2019年11月〜12月


2019-12-30.

・よりによってクリスマスにiPadが壊れた(というか壊した)焼津です、こんばんは。

 プリコネのストーリーをオートで流していたらついウトウトしちゃって、手からiPadがツルリと滑り落ちてしまい……慌ててキャッチしましたが、衝撃を殺し切れず画面が真っ暗に。強制再起動とかいろいろ試してみたものの、画面の明るさが僅かに変わるだけで基本的に真っ暗のまま、ウンともスンとも言わない。正直に申し上げればiPadを落とすのはコレが初めてではなく、既になんべんも地面に叩きつけておりそのたび「ああっ! ……無事だったか」と安堵するのがルーチンと化していましたけど、遂に無事でなくなる日が訪れた模様。修理に出そうにも保証期間は過ぎてるからバカ高い費用が掛かる。「これなら新しいの買い直した方がいいな」って感じなんで実際買い直したんですが、問題はインストールしていたゲームですね……。

 引き継ぎの設定をちゃんと行っていたのはFGOとマギレコとプリコネだけで、他のゲームは軒並みサボっていました。具体的に書くとメギド、スタリラ、先月開始の『うたわれるもの ロストフラグ』。このへんのアプリはiCloudバックアップによるデータ復元が失敗したら引退を余儀なくされるという危機的な状況に陥りました。ロスフラはまだ始めたばかりだから徒労感も比較的少ないし、スタリラは「レプラス塁の実装が遅れまくる」などの件でここのところ熱意を失って惰性気味というかやめる機会を窺っている状態だったからむしろ良いチャンスかもしれないが、熱心にプレーしていたメギドのデータが消失するのは痛い。指名チケットやスキンで結構な額を課金しており、オリエンスガチャの返石も加わって元旦のサバトはガチャガチャフィーバーだぜ! と楽しみにしていただけに「これで終わり? 終わり…???」なエンドかと思うと落胆の念が止め処なく溢れてくる。

 せめてメギドだけでも無事であってくれ。祈るような気持ちでバックアップを復元したところ……まず、スタリラは×。完全に以前のデータが消滅しており、IDすらわからない。幸先が悪くて不安になる。続いてロスフラは○、拍子抜けするほどアッサリと何事もなくログインできました。念のためアカウント連携の設定も済ませておいたけど、スタリラとの違いはいったい何なのか……謎だ。最後に本命のメギド、結果は……○! 更新ファイルのDLに物凄く時間が掛かったものの、無事ログインできました。本来ならキャライラストとテキストが表示される画面にまったく何も出てこなかったりして「データ破損してるのでは?」と不安になったけれど、ログイン後は特に問題もなく動いています。サボっていたアカウント連携もようやく済ませた。ただ、設定する際に何度もエラーを吐いて7回目くらいでようやく成功したような有様だから、「ホントに連携できてるのか?」と心配だったり。何であれ、シナリオの続きが気になるロスフラと指名チケットを買ったまま使っていなかった(元旦のサバトとコレチケの結果を確認してから使うつもりだった)メギドが無事でホッとした。スタリラは……お星さま(スタァ)になったんだ……熱意が冷めていたとはいえ課金したこともあるアプリだけに惜しむ気持ちは少し残る。その一方「これでデイリーミッションから解放される」って喜びも感じますが。ソシャゲは容赦なく生活を縛ってくる面がありますもんね。「やりたくてもやれない」期間が生じたおかげで年末をゆったりと過ごせました。あえてログインしない日を設けるなどもうちょっとゲームの頻度下げるべきかな、と検討中。

 あわやプレーしているソシャゲの大半を強制卒業させられるところでしたが、スタリラのみロストという最小限の犠牲に留まりました。iCloud様様です。でもアカウント連携・引き継ぎ設定は大事、くれぐれもメインで遊んでいるゲームについては「もしも」のときに備えてあらかじめやっておきましょう。事の発端になったプリコネの第一部最終章もクリアし、遅ればせながら「第二部への衝撃的な引き」を拝むことができた。けど、既に指摘している人も多いように「現実世界へどうやって戻るか」という話題がまったく出ないまま終わったのはモヤモヤするな。「七冠(セブンクラウンズ)」も結局7人全員は揃わなかった(第一部に登場したのは5人、6人目に関しては仄めかすような描写がいくつかあったが、7人目については具体的な言及が一切ない)し。現在判明している情報を参照すると七冠は「頭がいいのにバカ」と形容される天才であり、晶のセリフからすると「7人目」はまだゲーム内に留まっている。「頭がいいのにバカ」な天才……よもやユニ先輩? って、そんなわけないか。

 次のイベントは晴着美食殿、「正月から石を搾り取りにきているな〜」と感心してしまう。配布が晴着スズメでガチャの第一弾が晴着キャルちゃん、ということはペコリーヌが第二弾? コッコロは立ち絵のみかもしれない。晴着キャルは残りの無料10連で引けるといいな……引けなかった場合どうするかはそのときまた考えます。来年の復刻まで様子見するというのも一つの手。去年の復刻(晴着ユイ)を天井覚悟で回すつもりだし、2月になったらバレンタインと2周年記念で新しい限定キャラたちが来そうですし。来る来ると言われ続けた晶(ラビリスタ)さん、2周年あたりでいよいよプレイアブルになるか? これで意表を衝いて「マナ実装!」とかだったら笑ってしまうんですが。微妙にフラグ立ててるのが怖い。あ、ガチャと言えば限定★3確定ガチャもあった。10連目に必ず限定キャラが排出される仕様となっている。FGOで言えば限定闇鍋福袋みたいなもの。「有償ジュエルのみ」という記述はないが、いつもの★3確定ガチャが有償オンリーなので恐らく今回も課金しないと回せない奴でしょう。そうじゃなかったら「無償ジュエルでもOK!」ってもっと派手に宣伝しているはず。うーん、金額的には課金してもいい範囲なんですが、急遽タブレットを買い替えるハメになったんで懐が寒いんだよな、今は。終了までしばし猶予があるはずだから決断は先送りにしよう。

手と手でキュン!新プリキュアに悠木碧・依田菜津・河野ひより、SDは池田洋子(コミックナタリー)

 まどかマギカの「鹿目まどか」やシンフォギアの「立花響」、あとついでにミラクるんの「ライバるん」を演じた悠木碧が遂にプリキュア入りを果たすのか。担当は「花寺のどか(キュアグレース)」、ピンク系統なうえ名前の響きが微妙にまどかと似ているから「これは公式じゃなくて精巧なパロディ」と言われたら鵜呑みしてしまいそうなところがある。タイトルは『ヒーリングっど(ハートマーク)プリキュア』、「お手当て」がテーマらしい。プリキュアの「キュア」自体が治すとか癒すって意味なので原点回帰めいたテーマとも受け取れる。FGOもコレに便乗して新たな鬼救阿イベントを企画するのでは、と勘繰ってしまうがさすがに東映が待ったをかけるだろうか。プリキュアとはまったく関係ないが「手と手」という文字列を見るとたけのこ星人の「手と手をつないで」を思い出してしまう。あと『いたいけな彼女』の主題歌「ひだりてみぎて」の「つないだ左手と右手」って歌詞。

でぼの巣製作所の新作『幽世ノ災厄ト現世ノ戦姫〜さやか篇〜』、2020年春発売予定

 原画は「Gユウスケ」、音楽は「ヨナオケイシ」、この組み合わせ、まさか……? と固唾を飲んでしまったが、シナリオは正田崇……ではない。「日野亘」と「衆堂ジョオ」。『るいは智を呼ぶ』『コミュ』等、暁WORKSで何本かシナリオを手掛けてきたコンビです。日野亘はPBM時代に田中ロミオの上司を務めており、その縁もあってか『雪影』という田中ロミオ企画のエロゲーでシナリオを書いたこともある。「でぼの巣製作所」は2009年設立。「Studio e.go!」を退職した山本和枝が起ち上げたブランドであり、なんか権利関係でいろいろとゴタゴタがあったみたいだが、外から見るかぎりではe.goとの区別がほとんど付きません。「『IZUMO4』の発売ってでぼの巣だっけ? いやe.goだったか」と私もときどき混乱する。でぼの巣は現在“神楽”シリーズの新作『神楽黎明記』を分割形式で発売中。その数は凄まじく、来年出る『神楽黎明記 〜舞歌の章〜 弐』でなんと14本目に達する。2017年10月発売の『神楽黎明記〜莉音の章〜』が1本目だから、ほとんど週刊連載漫画の単行本みたいなペースでリリースしているワケダ。あと『神楽大戦』なるブラウザゲームも配信中らしい。今年で4周年だそうだから2015年にサービス開始したのか? ブラウザゲーは検索してもまとまった情報がなかなか引っ掛からないから調べるのに苦労する。

 『幽世ノ災厄ト現世ノ戦姫』はまったくの新作で詳細も明かされておらず、どれほどの規模になるか現時点では読めないが、「さやか篇」と銘打っている以上1本で終わらないことは確定的に明らか。前例から「10分割どころではない」ことを覚悟せねばなりません。いくら1本1本が3000円(税抜)と安価だからって、10本以上積もれば軽く3万円を超えるわけですから。ジャンルはSLG、「ヒロインがHして戦う力を得る」タイプの抜きゲーみたいで、やっぱり敗北後の陵辱もあるのかしら?

 しかしでぼの巣関連のゲームで原画に山本和枝がまったく関わらないというのは驚きだな。最近は他の絵師もちょこちょこ参加しているらしいけど、キャスファンの頃からずっと「e.go(でぼの巣)と言ったら山本和枝原画」って反射的に連想するレベルだというのに。私が熱心にプレーしたのはキャスファンシリーズくらいで他はポツポツ程度にしかやっていないから「ショック」というわけでもなく、Gユウスケ原画の新作ということで普通に期待していますけども、e.go時代から付いてきたファンにとってこの報せはどうなんだろうな。打ち切りなんて悲しい結末を迎えてほしくないから、「これもこれで」と受け容れてくれたらいいんだが。

 ちなみにでぼの巣製作所にはかつてlightで辣腕を振るった名物ディレクター「まゆき」が在籍しています。そこへGユウスケが仕事しに行くんだと思うと、世間は狭いんだな……って気持ちになる。

アニプレックスがノベルゲームの新ブランド「ANIPLEX.EXE」を発足。フロントウイング×枕,ライアーソフトによる2つのPCタイトルを発表(4Gamer.net)

 もしかして、アニプレの資金力があれば「主要人物だけで30人以上」という壮大すぎる構想のせいで「開発に億単位の金が必要」と見込まれ頓挫してしまった『霊長流離オクルトゥム(仮)』も実現できる……? と隙あらばオクルを幻視するエロゲーマー崩れです。iPad壊れて暇だったのでクラウドファンディングの返礼品である『MUSICUS!』(『MUSICA!』というタイトルでは商標が取れなかったため途中で変更になった)をプレーしましたが、やっぱり瀬戸なんとかさんのシナリオは心地良い。ちょうど『Treating2U』をダラダラ進めているところだったので絶好のタイミング。『キラ☆キラ』も再プレーしたくなってきました。

 さておきANIPLEX.EXE(エグゼ)、実行ファイルの拡張子をイメージしたブランド名なんでしょうが、スマホ主流の現在では「そもそも拡張子って何?」と訊き返されそう。とりあえず来年にPC向けのソフトを2本出す予定らしい。「全年齢対象」「ボリュームは小説2〜3冊分」と、いきなり勝負球を投げてくるのではなく「まずは小手調べ」って感じか? 実際の制作に携わるのはフロントウイング、枕、ライアーソフトといった面々。時代を逆行するようなチャレンジだと思うが、これで成果が出ればオクルだけではなく『陰と影』とか『人工失楽園』にも復活の可能性が湧き上がってくる? 『末期、少女病』はあくまで18禁版をやりたいからビジュアルアーツ系列で出してほしいけど、例の騒動以降どうなってるのかよくわからんというか塩漬けにされている雰囲気しか漂わない。騒動の渦中にあったブラヘも既に故人らしいしな……。

【予告】お正月の目玉企画!「福袋召喚2020(クラス別)」!

 もう福袋の情報出てるのか、今年は早いな……と思ったが調べてみたらむしろ遅い方でした。去年は12月22日、一昨年は12月23日、一昨々年は12月25日に告知されていた模様です。そうか、今年は12月23日が祝日じゃないから……イベントをセッティングする時期がズレて、告知も遅くなったんだ。ともあれ待ちに待った福袋、形式は予想通り「限定のクラス別」に落ち着きました。エクストラクラスは「ルーラー+アヴェンジャー」「アルターエゴ+ムーンキャンサー+フォーリナー」となっているが、そうしないとムンキャが水着BB確定ガチャになっちゃうもんな。逆に言うとムンキャ以外のクラスは限定☆5が既に2騎以上実装されているわけで、やっぱりFGOは限定の多いゲームだと実感する。

 さて、どのクラスを回すべきか。ひと通り検討してみたが、宝具レベル3の剣トルフォがいる「セイバー」を始め、「アーチャー」、「アサシン」、「バーサーカー」は重なっているサーヴァントの兼ね合いから「優先度:低」と判断しました。未所持が多い「ライダー」と「ルーラー+アヴェンジャー」は狙い目っちゃ狙い目だが、積極的に回したい気持ちは湧かず「優先度:中」。戦力アップを考えたらマーリンとスカディがいる「キャスター」にチャレンジするべきだが、過去に2度も福袋で水着ネロが被っており「もちろん余だよ!」となるビジョンしか見えず「優先度:中」。結論としては「ランサー」と「アルターエゴ+ムーンキャンサー+フォーリナー」(長いから「アムフォ」と略す)のどちらか、つまり二択に絞り込みました。

 ランサーはスカサハとエレシュキガルがいるから1/2の確率で被りますけど、両方とも宝具1なので重なるのも「アリ」だと考えます。個人的には「全部アタリ」のクラスと見做せる。アムフォは5/7の確率で新規が引けるうえ、カード固定スキルが便利な水着BB、使っていて楽しいキングプロテアちゃんを狙う絶好のチャンスでもある。ゆえに「優先度:高」。この2つは男性サーヴァントが1騎も含まれないクラスなんで、「絶対に女性サーヴァントが欲しい!」という方にもオススメです。日付が変わった直後はアクセスが殺到して繋がりにくくなるだろうし、ぐっすり眠って新年の朝を迎えてからどっちを回すか決断するとします。閲覧者の皆さんも「どのクラスを回すか」、および「回す理由」や「回した結果」を良ければお聞かせくださいませ。

 他に大きな発表として「アルトリア・ペンドラゴン〔リリィ〕」のフレポ実装があります。かつて事前登録特典として配られた古の☆4セイバー。セイバーウォーズの復刻イベントでもモーション改修は為されず、このまま放置されるのかと嘆いていましたが、Fate15周年を記念してやっとモーション改修が実現する運びに。加えて持っていない人のためにフレポ入りも果たす、というワケダ。配布とはいえまさかフレポから☆4鯖が排出される時代が来ようとは。☆4なので排出率はそれなりに低いらしく、初心者が宝具レベル5まで持って行くのは相当な時間が掛かるだろう。さすがにアンリマユよりは出やすいかな? なお売却してもレアプリは手に入らないとのこと。「この調子で復刻される見込みのない初期配布鯖も……」と期待する人が多いみたいだけど、リリィはイベント配布ではなく事前登録特典として実装されたサーヴァントゆえ「再臨にはピースとモニュメントを使う」など他の配布サーヴァントとは事情が違います。なのでノッブとか騎ん時とかがフレポに来る可能性はかなり薄いかな、と。それよりはまだ「過去のイベントを簡略化して常設」の方がありそう。私もハロエリとサンタオルタが欲しいから過去イベ常設化は前向きに検討していただきたいところ。しかし、モーションが改修されるということは旧リリィの「股間バーン」(カリバーンが股間に直撃しているように見える現象、公式もネタにしている)も今年で見納めか……FGOもだんだん「新規にはわからないネタ」が増えてきたな。問題はそういうネタをちょくちょくイベントシナリオに織り込んでくることですね。確か股間バーンも何かのイベントでネタにしていたはず。

・拍手レス。

 グルグルも25周年記念で再アニメ化して、完走しましたね。平成の未完作品の再アニメ化の流れきてますよ。なお封神演技とからくりサーカスの出来
 「人気作の再アニメ化」となるとほとんどが長期ストーリーのため尺との戦いになりますね。「アニメ化していないエピソード」に絞って新作を出すのもなかなか難しいですし。もう少し時代が進んで配信主流になったら「配信で人気がある未完アニメの新作をつくって完結させる」みたいな形式も普及するかなぁ。


2019-12-22.

