2019年5月〜6月


2019-06-29.

『スパイダーマン:ホームカミング』を今頃になって視聴した焼津です、こんばんは。「デブがヒロイン」と聞いていたから「どっちのデブだ?」と判断に迷いながら観ていたが、両方ともヒロインでしたね。男にモテすぎなピーターくん、乙女ゲーの主人公感ある。

 スパイダーマン役のトム・ホランドにいまいち馴染めず気が乗らないままダラダラしていたら公開期限が過ぎてしまった一本だが、インフィニティ・ウォーやエンドゲームを経てさすがに慣れてきたので「そろそろ行くか」とBDを借りてきました。内容は完全に『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の続きで、単にスパイダーマンの映画だと思って劇場に足を運んだ人は面食らっただろうな……何せピーターがクモに噛まれて超常的な力に目覚めるお定まりの件はまるきりカットされており、「観客は大まかな設定を既に呑み込んでいる」ことを前提にしてストーリーが進行していく。「今更スパイダーマンやアベンジャーズの設定をおさらいしなくてもいいでしょ」と言わんばかり。スパイダーマン知らない人が「ここから入門してみよう」と思って観始めたら「スーツがすごいだけのコスプレ野郎」と勘違いしかねないほど基本的な説明が省略されている。無印、アメイジングと来てこれで三度目だから「もういちいちクモに噛まれる開幕シーンなんて描かなくてもいいだろ」って気持ちになるのもわかるが……この内容だと『スパイダーマン』というより『アイアンマンの弟子』だな、ってのが率直な感想。

 公開中の新作『ファー・フロム・ホーム』はエンドゲームの続編だから「その後のアベンジャーズ」が気になる人も駆けつけているだろうが、「またあのデブに会える!」って喜んでいる人も多いんだろうな。私も楽しみです。

【期間限定】「1700万DL突破キャンペーン」開催!

 駆け込みジューンブライド! というわけでネロ・ブライド復刻。一昨年のネロ祭以来なので約2年ぶりです。☆4のネロやカエサル、ロムルスも同時PUされており、1700万DL記念ピックアップという名のローマPUである。このタイミングでこういうPUをするってことは、今年もネロ祭はやらないんだろうか。去年に引き続きギル祭開催? それとも他の誰かが主催者役を務めるのか。「意表を衝いてネロ祭復活、隠し球としてライダーネロを実装!」のパターンも警戒せねばなるまい。私は疑り深いタチなので、去年のギル祭の交換アイテムにライダーピースとライダーモニュメントが不自然に用意されていたことを未だに詮索したい気持ちでいっぱいです。火のないところにも伏線を見出そうとする悲しきマニアのSa-Ga。

 さておき今回のキャンペーン、内容は「いつもの」って感じで特段瞠目に値する施策はないですね。正直種火半額よりは宝物庫半額の方が良かったかな……とか言いつつ「パーソナル・コーチング」の交換期限があと1ヶ月に迫っているのでせっせと上級周回して銀種火を売却する作業に従事しています。期間限定のマスターミッションでマナプリ350個と、オマケにレアプリまで貰えるのはありがたい。「神性/ローマ/愛する者」のサーヴァントはカエサルが該当するからガリアを3回クリアするだけで一気に達成できます。「城」はオルレアン、「幸運A+以上」はジュラ(マルタの影鯖がいる)を3回ずつクリアして達成。運が良ければ「白いアイテム」や「宝石または石」も同時に集まりますが、集まらなかったときは修練場を回ればOK。石は言うに及ばず、各ピースが「白いアイテム」と判定されるので何度かやれば割とすぐに集め切るはず。

【予告】期間限定イベント「オール信長総進撃 ぐだぐだファイナル本能寺2019」開催予定!

 時期的にそろそろサバフェス復刻かな、と考えていたところに新ぐだぐだイベが襲来。「オール」「総進撃」「ファイナル」……露骨にゴジラを意識したタイトルであり、「『キング・オブ・モンスターズ』が面白かったから」という理由で付けたんじゃないかと疑いたくなる。KOM観てからだと明らかに準備期間が足りないから考えすぎだろうが、『シン・ゴジラ』が1部7章に影響を与えたという事実が既にあるからつい勘繰ってしまう。差し当たってボスエミネーとして三つ首の金グノブラが出てくることはまず間違いないと思う。

 特別更新された「ぐだぐだオーダー」によると「ニコ生プチ的なものがあるらしい」とのことで現在は詳報待ちってなところ。戦国時代が舞台になることと、「敵も味方も織田信長!?」ってことしか分かっていないが、参加条件が「冬木クリア」とかなり緩いのでコメディ要素主体になると思われます。シリアス要素はあってもせいぜい「ぐだぐだ明治維新」レベルに留まるかと。気になるのは新規実装サーヴァント、いったい今回は誰が来るのか。ぐだぐだ系のイベントは「ガチャ産☆5と配布☆4」の組み合わせが基本で、前回の「ぐだぐだ帝都聖杯奇譚」のときだけ限定☆3が追加されました。今回も恐らく2〜3騎の鯖が新たに登場するでしょう。配布に関してはカッツこと織田信勝説、サルこと豊臣秀吉説、鬼武蔵こと森長可説あたりが囁かれている。カッツはキャラ人気から言うと当確レベルだが、英霊としての格を考えると微妙か。「格が低すぎて素の状態ではサーヴァントとして現界できない」みたいな設定だったし。「ノッブの信核を取り込んだ」とかの無茶な設定で押し通すつもりかもしれないが。サルは「ぐだぐだオーダー」にも出てきたことあるから候補的にないでもないが、「時間経過とともにステータスや真名が変わる」という特性をFGOで再現するのは至難だろうし、再現できたとしても配布じゃくてガチャ産だろう。鬼武蔵は諸事情で「ぐだぐだ帝都聖杯奇譚」への参加が見送られた曰く付きのサーヴァントなので、たぶん今回も来ない。来るとしたら弟(森乱丸)の方か。変わったところでは「弓ノッブ復刻説」もありますね。それはそれでレアプリ貰えるからありがたいが、やっぱり新規の配布が来てほしい。

 目玉の☆5に関しては「八華のランサー説」「ミッチーこと明智光秀説」「待望の☆5ノッブ説」などがある。八華のランサーはもう真名も判明してるしイベントに参加してもええじゃろ、な空気が漂っているが、せっかくのお披露目がこんな与太の極みみたいなイベントでいいのだろうか……もうちょっとシリアスな雰囲気の奴で来てくれない? ミッチーは前回「私自身が織田信長になる事だ」なこと言い放っていたし、「オール信長」という頭おかしいイベントタイトルにもマッチするというか全然違和感ないけど、正直☆5の風格は感じない。限定☆3ならイケるかも。☆5ノッブはタイトル的にすごくありそうではある。「キャラ人気から言ってもすごくガチャが回りそう」という生々しい理由で納得できます。「天下統一を果たした史実とは異なる織田信長」みたいな設定で☆5ルーラーとか。うーん、無理がある?

 開催時期は7月上旬。「1700万DL突破キャンペーン」が3日で終わるから、7月3日の午後にスタート? 2週間やるとして、サバフェスの復刻は17日。今月いっぱいファイナル本能寺とサバフェス復刻で埋まる形となりそう。で、末日あたりに4周年記念キャンペーンやってから8月上旬に新水着イベント開催か。スカディの復刻もあるだろうし、どれを回すべきか迷う。とりあえずファイナル本能寺は呼符だけにしておくか。

押井守新作アニメは吸血鬼の少女描くコメディ、「女の子の物語を真面目にやりたい」(コミックナタリー)

 タイトルは『ぶらどらぶ』。押井守は「原作・脚本・総監督」という肩書で、実際の監督は西村純二が担当する模様。押井が書いた脚本は全12話分既に仕上がっているらしい。「吸血鬼の少女と彼女を匿うことになった女子高生を中心に展開されるドタバタコメディ」であり、「基本的には女子高生の女の子しか出て」こない。『となりの吸血鬼さん』の押井版かな? 押井曰く「ガール・ミーツ・ガールのような女の子たちの物語を真面目にやりたいと思った」「ただ真正面からやるのは私には無理なので、ドタバタあり、バイオレンスもありという作りにしました」とのことで、別に日常系ってわけじゃないみたい。押井のドタバタコメディというとどうしても『うる星やつら』を連想してしまうが、ヒロインのマイ(吸血鬼)は「ラムちゃんみたいな感じ」と語られており、そう大きく間違った印象ではないみたいだ。まさか令和にもなって『うる星やつら』が記憶の淵から甦ってくることになりそうとは……地球の自転、逆転してない?

『メギド72』、7月2日の「メギドの日」に向けていろいろキャンペーン中

 「いろいろ」ってザックリしすぎだろ、と言われそうだけど本当にいろいろあるんだから仕方ない。「ソロモンの服装」について公式が見解を示したメギド質問箱などといった読み物企画もあります。「ソロモン王の正義十か条」、胡乱な部分もあるけど最後の〆がカッコ良くて脳内でBGMが流れてしまう。ゲーム内キャンペーンについてはこちらのページにまとめられています。やはり一番大きいのは〆チケこと「指名召喚チケット」か。57名の祖メギドに加え、今回更に17名の真メギドが対象となって計74名の中から好きなメギドを1名選べる。誰を指名しようか迷っているプレーヤーも多いだろう。「指名召喚した後にガチャで同じメギドが出て被った」ってケースも割とよくあるので悩み所だ。私も1周年記念のときの〆チケで「マルバス」交換したら次のサバトで被りました。販売期間が結構長くて9月30日まで買えるし、ギリギリまで粘ってから交換する手もアリです。私は忘れそうだからすぐに交換するつもり。

 交換対象として新たに追加された真メギドの中で一番評価が高いのは「ニバス」ですね。現状、最強格のスキルアタッカーである。特に「フォラス」で全体化したニバスは「暴力の化身」と呼んでも差し支えないほどブッ壊れた強さを発揮します。ただ、本当はここまで凄まじい性能になるはずではなかった。そのへんの悲しい事情について詳しく知りたい方は「メギド72 暗黒期」で検索してください。個人的にオススメな真メギドは「ティアマト」ちゃん。スキルで前列覚醒+1、覚醒スキルで蘇生が行える優秀なサポーター……でありながら、1回でもフォトン供給を怠ると即座に病んで「バーサーク状態」となり、アタッカーに変貌する。おたまでボコボコに殴る覚醒スキル「念入りの下処理」が放つ迫力は一見の価値あり。主人公の熱烈なストーカーで「邪魔者は殺す」オーラを時折放出するが、ストーリー本編ではちょっとだけ精神的な成長を遂げている。でも探索パートでは元に戻っているという情緒不安定さ。一言でまとめると「すごく可愛くておまけに優秀」だ。列覚醒要員がいるとまるで別ゲームみたいに快適になります。祖メギド含めて完全に性能重視で言ったらやはり前述した「フォラス」か。彼の全体化スキルは本気で別ゲー感ある。オーブ使用ターンを短縮する特性も非常に便利。さすがに「すべての」までとは行かないが、ほとんどの高難度クエストはフォラス編成で何とかなります。スキル強化・スキルフォトン配布奥義を持った「アンドロマリウス」も有能なサポーターですが、ユニット全体のスキル連打が前提となる編成でないと強みを発揮しにくく、汎用性はやや欠ける。でも超可愛いからオススメ。人一倍臆病なのに勇気を振り絞って立ち向かっていく姿にグッと来ます。

 水着スキンもあれこれ再販・新規販売されますが、時間差でちょっとずつラインナップが追加される方式なので販売スケジュールを先にチェックしておいた方が宜しいかと。第1弾(2018水着の色替えver)が7月11日〜9月11日、第2弾(サキュバスとカスビエル)が7月17日〜9月30日、第3弾(2018水着復刻)が7月28日〜9月11日、第4弾(アムドゥスキアスとイポス)が8月14日〜9月30日です。去年通りなら一着3000円となかなかイイお値段しますから、よく吟味したうえで購入されたし。新規イベント「悪魔の塔を攻略せよ」は「メギドの日」前後(7/1〜7/3)しかプレーできないので配信が来たらすぐに取り掛かるべし。「メギドの日」記念イベントは毎回3日間しか開催しない方針みたいなので掛け持ち勢だとやり忘れないかちょっとヒヤヒヤするんですよね……。

マギレコ、7月1日16:00よりイベント『うたかたの夏夜』を開催

 なのはコラボが終わると同時に新イベント開催か、忙しい。要は水着イベントなんですが参加する面子を見るかぎり時期は第一部の最中みたいですね。水着姿で楽しそうにはしゃいでる女の子たち、第一部のラストではアレがああなってこうなっちゃってるもんな……期間限定ガチャは天音姉妹。月夜と月咲、二人まとめて一つのユニットとして実装されます。FGOの龍馬とおりょうさん、あるいはグラブルの「サーヴァンツ ドロシー&クラウディア」みたいな感じ。二人とも可愛いし水属性の☆4は持ってないし、正直惹かれるものはあるがガチャ禁の誓いを破るわけにはいかない。我慢だ、我慢……でも、ちょっとだけなら……?(グラグラ) 決意が揺らぐ焼津、まことに心の弱き者よ。イベントに合わせて月咲の★5覚醒およびドッペル解放も来ます。月咲はもともとガチャ産ではない配布魔法少女だから、あらゆるユーザーが恩恵を受けられる。未入手の方も今回のイベント報酬でゲット可能だ。

 そして去年のパターンから行くと水着イベントは二本立て(去年は「波打ち際のリボン」と「みかづき荘のSummer Vacation」)なので、水着ガチャ第2弾もほぼ確実に襲い掛かって来るでしょう。イベントごとに面子が入れ替わるため少なくともマギウス勢ではないと思うが、いったい誰が来るのか……水着ななかや水着葉月が来たら理性を保てるかどうかだいぶ怪しくなります。


2019-06-26.

『うたわれるもの』シリーズの新作が出るというニュースに驚いている焼津です、こんばんは。

 ティザーサイトではやたら「新しい」を連呼しているが、これまでの作品との繋がりは不明。今回も例によって主人公は記憶がなく謎の仮面を付けているみたいだが、白い仮面ではなく黒い仮面……まさか『ビ・ヨンド』? ではなくウィツァのもう一個の片割れだっけ(このへんだいぶうろ覚えでよくわからない)。「続編」ではなく「新作」と強調しているところを見るとパラレルないし過去編の可能性がありますね。検索してみると「トゥスクル(国名ではなくエルルゥやアルルゥの祖母)の若い頃をメインに据えた外伝」の構想がある、という話が出てくる。新作のヒロイン「ミナギ」は「妹を強く想」っているそうだから「トゥスクルの姉では?」という説も囁かれています。しかし、トゥスクルの姉の名前はエルルゥ(若くして亡くなった姉の名前を孫につけた、という設定だったはず)だし、「黒い仮面」がどうにも引っ掛かる。トゥスクルたちと敵対していた陣営の話か? 「ミナギ」が本名とも限らないうえ、そもそも過去編と決まったわけじゃないからまだ何とも断言できない。

 正式タイトル不詳で『うたわれるもの最新作(仮題)』という締まらない告知になっているが、7月2日に公式サイトがオープンする予定ですからそっちで改めて発表するつもりなのかもしれません。続報が待ち遠しい。

天狐・5年ぶりの最新作!!!!「英雄*戦姫 WW」キタああああああああああ!!!!(ニュー速VIPブログ(`・ω・´))

 大槍葦人のエロゲーがソシャゲ化する時代、遂にやってきたか。『英雄*戦姫』は世界各地の英雄たちを女体化したSLG。私は袁藤沖人のコミカライズしか読んでないが、大槍絵が好きなので原作ゲームも気にはなっていた。ソシャゲ化に当たって多数の絵師が集められており、「ジンガイマキョウ」の犬江しんすけさんも参加するとのこと。興味はそそられるが、これ以上は掛け持ちできないな……グラブルとか、やり込みたいのに時間が取れなくてログインするだけの日が続くゲームもあるし。グラブルと言えばコードギアスコラボは期待通りの面白さでした。まさかオリキャラまで出てくるとは。ルルーシュやC.C.のセリフも違和感がなくてスッと話に入り込めた。カレンとルルーシュとスザク、3つの限定SSRを入手する条件が「ストーリークリア」「トレジャーアイテムを収集して交換」という破格の緩さなのも嬉しい。グラブル、基本的にコラボキャラはガチャ実装しない(神バハ系は除く)からコラボイベ開催時にいちいち身構えなくて良くて、気持ち的にすごく楽だ。次のコラボイベントはラブライブだっけ。夏予定という告知があったから、次の月末イベント「THE MAYDAYS」の後に来るか? 「THE MAYDAYS」は「000」の続編に当たる天司系イベントでありながらサメ映画ベースというカオスな一品になりそうな予感。アズイス(アズラエル&イスラフィル。悪役に捕まって原型を留めないほどグチャグチャに改造され、いろいろあって正気に返ったものの元の体には戻れず、仕方なく二人揃って頭陀袋へ詰められたままになっていた双子の天司)がイルカの着ぐるみで再登場するという斜め上な展開に早くも頭がスパーキンしています。

【期間限定】「ユガ・クシェートラピックアップ2召喚(日替り)」!

