2019年1月〜2月


2019-02-28.

スタリラにレヴュー曲が追加されたので早速「恋の魔球」聴いてますが、改めて耳にするとやっぱやべーなこの曲……と軽く震えている焼津です、こんばんは。

 スタリラの曲はだいたい「舞台」に関する事柄を歌っていますが、「恋の魔球」は明らかに舞台を超えた情念が篭もっている。サビのあたりの歌詞は「ねぇ 私だけを見ててよ ほら小さな光なんて 真昼になれば消えてしまう」「ねぇ キミがいなきゃ 私はなんにもなくなるんだよ ゲームを終わらせないで」なんですが、歌っているキャラが露崎まひるで、神楽ひかりに対する嫉妬が昂じた末に出てくる曲だということを考えると「ほら小さな光なんて 真昼になれば消えてしまう」という一節のまとわりつくような感触に戦慄する。ただ、「キミがいなきゃ 私はなんにもなくなるんだよ」っていう自信喪失を背景にした依存心理はアニメ版で解消されるため、アニメ版より時系列が後のアプリ版ではもうまひるちゃんのこうした煮えたぎる情念って霧散しているんですよね。誰かが書いていたけど、まひるちゃんは成長したことで魅力を増した一方キャラが薄味になった。成長自体は喜びつつも、「濃い味」だった頃のまひるちゃんを懐かしみたい気持ちもあって、そんな心の隙間に「恋の魔球」がスッと滑り込んでいきます。スタァライト、時間を作ってもっぺん全話一気にキメたいものだ。

『たとえ灰になっても』ご愛読の皆様へ(ヤングガンガン)

 漫画家「鬼八頭かかし」の訃報、何かの間違いと思いたかったが公式発表まで出ているから本当みたいです。『デート・ア・ライブ』のスピンオフ漫画『デート・ア・ストライク』を手掛けていたこともあったためドラゴンエイジ編集部の方からも同様のお報せが出ています。ショックとしか言いようがない。「水戸黄門の印籠」を「お姫様のパンツ」に置き換えた『ぱんつぁープリンセス』が好きだった……連載デビューは『魔法の呪文を唱えたら』(ぱんプリの100年後の世界が舞台)だが単行本デビューは『雅さんちの戦闘事情』なので「きらら系」の括りで語られることもあったな。『健全ロボ ダイミダラー』の作者「なかま亜咲」と仲が良く、あとがきとかでお互いについて言及するのを読むのも楽しかった。とにかくパンツが好きで、隙あらばパンツを描き込もうとすることで有名でした。ギャグやコメディが多かったけど、バトル描写も意外と気合が入っていて惹き込まれる。「ギャグやコメディでは芽が出なかったから」とデスゲーム系の残酷路線に転向した『たとえ灰になっても』がヒットし、来月から『すべて灰になっても』というスピンオフの単行本も刊行開始されるというタイミングでこの報せ、愕然とするしかありません。『たとえ灰になっても』も好きなタイプの漫画ではあったが、またいつかぱんプリみたいな作品を描いてくれる日も来るかな……と期待していました。今や叶わぬ夢となってしまった。久々にぱんプリと『バナナのナナ』を読み返そうか……。

『メギド72』、復刻イベント「嵐の暴魔と囚われの騒魔」開催中

 幼女系メギド「ジズ」が登場&イベント報酬として配布されることから「ジズイベ」とも呼ばれているこのイベント、遂に復刻されました。オリジナル版の開催は2018年8月ですから半年ぶりです。縦笛を握った稚い少女が配布で貰える! メギド始めるなら今! と言いたいところだが、ジズイベは「コントロール」という言葉の意味すらわからない幼女が村から追い出されて放浪し、ほとんど獣のような警戒心剥き出しの状態で保護される――という「児童虐待が念入り」って評される『メギド72』の中でも特に気の滅入るシナリオになっています。のっけから「…さっさと死んでくれ、ジズ」と生地の村長に呟かれている始末。町に辿り着いても見た目の異様さ(獣耳と尻尾が生えている)で迫害され、どこにも居着くことのできないジズがあまりにも不憫すぎるため、ここから始めると「うわ、『メギド72』ってこういうゲームなのか……」と変な先入観を抱くハメになりかねない。「嵐の暴魔」は行く先々で災厄をもたらすジズのことを指しているが、もう一方の「囚われの騒魔」は「プロメテウス」というテルミナスメギド(伝説的なメギド、といった意味らしい)を指しています。メギドクエでたまに見かける「スキルで歌い出すアイドル系メギド」であり、なんか違うゲームから紛れ込んできたような印象を受けていましたが、今回のイベントに見せ場が用意されていたことでようやく「『メギド72』の一員」と思えるようになりました。ちなみに高難易度のプロメテウス戦は勝ち筋が見えず途方に暮れています。

 「なんでもします…おてつだいも…」と縋るジズに向かって吐き捨てられた暴言「気持ち悪い媚びを売ってるんじゃないよ…!」があまりにも有名であり、このセリフを口にしたモブ(「暇そうな人」としか書かれておらず名前に関しては一切不明)はテルミナスメギドに対抗する「テルミナスヴィータ」とまで呼ばれています。「ツイッターで何度も見た奴だ!」って思わずスクショ撮っちゃいました。最終的に事態は解決するものの若干苦味を残す結末となっており、今後も何度か反芻することになりそうなイベントだった。ともあれジズは無事仲間になったので、メギドクエ全種が開放される日曜日にガンガンとスタドリ飲んで☆6を目指すとします。あと、今回のイベントに出てきた「バフォメット」というメギド、まるで過去のイベントやキャラストに出てきたキャラみたいに振る舞っていますが、実はジスイベが初登場だったそうな。顔なじみムーヴとももに声を掛けてくるせいで「俺は知らないけど他のプレーヤーは知っているんだろう」と流していたら誰一人として知らなかったことが後で判明する、2018年夏のメギド怪談。「『メギド72』の前作『メギド71』に登場したキャラ」なんてジョークまで飛び交っているのには笑ってしまった。魔吊召喚が6日に終わるので、入れ替わりでバフォメットPU開始かな。それが終わったらホワイトデーイベントだろう。本編は制作が遅れているみたいな話もあるからその後はちょっと間が空くかも。じっと備えることにしよう。

『マギアレコード』、「みたまの特訓 ひたぎ編」開催に合わせてひたぎの☆5覚醒およびドッペル解放を実施

 配布ひたぎ、無事に☆5覚醒させることができました。特訓のおかげでレベルも100です。ショップを覗いたら魔力解放に必要なアイテムも並んでおり、途中参加組でも完凸可能という温情溢れる措置に歓喜しました。配布とはいえ☆5覚醒して凸るとさすがに強い。マギレコは未凸の☆4Lv100よりも完凸した☆3Lv100や☆2Lv100の方が強さを実感しやすいので頑張ってひたぎの完凸を目指します。特訓の対象、もう一人はフェリシアにしてこっちも☆5覚醒終了。この子もやちよ同様レベル上げると☆2と思えないほど強力になるわ。イベントの超高難易度攻略はともかく、ノーマルクエストの攻略程度ならそこまでガチャ回す必要のないゲームですね、マギレコって。

 育成捗るし素材も集まるからのんびりオートで周回していますが、やっぱりシナリオのないクエストは退屈。来月の頭には10章(第1部最終章)の情報が来るかしら。あるいはいきなり10章開始もありえる? 時期的にFGOのCBC2019(今回はシナリオ付き)と被りそうでちょっと心配だったり。10章そのものはゆっくりやればいいけど、「ストーリーに関連したイベントを期間限定で開催」って告知も出てるからなぁ。手持ちがあまり育ってないので踏破型イベントじゃなかったらいいんだけど。

『プリンセスコネクト!Re:Dive』28日に☆3カスミ追加・ピックアップガチャも開催予定

 「新キャラ登場!」としか書かれていないのでたぶん恒常ですね。限定の場合プリコネは「限定キャラ!」ってハッキリ表記しますし、そもそも季節系じゃないイベントで限定キャラが追加されたことはなかったはず。とりあえず石は温存する方針ですが、明日(日付的にはもう今日)が無料10連の最終日だから迷うな。終了日時が延長されたため、午前中にプリフェスを回さなければ午後にカスミPUを回せるんです。プリフェスですら散々な引きだったから通常ガチャなんて悲惨な結果しか想像できないが、「出るかもしれない」というロマンは楽しみたいので10連だけチャレンジしてみようかしら。

 ところでクエストの方はエリア12の17(ボス)で詰まっていて足踏み状態。プリコネは全滅やタイムアップで敗北しても「石砕いてコンティニュー」とかできないから地道に育成して編成を工夫するしかない。☆3開花したとはいえペコリーヌをタンクにする戦法はそろそろ限界かな……毎日コツコツとダンジョン攻略してコイン集めているから来月中にはノゾミを解放できると思います。現状だとイベントボスはノーマルを倒すのがやっとな有様なんで、なんとかハードを安定して倒せるようになりたい。できるだけマコトのメモピ集めておいて、来年あたり復刻されたとき解放できるようにしておくつもりです。

【開催中】【期間限定】「キングプロテアピックアップ召喚(日替り)」!

 大方の予想通り、寄り道クエスト「渇愛の重力圏」で新登場した渇愛のアルターエゴ、「キングプロテア」が実装されました。BBちゃんが生み出した「サクラファイブ」の1騎です。原作CCCでは没キャラとなってしまったが、設定がサルベージされFoxtailで活躍(というか大暴れ)している。しかし、実装は予想していたけどまさか☆5とは……キアラのピックアップに合わせるため☆4になるかと思ってました。っていうかキアラのピックアップが来なかったのは完全に予想外。1日に「メインクエスト後半」が開放予定なのでそこで来る可能性もありますが、いっそこのままスルーされた方が面白いかもしれない。

 早速借りてみました。クエストでは巨大エネミーとして出てきたけど、ユニット化したらバニヤンみたいに縮むのかな……と思いきや、なんとそのまんまのサイズで実装されていて噴いた。体育座りしてなお雷帝よりもビッグサイズであり、カード選択画面だと顔が見切れています。やったら面白そうだと考えていたけど、まさか本当にやるとは。スキルは1ターンごとに最大HPが上昇していく「増殖」状態を付与する「ヒュージスケール」(スキルマすると10ターンで合計+30000)、「増殖」の数に応じてNPがチャージされる「幼児退行」(最大で+200%)、自身の攻撃力を上げる「怪力」の3つで、ユニットとしては「ある程度しぶといアタッカー」って印象。アルターエゴは攻撃優位を広く取れる反面で防御優位の取れる場面が少なく、どうしても打たれ弱いのが難点です。プロテアちゃんは放っておけばあっという間にHPが20000超えるし、他に比べればやや打たれ強い。初心者向きの性能ではないかと思う。たぶんスキル上げが大変だろうけど。声優は「潘めぐみ」、プリキュアの「白雪ひめ」、『双星の陰陽師』の「化野紅緒」などを演じている。グラブルだとジャンヌの声をやってるし、プリコネで担当した「ムイミ」がこないだ実装されたばかりでもある。「がおー!」と怪獣気分でノリノリに地形破壊しまくっており、まさに幼児。なんか思った以上に可愛くてリップのために取っておくつもりだった呼符を突っ込みましたが、結果については「マナプリ」の一言で事足りる。もうすぐ月が変わってマナプリを呼符と交換できるけど、リップとプロテア、どっちを回すか悩み所だ。

・拍手レス。

 スマホゲーやると読書進まなくなりますねー。イベントとか有ると積み本が増える増える。完結したシリーズは後回しにして先に出たこっちをなんてなるもんだから
 いまだに境ホラ最終巻崩せてません・・・

 本を読みながら周回しているので多少は崩しているのですが、あまり集中力の要らない軽めの漫画や小説ばかりでガッツリ系はついつい後回しに。境ホラもだいぶ前から止まっているというか「記憶が曖昧になってきたし、頭から読み直そう」→時間経過→「記憶が曖昧に(以下略)」の無限ループでなかなか進まない。


2019-02-24.

『レイン』シリーズや『魔王の後継者』などの著者、吉野匠氏が逝去(ラノベニュースオンライン)

 訃報を聞くような名前とは思わなかったので茫然とした。『レイン』は文庫の1巻だけ読んで、あまり好みに合わなかったから2巻以降は手を伸ばさなかった(積んではいる)けど、本屋でちょくちょく新刊を見かけるから「この調子で何年も出し続けて、30巻くらい行ったら完結するのかな」と考えたりしたものだった。まさかこんな形で未完になるとは。ここ10年ですっかり定着した「1000〜1200円くらいの価格帯で売られているソフトカバーライトノベル」の走りみたいな存在でしたね。メインターゲットが小中学生なので「学校の図書室で読んだ」という人も多いのかもしれない。私の世代にとっての『アルスラーン戦記』『風の大陸』みたいなものだろう。積んでいる2巻以降、ちょっとずつ崩していこうかな……。

『うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。』のTVアニメ化が決定(ラノベニュースオンライン)

 これも「1000〜1200円くらいの価格帯で売られているソフトカバーライトノベル」ですね。アニメ化中止と出荷停止で話題になった『二度目の人生を異世界で』やアニメがいろいろな意味で反響を呼んだ『異世界はスマートフォンとともに。』と同じレーベル「HJノベルス」から出ています。アニメ化していないところでは、ことあるごとにサラリーマンで喩える異世界ファンタジー『ウォルテニア戦記』やタイトル通りの殺戮がひたすら続く『呼び出された殺戮者』といった癖の強いシリーズも出している。癖のない作品では『魔王殺しの竜騎士』あたりがオススメ。異世界が舞台だけど転移・転生モノではなく、「ドラゴンに騎乗してのレース」が眼目となるファンタジーです。全2巻だからサクッと読める。

 脱線した。『うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。』は現在8巻まで刊行されている親バカファンタジー。先日発売された最新刊の表紙を見ると「娘」はだいぶ大きくなっています。「娘」と言っても血の繋がりはなく、要は困窮している少女を引き取って保護者的な立場から愛でる話。身も蓋もない言い方をすると異世界版『うさぎドロップ』だ。コミカライズの出来が非常にイイので、アニメが始まったら原作よりこっちの方が売れ行き伸びそう。