・「ダイ大」こと『DRAGON QUEST−ダイの大冒険−』の新作アニメ制作が決定したというニュースに瞠目する焼津です、こんばんは。

 小学生の頃にやってた作品だから私も「傘でアバンストラッシュ」したクチですよ。原作の単行本は全37巻、90年代に一度アニメ化していますが話の途中で終わったままなんだっけ。もう20年前どころか30年近く前なのでだいぶ記憶が朧げになっています。「アニメ化」としか発表されておらずTVシリーズなのかどうかも判然としませんが、みんな気にしているのは「ストーリーが超絶ダイジェストになってしまわないか」という点ですね。漫画原作のアニメはほとんどが連載中に放送されるため、尺やストックの都合から話の途中で終わってしまったり、後半がオリジナル展開になったりなど「原作ファンが望む形で最後までアニメ化される」ことはそうそうありません。なので「完結済の漫画をじっくり丁寧に適切な尺でアニメ化する」というのが理想の一つなわけですが、「適切な尺」を確保するのはなかなか難しいことだと昨今のアニメを視聴するたび痛感させられます。ダイ大新作、TVシリーズでやるなら最低でも2クールは確保しているだろうが、4クールやそれ以上は期待できるかどうか微妙な雰囲気だ。もし4クール以上やるとしても恐らく分割方式で放送は飛び飛びになるでしょう。「ダイ大の新作アニメってだけで嬉しい!」と目を輝かせていた人たちが曇っていくような事態だけは避けてほしいものだ。

第2部 第5章「Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス 神を撃ち落とす日」開幕!

 待ちに待った2部5章、恒例の「生放送が終わった直後に配信」パターンだったが、事前に予想していた私は慌てることなくスムーズかつ冷静に対処……いや、そういえばボックスガチャの開封があと10箱くらい残ってたわ! 慌てて開封作業に入り、余った種火の売却やら何やらで時間が掛かって出遅れてしまいました。キリシュタリアが支配せんとするギリシャ異聞帯のアトランティス、そこは「行き詰まりの人類史」とは思えないほどテクノロジーが発達したSFチックな世界だった――という感じで開幕から矢継ぎ早に危機が押し寄せてきます。北欧もいきなり「シグルド」に強襲されたりとハナからヤバいムード漂っていたが、アトランティスはその比じゃない。ピンチの連続でハラハラしました。

 非常に発達した技術を持ちながらも妙に素朴な生活を送っている人々、彼らは神々の居城たる星間都市山脈オリュンポスに召し上げられることなく見棄てられた文字通りの下層民だった……と判明する件でちょっと『銃夢』を連想したり。『銃夢』に比べれば治安が良い(寿命も長い)せいで民衆がギラギラしておらず、よそ者たる主人公たちにも鷹揚に構えてみせる。魔獣が闊歩するような環境なのに呑気というか覇気がないというか。NPC感がすごい。

 2部5章はとにかくストーリーが長く、読んでも読んでも終わりが見えてこない。「この異聞帯を攻略するためには3つの関門を突破しなければならない」と『HiGH & LOW THE MOVIE3〜FINAL MISSION〜』みたいなことを言い出して早い段階から攻略手順が明らかになるものの、「1つ目の関門」を突破するまでがすんごく長い。そのぶん出演サーヴァント数も多く、賑やかで楽しかった。CMにも顔が映ってるから書いちゃっていいだろうと判断するけど、第1部で敵だったイアソンが味方になって「今からこの船はアルゴーだ!」と宣言する展開、ベタっちゃベタだけどかなりアツい。「イアソン好きが見た幻覚か?」ってくらい彼の活躍する章です。他にもコルデーやパリスなどフレポ鯖の面々にも見せ場が豊富で超嬉しい。コルデーちゃんはもちろんのこと、パリスくんにも勢いで聖杯入れたくなりましたよ……あのトロイア戦争を引き起こした元凶なのに。アキレウスとの掛け合いも好き。既存キャラはアサシン・パライソこと望月千代女も印象的っつーか「君そんなキャラだったの?」感が半端ない。チヨちゃん、これ本編なんだよ。与太話系の季節イベントじゃないんだよ。わかっててそのノリなの? あとはネモシリーズが可愛かったです。

 クライマックスの畳み掛けにはつい涙腺が緩んで……と、これ以上書くとネタバレになりそうだし、そろそろ感想は控えるか。まだ終わっていない人に配慮して伏字でちょっとだけ書くけど、「やっぱり予想通りの前後編でしたね……後編は年明けかな?」「この調子だとアトランティスPU2は来ずにオリュンポスPUが来そう、っていうかいよいよ村正実装が秒読み段階に入ったムードです」「あとキリシュタリアはモーションが単調なうえ顔面宝具でもなかったからユニークエネミー扱いでプレイアブルにはならないと思います

 ガチャに追加された新サーヴァントは☆3ライダーの「マンドリカルド」、☆5ライダーの「エウロペ」、☆5アーチャーの「超人オリオン」、以上3騎です。マンドリカルドはCMで予告されていたサーヴァントであり、「オデュッセウス」説や「オジェ・ル・ダノワ」説などが囁かれていたものの、それらの予想を覆した。ぶっちゃけ知らない名前だったので生放送聞きながら検索して調べた次第。シャルルマーニュ伝説関連の人物で、タタールの王だそうな。父である先王アグリカンをオルランド(ローランのイタリア語読み)に討たれており、その復讐を果たすため一人で旅に出て、ヘクトールの鎧を手に入れた後オルランドからドゥリンダナ(デュランダル)を奪取しようとあれやこれやしたという。十二勇士のメンバーではなく十二勇士のライバル的なポジションのキャラだ。ユニットとしては単体Artsライダー、声のせいでつい「マンドリカヅキ先輩!」と呼びかけたくなる。宝具もバーニングソードブレイカーに見えて仕方ない。アヴィケブロンや森長可と同様、「☆3ゆえの耐久力のなさを逆手に取って『自分が落ちること』を前提にしたようなスキル構成」になっています。シナリオ通して一番欲しくなったのは彼ですね……人付き合い苦手なあたりに親近感が湧くと申しますか。でも恒常だし、今ピックアップ回さなくてもいつか来てくれるはず。そう信じて耐えました。

 エウロペは「ヨーロッパ」の語源になった(という説もある)ことで有名な女神。もともとは人間の王女だったが、ゼウスに攫われ彼の子供を産んだことで死後は女神として扱われることに。「どっかで聞いたことのある声だな〜」と思ったらM・A・Oだった。「ヤバイですね☆」でお馴染みのペリコーヌなどを演じているが、役によって結構印象が変わる声優でもある。『ソウナンですか?』の鬼島ほまれとか、言われなきゃ気づかない。さておきユニットとしてのエウロペは全体Bライダー、「またか」な気もするけど実は恒常だと意外に少ないタイプである。配布や限定を除くと高レアで全体Bのライダーはマルタとドレイクだけ。回数無敵、NPチャージを兼ねたカードバフ、全体確率魅了、あたかもマリーとメイヴを足して割ったようなスキル構成であり、「生存しつつ敵を一掃する」というわかりやすい性能をしています。それにしても、青銅の巨人「タロス」のビッグオーっぽさが凄まじいなぁ。そのうちイベントで「ショウタイム!」って言い出すんじゃないだろうな、この神妃。CAST IN THE NAME OF GOD, YE NOT GUILTY. 見た目は豪華で限定っぽいけど恒常入りするみたいです。

 反対に超人オリオンは限定の模様。「※「★5(SSR)超人オリオン」はピックアップ期間終了後、ストーリー召喚には追加されません。」というお知らせを呼んだとき「ええっ、お前限定かよ!?」って言葉が口を衝いて出ちゃいましたわ。こんな筋肉ムキムキでビスケットみたいな顔した奴を期間限定キャラとして実装するとは、運営さては正気じゃないな? 声優は変わらず神奈延年のまま、見た目のせいか「アニキと呼びたくなる度」がすごく増している。2部のPVにもチラッと映っていましたが、雰囲気の凶暴さから「バーサーカーのオリオン」なんて噂も流れてましたね。実際はコミカルなところも多いと申しますか、宝具のアルテミスにチョークをキメられる特殊演出には笑った。アーチャー初のバスターゴリラ(B3枚)でありながらArts宝具という変わり種です。自バフに特化したスキルと宝具であり、支援性能は皆無に近い。サポートで使えるからちょっと試してみたが、なかなか強かった。自バフだけで10万や20万を超えるバスタークリティカル繰り出す様子はまさに超人。「Bカードを供給する」以外の面ではあまり周回向きではないが、高難易度に放り込まれたら大暴れしそうな雰囲気だ。こんな筋肉モリモリマッチョマンのオリオンなんて、いくら限定でも欲しく……欲しく……欲しくな……欲゛し゛い゛! となってしまうのがストーリー本編の魔力である。ダメだ焼津、こらえるんだ。正月はなんかヤバいの来そうなムードだし、残り僅かな呼符と石はそっちに費やすンだ! 必死に言い聞かせないと「5章クリア記念」「我慢は体に悪い」「おっと手が滑った(棒)」などとほざいて回しかねないほど誘惑に弱い我が身が辛い。

『プリンセスコネクト!Re:Dive』、「1日1回10連ガチャ無料キャンペーン」開催!!

 プリコネは年末年始、周年記念(バレンタインの時期)、ハーフアニバーサリー(周年記念の半年後なので8月頃)と年に3回くらい無料10連キャンペーンをやるのでそろそろだと期待していました。本編が第1部最終章に突入したところなので、それを盛り上げる狙いもあるのだろう。CMにはまさかの出川哲朗起用、このCMで始めたくなる人いるのか? と疑問だったが「出川に釣られてインストールした」って人が割といるみたいで笑ってしまった。いずれグラブルのガチャピンみたいに出川コラボイベントとかも始まるのかな。さておき開催期間は15日間なので最大150連、プリコネは「ずっとログインしなければその期間の無料10連を次のログイン日まで持ち越せる」という一風変わった仕様があるので、「本命のピックアップが始まるまであえてログインしない」という荒業じみた選択肢を採るプレーヤーもいます。現在のピックアップがイリヤ(クリスマス)、次のピックアップは恐らく正月限定衣装。これまでのパターンからすると「新規正月衣装1→ユイとヒヨリの正月衣装をまとめて復刻→新規正月衣装2」の順だろうが、無料10連は1月3日までなのでユイヒヨの復刻が来る頃にはもうキャンペーンは終わっているはず。ゆえにイリヤ(クリスマス)を取るか新規正月衣装1(誰が来るのか現時点では不明)を取るかの二択である。

 イリヤ(クリスマス)は季節系衣装ゆえパッと見限定の類と錯覚しそうになりますが、「期間限定キャラ」ではなく「新キャラ」と言う表記なので恒常です。それこそ水着ガチャですり抜けてきて「おいおい季節感が……まあ布面積からするとほぼ水着か」なんてこともありうるわけだ。なので「サンタイリヤが欲しい、なるべく早く、今すぐにだ!」という方以外は「あえて大晦日までログインしない」ことで150連全部、天井の半分に相当する回数を次のピックアップへ割り当てることも可能となっています。私は普通にログインしたいしサンタイリヤもちょっと……いやだいぶ……かなり欲しいので深く考えず反射的にササッと回しました。これが限定だったら「最終日に天井まで回すべきか否か」で大いに迷うところだったけど、恒常なら「今回引けなくてもいつか出るかもしれないし」と天井を気にせず気楽にガチャれる。と、その気楽さが効を奏したのか2日目にあっさりサンタイリヤ出まして、「今日からでもログインをやめるべきか」と迷うハメに。普通にログインし続ければ無料10連をその日その日に消化するしかなく、次のピックアップへ回せるのは最大40連。大晦日までログインをやめれば最大130連なので90連もの差が生じ、「天井までの距離」も大きく縮まる。もちろん9日間分のログボとデイリー報酬は捨てることになるし、特別イベント「王都終末決戦」にも参加できない。「次のピックアップは○○です」と判明していればもう少し悩んだかもしれませんが、やっぱり特別イベントには参加したいし普段通りログインすることにしました。サンタイリヤ以外の未所持キャラがすり抜けてくれることを祈りつつ回しまする。


2019-12-17.

・予備知識ゼロの状態で借りた『ハッピー・デス・デイ』『ハッピー・デス・デイ2U』がアタリでとっても嬉しい焼津です、こんばんは。

 ホラー映画、というよりはサスペンス映画か? わざわざ説明するまでもない気がするけど、タイトルは「ハッピー・バース・デイ」のもじりです。無印が1作目で、「2U」が2作目。これもわざわざ解説するまでもないが、「2U」は「TO YOU」のスラング的な表記。『Treating2U』ってエロゲーあったよね……20年近く前にエロゲー雑誌の記事で見かけて以降、折に触れて気になっていたけど、こないだDMMのワンコインセールでようやく買いました。さておき『ハッピー・デス・デイ』、これ以上は何も情報を仕入れずに観てもらいたいところ(特にWikipediaのあらすじはかなり後半までバラしているので厳禁)ですが、「ネタバレしてもいいからもうちょっと詳しく」という方のためにクリティカルな言及をしちゃうと「ヒロインが誕生日に何度も死に戻りする話」です。狙いの見えてこない冒頭10分くらいはちょっと退屈なうえ、ヒロインの振る舞いがヒドいからテンション盛り下がる一方だけど、構造を理解した瞬間に「ああ!」と俄然面白くなってくる。非常にスリリングな展開で堪能できる反面、「これ2作目どうするの?」という疑問が立ち上ってきます。この内容だと蛇足になってしまうのでは……そんな不安を吹き飛ばすかの如く、2Uは2Uで「まさかこう来るとは」の連続で畳み掛けてくる。しっちゃかめっちゃか度も過剰にアップ、やりすぎ感が半端ない。前作にちょっとだけ登場した妙にインパクトのある脇役が再登場するシーンは笑ってしまった。3作目に繋がるような含みを残して終わるが、無印に比べて2Uの興収はかなり伸び悩んだため実際に製作される望みは薄いとのこと。なお2Uはあくまで無印の続編であり、「これまでのあらすじ」とばかりにがっつりネタバレかましてきますから観る順番はお間違えなきよう。「最近ホラーとかサスペンスとか観てねぇな〜」というアナタにオススメの2本だ。

“神座万象”シリーズの設定資料集的な同人誌『神座七秘聖典』、コミケの3日目で頒布予定

 本来はパンテオンでお出しする予定だったんだろうな、この設定群……と考えると切なくなるが、ともあれ待ち望んでいた神座シリーズの設定資料的なものが出ます。Gユウスケの個人サークル「あっちょんぶりけ」ではなく、正田崇との新サークル「神座万象・第十四機関」で売るとのこと。サンプルでは第零神座「事象地平戦線アーディティヤ」の解説やパラロスの裏設定をチラ見せしている。「事象地平」はいわゆる「イベント・ホライゾン」、「アーディティヤ」はインド神話の用語で女神アディティ(無限という意味)の息子たちを指すんだとか。出典によって数は増減するみたいだが、「六人の若者たち」と書いてあるところを見ると六柱に絞っている模様。六つある右手のうち一つだけ物凄くごっついのがあるな。「四つの勢力」ということはヴァス神群とかマルト神群とかに相当する連中もいるのか? 真面目に書くとDiesどころではないボリュームになりそうだな……最終的にアーディティヤの一人であるミトラが座に就き、「真我」となって第一神座の世界が開闢、そして物語は『黒白のアヴェスター』へ――という流れ。