 公式ネタバレことピックアップ第2弾が開催中なのでやっと新鯖について踏み込んだことが語れる雰囲気になってきました。第2弾の追加ラインナップは☆5バーサーカー「アルジュナ〔オルタ〕」、☆4アーチャー「アシュヴァッターマン」、☆3キャスター「アスクレピオス」の3騎。日替わりでモーション変更&霊衣追加のあったカルナもPUされますが、見事に男ばっかりだ。ちょっとしたイケメンパラダイス感ある。ジュナルタだけ期間限定で、アシュくんとアスくんのふたりはスト限だからクラス別PUやCBCで手に入る可能性とてなきにしもあらず。つーか「ア」から始まる名前ばっかりなんで略すとややこしいなこいつら。

 PU1は全員恒常だったから我慢したけど、PU2は限定&スト限なので少しは回しておかないと後悔しそう……ってことでチャレンジしました。新水着到来の季節も近づいてきたことだし、本気は出さん。ああ、きっとな。脳内で能登ボイスを流しながら挑んだところ、呼符一発でアスクレピオス来ました。アポロンの子、ギリシャ神話における「医神」ですね。医学のシンボル「蛇の巻きついた杖」も彼に由来している。昔ジャンプにも『アスクレピオス』という漫画があったな。4章本編にはマスク着用状態で登場し、「こいつの真名は何だろう」と大いにワクワクさせられたものだった。Fate作品で「正体不明のサーヴァント」が出てくるシーンはやっぱりテンション上がる。性能面を見るとステータスはレアリティ相応ながら、スキルと宝具が優秀で「耐久寄りの☆3マーリン」という呼び声すらある。Artsパで遊ぶにはもってこいだ。ただし育成はしんどそう。新素材の「真理の卵」、再臨には使わないけどスキル素材で結構要求される。金素材だからフリクエで拾おうとするのは無謀だし、イベントの交換待ちかな。

 「医学の発展」と「患者を治療すること」以外についてはほとんど関心を示さず、ややマッドな気配が漂うアスくん。おかげで二次創作におけるナイチンゲールとの相性も良さそうだ。いっそ「カルデアクリニック」みたいなイベント開催してくれないかな……パラケルススやジャックちゃんも合流してカオスな展開に突入すること間違いナシ。新鯖は解剖医ジョン・ハンター(18世紀のイギリスの医師、近代医学の発展に寄与したが死体盗掘による非合法な解剖を繰り返し『ジキルとハイド』のモデルの一人になったとも言われている)あたりか? 配布はパイルバンカー状の注射器構えたナースコスの単体槍エリちゃんでお願いします。宝具は「採血魔嬢(カズィクル・エリ)」で決まり。「静脈はここね!(貫通) ん!? まちがったかしら……(画面暗転して血飛沫ブッシャー)い、いいじゃない、血は採れてるじゃないの!」と慌てる新人ナースなエリちゃんが視える(幻覚)。

 閑話休題。アスクレピオスはケイローンの教え子であり、アルゴノーツの一人でもあるから実装済ギリシャ勢の多くと面識があります。ギリシャ神話が軸になる第5章を次に控えたタイミングでやってくるのがアルゴノートってことは、そろそろ本気でイアソン実装されるんじゃないかなこれは。ちなみに父親のアポロンはアルテミスの兄弟(というか双子)で、5章にアルテミスが出てくることはほぼ確約されているからアポロンも神霊サーヴァントとして登場する可能性はゼロじゃない。キリシュタリアが従えている3騎の神霊サーヴァントの中に予言能力を持った奴がいるらしいけど、アポロンと言えば巫女に神託を下す予言の神ですからね……「悲劇の予言者」として名高いカサンドラに力を授けたのも彼です。クラスは普通に考えるとアーチャーかな。パリス王子の矢に加護を与えてアキレウスの踵を射抜かせた逸話もあります。ただ、竪琴の名手であるからひょっとするとキャスターあたりかもしれない。

 「こいつぁ幸先いいぞ」と気分が良くなって回し続けたらアルジュナ〔オルタ〕もポロッと出現。アーシャちゃんばりにびっくりするしかなかった。☆5狂を引くのは土方さん以来だから実に2年ぶり、しかも待望の全体宝具だ。歓喜で小躍りしちゃう。本編では「神たるアルジュナ」と呼称され、「神ジュナ」という愛称も徐々に定着しつつありましたが、ユニットとしてはオルタ扱い。原型が異聞帯の神だろうと負けたら汎人類史の手先、相変わらず世知辛いですね。NPチャージ(最大30%)持ちの全体バーサーカーで、しかも「汝は不出来! 罪ありき!」とセルフ冤罪剣かましてお手軽に高火力を発揮できるからブッパ要員として見るとかなり便利。B3枚のいわゆるバスターゴリラなカード構成だしガッツスキルもあるし「高レア版スパルタクス」といった印象だ。スパさん絆レベル10でそろそろ夢火入れようかどうか迷っていたところだからありがたい。エネミーに弱体化が刺さると「対邪悪」スキルの特攻発動するから毒・呪い付与系のコマンドコードと相性が良い、って話を聞きつけ早速刻印も済ませた。単にバスターで殴るだけでも結構な威力を発揮してくれる。使いどころわからなくて放置していたコードをやっと利用することができてスッキリ。

 残るはアシュヴァッターマンのみ。本編でゲストサーヴァントとして何度か借りたから性能は大まかに知っています。B2枚Q2枚のB宝具という非常に珍しいカード構成のアーチャーです。アーチャーというクラスは基本的に「ArtsチェインでNPを溜める」コンセプトの設計ゆえほとんどのサーヴァントがAを2枚以上持っている、というかAを1枚しか持っていないアーチャーなんて今のところアシュくんだけ。宝具に「HPが少ないときほど威力が高まる」という背水効果も付いているから、被弾しながらターン数掛けてじっくりNPを溜めたうえでブッ放す「ロマン砲アーチャー」といった趣がある。シナリオでは常に瞋恚の炎を滾らせていたことから「激おこぷんぷんマン」みたいなあだ名も付いていますが、敵と味方の淡いに佇む非常に美味しいポジションを確保したため見せ場も多く、新キャラの中ではウィリアム・テルの次くらいに気に入った。宝具発動時の顔面カットインも超絶カッコいい。「『BLEACH』に出てきそう」という評が身も蓋もなくて好き。期間限定じゃなくてスト限だから、無理しなくてもいずれまた何かしら機会は巡ってくるはずなんですが……再臨したフルアーマーアシュくんのまるで仮面ライダーみたいなテカテカメタリックバラモンぶり(「亜種バッターマン」という呼び方もあって噴いた)に股間が疼いて、ついついガチャ続行してしまった。深追いは禁物? 知らないな、そんな言葉。

 結果、ユガが巡ってジュナルタ重なったのでさすがにもう潮時と判断して撤退。アシュくんに関してはまたどこかで縁があることを祈ろう……さておき、ジュナルタがガンガン高火力を発揮してくれるおかげでサボっていた4章のフリクエ消化も大いに捗りました。「秩序・善/悪」という善悪二重特性なので弓ジャンヌやアラフィフを絡めた編成でも強みを発揮してくれる。今後は恐らく孔明ばりに酷使することになるだろうが、キャラがキャラだけに「過労死」のイメージが湧かないな……度重なる周回も「サンサーラに比べればこの程度のこと」と柳に風で受け流しそう。

・拍手レス。

 FGO4章で思ったことは「キャスター・リンボ、本当に余計なことしかしねえ!!」でした。ただでさえ詰み状態なインド異聞帯をさらに詰み状態にしやがってと感じました。リンボがこんな性質だから、彼とコヤンスカポンとマーボー神父を使役している異星の神はもしかしたら相当邪悪な輩なのではないかと。異星の神=外なる神の一柱という展開になっても、多分驚かないだろうなと思います。
 清々しいほど根性腐っていて、これ却って二次創作で人気出る奴だな……と思いました。異星の神は何を考えてこんなのを召し上げたのやら。アルターエゴたちの選定基準についてもそのうち明かされるのか、「どれでもいい」みたいなノリで決まったのか。

 リンボがまんまクリシュナムーブでしたねぇ。人間性を無くしてしまったが故に舞台装置でしかなかった異聞帯アルジュナ。その彼にとっての魂の灯火が、やっぱりカルナだったんだなぁと最終決戦で思いました。「カァルナッ!!」のボイスと共に他の鯖を蒸発させてくるのは笑いましたがw人違いだよ!
 カルナ抜きにしては語れない章ですね。精神と時の部屋みたいな場所で数千年か数万年修行してから再登場する流れも大概おかしく、「やっぱインドはやべぇな」と痛感しました。石像の中の人は当然として、アルジュナオルタもそのうちギャグイベに出演するのかな……カルナ以外との絡みが想像できない。

 『講談社から出した』『オリジナル作品』の100冊目、ということみたいですね>西尾維新 つまりダブルダウンなどトリビュート作品はノーカンのようで
 そういうカウント法でしたか。刊行ペース速いからそういう縛りにしておかないと100冊目企画とかやりにくいんだろうな。100冊突破を記念して“伝説”シリーズ全作をアニメ化、みたいな発表ないかしら。内容的に厳しいか。


2019-06-22.

・なんとなく崩し始めた『十歳の最強魔導師』に引き込まれている焼津です、こんばんは。

 要約すると「ぅゎょぅι゛ょっょぃ」なロリ百合ラノベ。戦略兵器級の魔導力を持った元奴隷幼女が貴族少女に拾われる「まったく、小学生(相当の女児たち)は最高だぜ!!」な話です。犯罪者を骨も残さず焼き殺したりする容赦ないノリには好みの分かれるところだろうが、ヒロインとヒロインの絆に顔が綻ぶこと請け合いである。「ササッと軽く読める転生モノじゃないファンタジー」をご所望の人にはちょうど良い塩梅かと。ファンタジー要素少な目のだと最近は『天才王子の赤字国家再生術〜そうだ、売国しよう〜』も気に入っている。ヒドすぎるタイトルにむしろ興味を惹かれつつなかなか手の伸びななかったシリーズだが、3巻あたりでまとめ買いして読んでみたら面白かった。知謀系ではあるけれど、計算外・予定外のトラブルやアクシデントが次々と起こって「あの王子、末恐ろしい奴だぜ……!」と周りの評価が勝手に高まっていく展開、『エリートヤンキー三郎』じみていて好き。4巻は妹のフラーニャちゃんが活躍する内容でますます盛り上がってきた。5巻早く出ないかな。

・FGOの2部4章「創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ 黒き最後の神」は土日にガッと攻略して無事空想切除。カルナさんが紛うことなき大英雄ぶりを発揮してくれて満足だった。石像の中の人といい、CCCをプレーしている人間にはたまらない内容。強いて言えばインド異聞帯を統べる神ジュナがアルターエゴの外道坊主にまんまと操縦されていいように使われているようにしか見えず、話のスケールの大きさに相応しいボスキャラ的な風格がイマイチ漂わないところは残念だった。在り方としては「暴走しているロボット」ですもんね。恐ろしい力の持ち主ではあるけど、畏怖の念は一切湧き上がらず、むしろ悲痛の念が押し寄せてくる。「こころ」よりも「つとめ」を優先したつもりで、結局は強迫観念にべったり取り憑かれていた神ジュナの起点――心の弱さに哀れを催す。一方、クリプターのペペロンチーノは期待通りいいキャラしていて満足しました。今回クリプター会議はなかったけど、某クリプターが意外な形で登場するのは面白かったですね。「電話口の彼女の様子がおかしいから新幹線に飛び乗って駆けつけてきた遠距離恋愛の彼氏」という喩えには笑った。

 ボス戦は難易度高め、というより初見殺しなクエストだった。「崩壊」の一言とともにサーヴァントたちが消し飛ばされていく光景の連続で目が点に。ゲオルギウス先生でタゲ取ったりフレマーリンで無敵張ったりしつつ神性特攻かませる槍師匠で何とかクリアしました。「ゲストのカルナでトドメ刺したい」とチャレンジしたくなるバトルもあったが、なかなか最後までカルナさんが保たないんだよな……あとちょっとのところまで行ったが落ちてしまい、結局スカサハがクリ殴りして勝った。新鯖はウィリアム・テルが一番カッコ良かったな。傭兵めいた立場で意に染まぬ仕事をさせられながらも悲嘆に暮れず、最期はアーチャーらしく「一矢報いる」形で退場するのがたまらない。恒常☆3だし、いずれフレポからも出てくるだろう。そのときが楽しみだ。

西尾維新100作目の小説『ヴェールドマン仮説』、7月31日に発売予定

 へー、もう100作行ったのか。って感心して数えてみたが、冊数的にはもうとっくに100冊超えとるやんけ。「上下巻や上中下巻はまとめて1作と見做す」みたいな定義か? 『刀語』は薄いけど読切形式だから普通に12冊扱いだろうな。文庫化の際に合本された『ダブルダウン勘繰郎 トリプルプレイ助悪郎』も「1作」とカウントすれば、この『ヴェールドマン仮説』がちょうど100作目になるはず。2002年の2月にデビューしたから17年半で100作達成、つまり平均して1年あたり5.7作も刊行してきたことになります。デビュー前、速筆自慢していた頃は「1週間に1冊」だったらしいのでその頃に比べれば大幅に鈍っているものの、「だいたい2ヶ月に1冊くらいのペースは維持している」わけだから凄まじい。もう赤川次郎や西村京太郎並みに「新刊が出るのは当たり前」な作家になりつつあるな……ちなみに赤川次郎は2017年の時点で「著書が600冊を超えた」というニュースがあり、1976年デビューなので平均して年に14冊は出している計算となります。西村京太郎も600冊超えてるけど、デビューしたのが60年代だから平均すると年11冊くらいかしら。西尾維新が本気であのクラスに並ぼうとしたら今の倍は出さないといけないことになる。「1週間に1冊」ペースが復活すれば、あるいは。

期間限定キャラ「エミリア」登場!!