 だんだんライトノベル購入者の年齢層が上がってきているせいか、こういう「親バカ」要素を売りにした作品がちょっとずつ目立つようになってきています。最近も『元貴族令嬢で未婚の母ですが、娘たちが可愛すぎて冒険者業も苦になりません』という「タイトルで全部説明している系」の親バカものが出ました。王族に見初められたものの策略に嵌まって無実の罪で投獄されたヒロインがある日突然物凄い力に目覚め脱獄、「自分を嵌めた連中と自分を棄てた男、すべてに復讐してやる!」と燃えるけれど妊娠が発覚し自力で双子の娘を出産した途端に心境が一転、「復讐なんかしたところでこの子たちに何の益もない、それより冒険者業で稼いで教育を受けさせねば!」って奮起します。相手をゴブリンと侮って全滅しかける新米冒険者パーティが出てきたり主人公が固有結界みたいな大技を繰り出したりと「作者は『ゴブリンスレイヤー』とFateが好きなのかな?」って部分もありますが、とにかく主人公の強さが隔絶しているので安心して「凄腕冒険者と子煩悩ママのギャップ」を堪能できる。こっちもあと2、3年したらアニメ化してるかもしれませんね。

「FGO」深海電脳楽土SE.RA.PHのマンガ版、突如ヤングエースUPで開幕(コミックナタリー)

 西出ケンゴローって、『ウメハラ FIGHTING GAMERS!』の作画担当じゃないですか! メインキャラのほとんどが男というムサ苦しい漫画ながら、時折出てくる脇役の女性たちが可愛く、ゲーム内の春麗やキャミィがひたすらエロいことで私的に超有名。「『ウメハラ』終わったけど次回作って何だろなー」と思っていたらまさかの「深海電脳楽土 SE.RA.PH」ですよ。というより、そもそもコミカライズするとは想像の範囲外だった。確かに「実質本編」だし亜種特異点だしEpic of Remnantの一部ではあるけど、『Foxtail』というCCCのスピンオフ漫画が既にある中でCCC絡みのコミックを重ねてくるとは。そのうちもっと増えてガンダム漫画並みに乱立していくんじゃないかな。『月刊Fateコミックエース』とか、あながち冗談でもなくなってきた。

 まだ交換し切っていないチョコのシナリオを消化しつつ復刻イベントにも取り組んでいます。ストーリーは相変わらず面白いというか「二周目だからわかるところ」もあって楽しいんだけど、クエスト解放の手順がかなり面倒臭いな……攻略サイトの「効率的な進め方」を参照しながらプレーしないと次に何をしたらいいのかわからなくなる。「ここまでダルいイベントだったっけ?」とビックリしてしまった。シナリオの面白さで記憶が美化されていた感は否めない。それと、今回ドロップUP効果が付くのでフレのリップやキアラもちょくちょく借りているんですが、何か二人ともボイスが増えてない? 特にキアラ、「あれ? こんなセリフあったかな?」と戸惑っているところに「ふふふ、ソワカソワカ」って言い出して「いや絶対に追加ボイスだこれ!」と確信した次第。なんか後光差すスキルモーションまで新たに加わってるし、このへんもっと大っぴらに告知するべきではないだろうか。

 寄り道クエストこと「○○の重力圏」の超高難易度は苦労してどうにか突破しました。1〜9はシャドウサーヴァントばっかりで宝具撃ってこないからそこまで難しくなかったけど、10番目のクエストはキツかった。最初の印象は「無理ゲー」であり、強制敗北イベントかと疑ったくらいですよ。『メギド72』の討伐クエストと一緒でギミック性の強いバトルだから、仕組みがわかれば攻略の糸口は掴めます。ジャンヌとマシュを軸に耐久し、「キャッシュ消去」が入るタイミングに合わせてオダチェンでアタッカーを呼び出し宝具&クリ殴りで一気に削り切ればOK。私は槍師匠で勝ちましたが、敵が敵だけにゲイボルクの刺さる位置がとっても……でした。○○○○○○○実装に先駆けてのお披露目といった趣のクエストではありましたが、かなり特殊なグラフィックだったのでユニット化する際はまたモーション等が変わる……のか? 「あれは☆5だ」「いいや☆4だ」「ピックアップ2での実装だろう」「ピックアップ3かもしれない」「そもそもCCC復刻ではなく4章での実装ではないか」など様々な予測が入り乱れていてよくわかりませんけども、差し当たって来週の水曜あたりを警戒しておいた方がいいだろう。ちなみにリップチャレンジの結果は「素敵なマナプリが増えますよ!」でした。ま、まだ3月のマナプリ交換呼符がありますから……それが本当にラストチャンス。

【FGO】2019年の水着サーヴァントは誰がメインになるのか気になるマスターたち(でもにっしょん)

 ちょっと気が早いけど、今年も水着鯖は配布含めて7騎前後は来るでしょうね。男鯖の霊衣は去年の立ち絵からして円卓勢か? これまでのパターンから考えると、「配布は限定☆5の鯖がベース」「社長(武内崇)枠とワダアルコ枠が目玉の☆5」「和鯖のランサーが最低1騎いる」「『FGOが初登場』の鯖は最低でも3騎出てくる」ってなところでしょうか。「目玉の☆5はFGO以外のFate作品に出てきたサーヴァント」や「配布はFGO初登場のサーヴァント」という法則もありますが、このへんはたまたまかもしれない。

 配布の候補は武蔵、エレシュキガル、ダ・ヴィンチ、クレオパトラ、セミラミス、アビゲイル、北斎あたりと見た。話の作りやすさを考慮すれば水着ダ・ヴィンチちゃんが本命かな。「社長枠」はもうだいたい出尽くしているので沖田、ワルキューレの二択だろう。経験値が散々ネタにしている水着沖田はそろそろ来てもおかしくない(来るとしたらクラスはアサシン?)が、ワルキューレも人気あるからわからない。グラブルのレヴィオン姉妹みたいに3騎1組のユニットとか面白そう。いや表示が大変すぎて無理か。「ワダアルコ枠」はエリちゃんが本命だけどサクラファイブやタマモナインの可能性も捨て切れない。大穴で水着ドレイク。「和鯖のランサー」は鈴鹿、巴、もっちー、段蔵ちゃん、刑部、茶々、北斎……この中なら巴かな。それ以外は数が多くて絞り切れないけど、個人的な欲望も含めて予想すると水着デオン、水着アストルフォ、水着エルキドゥ、水着蘭陵王、水着朕という「性別の壁を超えた何か」ファイブを推したい。もうちょい真面目に予想すると乳王、メドゥーサ、三蔵、キルケー、アナスタシアらへんがプレーヤー人気の兼ね合いもあって水着で到来しそう。

 ぐだぐだと書き連ねたガバガバ予想をまとめますと、今年の水着サーヴァントは☆5アサシン「沖田総司」、☆5バーサーカー「エリザベート・バートリー」、☆4ランサー「巴御前」、☆4ランサー「アストルフォ」、☆4ライダー「キルケー」、☆4セイヴァー「玄奘三蔵」、配布が☆4アーチャーの「ダ・ヴィンチ」という感じじゃないでしょうか。これで一個でも予想が当たっていたら鬼の首を獲ったように自慢してやりますとも。

・プリンセスコネクト、無料10連は例によって「素敵な秘石が増えますよ!」状態のままですがハード3倍ドロップキャンペーンのおかげでペコリーヌを☆3開花させることができました。

 

 

 

 

 やっとここまで来た……感無量です。盾役として頑丈になり落ちにくくなったことでクエスト攻略もだいぶ捗るようになりました。ムイミちゃんもRANK7を超えたので実戦投入したところ天楼覇断剣を現出させてからの薙ぎ払いが凄まじく、ダンジョン攻略あっという間に終わる。ダンジョンコイン集めをサボっていたせいでなかなか貯まらなかったキャルのメモピ、どんどん交換が進むから来月には☆3行けそう。ペコ、コッコロ、キャルの3人を☆5まで開花させるのが当面の目標です。ユイ、レイ、ヒヨリのトリオにもいずれ取り組みたい。エリコは専用装備を付けるとメチャクチャ火力が出るという話もあるから期間中にメモピ集めておこうか。

 ストーリーイベントは28日から「王都の名探偵 嘆きの追跡者(ストーカー)」開催予定。バナーに映っているところからしてマコトのメモピが報酬なんだろうか。うちマコトいないから関係ないな……と思っていたが、「実質マコト配布じゃん」という趣旨のツイートが気になって調べたら、えっ、メモピ集めたら未加入のキャラ解放できるの!? 知らなかった……使い道は開花と専用装備だけだと思っていました。ってか、私が今一番欲しがってるノゾミってダンジョンコインでメモピ交換できるから効率を無視すれば別にガチャで狙う必要ないのか。クリスマスイベントのときに貰った分が今更ありがたくなってきました。限定以外の☆3は時間を掛ければだいたい仲間にできるんですね……信じられない仕組みだ。

 話を戻して「嘆きの追跡者」。ストーリーのメインキャラを務める「カスミ」はガチャ実装されそうですが、季節系じゃないイベントなのでたぶん恒常でしょう。CVは「水瀬いのり」。恒常とはいえトモやルカのようにメモピの入手法が秘石交換以外に存在しないタイプだろうし、当面は排出率の低いガチャで狙うしかないので「絶対に手に入れる」と息巻くいのりファンは大変だな……天井も付いたにせよ、300連回さないと確定にならないわけですから万単位の石が手元にないと厳しい。更にこの後控えているリゼロコラボでレムが☆3実装なんかされようもんなら「Re:ゼロから始める300連」になってしまうわけで、やはりガチャは地獄だ。

・拍手レス。

 天冥の標最終巻、カバーのあらすじを読んでこんなの狡いと叫ぶ。帯に書かれたセリフを一つ一つ場面を思い返す。万感の思いを込めて読書開始。
 1冊目に着手するより前に最終巻が届いた……最近は購入量を減らすことで積読が増えないようにしているものの、スマホゲーに大量に時間取られているせいで結局消化があまり進まない。


2019-02-20.

『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-(スタリラ)』、新イベント「麗しき獣とワルツを」開催!

 待ちに待ったシークフェルトのイベント、題材は「美女と野獣」です。原作版と舞台版の違いなどといった薀蓄も交えつつストーリーが展開するようですが、まだ始まったばかりでプロローグしか読めないのがもどかしい。毎日ちょっとずつじっくりとシナリオを味わうのも、それはそれで楽しいけれど。シークフェルトと言えば、最初の頃は特に何とも思わなかったメイファンが最近可愛く見えてきました。「先輩を尊敬している」点では凛明館の秋風塁と同じだけど、珠緒先輩にひたすら心酔してわたてん松本香子みたいなヤバい雰囲気を漂わせている塁ちゃんと違って、メイファンはまっすぐに尊敬の眼差しを向けているムードがあって清々しい。何というか、姉弟子や師匠を見上げるような感じなんですね。「いつかは超えたい」という野心が根底にある。塁ちゃんは珠緒先輩を超える気は全然ないと申しますか、そういう発想を持ち得ないほどノー珠緒ノーライフな価値観で生きています。そこがグッと来る箇所でもあるんだが……。

 で、イベントに合わせて「薔薇庭園への誘いガチャ」も開催中。イベント告知バナーがビーストっぽい衣裳を纏った晶先輩で、あらすじに栞ちゃんが出ていたから「ああ、遂に……」と察するしかなかった。こないだメイファンの☆4(呂布)が実装されたことで、シークフェルトのメンバーで☆4が実装されていないキャラは夢大路栞ひとりを残すのみとなっていたんです。イベント告知バナーに描かれるキャラは配布☆3で、目玉の☆4舞台少女はイベント開始まで明かされない――というのがこれまでのパターンだったし、「栞ちゃんが配布」って線はないだろうと睨んでいました。案の定、美女(ベル)として☆4栞ちゃん到来です。呂布メイファンの絆ストーリーに「栞は赤兎馬をやりたいらしい」という件があったとかで「まさかの着ぐるみ四つん這い赤兎馬栞ちゃんが☆4に?」と想像してしまったが、イロモノじゃなくて安心した。ストレートに可愛い。シナリオで登場したとき、その美少女ぶりに心を奪われて「まずいな、この子のピックアップが来たら石が蒸発する」と危惧したものですが、実際耐え切れずにお知らせを閉じてガチャ画面へ向かってしまいました。引けなかったらイベントに取り組むモチベがダダ下がりするから本音を申せばガチャなんて回しとうない。回しとうないけど、湧き上がる射幸心を抑え切れぬ! と、またしても欲望に負けた焼津なのであった。

 最近のイベントであんまりガチャが回ってなかったのか、運営もいろいろ懐柔策を用意して今回のガチャを引かせようとしています。まず初回は3連無料。石を一切使わずにガチャを回せます。迷う理由もないので早速ポチリ。果たして虹が一枚出た(スタリラのガチャは招待状の色が青なら☆2、金なら☆3、虹なら☆4確定で昇格演出の類はない)ものの、既出のメモワール(キャラに付ける装備品)でした。「虹なら☆4確定」と言ってもだいたいメモワなんですよね。ノーロードだったので期待はしていなかったが、何度喰らってもこのガッカリ感は慣れない。無料3連が終わると、今度は初回10連半額。普段なら3000個の石が必要なところを1500個で回せる。オトクだ。でも何の収穫もありませんでした。イベント特攻メモワすら出ない。次の10連は通常通り石が3000個掛かりますが、新登場の舞台少女(☆4栞)かメモワール(☆3と☆4)、3種のうちいずれかが最低1回必ず排出されます。確率的に言えばほぼ☆3メモワールであり、事実そうなりました。その次の10連もさっきと同条件。これが終わると特別サービスはなくなり、いつも通りの激渋ガチャに戻ります。コンコルド効果で後に引けないところまで回させる気満々じゃねぇか……「ガチャ庭園への誘い」だよホント。そんなこんなで運営の手管に釣られてあっという間に33連回し、手にしたのはイベ特攻☆3メモワの山。「こうなることは分かっていたさ、織り込み済さ」と強がりながらなおも前のめりに突き進み、虚しく石が尽きる寸前で辛うじて引き当てました。さすがに今回はもうダメだと諦めかけていたのでホッとした。憂いに満ちた表情の中に潜む揺るがぬ美しさがいい。相変わらずイベ特攻☆4メモワは引けなかった(イベント終わってから恒常化した奴が出たことならある)けど、「虹からのガッカリ」があるぶん引けない方が精神衛生的には宜しいんだよな……あの虹の糠喜び、どうにかならないものかしら。

 新曲「Rose Poems」も耳に心地良く、つい聞き入ってしまう。「愛という名の薔薇が この胸に咲いたの」なんていう気恥ずかしいほど直截的な歌詞が晶と栞のふたりによくマッチしている。配布の野獣晶も育てたらなかなか強くなりそうだし、頑張ってイベント走ります。このシークフェルトイベントが終わったらそろそろ本編の続きが配信されるだろうか。ガチャの方は秋風塁の☆4実装が秒読み段階に入ってきています。もう塁以外だと☆4がないのはえるだけで、えるは話の進行的にまだユニット化する段階へ達していない。早ければ今月末、遅くとも来月には☆4塁が降臨します。僅かに残った石も遠からず消え去る運命にある。☆3塁は一番最初に引いた高レア舞台少女であり、戦力が貧弱だった頃から奮闘してくれているので愛着も深い。覚悟を決めるしかない。逆に言えば、☆4塁以上に回したいガチャはもうないのでそれが終わったら気持ちはだいぶ楽になります。のんびりイベントを楽しみつつサプチケの販売を待つ日々になりそう。

「サーヴァント強化クエスト 第10弾」開催!