 パラロスの方は「モルタリア・サマエル」なる謎の人物についての言及もある。サタナイルの幼なじみで、彼に匹敵する罪と能力を持ち、もしサタナイルがいなければ三代目の神になっていたであろう女性とのこと。ふむふむ。えっ、初耳なんですが!? メチャクチャ重要な設定がぴょこっと出てきて吃驚仰天ですよ。パラロスは設定資料集的なガイドブックがあってそこにライルのロト時代とかについて書かれていたらしい(未入手)が、サマエルさんなんて聞いたことがない。しかもアスタロスの欄に「実情はモルタリアのクローンに近い」なんて爆弾じみた新情報が載ってるし。まさかアストのオリジナルが存在していたなんて……アストは「対モルタリアの切り札」だそうで、つまりアストがいなかったらサタナイルは負けていた可能性が高いのか。勝手に自分のクローン作られて討たれたサマエルさん、いったいどんな気持ちだったんだろう。「おのれサタナイル!」な感じだったのか、「もう、仕方ないなぁ、ネロスくんは」な感じだったのか。パラロス本編の数千年前に起きたとされる「大戦」をパンテオンで掘り下げる予定だったんだろうけど、そのへんのエピソード、パンテオン復活ルート以外ではもうパラロスがリメイクされるときぐらいしか発表の機会なさそう。

 委託販売も予定されていますから、コミケまで遠征することのできない地方民は通販サイトを利用しましょう。あっちょんぶりけの本が「とらのあな」で取り扱いされているから『神座七秘聖典』の委託先もたぶんとらだと思うけど、現時点では未確定。続報を待つべし。

『グランブルーファンタジー』、6周年シナリオイベントの報酬として「十天衆」のうち1人を仲間にできるチケット配布

 遂に十天衆が配布される時代が来たか……軽く解説しますと、グラブルの世界には「十天衆」と呼ばれる剣や弓などそれぞれの武器を極めた10人から成る超人級戦士集団が存在しており、すべてプレイアブルになっていますがどれもガチャから出てくることはありません。非常に煩雑な手続きを経て疲労困憊の末にようやく仲間として迎え入れることが可能になる、「無課金でもゲットできるけど凄まじく手間が掛かるため時間と根気が必須」な入手至難ユニットです。かつてはエンドコンテンツの一つと称されていましたが、最近は「十天衆を総べし者」(10人全員を仲間にし終えたプレーヤーに贈られるゲーム内称号、あくまで仲間にし終えただけであってまだ目指すべき称号がある)も増え、また新たに「十賢者」なるエンドコンテンツが生まれています。どれくらいエンドコンテンツかと申しますと、現時点で十賢者全員を仲間にできたプレーヤーはひとりも存在しないくらい。5周年記念として今年の3月に実装されたばかりなので、やり込んでいる人でも1人か2人で精一杯といった具合。

 話を戻して十天衆。私も「せめて一人くらいは十天衆を迎え入れたい」と頑張ってどうにかシエテだけ加入させましたが、そこで力尽きてしまった。シルヴァとの絡みからソーンさんも加入させたいと願って二王弓を凸るところまでは進めたけど、もう一回シエテのときと同じことを繰り返すかと思うとしんどくなって放り出してしまいました。FGOにはない要素なので喩えるのが難しいんですが、労力的には「5騎分のサーヴァントをスキルマするための素材を一から集める」くらいのしんどさでようやく十天衆の1人が仲間になる、くらいだと受け止めてもらえれば。それほど面倒な手続きのいるユニットをイベント報酬でホイッと配るわけだから色めきたつプレーヤーも多いわけです。「やらなきゃ」と思いつつやる気の湧かなかった私もやっとソーンさんとシルヴァを並べることができる……感無量。6周年シナリオイベントは2月26日開始予定なのでまだ当分先ですが、ガチャピンコラボイベント「ガチャピン・ムックのあおぞらものがたり」で配布されているユニット「ガチャピン」が十天衆並みの性能を誇っている(おかげで「幻の11人目」とか呼ばれている)し、始めるなら今ですぞ。コラボイベは19日の夜9時前まで開催、まだ間に合います。イベントのプロローグ読むだけで即座に加入するからメチャクチャ簡単、コラボイベントは復刻や常設化が難しいからこの機会を逃すと次はいつになるかわかりません。さあ君も空の上でガチャピンと握手!

・拍手レス。

 うたわれロストフラグはシナリオはしっかりうたわれるものしてて楽しいんですよね…今回のイベシナリオも過去の構図が逆になってでるなどのツボを抑えた物でとても良かったのですけどね…ゲーム部分中々辛い…消費早過ぎて他と掛け持ち余裕なのは幸か不幸か…
 話が盛り上がってきたところで「次回配信をお待ちください」なのが……もっと読ませてほしい。スキップ機能のおかげでスタミナも瞬時になくなるし、ログインした2、3分後にはもうやることなくてログアウトしてしまいます。


2019-12-12.

『生ける屍の死 永久保存版』を買おうかどうかここんとこずっと悩んでいる焼津です、こんばんは。

 最初の単行本刊行から今年で20周年を迎えるため、「ファン向けの記念商品」という色合いが濃い一冊である。とうに文庫化もされており、去年出た光文社文庫版は現在でも余裕で新品入手が可能となっています。ただ本編を読みたいだけならこちらを買えばいい。しかし、もうすぐ発売される永久保存版は函付きの凝った装丁で、「柩」をイメージしたデザインに中二心をくすぐられます。そのぶん値段はスゴい。税込で7480円、「エロゲーか?」と言いたくなるほどエクスペンシブだ。書痴たる私でもさすがにこれは軽々とは買えない。「創元推理文庫版はもう持ってるんだし、どうせなら新規の作品購入した方がいいんじゃない?」と理性の囁きに日和かけている。最近は『十三機兵防衛圏』の評判聞いて気になってるんですよね……うーむ、『【「新青年」版】黒死館殺人事件』同様、今回も指を咥えて見送るしかないのか。

 これが3000円くらいまでなら勢いでポチれますけども、7000円超えとなると心理的なハードルが高い。『メギド72』のスキンを2つ買ってもお釣りが来るレベルだもの。逆に考えると「メギドのスキンを2つ断念すれば何とかなる程度の負担」ではあります。でもジズちゃんあったかいクリスマス衣装を着せてあげたい、という欲望には抗えずもう課金しちゃった。ガチャよりマシとはいえ、スキン類も「一度買い出すと歯止めが利かなくなる」点でなかなか厄介な商法と言えるなぁ。

・来月GA文庫から刊行される新人賞作品の『ひきこまり吸血姫の悶々』、amazonにデカデカと拡販画像が貼られているからつい見てしまったけど、要するにこれロリ吸血鬼版『エリートヤンキー三郎』では?

 血が嫌いなせいで幼女体型のまま成長できず、運動も魔法もてんでダメな吸血鬼ヒロイン「コマリ」が成り行きから帝国の将軍になってしまう。しかも率いるのはディルレヴァンガー部隊か黒犬騎士団か、ってくらい素行の悪い荒くれ者集団。無能とバレたら部下共の手によって八つ裂きにされかねないため、精一杯去勢を張る元引きこもり吸血姫の明日や如何に! そんなノリでベースはコメディだが、試し読みに目を通すと普通に首が千切れて飛ぶ血腥いノリで、「どういう層にリーチしたいんだろうか……?」と戸惑わざるをえない。こんなの俺しか買わないだろ、と勝手に思いつつ発売を待つことにしました。

「Lostbelt No.5 神代巨神海洋 アトランティス 神を撃ち落とす日」開幕直前キャンペーン開催!

 いよいよ2部5章の配信が近づいてまいりました。開幕直前キャンペーンは25日までとあるが、特別ログボは7日分しかないので18日か19日あたりに始まるかもしれません。配信直前SPが18日の19時半開始で、2時間くらいやるだろうから最短だと同日22時配信スタートかな。5章はこれまで以上の大ボリュームが予想されており、それどころか前後編の可能性すらあるから期待は膨らむ一方だ。ああ、やっとキリシュ様に会えるんですね……「ラスボス気取りの中ボス」「仲間に裏切られて背中刺されそう」と囁かれていたのも今は昔、「背中刺されて退場しても6章か7章で復活しそう」「真のラスボスは滅びぬ、何度でも甦るさ!」と謎の信頼が鰻登りしているキリシュタリア、蓋を開けた結果が「思ったよりも小物だった」になるのか「思った以上に大物だった」になるのか気になるばかり。復活と言えば地味に復活フラグが立っている(MOONLIGHT/LOSTROOMのメインだった)オルガマリーもそろそろ再臨? ギリシャ絡みの英雄や船乗り系サーヴァント総出演という噂も立っているし、始まる前からワクワクが止まらない。正直今すぐにでもプレーしたい。幕間の物語キャンペーンが終わるまで他の動きがなさそうなのがもどかしい。相変わらず今回も高レアばっかり、せめて1騎くらいは☆3以下のサーヴァントを入れておいてほしいものなんだが……。

『うたわれるもの ロストフラグ』15日からイベントの後半戦(ベリーハード追加とガチャ更新)突入です。

 「『☆1と☆2だけでどこまで頑張れるか』にも興味がある(キリッ」とカッコつけた直後にカルラを単発で引き当て「やっぱり頼れるのは☆3だな!」と掌を返すハメになりました。ギャグ漫画かよ。それはそれとしてカルラは好きなキャラなので素直に嬉しかったです。聞いていた通り☆3キャラのステータスは非常に高く、エグいくらい強い。これまで苦労して辛勝してきた難敵をまるで紙細工のように蹴散らしてくれる。そりゃみんな「リセマラして☆3引け」って言うわけだ。確率が確率だけにリセマラも結構な苦行らしいとは聞き及んでいるが。ガチャの提供割合を改めて確認すると、最高レアリティたる☆3キャラの排出率は「2%」。一見FGOよりも優しく映るけれど、その実ピックアップ対象であるカルラが「0.5714%」とFGOよりも渋い。カルラ以外の恒常☆3が5人いて、それぞれの排出率が「0.2857%」だから「単純にカルラの排出率を倍にしただけ」みたいですね。つまりピックアップ率は2/7(約28.6%)、「7回☆3を引いたらうち2回はカルラ」くらいの計算になり、「すり抜けを喰らう確率」が5/7(約71.4%)――なかなかの鬼仕様です。当たり前のように天井も未実装だし、特定のキャラを欲しがるとヒドい目に遭うな、これは。

 イベント結糸(いわゆる「ガチャチケット」や「呼符」のようなもの、イベントが終了すると同時に消滅する「持ち越し不可」な仕様のためイベント期間中に使わないといけない)は後半ピックアップでも使えるみたいなので温存中。宝珠(いわゆる石)は「いつか天井が実装される」と信じて貯めておくことにするかな……トウカとかオボロのピックアップが来たら我慢できる自信はないんだが。たぶん来年の今頃に一周年記念キャンペーンと称して「指名縁結びチケット」みたいなものを販売するだろうし、それを購入するのも一つの手かもしれない。「このアプリ、果たして一周年を迎えられるのか?」って不安も漂いますけども。

・拍手レス。

 うたわれロストフラグはシナリオはしっかりうたわれるものしてて楽しいんですよね…今回のイベシナリオも過去の構図が逆になってでるなどのツボを抑えた物でとても良かったのですけどね…ゲーム部分中々辛い…消費早過ぎて他と掛け持ち余裕なのは幸か不幸か…
 話が盛り上がってきたところで「次回配信をお待ちください」なのが……もうちょっと読ませてほしい。スキップ機能のおかげでスタミナ消化は楽だけど、楽過ぎてログインしてから2分後にはやることなくなってしまう。


2019-12-09.

『理想の娘なら世界最強でも可愛がってくれますか?』の3巻をやっと読み終わったけど、1・2巻の時点で相当だったお父様の強さが更に凄いことになっていて笑っちゃった焼津です、こんばんは。

 没タイトル案の一つが『最終兵器お父様』というくらいなので「世界最強の娘」よりもお父様の方がスゴいんですよね、このシリーズ。どうスゴいかは実際に読んで貰わないとうまく伝わらないけど、喩えるなら「今まで小指一本で戦っていた」と発覚するレベル。この調子で行くと数巻後には宇宙編が始まりそうだ……その前に終わるか?

虚淵玄が原案・シリーズ構成を手掛ける新作CGアニメ『OBSOLETE(オブソリート)』、配信開始

 「YouTube Originals」という、要はプレミアム会員向けの動画サービスで配信されており、会員なら一挙に6話まで視聴することが可能となっている模様。非会員の場合は毎週1話ずつ(火曜日更新)無料で観ることができる、という方式です。あんまり馴染みのない形式だからか、既に配信が始まっていることを知らない人もいるみたい。1話1話が13分程度のショートアニメなので話題になりにくい、というのもある。出てくるのも見事にオッサンばかりだしな……「我々は影に潜む敵を影の中で叩く」「世界がこの戦いを知ることはない」と秘密部隊所属っぽい男たちの粛々たる戦いを細かい説明抜きで描いており、「華? ねぇよ、そんなもん」と言わんばかりでいっそ清々しい。『redEyes』『FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE』を映像化したようなノリなので個人的には嬉しい作品だけど、如何せんこれが話題になって大ヒットする未来は想像しづらいです。いずれ『機龍警察』も映像化してほしいから、近接ジャンル作品はなるべく当たってほしいところだが……。

新機能「ストーリー解放機能」登場!

 プリコネはストーリーパートとクエストパートが完全に分離しており、ストーリーとまったく関係ないメインクエストを攻略することでメインストーリーが順次解放される仕組みになっています。こうすることで「話の途中だがワイバーンだ!」的なブツ切りを回避し、「メインクエストだけ先に終わらせてストーリーは後でじっくり読む」というスタイルのプレーを可能にしている。欠点は、「ストーリーとまったく関係ない」ためバトルがさっぱり盛り上がらないことと「後でじっくり読もう」と放置していると膨大な量が溜まってしまってだんだんロードするのも億劫になることですかね……ともあれ、最初の方のエリアは少ない手持ちでも突破できる程度の難易度に抑えられていますが、途中からどんどんエネミーが強くなってボス戦で詰まるプレーヤーも出てきます。フレンド機能が実装されたおかげで育成済の強いキャラを借りられるようになり、以前よりは攻略しやすくなっていますが、プリコネのクエストは時間制限が設けられていて規定タイムを超過すると敗北扱いになってしまうので、初心者だと「火力が……火力が足りない!」な事態に陥りがちだ。そのため「イベントストーリーはキチンと読んでいるけどメインストーリーは最新話まで追いついていない」層が一定数存在する。これがFGOなら「育成に時間掛けるよりも令呪と石割りで強引に突破した方が早い」とアドバイスできるのですが、プリコネには石を割ってコンティニューできるような救済措置が用意されていません。ストーリーの続きを読みたいなら攻略Wikiの情報をチェックして「レア度は低いけど攻略に役立つキャラ」の育成にせっせと励まねばならなかった。念のため書いておきますがプリコネの低レアは「育てやすい」わけではなく単に「入手しやすい」だけです。膨大な量の素材とマナが必要になるんで、高レアでも低レアでも育成は押しなべて面倒臭い。

 今月いよいよ「第一部最終章」が配信される運びとなり、それに合わせて特別イベント「王都終末決戦」の開催も決定したんですが、誰でも参加できるわけではなく「メインストーリーの最新話(20日に配信予定となっている第15章の第5話)まで閲覧している」ことが条件となっています。攻略の滞っているプレーヤーは「特別イベント、参加できないのか」と著しくモチベを下げてしまいかねない……そこで運営の取った手段が「ストーリー解放機能」です。要するに攻略状況と関係なく配信済みのメインストーリーすべてが閲覧できる機能。そう、極論すれば「ストーリーを全部解放して全部スキップすればその日にプレーを開始したばかりの人でも特別イベントに参加できる」ことになる! 「そんな方法で参加して楽しめるの?」と訊かれると返答に窮するが、さておき「ソシャゲ特有のチマチマした育成とか周回とか怠くてやってらんない」という理由でプリコネが気になりつつもスルーしていた人は今がチャンス、攻略なんて一切せずにストーリーを堪能することができるぞ! ちなみに特別イベントは擬似的なレイドバトルである前半、ラスボスとの最終決戦である後半に分かれており、後半は「プレイヤー個人での戦い」らしいから育成が間に合っていない初心者だと突破できずエピローグを拝めない可能性も……ここまでやってる運営のことだから何かしら救済策は用意しているだろうが。