 コラボイベントはとっくに終了しているにも関わらず、時間差でエミリアたんがプリコネに実装されました。グレアニノン(オーエド)は恒常だったからまだわからんでもないが「限定のエミリアをイベント終了後、おもむろにピックアップ」という采配は極めて謎めいている。せっかく入手しても殴るべきペテ公はもうどこにもいないのに……。

 それはそれとしてエミリア、声も容姿もキャラもすごーく可愛いことは言うまでもない。イラストのたわわな胸にも視線を吸い寄せられるし、欲しいかどうかの二択ならもちろん欲しいに決まっている。現在かなり貯石しているから、その気になれば天井覚悟で300連回し切ることも可能っちゃ可能だ。でもコラボキャラはイベントが終わったら本編や他のイベントに登場することはまずありません。個人的に優先したいのはストーリーに出番のあるキャラ。天井上等で挑むのは、なるべくフェス限の本編登場キャラだけに留めておきたい。ゆえに今回、理想の対処は「まったくノータッチで完全スルー」なんですが、せっかくのコラボなのにまったくガチャらないのも何だか寂しすぎるぜ……というわけでレムとエミリアのPUは単発1回ずつチャレンジすることにしました。石の総量を考えるとそう何度も天井はできない、ならば一刀のもとに断てばよい。なんて虚勢を張ってみたところで当然のようにレムは引けなかったし「今回も特に収穫ナシだろうな」と嘆息しながらタップした矢先、突如ロードが入る。

 まさか? いや、そういえばアユミ(☆1)がまだ出てなかったな……カリンさんの持ってくる書類も虹紙(☆3確定演出)じゃなくて白紙だし、こりゃ十中八九アユミだろう。動揺しそうになる心を宥めつつ見守っていたらあっさり虹紙が貼り出され、紛うことなくエミリアたん御降臨で白昼夢を見ている気分に陥った。ピックアップ一発引きって都市伝説じゃなかったんだ……ラピュタは本当にあったんだ……びっくり。プリコネの☆3排出率は平常時(つまりフェスではない期間)2.5%とこの手のゲームにしてはやや高い方ではあるが、「ピックアップ☆3の排出率」に限れば0.7%とFGO並みだからそうそう当たるものではない。PUキャラ狙いでガチャって深追いして天井に頭をぶつけるようなことは確率的に考えて珍しい事態じゃありません。リゼロ原作者の長月達平はレムもエミリアも両方天井で交換した旨をツイートしています。おかげで一部では「EMT(エミリアたんマジ天井)」なんてネタまで囁かれている。天井がなかった時代はもっとヒドかった(水着PUの時期は阿鼻叫喚だった)から、これでもマシになった方ではあります。

 棚ぼた式にエミリアを入手したことでついついレムも欲しくなってしまったけれど、レムのピックアップなんてとうに終わっているからどうしようもない。逆に考えると、こんな遅いタイミングにエミリアが実装されたのは幸いだった。開催期間がレムのガチャと重なっていたら、欲望に敗北を喫してレムのために天井からの景色を眺めていた可能性も否定し切れない。「配布のラムしか持っていない」状態だとあまり執着心は湧かないけど、「あとはラムを引くだけでリゼロトリオが揃う」みたいな状況だと自制心を働かせるのに苦労するからな……「あと1つで全部揃う」みたいなシチュエーションには弱いんですよ、私。理性で分かっていても感情を抑え切れぬ。たとえば新刊で上下巻が同時発売されていたら「まずは上巻だけ」みたいな買い方、絶対にできない。まとめて買っちゃう。積読が増える一方なのもこのあたりに原因があります。なかなか合理的に生きられない。コンプ欲はげに癒しがたき宿業よ。

・拍手レス。

 ラクシュミー・バー・イーが登場することはインド異聞帯ということだからある程度予想はしていましたけど、まさかあの人があんな姿で出てくるなんて予想だにしていませんでした。正直今までの配信直前スペシャルの中で一番の衝撃でした。
 「刑部姫ってヒキコモリだし、あの人が擬似鯖化するのでは?」「ハハッ、そんなまさか」なんて言い合っていた一昨年がつい昨日のようだ……2部4章、インド村特攻であると同時に濃密なCCC特攻でもありましたな。

 来月に主演ぐだ子の英霊剣豪七番勝負のコミック出ますし、そうしたら少しはリヨぐだ子の印象も薄れ・・・薄・・・無理かな・・・?
 ぐだ子が英霊召喚の口上で「我は常世総ての悪を敷く者」と述べるときにリヨぐだ子が脳裏をよぎってしまったくらいなので、汚染は深刻というかもう手遅れですね。


2019-06-15.

マギレコ、6月17日16:00より劇場アニメ『魔法少女リリカルなのはDetonation』とのコラボイベント「Magia Clash!」を開催

 よかった、ちゃんとストーリー付きだ。なのは側からは「高町なのは」「フェイト」「八神はやて」の3人が登場する模様。はやては☆3木属性として配布されます。なのはたちが「果てなしのミラーズ」に迷い込んでしまって、マギレコ側の魔法少女たちとチーム戦を繰り広げることに……というストーリー。神浜市に直接来るわけじゃないみたいなのでちょっとガッカリ感はあるが、シナリオすら付かないケースも想定していたのでホッとする気持ちの方が強い。「高町なのは」が期間限定ガチャの第1弾で実装され、フェイトちゃんの方は一週間遅れでピックアップされます。はやてが木属性、なのはが火属性ということは、フェイトは水属性……? と思ったら光属性だった。

 7月までの2週間に渡って開催、ということはたるとイベントの第2弾は来月以降か。8月の2周年アニバーサリーに向けて新規プレーヤーを取り込みたいんだろうし、この調子だと第二部スタートまでまだまだ掛かりそう。小出していいから早く新情報が欲しい……。

『メギド72』、再復刻イベント「ソロモン誘拐事件・悪夢編」開催中

 アガリアレプト配布イベント、待望の復刻! EV〆チケでブニとどっちにするか迷ったキャラだけにこれは嬉しい。「ソロモン誘拐事件」は二部構成なので、アガリアレプトが復刻されるということは自動的にカスピエルの復刻も確定するワケダ。6章で活躍するシーンを見て以降、男キャラの中で「もっとも欲しいメギド」だったからありがたい。さて、「ソロモン誘拐事件・悪夢編」は「ソロモン(主人公)の夢の中に潜り込んで深層部に『偽物の記憶』を植え付けよう」という計画が進行する『インセプション』チックなエピソードです。「夢の世界は階層構造になっていて、下に行くほど時間の流れが遅くなる」という設定、元ネタを隠す気がまったくなくて清々しい。リリムや「サーヤ」ことサキュバスが初登場するイベントでもあり、とりわけサーヤの見せ場は印象的である。主人公にハニトラを仕掛け、とことん骨抜きにするつもりが、夢の世界で101年に渡って夫婦生活を営むうちに自分の方が篭絡されてしまったサーヤ……水着スキン、買おうかどうか迷っていたけど購入確定になりましたわ。

第2部 第4章「Lostbelt No.4 創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ 黒き最後の神」開幕!

 土曜日だし「配信はこのあとすぐ!」でしょ? という予想が的中して本日21時から始まりました、「インド」こと「創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ 黒き最後の神」。ピックアップ新規サーヴァントは☆3アーチャー「ウィリアム・テル」と☆4セイバー「ラクシュミー・バーイー」、そして☆5ムーンキャンサー「大いなる石像神」。全員恒常です。ウィリアム・テルとラクシュミーはともかく石像って何!? ハンティングクエストで出てきた「ありがたい石像」、単なるエネミーかと思いきやまさかのプレイアブル化です。声は……これどう聞いてもジナ……んんっ、やめときましょう。PU1は「クリシュナ(仮)とシータ」と読んでいたのに掠りもしなかった。クリシュナ(仮)はたぶんPU2での実装だろうけど、CM見るかぎりリンボとコヤンも来るか?

 新規追加礼装は成長レオくんとランルーくん、デイ・アフターはCCCのNPCか。露骨なEXTRA推しである。配信直後の21時は超絶混み合うだろうから少し時間をズラしてアクセスするつもりですが、徹夜するのもしんどいしキリの良いところで一旦終わりにしたい。そして明日はツイッター断ちして一気に最後までやるんだ……もしインドの配信がなかったら『プロメア』観に行くつもりだったけど、天気が悪いこともあって中止の流れになりそう。目の疲れる配色だし、やっぱりBD出てからじっくり自宅で眺めることにするか。

・拍手レス。

 マンガで分かるFGOのせいもあって、もうぐだ子=リヨぐだ子しか連想しなくなってますね。リヨぐだおサイドはゴッフ所長の貞操が読んでいて心配になってきました……。
 仮にノーマルぐだ子がアニメで出てきてもそのままCV金朋になりそうな勢いを感じる。ゴッフ新所長は本編でもヒロインみたいに振る舞ってマンわかでもヒロイン扱いだからもう「ただのヒロインでは?」という気がしてきた。


2019-06-12.

『コンプティーク』最新号の表紙が放射する「圧」に度肝を抜かれた焼津です、こんばんは。

 逃げ場なしのリヨぐだオーラに覆われ、まるで違う雑誌のようだ。先月号との落差で風邪をひきそう。WEB連載漫画の総力特集を紙媒体の雑誌でやるという倒錯感も重なって頭がクラクラする。近場の書店でもマン分かの2巻が山積みされていたし、「リヨ絵のある風景」がリアルでもだんだんと日常になりつつあるな。この流れに乗って『サクラクラスタ』の続きも出るといいんだけど……。

・掛け持ちしているソシャゲがどれも一服状態で暇を持て余していたから、なんとなく絵に惹かれて『彼女(ヒロイン)は友達ですか?恋人ですか?それともトメフレですか?』を購入しプレー。「DESsERT Soft」というインターハート系列の新規ブランドが先月発売したデビュー作です。シナリオライターは「ASa Project」でも何本かシナリオを手掛けている「十全」、原画は『借金お嬢クリス』のイラストを手掛けた「了藤誠仁」。ちょっとコメディ寄りの明るくエッチな学園モノだ。まだオープニングムービーにも辿り着いてないので体験版の範囲だと思われる。

 「トメフレ」というのは事情があって外泊したい女の子たちを「基本的に」無償で男の子たちが泊めてあげる、いわゆる「神待ち」のライト版みたいな関係を指している。要するに「出会い系の学園モノ」をやろうというコンセプトのゲームだ。ストーリーは「タダで泊まりたい女の子」と「下心を持っている主人公」の心理的な駆け引きを軸に進行していく。ときどき入る謎のオッサンのナレーションといい、全体的に『かぐや様は告らせたい』みたいな演出で彩られている。憧れていたクラスメイトの巨乳美少女が出会い系に登録するような子と知って幻滅しつつ、ヤることはしっかりヤろうとする下半身に忠実な主人公はエロゲーとして実に好ましい。ちょこちょこ入るパロネタのせいで「こいつら何歳だよ」とツッコミたくなる部分はあるが、ヒロイン視点で「こいつ(主人公)チョロいな」と優位を確信させた直後に主人公視点へ移って「『チョロい』と思ってるんだろうがお前の手管は見透かしてるんだよ」と冷静に分析するシーンなど、すかすかみたいな気の抜けるタイトルをしている割に心理戦がなかなか面白い。プレーする本数も激減し、昨今のエロゲー界に関してはすっかり疎くなってしまったが、こうして新作を遊んでみると「やっぱ好っきゃわ、この業界」と引き込まれてしまう。私も大概チョロいプレーヤーだ。あと「昔の泣きゲーみたいな設定」「Ke○とかのだよ!」というテキストに既視感を覚えると思ったらアレだ、ねこねこソフトのデビュー作『White〜セツナサのカケラ〜』だ。あれも作中で『ONE』とおぼしきソフトの話題を語ってたんだよな……20年経ってもネタにされ続ける鍵の存在感を改めて思い知った。

『ELDEN RING(エルデンリング)』注目のフロム・ソフトウェア完全新作、宮崎英高氏インタビュー翻訳版を全文公開!【E3 2019】

 フロムゲーはやったことないけどムービー観るの好きだから「へー、新作は西洋ファンタジー系か。リングってことは指輪物語チックなテイストかな」と気楽にチョコ齧りながら眺めていたらいきなりジョージ・R・R・マーティンの名前がドーンと表示されてブッ魂消た。超大作ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の原作“氷と炎の歌”を執筆していることで有名なSF作家です。詳しいことはインタビュー記事に載ってますけど、フロムの社長が『フィーヴァードリーム』(「熱病に魘されて見る夢」という意味を持つ蒸気船、そして「赤い渇き」に苛まれる吸血鬼の物語)好きということでダメもとでアプローチしたらOKが出て「彼が本作の神話を書き下ろしてくれた」そうな。マーティン、意外とゲーム好きなのか? 「エルデンリング」という重要なアイテム(?)が砕かれてしまった世界を舞台に繰り広げられる神話的なダークファンタジーということで、これまで「難しそう」という印象からフロムゲーを避けていた私も今回ばかりは食いつかざるをえない。果たしてヌルゲーマーの私がクリアできる難易度なんだろうか。どっちにしろこれ発売されたら奈須きのこの筆が止まって諸々の仕事遅れることは確実だな……あの人、熱烈なフロムゲーマニアだから。

・拍手レス。

 専門店などで貰える電撃文庫総合目録からタイトル消えてると、ああ、絶版になったのかな?と寂しくなる未完結作品が結構多くて辛いです・・・。ダディフェイスの続きも読みたいですけど悪魔のミカタ・・・
 悪魔のミカタもまだ諦め切れず既刊を処分せずに残しているシリーズの一つ……今は「電子書籍がヒットして復活」というレアケースもあるから絶版で即望みが絶たれるってわけでもないですが、年々希望が薄らいでいくことは変わらないしやっぱり辛い。


2019-06-09.

電撃文庫の新刊情報に『9S<ナインエス>XII true side』と記載されていて一瞬幻覚を疑った焼津です、こんばんは。そういえば再始動宣言を読んだ記憶がうっすらある。すっかり忘れていた。

 ナインエス……2003年に1巻目が発売されたシリーズなので、今年で16周年を迎えます。とはいえ休止期間が長く、最新刊の11巻が刊行されたのは2012年、その前の10巻が出たのは2009年だから2010年代はほとんどアクティヴじゃなかった。内容は「伝奇要素の強いSF冒険アクション」といったテイスト、スリリングな話運びからまるで映画を観ているようなテンションでページを次々とめくってしまう。主人公の名前が「闘真(とうま)」で、翌年に始まったシリーズの主人公と響きが被ったから当時は散々ネタにされたな……懐かしい。余談だけど『さよならトロイメライ』という同時期に始まったシリーズの主人公も「冬麻(とうま)」で「とうまが多すぎる!」と叫んだものだった。途中でイラストレーターが変更になったのは残念だったけど、年単位で止まっていたシベリア編も何とか完走できそうなムードが漂ってきて嬉しいかぎりだ。どさくさに紛れて『ダディフェイス』も再始動せぇへんかな……。

【期間限定】「幕間の物語キャンペーン 第9弾」開催!

 暇な期間特有の幕間キャンペーンが来ました。アーサー、刑部、殺書文、Xオルタ、狂頼光、エミヤ・オルタ、ふーやーちゃん(武則天)の7騎が新たに追加されています。「幕間の物語キャンペーン第9弾ピックアップ召喚(日替り)」も同時に始まりましたけど、限定鯖であるアーサーとXオルタと狂頼光はピックアップされていません。なので面子的にほぼアサシンPUだな、これ……今回は強化込みの幕間が多く、殺書文とデミヤは石だけですが、他の5騎はスキルや宝具が強化されている。「考えるの面倒だし、もうクリ威力UPでいいんじゃないか?」ってな経緯で決まったのかと思うくらいクリ威力UP系が多い。というか狂頼光、強化する必要がないくらい強いのにこのうえクリ威力UPまで付いたのかよ。ますますクリ殴りという名の暴力が加速しそう。

 アーサーは「直感」が「眩き旅路」に変化。クリ威力UP追加とスター獲得量増加、スキルマすると30個もの星が即座に噴出する破格のスキルに化けました。もともとATKの高いセイバーだったからクリアタッカーとして活躍の機会が増えそう。クエスト開放条件が「Lostbelt No.3プロローグクリア」となかなか厳しめで、内容的にもガッツリ本編と絡んできそうなシナリオだった。ロムルスまで出てきたということは、アーサーが追っているビーストって明らかにアレなわけで……いったいどのタイミングで対決することになるのやら。蒼銀メンバーだけではなくモーさんまで登場し、「幕間でやる話か?」と首を傾げたくなるほど盛り上がった。「男の父上」と連呼するモーさんが面白すぎる。アーサーが最後にピックアップされたのはカルデアボーイズコレクション2018で、かれこれ1年以上経っているわけですが、「三度目に戦い」に合わせて復刻されるのかしら。

【期間限定】第2部 第4章「Lostbelt No.4 創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ 黒き最後の神」開幕直前キャンペーン開催!