 今回はセミラミス、パッションリップ、エジソン、ベオウルフ、李書文(槍)、キアラ、アンデルセンの7騎が強化となりました。4/7、つまり半分以上はEXTRA絡みのサーヴァントですね。CCCコラボ復刻に合わせて明日にはネロ(☆4セイバー)の強化クエストも来るので、EXTRA強化祭りといった趣がある。なんだ? 近々EXTRAシリーズの新作でも発表するつもりなのか? スキル名が「頭痛持ち」から「富の杯」に変わったのもなんだか意味深だ。フィールドが「水辺」または「都市」で効果が追加されるのもマテリアルの「■■は海より来たる」「地に富を築きし者たちよ、その欲望を黄金の杯に注ぐ時だ」を連想させる。ヨハネの黙示録に「穢れに満ちた金の杯を持ち」「多くの水のうえに座っている」「地上の王たちを支配している大きな都」と記述された大淫婦バビロン、「マザーハーロット」としてのネロがいよいよ登場する……? さすがにCCCの復刻では来ないだろうが、LB4で訪れる可能性はゼロじゃない予感。

 それにしてもアンデルセンの強化はヤバいですね……もともと☆2とは思えない優秀なサポート型キャスターだったけど、「無辜の怪物」が「人魚姫の愛」となり他者にスター&NP獲得状態を付与することが可能になったため「看板娘アンデルセン」という非情な運用法が有益なものになりました。無償のバフを振り撒き泡となって消えるアンデルセン……看板娘を使わない場合でも玉藻やジャンヌといったArts寄りのサーヴァントと組み合わせたらすごいことになりそうだ。Artsパは「スター供給手段を確保しないとクリティカルがなかなか決まらない」って難点を抱えているから、アンデルセン大先生は低レア界のマーリンとしてますます輝くことになるだろう。古の「ジャンデルセンシステム」も見直されることになるはず。

 強化のヤバさで言ったら相方のキアラも相当ですね。「五停心観」に全体強化解除が付加されたうえCTまで短縮? 何なのこれ。ラスボスなの? ラスボスだった。全体強化解除スキルは既にイヴァン雷帝の「非常大権」があるけど、「基本的に宝具やチャージ技が飛んでくるタイミングで使う」あちらと違ってこちら(五停心観)は全体チャージ減があるから宝具の飛んでくるタイミングでは使わない――というか使えない、ってことになる。似ているようで別種のタイプだ。もともと玉藻と組み合わせたらヤバい性能だったらしい(そのせいでCTが長かったり宝具威力が低めに抑えられていたのでは、という疑惑すらある)けど、二度に渡る強化で脱法どころか天上解脱の領域へ突入した印象がある。行き着く先は殺生院。「キアラの全体強化解除に対抗して大先生は全体強化解除耐性と弱体無効を獲得するのでは」なんて予想したけど、むしろキアラを加速させる方向に行っちゃいました。もうどうにも止まらない。

 「復刻 Fate/EXTRA CCCスペシャルイベントピックアップ召喚(日替り)」の告知も来ていますが、復刻コラボのお約束となりつつあった新規サーヴァントのお報せはナシ。「なんだ、今回は追加しないのか」と拍子抜けしそうになったが、待てよ、なぜピックアップ2の対象だったエミヤオルタとロビンがこっちに来ている……? 「押し出された」と見るのが自然であり、この様子ならPU2はキアラと「何か」とエリちゃんのピックアップになりそう。「何か」を警戒して一週間置いてからガチャる方が賢明だけど、リップが欲しい私は辛抱たまらんので22日の金曜日に突っ込む予定。呼符と石がすべてブレスト・バレーに呑まれていくとしてもあの誘惑には抗えない。

 ところでサボり気味だったバレンタインイベント、ポイントの方は林檎齧って何とか達成できそうな気配ですが、肝心のチョコがまだまだ……やはりフルボイスだと時間が掛かる。もういっそスキップして後からマテリアルで聞き直そうか、という考えも湧いてきますが、それやったら面倒臭くなってほとんど聞き直さない気がするんですよね。録画したアニメや映画と一緒で。あと一週間あるし、地道に受け取り/受け渡ししていこう。CCCコラボは復刻だからそんなに時間取られない、はず。新たに追加される「寄り道クエスト」とやらがどんなものか気になるが……「ダ・ヴィンチ工房の「レアプリズムを交換」に後日追加される予定です」ってことは少なく見積もっても体験クエスト並みに重要なシナリオってことですよね。というか実質的な新規サーヴァントの体験クエストだったりしない?

・拍手レス。

 フォックステイルで活躍してるし無難にサクラファイブの誰かでしょうかね。本命:ヴァイオレット 次点:カズラドロップ 大穴:キングプロテア
 意味深な追加要素「寄り道クエスト」でわかるんでしょうね、たぶん。「?」なゲストサーヴァントを選んだらまさかの……って感じで。


2019-02-18.

・予告編がイマイチであまり期待していなかった『アクアマン』、本編はすこぶる面白くて堪能した焼津です、こんばんは。たまーにありますよね、「予告編の方がハズレ」ってパターン。

 生まれつき海洋生物を従える権能を持ったアーサー、通称「アクアマン」が海の軍勢と陸の世界とのドンパチを止めようと活躍するヒーロー系アクション映画です。内容を超要約すると「筋肉だ!」→「爆発だ!」→「筋肉だ!」→「爆発だ!」の無限ループ。とにかく爆発シーンが多く、「観客が気を抜いた瞬間に爆破してやるぜ」とばかりにドカンドカン遠慮容赦なく炸裂しまくるのでビックリするのを通り越して「うるせぇ!」と怒鳴り返したくなる。あとの要素はだいたい筋肉。「こいつら筋肉を見せつけることしか考えてねえ!」と戦慄します。恋愛要素も申し訳程度に盛り込まれているが「あまり本筋を邪魔しないように」と配慮した結果かなり薄味になってしまったので、塩コショウをまぶすように両親のイチャイチャエピソードも挿入。それでもなお爆肉の圧は拭い去れない。筋肉、爆発、筋肉、爆発、筋肉、爆発。どう足掻こうが、それが『アクアマン』だ。

 もうちょっと真面目な感想を書くと、「海中」という舞台ゆえの無重力めいた立体的なアクションに見応えがあって決闘シーンはなかなか興奮しました。後半は「まずどこそこに向かおう」→「次は○○しなくては」という古々しいお使いクエストが始まるせいでちょっと眠たかったが、「サハラの下にも都のさぶろうぞ」と砂漠に行く展開などおよそ正気ではない発想の数々で目を覚ましてくれる。軽くバカっぽい見た目を裏切る「トンデモないバカっぽさ」が魅力的。DC映画にしては久々の当たりだった。などと偉そうに書けるほどDC映画あんま観てないけど……気になっている方は是非劇場で「どこまでバカのチキンレースをやらかしているのか」確認してもらいたい。

『グランブルーファンタジー』、13日よりグランデフェス開催中。新キャラクターとしてバレンタインバージョンの「クラリス」と「メリッサベル」実装。

 主人公に寄せる想いを武器に、行け! そのまま一直線だ! って、遮二無二押せばいいのにここぞという場面で怖気づいて関係があんまり進展しないことから「敗北の星のもとに生まれた女」「恋愛雑魚」「最カワにして最弱」と騎空士たちに言われたい放題だったクラリスchangがまさかのバレンタインバージョンで登場です。予想外の事態に狼狽え、水着ジャンヌ復刻に備えて溜めていた石を投じてガチャ回してしまった。焼津は心底欲望に弱き男なり。何とか引いたけど、これでもう水着ジャンヌは諦めるしかない……いや、来月あたり5周年記念で限定込サプチケが販売されるかもしれないから、交換対象に入っていたらいっそ購入してしまおうか。

 バレンタインクラリス――闇属性なので「闇クラリス」とも言われているこのユニット、クラリスとしては4番目のバージョンに当たります。最初が火属性(恒常)、次が2015年のクリスマスに実装されたサンタ衣裳の土属性(限定)、3つ目が2017年に追加された光属性(恒常)です。この調子で行くと来年か再来年に水着クラリスとハロウィンクラリスが実装されて全属性コンプしそう。バレンタインバージョンはすべて限定のため、土クラリスと同じく闇クラリスもノーマルサプチケの交換対象にはなりません。先述した限定込サプチケの交換対象に含まれる可能性もありますが、去年(4周年記念サプチケ)の交換対象からバレンタイン勢(メドゥーサ、ナルメア、ティナ)が除外されていたことを考えると望み薄だろう。

 バレンタイン限定ボイスも配信されています。FGOに比べれば一個一個のボイスは短いが、なにぶん人数が多いので聞くだけでも大変。同一キャラでもバージョンによって専用イラストがあったりなかったりする(バージョンが違うと服装等も異なるため、イラストを使い回せない)から確認するのもひと苦労だ。「はい。好きって言いました」と言い切るディアンサ、本命と宣言するユイシスなど、団長争奪戦の様子を想像して嫉妬・三角関係・修羅場好きの血が騒ぐ。アテナは声が川澄さんだけに「メドゥーサに教えを乞いチョコレートを作ってきたのです」とか言われるとライダーにチョコレート作りを習うセイバーの姿が脳裏に浮かんでしまう。いやセイバーがライダーのことを真名で呼ぶことはまずないだろうと分かっているけど……クラリスは過去のボイスをまとめて聞くと少しずつ、亀のような歩みで近づいてきているのが焦れったくも微笑ましい。最初は「ぎ、義理だかんね!?」とか言っていたんだな、この子。しかし冷静に考えると、1年目の時点でクラリスが16、7歳だったと仮定して、4年目の今年はもう20歳前後になっている勘定だよな……「去年」とハッキリ言っている箇所もあるから時間経過はちゃんと働いています。うーむ、このへんは深く考え込まない方がいいか。それを言い出したら2015年からカルデアでマスターとして活動しているFGOのぐだもそろそろ20歳近いはずだしな。

 そして22日から「失楽園 どうして空は蒼いのか Part.U」が復刻されます。ほそやんこと「細谷佳正」の怪演が光る堕天司「ベリアル」が登場したイベントであり、いよいよあいつがガチャ実装されるのではないかと噂されています。グラブルはアグロヴァルやユリウスなど、敵だったキャラがイベントの復刻時やサイドストーリー入りするタイミングでプレイアブルになることがちょくちょくありますんで。ポンメルンみたいに敵役で固定されているキャラもいるからあくまで「そういう可能性がある」って話ですが。28日には新規イベントとして「どうして空は蒼いのか Part.V」も開催予定。天司を巡る物語の完結編であり、ベリやんが口にしている「バブさん(ベルゼバブ?)」「サリィ(サリエル?)」、そして「ファーさん(ルシファー)」も姿を現す一大スペクタクルになる……? 天司絡みは「ルシファー」と「ルシフェル」と「ルシオ」、3人も同じ顔で同じ声(櫻井孝宏)で似た名前のキャラがいるからややこしいが、一応は「全員別人」という扱いになっています。召喚石でお馴染みのルシフェルは星の民ルシファーの被造物だけれど、「親」であるルシファーに反旗を翻してこれを討った、とされている。ルシオは一時期「ルシフェルの愛称」だと勘違いしていたんですが、どうも別存在っぽい……というか見た目に反して天司じゃないみたいなんですよね。グラブルの舞台である「空の世界」はもともと創造神「バハムート」が治めていたもので、そこに宇宙からやってきた「星の民」が侵略を仕掛け、ある程度占領が進んだところで世界を管理する環境システム「天司」の構築が始まった――という流れになっています。ルシオは星の民ではなくバハムートを「我が主」として信奉しているみたいだからどうもパハムートの被造物らしいけど、ルシファーやルシフェルと顔がそっくりな理由は不明。「私の正体が、気になるか。だが、今は、まだ明かす時ではない……」と嘯いていたルシオの「本当の名」がPart.Vでようやく判明するみたいでワクワクします。Part.Tに当たるイベント「どうして空は蒼いのか」はサイドストーリーに入っていていつでもプレーできますが、確か解放条件がいくつかあったから開始したばかりの初心者だとすぐには読めなかったはず。グラブル未プレーだけど際どい発言するほそやんのキャラや「ふえる櫻井」が気になる、という方は今のうちに始めておいた方がベターです。

『プリンセスコネクト!Re:Dive』配信一周年、「1st Anniversaryキャンペーン」実施中。「1日1回10連ガチャ無料キャンペーン」と「プリンセスフェスガチャ」も開催。

 一周年記念の生放送で今後の施策についていろいろと語られた模様だが、あまりにも多すぎて整理し切れない。大きなものだけ拾っていこう。まず、「TVアニメ化決定」。これは遅かれ早かれいずれ来るだろうと思っていたから意外性はない。プリコネはゲーム中にアニメーションを多用しているせいもあり「アニメ化決定!」と言われても「いや、もうしてるじゃん」なところがあるけど、果たして「既存のファンを喜ばせる」方向に行くのか「新規プレーヤーを獲得する」路線に走るのかは気になるところだ。ペコリーヌ、コッコロ、キャルの3人がキービジュだからゲームのストーリーをそのままなぞるつもりなのかしら?