 ちなみに現在配信されているプリコネの正式タイトルは『プリンセスコネクト!Re:Dive』であり、本来の略称は「プリコネR」です。厳密に書くなら「プリコネ」はサービス終了した前作『プリンセスコネクト!』を指すんですが、語呂の都合もあってつい端折っちゃうな。その前作、言わば無印版のプリコネはYouTubeで動画として無料公開中なので時間のある方はこちらもどうぞ。ペコリーヌやコッコロ、キャルといった現在「プリコネの顔」として認識されている面子は全員Rで追加されたキャラだから無印版には登場しません。代わりにユイこと「草野優衣」がメインヒロインのような扱いだった。Rでも序盤で登場するし、ガチャからは出てこない初期加入キャラなので一応特別扱いされているんですけども、メインストーリーに登場するのが結構経ってからなので始めてからしばらくは印象が薄い。主人公に想いを寄せており、何人かはその想いに気づいている。なので「イベントとかのシナリオで主人公と親密になった他のヒロインたちに『ごめん、ユイ……』とよく謝られている子」でもある。嫉妬・三角関係・修羅場好きには美味しいポジションだ。バージョン違いとして振袖姿の「ユイ(ニューイヤー)」という限定版も存在しています。実装当時はまだ天井が付いていなかったから泣く泣く撤退した人も多いというこの衣裳、私も引けていないので復刻されたら天井覚悟で回しますとも。

 ガチャと言えば、クリスマスの限定キャラは結局クリスティーナでしたね。配布はノゾミ、支援系の中衛ユニット。☆3まで開花するべくコツコツ周回してます。クリスが限定なのは予想の範疇だったものの、新キャラ追加告知の文中にキョウカ(ハロウィン)のときのような「なお、次回ガチャに登場する『クリスマス』の新キャラは、期間限定キャラではない予定です」ってアナウンスがないところを見るとイリヤも限定か? 去年のクリスマスの復刻、今年の正月の復刻、そして来年正月の新キャラとこれから限定ラッシュに入る状況で「片方は恒常です」をやらないとは……運営め、イリヤ(CV.丹下桜)ならプレーヤーたちから限界まで絞り取れるとわかっての措置だな? クリスティーナ(クリスマス)、略してクリクリさんは比較的浅手で済んだからイリヤ(クリスマス)が限定でもチャレンジできないことはないが、引いても育てる余裕がないからパスした方が賢明ではある。メモピが溜まっている恒常イリヤも同じ理由で解放していないし。だが、いつでも解放できる恒常と違って季節限定は一度逃すと復刻(ほぼ一年後)まで引く機会がなく、欲望を抑え込むのに苦労する。果たして人はどこまで「CV.丹下桜」の引力に抗えるのか。

『うたわれるもの ロストフラグ』、初のイベント「剣奴の灯火」開催中

 「剣奴(ナクァン)」でピンと来た人もいるでしょうが、カルラがメインのイベントです。ピックアップも実施中。回したけど出ませんでした。デリホウライとスオンカスなら来たんですけどね……ともあれ、イベントを進めると「エムシリ」というキャラが仲間になります。「エムシリ? はて、記憶にないが……」とつい検索してしまったがロスフラのオリジナルキャラである。イベントストーリーを読むだけで仲間になるし、イベストを解放するためのクエストも本編よりは難易度が低いので割合サクサク進む。

 というかロスフラ、何気にメインクエストの敵が強いんですよ……キチンと育成に励まないとあっさり詰まる。キャラの初期レアリティは☆1から☆3までの三段階で、☆1でも育てればそこそこ使えるんですが、ステ差がエグいため「リセマラして☆3を引く」のが現状だともっとも手っ取り早い。私はリセマラするのめんどいし、「☆1と☆2だけでどこまで頑張れるか」にも興味があるのでのんびりチマチマやってくことにします。ローンチ時点で実装されているシナリオは第2章まで。話そのものは悪くないけれど、如何せんキリの良いところまで進まないのが難点。イベントでは主人公のアクタとカルラが最初から顔見知りの関係なのに、本編の方では既存のうたわれキャラとまだ全然遭遇していなかったりするんだよな。

 まさかのヌワンギがプレイアブルになっているなど、個人的に嬉しいポイントもあってどうにかモチベが続いている状況です。イベントの開催期間は今月いっぱいと非常に長い(サービス開始直後だからなのか?)ので、今ぐらいなら出遅れとか気にしないで始めちゃっても大丈夫。むしろ初日からスタートしてリセマラで☆3引いたような人たちの方がやることなくて手持無沙汰になっている雰囲気だな。とにかくメインストーリーをガンガン追加してほしいわ。

・拍手レス。

 おお、圧政者よ!(アストルフォきゅんおめでとうございます)
 ありがとうございます。深追いしたせいでもう石があんまり残ってないから5章と正月で誰が来るか戦々恐々としています。


2019-12-01.

『メギド72』、「オリエンスの不具合発覚と経緯についてお話」

 説明します。まず、今年の10月末に「B(バレット)アーツ」という新戦法が登場しました。いろんな効果がある銃弾(バレット)を作成・蓄積し、それを消費することで強力な攻撃を繰り出す――というもの。「様々なバフの乗った攻撃をストックして任意のタイミングで射出する」ようなものであり、要するに「準備に手間が掛かるけど、整えば物凄く強い攻撃手段」です。バレットは作成役と消費役に分かれており、10月末のサバトで実装された新キャラ「オリエンス」は作成も消費も両方こなせるユニットだったんですが、消費する方のスキルがあまりにも……あまりにも強すぎた。この一ヶ月ずっとプレーヤーたちの間で「ゲームバランスが崩壊していないか?」と話題になっていたほどです。今まで苦労して倒していた高難易度のボスがたった2、3ターンであっさり撃破できてしまう……「もう全部Bアーツでいいだろ」と投げやり気味に言われるほど環境を蹂躙し尽くし、一向に公式が動く気配を見せなかったためみんな仕様として受け容れ始め、「いよいよインフレに突入するのか」と戦慄していたところへ突如「不具合でした、修正します」という通告が飛び込んできたわけです。「インフレに突入するわけじゃないのか」ってホッとする人もいる一方、「優良誤認だ!」「強いから課金して引いたのに下方修正するのか!」と抗議する人もいて、一挙に炎上騒ぎへ発展しました。

 「うっかりぶっ壊れユニットを追加してしまって大荒れ」というのはソシャゲだとよくあることであり、有名なところではパズドラの「曲芸士騒動」(2015年)や千年戦争アイギスの「十秒戦争ナルサス」(2017年)などが想起される。最近も「イヴェルカーナ事件」ってありましたね……私はオリエンス引けなかったから「どう転んでも関係ないや」と傍観気味に眺めていたんですが、不具合のお詫びとして全ユーザーに石5000個(約33連分)を配布し、且つ10月末に行われたオリエンスピックアップと11月中旬に行われたリジェネ教官(フォカロル)ピックアップで消費した石もすべて返却する、いわゆる「返石」対応に踏み切ったのでビックリしました。不具合のあったオリエンスだけでなくリジェネ教官まで範囲に含まれているのは、リジェネ教官がバレットの作成役として非常に優秀で「オリエンスを活躍させるためにこっちも引かないと……」ってなった人が多かったせいです。返石対応というと、どうしてもグラブルの「アンチラ騒動」(2016年)を思い出してしまうな。

 オリエンスは修正のためしばらくガチャの排出対象から外されるハメになりました。年始のピックアップで復帰予定だからあくまで一時的な対処とはいえ「消えたメギド」扱いされるのは不憫だな。キャラ人気も伸びていたところだというのに。オリエンスもリジェネ教官もおらずBアーツを真面目に運用したこともない私は特に表明したい意見もなく「オリエンスガチャで使った石が返ってきたから年始のネフィリムガチャは過去最大級のチャレンジになるなぁ」などとボンヤリ考えているところです。メギドはシステムが複雑なこともあって「味方やオーブ(装備品)の組み合わせ次第で大化けするユニットが沢山いる」ゲームであり、新キャラや新戦法を追加するたびに「ゲームバランスが崩壊するリスク」を負うからスタッフの苦労も凄まじいだろう……何とか持ち直してほしいけど、今回の件は相当深刻っぽい?

【期間限定】「クリスマス2019 ナイチンゲールのクリスマス・キャロル」開催!

 魅惑のウサ耳剣トルフォ実装にぶっちゃけ「課金」という選択肢が脳裏をよぎり、手持ちの呼符と石で出なかったらコンビニへ赴く算段すら立てていましたが、呼符5枚目で虹回転入ったことによりコートに袖を通す手間が省けました

 いえーい、大勝利ー! 過去最速級の決着だったためイベント礼装がまったく出ておらず「もうちょい回すか」ってガチャ続行したところ重なりました。その時点で出ていたイベント礼装は☆3の「ウィズ・マイ・ファミリー」のみ。☆4と☆5のイベ礼装は一枚もなく、プレボから石を取り出して追加で回すかそれともスパッと撤退するべきか迷いながら剣トルフォに種火を注ぎ込み、目にした最終再臨絵の輝きに心を灼かれて気づけば聖杯と☆4フォウくんを捧げていた。これが理性蒸発か、実に気持ちいいな。そして「アストルフォと言えばジークくん、せめて☆4の『想いの配達人』は引いておきたいな……フレのためにも」と深追いした結果、宝具レベルが3になりました。あまりにも気軽に排出される剣トルフォを眺めて「これは夢なのか?」と現実感を喪失しかけたが、目の前にあったのは紛うことなき現実でした。一緒に「想いの配達人」もゲットしたので心置きなく撤退。成功の秘訣はマイルームのお気に入りをブラダマンテにしていたことだろうか。やはりマイルーム教こそ至高にして最強。

 さておき、ユニットとしてのセイバーアストルフォはクイック単体剣です。クイック単体剣は☆3だとカエサル、☆4だと水着フランと剣ディル、☆5なら沖田さんがいますけども、全員カード構成がB2枚Q2枚でアーツが1枚しかなかった。剣トルフォは異例のA2枚Q2枚(セイバーだと水着北斎がこの構成だけどA宝具)、アレキサンダーやアキレウスみたいなカード構成をしており、これまでのQ単体セイバーと比べて「アーツチェインが組みやすい」という利点があります。ただしそのぶんNP効率は控え目。星出しもそこそこレベルに留まっており、単純なカード性能だけ見れば沖田さんの地位を脅かすほどではない。が、スキルマすれば毎ターンNP20獲得できるスキル「破却宣言」は強力。要は天草の「洗礼詠唱」をコンパクトにした感じで、持続ターンが短い代わりにCTも短い。編成次第では連発も容易だ。モーションも凝っており、使っている剣は蛇腹剣、いわゆる「ガリアンソード」で鞭のように振り回します。ちょっとウルミ(カラリパヤットで使う鞭状の剣)っぽくもある。宝具演出は顔のドアップが映る流行りの「顔面宝具」なので観ていて飽きませんね。勝利セリフの「アストルフォちゃん大勝利!」は笑った。これ絶対経験値がネタにする奴や。

 今年のクリスマスイベントは「何者か」の策略によって「自分はサンタにならねばならない」という強迫観念を抱いたサーヴァントたちが「サンタアイランド」なる地でバトルロイヤルを繰り広げるトンチキ系のストーリーですが、「サンタの自覚がない」ナイチンゲールがなぜかメインになっていて「最後はホッコリした展開になるのか?」と予感させます。カエサルが真面目にアドバイスしているあたりは驚いた。公式サイトにCMも公開されていますけど、ヒポくんに二人乗りするアストルフォとブラダマンテの仲良さが微笑ましくて何度も観ちゃう。「寒うない」 寒い筈はない、焼津の胸の内にアーちゃんとブラダマンテが燃えていた。


2019-11-27.

・前に概要を聞いて気になっていた『聖なる鹿殺し/キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』がスターチャンネルで放送されていたから「これは好機」と視聴した焼津です、こんばんは。

 タイトルの「ディア(deer)」は鹿を意味するので、「聖なる」「鹿殺し」ではなく「聖なる鹿」「殺し」です。一言でまとめると「イヤ〜な映画」でしたね……単純に胸糞悪い展開だというのもあるが、「なぜこんな現象が発生するのか」についてハッキリした説明がなく、それこそ「神罰が下った」レベルの不条理な「悲劇」を不穏なBGMとともに延々と綴っており、いろんな意味でスッキリしない一本です。作中でもチラッと(露骨に)触れられている通り、「イピゲネイアの悲劇」というギリシャ神話の一エピソードが下敷きになっている。詳しいことはWikipediaとかに載ってるので要約しますが、女神アルテミスの怒りに触れたギリシャ英雄アガメムノンが、女神の怒りを解くため己の娘であるイピゲネイアを生け贄に捧げる――という話です。かの大英雄アキレウスも絡んでくるエピソードながら、あまり気持ちの良い結末ではありません。アルテミスが怒った理由については諸説あり、その一つとされる「寵愛していた聖なる鹿をアガメムノンが勝手に射殺したうえ『俺の腕前はアルテミスをも上回る』と驕ったこと」になぞらえて『聖なる鹿殺し』というタイトルが付けられた……のかもしれない。「イピゲネイアを憐れんだアルテミスが処刑の直前に鹿と入れ替えた」とするバジョーンも存在することから「身代わりになって処刑された鹿」を「聖なる鹿」と見做している、って説もあります。あるいはそのダブルミーニングか?

 心臓外科医のスティーブンは妻子とともに郊外の豪邸に住んでいる。息子がちょっと反抗的だったりするけど深刻な悩みというほどではなく、裕福で何不自由のない「観客からすれば退屈な日常シーン」が淡々と続きます。しかし時折、「マーティン」という謎の少年と会話するシーンが意味ありげに挿入される。同僚に対しては「娘の友人」と紹介するが、次のシーンで「うちに来ないか? 妻と子供を紹介したいんだ」と誘いかけており、さっき口にした「娘の友人」というセリフが嘘だと速攻で判明する仕組みになっています。しかもマーティン、登場するたびにいちいち不安を掻き立てるようなBGMを鳴り響かせるので、その「わざとらしいまでの怪しさ」はほとんどコントの領域である。いったい何者なのか? スティーブンとの関係は会話の端々から徐々に察することができるようになるものの、核心がなかなか見えてこない。ある朝、スクールバスがもうすぐ到着するというのになかなか下りてこない息子に業を煮やして部屋までやってきたスティーブンが目にしたものとは……。

 お見舞いにやってきたマーティンがまくしたてるように「状況」を説明するシーンが異様で、映画としてのボルテージはあそこが最高潮だった。後半は「悲劇」に向かって突き進んでいくが、この作品の怖いところは「おかしいのはマーティンだけじゃない」ことだ。スティーブンをはじめ、「なんでそんなこと言っちゃうの?」ってセリフが次々と飛び出し、「ええーっ、この状況でそれ!?」って唖然とするような行動を見せつける。一見「不条理な状況に直面した人々の心理」を描いているようでいて、その実「不条理な状況に直面すれば人々から『心理』は喪われる」ことを映し出している。いや、そもそも人々に心理なるものはあったのか……? という気持ちさえ湧いてくる。すべての発端となったスティーブンの驕り、「聖なる鹿殺し」について彼が悔悟を述べる場面もなく、妻から追及されても言い訳がましい説明に終始して素直に非を認めようとはしない。「裏の顔があった」とかじゃなく、ただただ素でコレなんですよね……現代に甦ったギリシャ英雄か? ベースとなっている「イピゲネイアの悲劇」はかの大英雄アキレウスですら防ぐことができなかったわけですだから、主人公一家も当然のように抗う術はなく、最後の決断へと帰着する。アレを本当に「決断」と称していいのかどうか迷いますが、そんなこんなで迎えるラストシーン、おぞましいとも物悲しいとも言い難い雰囲気の中で物語は幕を下ろす。考察によれば「神話再現としての続き」がエンドロール後にも存在するはずらしいが、「続きがある」ことよりも「かくして神話は生み出される」というメッセージにこそ打ちのめされます。どれだけ時代を経ても我々は神話という「翻弄される人々を芥子粒のように眺め下ろす視点」からちっとも解き放たれていないのだ……と。天から見下ろすような俯瞰ショットや廊下の移動を丹念に追う長回しなど、どこか突き放したようなカメラワークが印象的でした。ミステリ的な仕掛けを期待する人にはオススメしがたいが、考察好きの人であれば長く楽しめる一本かもしれません。