 フリクエ含めて最新章まで終わらせているような人たちにはあまり関係のないキャンペーン内容ですが、マスターミッションの「限定」で石10個貰えるから忘れずに回収しておきましょう。受取の期限があるタイプなので放置していると権利が消滅します。開幕直前ピックアップ召喚はアルジュナとラーマの2騎のみ。てっきりカルナとアルジュナを日替りでピックアップするものと思っていたのだが……アルジュナとラーマに関しては「バトルモーションおよび宝具演出のリニューアルが決定」と言及していますが、カルナについてはまったく何も触れていない。まさかカルナはモーション改修ナシなのか? と首を傾げそうになったが、15日配信のニコ生にジナコ役のカルナ好き声優・悠木碧が出演することを考えると、生放送でリニューアルしたカルナの映像を流して悠木碧のリアクションを見所にする狙いがあるのかもしれない。とするとユガ・クシェートラPU1で新規サーヴァントと一緒にピックアップする流れか。去年のゲッテルデメルングPU1も似たような形式でしたね。

 「ひょっとしてアルジュナはプロローグやエピローグに顔を出すくらいで本編じゃ活躍しないのでは」という不安があったけど、ちゃんと出番があるみたいでホッとしました。そしてラーマがピックアップされるということはシータの登場がほぼ確実になったと見ていいかしら。インド繋がりで三蔵ちゃんの見せ場もほんのり期待したけど、さすがにそれはない? 「蓮」を強調しているのでセイヴァー降臨疑惑がまだ拭えないんだよな……早く詳細が知りたいものです。

劇場アニメ「魔法少女リリカルなのはDetonation」と「マギアレコード」のコラボイベントが決定

 まさかのなのはコラボ、一瞬コラを疑ったがマジだった。なのはは1期目の監督が新房昭之だったこともあって、まどかマギカ放送時に「なのはとまどかの共演」ネタを二次創作で山ほど見かけたな……ちなみに『魔法少女リリカルなのはDetonation』は劇場版シリーズの第4弾です。劇場版の第1弾と第2弾はそれぞれ1期目と2期目の総集編&リメイクでしたが、Detonationや第3弾のReflectionは完全新規のオリジナル・ストーリー(ただし設定の一部はゲーム版のものを利用している)になっています。ReflectionとDetonationは「前編と後編」って感じで思いっ切り話が繋がっており、いきなりDetonationから観始めると訳がわからなくなるので注意。

 マギレコがまどマギ関連作品以外のコラボイベントを開催するのはこれが初めてです。過去に“物語”シリーズとのコラボをやっていますが、名目上は「MADOGATARI展コラボ」であって“物語”シリーズと直接コラボしたわけではない。そのせいもあってか、ユニットやメモリアを実装するだけでシナリオ付きのイベントはまったく行われなかった。今回もガチャと配布だけ実装なのか、それともシナリオ付きになるのか。なのはシリーズは他作品とのコラボがとにかく多く、『プリズマ☆イリヤ』ともコラボした過去があるほどなので、「なのはのキャラたちがマギレコの世界に迷い込む」というコラボでありがちなベタベタのストーリーをやってくれるかもしれない。その際、いったい何人のキャラがユニットとして実装されることになるのか。ちなみに“物語”シリーズとのコラボでは6人(ひたぎ、撫子、真宵、翼、駿河、忍)来ました。配布のひたぎ以外は全員期間限定の☆4というえぐいガチャだったな……コラボ期間が半年近くで非常に長かったというか飛び飛びだったから3回に分けて実装されたけど、なのはコラボはそこまで長期間に渡って開催されるかどうか現時点では不明。少なくともなのはとフェイトの参戦は確定として、はやて、ヴィータあたりも可能性はあるか。フェリシアと並んでハンマーを振り回すヴィータちゃん、超観てぇ。楽しみではあるものの、現在ガチャ禁の誓いを立てているのでガチャに関してはスルーの方針。配布キャラがいることを祈るとします。

 10日からは新イベント「沙優希ステップアップ仕る!ですぅ〜」開催。立ち絵だけはだいぶ前から用意されていたのになかなかプレイアブルにならなかったアイドル兼魔法少女の「史乃沙優希」がやっと陽の目を浴びます。あまりにも放置が長かったせいで「実は黒幕」説も囁かれるほどだったな、さゆさゆ。期間限定ではなく恒常みたいなので迷っている人はスルーでいいと思います。恒常の☆4魔法少女は待っていればいずれ「選べる☆4チケット」を使ってゲットすることもできますから。私もこのイベントでさゆさゆのこと気に入ったら指名候補にするつもり。ただ、マギレコの「選べる☆4チケット」って結構高いんですよね……手頃な価格になれば検討しよう。で、今やってるタルトイベントの第2弾も予定されているので、スケジュールとしてはさゆさゆイベント(10日〜)→タルトイベント第2弾(20日前後〜)→なのはコラボ(30日前後〜)ってふうになるんだろうか。7月には第二部始動かな。それともすずねイベント復刻→すずねイベント第2弾で8月まで引っ張るつもり?

TVアニメ『カードキャプターさくら クリアカード編』とコラボ決定!

 コラボと言えばスタリラの方でCCさくらとのコラボが発表された。さくらも衣裳はコスプレだし知世ちゃんに撮影されているし、比喩的な意味で「舞台少女」と言えなくもない……? 単に記念メモリアの配布とルームアイテム(ケロちゃんのぬいぐるみ)の追加だけで、期間限定ガチャとかはやらないから安心して享受することができる。せっかくのコラボなんだし、できればCCさくらの楽曲をレヴュー曲として使用できるようにしてほしかった……「プラチナ」聴きながらのプレー、確実にテンションが上がっただろうに。他に東武動物公園とのコラボが決まったけど、どうリアクションしていいかわからんな。アニメ放送時、提供でやたらキリン推しだったのはこれを狙っていたのか……? あとミニアニメのアプリ内配信も決まった模様。テレビCMをバンバン打って鳴り物入りで始まったはいいものの単調なゲーム内容に脱落者が後を絶たず存続が危ぶまれていたスタリラ、この調子なら何とか一周年は迎えられそうかな。是非ともこのまま粘ってアニメ化やウテナコラボ開催まで突き進んでいってほしい。

・それとグラブルのコードギアスコラボイベントも開催日が近づいてきました。14日の金曜日からスタート。次回予告によると「キュウシュウ戦役後」に「謎の空間転移」が生じて……という話になるらしい。キュウシュウ戦役ってどのへんだっけ、とぐぐったら1期目の20話。ユーフェミアが「私を好きになりなさい!」とか言ってたあたりか。次の21話が学園祭(巨大ピザ作り)で、更にその次の22話が言わずと知れた「血染めのユフィ」だ。つまりアレが起きてしまう前のルルーシュたちがプレイアブルになる。確かC.C.が召喚石で、ルルーシュ、スザク、カレンの3人がユニットとして実装されるんだっけ。福山潤のキャラは十天衆のカトルとペルソナコラボのジョーカーが既にいるからルルーシュで3人目、「スタメンを福山潤ボイスで固める」ことが可能になるわけだ。櫻井に至っては召喚石(ルシフェル)まであるし、グラブルプレーヤーにとってはかなり聴き馴染みのある声と言えます。カレン役の小清水亜美は誰か演ってたかな、と調べたらゾーイだった。イメージが重ならないからまったく気づかなかったわ。週末はFGOの新章も配信されそうだし、俄かに忙しくなってきました。

・拍手レス。

 ペペさんの偽名であるペペロンチーノですけど、イタリアではあまりにも簡単に作ることができるスパゲッティーであることから「絶望のスパゲッティー」なんていうあだ名があるんですよね。「ぐっちゃんの件もあるから、もしかしたらペペさんも…?」とは思うんですけど、ペペロンチーノのあだ名と、リンボがインド異聞帯に居心地を感じているということと、カーマがビースト化したという状況から、どうも不穏な雰囲気が漂っているので、どんなストーリーになるのかが不安です……。
 ペペロンチーノは唐辛子、つまりスパイスのことだから「インド→カレー」の連想で「ペペの正体は死徒カリー・ド・マルシェ」という珍説も飛び交っている模様。カーマ騒動で疲れたパールさんは出陣できないみたいだし、代わりにラーマとシータの夫婦が軸になるのかな……と予想していたり。果たして二人は巡り合えるのか。どう足掻いても四角(ムーンセル?)のせいでヤバい空気しか感じない。


2019-06-05.

・終了した翌日になってグラブルのプレミアムフライデークエストを思い出した焼津です、こんばんは。月末月初は忙しかったせいでつい忘れてしまった……掛け持ちしているとこまごましたクエストは取りこぼしがち。メギドの財宝クエストのカギもたまに使い忘れます。

 メギドと言えばリアルイベント「メギド72 garden 〜ソロモン王たちの休日〜」(6月2日に秋葉原で開催された。リアルイベントとしては2回目に当たる)で様々な新情報が発表されて、あまりの量にチェックするのもひと苦労でした。公式ポータルサイトのプロデューサーレターPレター出張版で主な情報がまとめられているからまだの人はそっちに目を通してもらった方が話は早い。リアルイベント、「このキャラが奥義に撃つときに曲げている膝の角度は何度でしょう」というカルトクイズが出題され、たまたま分度器を持ち歩いていた参加者がいたおかげで正答するという珍風景が繰り広げられたそうな。新たな伝説が生まれた瞬間である。おかげでそのキャラの名前(ウァサゴ)を検索しようとすると「分度器」がサジェストされる始末。ウァサゴさん、足元までスッポリと隠れる衣裳を着ているため普通なら分度器を持っていても計測困難なんですが、イースター衣裳のスキンを使うことで足が剥き出しになるんですよね。「膝の角度なんてどーやって測りゃいいんだよ、わかんね!」「そうだ、バニーだ!」「どゆことどゆこと?」「あれなら足が見える! うおおおおお!(スクショ)」「いや……でも角度なんて大まかにしかわかんねえよアニキ!」「誰か! 誰か目視で膝の角度がわかるスキルを持った奴はいないか!?」「そうじゃねぇだろ! 必要なのはスキルじゃなくて道具だろうが!」「――そうか、この分度器が俺たちの『勝算』だ!」みたいな流れだったらしく、「機転とコンビネーションで苦境を打破する主人公たち」を地で行く展開になっているのが面白すぎる。

 さておき、来月の話ですがメギドの日(7月2日)に恒例の指名召喚チケット、通称「〆チケ」が販売されます。厳密に書くと〆チケ付き魔宝石セットですね。グラブルのサプチケを買うと10連チケットが付いてくるのと同じような感じで、〆チケを買うと約10連分の石が付いてきます。選べるメギドは限られているものの、欲しいユニットが確定で手に入る絶好のチャンス。前回、前々回の〆チケは交換対象が「祖メギドのみ(リジェネ除く)」でしたが、今回は「真メギドも対象」になっており交換範囲が広がった。ただし祖・真問わずリジェネは対象外だし、テルミナスメギドも相変わらず交換対象に含まれていない。「テルミナスメギド」は他のゲームで言うところの「フェス限」に相当するユニットで、私が始めた頃は3人(プロメテウス、ダゴン、ユフィール)しかいなかったがあれから更に3人(ベヒモス、ネルガル、バールゼフォン)増えて今は6人います。どんどん増加していずれ20人超えたあたりで交換対象になるかもしれない。いったい何年後なんだ、って話ですが。ともあれ、真メギドは引き直しガチャやメギド確定ガチャから排出されない割と稀少なユニットなので「リジェネは対象外」だとしてもありがたい。性能的にはニバスを狙う人が多いのかな。「全体化ニバス」は暴力の象徴ですもんね……私は真だとコルソンちゃんが欲しいけど、6章の活躍を見て「次の〆チケはアムドゥスキアス」と心に決めていたから今回は涙を呑んで見送るしかない。コーちゃんは2周年記念の〆チケで交換する予定です。

 今年の水着スキンは「イポス」「アムドゥスキアス」「サキュバス」「カスピエル」の4人に決定。イポスのアニキ、実はゼパルちゃんと同じく引き直しガチャで手に入れた最初期メギドの1人だったりする。主力のゼパルちゃんがスキルアタッカーだからイポスを起用する機会はあまりなかったんだけど、ある程度育成が進めば彼の「追撃」スキルがかなり強力だとだんだんわかってくる。ムルムルの奥義やアサルトボックスと組み合わせるとなかなか楽しいことになります。でも水着はアムドゥだけにしておこうかな、と思案中。スキンって価格的には〆チケと同額(3000円)ですし、そう何個も買えない。正直サーヤの爽やかな水着も欲しいんだけど、〆チケ+水着2着で9000円はぶっちゃけ怯む。期間限定とはいえスキンの販売終了までは結構長いから、ギリギリまで悩んでみようかしら。それにしてもカスピエルの水着、ポニテだしめっちゃ鼠蹊部出てるしエロすぎない? 後方で砂まみれになっているメフィストと砂浜の足跡から「インキュバスと一緒になってゲラゲラ笑いながら砂掛けていたけどソロモンの姿を見た瞬間即座にメフィストの存在を忘却し、スタスタ歩み寄ってきてキメ顔で手を差し出すカスピ」というストーリーが浮かんでくる。

 「今後登場するメギドたち」もまとめて11人(!)紹介しています。棺を担いでいる「アクィエル」は髪色も相俟ってチャイカを思い出させる。「アスラフィル」はギターと管楽器を持っているところからして協奏メンバーか? 萌え袖が可愛い。楽器勢も増えてきたからそのうちバンド対抗イベントとか始まりそう。「フルーレティ」は褐色眼鏡腋見せ太腿スリットお姉さんという一部の性癖にブッ刺さりそうな容姿。服装が割とシンプルなので配布っぽい? 「べバル & アバラム」は例によって協奏メンバーっぽいロリショタ。二人まとめて紹介ってことは同じイベントで実装されるんだろうか。今やってるイベントのハックとマルチネみたいに。残りの6人はリジェネレイト、つまり「既存キャラの別バージョン」です。リジェネは愛着のあるキャラが新しい衣裳と性能を引っ提げて再登場するぶん、新キャラよりも遥かに物欲を刺激するから困りものだ。「生意気なガキ」を体現するグシオンちゃん、リジェネレイトしても依然として不敵可愛いオーラを発していてたまらない。エリゴスのアネキもカッコ良さに磨きが掛かっており、背後のメギド体も相俟ってロボアニメのキャラみたいだ。イポスはシャキっとした正統派騎士の風情で思わず見惚れる。フェニックスはうちにいないからリジェネ前とリジェネ後の区別があんま付かないな……アイムは「議会場潰し」という物騒な二つ名が判明したカタストロフ系お嫁さんメギド。現在のところ主人公に対する恋愛感情とかはないみたいだが、万が一ラブコメ展開に突入したらティアマトがブチ切れて怪獣大決戦巻き起こりそう。『アイム クイーン・オブ・モンスター』来るか? 冗談はともかく、リジェネ前のコンセプトが「お料理」だったのに対しリジェネ後は「お掃除」になる模様。クラッシャーからスイーパーにジョブチェンジするのだろうか。ウァプラはイベントで一瞬だけチラッと出てきましたね。恐らくもうすぐ(ダンタちゃんPUが終わる10日頃に)ピックアップが始まるのでは?

【予告】第2部 第4章「Lostbelt No.4 創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ 黒き最後の神」開幕予定!

 待ちに待った第2部第4章、通称「インド」が遂に来る! 最悪7月以降かと危惧していたのでホッとしました。配信は「2019年6月中旬予定」とやや曖昧な記述になっていますが、ニコ生が15日の土曜日に配信されるので「放送が終わったらすぐ!」のパターン――同日21時頃に配信されるんじゃないでしょうか。下手するとキリシュタリアよりも強キャラ感を発している「ペペさん」ことスカンジナビア・ペペロンチーノがいよいよ出陣。バナー画像にまで出張ってきているので「まさかぐっちゃんみたいに鯖化する流れでは……?」と勘繰ってしまう。どう考えても偽名なので、ペペさんの正体はストーリーの核心と密接な関わりがあるはず。なかったらズッコケますよ。インド異聞帯は表面上「人々が穏やかに暮らしている」という中国異聞帯と似通った雰囲気の世界みたいだが、「神の法に定められた」「すべての『悪』の排斥」など不穏なワードがチラホラ。ペペさん、明らかに「『悪』の排斥」なんて興味がなさそうだけど本当に異聞帯の王とうまくやってるのかな? 「インド神話がモチーフ」というだけでもヤバいのに、この異聞帯は更に「例のアルターエゴ」と「四角」を抱えていて何がどうなっちまうのか予想も付かない。サムネで判明しているのは「カルナが登場する(「マスター」と口にしているからはぐれサーヴァントじゃないことは確実だが、敵か味方かは不明)」「pako絵のバーサーカーも出てくる(自称神)」、この二つだけだ。pako絵のバーサーカー(クリシュナ?)が異聞帯の王なのか? この地に留まっているアルターエゴはいったい何を企んでいるのか? 「四角」の役割は? まさかのセイヴァー降臨? そして第1部第5章で立ち絵だけチラ見せしていたシータちゃんをやっと実装するのか? 疑問は尽きないが、詳報は10日先のニコ生まで待つしかない。

・拍手レス。

 なろうで連載してるソシャゲダンジョンの作者さんの別作品「家の納屋にダンジョンがある」も中々オススメですよ。この方の書くヒロインどの作品でも大体病んでるんですけど納屋ダンジョンは割と例外的にヒロインがまともです。
 「ヒロインがまとも」なのが例外的なんですか……どうやらすごい作家を引き当てたみたいでワクワクしますね。


2019-05-31.

