり「紙媒体でじっくり読みたい」派だから紙書籍優先で購入しますが、数ページか数十ページの内容を足して「増補版」やら「完全版」やらと改めて売り出す旧来の手法にはモヤッとするものを感じていたし、こうして単に「差分」として配信してくれた方が経済的にも心理的にも助かる。それはそれとして『えくすとらめる子』、「冷蔵庫にテレビのリモコン」云々の遣り取りがツボに嵌まって笑い転げてしまった。

 

 

 

 

 

 

【速報】『境界線上のホライゾン』Blu-ray BOXが2018年12月21日に発売決定!特典に新規アニメーションに原作者書き下ろし小説付き そして原作者の意味深なコメントも(まとレーベル)

 1期と2期まとめてBOX化か。幸か不幸かオッパチ配信終了に伴い「継続課金するための予算枠」が浮いて懐に余裕ができたし、買おう。書き下ろしの新規特典が付くなら迷う理由は何もない。しかし、境ホラもアニメ放送から早7年か。まどかマギカやFate/Zeroの影響で深夜アニメに対する関心が高まっていた頃だな、懐かしい。鹿角さんのカッコ良さに震えたものだ。境ホラの本編はいよいよ最終章へ突入するが、これに合わせて3期が来る可能性もゼロではない……?

 KADOKAWA再編の余波で今月末にサービス終了となってしまうスマホ向けアプリ、オッパチこと『OO-FORMATION 王と八人の仲間達』、少しずつ噛み締めるようにゆっくりと最後の配信シナリオを読み進めるつもりだったが、面白さには抗えず結局一気に読み切ってしまった。やはりこれが読めなくなるのは惜しい。オッパチのシナリオ、ボリューム面だけで言えば書籍化楽勝の大盛具合なんですが、「BGMや立ち絵もネタの一部になっている」「地の文やバトル描写を極力省略している」関係上そのまま紙媒体にコンバートすることは難しい。シナリオだけでも何とかオフラインで読み返せるようにしてほしい。余っている有償石でアプリを買い取れるようにしてくれないかな。

 アプリそのものはサービス終了ながら、オッパチのストーリーに関してはまだ継続させる意志がある(具体的にどこでなのかは不明)とのことで、「英国編」「天草G3編」につづく3章として予告されている「巴里編」を今から楽しみにしています。

「キンプリ」新作が来春劇場とTVで展開!ビジュアルと特報映像が公開(コミックナタリー)

 来た! キンプリの新作! 全12話を劇場4部作として公開した後、TVシリーズとして放送するとのこと。やり方としては『宇宙戦艦ヤマト2199』に近いか? こういう方式だと公開館も少なく地方ではろくに上映されない形となるけど、待っていればテレビで観られるわけだし、近場の映画館でやらないとしても我慢しよう。というかキンプリ、腹筋にダイレクトアタックを仕掛けてくるタイプのアニメだから映画館で観るのは割と危険なんですよね……キンプリもキンプラも笑いが漏れないよう口元を手で押さえて痙攣しながらスクリーン眺めるしかないチャレンジングなシーンがいくつもあった。「今ふたたび私の不動心が試されるのか……今度は勝てないかもしれない」と懸念していたこともあり、おうちで楽しめると知ってホッとしましたよ。

 キンプリこと『KING OF PRISM』は『プリティーリズム・レインボーライブ』という女児向けアニメの派生タイトルであり、内容的にはレインボーライブの続編ですが「これまでのあらすじ」方式で必要な情報は教えてくれますからRLを飛ばしていきなりキンプリから観始めてもOKです。キンプリ観たら自然とRLも観たくなるので「女児向けだからと怯まずRLも観ましょう!」などとわざわざ勧めるつもりはない。アイドルアニメなのに平然と空爆シーンが挿入される認識破断領域、その先へ。さあ豊穣なるプリズムの世界に漕ぎ出そう。

・拍手レス。

 >出るたびに設定が変わるあやふや まあ沖田さん(桜セイバー)がそもそも最初は琥珀のサーヴァント化した姿って案で出たのにお上の鶴の一声で沖田さんになってますしね
 一貫して行き当たりばったりな割に、今やFGOを構成する重要なパーツとなりつつあるぐだぐだ系。このまま劇場アニメ方面まで進出してほしい。90分中60分が経験値絵の紙芝居とかでも私は全然OKですよ。

 魔神セイバーこと沖田オルタのクラスがアルターエゴということには驚きました。 明かされたクラスやCMの映像などから、沖田オルタはコハエースGO版でのキャスターの立ち位置、もしくはキャスターと手を組んでいるのではないかと自分は予想しています。おそらくコハエースGO版とはストーリーも大幅に違ってくるのは間違いないのでしょうし、どんな展開になるのか気になります。
 CM、短い時間の中に情報が凝縮されていて「ええい、はよう配信せぬか!」って気持ちが急きますわ。「どういうことだ……どうして貴様がここに!?」というノッブのセリフが特に意味深。エミヤなどのぐだぐだレギュラーメンバーが登場する以上、少なくとも前半はコメディチックでしょうが、後半は明治維新と同じかそれ以上にシリアスな展開を迎えるかもしれませんね。

 Diesアニメは外野に憐れまれるのが一番つらい こっちは覚悟して金出してるのに
 外野の声はあまり気にならなかった、というか単純に数が少なくて途中から聞こえてこなくなった……。


2018-06-07.

アニメ版『Dies irae』、総集編「Marie’s Memory『未知に通ず軌跡』」と第12話〜第17話「To the ring reincarnation」を7月1日(日)にAbemaアニメ2チャンネルで一挙配信

 去年の秋アニメとして放送された『Dies irae』、半年の間を置いてようやく完結です。正直、原作ファン以外は既に忘却の彼方かもしれないが……アマプラとかニコニコとか他の動画サイトでの配信は6日以降になる模様。ちなみに「第12話〜第17話」と表記していますが、Diesアニメは1話目を「第0話」として放送しているので、実際の話数は「13話目〜18話目」です。去年のアニメでやった範囲がどこまでだったかと申しますと、マリィルートでヴィルヘルムがシュライバーにアレされて第六のスワスチカが開いたあたり、原作の10章終了付近ですね。つまりトリファ劇場の11章、インターバル的な12章、最終決戦の13章を残り6話で描くことになる。尺を考えるとシナリオの大幅な省略は避けられないだろう。せめて、アクションシーンが見応えのあるものになってくれることを望みます。

 プロレスに服部代表が参戦とかリアクションに困るニュースも報じられていますが、Blu-ray BOXイラストの複製原画は普通に欲しいと思った。飾る場所ないから買うつもりはないけれど……それにしてもパンテオンの続報はなかなか来ないなぁ。イベントでプロローグ部分が明かされたそうだけど、プラットフォームはスマホのままなのかPCに戻ってくるのか不透明な印象。PC用ゲームとして出す場合は『グリザイア:ファントムトリガー』みたいな分割形式になるのかしら。

「魔弾の王と戦姫」の最新作 『魔弾の王と凍漣の雪姫』がダッシュエックス文庫から発売決定! 2018年夏発売予定(まとレーベル@ラノベ&なろう小説新刊情報まとめサイト)

 魔弾の新作がDX文庫から? 予想の斜め上から降ってきたニュースに仰天することしきり。「川口士の新作情報、なかなか出ないな。今何をしてるんだろう」と気になっていたところにコレなので最初は目の錯覚かと思いましたよ。『ラグナロク:Re』みたいに出版社を変えて再スタートするシリーズもあるし、「ありえない」というほどでもないけど、正直まったく予想していなかった。「完結したんだし、そろそろ崩さなきゃ」と考えながらもいまいち気乗りせずグズグズしていましたが、凍漣の雪姫が始まる前に読み切っておかないと。しかしこのタイトル、ひょっとしてエピソードごとに「○○の戦姫」って変わる仕様なのかな?