 えーと、ゲームの方は「マナリアフレンズ」コラボと「リゼロ(Re:ゼロから始める異世界生活)」コラボが来ます。プリコネは過去にシャドバコラボをやっていますが、アリサを実装したくらいでストーリーはなかったっぽい? マナリアについては詳細不明だが、アン、グレア、ルゥと3人もキャラを出すくらいだからたぶんシナリオ付きなのではないでしょうか。リゼロに関しては原作者の「長月達平」が直々にシナリオを書き下ろしたとのことで、ストーリーが付くことは確定しています。エミリアが☆3ガチャ実装で、レムとラムはどっちか片方が配布かな。プリコネはコラボキャラでも恒常化する(現にアリサは今でもガチャ排出されている)からエミリアも限定ではなく恒常で実装される見込みがあります。でも本格的な社外コラボはこれが初めてだし、限定の匂いはプンプンしている。果たしてプリコネも典型的な限定商法の道を突き進むことになるのだろうか。余談ですが、プリコネに実装されている☆3(最高レアリティ)キャラは現在32名で、このうち限定は13名です。ほとんどが水着、ハロウィン、クリスマス、お正月、バレンタインといった季節系イベントで追加された「既存キャラのバージョン違い」ながら、クリスティーナとムイミのふたりは不定期開催のプリンセスフェスでのみ排出される「フェス限」となっています。

 コラボ以外だと今月末に新規ストーリーイベント「王都の名探偵 嘆きの追跡者(ストーカー)」が開催される。コナン映画っぽいタイトルだ。未実装だったカスミとアユミがプレイアブルになりそうな雰囲気だが、ぶっちゃけこのふたりについてはまだよく知らない……アユミの方はルナの塔に昇るときチラッと見た記憶があるんだけど。ちなみに声優は水瀬いのりです。プリコネはこの1年間、ストーリー付きのイベントをほぼ毎月ペースで11個配信してきましたが、こうした過去のストーリーイベントも順次復刻する予定とのこと。私は去年の12月頃に始めたこともあり、たった3つしかプレーできていなかったからありがたい。限定ガチャも復刻されるそうだが、水着ペコとか水着キャルってTLで沼ってる人を大量に見かけた記憶があるな……プリコネは「いくら回してもピックアップの目玉キャラが出る保証はない」という、いわゆる「天井」抜きの仕様でハマるとひたすら凄惨な苛酷ガチャだったんですが、一周年記念に合わせてようやく上限が設けられることになりました。グラブルと同じく300連で「ご理解」できる方式。

 前回のプリフェス以降コツコツと石を集めて200連分貯めていた私は「毎日10連無料キャンペーンと組み合わせれば『ご理解』できるじゃないか!」と欣喜雀躍。さっさと天井到達してノゾミと交換しちゃるぜ! と勇んで突撃しましたが、よくよく注意書きを読んでみると「天井で交換できるのはピックアップキャラだけ=今回はムイミちゃん一択」。だから「無料10連終わるまで様子見」が正解だったんですよね。平常時のプラチナガチャにも天井が付くのであれば、石もチケットも使わずにおくべきだったということになる。判断ミスだと気づいた頃にはもう200連回し切っており、後の祭り(フェス)。焼津ゥ、てめえなぜ回す前に確認しなかった……! 自分自身に激昂してみたところでもはや手遅れです。慎重な行動を忘れて逸り、「ガチャァアア!! 10連ガチャア!!」の魔力に呑まれたのが敗因だった。引きも悪くて「本当にフェス開催中なのか?」って疑うくらい☆3が少なかったから散々です。こうなったら天井到達までにムイミちゃん以外がすり抜けてくれることを祈るしかない。ってそんなことを考えていたらカリンさんが「おめでとうございます!」と虹色の紙を持ってきまして……所持済の場合は天井で秘石と交換できるから合理的に考えれば「天井まで出ない」よりは「天井までに出る」方が得なはずなんですけど、どうしても損した気分になってしまう罠。天井実装はいいことだけど交換ラインナップをもうちょい広げてほしいものです……。

 他で大きなニュースは「☆6開発決定」ですかね。プリコネのユニットは初期レアリティが☆1〜3で、「開花」することによって最大☆5までレアリティが向上する仕組みになっていましたが、その更に上が解放されることとなります。ユイ、ハツネ、コッコロの3名がまず内定。ペコやキャルもそのうち来るでしょう。うちだとみんな未だに☆2止まりだから、取り組むのはだいぶ先の話だろうけど……でもペコのメモピはコツコツ集めて今70個くらいなので来月には☆3まで持っていけそう。スキップチケットのおかげで周回自体は楽なものの、メモピって要求量がとにかく多いから根気要りますね。

・『メギド72』で開催中の「【激★魔宴召喚】恋色満開!おひねり乱舞のショータイム」、イベントクエスト報酬とログボを合わせてギリギリ10連1回分貯まったんで、魔吊のときにリジェネゼパルちゃん目当てで大量の石を溶かした反省として立てたガチャ禁の誓いを軽率に破りつつ「一刀のもとに断てばよい」と虚勢を張って挑みました。

 激★魔宴召喚、いわゆる「サバト」はメギドの排出率が普段の倍になるフェスの一種なんですが、ピックアップ率は低いから特定のキャラを狙うには不向きです。今回はサキュバス(バースト)とアガリアレプト(ラッシュ)、2名のリジェネ体(バージョン違い)が新規実装されておりますが、排出率はそれぞれ1%。メギド全体が10%ゆえ、すり抜ける確率の方がずっと高い。そんな中で私が狙ったのはサキュバス(バースト)。サキュバスは前々回のサバト(「激★魔宴召喚 ワンパク番長大暴れ!」と銘打ってベヒモスをピックアップしていた奴)で唯一来てくれたユニットであり、何となく縁を感じて育てているうちに愛着が湧いてしまった。既に☆6も達成済です。ノースリーブな衣裳がエロ恰好いいアガリアレプトも欲しいかどうかで言ったら「欲しいに決まってるだろ!」と即答しますが、二兎追う者は……と己を戒め、リジェネサキュバスに照準を絞って回した結果、本当にサーヤだけ召喚成功。その後の無償単発でもメギドが出たし、やはりサバトは正義。無惨な結果となった魔吊の件は水に流しました。

 バーストサーヤの特徴はスキルで「状態異常と弱体の無効化」を味方横一列に付与することができるところ。グラブルで言うところのマウント要員だ。状態異常治癒のスキルやオーブは「状態異常に掛かってからでないと効果を発揮しない」せいで行使するタイミングがうまく合わなかったり、せっかく治癒したのにまた状態異常攻撃が飛んできて無意味になる、というイタチごっこに陥りがちなのがネックでした。マウントは素早ささえ上回っていれば先んじて掛けることができるから便利。逆に言うと素早さで劣っていたら後手に回るスキルなんですが……バーストサーヤの素早さは最大でも「534」とサポート役にしてはやや足が遅い方。ただマウントが間に合わなかった場合でも奥義で状態異常治癒とHP回復ができるから耐久戦支援ユニットとして非常に優秀である。覚醒スキルの相性占いはターゲットによって効果が異なるものの、最悪でも全体の覚醒を+1できるので腐らない。ブエルやティアマトのおかげで覚醒支援の魅力に目覚めてきた身としてはありがたい性能だ。ユフィール未所持の身にスッと染み渡る。見た目やモーションが可愛く、使っていて楽しいあたりもポイント高い。実装が予告されていたユニットの中でもっとも欲しかった子が手に入ったし、今度こそガチャ禁に励みます。リジェネカスピエルに惹かれるものはあるけど最低限来月は我慢だ……あと、もし今後サキュバスのカウンターを実装することがあったら、そのときはイベント配布でお願いしたい。『メギド72』の配布キャラはガチャ産に負けず劣らず優秀なので性能面も普通に期待できますからね。こないだの復刻で加入したプルフラスも元気に魔法猫オスカーを狩っています。次のイベントはそろそろ「嵐の暴魔と囚われの騒魔」復刻? ジズが配布されたら石を砕いてでも育てますよ。

【予告】スペシャルイベント「復刻版:深海電脳楽土 SE.RA.PH -Second Ballet-」開催予定!

 リップの強化が来た時点で薄々察していたが、やっぱり開催するのか、CCCコラボ復刻。このイベント、当初は「BBちゃんの逆襲/電子の海で会いましょう!」という緩い印象のタイトルで予告されていたのですが、蓋を開けてみたら亜種特異点で「もうこれイベントじゃなくて1.5部のひとつでしょ」ってぐらいガッツリと本編に絡んだストーリーとなっていました。シナリオ執筆は奈須きのこ。コラボ扱いなので期間限定イベントとなっていますが、本来ならば常設しておくべき内容です。これやってないと「あれ? 魔神柱ってまだ残ってるはずだよね? 残りの一柱……なんつったっけ、ゼパ何とかってのはどうなったんだ?」と訝ることになる。シナリオ目当てでFGOをプレーしている人ならば必ず参加すべきイベントであり、参加条件である終局特異点をまだ突破していないなら急いでクリアした方がいいです。

 開始は20日からなのでバレンタインイベントが終わったらすぐですね。チョコや贈り物の受け取りはイベントが終わってからもしばらくは可能だから慌てて消化する必要はありませんが、「深海電脳楽土 SE.RA.PH」は過去に開催されてきたイベントの中でも特に難易度が高くハードな代物で片手間の攻略は無理だったから、「チョコの合間に♪」と舐めた編成しないで気を引き締めて取り掛かった方が宜しいかと。特攻鯖にこだわらず、常にガチパで臨む覚悟を決めなきゃあっさり撤退する憂き目に遭いかねない。バトル開始時にランダムでバフやデバフを撒く「BBスロット」が厄介なので、騎マルタを持っていたらヤコブ神拳でスロットごと粉砕してもらうのも一つの手です。復刻版は「遊びやすく一部を再調整した」そうなので、前回ほどの難しさではないかもしれませんが……タイプとしてはミッション形式で、メインストーリー終了後にBBちゃんが加入するというこないだ復刻していたプリヤコラボと同系統のイベントになります。「BBを霊基再臨させよ」というミッションがあるからオール種火は交換してもすぐ使わずにプールしておきましょう。配布のBBちゃんはスキルマすると対サーヴァント戦において鬼のような強みを発揮するユニットだから頑張って宝具5にしてください。私はとっくに達成済みだから悠々とレアプリを受け取れる。夢火貰うとしよう。あとはモナリザの交換権を獲るつもりだったが、「ベラ・リザ」というサポート需要の高い礼装がマナプリ交換に追加されたから後回し。イベント終わったら売却用の銀種火を掻き集めないと。

 で、これまでの「コラボ復刻には新規サーヴァントの実装が伴う」流れからするとCCC復刻にも誰かくるんじゃろうか。サクラファイブの残りを予想ないし期待する人が多いけど、バレンタインイベントに何食わぬ顔で出てきた陳宮が鈴鹿と同じ恒常枠で追加されるのではないかという気がだんだんしてきた。CCCには登場していないがEXTELLAにはチラッと顔を出しているので、「EXTRAシリーズのキャラ」と言い張れないこともない。任意の味方にNP100を付与し、ターン終了後に退場させる自爆命令スキルとか持ってそう。なお今回のイベントの特攻鯖、水着BBや老書文はラインナップに追加されていますが自称呂布の赤兎馬は含まれていないので注意しましょう。「ということはあいつ呂布じゃないんじゃん!」と決めつけたくなるかもしれませんが、待ってほしい。他の面子を見回しても槍ヴラドはいるけど狂ヴラドはいないし、セイバーのネロは☆4☆5両方いるけどキャスターはいない。たくさんいるエリちゃんシリーズもランサーだけが対象です。むしろ水着BBや老書文が例外的な扱いなのだ。「ムーンキャンサー」がCCCで生まれたクラスであることと、書文のクラスはEXTRAシリーズだとアサシンが基本であることから追加されることになったのではないかと考えています。

 オリジナル開催の時、ラスボスもさることながらリップも結構苦戦した記憶がありますね。チャージの短い全体宝具エネミーなので対策立てていないとあっさり壊滅してしまう。今は神性特攻持ちのスカサハがいるし、フレスカディも借りられるだろうから前よりは余裕を持って倒せるはず。ああ、そうそう、「深海電脳楽土 SE.RA.PH」は深海に沈みゆく船が舞台なのでフィールド特性は「海」になり、水着マルタのバフが乗るからほぼ全域で聖女の拳が唸ります。今年は更に水着ジャンヌも加わって「バカンス気分ですが何か?」な攻略風景になるかも。モーション変更の入るメルトにも舞いまくってもらうつもりだし、楽しいことになりそうだ。これが終わったら毎年恒例のCBCを挟んでいよいよ第二部第四章が開幕? インドがどんな異聞帯になっているのか期待が高まる。

 冬祭りの熊本会場ではCBC2019についての情報も告知されたらしい。「新宿のアーチャー」こと「モリアーティ」の新霊衣が実装とのことで、ピックアップの復刻も確実視されている。霊衣開放は原則として当該キャラのピックアップ召喚が行われている期間中に実施されるものですから。新茶、ふじのん使いにとってはやっぱり確保したい鯖である。本人がいいキャラしてるから単純に欲しいってのもあります。「性能的に物足りない」とよく言われているので復刻と同時に強化クエストが開催される見込みも大。今年のCBCはストーリー付きらしいし、イベ礼装引いた方がいいんだったらちょっとだけチャレンジしてみようかな。CCCピックアップでリップ狙うつもりだから余力はあんま残んないと思うが……リップはFoxtailコラボでも来ないかぎりこれがラストチャンスになりそうな予感します。

・拍手レス。

 臥藤のバーサーカー?ナイナイ、ショウジキナイワー(神託)
 そう言って帰ってしまったから仕方なく臥藤本人がバーサーカーとして召喚される未来……もっとないわ。


2019-02-14.

「サーヴァント強化クエスト 第10弾」開催!