『恋する乙女と守護の楯 Re:boot The "SHIELD-9"』、公式サイトオープン

 2007年に発売された『恋する乙女と守護の楯』のリブート版です。サンプルCGを見れば一目瞭然ですが、キャラデザそのままに原画も塗りもすべて刷新されています。シナリオも、大筋は以前と一緒みたいですけど細かいところでいろいろ増強される模様であり、特にサブヒロイン扱いだった「穂村有里」と「真田設子」、両名のルートをメイン並みのボリュームにするらしい。有里と設子はメインの三人に匹敵するどころか凌駕する勢いの人気があったから昇格は自然な流れと言えます。リブートとはいえ、掛かっている手間を考えるとほとんど新作クラスですね、これは。CGの新旧を見比べると塗りの進化がスゴいなぁ。12年も経ってるんだから当然と言えば当然ですが。『痕リニューアル』でさえオリジナルから6年しか経っていなかったことを考えると、「12年の歳月」はやはりスゴい。キャストに関してはムービーのナレーションが青山ゆかりだから雪乃続投はほぼ確定、他のキャラについてはCV表記がないせいもあって今のところ不明です。有里が誰になるのかが一番気になる(オリジナルキャストの如月葵は2015年に声優業を引退している)。恋楯は個人的に大好きなゲームですが、なにぶんもうだいぶ古いソフトなので新規の人には薦め辛かった。続編『薔薇の聖母』は発売が3年前だし、エピソードが独立しているので「こちらからどうぞ」と誘導できなくもなかった(発売当時にしたような気もする)が、正直に申せば「シリーズの1作目からプレーしてほしい」という想いが強かった。今回のリブートでかなり布教しやすくなるんじゃないかと期待しています。

 相変わらず雪乃の髪飾りが包帯に見えるなぁ、とノスタルジーに浸りつつ発売を心待ちにしている今日この頃。しかし、なぜ今になって1作目をリメイクすることになったんでしょうね。「アニメ化企画が動いている」とか「3作目の開発費を稼ぐため」とか、前向きな理由を望みたいところだけど、「もう純粋な新作をつくっても売れないから」みたいな後ろ向きの理由なんじゃないかと心配してしまう。OVERDRIVEの代表bambooも「数年前に比べると売り場の扱いが1/10になっている」って書いてたし、厳しさは増す一方だもんな、この業界。

新ブランド「Soiree(ソワレ)」、デビュー作『サルテ』を2020年1月31日に発売予定

 『僕と恋するポンコツアクマ。』とかを出していた「スミレ」のサブブランドに当たるそうです。スミレってここ数年名前を見かけないから休止したのかと思っていたけど、まだ活動していたのか。タイトルの『サルテ』はヒロインの名前、劇団の看板女優だった彼女は「何か」が原因で死亡したらしい。なぜ自分は死んだのか? その理由を探るために「過去」を演じるサルテ。死後の世界に舞台を用意した仮面の道化師は「原因を突き止めれば生き返ることができる」と仄めかすが……サンプルCGを見た感じだと陵辱モノか? 「己の死んだ理由を探す」というコンセプトの時点であまり規模の大きくないソフトだと察したが、税抜で3800円というロープライス、恐らく数時間のプレーでコンプできるんじゃないかと予想される。サッとやってサッと終われそう。なお販売はDL版ないし「シリアルコードを記載したDLカード」のみで、「パッケージやディスクは付属致しません」とのこと。DMMのアカウントが必須になりますので注意。

 シナリオライターの片方「ななみなな」はまったくの新人(あるいは既存ライターの名義変更?)みたいだが、もう片方の「おるごぅる」は相当な古参、来年でデビュー20周年を迎えます。その筋では『うちの妹のばあい』が有名だけど、参加した作品で一般的に有名なのは『ましろ色シンフォニー』か。病気のため2010年に一度引退を宣言したが、2014年に復帰。大っぴらに引退表明した後だったのでバツが悪かったのか、ペンネームを「おぅんごぅる」と微妙に変更して「おるごぅる? 知らない人ですね……」とトボけてみせた。復帰から既に5年が経過したし、もうわざとらしくトボけるのはやめて元のPNに戻すことにした模様。『ましろ色シンフォニー』の紗凪バージョンも控えているし、いい加減潮時と判断したのだろう。スミレの代表が個人サークルで出した同人音声作品にも「おるごぅる」名義で参加していたみたいだし、もう今後は「おぅんごぅる」名義使わなくなるのかな……それはそれで寂しい気がしてしまう不思議。

ストーリーイベント「プレゼントパニック! ランドソルのサンタたち」開催決定!

 プリコネのクリスマスイベントはクリスサンタとイリヤサンタとノゾミサンタの三つ巴。なんなんだコレは!? って組み合わせです。去年の限定はクリスマスチカだったから、同じギルド(カルミナ)に所属しているノゾミのクリスマスverが実装されることは予想の範疇だったけど、クリスティーナとイリヤのサンタ衣装は完全に予想外だった。こういう季節系の限定衣装は「普段あまり出番がない低レアのキャラ」にスポットを当てる主旨もあるだろうに、遠慮容赦なく人気キャラをブッ込んできやがるとは。クリスティーナはプリコネを始めて間もない頃に引いたキャラで、ずっとアタッカーとして重宝してきたぶん個人的に思い入れがある。配布だったら胸を撫で下ろすところだけど、限定ガチャだったらジェムが淡雪の如く溶けてしまうことになる。まぁ、クリスが配布だったらノゾミはガチャ産になるだろうから、どのみちジェムは消えるが……ノゾミも盾役(タンク)として重宝してきたキャラなので思い入れが深い。「クリスマスチカと一緒に並べたい」という欲望もある。イリヤは「CV.丹下桜」ですべてを察していただきたい。結局誰が配布でもガチャは回すことになるわけだな、詰んでるわこれ。

 「イベント開催期間中に条件を満たすと、イベント限定キャラが仲間になります」という恒例の表記がある時点で配布キャラの存在は確定しています。扱いや衣装の凝り具合を考慮するとノゾミが配布で、クリスティーナが限定、イリヤは恒常に追加――という線が濃厚か。これまでプリコネは季節系イベントで限定キャラのピックアップを2回に分けて行うパターンが定着していましたけど、「限定限定また限定でぶっちゃけしんどい」という抗議が殺到したためか、今年のハロウィンから「2キャラのうち1人は恒常に回す」という対応を取るようになった。クリスマスもそれに倣うかどうか今のところよくわからないが、可能性は大いに高まっていると言えます。クリスティーナはノーマルverがフェス限なので、クリスマス衣装だけ恒常化するとは考えにくく、「季節感を無視して年中サンタコスプレで排出されるキャラ」になるのはノゾミかイリヤの二択でしょう。もしクリスが配布だったらどっちが限定になるか読めないな……まさかの「両方恒常」すらありえる。正月ユイ復刻と次のフェス限に備えてせっせと石を貯めていましたが、そろそろ天井3回分に達する量が集まるし久々にガチャるとしますか。天井可能とはいえ、なるべくあっさり出てほしい。天井に到達してしまうなら、せめて副産物としてクロエを頂戴。王雀孫が書いたキャラスト見たかです。

「うたわれるもの ロストフラグ」の正式サービスが本日スタート。これまでのシリーズに登場したキャラも加わり,新たな物語を描く(4Gamer.net)

 というわけで急に配信が始まってビックリした。ひとまずDLして2章の途中まで進めたが、舞台となるのは四方を霧で囲まれた謎の大陸。霧の向こうに行こうと船を漕ぎ出しても、気づけばまた元の場所に戻っている……という感じで結界か何かに閉じ込められているような世界です。キエサルヒマ大陸? たまに霧の向こうから客人(マレビト)がやってくる、という体裁でこれまでのシリーズキャラが時空を超えて登場する模様。漂流者(ドリフターズ)かな? 黒い仮面を付けた記憶喪失の主人公(CV.中井和哉)があらゆる傷を癒す「龍血」を持った少女「ミナギ」と出会い、閉ざされた世界の謎に迫りつつ少女の願いを叶えようと奮闘するみたいです。あらゆる願いを善悪の区別なく気分次第で叶える神の如き存在「織代」が物語の鍵となるようだけど、とりあえず主人公は「調停者」なる治安機構の一員として働き出すことになる。「CV.中井和哉」なんて表記しちゃったけど、ボイスが流れるのは基本的に戦闘パートだけで物語パートはボイスレスです。キャラごとに個別ストーリーも用意されているみたいだけどそっちはまだ確認しておりません。

 戦闘はオート進行で、奥義に相当する技だけ任意のタイミングで発動できる。簡単に言うと「プリコネみたいな感じ」ですね。「陣形」という概念があったり、奥義もゲージの溜まり方によっては二連撃や三連撃が可能になるなど差別化を図っている部分もありますが、本当に乱暴な要約をすると「プリコネっぽい」の一言に収まる。ユニットは例によってガチャで獲得するわけですが、FGOやマギレコみたいな「キャラと装備品がごっちゃになってるタイプのガチャ」であり、この時点で回れ右をしたくなる人も出てくるだろうな……レアリティは☆1から☆3までの三段階、☆3の排出率は2%とか3%とかです。チュートリアルやガチャチケやクエスト報酬石で回して☆2のキャラが何人か出たからそれらを編成して進めているけど、戦闘とガチャに関してはお世辞にも誉められたものではない。全体的にモッサリしていてサクサク感がなく、「テンポの良さ」「爽快感」を求める人には薦めがたい。シナリオ目当てでどうにか我慢しながらプレーしていますが、来年にはもうやってないかもしれないな、このゲーム……というのが偽らざる感想。

【予告】「クリスマス2019 ナイチンゲールのクリスマス・キャロル」開催予定!

 配布サンタ婦長のクラスが判明、アンプルを弾帯のように連ねたアーチャーです。今回は衣装をしっかり着込んでいて露出度低めなのがポイント高い。これまでのサンタ、寒そうな恰好が多かったもんな……ピックアップ召喚は☆5セイバー「アストルフォ」、期間限定での実装となります。イラストを見た瞬間「石よさらば」って言葉が口を衝いて出てきましたわ。スカディの復刻で無理押しせず早めに撤退したのは「この後で何か来そう」という予感があったからですが、過たず的中したことになる。☆5の限定アストルフォ、それはかつてマン分かで存在を示唆されていた幻の霊基。降臨するというなら回すしかない。5章と正月に備えて残しておきたかったが、ここで尽きるが天命と知ろう。

 セイバーと言いつつ衣装はなぜかウサ耳メイド。セイントグラフを見るに月へ行ってるみたいだから、「月のウサギ」でバニーコスなのか? いや全然わからん。「イベント特攻鯖にアストルフォとブラダマンテがいる」時点でシャルルマーニュ十二勇士関連だと予想はしていましたけど、まさかまさかの☆5アストルフォ、「そんなん考慮しとらんよ……」なので動揺を隠せないです。気になるのはバニーコスのセイントグラフが霊基再臨第3段階という「それもうネタバレでは?」な代物なので1段階と2段階が相当ヤバいんじゃないかってこと。「正義のセーラー服ナイト」は充分にありえるぞ……☆5だし、再臨段階ごとにモーションが大きく変わる可能性も残されている。ピックアップに☆4のアストルフォがいないところを見るとライダーの方のモーション変更は来ないみたいで残念だ。宝具はQ単体で1ターン宝具封印、HP高めだし中長期戦を前提にした設計かしら。スト限のアシュヴァッターマンがピックアップされていることも嬉しく、これはもう避けようのないガチャだと諦めるしかない。イベント礼装、メイスカの「乙女たちの午餐会」は絵柄からして『魔法使いの嫁』のヤマザキコレ? ダブルジークの「想いの配達人」、モーさんブラザーズの「ウィズ・マイ・ファミリー」も良い。三人とは少し離れたところに佇んでいるアッくん、ユリウスみがある。

 イベントの方は無事ボックスガチャみたいなので頑張って林檎齧ります。謎の島「サンタアイランド」でサンタの座を巡って繰り広げられるバトルロイヤル、という概要自体はかなりトンチキだけど「私はサンタクロースなどではございませんが」といきなり前提を否定してくるようなナイチンゲールがなんやかやの末に正式なサンタになることを考えると、結構しんみりした「イイハナシダナー」に落ち着くのでは? アイテム交換に「真理の卵」がある時点で「イイイベントダナー」と既に感動していますが。そして歴代サンタ揃い踏みのイベント報酬礼装「クリスマスの軌跡」は何としても凸りたい。


2019-11-23.

『落第騎士の英雄譚』最新刊まで読み切った焼津です、こんばんは。

 16巻から始まった「大炎編」は17巻でサクッと完結。主人公である黒鉄一輝がほとんど出てこない点では番外編に等しい扱いながら、最終章に向けての布石を着々と打っており、2冊だけの短い章にしてはなかなか読み応えがあった。「雷切」東堂刀華など、ここしばらく出番のなかった「かつてのライバルたち」が次々と登場して活躍する展開は素直にアツい。アニメで松岡くんが振るった熱演により人気急上昇した桐原静矢(「ワーストワン!」の音頭を取った人)も超久々に出演して興奮が隠せませんでした。静矢くん、原作でもあの一戦以降はまったく顔を見せなかったから心が折れてるんじゃないかと心配だったけど、彼なりに奮起していたみたいです。一番笑ったのは「○○○○」呼ばわりされてキレてる綾辻絢瀬か。とにかく懐かしい顔ぶれの目白押しで楽しかったです。

 18巻からいよいよ最終章が開幕、消化すべきネタが山ほど残っているので完結までもう何年か掛かりそうですが、「好きなシリーズの最終章が始まる」のはワクワクすると同時に切なさも込み上げてくる。2010年代前半、いわゆる「SAO大ヒットに伴うラノベブーム」の中で激しい競争を凌いで継続してきた10巻以上の長期シリーズのあれやそれやがどんどん完結していく流れに入ってきています。寂しさは否めないが、無理に続けられるよりかは「キレイに完結してほしい」って気持ちも強いです。完結しても10年後とか20年後とかに「懐かしのあのシリーズが復活!」とかいってしれっと新刊が出たりするかもしれないが……桐原静矢が主人公の外伝だったりしたらどうしよう。来月オーフェンの外伝として『コミクロンズ・プラン』なんてものが出るくらいだからあながち冗談ではない。

・今は俺ガイルをまとめ読みしています。最後に読んだのが11巻だから実に4年ぶりだ……え? もうそんなに経ってるの!? 30歳過ぎてからの時間の流れって露骨にバグってるんで、事実を確認すると狼狽えてしまうな。平坂読の推薦文に釣られて手を伸ばしたのが8年前、「面白いけど主人公が主人公だしすぐに打ち切られそう」と思っていたあのシリーズがまさかここまで大きくなって大団円を迎えるなんて……と感慨に耽りながらページをめくっている。というか俺ガイル、「この良さがわかるのは自分だけ」と思い込んでいた古参勢の多さは異常。

【期間限定】「ハンティングクエスト 第6弾」開催!