「Fate/Grand Order ぐだぐだ放送局 「Fate/EXTELLA LINK」発売記念&新イベント発表SP」配信終了。

 月の聖牌セット(『Fate/EXTELLA LINK プレミアム限定版』の特典)PRのためにゲストが麻雀打ってるシュールな場面から幕開けした今回の放送。ちなみに奈須きのこは麻雀好きで、植田佳奈とも過去に卓を囲んだことがある――ということをアニメ版『咲―Saki―』のインタビュー記事で知った。前半はLINKの宣伝。私は今年1月の時点で予約を入れていたけどまだ発送すらされておらず、届くのは金曜か土曜になりそう。で、お待ちかねの新イベント発表は最後に降臨。

 イベント名はズバリ「ぐだぐだ帝都聖杯奇譚」! サブタイは「極東魔神(人)戦線1945」、「じん」の部分は「神」が上で「人」が下。『魔神伝』とか『BASTARD!!』のアレです。いわゆる「魔神セイバー」の「神」も本当は「神に人」表記なんですが、機種依存ですらない造語なので大概の場合は「神」で凌がれている。帝都聖杯奇譚は「大戦末期に帝都で聖杯戦争が行われた」という設定の外伝で、時期的に冬木の第三次聖杯戦争と近いがSNともApoとも関係ない完全にパラレルな世界の話になっています。言わば経験値による「ぼくのかんがえた超スゴイせいはいせんそう」。ただでさえパラレルな位置付けにある帝都聖杯奇譚の、更にパラレルな物語を綴るイベントとなる模様だ。参加条件は「終局特異点クリア」、第1部を終わらせたマスターのみイベントに挑むことができる。1.5部や第2部は別にやっていなくてもOK。こうした制限がある以上、エミネーはやや強めの設定になるだろう。腕が鳴る。

 特攻サーヴァントの一覧も出ているが、李書文と謎のヒロインXおよびXオルタ以外は全員揃っていてレベルマも完了済。イベント開催までのんびり過ごせる。エネミーがクラス混成だと編成あれこれ組むのが面倒臭いから、明治維新に引き続いて土方と茶々が大活躍する予感です。生放送で公開された新規サーヴァントは3騎。ひとつ目は☆4ライダーの「坂本龍馬」、人外妻のおりょうさんともどもFGOに参戦です。スタンドかペルソナの如く龍馬に寄り添うおりょうさん、若干初音姉様っぽさがあってイイ。モーション凝ってるし宝具演出も派手でカッコ良く、「いいなー、欲しいなー」と指を咥えて眺めていたらまさかの配布です。ヤッター! 配布ライダーはこれで4騎目か(サンタオルタ、騎ん時、騎シュタルと来て龍馬)。列挙してみて気づいたが、「既存鯖のクラス違いじゃない純然たる新規の配布ライダー鯖」は龍馬が初? ふたつ目は「岡田以蔵」、幕末四大人斬りの一角を占めるガチの暗殺者です。「龍馬が配布☆4なら、以蔵がガチャ産☆4?」という予想は外れて☆3アサシンでした。☆3殺の追加は静謐ちゃん以来で約2年ぶり。同じ☆3殺の「風魔小太郎」も期間限定イベント(天魔御伽草子 鬼ヶ島)での追加だったらしいし、以蔵さんも小太郎と同じくイベント終了後は恒常入りでしょう。だから今回のピックアップで引けなくても、いつかきっと来てくれる、はず。アヴィケブロン先生もフレポで出ましたし。来てくれたら是非小次郎と並べたいですね。

 そして大トリを飾る目玉の☆5サーヴァントは「沖田総司〔オルタ〕」、通称「魔神セイバー」です。魔神セイバーは沖田総司同様『コハエース』のネタから生まれたサーヴァントであり、半ば冗談じみた出自であるにも関わらず社長自ら描き上げた「褐色巨乳セイバー」ゆえ登場からずっと根強い人気を誇っていました。しかし設定が非常にフワッとしていると申しますか、出るたびに設定が変わるあやふや度の高いキャラです。当初はおき太とノッブが融合(フュージョン)して生まれた「運命(Fate)を終わらせる者」、延々と派生商品が出続けるFateシリーズにピリオドを打つべく姿を現したモノという、ちょっとメタ的な存在だった。『帝都聖杯奇譚』ではメタ的な要素が消え、「抑止の守護者」という新たな属性が付加された。今回のイベントで更に設定が変わるかも……「ぐだぐだオーダー」に早速登場していますが、うむ、よくわからん。「沖田総司の別側面」ということでクラスはセイバーじゃなくアルターエゴになっています。宝具は全体攻撃、リップがバスター全体でキアラがアーツ全体だから沖タはクイック全体か? フレから借りてメルトと組み合わせてみたい。組み合わせるといえば、これで悠木碧の鯖が3騎揃ったから「沖田、酒呑、沖タ」という碧パも編成可能になるのか……全員限定☆5(沖タに関しては明言されていないが恐らく)なので難易度バリ高でしょうけども。

 今回はピックアップ☆4の枠がないみたいで、サーヴァントは沖田オルタと以蔵のみPUされる模様。特攻鯖にエミヤと李書文がいるけど、エミヤは明治維新でピックアップされたばかりだし、李書文は現在ピックアップ中だもんな。龍馬が配布(ほぼ確実に手に入る)、以蔵が☆3(いつかは手に入る)でホッとしたぜ。沖田オルタ? 福袋に望みを懸けます……そろそろ水着イベント(去年の復刻&今年の新規)も近いし、何とか呼符だけでイベ礼装を狙っていきたいところ。イベント開始は13日の水曜日、来週ですね。「それまで大人しくLINK遊んでろ」「第1部まだ途中の奴らは終局特異点クリアしとけ」という運営からの熱いメッセージを感じさせる時間の置き方。やはり参加条件が厳しいイベントは早めに告知する傾向があるんだな。気が早いかもしれませんが、この調子で行けば来年のぐだぐだイベントは「欧州死徒戦線」か? 予想を大きく裏切って「ぐだぐだ魏志倭人伝」だったりして。配布は「台与」で頼む。

・拍手レス。

 ここ最近漫画雑誌の休刊ラッシュが激しいですよね。それだけweb雑誌に移行する出版社が増えているということなんでしょうけれど、漫画雑誌を読んで育った身としては、なんか寂しいですね……。
 あの安っぽいカラフルな紙にかすれ気味のインクで印刷された漫画雑誌を知らない子供たちがどんどん増えていくんだろうな……寂しいけど、これも時代の流れか。

 ぐだぐだ系イベはこのまま「FGOで学ぶ日本史」的な立ち位置になるのかしら
 日本史ネタをどんどこやって平安時代のあたりで鬼系イベントの面々と合流してほしい。


2018-05-30.

・「読み進めるのしんどい」と気が重たくなって長らく放置していた『自殺島』、やっとのことで崩し終えて『無法島』スピンオフの存在をつい今さっき知ったばかりの焼津です、こんばんは。

 マジかよ! と色めき立って検索かけてみたけども、あれ? ひょっとして未だに連載開始していないのか、『無法島』……? この手の特報って詳細が明らかにならないまま有耶無耶になることがたまにありますよね。念のためヤングアニマルのHPにアクセスしてあれこれ見て回るも収穫は得られず。代わりに水無月すうの新作『毒贄クッキング』が気になって、1巻が出たばかりだと知り、『無法島』の埋め合わせに購入することとしました。ある作品のことについて調べると、別の作品が視界に入ってきてそっちの方に興味が移ってしまう関心スライド現象、これのせいで積読消化が一向に捗らない……。

月刊バーズが次号で休刊「現在の連載作品は続いていきます」(コミックナタリー)

 “バーズ”も遂に休刊か……「親会社がコロコロ変わるせいで刊行時期によって出版社が異なる」という、蔵書のデータベースを作るうえでひと際苦労させられたレーベルだ。単行本派だから雑誌本体を手にしたことはほとんどなく、購入どころか立ち読みも数回程度しかしたことがないはず(記憶に残っているのはローゼンメイデンの連載開始号)で、「雑誌がなくなる」という喪失感はあまりない。とはいえ『羊のうた』『大東京トイボックス』などを愛読していた身ゆえ、若干の寂しさは感じます。板垣版の『餓狼伝』も最初はバーズだったっけ? 『がらくたストリート』は刊行ペースの遅さがネックだったけど、待つ甲斐のある面白さを有していた。

 やっぱり雑誌は今どっこもキツいんだろうな……。

【カルデア広報局より】ニコニコ生放送配信特別番組について

 6月6日に特別番組『Fate/Grand Order ぐだぐだ放送局 「Fate/EXTELLA LINK」発売記念&新イベント発表SP』をニコニコで生放送。下総国やApoコラボの経験から「番組が終わったらすぐにスタートです!」というパターンをついつい警戒してしまいますが、実のところ「放送終了直後に即開始」の発動には条件がある。簡単に述べると「休日前である」こと。英霊剣豪の配信直前SPは土曜日、Apoコラボの詳細発表はゴールデンウィーク中の日曜日と、「多くのプレイヤーがやり込めるような日取り」を逃さぬよう緊急配信してきた経緯があります。祝日が1個もない6月、それも週のド真ん中で「即配信」に持ち込む可能性は低い。たぶん6日は発表だけ、開始は7日〜9日くらいでしょう。