 「復刻 バレンタイン2018ピックアップ召喚」と同時に始まった強化クエスト、復刻に合わせてか1騎目は☆5アサシンの「セミラミス」となっています。内容は宝具強化。単純に威力がアップして、「強化解除耐性」もオマケで付いてくる。ということはつまり、天草が宝具を撃ってくるタイミングに合わせれば全体回避や全体無敵を剥がされなくなる……? 虞美人との相性も良くなるので個人的には嬉しいが、このタイミングで追加となると4章のエネミーはラフムばりに強化解除を連発してくるんだろうか。あと宝具威力が上がるのは「だろうな」って感じですね。蝉様、宝具レベル1だとメッチャ火力低くて雑魚の掃討もままならないレベルだったし。「キャスター感覚で使えるアサシン」として普段から重宝しているサーヴァントゆえ、強化が入ったことは素直に喜ばしいです。

 で、今回は「計7騎」の強化が予定されており、残り6騎の強化クエストも順次施行される手筈となっています。予定は14日が☆4アルターエゴ、15日が☆4キャスター、16日が☆4バーサーカー、17日が☆4ランサー、18日が☆5アルターエゴ、最終日となる19日が☆2キャスターです。「☆4アルターエゴ」は現状だとパッションリップかメカエリチャン(U号機含む)しかおらず、メカエリは強化する必要のない性能ですから来るとしたらリップでしょうね。全体アルターエゴの宿命かリップも宝具威力がかなり低いし、蝉様同様宝具強化が主体になると予想されます。☆4キャスターは候補がたくさんあって絞りにくいが、オケキャスこと「キルケー」あたりが可能性高い? これで先日実装されたばかりの美遊が来たら笑うけど。☆4バーサーカーはベオウルフだと睨んでいる。正直スキル3つ全部強化してもいいレベルだもんな、彼……☆4ランサーは李書文かメドゥーサ、あるいはナタ? ☆5アルターエゴはキアラとメルトが強化済であることを考えると、沖田オルタかシトナイの二択だ。沖タは現状でも充分強いし、来るとしたらシトナイか? Arts宝具だけに火力低めだった気がするし。が、ここで予想を裏切って「まさかのキアラ再強化」というオチが付く可能性もないではない。「Arts宝具だけに火力低め」という点はキアラにも該当するので。☆2キャスターはアンデルセンとシェイクスピアの二択ですね、予想云々ではなく今実装されている☆2術がこのふたりしかいないから。沙翁よりはデルセン説の方が濃厚? スキル「無辜の怪物」のデメリットがなくなるか、宝具の各種効果がランダム発動から確定発動になるか。最近の傾向からすると「宝具の効果に弱体無効が追加される」パターンかもしれない。

 テキトーに候補を上げていったけど、なんとなく共通項が見えてきましたね。パッションリップ、李書文、キアラ、アンデルセン……候補には出さなかったが、ナーサリー・ライムも「☆4術」という条件には該当する。まさかCCCコラボの復刻が近いのか? 開催から2年くらい経ったし、そろそろ復刻されてもおかしくはない時期である。結構クエスト難易度の高いイベントゆえヒイヒイ言いながら攻略した記憶があるけど、戦力が整った今なら余裕を持ってクリアできる……はず。イベント報酬である☆4ムーンキャンサー「BB」は騎ん時やクロエと並ぶ「これ本当に配布でいいの?」っていう図抜けた性能を有する超優秀ユニットであり、未所持の人は頑張ってゲットするべき1騎です。心配なのは、コラボ復刻のパターンとして定着しつつある「新規サーヴァント実装」の枠に誰が来るのかということだ……セイヴァーさん、はいくら何でもないと思うし、サクラファイブの残りはFoxtailコラボで来てほしい気持ちがあるし、意外性も考慮して「臥藤のバーサーカー」と予想しておこう。えっ、そんなの来たら回すしかないじゃん、困る。

『メギド72』、13日より新規イベント「夢見の少女が願う夢」開催中

 バレンタインに合わせて開催されたこのイベント、クリア報酬としてリリム(ラッシュ)が手に入ります。ちなみにオリジナルのリリムはバースト。加入はしたけどまだ育成途中なので使用感は呑み込めていません。とりあえず使ってみたら勝利時にロボットダンスを踊り出して面食らったが……なぜダンスなのかはキャラストで語られているらしい。後で読もう。イベントは「寝るたびに必ず同じ化け物が出てくる悪夢を見る」という怪現象に悩まされている街が舞台で、いったい何者が住人たちに悪夢を見せているのか、またその目的は何なのか? を主人公たちが調査する、ややミステリ掛かったストーリーになっています。バレンタインとは特に関係ない。謎だらけでよくわからない、という状況から少しずつ事態が判明していく流れは滑らかで、長すぎず短すぎず程良いボリューム。それでいてリリムやサキュバス、アガリアレプトといったキャラたちの交流および心情の変化を丁寧に描いており、相変わらずメギド72のシナリオは過不足がない。

 シナリオ部分が終わったところでスタミナ尽きたからチャレンジクエストはまだやっていませんが、今回は周回できる程度の難易度に収まっていてほしいな。復刻版「死者の国の4冥王」の高難易度チャレンジクエスト、通称「ジンさん」はどうにか金冠クリアを果たしたけど、到底周回できるような代物じゃなかった……ティアマトとアスモデウスが育っていなかったら銀冠クリアできたかどうかも怪しい。アスモっさん、ある程度レベルが上がってくると使い勝手がグンと変わりますね。つくづくストーリー加入メギドとは思えない無類の強さであり、他のゲームだったら期間限定とかフェス限とかでガチャ実装されていてもおかしくない性能です。ただ、不死者の常として育成はしんどいのを通り越してひたすらマゾい。つい2日ほど前にようやく☆6まで進化させましたけど、これをあと5人やらなきゃならないのかと考えると気が遠くなりますわ。

『マギアレコード』、15日よりMADOGATARI展コラボキャンペーン第3弾を開催。ピックアップは「神原駿河」と「忍野忍」。

 コラボキャンペーンは第3弾で終了かな? アニメ制作会社「シャフト」の設立40周年記念も兼ねたまどマギと“物語”シリーズの展示イベント「MADOGATARI展」に因んで実施されたこのキャンペーン、第1弾は去年の9月下旬開催だったので、これで終わりなら約半年間に渡って行われたことになる。第1弾ではキャンペーン報酬の「戦場ヶ原ひたぎ」とガチャ産の「千石撫子」がユニット化。11月から始まった第2弾は「八九寺真宵」と「羽川翼」、そして今回が駿河と忍ってわけだ。駿河は火属性と判明していますが、忍に関してはまだ不明。これまで一人も光属性がいなかったことを考えると光か? 駿河のピックアップは15日から、忍のピックアップは22日から開始です。そして28日からはガチャ産コラボユニットすべてが排出対象となる「選べる☆4ピックアップガチャ」もスタート。これはFGOの日替りPUと違い、期間中ならばプレーヤー側でPU対象を好きに変えられるシステムです。たとえば最初に撫子をPU対象に選び、撫子を引いた後で真宵に変更――といったことができる。途中で☆4魔法少女を引いてリセットされないかぎりはカウントも引き継がれるため、「翼狙いで99連回して次が確定枠だけど、なんか気が変わって忍が欲しくなった」という場合でもチェンジ可能。あくまで「選べる」のは「ピックアップ対象」であってすり抜けは普段通り発生しますから、「狙いのキャラが必ず当たる」というものではないです、注意。

 私がマギレコを始めた頃にやっていたのが真宵PUで、そちらは我慢したけど次に来た翼PUで「辛抱たまらん!」と確定枠(100連目)まで回したなぁ、となんだか遠い昔のように懐かしんでしまう。結果はすり抜けマミさんでした。マミさん、ボス戦や高難易度の攻略ですごく役に立っているから結果オーライではあります。このMADOGATARI展コラボ、実装されるのはユニットだけでシナリオについてはまったくのゼロ(西尾維新にオーダーを出すわけにもいかなかったのだろう)ですから、そこが残念というかもったいない気もします。いや、これで西尾維新書き下ろしシナリオのコラボイベントとかあったら欲望を制御する自信持てないし、むしろ命拾いしたと見るべきか。2週間のキャンペーンログボで毎日石10個、最大で140個貰えるから3月に備えて貯蓄に励むとしよう。

 「みたまの特訓 ひたぎ編」も25日から始まる予定。このタイミングで特訓ということは、もしや☆5覚醒とドッペル解放のフラグ? ひたぎ以外に「任意の魔法少女」を1人指定することが可能で、私は☆5覚醒の素材が揃っているフェリシアを選ぶつもりですが、仮にひたぎの☆5来たら闇属性が一気に充実するな。魔力解放もせめて1凸はしたい。コラボキャンペーンは3月4日までなので、5日あたりに新イベントか最終章の配信が始まりそう。9章「サラウンド・フェントホープ」のフルボイス化も間近。昨日やっと9章クリアして、今はアナザーストーリーとチャレンジクエストをチマチマ消化中です。最終章をリアルタイムで楽しむ準備は万端だ。


2019-02-10.

・週末に映画館で『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』『コードギアス 復活のルルーシュ』を観てきた焼津です、こんばんは。

 どちらも「懐かしのアニメ」であり「久々の新作」であるが、懐かしさ・久々ぶりの度合いは異なる。『シティーハンター』は80年代半ばから90年代初めに掛けて連載されたジャンプ漫画であり、リアルタイムで読んでいた世代は若くても40前後だろう。私にとってはテレビアニメの印象が強く、冴羽リョウを目にすると自動的に神谷明の声が再生される。ヒット作だけにテレビシリーズだけでも100話以上放送され、劇場版もこれ以前に『愛と宿命のマグナム』と『百万ドルの陰謀』、『ベイシティウォーズ』の3本が上映されています。なので『新宿プライベート・アイズ』は通算4作目の劇場版となるのだが、『百万ドルの陰謀』と『ベイシティウォーズ』は2本立て同時上映だったから実質的には3作目ということになるのかもしれない。リョウを取り巻く人間関係はそのまま、時代設定だけを現代に移した「細かいことはいいじゃないか」ってノリの話。新宿の街に巣食う悪党どもを退治する始末屋(スイーパー)のリョウが、「何者かに狙われている」と訴える女子大生からボディガードの依頼を引き受けたことで街全体を揺るがす陰謀劇に巻き込まれていく。筋立ては非常にシンプルで明快。予告編を一切観ていなくても山ちゃん声のイケメンキャラが出てきた時点で「あ、こいつ黒幕だ」と瞬時に察せられる、そういうレベルのわかりやすさです。依頼に必要な「新宿駅の伝言板」はARアプリの仮想ボードという形で登場しますが、リョウたちの見た目がそのままでまったく歳を取っているふうにも見えないから「とっくの昔になくなったはずの伝言板にこだわっている」理由がわからず混乱してしまう。舞台は現代なのにやってることが「あえて80年代そのまんま」なので観ていて脳がバグるんですよね。騙し絵を鑑賞している気分と申しますか。思い出補正が掛からない若手のアニメ好きからすると「『敵の弾が当たらない』はアクション映画のお約束だけど、後半とかもはや糞エイムって次元は超えてるだろ……矢避けの加護でも持ってるのかこいつら」と呆れるかもしれない。ファンサービス重視であらゆる箇所が「わざと」古臭くなっているし、ご新規の場合「『エンド・オブ・ホワイトハウス』よりも断然『ホワイトハウス・ダウン』の方が好き」ってタイプじゃないと薦めにくい内容です。個人的に不満点はいろいろあった(一番大きいのはドローン等無人機とのドンパチが長すぎる点、無人機は倒してもあまり達成感が湧かないのでアクション映画では出さないようにするか、出すとしても短めのシーンに抑える方が賢明だと思う)けど、エンディングである「Get Wild」への入りは完璧であり、イントロ聴いた瞬間にもう「足を運んでよかった」と満足していたのだから私も大概安い客だ。

 『コードギアス 復活のルルーシュ』は2006年から2008年に掛けて放送されたTVシリーズ『コードギアス 反逆のルルーシュ』の続編……ではなく、2017年から2018年に掛けて上映された劇場版再構成シリーズの続編です。『興道』『叛道』『皇道』の3部作から成る再構成シリーズは基本的にTVシリーズの総集編ですが、「カットされた部分のいくつかは単なる省略ではなく『なかったこと』として処理されている」のでTVシリーズとは違う世界線だと捉えた方がいいです。ゼロ(のフリをしているスザク)とナナリーが謎のテロリスト集団に拉致される冒頭の「掴み」は上々であり、「ツッコミどころはあるにせよ、とにかくスピーディで飽きさせない展開」というコードギアスの長所は健在です。他方、ルルーシュは一応生きているけどほとんど抜け殻みたいな状態に陥っており、C.C.の世話を受けないと日常生活すらまともに送れない……という「かつての面影がゼロ」な悲惨さ。ふたりの様子からちょっぴり『SEVEN-BRIDGE』のエマとクゥ・クランを思い出して興奮してしまったことは内緒だ。タイトルが「復活のルルーシュ」だからずっとこのままってことはないだろうけど、まさか「てなわけで前後編2部作の前編でした! 後編の公開時期は未定だけどお楽しみに!」っていう『魔法少女リリカルなのは Reflection』みたいなオチにならないだろうな? と不安を抱きながら鑑賞しましたが、ご安心ください、ちゃんとこの一本でストーリーは完結しています。『亡国のアキト』のときと違って終章まで何年も掛かるようなことはない。正直、観ている最中は「本当に畳み切れるのか?」と不安になる密度でしたけどね。「無双!」な状態から「窮地!」への切り替えが鮮やかでなかなか面白い。予想以上にスッキリした終わり方を迎えて満悦しました。「この映画自体がそもそも蛇足じゃないか」という意見ももっともだと思いますが、私はR2の展開が不満だった人間なので『復活のルルーシュ』に関しては「観に来て良かった」とハッキリ言い切れます。で、ここから更に新作を作れそうなのかという問いに関しては「やってやれないことはない」感じだけど、幕切れのワンシーンが「ルルーシュの物語はこれで終わりにする」っていう谷口監督の強固な意志を示しているかのようで、少なくとも「ルルーシュがメインの新作」はもう出てこないだろうと考えられる。でも今更『双貌のオズ』とかがアニメ化されるとは思えないしな……『コードギアス 反逆のルルーシュ Lost Stories』という新しいソシャゲが配信予定なので、今後の展開はそっち次第か? 主人公のキャラデザが「しらび」(『りゅうおうのおしごと!』のイラストレーター、FGOだとアーチャー・インフェルノこと「巴御前」のキャラデザを担当している)で気になっているけど、配信予定日の詳細な告知が来なくてどうなってるのかよくわからんのだよな……「配信予定時期:今冬」って書いてるけど、もうすぐ冬が終わっちまうぞ、おい。

【開催中】期間限定イベント「バレンタイン2019 ボイス&レター・これくしょん!〜紫式部と7つの呪本〜」開催!