 このタイミングでハンティングクエストってことは新イベントの開催は来週以降か……できればPUのラインナップを確認してから☆4交換を誰にするか決めたかったけど、詳細告知まで待っていたら交換期限が過ぎてしまうので、さっさと段蔵ちゃんを指名して受け取りました。宝具火力は低いものの、やはり可愛いな段蔵ちゃん。髪を下ろしている姿も好き。小太郎と並べて編成するのが楽しいです。

 さておきハンティングクエスト、今年は5月にもやってるので約半年ぶりです。年に2回もハントクエをやるのは2016年以来だ。初日は言わずもがなのスケルトン・ハント。第1弾からずっと初日は骨狩りで固定されています。凶骨は初期素材ゆえに枯渇しやすいことでお馴染みの一品、100本以上の在庫があっても気が付くと空っぽになってることなんてザラです。最近はマスターミッション消化のためにちょこっと回る程度だが、「イベントのない期間は冬木周回が日課」という時期もあったりしました。前回ランダムで出現していた「ありがたい石像」の代わりに今回は「黎明の炎腕」なる新エネミーが登場。種火集めの腕をひと回り大きくした感じで、倒すと☆5種火がドロップします。これは「近々種火集めに超級よりも上の難易度を実装します」という予告なのか? プリコネの探索みたいに一日○回までクリア可能、とかの制限がありそう。2日目は粛清騎士・ハント、大騎士勲章がドロップしますが、勲章は1部6章で追加された素材なので手持ちによってはほとんど使わない。円卓勢は割とよく使うし、恐らく今後来るであろう十二勇士勢も大量に要求するはず。3日目はアマゾネス・ハント、羽根が落ちる。枯渇しているわけじゃないが潤沢とも言い難い素材なのでありがたい。4日目降のラインナップは今のところ不明だが、個人的には貝殻が一番欲しいです。ヤドカリハントが来たら林檎齧るわ。今年のクリスマス、ボックスガチャかどうかも怪しいしな……。

 ピックアップ召喚は「Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ」ドラマCD完結記念キャンペーンに合わせて蒼銀勢のピックアップ。ただし限定はプロトアーサーのみでブリュンヒルデは含まれていません。ここで出し渋るのかよ……ブリュンヒルデ、割と初期(2016年2月)に実装された☆5ランサーなんですが、限定ゆえに所持している人が少なかったこと、2部2章が配信されるまでシナリオ上の出番にあまり恵まれなかったことからイマイチ存在感の薄いサーヴァントとなっています。強いかどうかで言ったらかなり強い。強化によって獲得した「クリ威力UP&スター集中状態」を任意のサーヴァントに付与するスキル「英雄の介添」が非常に凶悪です。ダウナーな能登ボイスも相俟って使うのが楽しく、たまーにフレから借りている。今回ピックアップ対象から外したのは、来年のニューイヤーピックアップに捻じ込む予定だからなのかしら。

【追記・更新】【予告】期間限定イベント「クリスマス2019 ナイチンゲールのクリスマス・キャロル」開催予定!

 クリイベの続報来たれり。具体的な開催日時やイベント内容はまだ伏せられているものの、配布☆4鯖が「ナイチンゲール〔サンタ〕」で確定しました。クラスはいったい何なのか。「傘を持っている→傘と言えばメアリー・ポピンズ→メアリー・ポピンズは空から降ってくる→フォーリナー」と予想している人がいましたが、「そんなバカな」と笑い飛ばせないのがFGOなんだよな……本当に配布フォーリナーであればゲージ持ち狂ボス戦が楽になるから助かります。配布確定で婦長好きはホッと胸を撫で下ろしたことでしょうが、ガチャの目玉に関してはますますわからなくなりました。

 現時点で明かされたイベント情報は特攻鯖のみ。数がやたら多い(全部で32騎、婦長サンタとガチャの目玉も加われば34騎)ことを考えるとストーリーに登場しない面子もたくさん含まれているのであろう。カエサルとか、「赤くて太ってるからサンタっぽい」みたいな理由で入ってるんじゃなかろうな。取り留めのないラインナップゆえハッキリとした予想はできないが、ブラダマンテとアストルフォ、シャルルマーニュ十二勇士のサーヴァントが2騎とも揃っていることが気に掛かる。今年もシャルルマーニュ関連というか、ひょっとしてシャルルマーニュ本人が来るのでは?

「僕も全く意味がわかりません」 結婚の清野とおるさん(朝日新聞)

 「壇蜜が結婚」というニュースだけならさして興味も湧かずに見流すところだったが、「相手は清野とおる」と報じられれば食いつかざるをえない。赤羽シリーズで有名な漫画家ながら、著作をあまり読んでいないせいもあって「押切蓮介の友達」というイメージが強いです。最近だと『狭い世界のアイデンティティー』にも出てきたな。押切蓮介が漫画の中でどういうネタにするのか今から楽しみでならない。

・拍手レス。

 りく先生は落第騎士のアニメ化の時は、意見出しまくって酒井ミキオを主題歌に入れたくらいだったのに、超余裕は完全にアニメスタッフにぶん投げてる感がありますね。なろうじゃないのに、他のなろうと比較されて悲しい
 『百錬の覇王と聖約の戦乙女』もなろう出身じゃないのに、その程度の確認もされないまま雑に語られているのは悲しかった。「スマホの力を過信したな!」をネタにしたくなる気持ちはわかるというか作者もネタにしていたからアレですけど。

 落第騎士と言えば、同時期にやってたアスタリスクと共通点が多すぎて話題になってましたね。一話でヒロインの着替えを覗く、学園剣戟バトル、ヒロインが赤毛、サブヒロインが似たような声優配置、学園都市最強がとうどうさん。と、一見はどっちがどっちか分からなくなる類似点でした。懐かしくなって調べたらアニメ放送は今から四年前...もうそんなに経ったのか...
 「出会いの印象は最悪」というラブコメのパターンに沿って学園異能バトル物をやろうとするとどうしても展開が似通ってしまうものですけど、落第騎士とアスタリスクは本当に被りまくりで凄かったですね……「鳳凰星武祭」と「七星剣武祭」とか。これに「精霊剣舞祭」加えたら「どれがどれに対応しているでしょう」ってクイズになる。アスタリスクの原作は来月に新刊(15巻)が出ますけど、あっちもそろそろ完結が近いのかな。

 リリムちゃん手に入れたけど、いきなり踊り出すのがホントに謎w
 「リジェネレイトしてダンスに興味を持ったのかな」と思ったけど、通常リリムも勝利後にダンスっちまうので笑ってしまった。「展開についていけない……」 こっちのセリフだよ!


2019-11-17.

・新刊が出るからと積んでいた『落第騎士の英雄譚』を崩している焼津です、こんばんは。そういえば同じ作者の『超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!』のアニメが現在放送中だったな……(全然観ていない)。

 『落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)』は2013年に始まったシリーズだから今年で6年目。アニメ化したのが2015年で、もう4年も経っているからアニメしか観ていない人だと「え? まだやってるの?」という感覚かもしれません。アニメでやったのは原作1巻〜3巻の「校内選抜戦編」だけ(あと短編集である『零』の内容も一部消化)、全国大会に相当する「七星剣武祭編」(4巻〜9巻)がシリーズ最高潮の盛り上がりを見せる箇所ゆえ2期もやってほしかったけれど、こんだけ間が空くと厳しいかな。10巻からが「ヴァーミリオン皇国編」、ステラの里帰りに付き合って海外へやってきた一輝が騒動に巻き込まれるエピソードであり、面白いことは面白かったものの、ちょっと長引き過ぎた印象は否めない。15巻で終わったから巻数的には「七星剣武祭編」と一緒だけど、刊行ペースが下がった影響もあって「ヴァーミリオン皇国編」の方が長かったような気がしてしまう。「七星剣武祭編」が2014年4月から2015年12月までの1年8ヶ月であるのに対し、「ヴァーミリオン皇国編」は2016年4月から2018年10月までの2年6ヶ月だから10ヶ月差か。「七星剣武祭編」と比べていまいち盛り上がりに欠けるせいか否定的な感想も目立つけど、14巻でたっぷり尺を取って西京寧音の掘り下げをやってくれたから個人的には収支プラスですね。16巻からは視点が日本に戻り、懐かしい面々も顔を覗かせます。「こんな奴まで再登場させるのかよ」って笑ってしまうキャラもいるが、私のお気に入りである倉敷蔵人の見せ場にはテンション上がった。今更でもいいから2期やってくんないかな……。

【まとめ】アジトTV公開生放送「飛び出せアジトTV〜2周年までソロソロ悶々とSP〜」

 FGOの生放送も大概情報量が多かったけど、こっちは「コメダ珈琲か?」ってくらいの山盛りインフォメーションで完全に頭がパンクしました。後で見返すことを前提にして配信したような超絶情報ラッシュです。

 何から書けばいいのやら。とりあえず順番通りに触れていくか。新イベント「美味礼讃ノ魔宴」が近日開催予定。今やってるRリリムイベの復刻が21日までだから、恐らく22日頃にスタートだろう。去年の「BEHEMOTH」同様、前編と後編に分かれていて後編は12月中旬を予定しているとのこと。前編をクリアしただけで配布メギドとしてリジェネレイトオリアス(カウンター)が貰えます。「災いを与えます!」の人だ。特性で「次巡のフォトンがわかる」というガン牌みたいなパッシブスキル(作中では「予知」と説明している)を所有しており、オリアス編成に慣れた人がオリアスを外すとヤクの切れたジャンキーみたいになってしまうことはあまりにも有名(嘘)。リジェネの方に予知特性が残っているかどうかは不明だが、覚醒スキルで全体めまいと呪いを付与し、奥義で味方全体の状態異常命中率を上げるという妨害役(ジャマー)寄りの支援ユニットといった趣。キリッとした顔が可愛くて好きです。イベント名の「美味礼讃」から察するに美食家のシトリーとダゴンがストーリーに絡んできそうな予感がする。

 それから1周年記念イベントだった「ドキドキメギドの保健教室」を復刻、タイトルはコメディっぽいが「転生メギドの分類」について講義する非常に重要なイベントなので未プレーの方は必見です。マルコシアスがリジェネレイトするシナリオでもあり、専用オーブの「デビマル」が手に入ります。2周年記念イベント「ソロモン王と悪魔の鏡」はシャックスがメイン? シャックスというとこないだのイベントで主人公が見た幻覚を思い出すな……喋り方がまともすぎて「絶対にシャックスじゃない」と即偽物認定されたあのシーン、今思い出しても笑える。

 新メギドの情報も先出し公開。1月中旬までの今後2ヶ月間で実装される予定のメギド7名を紹介しています。多い……! 毎月5体くらい最高レアリティを追加するスタリラ(今月は既に4体が追加されている)ほどではないが、それでも結構な数です。1人目は新メギドの「ニスロク」、包丁を持っていることからわかる通り料理人です。Rアガレスのキャラストに先行出演していたらしいが、まだやってないから詳しいことは知らない。店を構えている雰囲気でもないし、包丁無宿か? 11月末のサバト召喚で実装とのことだし、恐らく「美味礼讃ノ魔宴」で本格的な出番を得るのだろう。表記がないのでわかりにくいがテルミナスメギド(サバト召喚でしか排出されない「サバ限」のメギド)です。2人目も新メギドで「ネフィリム」、12月末のサバト召喚で追加予定。鏡が浮いてるし「ソロモン王と悪魔の鏡」で初登場する子かな? 可愛いうえにおっぱい大きくて欲しい。この子もテルミナスだそうなので、11月はガチャをお休みして12月のサバトに一点集中させようかしら。3人目以降はリジェネレイトです。まずオリアス、「美味礼讃ノ魔宴」前編で配布されます。先述しているので省略。次がラウム、12月中旬実装予定ということは「ソロモン王と悪魔の鏡」内で再召喚(リジェネレイト)するのかな? 彼とアンドロマリウスの掛け合いが好きなので、ドロマリの出演にも期待したい。5人目となるニバスは1月上旬のイベント――つまり正月合わせで開催されるイベントの配布メギドな模様。ちなみに去年の正月合わせイベントは「悪夢を穿つ狩人の矢」でしたが、内容が不評だったためか復刻版ではシナリオ全文が書き直されていました。リジェネニバスは協奏ユニットということで、ラッシュクロケルともども暴力の権化として活躍してくれるかもしれない。6人目はサレオス、坊主頭のせいで「禿」という身も蓋もないあだ名を喰らっている奴だ。なお「ハゲ」とカタカナ表記した場合はハーゲンティを指すケースもあるので注意。爽やかな性格をした渡し守ながら、メインストーリーでは何か重要なことを隠して主人公に接近してきたことが明らかになりつつある。正月合わせイベントではそのへんの事情を掘り下げるのか? 最後、7人目のメギドはリジェネレイトシャクス! 生放送で津田拓也に「誰だと思います?」と話題を振って自信満々「ガープ!」と答えさせた(津田はガープとバラムを演じている声優)運営はマジでメギドラルだと確信した。ともあれ愛着の深い初期配布メギドのリジェネレイトだからみんな狂ったようにガチャを回すんだろうな……12月7日、2周年記念のサバト召喚でピックアップされます。

 次は衣装スキンの販売情報、復刻と新規が混じり合ってとんでもない数になっています。結論を先に書いておくと合計14着、1着あたり3060円なので全部購入したら42,840円になりますね……グラブルと同じくガチ勢は「実質無料!」とグルグル目で叫んで迷わず買うのだろう。復刻は1周年記念のパイモンとアスモデウス、クリスマスのヴィネとアスタロト、正月はアモンとハーゲンティとナベリウスの7着です。クリスマスのシトリーはイベント報酬、去年はミッション達成が条件だったが今回はイベントアイテムとの交換対象になるそうです。新規の残り7着は、2周年記念のバラムとベリアル、クリスマスのフォラスとジズ、正月のウヴァルとハルファスとフォカロルです。クリスマスのオリアスはシトリー同様イベント報酬。去年はアスモデウスの衣装が欲しいと願いつつ、スキン購入にまだ抵抗があった時期だったので結局見送ってしまった。今年こそ買わねば。ただ、今年は欲しいスキンが多すぎるため相当絞らないといけない。去年は「ヴィネかわいい」「ナベリウスかわいい」と和みつつ「うちにはいないから関係ないけどね」って心置きなくスルーできたけど、あれから一年経って気づけば全員手持ちにいるから一考せずにはいられなくなりました。本音を言うと14着全部欲しいが、さすがに4万円強の負担は重すぎて無理。もっと絞り込まないといけません。断腸の思いで「アスモデウス、ベリアル、ヴィネ、ジズ、ナベリウス、ウヴァル、ハルファス」と候補を半分の7着まで削ったが、これでもまだ2万円強。ensemble10周年記念 乙女シリーズ13本セットが買えちゃう。頑張っても3着までが限度なので、更なる検討を重ねないと。

 そして最後の目玉、「〆チケ」こと指名召喚チケットはもちろん今年もあります。ガチャ産メギドの中から一部を除き、どれでも好きなメギドを1体だけ指名して召喚できるという、要はスカチケやサプチケのようなもの。私は『メギド72』のガチャは信じておらず、「信じられるのは〆チケだけ」と常々思っています。1周年のときは「リジェネじゃない祖メギド」だけが交換対象でしたが、7月の〆チケでは「真メギドも対象」と緩和されて、今回は遂に「リジェネレイトも対象」と交換の範囲がかなり広がりました。直近に実装されたリジェネフォカロルやオリエンスは対象外、このへんはサプチケと同じですね。テルミナスメギドも相変わらず対象外ながら、この調子で緩和が進めば3周年あたりでテルミナスも対象となる望みが出てきました。ぶっちゃけ今後の予定も含めると「テルミナス増えすぎ」って言わざるをえない状況ですし、緩和しないとプレーヤーの不満が閾値を超えかねない。当初はコルソンを指名して4冥王カルテットを結成するつもりでしたが、リジェネも対象となると話が変わってきます。交換対象のリジェネレイトメギドはゼパルからエリゴスまでの17名、このうち8名は既に召喚しているから候補は9名。初期面子の一人であり未だに主力として重宝しているゼパルちゃん、「リジェネじゃない方」も持っていないストラス、貰うとしたらこの2人のどちらかか。うーん、でもやっぱりコルソンちゃんも欲しいんだよな……戦力強化の観点からオーブの「ボーパルバニー」を取りたい気持ちもある。〆チケは有効期限が長いし、とりあえず買っておいて交換はしばらく様子を見てからにします。12月末のサバトでネフィリム目当てに石とチケット全部突っ込むつもりなんで、その結果を見届けてから決断するとしようか。12月は7章3節の配信も来るし、忙しいぜ。

・拍手レス。

 まさかコロちゃんのたえちゃんが必殺仕事人として帰って来たのには驚きました。どうやら設定もあの短編と地続きみたいですし、たえちゃんに何があったのか明かされると良いですね。
 一発ネタで終わらず、令和の闇狩人として末永く続いてほしいものです。

 クリプターの面汚しが加速しますね!FGOには何がなんでも引くべきキャラが何体かいて
 その2番目がスカディです。居るとホントにゲームが変わります。(ちなみに1位はマーリン

 5章配信前のタイミングだけにキリシュタリアたちと対面するパイセンの妄想が捗る。スカディは呼符の11連で来なかったので無理押しせず撤退しました。オルジュナのおかげで周回がかなり楽になったから「マーリンやスカディが欲しい気持ち」はかなり治まっています。


2019-11-13.