 で、どんなイベントなのか。「ぐだぐだ放送局」というタイトルの時点で「ぐだぐだ本能寺」や「ぐだぐだ明治維新」の流れを汲む「黒幕:経験値」のイベントだろうな、と予想はつく。今までFGO関連のニコ生はずっと「カルデア放送局」と銘打ってきましたからね。ニコ生のページにも「カルデア放送局ならぬ、ぐだぐだ放送局開幕…!?」と書いてあります。告知ナシで慌ただしく明治維新の復刻をねじ込んできたのは新イベントに備えてのことだったんだろう。

 問題の焦点は自明過ぎる「ぐだぐだ関連のイベントかどうか」ではなく、「ぐだぐだ系イベントの告知がこれほど仰々しく行われることはかつてなかった」という事実なんですよ。本能寺はもちろん、明治維新も特番は組まれず、初報自体が「CCCコラボ告知のついで」みたいな割と軽い扱いでした。本能寺や明治維新と同規模ならわざわざこんな勿体ぶった告知はしないはず。もしかして、いよいよ本格的に「帝都聖杯奇譚」のメディアミックスが始まるのでは……? と一部界隈が戦々恐々。「帝都聖杯奇譚」の内容に関する解説は割愛します。原作がコミックス全1巻でまとまっているので読んでもらった方が話は早い。FGOで帝都イベントをやるとなると、セイバー(おき太)とアーチャー(ノッブ)は実装済だから「このふたりを軸にすれば比較的楽に話を回せる」強みがある一方、「それ以外のランサー、ライダー、キャスター、アサシン、バーサーカーはすべて未実装」という難点を抱えている。ランサーは「晩年の李書文」なので「なぜか若返った」ということにしてEXTRA版の李書文で間に合わせることも可能だろうけど、それ以外が難しいな。キャスターとアサシンをヒュージゴーストにして、バーサーカーを呂布のカラー違いにすれば何とか……ライダーはさすがに無理か。ゲストの水島大宙はもしかすると「帝都のライダー」を担当する声優かもしれない。ガウェイン役も演じているのでLINK絡みで登壇の可能性もありますが、あのライダーならもう一人声優が必要になるし、同じくゲストに混ざっている植田佳奈が○○○○役だったりして。ゲストでもっとも警戒すべきは明治維新において新録のあった悠木碧ですが……ここで「魔神セイバー(沖田オルタ?)」降臨したらえらいことになるぞ。

 明治維新の復刻版で報酬の呼符をいっぱい貰ったし、来月になればマナプリ交換の呼符や1300万DL記念の特別ログボも手に入るから、新イベントのガチャは礼装目当てでちょっと回す腹積もりです。目玉が「帝都のライダー」や「魔神セイバー」だったら、「欲しい!」と歯噛みしつつもほどほどのところで手控えすることになるだろう。しかし、もしここで万が一、「高レアの信勝」なんて伏兵が襲い掛かってきたら……水着鯖に備えて貯蓄している石を使い込むことになってしまいそうだ。「魔神柱ブースト抜きで英霊になれる格じゃない」みたいなことを言っていたけど、そのへんはいくらでもシナリオで埋め合わせできるはず。ガチャじゃなく配布で来てほしいところだが……なお『Fate/EXTELLA LINK』発売記念のキャンペーンやピックアップも来ると思いますが、『Fate/EXTELLA』の発売記念キャンペーン&ピックアップはこんな感じだったので今回もそんなに大掛かりではないでしょう。記念魔術礼装の「月の海の記憶」が復刻されるといいな。

【開催中】「1300万DL突破キャンペーン」開催!

 槍玉藻と槍清姫と弓アンメアとサモさん、つまり2016年水着ピックアップ1の再復刻です。このタイミングでガチャだけ復刻ということはやはりイベントの再復刻はしない方針か。2016年の水着鯖、配布の殺師匠以外はピックアップ2の裁マルタしかいないので欲しいことは欲しい。呼符も貯まってきたので「ちょっとだけなら……」と欲望に負けそうになる。ただ、既存の水着鯖で一番欲しい子は殺ニトクリスなんですよね……トニカクカワイイ。今年の水着も誰が来るかまだわかってないし、ここは涙を呑んで我慢します。なお今回復刻されるのはピックアップ1の方だけで、弓王などを含むピックアップ2に関しては復刻されるかどうか、されるとして時期はいつ頃になるか、現時点では不明。弓王らもほぼ確実に復刻は来るだろうと予想しますが、期間は開くことになるかもしれない。次の1400万DL突破キャンペーンで復刻される可能性が濃厚か? ○万DL突破キャンペーンはここのところ3ヶ月ごとの周期で開催されているから、次は8月末……ギリギリ夏には間に合う勘定だ。しかし、沖田復刻みたいにいきなりピックアップを開始するケースも想定されます。沖田PUもちょうど来週の水曜日に終わりますし、弓王、術マリー、裁マルタが欲しい人は一応しばらく警戒した方がいいかも。私の予想だと「来週は普通にLINKの発売記念ピックアップが来るんじゃないか」ってところですが。

 ピックアップ以外のキャンペーンは特別ログボとか、フレポ2倍とか、マナプリ交換追加とか、マスターミッションに記念ミッション追加とか。あとは待望のハンティングクエスト到来ですね。前回(第3弾)のハンティングクエストから一年、これを逃すとまた一年待つハメになりかねませんから、欲しい素材が落ちるクエストは林檎齧って回るべし。1日目の素材は「凶骨」で、去年と一緒。心なしか去年よりもドロ率がいい気がします。去年の2日目以降は「隕蹄鉄」「蛮神の心臓、竜の牙」「原初の産毛、世界樹の種」「智慧のスカラベ、魔術髄液」「呪獣胆石、万死の毒針」でした。今年も6日目までクエストが用意されていますけど、内容はだいぶ変わるかもしれません。「宵哭きの鉄杭」とか、ここ一年で増えた新素材が中心になるかも。ふじのんのスキルマも終わりが見えてきましたし、鉄杭のハンティングクエが来たら林檎を齧る所存です。あとはやっぱり「鳳凰の羽根」。

・グラブルで明日開催される予定のイベント「ハンサム・ゴリラ」も楽しみだ。ルナール先生をメインに抜擢した待望の新シナリオです。イベント報酬の中に紛れているバナナ(恐らく武器)、「剥く前」と「剥いた後」の2種類あるのが意味深だ……。


2018-05-26.

・ぶっちゃけ色物のイメージが拭えず今まで敬遠していた『ウマ娘 プリティーダービー』林トモアキも話題に挙げていたし、「1話だけなら……」と試しに視聴したところ「ウララちゃん可愛い」ってあっさり落とされて結局最新話まで追いついてしまった焼津です、こんばんは。

 ウララちゃんの出番はそんなに多くないものの、真っ直ぐ且つ丁寧なスポ根アニメに仕上がっており、随所の空気が引き締まっていて惹き込まれます。「ウマ娘とは何なのか?」という部分はかなりフンワリしていて、そこが多少引っ掛かるものの登場キャラクターみんな個性的で魅力に溢れている(「お色気」よりも「元気さ」に目が引き寄せられる)し、レースシーンも迫力と爽快感があって単純に楽しい。泣いたり笑ったり弾けたり留まったりする様子が活き活きと映し出されている。ライブ要素が浮いているのはアレですけど……とはいえ「遂に動いた」という新聞記事のネタには笑った。ニュース映像で「そのとき、スペが動いた」とかナレーション入れられそう。いろいろと競馬関係の元ネタがあるみたいで、そのへんを拾っていくのも面白い。どんどんキャラを増やして2期、3期とやっていってほしいです。ウララちゃん以外だとセイウンスカイ、トウカイテイオー、メジロマックイーン、ヒシアマゾン、マルゼンスキーあたりが好み。というかヒシアマゾン、「薄い本に出てきそう」感が半端なくすごい。

「ジョー、立つんじゃねえ!」今期最高アニメの呼び声も高い「メガロボクス」に今からでも追いつけ(excite)

