FGOガチャ日記 その4「復刻 夏だ! 海だ! 開拓だ! FGO 2016 Summer ピックアップ召喚2(日替り) 水着マルタ単独ピックアップ編」(2017年7月25日の記事)


 夏――それは各種ソシャゲが水着関連のイベントとガチャを実装する季節。即ち運営にとっては「稼ぎ時」であり、ユーザーにとっては欲望と戦う「試練の時」である。無論、FGOとてその例外ではない。

 というわけで全プレーヤー(は言いすぎか、「大半のプレーヤー」にしておこう)待望の水着イベントが今年も始まりました。「復刻」とあるように、大まかな内容は去年やったものと同じです。2部構成になっていて、第1部「カルデアサマーメモリー 〜癒やしのホワイトビーチ〜」は2016年の8月11日から31日まで、第2部「カルデアヒートオデッセイ 〜進化のシヴィライゼーション〜」は同月22日から31日まで開催された。今年は新規の夏イベントをやる関係もあって第1部は7月12日から29日、第2部は同月20日から29日と前倒し気味の開催になっています。「あれ? 半端な期間だな……なぜ31日までやらないの?」と疑問に感じた方もおられるかもしれませんが、FGOの配信開始日は2015年7月30日、つまりもうすぐ2周年記念キャンペーンを始める必要があるため、やや半端なタイミングでの終了となっているわけです。今年も大型のキャンペーンとなる公算が高く、「夢中になって復刻水着ガチャを引いてる場合じゃねぇ」と警戒しているプレーヤーも多い。私もその一人であり、正直槍玉藻や槍きよひーや弓アンメア、サモさん、術マリー、弓王の存在には心躍るものがあったけど、グッと我慢の子を貫いてきたワケダ。

 しかし――水着マルタ。こればかりは遂に我慢できなかった。ルーラーとしては唯一の☆4。「守りが硬い」こと――ディフェンス性能の高さが特徴になっているルーラークラスとしては珍しくバスター3枚の超攻撃的なカード構成。レベル80時点でのATK(9546)はジャンヌ(8189)や天草(9367)よりも高い(聖杯転臨して80以上で比較していくと天草には逆転されるが、ジャンヌには逆転されない)。ゴリゴリのオフェンス性能から「殴ルーラー」とまで呼ばれるほどで、バトルモーションも「ハレルヤ!」と叫びながら鉄拳を見舞うなど、「とにかく細かいコトはいいからバスターで殴りたい」という単細胞な私にとって理想的なユニットとなっています。それに、マルタ(ライダー)はデオン、エミヤに続いてうちのカルデアに来た初期メンバーの1騎で、ドレイクや騎ん時が来るまでは牛若丸と並んでライダーチームの一員として活躍していたサーヴァントであり、当然愛着は深い。CVも魅惑の早見沙織である。欲しい……是非ともメルトと一緒に出撃させて「快楽のアルターエゴ!」「暴力のマルターエゴ!」って遊びたい。押し寄せる欲求の波に抗うことは困難で、復刻初日から24日までの混合ピックアップ期間はどうにか凌げたものの、単独ピックアップが始まる今日(25日)に差し掛かるや「ヒャア! もう我慢できねえ!」と叫び、とうとうガチャ禁の誓いを破ってしまった。

 報酬とログボの呼符が溜まっているので、可能ならこれで単発引きしたいところ。10連はあっという間に石が溶けるせいで頭が熱くなって歯止めが利かなくなるか、おなかが冷たくなってその日の食欲も低減するか、どちらにしてもマイナスな現象が発生するからなるべく避けたいところであります。一応カッとなってしまわないよう、配布石はプレゼントボックスに貯めて取り出さないようにはしていますが……ムキになった人間の恐ろしさは、ここで語るまでもない。

 「フレポ以外を引くのは久々だなぁ」と感慨に耽りながら挑んだ一発目、ローディング発生からの三本線(サーヴァント確定演出)で期待するも、出てきたのは☆3ランサー「クー・フーリン(プロト)」。初期メンバーの一人で、もうとっくに宝具レベル5……あまり幸先のいい出だしとは言えません。続く2枚目の呼符も三本線で、来たのは☆3ランサー「ヘクトール」。こいつはまだ宝具レベル3だし、悪くない。3枚目は☆3ランサーの「ディルムッド・オディナ」、エルキドゥが来るまでは修練場でよく使っていたけど最近はあまり登用する機会がないな。4枚目、☆3ランサーの「クー・フーリン(stay night)」……って、さっきから男ランサーばっかりじゃないですか。ここはYARIO村か?