 「なんとなくこの呼符で紫式部来る気がする!」という予感を抱きながらガチャ回しましたが、ただの錯覚でした。でも「ワルキューレ・スタイル」は引けたからヨシとする。フレポを大量に消費し、☆3の「メモリー・オブ・クオリア」を凸ったところでイベント開始。やはりストーリーはオマケといった雰囲気でごくあっさりしています。紫式部は「物静かな陰気美人」といった先入観を抱いていましたけど、結構ドジっ娘なテイスト。「薄い本で人気出るな、これは」と確信しつつクエスト周回してポイントを稼ぎ、チョコをもらったりあげたり励んでいます。もらう方の一発目はメディア・リリィ、「中身ハーゲンティーじゃないよな?」と警戒したが普通のチョコでした。「錬成」と言っているのが少し引っ掛かったけど……あげる方は黒髭。既に去年読んだ(なお一昨年はチョコ集めがしんどくて渡してなかった)話だけど声が付くと滅法面白くなるな、こいつ。黒髭の声付きシナリオが読める時代が来るなんて……とちょっと違う方向に感動してしまった。まだ聞いてないけどカルデアの職員まで喋るらしいし、本当に今回のイベント力が入っています。

 紫式部は再臨するごとにグラフィックが変わり、二臨で眼鏡を掛け、三臨で十二単衣を纏います。例によってフレの何人かが引いていたので借りましたが、さすがにもうみんな備蓄の種火が尽きてきているのか三臨まで行っていない式部ちゃんがチラホラ。「イヤッホウ、好きな再臨段階を選び放題だぜ!」と喜びました。グラ的には三臨が一番好みだけど、一臨のQ攻撃でドサドサーッと本をぶつけるモーションが楽しい。被弾時の「はわわ〜」もあざと可愛い。防御バフを張れたり、NPチャージスキルがあったり、宝具でのNP回収が良好だったりと、ユニットとしてもなかなか使いやすい感じ。「玉藻との相性が良さそうだな」と思って調べてみたらパラケルススと挟んでシステム運用も可能という情報が出てきた。成立条件がかなり厳しいみたいだから、実用的なレベルに達しているのかどうかよくわからないけど。どのみち玉藻いないデアのうちには関係ない。夏の福袋、今度こそサプチケ制にならないかな。いい加減玉藻をゲットしてArts鯖で遊びまくりたいです。

 やっとこさゲットしたロックオンチョコはふじのんに使いました。おお、ふじのんにシナリオ上の出番がある……しかも能登ボイス付きで。チョコ受け取っているところに式が通り掛かって絡んだりしないかな、ってちょっと期待したけどそういうことは特になかったです。ふじのんはマスターに対して保護者気取りということもあり、軽く姉貴風を吹かしているのもたまらない。頼むからまたどこかのイベントで出番作ってくれよな、きのこ。

集英社「コバルト文庫」新刊が電子書籍のみになりレーベル終了の臆測広がる 集英社は否定

 『炎の蜃気楼』『破妖の剣』といった長寿シリーズが一昨年に完結して、現在めぼしいシリーズは“後宮”シリーズだけ。その“後宮”シリーズにしても短編集は電子版のみだったりと、往時の勢いが翳ってきていることは確かだ。書店によってはコーナー自体がほぼ消滅しており、スーパーダッシュ文庫の晩年を彷彿とさせる。集英社も「オレンジ文庫」という新しいレーベルの展開に力を入れているようで、コバルト文庫はこのままポツポツと間欠的に紙書籍の新刊を出したり出さなかったりしながらやがて大きく騒がれることもなくヒッソリと市場から姿を消すのではないだろうか。あのソノラマ文庫だって消えるときは呆気なかったもんな。

 衰退の原因はいろいろあるでしょうが、「世代交代が進まなかった」のが目立つ理由か。破妖や炎ミラといった80年代や90年代に始まったシリーズがつい一昨年まで続いていてレーベルを支える柱になっていたくらいだもんな。『流血女神伝』などの名作も紙書籍を新品で入手することは困難(第一長編の『帝国の娘』は新装版が出てるけど、続きが……)になっていますが、電子版で読むことは可能だから最悪の事態だけは免れている。アニメの影響もあって「マリみて」(『マリア様がみてる』)のイメージが強い、って人もいるかもしれません。あれもスピンオフ含めて15年くらいやっていたから割と長寿シリーズではあった。

「自殺島」の前日譚「無法島」を森恒二が描く、アニマルで開幕(コミックナタリー)

 あっ、『自殺島』の最終巻で予告していた奴だ! 2年以上経っても全然続報来ないしてっきり企画が立ち消えになったものだと思い込んでいましたけど、ようやく始動するのか。『自殺島』の舞台となる島は昔、凶悪犯たちを「島流し」するために使われていた場所だった……というのは本編でも触れられています。でもあまり具体的なエピソードは描かれず、「無法島」時代の生き残りが出てくるぐらいだった。『自殺島』は全17巻で割とスッキリまとまって完結したけど、スッキリしすぎて物足りないところもあったから、前日譚の展開は歓迎です。ボリューム的にはどのくらいになるのかな。さすがに『自殺島』と同じかそれ以上ってことはないはず。でも全1冊ではあまりにも短すぎるし、5〜10巻程度の『デストロイ アンド レボリューション』サイズに収める予感。今は『創世のタイガ』というタイムスリップ物を連載していますが、「これ、異世界転生モノと言い張ってアニメ業界に売り込めないだろうか」とかつい考えてしまう内容です。あと森恒二と言えば定期的にホリランを読み返すけど、何度読んでも面白いというか「むしろ再読時の方が面白いのでは?」って疑惑すら生じる。

「妖怪人間ベム」新作アニメ制作!小西克幸、M・A・O、小野賢章が出演(コミックナタリー)

 え? ベラ? ベムとベロはまだわからんでもないけど、これがベラ……??? キャラデザの変貌ぶりに戸惑う。放送50周年企画の一環としてリメイクするみたいだが、「舞台・キャラクター設定を一新」とのことなので名前以外はほぼ別物と考えていいのかもしれない。20年以上前にガンガンでやっていた『妖怪人間ベム RETURNS』とか、10年ほど前にあった大戦中のヨーロッパでナチスとなんやかんやする高橋秀武版『妖怪人間ベム』『トクボウ』の原作を描いた人だが、どういう事情か1巻が発売されたのみで2巻以降は出ていない)とか、雰囲気をガラッと変えた派生作品は既にいくつかあるので今回が特別変というわけでもないです。原典準拠のリメイクはもう『HUMANOID MONSTER BEM』というのがあるらしい(観たことはないというか、さっきぐぐって見つけて「こんなんあったっけ?」と首を傾げたレベルで全然覚えていなかった)から、こっちの『BEM』は外典的なノリでやっていくんでしょう。ちなみに妖怪人間ベムと聞くと、未だに『うめぼしの謎』の「妖怪にんべん」というネタを連想せずにはいられない。けものへんのようなこのからだ!

・拍手レス。

 陰陽の都の渡瀬草一郎も源氏 物の怪語りなんての書いてますね
 「物語と物の怪はよく似ている」の奴ですね。読みさしだったのを発見したので頭から読み直しています。


2019-02-05.

『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-(スタリラ)』、2月4日より新イベント「しあわせのバレンタインレシピ」開催中

 通算8番目となるストーリー付き期間限定イベントです。去年の10月に配信を開始して、「はろいん→ハロウィン」(10月)「エピローグは仮面の向こうに」(11月)「古都 染む紫の 雲の上まで」(11月)「アラジンと魔法のランプガチャ」(12月)「私たちのHOLY NIGHT」(12月)「迎春!おみくじ大作戦」(12月)「変身 ヒロイン! 新訳シンデレラ」(1月)と「プレーヤーを飽きさせず、他のゲームに目移りされないよう定着させる」ため必死のハイペースでイベントを重ねてきているスタリラですが、あまりの忙しなさに疲れて離れていってしまう人が増えたのは皮肉というか何というか。6月に「スタリラ祭」なるリアルイベントを開催予定だから最低でもそれまでは保たせるだろうけど、無事に一周年を迎えられるかどうか怪しくなってきました。

 さておき、バレンタインイベント。今回も聖翔がメインです。順番的にそろそろシークフェルトが来るかもと思ってましたが、次あたり? 純那ちゃんが「ばなな」こと「大場なな」に贈るチョコレートの試作を「誰もいない今がチャンス!」とコッソリ行っていたところ、忘れ物を取りに帰ってきたひかりちゃんが目撃してしまって……というストーリー。冒頭から濃厚なじゅんななをお見舞いしてくるのでニヤけてしまった。双葉はんも相変わらず香子のワガママに付き合っているようで我慢強いな、と感心したり。配布は☆3ひかりでピックアップの目玉は☆4純那。ひかりが「雲」、純那は「花」と属性が別々になっています。花属性のアイコンは赤基調で雲属性はピンク色だから見分けづらくて「ひかりちゃん花属性? やった!」と糠喜びしてしまった。うちの花戦力は未だにハロウィンの配布つかさが主力である。

 エプロン姿の「ハッピーバレンタイン 星見純那」は季節系衣裳ということで限定扱いになります。敵を倒すたびに「カロリーは考えないッ!」と宣言するのが面白すぎる。純那ちゃんは「エピローグは仮面の向こうに」の配布キャラだったこともあり、これで5つ目の衣裳。スタリラは同一キャラ編成可能なので純那パも組めます。今回のボスは攻撃力が高いけどHPはそんなに多くないから☆4程度なら周回できそう。配布ひかりの衣裳可愛いので何とか☆6開花まで漕ぎ着けたい。

『マギアレコード』、イベント「アラカルトバレンタイン2nd 〜あの子がこの日の主役なら?〜」開催中

 6人の魔法少女たちのバレンタインにまつわるエピソードをオムニバス形式で紡ぐイベントです。エピソードとエピソードの間に繋がりはなく、どれも読切短編のようなテイストですが、プレー順は固定されていて「いきなり○○のエピソードから読む」といったことはできない。鶴乃→梨花→メル→理子→杏子→まなかの順番で消化せよ、と一方的に通告してくる。逆に言えば「どれから読むか迷わなくて済む」ってことでもあり、優柔不断なプレーヤーにとってはむしろありがたい。

 中華飯店「万々歳」の看板娘、由比鶴乃はバレンタインにかこつけて集客すべく「甘い物ではなくあえて辛いものを食べよう」と訴える「辛インタインデー」、略して「辛イデー」なる新概念を提唱。誰にも相手されず聞き流されるかと思いきや、なぜか神浜で一大ブームを巻き起こすことに……という「なんだこれ」な話。マギレコもちょこちょこ正気を疑うような与太エピソードを放り込んでくるので侮れない。梨花はほろ苦百合エピソードといった趣だが、この子うちにいないから基本設定もよく知らないんだよな……みゃーこ先輩の付き合いの良さには心が温まった。攻撃時の「これが答えだ!」というセリフで「火炎瓶投げそう」とか思ってしまってすまなかった。火炎瓶を投げるのは羽川さんだった。メルは「初恋もまだ知らない」少女が恋とは何かについて悩む話。普通に読めば「他愛ない青春の一幕」ですが、魔法少女に待ち受ける末路を考えると胃に響く。「呑み込め!漆黒のアルカナ!!」ってタロットを使って戦うスタイルということもあり、かなりアニメ映えする子だと思うけど、果たしてアニメに出番はあるのかどうか。理子は「腹ペコのモケオくん」なる学校の怪談を巡る話。「学校に持ち込まれたお菓子を食べる腹ペコの人体模型」にバレンタインのチョコを食べられないよう、校舎中を探し回ってモケオくんが本当に存在するのか否か確かめようとする理子だったが……ホラー? というほどでもないほんのり不思議エピソードです。冬服理子ちゃんが可憐すぎて、持ってもいないのに冬服を交換したくなる。かわいいは正義。

 チンタラやってるので杏子とまなかはまだ。後半のエピソードが開放されるまでまだ少しあるし、のんびりやっていくとします。明日からはFGOの新イベントも始まるしな……。

【予告】期間限定イベント「バレンタイン2019 ボイス&レター・これくしょん!〜紫式部と7つの呪本〜」開催予定!

 「恐らく去年のイベントの復刻だろう」とタカを括っていたので不意打ちでした。私が初めてやったFGOのバレンタインイベントが2017年の「復刻:チョコレート・レディの空騒ぎ -Valentine 2016- 拡大版」だったから、「FGOは偶数年に開催したバレンタインイベントを翌年の奇数年に復刻する」ものだとすっかり思い込んでいたのです。というか去年の「バレンタイン2018 〜繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン〜」は復刻されないんだろうか? 来年のバレンタインに復刻という可能性もないではないが……。

 さておき、新たなるバレンタインイベントのメインを務めるサーヴァントは新規実装の☆5キャスター「紫式部」です。絵柄からして担当イラストレーターは酒呑や頼光を描いているRAITAか。声はたぶん「かやのん」こと茅野愛衣。あの花のめんま、冴えカノの詩羽先輩、最近だとSAOのアリスを演っている声優です。個人的に好きなのはキャプアスの夢塔ハナ。紫式部は言うまでもなく『源氏物語』の作者であり、「作家系和鯖を登場させるとしたら」というお題で筆頭として上がるほどの知名度を誇りますが、まさか本当に実装されるとは。サムネイルにカルデアスが映っているし、参加条件が冬木クリアだから時系列上は第二部以前のはずだが、タイトルが「2019」なので「どういうこと???」って混乱してしまう。あまり深く考えない方がいいのか?

 「魔力を帯びた1冊の本」が「呪本」となって7つに分裂した――ということで、この「7つの呪本」を倒して回収していくようなストーリーになるものと予想されます。形式としては贋作英霊に近いノリか? まず間違いなくナーサリー・ライムの出番があるでしょうし、シェイクスピアとアンデルセンの作家コンビも顔を出すハズだ。BBチャンネルと同じ調子で「女の話をしよう」とやってくれることを期待しています。バレンタインはサーヴァントからチョコを貰ったりあげたりする方がメインなので、イベントのシナリオ自体はあっさりしているでしょうね。正直、呪本云々よりもふじのんとかぐっちゃんのチョコが気になって仕方ない。あと今回のイベント、「九十九鏡」なる新素材を追加するそうで。新章配信に合わせて新素材を追加するのは恒例だったが、期間限定イベントでやるのは珍しいというか初めてなのでは? この鏡、四章で来ると予想されているリンボがメッチャ使いそうだ。実装されるかどうかわからないが安倍晴明もエグい量を要求しそうなイメージがある。

 イベントと同時開催の「バレンタイン2019ピックアップ召喚(日替り)」は例年通り女性サーヴァントのみの排出ですが、デオン、アストルフォ、エルキドゥといった性別曖昧組も含まれています。オリオンも「ガワがガワだけにCBCへ回すわけにもいかない」という理由なのかこっちに来てる。なお朕は限定なので対象外。注意書きを読むとスト限サーヴァントに関して「ピックアップ期間中でも排出されない日があります」と言及しているから、段蔵ちゃんなどの☆4スト限やジャガーマンは去年に引き続き出てこないみたい。今回のイベント特攻はドロップUP系ではなくダメージUP系ですから、イベ礼装がないと周回が面倒臭いタイプですね……「ワルキューレ・スタイル」ほしいし、ちょっとは回しておくか。ピックアップの目玉でありイベントの主役でもある「紫式部」は通算11騎目となる☆5キャスターで、期間限定としては6騎目。全体Arts宝具、という点でダ・ヴィンチ、不夜城のキャスター、アナスタシアと比較されることになります。特攻持ちだから不夜キャスに近い感じになるか? 宝具動画も公開されており、和装式部さんが出てきますけど、エネミーに対してかなり巨大だからついG秋葉を連想してしまった。最後に筆で書いてる五芒星は桔梗を表すものだろうが、どうしても「晴明桔梗」が脳裏をよぎりますね。やはり安倍晴明、近々実装される予定なのでは?