・巷で話題の『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』を観てきた焼津です、こんばんは。焼津、口コミにはよわいコ。

 確かにしんみりとするストーリーであったが、「外の住人は出入りできるけど中の住人は決して外に出られない」という絵本の仕組みがわかった瞬間「まるで東独だな」と思ってしまった。「やさしい世界」の皮で包んだ『寒い国から帰ってきたスパイ』といった印象。自由主義経済の住人にとって社会主義の国々は絵本の世界みたいなものだった……? そんな与太はともかく、可愛いキャラが毬のように跳ねながら動き回る愉快で心地よいアニメに仕上がっており、特に気構えなく鑑賞しても楽しめる一本です。「誰かに食べられること」が願いな「とんかつ」は「己の有用性を証明したい」という点ではウフコックと共通しているし、「食べられたい=いなくなりたい」という点では真壁一騎っぽくもある(曲解)な……実質冲方映画では?

【期間限定】「1800万DL突破キャンペーン」開催!

 「これから2時間後に生放送始めるよ」といういきなり過ぎる告知にTLのみんながバタバタしていた1800万DL突破記念キャンペーン、目玉は何と言ってもスカサハ=スカディの復刻か。2部2章で登場した「異聞帯の王」であり、「見た目がスカサハなのにしおらしい」というギャップで槍師匠の方とは異なるファン層を築いた人気キャラです。スカディとメイヴの絡みいいよね……性能面でもクイック革命を起こした規格外のキャスターですが、さすがにカノウさんは「スカスカシステム」の言葉に苦い顔をしていたな。「ヤサイマシマシ」みたいな調子で唱えられる呪文、「スカスカバサスロ」や「スカスカエドモン」は実質スキップチケットだともっぱらの噂です。欲しいかどうかで言ったら超欲しいが、これからバレンタインにかけての3ヶ月は新規ピックアップのラッシュだろうし、呼符のみ回して来なかったら撤退の方針です。期間限定ミッションの石はありがたく温存させてもらう。いつ来るかわからない(来ないかもしれない)義経さんに備えねば。別にスカディもマーリンもないならないで何とかなります、ダークラウンズだって倒せたぞ!(なお令呪は全角消費) マーリンとスカディはフレ頼りで自前の孔明をずっと働かせ続ける、そんなカルデアもあっていいじゃないですか。こないだ絆11になってまた夢火使いました。マジでこのまま絆15まで行きそう。

【期間限定】TVアニメ「Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-」放送記念キャンペーン 第2弾開催!

 「生放送なんて手の込んだことをする以上、何か大掛かりなキャンペーンをやるのでは?」ということで期待が高まっていた☆4サーヴァント配布が実現です、やったー。ややこしいけど1800万DL突破記念キャンペーンの一環ではなくアニメ放送記念キャンペーン の一環という体裁で行っている。今日は交換チケットの配布だけで、実際の交換が可能になるのは明後日(15日)からです。未召喚サーヴァントをゲットするもよし、召喚済サーヴァントの宝具を重ねるもよし。特に「スト限」と呼ばれる☆4は通常のピックアップ召喚からほとんど出てこないので今がチャンスだ。前回はメディアリリィを交換したので、今回は段蔵、ミドキャス(シバの女王)、アシュヴァッターマンの3騎が候補です。やっぱ段蔵ちゃんかな、幕間も気になるし。前回(1500万DL突破記念キャンペーン)は54騎だった交換対象が今回は60騎になっていて6騎増えた(蘭陵王、秦良玉、虞美人、アストライア、ラクシュミー、アシュヴァッターマン)わけですが、この中だと人気ありそうなのはぐっちゃんこと虞美人か? 「無料配布される○○○○○!」と評判だ。彼女の幕間は面白いので一回プレーしてみる価値はあります。でもATKメッチャ低いから何の工夫もなくアタッカーとして使えるサーヴァントではなく、最近FGO始めたばかりの初心者には若干推しづらい。とりたてて気になるキャラがいないのであれば宝具を即撃ちできる雑魚掃討キャスターのニトクリス、スキルで防御力を上げられる便利バーサーカーの茨木童子、あらゆる局面をクリティカルで解決するランスロット(セイバー)あたりが使いやすくてオススメです。スカディ引けた人ならバーサーカーの方のランスロットを交換するのもアリですが、いわゆる「スカスカシステム」はアーツ系のシステムと比べて成立条件がかなりタイトゆえ「スカディとバサスロが手持ちにいたら未育成でもすぐ組める」というものではなく、「システムが組めるようになった頃にはもうとっくに初心者を卒業している」という意味であまり初心者向きの戦法ではありません。メギドの「タクティカルソート」みたいなものだ。

 あと「14日の23時59分までに10万RTで聖晶石30個プレゼント」という企画もありましたが、既に達成済なので慌ててRTしに行く必要はもうありません。こちらもありがたく貯め込ませてもらおう。

【予告】期間限定イベント「クリスマス2019 ナイチンゲールのクリスマス・キャロル」開催予定!

 情報が……情報が多すぎる! 少しは加減してくれ! と叫びつつも楽しみな新クリスマスイベントの到来だ。てっきりホーリーサンバナイトの復刻が先だと思っていたけど、今回は新イベ優先なのか。他のソシャゲだとプリコネも「新イベ→復刻イベ」の順でやってるからそんなにおかしいことではないが。12月は2部5章「神を撃ち落とす日」の配信があるので前倒し気味の開催となったんだろうけど、2部5章は前後編疑惑がある(「神代巨神海洋 アトランティス」が前編で、予告PVの「星間都市山脈 ■■■■■■」が後編)ため12月いっぱいを消費する可能性もあり、ホーリーサンバナイトの復刻は来年1月になるかも。参加条件厳しくて新規プレーヤーが遊べないから後回しにされた可能性がある。あるいは『キン肉マン』ネタ使い過ぎたせいで集英社に怒られてお蔵入りに……からの正式な『キン肉マン』コラボという大逆転サプライズ、さすがにないか?

 ともあれ新クリスマスは婦長こと「ナイチンゲール」がメインの模様です。恐らく配布でサンタコスの婦長が来るものと予想される。FGOは水着以外の季節系衣裳はガチャに追加しませんからね……これまでのクリスマスPU、2015年がジャック・ザ・リッパー、2016年がイシュタル、2017年がエレシュキガル、2018年がブラダマンテといった塩梅です。あえてパターンを外しに来るのでもないかぎり、今回も新規サーヴァントか、既にストーリーに登場しているサーヴァントでしょう。もう未実装サーヴァントもだいぶ少なくなってきたから新規の方がありそうではある。ナイチンゲールや「クリスマス・キャロル」とまったく関係ないキャラが来るかもしれないし予想するだけ無駄だろうけど、ナイチンゲールとディケンズって同時代の人物だから「ヴィクトリア朝(19世紀頃)のイギリス」関連で統一するケースもないとは言い切れない。あの時代で英霊化しそうな人をあえて探すならばダーウィンか。宝具がビーグル号だったらそのまま2部5章に出演できるのでは?

 イベント開催は20日〜23日の間だと予測されますので、それまでダラダラと貝殻集めでもしとこう。もう何遍観測所を周回したのかわかんなくなってきたけど、それでも必要数に全然届かねえ……私はあと何匹ヤドカリを倒せばいいんだ、教えてくれ五飛。そんなことよりバーサーカーじゃない婦長が来るかもしれないわけですが、果たして人の話を聞くタイプなのか聞かないタイプなのか。ベッド投げつける要領で橇を投げつけたりしない?

ensemble歴代の女装主人公が集う『シャイニー・シスターズ〜女装主人公アイドルプロジェクト〜』、12月20日発売予定

 ensemble(アンサンブル)は2009年にデビューしたブランドだから今年で10周年を迎えます。それを記念して、という意味合いもあるのだろう、これまでのソフトに登場した女装主人公7名が一堂に会するドリームプロジェクト的な新作がお目見えとなる。エイプリル・フール企画かと見紛うばかりのナックルボールだ……デビュー作『花と乙女に祝福を』自体が女装主人公モノで、以降も定期的に「主人公がワケあって女装する(主に女学園へ通う)」ソフトを制作しているせいで「ensemble=女装主人公モノばっかり作っているブランド」というイメージを持たれているが、実はそれ以外のソフトもちょこちょこ出しています。FDを除くと2011年の『黙って私のムコになれ!』、2013年の『お嬢様はご機嫌ナナメ』、2014年の『Golden Marriage』、2015年の『恋する気持ちのかさねかた』、2017年の『お嬢様は素直になれない』、2018年の『恋はそっと咲く花のように』が非女装モノだ。「お嬢様」と付くタイトルが2つもある時点で察しがつくと思いますが、ensembleが本当の意味でこだわっているのは「女装主人公」ではなく「お嬢様系ヒロイン」なのです。『恋はそっと咲く花のように』あたりになるとそのへんのコンセプトもだいぶ曖昧になってきているが、「ensemble SWEET」というエロ重視の姉妹ブランドでは相変わらず「お嬢様」要素を推している。

 FDを含めるとこの10年間で24本ものソフトをリリースしている(姉妹ブランドのensemble SWEETは除く)せいでパッと見ではどれが女装モノなのかわかりにくくなっていますけど、ごく簡単な判別方法があります。タイトルに「乙女」が入っている奴は全部女装モノです。列挙すると2009年の『花と乙女に祝福を』、2012年の『乙女が紡ぐ恋のキャンバス』、2013年の『桜舞う乙女のロンド』、2014年の『乙女が奏でる恋のアリア』、2016年の『乙女が彩る恋のエッセンス』、2017年の『想いを捧げる乙女のメロディー』、2018年の『乙女が結ぶ月夜の煌めき』、この7本すべてが女装主人公モノである。ゆえに総称して「乙女シリーズ」と呼ぶこともあります。『処女はお姉さまに恋してる』を3部作にしたキャラメルBOXや『月に寄りそう乙女の作法』の関連作を延々と出し続けたNavelなど、女装主人公モノで長々と食い繋いだブランドはいくつかあれど、FD込みで14本も出したブランドとなるとensembleしかないでしょう。ここはFDの多さも特徴で、FDを出していないソフトが『黙って私のムコになれ!』と『お嬢様はご機嫌ナナメ』の2本しかない。

 作品の垣根を超えて女装主人公たちが集まるクロスオーバーや他社とのコラボレーションは過去にもあったけれど、基本的に何かの特典として配信されたものばかり。商品として大掛かりに売り出すのはこれが初めてです。女装主人公7人がひょんなことからアイドルグループを結成することに……というコメディですが、いわゆる「男の娘モノ」とは違い、「女装を売りにしたグループ」を作るわけではありません。ぶっちゃけ全員「自分ひとりだけが男だと思い込んでいる」状況であり、何としても性別がバレないよう上手く振る舞わなければならない――と緊張している。本来はその必要もないのにメンバー同士で欺き合う奇妙な事態をプレーヤーだけが神の視点で見下ろして楽しむことができる、そんな愉悦に満ちた一本となる模様。全年齢対象で価格も3000円(税抜)と、小規模な企画みたいですからensembleファン以外にはあまり注目されないかもしれない。ただ、恋楯をリブートする企画も動き出しているし、女装主人公ブームが業界に訪れる兆しは僅かながら現れてきていますね……。

 「ensembleの乙女シリーズって前から気になっているんだけど、数が多くてなかなか手を伸ばす意欲が湧かない」って人や、「『シャイニー・シスターズ』プレーする前に予備知識が欲しい」という人には朗報かもしれませんが、シャニシスと同日に「乙女シリーズ13本パック」(『桜舞う乙女のロンド』のミニFD『桜舞う乙女のロンド 〜あなたと見る冬桜〜』はアペンド扱いで本体に組み込まれており、実質14本パック)が発売されます。「圧巻」の一言に尽きるボリューム。これで予備知識はバッチリだ。値段も2万円(税抜)と、1本あたり2000円を切る価格なので結構オトクです。ただ、これだけの量をまとめてプレーするのにいったいどれほどの時間が必要になるのか、考えただけで眩暈がする。パッチ類は適用済で、シャニシスの前日譚に当たる「女装主人公ズがクロスオーバーするミニゲーム群」は期間限定ダウンロードでの対応となる。ちなみにミニゲーム群はシャニシスの購入特典でもあるので、「シャニシスの前日譚だけやりたい」という方はわざわざパックを買わなくてもいい。時間とお金に余裕のある人は13本パックを、どちらか(あるいは両方)の余裕がない人はシャニシス本体のみを購入すれば良いでしょう。ところで、姉妹ブランドのensemble SWEETにも『乙女騎士 いますぐ私を抱きしめて』という女装主人公ゲーがあるんですが、これは「乙女シリーズ」に含めないと解釈しても差し支えないんだろうか? じゃあなんでそんなタイトル付けたの、って話なんですけども。

 しかし、ensembleがまさか女装主人公ゲーの泰斗になろうとは、10年前の時点では想像だにしていなかったな。『花と乙女に祝福を』って女装主人公ゲーとしてはかなり後発でしたからね。おとボクや恋楯はもちろんのこと、『るいは智を呼ぶ』よりも後のソフトに位置付けられますから。Navelがつり乙でその地位を脅かしていた時期もあったが、現在つり乙は展開が止まっていて『SHUFFLE!』の方に力を入れ直している感じだし……「マンネリ」「バカの一つ覚え」などといった批判や揶揄も寄せられているにせよ、年々厳しさを増していく業界で「女装主人公」を武器に10年間も生き抜いてきたことは掛け値なしにスゴいと思う。たくさんあったWill(現在はWill+)系列のブランドで今でも健在なのってここ以外だともうGuiltyとPULLTOPくらいしかない(Empressは……ポジションが独特すぎて判断に迷う)です。PULLTOPもなんだかんだで長い、『とらかぷっ!』が2002年だからもう17年か。『それは舞い散る桜のように』や『D.C.〜ダ・カーポ〜』と同日発売だったのをよく覚えている。未だにたけやまさみと藤原々々のイメージが強いけど、最近は『この大空に、翼をひろげて』をノスタルジーとともに思い出す世代も増えてきたらしく戦慄しています。ころげてとか、つい最近のソフトやろ……って感覚が抜けない。

・拍手レス。

 コミックの方だと既にメッチャ優遇枠で出てるそうですねレオパルドン。あと、東映版を見たハリウッドの製作陣が「どうやってあんなの撮った????」ってなったとか、放映からこんだけ経っても話題にされるのは正直すごい。
 レオパルドンのスーツって動かすのが大変だったらしいですね……あの巨大ロボがCGで甦るかもしれないと思うだけでワクワクします。CG版が主流になれば「レオパルドン=瞬殺」のイメージも薄らぐかしら。


2019-11-06.

「スパイダーマッ」こと東映版スパイダーマンが『スパイダーマン:スパイダーバース』続編に登場する見込みということで「東映版が再評価される、ってことは、あと5年くらいしたら『レオパルドン』というタイトルのハリウッド映画が公開されるな……」なんて皮算用している焼津です、こんばんは。

 ハリウッドは長らくネタ不足で苦しんでいるから冗談抜きであるかもしれない。ともあれ先月先々月と観たい映画ラッシュで痛む腰抱えヒイヒイ言いながら映画館に通っていた私ですが、今年はもう観たい作品がないからのんびりモードへ移行して腰を休ませています。次に行くのは年明け、はいふりの劇場版あたりかな……メイドインアビスは近場で公開する予定ないから拡大上映待ち。昔に比べるとアニメ映画の拡大上映件数はだいぶ増加傾向にあるので期待が持てる。来るかどうか不明確な拡大上映まで待たずにさっさと最速で観たい気持ちもありますが、もう県外まで遠征するほどの気力は湧かない。最悪、BD化まで待てばいいわけだしな……BDで買うと積む可能性がグンと跳ね上がりますが。劇場版マジェスティックプリンスとか逆襲のミルキィホームズ、未だに開封すらしていません。積みこそは我が宿命。

作家・眉村卓さん死去 85歳 「ねらわれた学園」「妻に捧げた1778話」、本紙「朝晴れエッセー」選考委員も(産経ニュース)

 ああ、「宇宙塵」メンバーがまた一人……SF作家ですけど一般的には『なぞの転校生』『ねらわれた学園』といったジュヴナイル小説の方で知られていますね。源氏鶏太や平井和正と同様、「かつてあらゆる古本屋に山ほど文庫本が並べられていた作家」である。ジュヴナイルじゃないSF作品は『司政官』シリーズが有名で、10年ほど前に創元SF文庫で再刊されたんですが……最後の長編『引き潮のとき』がいつまで経っても出ない! 刊行告知は出ていたような気がするんだけど、検索しても引っ掛からないところからするとあれは私の願望が見せた幻だったのか。90年代に入った頃から作品があまり文庫化されなくなって、800ページを超える大長編『カルタゴの運命』なんかも20年以上に渡って放置されています。追悼として『引き潮のとき』や『カルタゴの運命』を文庫化してくれる出版社が現れないものだろうか……平井和正レベルでもウルフガイの初期2作や『死霊狩り』くらいしか復刊されていないし、難しいか。

「ゴジラ・フェス」会場も騒然! ゲームアプリ『シンフォギアXD』と『ゴジラ』のコラボが決定(アニメージュプラス)

 「ゴジラVSシンフォギア」という字面のインパクトがあらゆる理屈を吹き飛ばしてしまう。XDはプレーしておらず「たまにCMで見かけるアプリ」程度の認識しか持っていませんが、確かちょっと前にグリッドマンとのコラボやってましたね。この調子でウルトラマンや仮面ライダーなど特撮方面でどんどんコラボっていくつもりなのか。「石川賢コラボで『虚無戦記絶唱シンフォギア』」という与太も与太ではなくなる日が来る……? 