・グラブルの月末イベント(「ノーレイン、ノーレインボー!」)やマギレコの「散花愁章」第二部などちょこちょこイベントはあったものの、メインでやってるFGOがハンティングクエストくらいであまり時間を取られないから積読の消化が捗った焼津です、こんばんは。ソシャゲの周回しながら本を読むのもいいけど、じっくり腰を据えて読む本の味わいはやはり格別。

 ペーパーシャッフルのあたりでちょっとダレて年単位で放置していたよう実もやっと崩せたし、何もない期間というのも案外悪くないかな、と思ったり。武闘派ヤクザの集団と中国の特殊部隊が殺し合う『影の中の影』はなかなか良い娯楽アクションだった。新作だとあまり期待しないで読み出した『ソシャゲダンジョン』が案外面白かった。あらゆる少女にモテまくるハーレム系主人公……の友人、というポジションに収まっている少年が主役を務めるファンタジー小説です。クラスどころか学校単位で「ソシャゲRPGみたいな世界」に紛れ込んでしまった主人公たちがワケも分からぬままダンジョン攻略に挑むハメとなりますが、テンプレ的な導入をすっ飛ばしていきなり「ダンジョン生活3ヶ月目」のところから物語の幕が上がります。「退屈だけど平和な日常の風景」から始め、十数ページくらい費やしたところで「唐突な異世界転移」が生じ、神だの天使だのと名乗る超常的な存在から魔王だの世界の危機だのと事情を説明されて「ゲームスタート!」……そんな手続き描写など、もはや一切ナシでも読者は付いて来れるでしょ? と言わんばかりである。いや、逆か。ここまで省略しないと今の読者は手に取ってくれないんだろう。「わかりきったことをダラダラ書いてるんじゃねぇよ、かったるい」って。一応、1巻のラストで「どういう状況なのか」は部分的に説明されますから徹頭徹尾謎だらけのままストーリーが進行していくわけではありません。単に説明の順序をズラして後回しにしただけ、とも言える。

 『ソシャゲダンジョン』という俗っぽいタイトルが示す通り、主人公たちは「どっかで見たようなシステム」に則って行動することを余儀なくされる。まず各キャラにはレアリティが存在しており、☆1に該当するN(ノーマル)はレベルが20でカンストしてしまう上に必殺技や特殊なスキルも持ち合わせていないが、☆6に相当する最高レアリティLR(レジェンドレア)は最大レベルが100で「ぶっ壊れ」と形容するに値するスキルを複数所持している。主人公「新井忠次」のレアリティはR(レア)、つまり☆3です。低レアと貶すほど弱くはないが、間違っても高レアとは呼べない、そういう微妙なライン。幼なじみの少年(ハーレム系主人公)はLRで、同じ高レアの仲間を集めてパーティを組みスタート地点である「始まりの洞窟」を攻略してさっさと次のエリアに向かってしまったが、親友と信じていた存在に「置いていかれた」ショックをうまく呑み込めなかった忠次は攻略に集中できず、「始まりの洞窟」で燻る日々を送っていた。死んでもリスポーンするがモンスターから攻撃されると普通に痛みが発生する、そんなチグハグの虚構めいた世界で自分より弱い低レアたちのために壁役(タンク)を引き受けねばならない毎日に嫌気が差し、喧嘩してパーティから抜けた忠次は新たな仲間を探そうとするが、レアリティ「R」であることを鼻にかけお山の大将よろしく威張り散らしていた過去が災いし、既に悪評が広まり切ってしまったため誰も組んでくれないという「詰み」の事態に陥る。「ギスギスしているネトゲ」みたいなせせこましい人間関係が妙に心地良いが、モブキャラの名前が「座古」だの「無作育」だの直球すぎるのはどうにかしてほしかった。仕方なくソロ攻略に挑むも敗北を喫する忠次、いつも通りスタート地点にリスポーン――するはずだったが、特殊条件を満たしたことで隠しエリアに転移し、そこで彼の運命を反転させる破滅の女(ファム・ファタール)と出遭う。

 「特殊条件」というのは平たく言えば「ソロで『始まりの洞窟』のクエストに挑み、ボス戦で敗北する」、これだけのことです。しかし、ターン制バトルで戦わねばならないこの世界においてソロ攻略は想像以上にキツく、育成が半端な状態ではまずボス部屋まで辿り着くことができない。主人公が条件を満たすことができたのは「3ヶ月かけてそこそこのレベルに達したR」だからである。恐らく主人公以前にもソロ攻略を試した人間は何名かいるのだろうが、ほとんどがボス部屋まで行けずにリスポーンして「ソロなんて非効率極まりない」と反省し、「次は絶対にパーティを組んで攻略しよう」と固く決意するハメになったはずだ。って、勘の良い人は今の書き方で気づいたかもしれません。「誰も」ではなく「ほとんどが」と書いたのは、主人公よりも早く隠しエリアに来ていた例外が一人だけいるからなのです。それこそが本作のヒロイン、本来なら「黒髪和風美少女な訳有り先輩」という役割(ロール)を演じるはずだった「神園華」だ。彼女は稀少なLRだったため、訳が分からぬままザコを蹴散らしてボス部屋まで到達し、単純なレベル差からボスにはあっさり敗北して誰よりも早く隠しエリアに来た……来てしまった。異世界転移の混乱が収まって情報共有が進む前に隔離されてしまったから「ステータス」と呟くだけで様々な操作を行うことができるという基礎知識すら持たず、また戦闘をしようにも「隠しエリアのエミネーは『奇襲』スキルで必ず先制攻撃を仕掛けてくる」せいで成す術もなく敗北するため死亡して僅かたりともレベルを上げることができなかった華先輩は完全に「詰み」の状態。デイリーミッションさえこなせば手に入るパンと水も「デイリーミッション」の存在自体知らないため口にすることができず、空腹→餓死→リスポーン→空腹→餓死→リスポーンの無限連鎖地獄でスッカリ精神崩壊してしまった。そこへやってきた忠次を「救いの神」として崇め、彼に依存することで魂の安寧を得ようとします。

 いわゆる「ヤンデレ」系のヒロインなわけですが、無条件で服従・隷属しているようでいて「忠次を本当の『かみさま』にしてしまおう」と目論んでいる節もあり、見方を変えれば彼女こそが支配の手綱を握っている。LRという最高レアリティをパーティに迎えることで忠次の戦力は桁違いにアップするが、華先輩は一度装備したら二度と外すことができない呪いのアイテムみたいな存在のため、関係を清算することはほぼ不可能。将来の修羅場は約束されていると申しても過言ではありません。一応、主人公にも付き合っている彼女はいるんですよね……速攻で見捨てられているし、そもそもお互い本気ではないのですが。忠次が片想いを寄せている本命の少女も彼の知らないところで修羅場っており、この話イイ具合にドロドロしそうでオラわくわくすっぞ。2巻は6月7日発売、あと一週間だ。とても待ち遠しい。

プリコネのリゼロコラボ配布がラムガチャがレムで確定した模様。「限定キャラ!」と謳っているのでピックアップ期間を逃すと復刻まで入手することはできません。この感じだとエミリアも限定キャラとしてピックアップ第2弾で実装かな……プリコネは一応天井が付いているとはいえ、立て続けに限定キャラを投入してくることがあるから結構えげつない。コラボイベントに惹かれてやってきたリゼロファンたちの心が折れないといいんだけど。

・拍手レス。

 スレイヤーズとかオーフェンのアニメ新作のニュース見ると「……元号変わったんだよな?」と不安になってきますな
 この調子で『風の白猿神』の続きを出したり『ウィザーズ・ブレイン』や『終わりのクロニクル』をアニメ化したりして「平成はまだ終わってない」と錯覚させてほしい。


2019-05-25.

・FGOで唐突に「奈須きのこ完全未監修」と謳うクエストが配信されて目が点になった焼津です、こんばんは。「ぐだぐだ本能寺」ですら「奈須きのこ(ほぼ未)監修」だったのに……。

 FGO公式解説(……解説?)漫画『マンガで分かる!Fate/Grand Order』2巻発売を記念してリヨ本人が執筆したシナリオということで、「マン分か」ネタ満載というかぶっちゃけ『マンガ分か読んでないと分からない!Fate/Grand Order』状態です。ネタがいまいち分からなくても百合に対する熱い情念は伝わるだろうが、このクエストやって「公式解説漫画なんてあったのか! 買ってみよう!」となる人がどれだけいるのやら。販促効果はたぶんあるはず(単行本の発売日を知らなかった人たちが「ああ、もう出てるのか」って本屋に立ち寄るパターンとか)だが、4章の配信を待ち侘びている状況でコレはさしもの私も苦笑いを禁じ得ない。だんだん6月に配信されるかどうかも怪しくなってきたな……ところで、「『マンガで分かる!Fate/Grand Order』2巻発売記念キャンペーンピックアップ召喚(日替り)」ではダ・ヴィンチとアルテラとエリザベートとキルケーと清姫、計5騎とリヨがイラストを手掛けたお正月☆3礼装4種がピックアップされています。事件簿コラボからの流れでダ・ヴィンチちゃん目当てに回す人が結構いるかも。なお☆3礼装の方はフレポからも排出されるので欲しい人はそっちを一生懸命回してみてもいいんじゃないでしょうか。

沙村広明「無限の住人」アニメ化!両親を殺害された少女と不死の用心棒描く復讐劇(コミックナタリー)

 ティザーサイトでは「完全アニメ化決定」と謳っているが、真っ先に「尸良とかどうすんの」って心配になりましたね……「むげにん」こと『無限の住人』は1993年から2012年まで、約20年“アフタヌーン”に連載されていた時代アクションコミック。両親の仇である「逸刀流」首魁・天津影久を討つため旅立ったヒロイン・凜と、彼女に用心棒として雇われた不死の人斬り・万次が悪漢や剣客を相手に血腥い死闘を繰り広げる陰惨な物語ですけれど、新たなキャラが次々と出てくるため凜の影はどんどん薄くなっていくし、天津影久率いる逸刀流も初期の凶悪無比なイメージは霧散していき最終的には一抹の悲哀漂う場違い集団と化してしまう。あらすじだけ読むと「ごくシンプルな復讐モノ」に見え、実際復讐モノの要素もちゃんと入っていて決着もキッチリ付けるんですが、「仇を討ってスカッと爽快!」な話にはなっていません。ただ、画風も相俟ってか湿っぽい雰囲気は一切なくドライな読み口で、いっそ爽やかさすら感じる。初期の時点でも新人の作品としては充分に画力が高かったものの、回を重ねるにつれどんどん絵が上手くなっていったから、今読み直すと「えっ、最初の方ってこんな絵だったっけ?」とビックリします。インタビューでむげにんの連載開始した後に一ノ関圭の単行本を読んで衝撃を受けた、と語っているからその影響も大きいのかもしれない。「ガラン」という擬音を描き文字で「伽藍」と表記するなど若さが迸る演出の数々は賛否両論だったが、高校生だった私は普通に「カッコいい」と痺れていました。2008年に一度アニメ化されていますが、1クールだったので話はあまり進まず。あと、一昨年にキムタク主演で実写化もしてたっけ……このニュース見るまですっかり忘れていました。

 むげにんの原作単行本は全30巻(新装版は全15巻)で非常に長大なストーリーなんですが、確か14巻くらいで万次が捕まってマッドサイエンティストの手に落ち、彼の身に宿った「不死」の秘密を暴くために常軌を逸した人体実験が行われる「不死力解明編」へ突入します。不死力解明――この文字列を目にするだけで顔を曇らせる人もいるだろう。あそこはストーリーが停滞気味なうえにやたらと残虐描写が多く、いろいろと限界を感じて離れてしまった読者も結構いるとか。私はまとめて読んだからそこまで苦痛ではなかったが、雑誌で追いかけてた人はとりわけしんどかったろうな。アニメではさすがにあのへん省略されるかしら、何週も延々と放送したら脱落者続出どころかBPOもんだろうし。作者初の連載作品ということもあってか、情念篭もり過ぎて制御できなくなっている部分は多々あります。当初の構想だと凜は「最初の依頼人」で、彼女の復讐が終わったら次のエピソードを……と切り替えていく予定だったらしいのだが、キャラ出しまくってそれぞれの活躍を真面目に描こうとした結果、想定以上にスケールが膨らんでしまった。沙村漫画読んだことない人はいきなりむげにん読み出すより『おひっこし』『ブラッドハーレーの馬車』でノリに慣れてから着手することをオススメしたい。ブラッドハーレーはむげにんより胸糞悪い内容だから、ある程度の耐性もできるはず。ブラッドハーレーがキツい場合は『春風のスネグラチカ』あたりで一つ。

 しかし、「完全アニメ化」っていったい何話やるんでしょうね。まさか1クールってことはないだろうし、2クールか3クール? 感覚的にはからくりサーカスとかJOJO4部・5部みたいなボリュームになりそうか。割と楽しみではあるんだけど、「あの名作が満を持して(再)アニメ化!」みたいなので視聴して「おおっ、すげえ!」ってなったの、最近だと『どろろ』くらいなので期待と不安が半々というより不安の色がやや濃い目である。ちなみに私が好きなむげにんキャラは乙橘槇絵と凶戴斗。尸良も突き抜けていてキャラとしては面白いんだけどやったことがやったことだけにな……でも単行本オマケの『殺し屋1』パロは笑った。そしてむげにんアニメ化するんなら同時期にやっていた『地雷震』もアニメ化する可能性があるのでは、と夢想したり。

ストーリーイベント「Re:ゼロから集まる異世界食卓」開催決定!