 「ギア」と呼ばれる簡易パワードスーツを背中に纏って殴り合う競技「メガロボクス」が人気を集めている近未来の都市で、ギアを装着せずに戦う選手「ギアレス・ジョー」が最底辺から勝ち上がっていく――という、SFめいた装飾を施したスポ根アニメです。原案が『あしたのジョー』で、ストーリーは「丈VS力石」を彷彿とさせる展開になっているものの、元ネタの『ジョー』を知らないとピンと来ない……ってつくりにはなっていない(ニヤリとできる小ネタが盛り込まれているくらいだ)から、『ジョー』に疎い人が視聴しても全然問題はない。かく言う私も『あしたのジョー』に関しては古本屋で原作の途中まで立ち読みした程度であり、大して詳しくないけどまったく支障は感じません。『メガロボクス』のジョーはポリシーがあってギアを付けないわけではなく、単に試合直前にギアが壊れてしまって「仕方ねえ、ギアなしでやろう」と開き直り、「ギアレス・ジョー」として人気が出たためそのままアイデンティティにした――という成り行き任せの野良犬です。そもそも「ジョー」というのは本名じゃなく、偽造IDを作る際に捻り出したもの。彼に名前らしい名前はない。地下リングで力石、じゃない、勇利に「墓石がリングネームじゃ困るだろう?」みたいなことを言われて「野良犬にそんなもんねぇよ」と返すシーンはベタながら痺れた。大鳥獅子吼の「兇器(まがきもの)に銘など無用!」をちょっと思い出したり。

 戦場帰りで足が義足のボクサーなど、「メガロボクス」ならではの試合もあってSF設定がただの装飾に終わってないのがいいです。戦場(紛争地域?)で足を失う回想シーンがアバンで描かれたときは「違うアニメを録画しちゃったか?」と一瞬青くなりましたよ。なんか蝶々が舞ってるしビバップの『天国の扉』でもやってたのかとマジで焦ったわ……ギアを付けて戦うのが当たり前になっているメガロボクスへ生身で立ち向かっていく、無茶で無謀な挑戦が心をくすぐる熱いアニメであり、話数的にもちょうどいいくらいなのでまだ観てない方には便乗してオススメしておきます。ジョーが紫電掌打ってギアを破壊することで一発逆転とか、そういうアクション物ではなくもっと泥臭く地道に勝つ感じなので、爽快感を求める人には『鬼哭街』を推そう。体を機械化したサイバー武芸者たちに生身で立ち向かっていく孔の大哥(アニキ)は実質ギアレス・タオロー。というか『鬼哭街』もそろそろアニメ化しないかな。映画館行くたびに劇場版を妄想している。あと4年で発売20周年だから、そのタイミングでのブチかましを期待します。


2018-05-23.

『ロード・エルメロイII世の事件簿』の影響で青本を読み返したくなって読み返し、その流れでメルブラを再プレーしたくなって久々にインストして起動……しようとしてもできず、「あー、アカンかったかー」と肩を落とす焼津です、こんばんは。

 なにぶん15年前のソフトですから仕方ない。メーカーロゴとオープニングムービーまでは動くんですが、タイトル画面が映る前に落ちてしまう。互換モード使っても一緒。念のため『Re・ACT』も入れて試してみたが、こちらもダメでした。PCって数年で環境が変わるから、古いゲームはインストールや起動ができなくなってしまいがち。やはりこういうところが本に比べると不便だな……今こそ紙媒体を讃えよ、とばかりに『Fate/strange Fake』と『ロード・エルメロイII世の事件簿』を交互に読む日々。このどっちかを読み切ったら蒼銀も崩し始める予定です。

 でも、あの懐かしいOPムービーが見れただけ不幸中の幸いか……胸の獣が、闇の中嘲笑うよ〜。それはそれとしてFGOのぐだぐだ明治維新、復刻ライト版ということもあってすんげーサクサクと進んで終わりましたね。オリジナル版でプレー済だけどラストのノッブとカッツ、おき太と土方さんの遣り取りにはしんみり。告知も何もナシで急に始まったのは単なる埋め草的な復刻だからか、それとも新規のぐだぐだイベントが控えているのか。よもや帝都聖杯奇譚……? まさかな。

 高難易度クエスト「戦場の鬼」は孔明、下姉様、フレ玉藻の編成で危なげなくクリアしました。初速重視でエウリュアレには壬生狼ではなくカレスコ付けてたけど、「イベ特攻掛かってるのか?」と錯覚するほど火力出る。最後なんて100万ダメージ超えてたし、つくづく下姉様の男性特攻は倍率がエグすぎる。

「電脳コイル」の磯光雄、11年ぶり新作アニメで宇宙に取り残された少年少女描く(コミックナタリー)

 タイトルは『地球外少年少女』。タイミングがタイミングだけに「南極よりは近いのかな?」とか思ってしまう。しかし電コのタイトル、メッチャ久々に見た気がするな。放送が2007年だからもうとっくに10年以上過ぎている。一応DVDボックスは持ってるけど、所有するだけで満足してしまって開封すらしていません。『地球外〜』が面白かったら満を持して着手しよう。

 「宇宙空間に取り残されてしまった子供たち」で連想するのはやっぱり『無限のリヴァイアス』ですが、規模的にはあっちほど大きくない感じ。どちらかと言うと『ゼロ・グラビティ』をジュヴナイル化したようなノリになるのか? 現状、TVシリーズなのか劇場版なのかもよくわかっていないので、蓋を開けてみたら「21世紀版リヴァイアスだー!」ってなるのかもしれない(リヴァイアスはギリギリ20世紀の作品)。個人的にもう『蠅の王』系のストーリーはしんどいので、少年少女がなるべく前向きに協力し合って困難を乗り越えていく話になっているといいな。

倉田英之の新刊『倉本50 倉田の蔵出し』、7月9日に発売予定

 10年前に刊行された『倉本 倉田の蔵出し』の続編です。今回も各所に掲載したコラムをまとめた本となる模様。タイトルは著者が今年で50歳の誕生日を迎えるところから来ている。倉田英之は一般的に脚本家・小説家として知られているが、コラムニストとしても根強い人気を誇っており、本人もその自覚が強いようで「オリジナル小説の帯にまでコラムを載せる」という徹底ぶりだった。『倉本 倉田の蔵出し』は初のコラム集であったものの、未収録も多く、「早く2冊目を……」とファンたちは望んでいました。念願かなってラッキー、という気分です。で、やっぱり『R.O.D』の13巻は今年も無理そうな感じですかね……?


2018-05-18.

・キャラマテ(『Character material』)発掘して読み耽っているうちにムラムラ来て『ロード・エルメロイII世の事件簿』を崩し始めた焼津です、こんばんは。

 今レール・ツェッペリンに乗った(4巻の途中まで読み進めた)ところ。「事件簿」とタイトルに付くくらいだから基本的に読切で、どこからでも読み出せるし、TYPE-MOONの関連作品を知らなくても楽しめる――みたいなノリのシリーズを想像していたが、全然違うじゃないですか。ストーリーはちゃんと時系列順に進行していくし、「前の事件」の関係者が再登場することもあるから刊行順に読まないとネタバレを浴びてしまう。また、内容的にもstay nightやZeroはもちろんのこと、いろんなTYPE-MOON作品と繋がる箇所があり「先に関連作品読んでおいてよかった」という気分になる。内弟子「グレイ」のあれこれとか、予備知識なかったらポカーンだったでしょうな。グレイちゃん、最初はよそよそしさが残る気配だったけど、巻を重ねるごとに心理的な距離が近づいていってイイですね。ロード・エルメロイII世のラブコメが普通に読みたくなってくる。

 ネタというか「繋がり」が分かるポイントを押さえていれば盛り上がれる箇所の多いシリーズです。2巻のラストとか、「よりによってキメ顔で出てくるのがお前かよ……!」と噴き出しそうになった。キャラマテのときと若干設定が変わってるっぽいけど、面白いから無問題。キャラマテ基準で見るとモーさんの方が違いっぷり凄まじいもんな。普通に男だし、誕生の経緯が「エロゲーかよ……あ、エロゲーだったわ」だし。キャラマテ読んでいて悲しくなるのは月姫2がいつまで経っても出ないことではなく、たとえ出たとしてもバルトメロイ・ローレライちゃんの18禁シーンは拝めそうにないことですね……Fateはそんなでもないけど、月姫のHシーンは結構好きなんですよ。雰囲気が淫靡系の伝奇入ってるからかな。なお一番可愛いと感じたのは相変わらずメレム・ソロモンでした。

【開催中】期間限定イベント「復刻:ぐだぐだ明治維新 ライト版」開催!