 ☆3礼装ラッシュに比べればまだマシな状況ながら、水着サーヴァントが訪れる気配はまったくない。流れが来ているのか来ていないのか、どっちとも取れる感じで判断に迷う引きだ。ただ、このままズルズル惰性で続けても呼符が無闇に消えていくだけだし、そろそろ撤退ラインを定めるべきだと理性が囁きかけてくる。5枚目……いや6枚目……せめてもうひと声! よし、7枚目で来なかったら一旦ストップして、明日に仕切り直そう。

 決意とともに引いた5枚目、またしても三本線が出ました。5連続サーヴァントか……「○連続」ってまるでプリズムジャンプみたいだな、とこないだ観に行った『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』の感動と興奮が甦って自動的に頭の中で「pride」が流れ出す。無表情なマスカーレー♪ 直後、クルクルと回っているカードが金色だということに気づいた。

 えっ? 何これ、ヒロ様のご加護!?

 意識が逸れかけたところでやってきた不意打ちに思わず取り乱す。金回転じゃなかったせいで完全に油断していました。慌ててスクショ撮る準備しながら何のクラスが来たのか確認するべく目を凝らす――

 

 

 

 

 タイミングがちょっとズレてしまったが、FGOでは初めて見る図柄――天秤を持つ裁定者のカード。間違いありません、ルーラーです。

 ということは……?

 

 

 

 

 はい、水着マルタさん、ご降臨! ハレルヤ! てなわけで呼符5枚費やして無事にマルタチャレンジは終了しました。茨木ちゃんのときは結構苦労したけど、今回はホントにすんなり引くことができてよかったよかった。配布以外では羅生門ピックアップ以来、約2ヶ月ぶりの高レアサーヴァントです。もちろんガチャ産の水着サーヴァントとしては初。ルーラーとしても最初の1騎目ですね。アヴェンジャー(ゴルゴーン)とアルターエゴ(メルトリリス)はもう来ているから、これでエクストラクラス、ひいては全クラスを制覇することができた。FGO始めてから半年ちょい、また一つ野望を達成。次の野望は「カレスコを当てること」だ……それとアタランテが来たら早見沙織ボイスのサーヴァントがひと通り揃ってパーティも組めますんで、それも密かな野望として掲げておきたい。

 すり抜けも何もナシであっさりマルタさんが出てきてくれたから今回ネタ的に盛り上がるところが全然なかったけど、嬉しいことに変わりはありません。早速修練場の初級で使ってみましたが、ドカバキとSE鳴らしてエミネーを叩きのめすのが超気持ちいい。性能以前に「使っていて楽しい」ことは重要ですね。もちろん性能も充分以上。フレンドから借りていた時点で既に強かったわけですが、自引きすれば孔明マーリンシステムに組み込んでより頑丈な鉄拳要塞を築くことができる。本能寺イベント以降あんまり使っていなかった「ぐだぐだ看板娘」を久々に引っ張り出す好機でもある。今後クラス混成エネミーは茨木ちゃんとマルタさんで概ね対応できるようになるだろう。何だかんだ言って殺師匠以外の水着サーヴァントも1騎くらいは欲しかったところですし、満足の行く結果に落ち着きました。

 再臨素材はピスモニュ類、どれも余っているのばかりだから楽勝だ。「こんなこともあろうかと」第2部の交換種火をストックしていたのでとりあえずレベル60くらいには出来るはず。ただ再臨に必要なQPは足りるかな……どうだろ。復刻イベントはもう概ね終わったところだけど、8月に控えている新規夏イベントが来ればきっと活躍の機会も巡ってくるでしょう。どうにか次までに仕上げておきたい。思う存分やっていい、どうか立ちはだかる敵たちを拳でぶち抜いて蹂躙してくれ、凄女よ。

 嗚呼――とにかく、よかった。これで心置きなく2周年記念キャンペーンに備えることができます。


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