 以前から告知されていたプリコネのリゼロコラボ、ようやく日程が明らかになった。5月31日から開催。期間は恐らく2週間弱ではないでしょうか。サムネイルで表示されている3人(エミリア、ラム、レム)のユニット化はほぼ確実です。予告PVでは「ある一冊の本」によってエミリアたちが異世界である「アストライア大陸」に迷い込んでしまった……と説明しており、コラボ系でよくあるストーリーになりそうな雰囲気である。コラボ特設サイトにはスバル、パック、ペテルギウスといった面々の紹介も載っています。素直に考えれば「異世界でスバルとはぐれたエミリアたちが美食殿(プリコネの主人公が所属するギルド)の助けを借りてスバルたちと合流、彼らに巻き込まれて異世界に来ていたペテルギウスを協力して倒し、『また会えるといいな!』的なことを言い合って元の世界に帰っていく」というベタベタな筋立てになるはず。いや、「原作者書き下ろしシナリオ」を売りにしたイベントだし、もうちょっと捻ってくるか? さっきの筋だとスバルがあんま目立ちそうにないもんな。半分くらいはスバル視点のシナリオで、交互に別々の話を進めていって最終的に繋がりが見えてくるような感じかもしれない。スバルの見せ場がなかったらこんなに堂々と集合絵を見せるようなことはないだろう。もしかするとエミリアよりスバルの出番の方が多かったりして。でも「スバルやパックのプレイアブル化」はたぶんないですね……プリコネの主人公は「味方の力を増幅させる」能力を持っているんですが、基本的に対象は女の子だけ(一部例外あり)ですから。「できれば女の子キャラだけを使いたい」という人にはうってつけだが「女の子ばっかり戦っているゲームはちょっと……」という人には薦めにくい、それがプリコネだ。念のため書いておきますが、シナリオ上はプリコネの主人公もちゃんと剣を取って戦っています。アニメーションだと普通に活躍の場面が描かれているし、一部の特殊なイベント戦では主人公のユニットも表示される。ただ普段は画面に出てこないからバトルにおける存在感が希薄という……。

 今回「本イベント内にイベント限定キャラが登場します」「イベント開催期間中に特定の条件を満たすと仲間にすることができます」という記載がありますから「配布ユニット有り」のイベントです。エミリア、ラム、レムのうち一人はイベントをクリアするだけでパーティに迎えることができる。いや、本格的な社外コラボはこれが初めてだし、ひょっとすると「ラムとレムのふたりをまとめて配布」という大盤振る舞いで新規プレーヤーを取り込みに掛かる可能性も……? さすがにグラブルみたいな「全部配布」の可能性は薄いでしょうが。ガチャ実装するとしたらエミリアが本命? パックも一緒に付いてきて凄い性能になったりするのでは。手持ちの石は一応天井まで回せるだけ貯まっており、挑もうかどうか迷うところである。エミリアもラムもレムも好きだけど、コラボキャラってイベント終わった後は出番がゼロになるもんなぁ。やっぱり本編に登場するキャラを積極的に狙っていきたい、そろそろ「あの人」もフェス限枠で実装されそうだし……ってことで、ちょっとだけ回してすぐ撤退するつもりです。プリコネは割と景気良く石をバラ撒く方ではあるが、さすがにそう何度も天井できるくらい配ったりはしない。回しどころを見極めねば。

・拍手レス。

 EVOLUTION-Rの存在を知らなかった為、え、1クールで打ち切られた!? とか思ってた思い出・・・。スレイヤーズは元々アニメから原作に入った口なので、アメリアのキャラの違いに驚いたものです。アニメだと元気系後輩属性でリナ(というかレギュラー陣)に対して常に敬語だったのに原作だとため口ですから誰だお前感が。あと原作だとあんま一緒に居ないんですよね。あとゼ、ゼ、ゼルディガスさんは原作だとチンピラっぽい。アメリアとは逆でアニメだとガウリィに対してため口で原作だと目上相手の態度なんですよね。あの二人は声優さんの声のイメージも相まってアニメ化において結構良い改変だったのかなー、と
 アニメの方は飛び飛びで視聴していたから原作以上にうろ覚えですけど、キャスティングとの兼ね合いも考慮して無理に原作設定へ合わせず臨機応変な対処をしていたんでしょうか。当時は「原作に忠実」の圧力が今ほど高くなかったというか、アニメ側の方針決定力が強くて文句言えない雰囲気だったような。アメリアのイメージはもう残ってないが、ゼルガディスはアニメだと回によって顔の印象が変わるというかたまにマスコットキャラっぽく見えていた記憶があります。


2019-05-19.

・『マギアレコード』の復刻イベント「そしてアザレアの花咲く」で描かれた13歳組(あやめ・フェリシア・かこ)の関係がツボに入ってる焼津です、こんばんは。

 あやめとフェリシア、ふたりとも「負けず嫌いで猪突猛進」というぶつかりやすい性格をしているだけに並べるだけで話がどんどん転がっていく面白さがありますね。誰も止めないと転がり過ぎて収拾がつかなくなりそうだけど、かこが程良く調節してブレーキを掛けてくれる。アザレアの後日談といった趣の魔法少女ストーリーもほのぼのしていて好きです。しかしチキンランしてた頃の赤木しげるがこいつらと同年齢だというのはつくづく信じがたい……背負った運命の苛酷さで言えば彼女たちも相当だが。

 さておきアザレアイベント、「つつじの家」という児童養護施設で育った少女3人が「つつじの家」の存続を願って魔法少女になり、一旦は神浜から離れるけど「神浜に魔女が集結している」という噂を聞きつけて舞い戻ってくる……という話です。本来は3人とも神浜がホームなんですが、魔法少女になってすぐ市外へ出たため市内に「知り合いの魔法少女」がおらず、「よそ者」に近いポジションへ置かれている。そのことから「魔法少女昏倒事件」を巡って疑惑の目を向けられることになります。こないだ復刻された水着イベント同様、選択肢を間違えるとあっさりバッドエンドになる。ほんのり緊張感が漂うこのノリ、「昔のノベルゲー」めいていて楽しい。すったもんだの末に嫌疑が晴れて神浜の魔法少女たちとも打ち解けるアザレアトリオですが、事件の真相は明るみに出ずモヤッとした感じで終わる。エピローグでは黒幕とキュゥべえの会話(ただし黒幕側のセリフは表示されない)が綴られており、「魔女が『災厄』だったら…」「キミはさしずめ…『混沌』だね…」というキュゥべえの意味深なセリフによって結ばれる。このことから事件の真犯人はファンの間で「混沌さん」と通称されていますが、実を言うと復刻版に至る現在でも正体が判明していません。オリジナル版の「そしてアザレアの花咲く」が開催されたのは2017年10月、マギレコのサービス開始(同年8月)から2ヶ月も経っていない頃の初期イベントであり、「まだ伏せられている情報も多いだろうし、混沌さんの詳細についても追い追い明らかになっていくはず」とのんびり構えているプレーヤーがほとんどだったとか。まさか1年半に渡って新情報の追加がないまま放置されるとは思ってもみなかったでしょう。近々開催されるアザレアイベント第2弾でいよいよ「混沌さん」の正体が暴露される……のか? まさか『マスクド上海』の渾沌ちゃんだったり? 冗談はともかく、やちよさんが魔力パターンを掴んでいるのに特定できないってことは少なくともやちよさんと面識のない魔法少女のはずなんで、まったくの新キャラとして出てくる可能性はあります。何ならそのままガチャ実装されるパターンさえある。あ、そういえば第一部の時点で登場しているにも関わらず未だに実装されていない魔法少女が一人いたな……まさか彼女が「混沌さん」?

 アザレアイベントはずっと復刻が来なかったせいで結構レアな存在になっていた配布(正確にはイベント報酬)魔法少女「三栗あやめ」をゲットするチャンスでもあります。配布は完凸が容易なので、戦力がそこそこ揃ってきた今でもありがたい。マギレコの魔力解放(凸)はレアリティが下がるほど要求数が上がるシステム(☆4なら1だけど☆3なら3、☆2だと10)になっており、FGOで喩えると「☆5サーヴァントは宝具レベル4で完凸、☆4サーヴァントは宝具レベル10で完凸、☆3サーヴァントは宝具レベル31で完凸」ってな具合なので高レア以外もなかなか凸りにくい。最高レアリティ以外はガチャの被り以外でも凸れる方法があるから育成対象を絞ればそこまでハードではないが、手広く育てようとするとなかなか厳しいです。鶴乃とか、チュートリアル10連で出た魔法少女なのに今でも未凸のままだ……完凸したあやめは普通に戦力として使っていくつもり。なのでアザレアイベント第2弾で☆5覚醒やドッペル解放が来ると嬉しいな。是非とも葉月と一緒に来てほしい。遊佐葉月ちゃん、可愛いしおっぱい遊佐遊佐だし艶っぽい声も股間に響くしで大好きなんですよ。攻撃ボイスの「初手からガツンだ!」も『TWO突風!』の「そこをガツンだ!!」臭あってたまんないですね。

FGOイベント「惑う鳴鳳荘の考察」ノベライズ刊行決定!

 へー、鳴鳳荘ってノベライズ含みの企画だったのか。今月に虚月館のノベライズが出るから来月に発売して「2ヶ月連続刊行!」とか謳って盛り上げるのかな……と思ったらまさかの同時発売で噴いた。ネットの新刊情報にも全然載っていなかったからきっと情報封鎖していたんだろうけど、まさかサプライズのためだけに一週間前まで発売する事実を伏せていたとは。虚月館のノベライズ買うつもりで店頭に向かった人は戸惑うだろうし、ネットで予約入れてから情報のチェックをまったくしていなかった人は「いつの間に鳴鳳荘も出てるの!?」と驚愕するでしょうね。試みとして面白いことは認めますが、そのう、もうちょっと早めに情報を出していただけるとありがたいんですけど……。

 ゲームの方の「惑う鳴鳳荘の考察」は極道スケジュールで台本のアウトプットが間に合わず、「シーンごとに指示を出す」予定だった紫式部が疲労+パラケルスス薬の反動で撮影中に寝入ってしまい、映画の結末がわからなくなってしまった一行は「突如倒れる紫式部」を映画の一部として取り込みつつ「あるべき結末」を巡って各々の考察を披露する……という多重解決モノになり、「どの考察を推すか」でプレーヤーからの投票を募っています。中間発表ではエリス(邪ンヌ)案が圧倒的得票率で、このままフィニッシュしそうな雰囲気である。私? 私も邪ンヌ案に入れました。だって……「実は幼なじみだったエリスとガブリエラ(カオル)」が見たいんだもの……それはそれとして、新登場の褐色イケメンサーヴァント(仮名サラザール)、洋画風オープニングでしれっと出てきたときは一瞬見落としそうになりましたね。「ん? なんか今見たことない顔が映らなかったか?」って。立ち絵で改めて確認し、隠す気/Zeroの特徴的すぎる外見から「サラザール……いったい何ソロミューなんだ……?」と呟かざるをえなかった。クエストでは巨大ゴーストとして登場するところからしてバトルモーションはまだ全然出来上がってない模様。今回は単なる顔見せだったみたいだ。5章が「海」に関連したシナリオらしいから、本格的な出番はもう数ヶ月先になりそう。というか、ひょっとして本来の予定ではもう4章の配信が終わっていて、「5章への前振り」としてこのイベントを開催する手筈になっていたのでは……?

『スレイヤーズ』第三部始動へ 17日発売号『ドラゴンマガジン』で作者のコメント掲載

 『アテッサの邂逅』はファンディスク的な内容というか「続きが出ても出なくてもおかしくない」ふんわりとした話に仕上がってましたけど、あれだけ売れたらやっぱり第三部が始まるのは必然の理だったか。アテッサに釣られて既刊の売上まで伸びたというのだから凄まじい。スレイヤーズの既刊、いっときは様々な古本屋の棚を埋め尽くし、買取を拒否されそうなほど大量の在庫があった(「10冊で100円」とかも珍しくなかった)というのに……そうした古本屋もバタバタと潰れていって地方だともうブックオフくらいしか生き残ってないが。

 “スレイヤーズ”は1990年に刊行を開始したシリーズで、魔道士リナと剣士ガウリイのコンビがメインの長編シリーズと「リナがガウリイに出会う前」の出来事を綴る短編シリーズの二つに分かれており、「第三部」というのは長編シリーズの方を指しています。ちなみに1巻の『スレイヤーズ!』から8巻の『死霊都市の王』までが第一部で、9巻『ベゼルドの妖剣』から15巻『デモン・スレイヤーズ!』までが第二部です。16巻目に当たるアテッサは「第三部に属する」と考えてもいいのかな。ともあれ17巻目以降の刊行も確定になって、しばらく本屋の棚や平台を“スレイヤーズ”が埋め尽くすという「終わらない平成」な光景が展開されることになりそうだ。割と構想も膨らんでいるみたいなので最低5、6冊は出るんじゃないですかね。アテッサ面白かったのでもちろん買うつもりですが、既刊の内容ほとんど覚えていないから開始までに読み直した方がいいかしら。いろいろ新しい設定も出てくるという話だからうろ覚えのまま突入してみるのも一興かもしれない。この調子だと新作アニメもやりそうな勢いだけど、声優がどうなるのかが懸念材料の一つである。リナ役の林原めぐみ、ここ数年は仕事量をだいぶ絞っているもんな……一応スレイヤーズのリアル謎解きゲームに出演したりはしているけど、叫び声が多い役ゆえ本格的にやるとなったら体力面でしんどいだろうし。


2019-05-14.

スタリラ、新イベント「シークフェルト総合病院 高貴なる処方せん」を開催

 「高貴なる処方せん」という世迷言ワードの破壊力たるや。っていうか、もうだんだん舞台とか関係なくなってきてない? と少し呆れつつもなかなか楽しめたイベント。シークフェルトイベントってことで2月開催の「麗しき獣とワルツを」の続きといった面もある。「夢の中で先輩たちが看護師や医師として登場し、ぶっとい注射を刺されそうになった」ところで目を覚まし、本物の先輩相手に思わず怯え顔を見せてしまった栞。彼女が内面で「先輩たちに対する苦手意識」を抱いているのではないかと心配したメイファンは、やちよのアドバイスを受けて「サイコドラマ」(心理劇、演劇的なアプローチで患者の問題を解決しようとする心理療法の一種)を実演することに……タイトルの割にあまり突飛な展開はなく、シークフェルトメンバーの絆が深まっていく様子を淡々と描いた地味なイベントだが、こういうイベントを積み重ねてきたおかげで徐々にスタリラオリジナルキャラにも愛着が湧いてきました。こんなに頼れる晶先輩が「死にゆく王」となる新章っていったいどんな話なんだ……それにしても配布のナースやちよ、配色も相俟ってイメクラ臭が半端ねぇ。というかピンクのナース服見ると未だに『夜勤病練』思い出してしまう。

 「看護のお仕事ガチャ」で☆4風中衛のナースメイファンも実装。こういっちゃナンだが最高レアリティ感は微塵も漂わないな……ナースというより園児服っぽく見えるし、最初「☆3かな?」と思ったわ。イベントに登場したドクター姿の晶先輩の方がまだ☆4ムードはある。というか今週あたりドクター晶追加されそう。そんなスタリラ、来月から『バンドリ!』とのコラボが始まりますが、バンドリの方は全然知らないので反応に困っている。なお「※本コラボでは、コラボガチャを行う予定はございません」とアナウンスされているくらいだから、「コラボ先に配慮して激強ユニットを実装し環境崩壊」というソシャゲのコラボ企画で起こりがちな悲劇は回避される見込み。バンドリのアニメはひと通り録画してるからこの機会に全話視聴しようかな。

【予告】期間限定イベント「惑う鳴鳳荘の考察」開催予定!

 「虚月館殺人事件」もこれくらいの時期だったし、そろそろミステリーフェア関連のイベント来るかもな……いやでもさすがに4章の配信が先か……? とか考えていたらコレだ。かくして4章は6月以降になりそうな気配です。さておき、今回も恐らく円居挽シナリオでしょう。タイトルは『鳴風荘事件』を意識しているみたいだ(「髪を切られている」ことが重要な話だったから「オリジナルよりも髪が短いジャンヌ・オルタ」が出てくることにオマージュの意図を感じる)が、ストーリーは『探偵映画』っぽいですね。「映画を完成させることなく果てた制作者の無念」によって生じた微小特異点で「カルデアより選ばれし新たな監督とキャスト」が未完の映画を完成させる、という最近だと『愚者のエンドロール』でもやっていた話だが、どうも結末に関してはプレーヤーたちの投票で決まるみたい。複数の結末をあらかじめ用意しているってことだろうか? イベントが終わったらマテリアルで他のエンディングも見れるのかな。虚月館同様フリクエの発生しないイベントだから周回の必要はなく、そういう意味では楽です。「バルバトスを狩り尽くして林檎もあまり残ってないでしょ? のんびり休んでいってね」「あ、参加条件は冬木クリアだから初心者も歓迎だよ」と言わんばかりのイージーさだ。だんだん夏イベントも近づいてきているし、今はちまちまと石を貯め込む時期か。

 「惑う鳴鳳荘の考察ピックアップ召喚」はジャンヌ・オルタ、トリスタン、サリエリという何とも言えない取り合わせ。ジャンヌ・オルタはお正月の「ニューイヤー2019ピックアップ召喚」で復刻されてからまだ4ヶ月しか経っていないし、トリスタンもこないだの「キングプロテアピックアップ召喚」で単独PUがあったし、サリエリに至っては「クラス別ピックアップ召喚」のEXTRA日で掴み取り状態になることが確定しているしな……邪ンヌやトリスタンのついでにサリエリも引きたい、というんならともかく、サリエリ一点狙いだったら鳴鳳荘PUよりもクラス別PU回した方が確率的に10倍は得です。これでゴルゴーンや新讐、エドモンがピックアップされていたら「アヴェンジャーズだ!」「キャプテン・マシュリカ!」「マイティ・フラン!」「ガーディアン・オブ・ユニヴァース!」「エイジ・オブ・メカエリチャン!」とお祭り騒ぎだったろうな。

・拍手レス。

 続きに関してはもう諦めるからDDDをタイガ辺りで文庫化してコラボとか無いですかね・・・
 既読勢からは「続き書け」と言われ、未読勢からは「せめて完結の見込みが立ってからコラボして」と言われる未来しか見えない……。

 孔雀王は地元のコンビニコミックでよく売られていたことで印象に残ってますね。確か作者の荻野先生は別雑誌で時代劇ものの漫画も描いておられたんですよね。とにかく、孔雀王の続編が未完にならなくて良かったですけど、60歳になる前に病気に倒れてしまったのは、先生も無念だったろうなと感じます…。
 コンビニコミックは便利。昔の漫画が気軽に読めるようになって、古本屋をあまり利用しなくなった。『孔雀王』も最初は古本屋で立ち読みしていたものでしたが。先生がギリギリまで連載作の最終回を描いていた事実には敬服を通り越して畏怖の念を感じます……その気迫から「もっと描きたかったんだろうな」という思いも強まる。


2019-05-12.