 急にアプリアップデートがどうの、と言い出したんで「あ、何か来るなこれは」と身構えていたら復刻ぐだ明でした。Zeroコラボの復刻を期待していただけに残念。この次かな? ともあれオリジナルの「ぐだぐだ明治維新」は去年の4月開催だったから約1年ぶり。前月に「ぐだぐだ本能寺」の復刻、前々月に1.5部の新宿配信などそこそこ動きはあったがやや密度が薄めな時期だった。今年は結構イベントが過密気味で忙しい。既に一度クリア済であり、復刻される可能性が高いということでイベント礼装は処分せずに全部残していたから、今までみたいにあくせくしなくて済むのが救いだ。そういえば、私は2017年のお正月にFGOを始めた層なので「一度やったイベントの復刻版をもう一回やる」のはこれが初めてなんですよね。シナリオを新鮮な気分で味わえない反面、礼装と特攻鯖が揃っているから交換手順に頭を悩ませることもなく気楽なムードで臨める。土方さんも茶々もレベルマにしてるので、敵をひたすらバスターで殴ればいい。

 ピックアップの目玉は☆5バーサーカー「土方歳三」、防御系のスキルがないためクリティカルを喰らうとあっさり落ちてしまうのが難点ですが、味方の防御バフやタゲ取りなどでうまくダメージコントロールしつつ星とNPを稼いで、バスクリ&宝具でドッカーン! という、脇からの支援さえキッチリしていれば苛烈に大暴れしてくれるダイナマイトです。「星の吸えるバーサーカー」が弱いわけない。去年のネロ祭では大活躍してくれた。福袋のときに重なって宝具レベル2だから、さすがにもう回す必要はないな……強いて言えば☆4礼装の「春風遊歩道」が欲しいけど、我慢だ。

 「ぐだぐだ明治維新」は一部に大人気のサブキャラ「織田信勝」が登場したイベントであり、「今度こそ信勝がサーヴァントとして実装される!」と願望交じりの憶測が各所で囁かれている様子です。根拠としては「去年のオリジナル版ではピックアップ対象だったニコラ・テスラが今回はなぜかピックアップされていない」「これまでの復刻イベントはピックアップ対象を増やすことはあっても特定のサーヴァントをピックアップから外すことはなかった」「信勝のレアリティはキャラ的に考えて☆4が限界だろうから、テスラはピックアップ2の☆5枠として温存されているのでは?」ってなところ。ふじのんの件があるので「FGOの運営ならやりかねない」と警戒する気持ちもありますが、個人的にはカッツ実装の線は薄いと見ています。セイレムのピックアップみたいに☆5枠の存在しないガチャは既に実施済なので、わざわざテスラを温存させる必要はない。「せっかくのイベントだし、どうしても☆5枠が必要」というのであれば、今後当分復刻する機会がないであろう沖田さんをピックアップすればいいだけのこと。そもそもライト版は期間短いので日替りピックアップをやることはあっても不意打ちめいたピックアップ2が来たことはない。確かに、去年いたテスラがいなくなっているのは不自然な印象を受けますが……うーん、でも「ピックアップ2はテスラと信勝です!」と言われても「なぜその組み合わせ?」と首を傾げたくなるし、やっぱりないですね。賭けてもいいですよ、もしその組み合わせでピックアップ2が来たら水着PUに備えて貯めている石を全部放出してやりますとも!(単に信勝が欲しいだけ)

 しかしメレム・ソロモンや信勝に胸が高鳴ってしまうあたり、ホントわかりやすい趣味してるな、自分。

・拍手レス。

 虚月館、しっかり自分で考える前にネットの意見を頼ってしまったので、ホームズからの最後の言葉が痛いやら恥ずかしいやら。面白いイベントだったので、次の機会があればいいなと思います。そして正解できずともリベンジを…
 あーでもない、こーでもない、と言い合っているのを見るのが楽しくてついつい覗いちゃいまいましたね。こういうミニイベントは折を見てどんどんやってほしいです。


2018-05-15.

【開催中】虚月館殺人事件 真犯人を推理して投票しよう!

 ああ、まさかミニイベントでステンノ(中身はジュリエットだけど)の一枚絵が追加されるなんて……事前に予想できた人はゼロであろう。女神じゃない女神様のメインヒロインぶりに理性が熔融して壁に頭を打ち付ける信徒が続出したのは率直に申し上げて面白すぎた。たぶんあの一枚絵、「形のない島」を舞台にしたイベントが来たときに使い回すつもりなんじゃないかな。きっとステンノ信者はもう一度死ぬ。とりあえずこういうふうに推理して投票したので後は結果発表待ちですね。石が掛かった犯人当てクイズだし、仕掛けはあっても変に捻ってはこないだろう、と素直に考えました。

・拍手レス。

 虚月館殺人事件のサブタイトルが、ノックスの十戒からとられてるから、この十戒が事件の根幹に関わってくるのかと感じますね。 ただ、言い出しっぺのノックスは、自分の作った十戒にそれほどこだわってなかったみたいですし、終盤で十戒破りをしてくるのかなとも思ってしまいます。
 ノックスの十戒って今で言うところの「あるあるネタ」ですもんね。当時の流行をまとめたものに過ぎないから、別に破っても破らなくてもミステリとしては成立するっていう。


2018-05-12.

期間限定イベント「虚月館殺人事件」開催!

 なんだこれ……思った以上に正式なフーダニットじゃないか。伏せられていた「Fate/Grand Order 春のミステリーフェア2018 その4」は「『虚月館殺人事件』の真犯人を推理して投票しよう!」という犯人当てクイズでした。「最も投票数の多かった容疑者が、メインクエストの真犯人と一致していた場合は、追加報酬として聖晶石10個を獲得」とのことなので、もし間違った容疑者に投票してしまっても大多数のプレーヤーが正解していれば報酬は貰えることになる。逆に言えば、正解していても全体で間違った容疑者の方に票が傾いてしまったら報酬は貰えません。そもそも投票しなくても構わない。自信がないなら黙って見守るのが一番無難、というわけか。

 ミニイベント「虚月館殺人事件」は主人公(ぐだ)が虚月館に直接向かう話ではなく、「虚月館に三泊四日の滞在を予定している誰か」に憑依するような形で事件に巻き込まれていく。登場するキャラクターはみなサーヴァントではなく、「容姿だけサーヴァントに置き換えられた一般人」になっています。たとえば、どう見てもステンノだろって少女は「ジュリエット」と呼ばれている。下総国の「おたま」や「清姫」みたいな感じか。「神霊がいっぱい混じってるし、『殺人事件』じゃなくて『殺神事件』になるんじゃないの」と始まる前は気になっていたが、実に無用な心配だった。外見イメージ強すぎて登場人物たちの名前がなかなか覚えられず混乱を来しましたけど、最後に図が提示されるおかげで話をだいぶ整理することができた。とはいえ注意しないといけないのはこの相関図、主人公から聞き取った話をもとにマシュが書いたものなので「主人公が勘違いしている(モーリスを男装した女性と思い込むなどの)」危険性も含まれており、そのまま鵜呑みにすることができない。「相関図に急に出てくるアーロンの前妻」問題は「ドロシー(マリー・アントワネット)は結婚可能な年齢の息子(モーリス)がいると思えないほど若く見える→主人公が後妻と判断した」ってことでしょうけど、明言されていないから極端な話、「ドロシーは先代当主の奥方でローリーはアーロンの歳が離れた妹」とも考えられます。他がみんな金髪なのにドロシーだけ銀髪なのは「加齢のため」白髪っぽくなったのでは……? 「ドロシーが若いから主人公の脳がマリーを想起した」のではなく「髪の色がマリーに似ている」というだけの理由でマッチングした可能性が浮上してきます。

 あと引っ掛かるのは物語の時期ですね。こういうミニイベントだと日付とかは曖昧になっていて「いつかあった出来事」みたく細部を有耶無耶にされてしまいがちなんですが、「2017年5月7日」とやけに細かく指定されている。去年のこの時期はCCCイベントの真っ最中だった。そういえばホームズの体験クエストもCCC絡みと推測できる内容でした。「月を眺めて『コラボかぁ……』と呟く」「虚月=三日月=C?」と、やたらCCCイベントを連想させる仄めかしが出てきます。これは後半のクエストでムーンキャンサーが出てくる流れ? 水着マルタさんでしばき倒さなきゃ……あとはキャラ名もいろんなネタをまぶしている。ホーソーンは医師探偵「サム・ホーソーン」、シェリンガムはバークリーのシリーズ探偵である「ロジャー・シェリンガム」が元ネタでしょう。ゴールディ家(単に金髪という意味だと思う)は作家名かな。モーリス・ルブラン、アーロン・エルキンズ、ドロシー・セイヤーズ、ローリー・キング。ローリーは他に比べるとマイナーだけど、ホームズ物のパステーシュ書いてるし。ヴァイオレット家(単に紫色って意味だろう)は聖書? アダム、イヴ、カイン。これだとジュリハリが浮くけど、カインは聖書における「最初の殺人者」であり、ロジャー・シェリンガムが登場する『毒入りチョコレート事件』にも「お前が殺人者だ」と糾弾する際「カインの烙印!」みたいなことを叫ぶシーンがあった。マーブル商会はそのまんま数字かしら。アン(1)、伍(5)、クリス(10)。つまりまだ登場していないアルトリア・リリィ、ロビン、エリちゃん、アストルフォ、エレナ、ジキル(とハイド)には2・3・4・6・7・8・9を意味する名前が割り当てられる……? でもアン(1)なのに序列が第二席ってのはあからさまに変だな。マーブル商会にはまだ隠された役割がありそう。

・拍手レス。

 ピックアップにジャガーマンが居る所為で、あ、これしょうも無いオチが着くやつだ、と邪推してしまう
 存在するだけでシリアスブレイカーをかますジャガ村先生がミスディレクションだったとはリハクの目をもってしても。


2018-05-11.