劇場版「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」再生産総集編と完全新作劇場版の2作品の制作が決定!

 レヴュースタァライトが映画化! しかもTVシリーズの総集編と完全新作の2本立て。これは滾る。『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』は某宝塚っぽい「聖翔音楽学園」に入学した少女が歌って踊って戦って互いの存在を奪い合う、「『アイカツ』と思わせて『ウテナ』だった」な話。「学園の地下深くで実施される秘密のオーディション」がなぜか剣や弓を使ってのバトルであり、「これは何かのイメージなのか? それとも本当に戦っているのか?」と観る者を混乱させます。舞台劇がモチーフになっていることもあって、アニメのメインキャストがそのまま2.5次元的な舞台公演を行っていたりするが、「このバトルはいったい何なのか」という明確な説明は結局為されない。腑に落ちない設定に付けていけなくなって脱落した視聴者も多いと云うが、そのぶんコアなファンが残ってコンテンツを支えていました。ゲームアプリである「スタリラ」こと『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-』が主な収入源だとブシロードの木谷高明も語っていたし、まさしく「みんなの課金が映画になった」というパターンか。

 告知映像の中に「愛城先輩」という文字列があることから察するに、完全新作では聖翔の100期生(主人公たちは99期生)もストーリーに絡んでくるのだろう。「星見生徒会長」なんてワードまであるから、100期生どころか101期生かもしれない。この「星見生徒会長」が「生徒会長になった星見純那」ではなく「本編に一度も出てこなかった純那の姉」、みたいな引っ掛けの可能性もあるけど……『ラブデスター』でもあるまいし、そんな無から姉が生えてくる展開はさすがにないだろう。と、無から他校が3つも生えてきたスタリラから目を逸らしつつ言ってみる。実はスタリラのキャラでTVアニメに登場したのは聖翔メンバー(9人)だけで、あとの15人(えるも入れると16人)は登場どころか存在を仄めかされることすらなかった。スタリラのオリジナルキャラも劇場版でチラッと画面端に出てきたりするかも、と期待しながら続報を待つばかり。

カワディMAXの新連載「やったねたえちゃん!」一般誌のフラッパーではじまるよ!!(コミックナタリー)

 AAまで作られた「家族がふえるよ!」「やったねたえちゃん!」がまさかの帰還、しかも一般誌。いったい誰がこんな展開想像できただろう。「家族が(以下略)」はカワディMAXが描いた成年コミック「コロちゃん」のワンシーンで、笑顔でぬいぐるみに話しかける「たえちゃん」の可愛らしさと、この後に待ち受ける運命(カワディMAXが鬼畜系のエロ漫画家だということを知っていれば読まなくてもだいたい想像がつく)との対比が織り成す鮮烈なインパクトによってインターネットミーム化。「コロちゃん」というタイトルは知らなくても「家族が(以下略)」の部分だけは知ってる、という人を大量に生み出すに至った。

 「コロちゃん」を収録した単行本が2008年刊行なのでもう10年以上前の作品なわけですが、連載を開始した途端ツイッターのトレンドに「たえちゃん」が浮上するくらいミームとしては現役だった。一般誌に連載するということは、設定を変えてほのぼの路線のコメディにして「元の作品とのギャップ」を狙うのか? なんて考えたりもしましたけど、ストーリーは「コロちゃん」の続きみたいです。確かに設定変えてコメディとしてやり直して人気が出たとしても、映像化する際に大元の「コロちゃん」がネックになるだろうことは目に見えているから、設定そのまま引き継いでやった方が正解かもしれない。とはいえ「正気か?」と訊きたくなる判断であります。

 「元は18禁だけど一般誌で復活した漫画」として有名なのはゼオライマーだろうか。個人的には平野耕太の『HELLSING』(1996年の“快楽天”に短編が掲載された)を思い出すが、そういえば『COYOTE』や『ANGEL DUST』を大都社で復刻するって話どうなったんだろうな……全然続報が来なくて有耶無耶になっちゃったけど、今でも折に触れて思い出す。「ヒラコーが編集部と喧嘩して御破算になった説」と「そもそも元の原稿が残ってなかった説」が囁かれていたっけ。さておき、『やったねたえちゃん!』は単行本が出たら買ってみるつもりです。漏れ聞く話を総合すると『アラクニド』みたいな作品らしいから、『アラクニド』好きとして是非チェックせねば。


2019-11-03.

「セイバーウォーズ2 〜始まりの宇宙へ〜」開催!

 月末だからかマギレコ、メギド、グラブル、プリコネと立て続けにシナリオ更新やイベント開催が重なり「これでFGOやり込む暇あるのか!?」という有様だったが、どうにか隙間を縫うようにプレーしてクリア。予想はあっさり外れて新クラス「ガンナー」の実装ならず、スペース・イシュタルはまさかまさかの☆5アヴェンジャーでした。セイバーやアルターエゴならまだしも、よりによって讐とは。どんどん混沌ぶりがひどくなっていくな、このクラス。宝具は全体Arts、☆3ならサリエリがいるけど☆5としては初だな……と思っていたが、実際に使ってみて魂消た。Sイシュタル、スキルで宝具の属性を変更できるんかい! ターン制限あるから効果が切れるとデフォルトのArtsに戻りますが、「ここぞ」という場面が来たとき任意でBusterやQuickに切り換ることが可能となっています。Artsチェイン組んだりなどNPを回収したいならArtsのまま、単純に宝具威力を上げたいならQuick、宝具BBEXで殴り倒したいときはBusterといった具合にカード配牌を見ながら使い分けられる。NP50チャージのスキルもあり、実に限定らしい性能。モーションも派手だが、三臨あたりはカーマとの兼ね合いも意識している感じか?

 SW2は蒼輝銀河(サーヴァント・ユニヴァース)を舞台に数多の惑星を股にかけるスペオペ風のイベント。スケールの大きさはまさに銀河級、舞台規模のデカさだけで言えば過去最大クラスのイベントである。そのためなのか何なのか開催が遅れに遅れ、18時には終わるはずだったメンテが実際に終了したのは21時半だった。待つ間にグラブルのイベント「コウと空っぽ影法師」を進められたから個人的にはそんなに苦じゃなかったですが。つい先日復刻された「ごめんなさいとありがとう」の続編、相変わらずコウくんが可愛い、姉貴風を吹かせるユエルも善哉……閑話休題、見た目が「悪の総統コスプレをしたイシュタル」という謎のサーヴァント「アシュタレト」によって別銀河へ連れ去られた主人公はトーサカ族特有の「うっかり」によって宇宙船から脱出(パージ)、墜落した惑星で謎のヒロインXやスペース・イシュタル、カラミティ・ジェーンと出会って、元の銀河へ戻るための旅に出ます。ノリは軽いし与太まみれだけど、奈須きのこがシナリオを手掛けているだけにサラッと重要情報が織り込まれている……気がしないでもない。やっぱりFGOで一番好き勝手にしているのがきのこだよな。率先してお堅いイメージをガンガン崩しに来る。時臣の出番が多くて笑ってしまうというか、深刻な場面でもあの顔が出てくるとなんだか和んじゃいますね。交換所にまで出張ってくるし。今回は時限開放式ではないので林檎消費を惜しまなければ最後まで一気にプレーできます。感想を一言にまとめると「遠坂凛の概念をエンチャントした拳で無呼吸連打された気分」だな。幼少期のイラストまで用意するのは反則でしょうよ……「2000年の彷徨」という要素もまぶされていて「あ、これ絶対に竹箒日記で補足説明が来る奴や」と直観しました。

 期待していた配布サーヴァントがなかったうえ、交換素材のラインナップにも卵や腕輪といった欲しいアイテムが並んでいないから開始直後はいまひとつ周回の意欲が湧かなかったものの、イベント礼装「双つ星の歌姫」がミッション報酬と交換だけでドロップなしでも限凸できるみたいだから、ひとまずそこまで頑張ってみるか……ってな感じでせっせと進めるうちにだんだん調子が出てきて、話も面白くなってきたおかげでそこからグンと攻略が捗りました。ソシャゲは長くやっているとモチベがフッと切れる瞬間や期間がどうしてもあるから「とりあえずこれをやろう」と小刻みに目標を決めていくことが大事。

・ソシャゲと言えばマギレコ、あまり話題になっていないけど先月からガチャに「調整屋コイン」というシステムが加わっています。

 ガチャ1回引くごとにコインが1個貰えて、集めた枚数に応じてピックアップ対象の魔法少女や稀少なアイテムと交換できる……という、要するにグラブルやプリコネみたいな「天井」システムです。これ以前にも一応「99連続けて☆4魔法少女(最高レアリティ)が出なければ100連目で☆4魔法少女確定」という擬似的な天井が設けられていましたが、4割の確率ですり抜けることと、☆3魔法少女に関しては何の保証もないことが問題でした。正式な天井が付いたおかげで貯石の明確な目標ラインも定めることができるようになったから非常にありがたい。交換対象はピックアップされている魔法少女のみ(メモリアは今のところ対象外)で、☆3ならコイン100個、☆4ならコイン300個で引き換えられる。どちらかと言えば、☆3狙いの人にとって朗報でしょうね。マギレコは「高レアを1枚引いても実用性が微妙、重ねること前提」という鬼仕様ながら、☆3はイベントで手に入るアイテムを集めて凸ることができますから無理に重ねる必要がない。ともあれ、これで「3周年に向けてコツコツと貯石していこう」という決意がより強固なものとなりました。できれば来年の8月まで一切ガチャを回さずに過ごしたい。抗い切れるか、己自身の欲望に……。

『装甲悪鬼村正』発売10周年記念番組「ぷるぷる座談会」

 生放送はうっかり見逃してしまったためタイムシフトで視聴。ファンがもっとも気になっているであろう「奈良原の消息」についてようやく触れられました。残念ながら奈良原一鉄は筆を折ってニトロプラスから退社済みとのこと。この10年ろくに情報が出なかったんだからそりゃそうだろうな……と納得しつつも落胆の念は拭えなかった。万分に一つ、億分に一つの可能性とはいえ、「奈良原復活」という奇跡を待ち侘びていた身には辛すぎる。モヤモヤした状態で宙ぶらりんのまま放置されるよりはマシなんですけども……。

 うん、切り替えていこう。座談会の冒頭では「村正の10年間」を振り返っています。『装甲悪鬼村正』はビジュアルゲームとして大作の部類であり、シナリオだけで4MBもあるそうだ。前に聞いたときは3MBだった気がするが……正直、PCゲームのシナリオはスクリプト込みか抜きかでも容量がだいぶ変わってくるうえ、書籍ではほとんど意識されない「ルビの多さ」も容量に反映される(ルビを含めないと6MB超のシナリオでもルビ込みだと13MBになったりする)から正確なところはよくわからないし、比較もしにくい。素のテキストだと1MBで概ね文庫3冊分のボリュームだから、4MBというのは軽く文庫10冊分を超えます。『Fate/stay night』や『Dies irae』も4MBは超えていたはず。ニトロ最長のハロワが7MBくらい。記憶しているかぎりでもっとも長いのは『精剣血風録』の17.3MB、あまりのボリュームの多さにライターが納品する際一部を削ったほどだが、それでも長すぎたのか結局発売されなかった。村正の新企画『Project Vermilion』はそれらに比べると短めで、分量的には『鬼哭街』『沙耶の唄』レベルに収まるらしい。ざっくり300〜400KBで、「ちょっと厚めの文庫本」くらいのサイズか。時系列上は「悪鬼編」の後、真打の時代が終わって「劔冑=数打」になった世界を描く。PCゲームとしてリリースされる予定だが、全年齢か18禁かは不明。レーティングに関する言及を意図的に避けていた雰囲気だし、まだ社内で決定していないのかもしれない。

 「悪鬼編」の後日談は『魔界編』というコミカライズ(時代を超えて召喚された英傑たちと死闘を繰り広げる村正版『魔界転生』)もあるが、それよりも更に後のエピソードとなるみたいです。フローチャートでは「悪鬼編」から『魔界編』と『Project Vermilion』に分岐してるし、『魔界編』の続きというよりパラレルか? 主人公は湊斗景明から別の誰かに変更されるらしいが、湊斗さんが登場するかどうかは現時点だと秘密の様子です。ニトロとしては『Project Vermilion』一作こっきりで村正の展開を終了させるつもりはなく、ここを足掛かりに次々と新しい企画を起ち上げていくつもりのようだ。座談会で提示されたフローチャート、確認できる範囲で伏せられた箇所が7つもあります。続けられるかどうかは『PV』の反響次第といったところか。

 先述した通り『PV』は数打劔冑(レッドクルス)がメインの物語になる。鍛冶師の命を捧げないと製作できない真打に対し、クローン技術を用いることで大量生産が可能になった数打――その「とある試作機」を巡るストーリーになるそうです。要するに「旧ザクとヅダ」みたいなアレか。主人公はテストパイロットの一人で、試作機による「音速の突破」を目指す。プロジェクトXというか『アイゼンフリューゲル』を彷彿とさせるノリだ。かなり速いイメージがあるアベンジでも亜音速だから、「陰義が使えない数打でマッハを叩き出す」のは至難の技となるはず。ソニックブームを撒き散らしながらマッハコーン形成してカッ飛んでいく数打劔冑、想像するだけでワクワクします。「真打あってこその村正」という想いとてなくもないが、「真打はこれから時代遅れになっていく」ってことは本編でも既に触れられているからな……『装甲悪鬼村正』自体が真打たちの放つ最後の輝きだった、という捉え方もできる。過去の時代に遡って様々な劔冑や武者のエピソードを紡いでいってほしい気持ちもあるんだけど、奈良原の退社が確定した今「奈良原以外の誰にそれが書けるのか?」って話になっちゃうんですよね。うーん、やっぱり奈良原の一件が尾を引いているというかショックが全然抜け切らない。新企画の話にもワクワクするけど「うおおおおおおおおっ!!」って風雲黙示録なテンションにはなりません。とりあえず『PV』は買ってみるつもりだけど、それ以降の展開に付いていくかどうかは心が決まらない状態です。

・拍手レス。

 シルヴァリオラグナロク出せそうで本当に良かった。
 お蔵入りにならなくて助かった。これ以降のlightがどうなるのか、という問題は残ったままですが……。

 カラミティ・ジェーンは何かのイベントで登場するだろうなと思っていたので、セイバーウォーズUに登場することに関しては「やっぱり登場したか」と感じました。ただ、自叙伝で書かれているジェーンのエピソードは著者である本人が盛りに盛っていて、最早実像の彼女とはかけ離れているので、あのジェーンは「カラミティ・ジェーンが描いた理想的な偶像」なのかもしれませんね。あの宝具にしたってジェーンの友人だったとされるワイルド・ビル・ヒコックが殺された際の手札ですし。果たしてどういう理屈が付けられるのか楽しみです。
 「ジェーン本人ではなく『ガンマン』の概念が結実したもの」みたいな予想もありましたね。みんな割と真剣に考察していたにも関わらず蓋を開ければ「スペース☆チアガール」という。伊東ライフが反応していたのには笑った。


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