「孔雀王」の荻野真が腎不全で死去、59歳(コミックナタリー)

 「孔雀王」の文字が見えたときに「リメイクブームに乗ってTVアニメでもやるのか?」と思ったが、まさかの訃報で絶句しました。59歳って……明らかにまだ若いじゃないですか。信じられない。『孔雀王』は荻野真のデビュー作でもあり、何度か仕切り直しを挟みながら30年以上に渡って続く長寿シリーズになりました。伝奇アクションにおける真言(マントラ)飛び交う「密教バトル」のビジュアルイメージは大半が『孔雀王』に由来する、と申しても過言ではないくらい後続の作品に影響を及ぼしている。その『孔雀王』も初期はだいぶ『魔獣狩り』の影響が強かったけど……ともあれ、フィクションの世界で現在一般的な用語として使われている「退魔師」なるワードを普及させたのも『孔雀王』であり、『孔雀王』を読んだことのない人ですら伝奇を志向するなら無縁ではいられない。それほどの作品でありました。

 ビッグコミックスピリッツ編集部の告知によると連載中の『孔雀王ライジング』と『孔雀王〜戦国転生〜』の最終回は完成しているとのこと。未完で絶筆となる事態だけは避けられたようですが、「まだまだ描きたいネタはあったんだろうな」と考えて切なくなる。『孔雀王』ほどメジャーではないが『拳銃神』も異形感溢れるバトル描写で結構好きだった。コンビニコミックで揃えていた『孔雀王』、久々に読み返すか……。

【開催中】「すべての亜種特異点のメインクエストAP消費1/4&フリークエスト初回クリアまでのAP消費1/2キャンペーン」開催!

 いよいよ第二部第四章の配信が近づいてきた……と思いたい。亜種特異点のAP軽減を行うってことは、次のイベントか次の本編が亜種特異点のシナリオと関連があるってことでしょう。どう考えても英霊剣豪のアレですよね。参加条件が「英霊剣豪クリア」ってなってる可能性もあるのでまだやってない人は進めておいた方がいいかも。あのエピソードはフレに頼って攻略することができない(サポート鯖が固定されている)からなにげに難易度高いし。四章の配信でなければ順番的に新ぐだぐだイベントか、とも噂されています。社長絵の「八華のランサー」、まさかこんなに早いタイミングで投入されるのか?

 ガチャは何もない期間特有のクラス別ピックアップ召喚(日替り)が開催中です。長い間ずっと抱き合わせにされていたアサシンとEXクラスが遂に分離しました。☆3のEXなんてサリエリしかいないから実質サリエリ掴み取りガチャですな。私もちょっと回すつもりです、はい。

 ……クラス別PUはだいたい年1回か2回くらい不定期的に開催される「スト限が含まれていること以外はこれといって目玉のないガチャ」だけに、あまり注目する要素がないんですよね……ちなみに今回が5回目。1回目は2016年の9月で、ネロ祭(2度目)の少し前。バナーの前面にオルタニキと槍王が来ているのは「スト限出るよ」ってアピールでしょうか。翌10月に700万DL突破キャンペーンでジャンヌ・オルタが復刻されており、当時からやってる人なら「あー、あの頃か」ってなるかも。2回目は2017年の3月ぐだぐだ本能寺(復刻)ぐだぐだ明治維新(新規)の間、繋ぎのような感覚で行われた。7章以降に恒常☆5の追加がなかったため、バナーでエルキドゥとケツ姉が目立ってあたかも7章PUかのよう。3回目も同じく2017年、夏イベントが終わる8月末にスタートしています。アポクリファ放送中だったのでジャンヌとモードレッドが強調されている。終了から一週間後に1000万DL突破記念キャンペーンが始まり、マーリン緊急復刻であちこち阿鼻叫喚に陥った。4回目が2018年3月、アナスタシア配信の直前です。ドレイクの姐御がPUの顔になってるのはラストアンコールの放送時期だったからだろう。しかしこうして並べてみると、URLに「class2017_02」「class2018_01」といった文字列が入っていることが確認でき、「ひょっとして2018年はもう1回ぐらいクラス別PUをやるつもりだったのか?」なんて推測可能だったりするのが面白い。ちなみに今回のURLは「class2019」で、素直に受け取れば今年はもうクラス別PUをこれ以上やるつもりない、ってことになります。単に2回目があるどうかわからないから「_01」を削っただけで、2回目があったら普通に「class2019_02」って表記になるだけかもしれませんが……。

TVアニメ「のんのんびより」第3期の制作決定!PV公開(コミックナタリー)

 せいぜいOVAの新作が出るくらいかと思ったら第3期だと!? これは欣喜雀躍するっきゃない。1期目の放送が2013年、2期目が2015年だったからそろそろ来ないともう「ずっと来ない流れ」に入りそうで怖かったんですよね。原作は今年で連載10周年を迎えます。掛け値なしに“月刊コミックアライブ”の看板作品へと上り詰めた。気が付いたら『のんのんびより』より古い連載作品、もう『ディーふらぐ!』『アイリス・ゼロ』しかないです。

 内容は改めて説明するまでもないが、「日本の田舎村」という抽象的なイメージを舞台にして綴られる日常コメディです。方言っぽい喋りも混じっているがどこか特定の地方がモデルというわけではなく、「都会人のイメージする田舎」を過度に理想化しない程度に具現化しつつ、地方人が共感する「田舎あるある」を織り込んでバランス良く仕立てている。単純にネタの構成やギャグの切れ味が素晴らしい。原作は淡々としていてドライな雰囲気がほんのり漂っていますが、アニメは美しい自然風景やノスタルジックなBGMとの相乗効果もあって思わず童心に返るような心地良さが詰まっています。それだけに本編が終わってED曲が流れ出す時の虚無感は凄まじい。そういえば、クールの切り替えとともに放送終了したアニメのファンたちが新天地求めて彷徨う様を指して「難民」と形容する習慣が始まったのは『のんのんびより』が放送された2013年頃からだったな……正確に言うとこの年の春アニメであった『ゆゆ式』が放送終了する6月あたりから広まり始め、夏アニメである『きんいろモザイク』を経て秋アニメ『のんのんびより』(第1期)で完全に定着した。更にその後でアニメが放送された『ご注文はうさぎですか?』が最大規模の「難民」を生み出したため、今だと「ごちうさ発祥」みたいなイメージを持たれているが……。

 『のんのんびより』は作中時間がキチンと経過する「非サザエさん時空」の話としてアニメ化されましたが、2期目となる『のんのんびより りぴーと』で時間を巻き戻し、「1期目では語られなかったエピソード」として各季節の隙間に新作を捻じ込むというアクロバティックな構成に走っています。似たようなことは『ふおんコネクト!』でもやっていましたが、リゼロみたいな設定でもないのにここまで堂々と「繰り返す」ことをタイトルに冠した作品は珍しい。3期目も例によってりぴーと方式で行くのか、あるいは時計の針を進めるのか、それとも「サザエさん時空ですが何か?」と開き直ってしまうのか。ぶっちゃけ細かいことは気にしないので楽しいアニメに仕上げてくれると嬉しいっスね。TVシリーズはこれが最後になるのかな……否、4期目も来ることを信じよう。信じたい。

・拍手レス。

 まさかバルバトスの悲劇を再び見ることになるとは予想だにしてませんでしたね…。こりゃゲーティアも人理焼却したくなるわ……。
 ロールシャッハが指をへし折るよりも気軽に魔神柱をポキポキ折っていくマスターの群れ……ゲーくんからすると蟲蔵の刻印虫を見るような気分だろうな。

 いっそまほよもアニメ化すればコラボできるでは…(錯乱) 二部からは本格的な話が始まっちゃうみたいな言及はありましたけど、実際あの先どんな話になっていくのか見当もつきませぬ
 このとき我々はまだ知らなかった、まほよがアニメ化によってFateを上回るほどの人気作になることを……という未来もなくはないですね。


2019-05-06.

・特に遠出する計画も立てず、のんびりと積読・積ゲー・積アニメを消化する充実した……充実? とにかく自堕落で楽しい連休を送ることができた焼津です、こんばんは。

 崩した漫画の中では『中原くんの過保護な妹』がお気に入り。最新刊の表紙に映っている金髪ツインテの子、可愛いだろ? 男なんだぜ、そいつ……。

 非常にラフというか「巧い」とは言いにくい絵なんですけども、ずっと同じことをしているように見えてちょっとずつ人間関係が変化していくのがイイんですよね。ボーッと眺めているうちにいつの間にか形が変わっている雲みたいな。あと単純に妹のまりあちゃんが可愛いです。そろそろ兄の恋愛面も動き出しそうな気配なのでまりあちゃんがどんなリアクションするかハラハラしつつもワクワクする。アニメ化とかはたぶんないだろうけどこの調子で最後まで走り切ってほしい作品である。

 ゲームは待望のロミオゲー『和香様の座する世界』が発売されたから早速インストールしてプレーしました。『Rewrite』とか『少女たちは荒野を目指す』とかはあったけど、18禁ゲームとしては『おたく☆まっしぐら』や『Chanter』の2006年以来、実に13年ぶり。やっぱロミオのシナリオはいいっスね……スイスイ読めちゃう。「葉倉」という鎌倉っぽい古都が舞台で、人間たちを守護する結界の消失によって街が大変な事態に……という話になるみたいだが、プロローグでそう仄めかされているだけで現在まだそこまでは状況が進んでいない。神様が現世を維持するために何か妙な計画を立てている、ってところまでは判明してきたが。ジャンルは、強いて言えば伝奇ホラー? コミカルな筆致で紡がれているから怖さはあまりないけれど、選択肢を間違えると主人公があっさり死ぬのでそれなりに緊張感はある。というか初周はバッドエンド固定です。要所要所で手に入るビックリマンシール……もとい「かみさまシール」なるアイテムが攻略に必要なフラグになっており、これを集めることでtipsが解放されて正しいルートへ赴けるようになるので、『Fate/stay night』や『塵骸魔京』並みに死にまくるつもりでいろんな選択肢試してシールを掻き集めましょう。

 「黄泉の国からの逃走」や「イザナギの禊ぎ祓い」など日本神話をそのまんま再現するようなシーン(意図的な再演?)を本編に織り込んでおり、伝奇好きなら序盤からテンションの上がる内容になっています。『二重影』を思い出して久々にプレーしたくなった(このゲームにも黄泉醜女が出てきて「黄泉の国からの逃走」を再現するシーンがある)。身寄りを失い金銭もない主人公は伝手を辿って管理する人間のいなくなった寂れた神社へ住み込むことになったが、そこで夢現のうちに古き神「ワカ」――頭を鉤爪に貫かれて封印されている謎の女と出遭う。要するに『うしおととら』のエロゲー版ですね。バッドエンドだと腹ペコの和香様に喰われて死ぬが、フラグ立てると撃退に成功。弱っている和香様はあっさり気絶してしまいます。陵辱ゲーならそこから一気に濡れ場へ突入でしょうが、本作の主人公(梅園遼河)は割と常識人なので気を失っているヒロインを襲ったりはしない、ちゃんと合意を得てからヤります。気絶させたけどそのままトドメを刺すわけにもいかないし、かと言って放置するのも気が引けるし……警察呼んだりしないで何とか穏便にコトを済ませられないだろうか? と家に運び込んで目覚めた和香様と対話を試みる。お人好しのような抜けてるような。和香様は単に腹を満たしたいだけで遼河に対する特別な害意はないから、食事を捧げることで和解して共存の道を辿ることになります。時間差で和香様の妹「琉々葉」も合流し、ふたりともよく食うもんだからバイト生活で台所事情の厳しい遼河はやがてそこらへんの草を使った「雑草定食」を出すくらい困窮、和香様の力を借りて祈祷師の真似事をすることに。そして葉倉を蝕む真の邪悪と対峙する……んじゃないかな、たぶん。

 言うまでもなく本作の魅力の大半はヒロインである和香様に宿っています。黒髪ロングと黒セーラーは正義、このことは『アトラク=ナクア』や『地獄少女』や『ぬらりひょんの孫』や『黄昏乙女×アムネジア』でみなさんも学んでいるはず。「〜なあ」と頻繁に出てくる口癖? 語尾? が独特の響きを帯びていて聞けば聞くほど好きになって蕩かされます。和香様の肉体は一種の依代だから物理攻撃や霊的攻撃の影響を普通に受け、ときには首がもげることもありますが、首がもげたくらいで死ぬようじゃ古き神なんてやってられない。もちろん切断面から深淵なる触手を生やして「首を返せぇぇぇ!」とばかりにふしゅるる唸りながら逆襲してみせる。およそヒロインが見せていい絵面ではない。「あれ? ひょっとしてラスボスと行動を共にしているのでは?」という疑念も進むほど徐々に和香様への信仰心にすり替わっていきます。最初のHシーンに突入するのも割と早い段階で、打ち解けて鷹揚になった和香様は裸を見て勃起してしまった遼河に対し体を好きに使わせてくれる。「神の感覚からするとほとんど獣姦に近いんだろうな、これ」と考えて興奮してしまう。和香様の肉体はアレだから触手姦の方に実態が近いかもだが。Hする前とした後でヒロインとの距離感があまり変わらない点は好みの分かれるところか。遼河くらいの歳で異性(どころか異類だが)と肉体関係を持って同じ屋根の下に住んでいたら四六時中エロいことしか考えられなくなるだろうし、相手に対する執着心もイヤってほど強まるはずだが、琉々葉から婚約者云々の話題が出るまで特に大きな反応は示さなかった。とはいえ主人公が常時盛っていたらエロシーンばかりになって話が進まなくなるものなあ。進行優先ってことで割り切った。ロミオゲーによくいる「妙にキャラの立ったサブやモブ」も健在で、西新宿でせんべい屋を営んでそうなバイト先の店長(たまに一人称が変わる糸使い)をはじめとして無闇に濃い連中がわんさか出てくる。豆腐屋のおかみさんの「これからうちではあぶらげを揚げるってのは、札束を揚げるようなもんだよ!」という珍セリフがツボだった。でも鬼らへんの件はちょっと長くてダレたな、正直。

 ミドルプライスのソフトゆえボリュームはそこまで多くないだろう(とはいえ十数時間はありそうだ)が、予想していたよりは読み応え/聞き応え/見応えのある感じです。それなりに強い妖怪や胡乱な連中が出てきては次々とブッ飛ばされていくノリ、『ワンパンマン』っぽい小気味良さも漂っている。「田中ロミオのエロゲー」として久々過ぎるせいで買おうかどうか却って迷っている方には「いいからやろう、な?」とオススメしておきます。君も和香様が囀る「なあ」の虜になるんだ。光学ドライブがない人のためにDLコードも付いてくるぞ(ただしDMM、今はFANZAだったか? のアカウントが必要)。往時エロゲー界で大量に埋伏していたロミオファンのほとんどは風の中のスバルや砂の中の銀河みたいに何処かへ行ってしまったが、彼・彼女らのところにもどうか和香様の威光が届いてほしいものだ。そして、こうやって新作をプレーしちゃうとますますオクルトゥムが諦め切れなくなる……開発に億単位の費用が掛かる見通しだったから企画が凍結されてしまったとのことだが、何とか調達に成功してくれないだろうか。和香座が10万本くらい売れないと無理かな……。

 『機神咆吼デモンベイン』の逆移植版も動作確認程度にちょこっとプレー。このホームページを起ち上げたキッカケのソフトだけあってさすがに懐かしさが半端ない。当時はやや抵抗のあった序盤のテキストも鋼屋ジンの作風に馴染めた今はすんなり受け容れられる。ただグラフィック面は時間の流れを感じますね。一枚絵はまだしも立ち絵が……逆に言うと、ここ十数年間のエロゲーってあんまり変化がないように見えて実は結構地道に進化してたんだなぁ、としみじみ思いを馳せてしまう。それなのに市場自体はどんどん衰退していっているのだから悲しいものだ。

プリコネ、ストーリーイベント「ショーグン道中記 白翼のサムライ」開催中!