【開催中】「幕間の物語キャンペーン 第5弾」開催!

 お、久々にやってきた幕間の物語キャンペーンだ。6騎のエピソードが追加されています。ちなみにこれまでのキャンペーンは第1弾が去年の7月(8騎追加)第2弾が去年の10月(8騎追加)、第3弾が去年の11月(7騎追加)第4弾が去年の12月(6騎追加)でした。強化クエストとごっちゃになるから「前はいつだったっけ?」って思い出すのに苦労するんですよね……自分用のメモとして列挙してみました。第2弾から第4弾までが月刊状態だっただけに、だいぶ間が空いた印象はある。今まで幕間開放鯖のうち1〜3騎くらいは☆3鯖が混ざっていましたけど、今回遂にゼロになりましたね。というか鈴鹿御前以外の5騎は全部☆5鯖だ。「うちは何も関係ねぇ……」とそっとお知らせを閉じたマスターもおられるのではないだろうか。私は辛うじてドレイクの幕間だけ読めた。黒髭がいつものギャグを交えつつシリアスな面も覗かせて、「ああ、こいつのこういう面見るの3章以来だな」と懐かしくなったり。あとキャプテン☆ニコラの解説のおかげで「星の開拓者」がちょっとわかった。ただ、「レイシフトしてドレイクの隠し財宝を発見」という流れの話で「おっ? これはスキル強化来ちゃう? 具体的に書くと『黄金律』に追加効果来る?」と期待して何もなかったのは少しガッカリ感が……ひょっとして幕間の物語って、「実装後の反響次第でスキル強化や宝具強化の有無を決めますんで、シナリオの方は強化が来るような来ないような、どっちとも取れる書き方にしておいてください」みたいな発注をしているのでは?

 強化クエストなら明確に「強化が来る」とわかるものの、幕間の物語は追加されても強化があったりなかったりキャラによってまちまちで混乱しますね。過去の幕間で言うとガウェインあたりには宝具強化来てほしかった……オジマンディアスは既に脱法めいて強いから強化なくても納得ですけど、なにげにこの人幕間キャンペーンで2回もエピソード追加されておる。ブリュンヒルデと同じく『蒼銀のフラグメンツ』出身のサーヴァントだから、今回その絡みでブリュンと一緒に追加されたのかな? たぶん来年のコラボイベントはFate/Prototypeなのでは、と個人的に予想していますし。ちなみにFakeは未完結なのでコラボとか当分先でしょう。で、ブリュンにはスキル強化が来てますね。スター集中スキル「英雄の介添」がスター集中率アップ&クリティカル威力アップ追加だそうで。強化後は任意の鯖に対して「ランスロット並みのスター吸引力」を付与しつつ、「最大40%のクリ威力アップ」を贈与するとか。しかも3ターン持続。スキルマして邪ンヌと組ませたら「終始お姉様が自己改造し続ける」というヤバい状況が生まれてしまいます。趣味の領域でしかなかった「ブリュ邪ンコンビ」が新たな運用法として現実味を帯びてきた……? 問題はブリュンヒルデをサポートに出してるフレンドがほとんどおらず、英雄の介添をスキルマしている人は現時点でまったく確認できないことか。もしいても、リストに表示されるまで更新し続けなきゃいけないのがネックである。

 他に強化が来たのは「不夜城のキャスター」とダ・ヴィンチちゃん、両方とも全体術ですね。不夜キャスはこないだ強化されたばかりなのに、また強化が入るのか。スキル「対英雄」が強化によって「対英雄(譚)」となり、味方全体にガッツ状態を付与できるようになった。つまり不夜キャスを借りることで土方さんの運用幅が広がる……? 土方さんを不夜キャスとキャスネロで挟めば不滅の誠がより不滅になりそう。巨乳でガッツ! ダ・ヴィンチちゃんは宝具強化か。ざっくり3割増しの威力になった模様。そして第二部の「序」をクリアしてからでないと読めない幕間のシナリオがどんなのか気になる。

【予告】期間限定イベント「虚月館殺人事件」開催!

 ホームズのピックアップは予想していたけど、イベント付きだったとは。シナリオは円居挽が担当するのかな? 開催期間が一週間と短いので、規模的には「監獄塔に復讐鬼は哭く」と同程度だろうと思われます。参加条件の緩さからするとクエスト自体はさほど難しくないはず。三泊四日の予定で訪れた豪華ホテル「虚月館」で殺人事件が巻き起こり、七日間に渡る捜査の末、真相が明らかになる――という、与太話の匂いしかしないあらすじです。まずどういう経緯で豪華ホテルに「三泊四日」するのかが謎だし、七日も捜査してたら予定過ぎちゃうじゃん、という。登場サーヴァントはピックアップの面子でわかりますが、怪人∞面相がデカデカと載っていて露骨に怪しいのは笑う。すり替わる気満々じゃねぇかこいつ。フィンは残っていると癒しの水で瀕死の被害者を回復させる恐れがあるから私が犯人だったら真っ先に殺りますね。

 ピックアップされるサーヴァントのうち限定はホームズのみ、ベディとジャガーマンはスト限なので重ねたいならこの機会を狙うのもアリですね。☆3サーヴァントのピックアップ率ってメッチャ低いからあんまり期待するのもアレですが……ピックアップ☆4は剣スロットを狙いに行く人が多いのでは、と考えながら日替りの内容を確認したけど、剣スロ単体でピックアップされる日ないのか。というか新宿のアーチャーはピックアップされないんですね。スクショに出ているからイベントそのものには登場するみたいですが……「Fate/Grand Order 春のミステリーフェア2018」の「その4」が伏せられたままだし、ホームズに遅れる形で復刻される可能性はあります。あるいはそう思わせておいて、まったく関係のない新規サーヴァントが実装されたりして。ピックアップの中に紛れているメッフィーを見ていると、「メフィストフェレスのような」と形容される某探偵が連想されて仕方ないんですよね……。

・拍手レス。

 焼津さんは読んでいたのかは分からないのですが、スニーカー文庫から絶縁状を叩き付けられた安井健太郎のラグナロクがオーバーラップから再構成で出版されましたね。続きではなく再構成なのはちょっと残念ですが、また読めるとは思っていなかったので嬉しいです。諦めていた作品が復活すると他に諦めている作品も出たりしないか期待してしまいますね。
 ラグナロク、3巻の途中で止まってます。スニーカー文庫版は全部あるのでそのうち再開しないと……この調子でどんどん旧作が復活して『風の白猿神』も続編出たりしないかなぁ。


2018-05-06.

【FGO】アポコラボイベントの黒幕それはダーニックではないだろうか(でもにっしょん)

 ダーニックさん、アポ世界の第三次聖杯戦争でナチスドイツと帝国陸軍の双方を手玉に取って大聖杯を強奪するなど、結構な遣り手ではあるんですが、アポ本編での退場があまりにも呆気なかったというか完全に噛ませ犬と化していて勿体なかったですからね……もっとこう、ボスキャラっぽい見せ場が欲しいとは原作を読んだ頃から願っていました。アポで聖杯に対し強い執着心を持っていたキャラは天草とダーニックが二強で、「天草が黒幕」というのはもう天丼通り越して「何度目だ天草」になるから、消去法的に考えてダーニックが今回の黒幕だろう。というのが大方の予想であった。舞台がルーマニアということもあり、「ワラキアの夜」が絡んでくるのでは……? という説も囁かれていましたっけ。

 そうしてアポコラボに新規立ち絵付きで登場したこともあり、「サーヴァントとして実装されるのでは?」「来るとしたらクラスはランサー? アヴェンジャー?」「大聖杯を内側から蝕む癌のようなもの、という解釈でムーンキャンサーという可能性も……?」など様々な予想が飛び交ったが、結局エネミーとして出現することはなかった。別に立ち絵が来たら即実装ってわけでもないですからね。立ち絵だけならゾォルケンだってありましたし。ムーンキャンサーは恐らく「四角」が絡んでくるであろう「創世滅亡輪廻」でBBちゃんに次ぐ2騎目のサーヴァントが実装されるのではなかろうか。

