FGOガチャ日記 その5「Fate/Grand Order Fes. 2017 〜2nd Anniversary〜福袋召喚編」(2017年7月30日の記事)


 ☆5サーヴァントの排出率は僅か1%、100回引いても一度出るかどうか。「○万円突っ込んで☆5が一つもでなかった」という体験談は腐るほどあるし、探せば実録ガチャ動画がいくらでも見つかる。そんな課金する気も失せるくらい渋い確率に支配されたFGOにおいて、唯一マネーを支払う価値のあるガチャ、それが「福袋召喚」です。一定金額以上ペイした場合のみ引くことが可能な、☆5サーヴァント最低1騎確定の有償ガチャであり、グラブルで言うところのスタレジェ(スターレジェンドガチャ)に相当します。

 福袋が実施されるのは今回で4回目。復習も兼ねて過去を振り返ってみましょう。

 最初は2016年の1月、「福袋召喚2016」です。このときは実装されていた☆5サーヴァントが少なかったこともあり、クラスも何もかもゴチャ混ぜの闇鍋状態でした。限定の沖田総司もなぜか排出対象に選ばれていて、このときに沖田を入手したマスターも多いのだとか。リンク先でも確認できますが、福袋に入っていた☆5サーヴァントはアルトリア、沖田、玉藻、アルテラ、オリオン、ジャック、ヴラド、ドレイク、モードレッド、孔明、ジャンヌの11騎です。

 2回目はその半年後に行われた「FGO夏祭り2016〜1st Anniversary〜福袋召喚」、闇鍋でまったく選ぶ余地のなかった前回と違い、このときは剣・弓・槍・裁の「三騎士+EXTRA召喚」、騎・殺・術・狂の「四騎士召喚」、どちらかをセレクトして引くことができた。その代わり沖田のような期間限定サーヴァントはまったく含まれていない。前回分にテスラ、アルジュナ、カルナ、槍王、メイヴ、オジマン、三蔵、ナイチンゲール、オルタニキの恒常9騎が追加され、全体で19騎が排出対象となっていた。

 3回目が今年の正月にやった「福袋召喚2017」、このときやっとクラスが選べるようになりましたが、アサシンの恒常☆5はジャックちゃんしかいなかったせいもあり、ルーラーのジャンヌとまとめて「アサシン+EXTRAクラス」に放り込まれていました。前回同様、すべて恒常☆5で期間限定サーヴァントはゼロ。追加は7章メンバーであるエルキドゥとケツァル・コアトルだけで、☆5の総数は21騎。私がFGO始めたときはギリギリこの「福袋召喚2017」の期間内だったんですが、まだ右も左もわからなかった時期だけに課金する踏ん切りがつかず、みすみす見送ってしまった。そのときの後悔もあって「次は絶対に福袋を買う」と心に誓っておりました。

 で、現在開催中の「Fate/Grand Order Fes. 2017 〜2nd Anniversary〜福袋召喚」の特徴なんですが、ひとつ目は「クラスをまったく選ぶことができない闇鍋状態に戻っている」こと。ふたつ目は「期間限定の☆5サーヴァントがほぼすべて含まれている」ことです。仕様としては「福袋召喚2016」に近いが、あれよりも更にスゴい。マーリンもジャンヌ・ダルク・オルタも、つい昨日までピックアップされていた弓王も、ほぼすべての☆5サーヴァント51騎(!)が排出対象となっている。「ほぼ」が付いたのは並行してピックアップされている☆5ルーラー「シャーロック・ホームズ」が対象外だからです。欲を言えば、恒常だけでもいいから任意の☆5を選べるサプチケないしスカチケ方式にしてほしいところであったが……ともあれ、「これを逃す手はない!」と確信し、コンビニに行って(隠語)福袋ゲットの準備を整えました。いざ更新が終わって召喚画面が表示されたとき、ワクワクとドキドキが止まらず指が震えた。興奮しすぎでちょっと気分まで悪くなってくる始末。

 けどなー、私の微妙な運勢からすると既に持っているサーヴァントと被って宝具レベルが上がるだけに終わりそうな気もするんだよなー、と不安がりながらボタンをポチッとな。

 

 

 

 

 もったいぶることなく1連目でいきなり金バーサーカーが登場。

 ☆5バーサーカーは現在7騎いますね。恒常のヴラド、婦長、オルタニキ、限定の金時、頼光、Xオルタ、土方。私が所持しているカードは土方さんだけ。被る確率は1/7、これならイケるのではないか? お願い、どうか頼光さんを……! やっぱりあの巨乳というか爆乳には惹かれる……!