 和鯖繋がりで刑部や北斎との絡みも期待されており、二次創作界隈がますます活発になりそう。「そのうち清少納言も来そう」という声もあってネタは膨らむばかりだ。ツイッターには「式部になりきった菅原孝標女じゃないんだろうか」という呟きまであって笑った。紫式部を題材にした本はいろいろありますが、変わったところだと彼女が探偵役を務める『千年の黙 異本源氏物語』というミステリがあります。第13回(2003年)鮎川哲也賞受賞作。3部作で、この後に『白の祝宴 逸文紫式部日記』『望月のあと 覚書源氏物語『若菜』』が出ている。私が読んだことあるのは『千年の黙』だけで、『白の祝宴』以降は「そのうちに……」と後回しにして忘れてしまっていた。この機会に読んでみるか。

 しかしチョコレートガーデンズを復刻しないとなると、蝉様のピックアップはアポコラボ復刻まで来ないってことなのかな。去年唐突に「復刻 バレンタイン2017ピックアップ召喚」を捻じ込んできたことを考えると、来週くらいに蝉様と礼装の復刻をやりそうな気もするけど。えっちゃんの方はさすがに復刻来ないだろうな。○万DL突破キャンペーンかセイバーウォーズ2くらいしかもう機会はないと思います。

・拍手レス。

 なにやら黒髭が死んじゃいそうなパワーワードを見た気が
 永続ガッツですぐに復活するでしょうけど、魔法BBAがアリな気持ちとナシな気持ちで霊基分裂しそう。


2019-02-02.

グラブルの「猫」、無属性ユニットかと思ったら「Sレア「ルリア」と同じく主人公と同じ属性になる」タイプのようで結局から騒ぎだった焼津です、こんばんは。

 てっきり無属性を意味するアイコンだと早合点したが、ひょっとして「属性可変」を意味していたんだろうか、あれ……一方でガチャの方にはSSR風属性の「セン」とSSR土属性の「ダーント&フライハイト」が追加されています。グラブルのSSRは季節系(十二支、水着、ハロウィン、クリスマス)を除くと概ね恒常なので、しばらく待てばサプチケで交換できるようになりますが、セン好きの人は我慢できずに回してしまうだろう。ダーントはRからSRを経てようやくSSRに昇格したキャラであり、声が星野貴紀(遊戯王のジャック・アトラス役とかFGOの土方歳三役、何よりガンソのヴァンを演じた人として有名)ということもあって普通に欲しがる人も多い。なお星野本人は「ご理解」した模様。私が欲しいのはSRの「キャサリン」かな。キャシーモード可愛い。SRでもスキンとして使えるから、それ目当てで回す人も結構多い。つくづくグラブルのガチャは沼だ……イベントの「猫島狂詩曲」はセンちゃんの笑顔にホッコリしながらゆるゆると進行中。グラブルのイベントはコラボ系以外「そのうちサイドストーリー化するし、焦らなくていいだろう」と考えて後回しにしてしまいがちだ。たぶん今回も終了ギリギリのタイミングで駆け込むようにクリアするんじゃないだろうか。

『メギド72』、復刻イベント「死者の国の4冥王」開催中

 ガープが「フォルマウスの4冥王」の一角である、みたいなことは本編でも触れられていたが、そもそも4冥王って何? 褐色同盟? と首を傾げていたのでこのイベントの復刻はありがたかった。要するにメギドラルにおける反中央勢力みたいな存在か。ガープとアマイモンの確執、そして和解。短い分量でサクッとまとまっていて、少し物足りない印象も残るけれど良イベントでした。それにつけてもコルソン可愛い。いつか真メギドも指名召喚できるようになったら彼女を選ぶとしよう。配布のジニマルはベレト戦で役に立つらしいからのんびり育てるとします。金冠クリアしないで放置しているクエストもチマチマ消化していかないと。

 そして始まった新ピックアップ「響★魔吊召喚〜リジェネレイト大集結〜」。「魔吊(まつり)召喚」は普段よりも高めのピックアップ率に設定することで目玉メギドが出現しやすくなっている、という新種のガチャです。ただし通常5%あるメギドの排出率が4%に下がっており、且つ真メギドやテルミナスメギド、ピックアップ対象外のリジェネレイトは一切出ない――という「副産物にはあんまり期待するな」って仕様です。初日のピックアップメギドは「ゼパル(カウンター)」、排出率は2%。なるほど、確かに普段よりはピックアップ率が高い。「メギドさえ出れば50:50で目玉を引ける」わけです。「勝算」があるッ!

 が、「メギドが出る確率」自体は下がっているから当然「10連回してもオーブばっかり」という無惨な結果も頻出することになるわけで……勝算など幻覚だった。貯めていた石がみるみる溶けていき、ついカッとなってバレンタインサバト用に温存しておくつもりだったぶんまで突っ込んでしまい、何とか1体だけメギドを引けたけど……無情なすり抜けで白目を剥きました。結論としては「魔吊なぞ二度と引かぬ」です。信じられるのは配布と指名召喚のみ。いつかリジェネも〆チケの交換対象になる日が来ると信じて、しばらくガチャ禁です。もうちょっとでアスモデウスとサーヤを☆6覚醒させられそうだし、育成に専念だ。

『マギアレコード』、4日よりイベント「アラカルトバレンタイン2nd 〜あの子がこの日の主役なら?〜」開催

 タイトル通り2度目のバレンタインイベントです。1stに当たる去年のイベントは「アラカルトバレンタイン〜みんなの気持ちの届け方〜」。このときのバナーに映っている魔法少女は5人ですが、前編と後編に分かれた2部構成のイベントで、合わせて10名のエピソードが紡がれました。このうち、前編のまどかとほむらのシナリオをイヌカレー(泥犬)が、後編のももことさなといろはのシナリオを蒼樹うめが手掛けている。当時少し話題になったので「この機会にやってみようかしら」と思ったりもしたけれど、アプリをインストールするのが億劫で結局やらなかった。今回も前後編に分けて開催する模様です。バナーを見るかぎり、前編はメル、まなか、梨花、理子、鶴乃、杏子の6人が登場ですね。後編もやっぱり6人なんだろうか?

 マギレコのバレンタインイベントは各魔法少女のエピソードが楽しめる他、イベント報酬スキンとして「冬服」が手に入るのも特徴の一つ。メルちゃんの冬服なまら可愛いな……お嬢様っぽい外見をしているけど後輩気質のボクっ娘で、なかなかいいキャラしてるんですよね。出番が増えるのは素直に嬉しい。冬服勢の中に混ざってコック服のまなかがドヤ顔で佇んでいるのはなんか違和感なくて笑ってしまう。まなかと鶴乃は☆2なので持ってるプレーヤーも多いだろうが、あとは☆3と☆4なので「手持ちにいない」と嘆く人もいるだろう。だからかイベントに合わせてピックアップガチャも始まります。すべて恒常魔法少女であり、新キャラの追加はなし。強いて言えば杏子が欲しいけど、いざとなればサプチケみたいなアイテムで指名することもできるから今回はスルーだ。

 後編は8日よりスタートする予定とのこと。去年まどかとほむらとさやかが来て、今年の前編に杏子が出てるわけだから、マミさんの出陣はまず確実と予測されます。メモリアの絵柄から判断するとかえで、十七夜も確定か? 蒼樹うめがイラストを担当したキャラでバレンタインシナリオがないやちよ、フェリシア、明日香、レナ、かりん、アリナ、みふゆらへんも候補と見做せる。イベント始まったら本編攻略の手を休めて周回に精を出すつもりです。本編の攻略は8章が終わって今9章の「サラウンド・フェントホープ」を進めているところですから、10章配信までには何とか間に合いそう。期間限定で本編ストーリーに関連したイベント(採集決戦?)も開催されるというから、どうにかリアルタイムで参加したかったんですよね。7章の盛り上がりに比べると8章や9章は視点がバラけすぎて散漫というかやや間延びした印象を受けますが、きっと10章に向けての長い長い助走だろう……と信じている。

『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-(スタリラ)』、★4舞台少女(最高レアリティ)出現率2倍の「キラめきフェス」開催

 「★4出現率2倍」は過去に2回ほど行っていますが、「リリース1ヵ月記念ガチャ」とか「Happy New Yearガチャ」とかで、これまで決まった名称は付いていなかった。今後は「キラめきフェス」で統一するんだろうか? フェス開催に合わせて過去の限定だったファントムばなな、義経ゆゆこ、アラジンクロディーヌも恒常化しました。シンデレラララフィンもこの調子だと次のフェスあたりで恒常化かな。限定舞台少女の中でもひときわ強いユニットである天ひかこと「アマテラス 神楽ひかり」も復刻されましたが、恒常化ではなくフェス限の扱いになる模様。新規実装★4の「アーサー 愛城華恋」も同じくフェス限枠です。相変わらず★4ばかり追加して★3はイベント配布以外だとほとんど増やさないな、このアプリ。ちなみにレアリティごとの内訳は★2が24人、★3が26人、★4が27人……遂に★4が★3の数を抜きました。

 さておき、フェスと言っても元々1.2%だった確率が2.4%になるだけなので、グラブル(3%→6%、ただし召喚石含む)やプリコネ(2%→4%)、メギドのサバト(5%→10%)に比べると変化が微小すぎてほとんど体感できないレベルです。今回の目玉である「アーサー 愛城華恋」の排出率もたった0.7%、FGOでピックアップ★5を引く確率と一緒だったりする。旨味はほとんどないから、確定枠に達する100連分の石が貯まるまで我慢した方がいい……と理性では分かっていたものの、華恋ちゃんのあんまりアーサー感がないエッチな衣装にうっかり誘惑され本能でガチャガチャ回してしまい、すり抜けで「セイレーン 雪代晶」到来。想像以上に激しく胸を露出した立ち絵だし、「エッチな衣装」をゲットする点に関しては成功を収めたと言える。ただ、もうすぐ来るであろうバレンタインイベントに割く石は乏しくなってしまった。季節系のイベントは限定で恒常化しないから、内容によっては「踏みとどまるべきだったか、キラフェス」と後悔するハメに陥るかも。

 あと、公式じゃなくて同人ですが『少女仮劇 龍騎スタァライト』なるクロスオーバー物が出るそうな。華恋のポーズに笑ってしまう。

『プリンセスコネクト!Re:Dive (プリコネR)』、ストーリーイベント「バトルオブバレンタイン!想いぶつかるスウィートバトル」開催中

 チョコレート作りに使う一本のリキュールを発端にシズルお姉ちゃんとエリコちゃんがガチバトルへ突入、いったいどっちのチョコが美味しいのでSHOW! と清々しいくらいスチャラカなイベントで頭空っぽにして楽しめます。無から生えてきたようなモブどものリアクションに苦笑を隠せない。それにしてもエリコちゃん、巨乳だけど目力がヤバすぎて視線も胸ではなく瞳に向かってしまうな。あと名前のせいで「エリコの壁」を思い出す。未だに☆2のペコリーヌを盾役として使っているような状態なので難易度が上がると辛くなり、なかなか本編攻略が進まないプリコネですけど、イベントシナリオの解放程度なら楽にこなせるようになってきた。ノーマルのボスを一回で倒せたときは軽く感動しましたね。今までは何度かチャレンジしてやっと突破、みたいな感じでしたから。

 ガチャには限定のシズル(バレンタイン)が来ています。お姉ちゃんの微笑みに惑わされるが、イベント終了後の2月15日にRe:Diveが配信一周年を迎えるから、恐らくそこで何か大きなピックアップが来るはず。ここは我慢のしどころだ。ついでに一周年記念でグラブルみたいなサプチケも販売してくれないだろうか、と期待しています。

・FGOは復刻プリズマ・コーズを完走し、無事クロエの宝具5も達成しました。今回のイベントはキャスターエネミーが多かったため、「カレイドルビー」を装備したプリズマ☆ドレイクが大活躍。もうそろそろ絆10が近いので、新しい夢火が欲しいところです。

 高難易度は「パラドクス・エースキラー」装備のスカサハを孔明とフレスカディで挟んでひたすらゲイボルク叩き込むというゴリ押しで突破。確定スタンはやっぱり強い。イベントは6日で終わりますが、こっちも時期的にそろそろバレンタインイベント開催かな? たぶん「繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン」の復刻でしょう。新サーヴァント追加なしで蝉様の復刻だけだったら心安らかにガチャをスルーできますが、2016年(ネロブラ)や2017年(Xオルタ)みたいにイベントと無関係な新鯖が来る可能性も否定し切れない。「FGOのバレンタインに実装されるサーヴァントはチョコレートをイメージして白か黒のカラーリングとなっている」説もあり、白か黒のカラーリングでまだ実装されていないサーヴァントとなると……まさかのコヤンスカヤ?

・拍手レス。

 プリコネも1/31からのイベントで配布キャラあり。エリコ(ヤンデレ)のヴァレンタイン版。
 突然リズムゲームが始まったときは戸惑ったが、配布エリコ無事解放。メモピ集めなきゃ……。


2019-01-31.

『グランブルーファンタジー』の新イベントで初の無属性キャラが実装されるかもしれない、と聞いて興味津々見に行ったら「猫」だったという予想外な展開に絶句する焼津です、こんばんは。

 グラブルは光・闇・火・風・土・水の七属性が基本であり、たまにイベントで無属性エネミーが出てきますが、プレイアブルユニットとして実装されるのはこれが初めてとなります。無属性はあらゆる相性関係から外れているためFGOのクラスで言うとシールダーに相当しますが、グラブルの場合だと「無属性ダメージが有効なエネミー」も存在するから立ち位置が全然違ってくる。有用性に関しては未知数だが、稀少性に関しては間違いなくトップクラスになるこのユニット、ガチャではなくもうすぐ開催される新イベントのクリア報酬としてゲットできます。

 「猫」と書きましたが、「『猫』と書いて『マオ』と読む」みたいなパターンではない。正真正銘、文字通りの猫ちゃんである。キジトラ、というかサバトラ? 「名前はまだない」状態で、プレーヤーが任意の名前を付けられることから単なる「猫」表記となっています。レアリティは「R」、グラブルはR・SR・SSRの3段階だから一番下ですね。ごく一部のクエストを除いてコスト等の制限がないから、Rキャラは始めたての頃に間に合わせの戦力として用いることが多く、手持ちが増えてくると編成する機会はほとんどなくなります。最近はSSRの配布キャラも多くなってきた中で、わざわざRの配布に踏み出すとは思い切ったことをする。グラブルで「無属性ダメージ」を出す方法は限られているので、本当に無属性で確定したらレアリティを無視した活躍が期待できるかもしれず、ありがたい。

 その一方で「無属性SSRをガチャ実装する前触れではないのか?」と怯え始めるプレーヤーも出現しています。「これが『無の時代』の幕開けであった」となるかも。というか人気のあるキャラを引っ張り出してきて「無属性の水着SSRです!」とお披露目したらまたサーバーが落ちかねん(昨年に水着ジャンヌが実装された際、ゲームサーバーにアクセスが殺到して緊急メンテナンスを余儀なくされる椿事が発生。おかげでジャンヌは「水着一つで空を落とした女」という異名を取るハメになった)ぞ……。

「騎士団長 島耕作」ゼロサムで連載決定!弘兼憲史「中世の騎士を楽しみにしている」(コミックナタリー)