 話の方はコラボ系アフターストーリーとして過不足なくまとまっていました。マキラのような叫び声を上げるスパさん、ニンジン呼ばわりされる韋駄天など、ネタ面も楽しかったです。シナリオの都合上なかなか出番のなかったヴラドにも見せ場が用意されていた(待ってましたの○○○!)ので満足。去年のCCCコラボに比べると割合小規模だったけど、これは単に「CCCコラボが異様に気合の入ったイベントだっただけ」だろう。しかしピックアップ2が来ないとなると、イベント終了まではアキレウスとケイローンのピックアップだけになるのかしら。11日にリアル脱出ゲーム「謎特異点T ベーカー街からの脱出」が始まるらしいから、それに合わせてホームズと新茶の復刻でもするのかもしれませんが。

 新茶、キャラ的に好きだし「邪智のカリスマ」でふじのんに二重バフが掛けられるしふじのんの千里眼でスター供給して「蜘蛛糸の果て」を確定発動させられるし、運用面でも欲しいユニットなんだけど、この人育成素材がエグいことで有名だから仮に運良く引けても育てるのにメチャクチャ時間が掛かりそうなんですよね。ふじのんもふじのんで育成がキツい鯖で、今回の撃退戦により骨と杭とQPが稼げたからスキルマの目処もだいぶ立ってきたものの、備蓄していた(というより、ほとんど使い道のないまま貯めていた)魔術髄液は底が見えてきた。新茶は物凄く髄液を欲する。ならば新茶をスキルマしてるフレから借りた方がベターなり、Q.E.D……って結論になります。私もそろそろ「育成のしんどさ」がガチャ欲をセーブする段階に入ってきた。またしばらく復刻イベントが続きそうな気配だし、新しい水着イベントが始まるまではせっせと石を貯め込むかな。水着アストルフォ、来てほしいような来たらヤバいのでやめてほしいような、複雑な心境だ。

・北条新九郎の『常敗将軍、また敗れる』読んだ。

「俺は負けても失うものはない。献策を用いられないことも良くあるし、勝てない戦に駆り出されることも多々ある。それでも、俺はただ自分の務めを全うするだけだ。最善の選択でな」
「なら、献策を受け入れさせることが、その最善だったら?」
「その時は呑むようにさせる」
「どうやって?」
「あらゆる手を使って」

 第11回HJ文庫大賞「大賞」受賞作。たまには新人賞作品もチェックしないとな、と考えて手を伸ばしてみました。HJ文庫大賞(旧名はノベルジャパン大賞)、開催回数10回を超える割にハッキリ言って知名度はあまり高くないと申しますか、普段HJ文庫の作品を読んでる人でさえそんなに認知していないんじゃないかという疑いがあります。ぶっちゃけアニメ化するほどヒットした受賞作もなく、「次回作や次々回作でヒットした」とカウントできる作家も数えるほどしかいない。「はぐれ勇者」や「新妹魔王」の上栖綴人、『異能バトルは日常系のなかで』の望公太、あとは『百錬の覇王と聖約の戦乙女』のアニメ化が決まった鷹山誠一くらいだろうか。『僕の妹は漢字が読める』(第5回の銀賞)や、受賞時のタイトルが『せんせいは何故女子中学生にちんちんをぶちこみ続けるのか?』で物議を醸した『インテリぶる推理少女とハメたいせんせい』(第6回の奨励賞)は話題になったけれど、それで評価されたかと言うと……個人的には『スクランブル・ウィザード』(第2回の大賞)が大好きで是非ともオススメしたいところですが、話が逸れるのでやめておきます。

 さておき、『常敗将軍、また敗れる』。一見「コメディかな?」と思うタイトルです。お調子者の将軍がくだらないトラブルを巻き起こした挙句、「トホホ、もう○○は懲り懲りだよ〜」と泣き顔晒して逃げ出すところで幕――みたいな。結論から申し上げますとコメディではありません。多少コミカルな場面もありますし、読者サービスを意識したようなシーンも用意されているけれど、「笑い」や「お色気」を期待して読むと肩透かしでしょう。「じゃあ血沸き肉躍る活劇モノなのか?」というと、そうでもない。「ファンタジー戦記」を謳っているくらいなのでバトル要素はそこかしこに盛り込まれているものの、あくまで構成素材の一つであって「バトルがメイン」とは言いにくい。尺の関係もあって描写はかなりあっさりしています。結構な数の死者が転がる割に血腥さはない。全編に渡って軽やかな筆致で紡がれており、シリアスというほどの深刻さ、重苦しさもありません。コメディでも活劇でもシリアスドラマでもない……じゃあ何なんだ!? と訊かれると、返答に窮しますわ。ジャンルとしては「ファンタジー戦記」で合ってるんですが、よくある「主人公が寡兵を率いて大軍相手に劣勢からの一発逆転!」みたいな痛快ストーリーじゃないんですよ。「常敗将軍」というくらいなので、主人公は戦に負ける。ずーっと負け続ける。あ、説明するのが遅れましたけど「将軍」は通称であって主人公は特定の国に所属せず各地をうろうろしている傭兵です。彼が就いた側は必ずと言っていいほど負ける。ある戦場では篭もっていた城を落とされ、ある戦場ではみすみす渡河を許した。それでも彼自身は絶対に生き延びて傭兵稼業を続けていく。「常敗なれど不死身」と伝説になっている傭兵「ドゥ・ダーカス」が、今回またしても必敗の戦場に舞い降りるわけだ。

 「常敗」の悪評が付いて回っているような傭兵でも雇い入れざるをえない、という時点でその陣営は既にヤキが回っており、また「傭兵如き」と侮られるせいで実権もろくに与えられず、進言しても献策しても突っぱねられるため活躍の場を得られない。負けるべくして負ける、もどかしい展開が続きます。「うん、やっぱりそういう経緯で常敗なのね」と前半部分は予想の範囲内に収まる話なんですが、後半に入ってくると「勝利にこだわらない」「本心を明かしてくれた相手にだけ応える」彼の思想が明らかになり、雰囲気も徐々に変質していく。何というか、「不思議な読み心地」と形容するしかない本です。決して痛快な読み物ではない。むしろ、人によっては「胸糞悪い」と途中で離脱したくなるかもしれません。ドゥ・ダーカスは「職業が傭兵」なのではなく「存在が傭兵」なのであり、彼自身も己のことを「自然現象のようなもの」と喩えている。正義漢でも英雄でもなく、粗暴な傭兵たちをまとめるために見せしめで反抗的な奴を処刑したりする。恐らく、本書に目を通してドゥ・ダーカスへ「興味深い」と関心を寄せる人はいても、ストレートに「好きだ!」「気に入った!」ってなる人は……いるだろうけど、あんまり多くない気がします。「伝説」と化した己を誇るでもなく、そう成り果ててしまったことに悲哀すら滲ませている。とにかく掴み所がなくて得体が知れない。「勝つか負けるか」という視座に立っていないので、だんだん作中における戦争の推移そのものが虚しくなっていく。敵の死を歓喜とともに謳い、味方の死を悲劇として描く通常の戦記モノや英雄譚に対し違和感を抱いている人の心へスッと染み入ってくる物語です。

 作者があとがきで「書きたいものを書いた」と述べている通り、読者受けは一切考慮しなかったんだろうな、と頷いてしまう一冊です。私も好きかどうかで語るなら、あまり好きな話ではないかも……ただ、「一つの物語」として惹き込まれたことは確かで、集中力低下に伴いラノベでも読み切るのに数日掛かる(ザッピング形式で複数のシリーズをちょっとずつ並行して読み進めている)近頃の私には珍しく、最初から最後まで一気に読み切ってしまった。「好きになれない」ことと「面白い」ことって実は両立しますからね。「タイトルとあらすじに惹かれないからこそ、あえて読んでみよう」と天邪鬼な心理を働かせて正解だった。正直売れるとは思えないタイトルだし、「2巻を準備中と書いてあるけど、出せるのか?」と不安になるところはある。HJ文庫大賞って大賞を獲った人でも続刊や新作が出せないこと、たまにありますからね。2巻は出たら買います。出なけりゃ、購入しようがない。あと「徒に」が「悪戯に」だったり「責任転嫁」が「責任転換」だったり、細かい部分に引っ掛かりを覚えたので次があるならもうちょいキチンと校正をお願いします。

・拍手レス。

 アキレウスとアマゾネスCEOが絡むイベント来ねぇかなあ…(愉悦部感
 CEOと姐さんオルタに挟まれたアキ男が見たい……ドッタンバッタンした末、最終的にヘクおじさんの腰が死ぬ。

 >FGOのコラボで鯖化するのはかなり無理があるキャラ  ふじのんの例があるので何とも・・・。魔術師としてはかなり戦闘に秀でてるタイプですしね。まあそれ言い出すとケイネス先生鯖にならなきゃおかしいよねとか言えちゃうわけですが。
 ふじのんも割と無理があるけど、稀少な魔眼持ちだしギリギリ何とか……フィオレ姉さんは魔術師やめちゃってるしなぁ。もし鯖化したらケイローンやエルメロイU世との絡みが楽しみなんですけど。というかフィオレ実装されたらZeroコラボ復刻でケイネス追加の可能性はグンと高まっちゃいますね。


2018-05-01.