 開かれた扉の先で待ち受けていた運命の人は――

 

 

 

 

 はい、またしても土方さんでした。1/51という確率の壁を超え、我がカルデア唯一の☆5狂が宝具レベル2ですよ。わーい……だいたい想像した通りのオチが付いて笑うしかなかった。いいんだ、土方さんの「不滅の誠(しんせんぐみ)」の火力もうちょっと欲しかったところだし……と自らに言い聞かせながらも、新しい「誰か」との出会いがあると期待に胸を膨らませていただけに意気消沈。

 せ、せっかくの記念すべき初課金の結果が「被り」だなんて……。

 悄気る私を憐れんだのか、ガチャの神様は「もうちょっとだけ続くんじゃよ」と仰ってくれました。

 

 

 

 

 5連目で金回転から金セイバーが出現。高レアセイバーはもう戦力的に充分なんだけど、誰だろう。剣スロットあたりかな? あいつの宝具レベルが上がるんならそれはそれで嬉しい。レアリティ詐称疑惑があるくらいメチャ強い単体剣ですからね、あいつは。自分で出した星を自分で吸ってバシュバシュとクリティカルを決めて気が付けばもう宝具発動可能になっているバケモノ。

 いや、今アポクリファのアニメが放送中であることを考えると、ここぞとばかりに「すまないさん」こと黒のセイバー、「ジークフリート」が宣伝目的でやってくるのでは? あんまり関係ないけど次回予告の「ばーるーむーんーくー」って言うアストルフォが可愛かったなぁ。

 特にワクワクする気持ちもなく見守っている私の前に現れたのは――

 

 

 

 

 アポクリファはアポクリファでもこっちの方かよ! 吃驚仰天! 赤のセイバー、騎士王殺しの「モードレッド」が我がセイバー過剰カルデアへ華麗に参戦だぁ! ううむ、いったい何に引き寄せられてやってきたのやら。うちにはオルタも含めてアルトリアなんて1人もいないのに。いるのは男の父上だけ。あ、そういえばチュートリアル10連のときに出た礼装が獅子劫界離(死霊魔術)だったな。実は縁があった……?

 いやー……ビックリしましたわ。福袋とはいえ☆5サーヴァントを2枚抜きとは。「2周年なんだから2騎確定にしろよ」みたいな野次も心の中で密かに飛ばしていたけど、まさかガチャの神様はそんなことまでお見通しだったのか? 全体剣はプロトセイバー、ガウェイン、ネロと既に3騎も揃っているからこれ以上ラインナップを強化する必要性は薄いけれど、なにげにモーさんは全体剣の中でもトップクラスの性能を誇ってますからね。今からでも育てる甲斐はある。何せうちはカレスコないデアゆえ、スキルマすればNP30%獲得できる「不貞隠しの兜」は魅力的。貴重さが他所とは違います。黒聖杯積んで孔明とフレマーリンでNP供給してやれば1ターン目から「父上絶対ブッ殺す宝具」を解き放つことさえ可能。キャラとしてもモーさんは大好きというか、もともと可愛いと思っていたうえにアニメと復刻夏イベントの影響で「戦力的にもうセイバーは必要ないけどモーさん欲しい!」と欲望を刺激されまくって往生していたくらい。こないだの円卓ピックアップも「乳上……モーさん……くっ、鎮まれ!」ってなりましたよ。アニメの「ひーとーりーじゃーつーまーらーねーえー!」ってゴロゴロするモードレッドの可愛さはホントにヤバかった。

 

 

 

 

 土方さんが来たときは「ああ、やはり私の運って……」と乾きかけましたけど、モーさんが随伴してくれたことでどうにか持ち直せました。限定☆5サーヴァントを2枚抜き3枚抜き、とかの豪運プレーヤーとは比較にならないにせよ、なんか普通に運がいい結果に落ち着きましたね。礼装もダーニックとブロンズリンク・マニピュレーターが出ていてちょっとしたアポクリファピックアップ状態です。☆3サーヴァントが全部アーチャーというのも笑う。こないだは男ランサーばっかり出てくるYARIO村モードだったし、時に面白い偏り方が発生しますね。さておき明日からAP消費半額キャンペーンが始まるんで、モードレッドのレベルは上げられるだけ上げておきたい。アポクリファ絡みのイベントで特攻サーヴァントに選ばれる可能性もありますし、モーション変更もそろそろ来るかもしれない。今のうちにガンガン使っておこう。ちなみに、今回の福袋が完全な闇鍋であったことから「マスターと真に相性のいいサーヴァントが召喚される」「本来の聖杯戦争を再現した形式」とするネタが一部で流行っていますが、それだとうちの朔夜(ぐだ子のマスターネーム)は土方さんとモーさんにそっくりってことになってしまう……どんだけ凶暴な子なんだよ。

 そしてモーさん到来によって所持☆5サーヴァントが遂に10騎の大台に乗りました。来た順に挙げていくと“山の翁”、孔明、沖田、プロトセイバー、土方、ドレイク、オリオン、メルト、エルキドゥ、モードレッド。ちょっと剣に偏り気味だが、まずまずバランス良く揃ったのではないかと思います。キャンペーンで石がいっぱい配られるけど、またしばらくガチャは控えて育成に励もう。なるべく水着は我慢、来たるべきエレシュキガルピックアップとセミラミスピックアップに備えて貯めておきたい。ルーラーマルタもまだ最終再臨を済ませていないし、「育成が追いつかない」って事態に陥るのは避けたい。

 ちなみに。『ロード・エルメロイU世の事件簿』の作者なのに孔明を引けないことで有名な三田さんも福袋を買ったそうですが、驚きの結果が……なるほど、これがDWの方術なのね。恐ろしくなる、本当に。


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