 トーゴク文化を再現した「オーエド町」を舞台に、これまであまり出番のなかったギルド「ヴァイスフリューゲル ランドソル支部」の面々が活躍するイベントです。プリコネのギルドは十数個あり、ヴァイスフリューゲルはその中でも特に寄せ集め感が強いので存在感薄かった。特に込み入ったストーリーではなく、イベントボスのネーミングも「アクダイカン」とそのまんま過ぎるほどそのまんま。でも花魁衣裳のクウカがトテモカワイイ。イベントに合わせて開催されたプリンセスフェスにて新キャラ「クウカ(オーエド)」として実装されましたが、恒常だからピックアップ終了後も通常のガチャから排出されます。限定だったら我慢できずに回していたかもしれないので助かった。フェス限の「クリスティーナ」も同時ピックアップ対象、今回は天井(300連)で交換できるからそっち目当てで回す人も多いのかな。ユイが育ったことで詰まっていたボス戦もやっと突破できるようになったし、プリコネをやる意欲も徐々に戻りつつある。天井まで回せるだけの石も貯まっていますから、新しいフェス限が追加されたときにブッ込んでやりましょう。

 イベントのオマケとして「クウカ大回転」なるミニゲームもプレーすることができます。方向を指定して飛ばしたクウカが様々なトラブルに遭いながら飛距離を伸ばしていく、ってまんまナナクラ(「NANACA†CRASH!!」)じゃないか! ある意味原作の『CROSS†CHANNEL』より有名かもしれないあのFlashゲーム、まさか平成が終わって令和が始まろうかというタイミングで思い出すこととなるとは。ナナクラ、原作やってない人は七香(自転車に乗ってる子)がゲームのヒロインだと思ってるんだろうな……和香座やってる最中なだけになんか無性に懐かしくなってしまった。操作が簡略化されていてクウカを飛ばした後は何もできないからやり込み要素薄いけど、イベント期間過ぎたらプレーできなくなるミニゲームなんだし、これぐらいでちょうどいいのかも。

 GWが明けてプリフェス終了したら「ニノン(オーエド)」を恒常で実装するんでしょうが、そろそろリゼロコラボの開催も近いのではないかという予感がしています。長月達平書き下ろしのシナリオが売りですから新規プレーヤーどっと増えそう。イベントの参加条件は大抵緩いためコラボ開催後にプリコネ始めても充分間に合うでしょうが、始めたばかりだとイベントのノーマルボスを倒すのにも苦労するくらいだし、気になる人は今のうちにインストールして手持ちを強化させておいた方がいいかもしれません。

クラウドファンディングの支援金総額・約『3900万円』!あっぷりけ最新作「クロスコンチェルト」公式サイトOPENきたあああああああ!9月27日に発売予定(ニュー速VIPブログ(`・ω・´))

 全然音沙汰ないからどうなってのんかと思ってたけど、遂に出るのか。あかべぇ系列のブランド「あっぷりけ」が10周年記念企画として起ち上げた『クロスコンチェルト』、「本当に出るのか?」と疑いの眼差しが注がれる中でやっと発売予定日が告知されました。開発費の捻出が困難という理由でCF(クラウドファンディング)による資金調達を行って話題となった一本ですが、あっぷりけがデビュー作『見上げた空におちていく』を発売したのは2007年、つまり「10周年記念企画」ということは2017年から始まっているわけで、2年近く経ってようやく発売の目処が立ったことになる。出資者からすれば「随分待たされたけど結果オーライ」って感じだろうか。ところで、予価を確認するために「プロダクト」のページ覗いたらイベントCGの枚数やプレイ時間の目安、シナリオ容量まで記載されていて「未だに銃騎士の傷痕が癒えないんだな……」と暗然たる気持ちに包まれた。

 タイトルで明示している通りあっぷりけの第2作にしてブランドイメージを固めるに至った記念碑的作品『コンチェルトノート』の関連作です。作中時間で数年が経過しており、コンチェルトノートのメインヒロイン「神凪莉都」成長した姿で登場する。CVは無論かわしまりので続行。実のところ、私が「かわしまりの」という声優名を認知するようになったキッカケはDiesじゃなくてコンチェと『漆黒のシャルノス』だったりします。個性が強いわけじゃないけど存在感のある演技をする人だな、と注目するようになっていった。ヒロインが妹だったり伝奇ストーリーが絡んできたりと『黄昏のシンセミア』要素もあるみたいだが、そういえばずっと積んでるわ、アレ……何とか発売までに発掘しておきたい。

【FGO】事件簿コラボに続く次なるコラボ候補の作品はまだまだある(でもにっしょん)

 順番的にはそろそろ『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』が来るような気もするけど、蒼銀サーヴァントはひと通り実装済なので大元たる『Fate/Prototype』の名目でコラボする可能性もあります。プロトギル、ペルセウスの2騎が未実装ですし。「プリヤコラボの第2弾」説も有力。他のFate系外伝、『Fate/strange Fake』『Fate/Requiem』はまだ本編が進行中だから厳しいところかな。Requiemは今後「実はFGOと連動することを前提にした企画だった」と判明かもしれないけど、Fakeは下手すると「FGOが終わる頃になってやっとストーリーの全容が見えてくる」くらい壮大なシリーズへ膨らみそうなところがある。成田良悟が難病を患ったことも影響して刊行が遅れ気味になっているけど、仮にそうでなかったとしてもいつ完結するのかまったく見通しが立たないレベルの規模で書いてるもんな、あれ。ぶっちゃけ事件簿も超えてFate関連小説シリーズ最長の作品になる見込み大です。最長と言えば、公式Fate作品としてもっとも長期間に渡って連載されている(プリヤよりも早い2006年開始だから今年でもう13年)『氷室の天地 Fate/school life』は年末のアニメで『7人の最強偉人篇』として放送されたくらいだしリヨイベみたいなノリでプラトン(ルーラー)が参戦しちゃったりして。

 ゲーム系の関連作品からだとテラリンこと『Fate/EXTELLA LINK』のセイバー「シャルルマーニュ」がFGOに登場することはほぼ確実視されているが、コラボイベントじゃなくて本編での活躍が予想されているし、テラリンコラボはないかもしれない。アストルフォの幕間に出てくるローラン、クリスマスイベントで急にやってきたブラダマンテなどといった手掛かりから十二勇士絡みのシナリオがどこかでお披露目されると推察されています。候補として特に注目されているのが第二部の6章。「円卓絡みの章」ということしか判明しておらず、蓋を開けたら「円卓VS十二勇士」という超絶英仏バトル展開になっているやもしれぬ。ただ、十二勇士は未実装どころか未登場のキャラがほとんどなので、6章への前フリとしてコラボイベントを開催するパターンも考えられます。シャルルマーニュが配布される望みもほんの僅かにある。「十二勇士関連のイベントがあったら配布はローランあたりかも」とも少し思ったが、あいつは絶対に再臨で脱ぐから配布はありえないな。

 あとはらっきょのようなFateシリーズ以外とコラボする可能性もあるか。『月姫』コラボは奈須自身がやりたいと発言しているから、リメイクの目処が立ったら即座に来るでしょう。配布が☆4志貴、ガチャ産限定☆5がアルクェイド、限定☆4がシエル先輩とかかな。シエル先輩は制服、修道服、第七聖典装備時の三衣裳が必要だから配布になる確率は0パーセントだと覚悟しています。そして息も絶え絶えにPUを引き当てた古参ファンたちがPU2のネロ・カオスで悶絶する光景も容易に想像できる。ネロ・カオスは彷徨海出身だから本編との兼ね合いでいろいろと掘り下げられたら嬉しいが、きのこの仕事量が増えすぎるだろうし無理か。『月姫』と言えば青本に設定だけ載っていた刀崎(遠野の分家)が未だに気になっている。村正実装に合わせてちょこっとぐらい話題に上ることを期待。自分の骨を削って刀にするという起源弾みたいな秘伝を持つ鍛冶師の一族で、キャラとして出てきたことはないけど検索してみると「遠野邸に居候していた」みたいな記述はどこかにあったらしい。きのこは設定魔なうえふと思い出したように過去のネタを引き揚げてくるから油断したタイミングで唐突に来るかもしれません。

 メルブラこと『MELTY BLOOD』のコラボは……「こっちのシオン」と「あっちのシオン」でややこしくなるしパスされるかな。路地裏同盟コラボはエイプリルフールネタに一抹の望みを賭け続けるしかない。いつか「蒼樹うめ絵のアルティメットさつき」という悲願が果たされる日まで。まほよこと『魔法使いの夜』は三部作(正確には「たぶん全3部作ぐらい」という曖昧なコメントが為されている)の一作目で、二作目と三作目がいつになるか検討もつかないアレな事態に陥っているソフトだが、コラボイベントを開催することで背水の陣を敷いて一気に二作目と三作目がまとめて発売され……たらいいなぁ(願望)。過去のインタビューでも「発表する時は2部と3部の間は短くしたい。2部になると本格的な話がはじまってしまうので」と発言しており、まほよシリーズの二作目と三作目は実質的な前後編になると思われるので、完結させる手筈が整ってから発表される雰囲気になっています。うん、十二国記だって新刊が一挙に4冊も出るんだし、まほよだってやれるやれる。

 ゲームじゃないけど『月の珊瑚』『DDD』も一応候補ではありますね。『月の珊瑚』は「西暦3000年頃」の未来を舞台に、月で生み出された珪素生命体の少女が人間に恋をして炭素生物になろうとする――っていう「かぐや姫(竹取物語)」と「人魚姫」を混ぜ合わせて菌糸レベルで再構成したような話。「星の頭脳体」など根幹設定は月姫やFateと共通しており、比較的コラボしやすいが存在自体マイナーなこととバトル要素ないことと主要人物の名前が付けられていないことから実現はまずなさそう。今月にコミカライズの愛蔵版が出るので忘れずに購入しておかないと。DDDは……まほよが完結する可能性よりも更に低そうだから、話題にするだけで悲しくなる。DDDコラボで所在と火鉈の兄妹が一緒に出撃するビジョンは幻に終わるだろう。というかコラボイベで初めて知ったプレーヤーの間で一番人気出そうなのは秋星だな。ハマり役の声優があいつにボイスを付けたらえらいことになる。個人的にはグラブルみたいな他社コラボもやってほしいけど、ここまでやらずに来た以上今更他社コラボを始めるのは難しいかしら。と、このへんで筆を置くつもりだったか思い出した、『CANAAN』があったな。今年でアニメ10周年だから何か動きが……さすがにないか?

【FGO】敵はやはりバルバトス!「レディ・ライネスの事件簿」にて魔神柱とのバトルが開放されました(でもにっしょん)

 メギドの共襲イベントが終わってホッとしていたら、FGOの方でもレイド形式のイベントが始まった件。告知前から「川に魔神柱の目のようなものが映っている」という理由で採集決戦の再演を予想する人たちがいたらしいけど、川の異変に関しては指摘されるまで全然気づかなかった。茶々の地上絵もクリア後に知ったくらいで、復刻時に初めて生で拝むことができたな。レイド形式のイベントは羅生門、鬼ヶ島、魔神柱狩り、アポコラボやオニランドの撃退戦とこれまで5回くらい開催されている。プリヤコラボとサバフェスはレイドっぽく見えるだけでソロ攻略前提だからちょっと違います。

 で、現れた魔神柱はみんな大好きバルバトスくん。FGO最大のアイドルとして噂に名高い彼を実際に殴れる日が来ようとは……開始直後から「もっとよこせバルバトス」と善性をかなぐり捨てた全国のマスターがアッセンブルし、一時はサーバーが落ちるほどでした。秒速44本どころではない討伐速度で、5時間経った頃には1000万本のバルバトスがへし折られるという凄まじい状況に。参加条件が厳しいからApoコラボのときほどのスピードは出ないのでは、と考えたのは見当違いもいいところでした。概算で1800万本ほどのバルバトスが用意されていたようですが、このままだと朝日を拝むこともできず深夜に果ててしまう、ということで急遽追加発注が掛かり倍以上(約5000万?)に増えました。「絶対に生き延びて朝を迎えてやる」というバルバトスの執念が齎した「追いバトス」に歓喜しながらも「断末魔が長い」「いろんな殺し方を試したいからもっとテンポ良く死んで」「時間が惜しい。悲鳴は要らん、黙って逝け」と人類悪剥き出しのコメントを発するマスターたちの姿に「どっちが悪役がわかんねぇな……」と呻いた。

 最初はメルトで伐採していましたけど、「死霊特攻が乗る」(恐らくグレイの死霊特攻スキルを活かすため)という情報を小耳に挟んでスカサハに切り換えたら等倍でもワンパンできるほどの火力が出たので途中からそっちに切り換え。「悲しみに燃える敵拠点の魔力の増大」という理由で復活したバルバトスに「もっとだ! もっと悲しみに燃えろ!」と要求しながら素材とQPを刈り取りました。QPはまったくドロップしないこともあるのでベラリザよりもティータイム借りた方がバラつきなく一定の絆ポイントを稼げる、と知りつつもQP枯渇の悲しみに燃えるカルデアゆえひたすらベラリザスカディを借り続けた次第。林檎齧って期間内に100バトス以上討伐できたから個人的には満足です。ばいばい、バルバトス。復刻でまたいっぱい屠ってあげるからね。でもサーバーを道連れにしてAP溢れさせた件については許さないぞバルバトス。補填で詫び石と林檎は貰えるけど、それはそれ。

 事件の黒幕が「○○○○○○○」であることは明示されていたし、動機も概ね察しのつくものであったが、ラストの方で出てくる一枚絵はやっぱりユーザー特攻な感じでハートにキますね……全体的に「劇場版FGO」って趣のイベントであり、ライネスの師匠ポジが嵌まっていたこともあって楽しく遊べました。でも最後のボス戦は結構難易度高かったな。テキトーな編成で臨んだらあっさり全滅してしまって、「ガチでやんなきゃ」と心を引き締めましたよ。ボスのクラスがライダーなのに随伴サーヴァントとしてキャスターが湧く(倒しても復活する)のが厭らしい。ボスの方は全体攻撃だから自陣のキャスターもあっという間に溶けてしまうし。「防御不利を打ち消す」宝具のライネスを是非お使いください、と営業を掛けているつもりなんだろう。ボスのゲージを削り切ればキャスターの方が残っていてもクエスト終了となりますので、「キャスターを無視してひたすらボスを殴る」のが基本となります。NP減少や宝具封印がなかなか厄介だが、イベント特攻の乗るグレイやジャックちゃんでクリティカルを連発していけば何とかなる。キャスターの攻撃が地味に痛いから、無敵や回避が途切れたらオダチェンでゲオル先生を出してタゲ取っておくのもいい。アストライアや司馬懿(ライネス)とは「また会えたらいいな」的な遣り取りを交わしてお別れするものの、グレイは「師匠を放っておけない」という理由でカルデアまで付いてくる。見えるな、グレイにお世話されてどんどん自堕落になっていく孔明の姿が……アストライアは5章あたりで再登場する可能性もありますが、グレイとライネスは本編に出てくることってたぶんないでしょうね。また何かのイベントでちょこっとでも出てくることを祈ろう。

・拍手レス。

 バルバトス争奪戦を再び見ることになるとは……
 望まれた復活なのに「喘ぎ声うるさいよ、静かにくたばって」と文句言われまくったバトスくんが不憫すぎる。


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