アニメ「プリンセス・プリンシパル」続編決定、全6章で2019年劇場公開(コミックナタリー)

 やった、続編だ! ブルーレイも買ったアニメなので嬉しい。「全6章」ってことはガルパン最終章と同じ形式ですね。制作も一緒(アクタス)ですし。1章あたり50分弱で、全章合わせて1クール相当のボリュームになるのではないかと予想されます。利点は「一定以上のクオリティを期待できること」、テレビアニメだとどうしても作画などの質に妥協したエピソードが出てくるけど、劇場版なら少なくともOVA並みの品質を保てるはずだ。え? 『ガンドレス』? 知らない子ですね。難点は「制作期間が途轍もなく長くなるだろうこと」だな……先に始まったガルパン最終章すらいつ終わるか不透明な状況であり、「1年につき1章出れば良い方」と言うしかありません。似たような形式でやった『コードギアス 亡国のアキト』も、全5章で発表から完結まで6、7年掛かっている。プリプリは10年以内に終わるといいですね……「10年もすれば出るだろ」と思っていた月姫リメイクが未だにプラットフォームさえ不明な状況を考えると、予断と油断は禁物ですが。差し当たってBD購入資金は今のうちに貯めておこう。

期間限定Fate/Apocrypha×Fate/Grand Orderスペシャルイベント「Apocrypha/Inheritance of Glory」開催!

 てなわけで待ちに待ったアポイベの開催です、わーい。韋駄天男(アキレウス)と先生枠のニューカマー(ケイローン)を迎え、遂にアポクリファのサーヴァントが全員揃いました。ヴラドがバーサーカーとして実装されたため「“黒のバーサーカー”が2人いる」「『ランサーのヴラド』だとEXTRAの方を指すことになってしまう」のがどうも収まり悪くてモゾッとしますが。今回も例によって例の如く主人公が夢を通じて特異点めいた世界に召喚される、監獄塔とか英霊剣豪とかのパターンです。あんな姿になっても性格があんまり変わってないジークくんに和んでしまう。詳しく説明しようとするとアポクリファのネタバレになるからやり辛いな。繰り返される模擬的な聖杯戦争に介入し、サーヴァントの「再現体」を撃破していくことで「本来のサーヴァント」を取り戻す……という形式になっています。わかりやすく書くと「敵を倒すと同種のサーヴァントが味方になる」話です。ジャックちゃんやアヴィケブロン先生の再現体を寄って集ってボコボコにすることで「本来のジャックちゃん」や「本来のアヴィケブロン先生」が味方に加わる。だから遠慮容赦なしに倒して斃して倒し抜けばいいんですよ!

 そんなこんなで2018年版の採集決戦、開幕じゃオラァッ! 2016年の魔神柱狩りって、話には聞いていたけどこういう感じだったのか……と得心しました。「アヴィケブロンが歯車を落とすから」という理由で全国のマスターが殺到し、あっという間に駆逐してしまったことは今後バルバトスの件とともに語り継がれていくだろう。私もアヴィケブロンにはあんまり挑めなかった……朝ログインしたときはまだ生存していたけど、「先に林檎を回収しよう」とかやってたら鉄骨渡りの石田のおっちゃんみたくフッと消えていました。ジャックちゃんやシェイクスピアもあまり保たなかったですね。アタランテ、スパルタクス、フランちゃんの3人は凄まじいストックが用意されていたおかげで割と保った方だけど、「鳳凰の羽根」難民が押し寄せたのか姐さんは真っ先に陥落。私も林檎齧りながらスカサハwithダブル孔明で刺し穿ち突き穿つ鬼と化しました。一気に羽根2枚ドロップしてくれたり、立て続けにトゥリファス礼装落としてくれたり、ひたすらの大盤振る舞い。「さすが姐さんだぜ!」と感謝することしきりです。三戦目は八連双晶欲しさにアストルフォを解体しまくりました。

 そういえば前回の更新で☆3のアストルフォ礼装「出発進行!」は絶対に引く、と書きましたがクエストクリア報酬であっさり貰えたのでガチャはスルーしました。正直、顔も声も下半身もいいケイローン先生は超欲しいが、恒常だしそのうち来てくれるかもしれないし……と耐えた。脳裏をよぎるのは、予告も何もなしに突然ピックアップが開始された殺生院キアラの記憶。配布含めて新規サーヴァントを5騎も実装したCCCコラボと比べ、ジーク、ケイローン、アキレウスの3騎だけってのは少ない気がするんですよね。他にアポ関連で何か残ってるっけ? と言われると特に思いつかないが……キアラみたいなノリでダーニック実装とか? それなら安心して見過ごせる。ブロンズリンク・マニピュレーターを装備したフィオレ姉さんが来たら心が揺れるかもしれないけど、グラブルとかのコラボでユニット化するならまだしもFGOのコラボで鯖化するのはかなり無理があるキャラだし、大丈夫だろう。フィオレ姉さんと言えば「陽だまりの中で」のピックアップ来なかったな。てっきりアレとかカウレスとかロシェの礼装がアポコラボのイベント礼装になるのかと思ってましたが……「先行して新登場」の文言はいったい何だったんだろう?

 ところで今日から木曜までがモードレッドの単独ピックアップ期間なんですが、それに合わせたのかモーション改修がいきなり来ました。メイヴちゃんのときと同じパターンだ。モードレッドの撃退戦に挑んで「あれ? なんか違う?」と気づき、慌てて自前のモーさん使ってみたらモーションが大幅に変わっていて吃驚仰天ですよ。以前のバスターはジャンプしながらの斬撃だったのに、改修後は飛び蹴りになっています。「クラレントキーック!」(ドゴォ)って感じでちょっと笑ってしまう。EXは剣を投げつけてからのニーバズーカという自由っぷりで「これサモさんの霊基逆流してんじゃないの?」と疑うレベル。ボイスも増えており、宝具カード選択時の「よぉし、ブッ殺ぉす!」が元気溌剌皆殺しな雰囲気で好き。宝具セリフとして追加された「我は王に非ず」も「FGOにおけるモードレッドの姿」を現しているかのようでしんみりしてしまった。以前のドカバキボコスカウォーズなモーションもシンプルで割と気に入っていましたが、派手なモーションのサーヴァントが増えてきたことで「モーさんももっとテコ入れしてほしいな」と願う気持ちも湧いてきたのです。今回の改修でいっそう使っていて楽しい鯖になりました。この調子でジャックちゃんのモーション改修も来てほしい。

・拍手レス。

 仲谷さんは東方の同人時代から好きだった(今でも同人活動は続けておられますが)のでアニメ化は中々感慨深いものがありますね。アポイベのPU鯖が両方恒常に入るので「これはPU2が来るやつでは?」という疑念ががが
 仲谷さん、今はFGOにハマっているみたいで「アヴィケブロン先生の攻撃くらうと頭ではわかっててもバーサーカーに殴られてる気分になって焦る ゴーレムなので」という呟きがあって笑った。アポイベ、CCCのパターンを踏襲するなら9日前後にPU2ですかね……クラス違いのアストルフォでも来ないかぎり静観の構えですが、どうなることか。

 >デモンベインの二次創作SSを掲載するサイトとしてスタート  実はこのページのURLいまだにお気に入りのデモベフォルダに入ってたりします。デモベ二次創作は数が少なくて探すの苦労したなあ。懐かしさついでに「戦場には熱い風が吹く」の雑記読み返してみたり。九朔とペルデュラボーのやりとり好き
 葉鍵の二次創作が読み切れないほど沢山あったのに対し、デモベの二次創作は紹介されないとなかなか辿り着けない状態でしたね。「戦場には熱い風が吹く」の雑記、そのうち書籍にまとまると信じていましたが……新規書籍企画はペルデュラボーのあたりも盛り込んでくれるのかな?


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