 弘兼憲史が応援みたいなコメントを寄せているところを見ると、企画にOK出しただけで内容はまったくのノータッチ? 「○○ 島耕作」は定番の大喜利ネタであり、私もちょくちょく「宇宙皇帝 島耕作」とか「唯一神 島耕作」とか「胎児 島耕作」とかくだらないネタを捏ねていたものだけど、騎士団長とはまた「企画としてギリギリあり」な路線を狙ってきたものだな。「テンセイ」と言っているくらいだから中世ヨーロッパ風の異世界に転生して成り行きで騎士団長に、っていうベタベタなストーリーになりそう。そのままサーヴァント化しても違和感/Zeroだろうな……「肩書を変えることで霊基まで弄り、任意のクラスに変更することが可能」程度のスキルは持っているはず。

いざ、屍山血河の死合舞台!「FGO」英霊剣豪七番勝負マンガ版開幕、作画動画も(コミックナタリー)

 「マガポケ」こと“マガジンポケット”(講談社のWEBコミックサイト)で連載が始まった『Fate/Grand Order -Epic of Remnant- 英霊剣豪七番勝負』、「クオリティが凄まじい」と方々で話題になっております。「単行本が出てからでいいや」とスルーの姿勢を見せていた私もあまりの盛り上がりっぷりに負けて「冒頭数ページくらいなら……」とアクセスし、あっという間に1話目を読み切ってしまった。単純に画力が高いうえ、読者のイメージを刺激するような大胆な構図の数々で英霊剣豪の世界へ即座に引きずり込む。前提としてFGOの設定を知らないとわかりにくいところはありますが、有無を言わさぬ絵の迫力に「なんだこれ!?」と目を吸い寄せられる人も多く現れるだろう。これを入り口に型月ワールドへ入ってくる層も確実に出てくると思います。カラーのタッチといい、伊藤悠っぽさも少し感じますね。ぐだ子、武蔵ちゃん、おぬいちゃんの可愛さもさることながら胤舜のカッコ良さが群を抜いている。「映像化してほしい」と願望を述べるまでもなくアニメ化待ったナシですよコレは。来年あたり1.5部全部アニメ化してるんじゃないだろうか、って気がしてきました。冬に新宿、春にアガルタ、夏に英霊剣豪、秋にセイレムってなスケジュールで。

 「このクオリティで週刊は無理だろう」と思いましたが、案の定連載は月に1、2回のペースとなる模様です。それでも結構厳しいでしょ、ってぐらいの緻密さだ。期待以上の出来栄えに単行本化がますます楽しみになってきたが、コミカライズの盛り上がりが最高潮に達するタイミングで武蔵ちゃんの復刻来たらヤバいな……石が淡雪の如く溶けそう。最後にちょっとだけFGOやってない人向けに解説すると、「-Epic of Remnant-」というのは第一部と第二部の合間に挟まる出来事を描いた断章であり、正式表記すると長いので通常は「1.5部」と呼ばれています。「英霊剣豪七番勝負」は1.5部の3番目に配信されたエピソードで、ストーリー自体は割と独立しているのですが第二部への前振りといった側面も有している。プレーするためには第一部をクリアしなければならず、「漫画読んで気になった」という理由でFGOをプレーし始めても辿り着くまで結構(1、2ヶ月くらい?)掛かるかもしれません。途中いくつか難所もありますが、コツコツ進めていけば何とかなるので焦らず気長に臨むが吉です。

・拍手レス。

 パンテオンもう普通にゲームで良いんじゃ…と思うけど大長編過ぎるんですよね…
 分割形式になるでしょうが、出ないよりはそっちの方がずっとマシですね。

 最近なろう読んでるんですがぜひなろうにあげて下さい。沃野は名作だと思います
 なろう小説、読むのは気楽で好きだけど、書く側に回るほどの気力はないですわ……。


2019-01-26.

【悲報】light「Dies irae PANTHEON」、開発元が撤退。新たに会社探しを始める(2次元に捉われない)

 一度ならず二度までも開発元が……「まるでヴェヴェルスブルグ・ロンギヌスの呪いを引き継がせるトバルカインみたい」とか「八回ポシャッてスワスチカが開き切らないと降臨できないのでは?」とか好き勝手言われているパンテオン、少なくとも今年中の配信開始は無理そうな雰囲気が漂ってまいりました。lightの経営状況を想像すると、いよいよ危険水域に差し掛かってきたのでは? そろそろ新西暦サーガの新作も発表されるだろうし、まだしばらくは保つはずですが……せめて来年くらいには形にしてほしいものです。

横山秀夫の新作『ノースライト』、2月22日発売予定

 横山秀夫の新刊……? 願望が見せる幻覚なのではないかと疑い、つい二度見してしまった。純粋な新作としては『64(ロクヨン)』以来で6年ぶりです。その『64』も前作『震度0』から7年以上経った後で発売された経緯があるので、「二度目の待望」って感じですね。2003年に心筋梗塞で入院して以降、仕事量をだいぶ減らした(それ以前が働き過ぎだった)横山秀夫ですが、「記憶が持続しない」などの症状に悩みながら書き上げた大作が『64』であった。今度出る『ノースライト』も、掛かった時間を考慮するとかなり苦労して書き上げたのだろう。ありがたく読ませてもらうとしよう。横山秀夫の小説を読んだことがない、って方には短編集なら『第三の時効』、長編なら『クライマーズ・ハイ』をオススメしたい。初単行本の『陰の季節』も良作だが非常に地味な内容なので、先に『動機』あたりから手を付けた方がいいかもしれない。両方とも“D県警”シリーズの作品であり、『64』もこのシリーズに連なる一作です。

『機神咆吼デモンベイン』Windows移植版、2019年4月26日(金)発売決定!

 2003年、うちのサイトが開設した年に発売されたPCゲーム『斬魔大聖デモンベイン』、そのPS2移植版として2004年にリリースされた『機神咆吼デモンベイン』が15年の時を超えてPCゲームとして復活します。パッケージイラスト?はDXパック版のリメイクだ。

 「なんかタイトルが違うけど、斬魔大聖と機神咆吼でどう違うの?」って首を傾げている方に向けて説明しますと、まず前提として「18禁PCソフト、いわゆる『エロゲ』として発売されたゲームはタイトルそのままだとコンシューマに移植できない」という事情が当時ありました。『水夏』というソフトなんてPS移植版では『WATER SUMMER』に変更されたぐらいです。大抵はサブタイトルを追加することで対応していましたが、デモンベインはたぶん「斬魔大聖だとロボット物ってイメージが伝わりにくいし、ここを変えよう」みたいな理由で『機神咆吼デモンベイン』になったんじゃないかと思います。そういうわけでストーリーや登場キャラクターなど基本的な内容はだいたい一緒。大きな違いとしては「フルボイス化されている」ってことです。斬魔大聖の方は予算の関係かメインキャラしかボイスが実装されておらず、場面によっては声が再生されない「パートボイス仕様」でした。ストーリーは超面白かったけど、やはりところどころ声が抜けているのは残念で、「PCでもフルボイス版を出してくれ!」と長らく願っておりました。ようやく具体的な発売日も決まってめでたい。ここ数年めっきりとPCゲーの購入量は減ってしまったが、今年はこれの他にも『和香様の座する世界』(田中ロミオの新作)を買う予定です。

 価格はパッケージ版が2900円(税抜)、DL版が2500円(税抜)と大変リーズナブルなので、ちょっとでも興味がある方は迷わずゲットすべし。何を隠そうこのサイトを開設した理由の半分くらいはデモンベインにありましてね……SSコーナーなんていう私自身10年くらい覗いてない古のページにはデモベの二次創作がゴロゴロと。さすがにそれは読まなくてもいいけどいただきものコーナーに載っている犬江しんすけさんによるエセルドレーダ(ナコト写本)の年賀絵は必見。

【開催中】コラボレーションイベント「復刻版:魔法少女紀行 〜プリズマ・コーズ〜 -Re-install-」開催!

 予定から4時間遅れての開始となったプリヤコラボ、特に事前の発表と異なるサプライズもなく、今のところ穏やかに進行しています。しかし「雀のお宿」の一件があるだけに「来週いきなりPU2が始まるんじゃないだろうな」と怯えているプレーヤーも少なくない。美遊兄とルヴィア擬似鯖がとりわけ警戒されている印象。「イアソンくんの出演するイベントだし、五章で出番のありそうなイアソンが先行実装されるのでは?」みたいな予想まであるのは笑ったと申しますか、FGOプレーヤーの警戒心の深さ、まるでマリアナ海溝のようだな。

 魔法少女たちが複数の勢力に分かれて争う戦国モノというか三国志みたいなストーリーは1.5部のアガルタを彷彿とさせるが、配信の順番からすると「アガルタがプリヤコラボを彷彿とさせる」ってことになるのか。領地の奪い合いって点ではぐだぐだ帝都聖杯奇譚も想起させるが、配信の順番からすると以下略。シナリオで最初に驚いたのは「普通に美遊が出てくる」ことですね。てっきり美遊は名前だけでストーリー上の出番はないものと思い込んでいました。囚われの姫君ポジションというか、新宿のシェイクスピア状態だ。なるほど、これだけストーリーに絡んでおきながらサーヴァント化しなかったせいで実装を待ち望む声が多かったわけだ……グラブルのプリコネコラボにおけるキャル(3人いるヒロインの中で唯一プレイアブルにならなかった)みたいなもんか。イベントシナリオは評判がイマイチだったからあまり期待せずに臨み、そのおかげかハードルがだいぶ下がっていて割と楽しめました。全体的にギャグが滑り気味だけど、シリアス部分は悪くない。個人的にはエレナがカッコ良かったから満足。「あたしは元からカッコイイの。少し低血圧なだけよ」というセリフに胸がときめいた。与太イベントというよりクロスオーバー系の二次創作を読んでいるような気分に陥る話ですね。

 さて、今回の復刻版でようやっと実装された☆4キャスター「美遊・エーデルフェルト」、原作者の「まひろちゃん」こと「ひろやまひろし」曰く「ジェネリックマーリン」な支援寄りのユニットです。3ターンに渡って味方全体にNPを配り(固定、10)/HPを回復させ(宝具レベル依存、500〜1000)/スターを獲得する(OCによって変化、5〜25)宝具「星天を照らせ地の朔月(ほしにねがいを)」は「永久に閉ざされた理想郷(ガーデン・オブ・アヴァロン)」、いわゆる「王の話」によく似ていますが、個々のユニットに「NPやHPが回復する状態」を付与するマーリンと違い、美遊は自身に対して「朔月の加護」――「味方全体のHPとNPを回復させる状態」を付与する。マーリンが敵に落とされても「王の話」の効果はターン切れまで持続するが、美遊が脱落すると「朔月の加護」の効果は即座になくなってしまう。そういう意味では水着BBのカード固定スキルに近い性質かしら。「HP3000減少」のデメリットが大きく、Artsパなどでガンガン宝具回す場合は美遊が落ちないようケアする必要はあります。スキルは、最大30のNPを単体に与える「神稚児の願い」が便利。強化成功率を上げる付随効果もあって、エレナに掛ければ「マハトマ」の宝具威力アップが確定になるから今回のイベントではすごく役立っています。直接的な火力支援要素がないのはちょっと残念ですが、NP回収がネックとなるイリヤのサポート役にはうってつけかと。あとモーションが爽快で使っていて楽しい。三臨がまさかのあの衣装なんでテンション上がりますね。

 プロローグが終わったらクロエが仮加入して、イベント本編が終わったところで正式加入だろう……と皮算用していたのに、肝心のクロエがなかなか出てこなくて焦りました。ぐだぐだ明治維新やCCCコラボみたいな「配布鯖が最後にやってくるパターン」のイベントだったのか、これ。宝具レベル上げは後半戦からなのでまだですが、とりあえず聖杯を2個捧げてレベル90にして、スキルマも完了。早速使ってみると強いのなんの。知ってはいたけど、相変わらず配布と思えないほど卓抜した性能です。声も宝具級の可愛さ、耳から多幸感が溢れ出る。各キャラのショップボイスも充実しているのが今回の嬉しいところだ。問題は借りれば自前のイリヤが欲しくなってくることか……モーション改修で可憐さに磨きが掛かっているあたり目の毒です。


2019-01-23.

FGOメンテ延長に焦れながらも「久しいな、この感覚……」と懐かしさを覚えている焼津です、こんばんは。

 これだけ長時間に渡るメンテは去年のサバフェスのとき以来か? 昔は「メンテ延長」がFGOの代名詞と言われてましたけど、最近はだいぶ少なくなってきたので珍しいものを見るような気分に陥る。「延長……? そういえばあったな、そんな概念」みたいな。復刻版プリズマ・コーズオリジナル版に存在しなかった礼装「パラドクス・エースキラー」が追加されたりなど変更点もいくつかあるので、チェック事項が増えて大変なのかもしれない。ピックアップ召喚の詳細が未だに明かされないのも不穏だし、既に告知されている情報以外の何かも仕込んでいるんじゃなかろうな……差し当たってメンテ開けるまでは『私に天使が舞い降りた!』の原作でも読んでおこう。

『マギアレコード』、17日よりイベント「始まりと永遠と 〜The Lost Record〜」開催中

 眼鏡を掛けていない暁美ほむらの実装に伴って新イベントが開催されました。内容は「魔法少女たちの女神様」となったアルティメットまどかがLost Record(失われた記録)であるクーほむの苦闘を振り返る、といったもので要するに『魔法少女まどか☆マギカ』のダイジェストです。「始まりと永遠と」ってタイトルも劇場版総集編「始まりの物語」&「永遠の物語」に由来する。マギレコは3月配信予定の10章で第一部が完結するので、それに向けて原作ストーリーのおさらいってところだろうか。話に目新しさはないけど懐かしいですね……もう8年前だもんな、アニメの放送。早乙女先生や中沢くんが半モブ状態で出てくるのには笑った。それはそれとして、そろそろマギレコも虚淵玄書き下ろしシナリオのイベントなりアナザーストーリーなり魔法少女ストーリーなりをやってくんないでしょうか。FGOのSINを担当したのが虚淵だと発表されたとき、「で、マギレコの方は?」って内心ちょっと思いましたよ。

 さておき、サービス開始(2017年8月22日)から約1年半、眼鏡を外した「クーほむ」ことクールなほむらさんがやっとプレイアブルになりました。喜ばしいことだけど、あれだけ勿体ぶってカウントダウンサイトまで作ったのにお知らせよりも早くローディング画面でバラす仕様にはズッコケてしまった。「さすがにほむほむクラスのメインキャラは限定じゃなく恒常で実装だろう、去年カウントダウンやったさやかちゃんも恒常だったし、運営にも慈悲心はある」という推測と、「いや、クーほむはマギレコ時空に存在しないはずのイレギュラーな存在だから、なぎさ同様に限定で降臨すること間違いなしだ、運営は無慈悲である」という予見が入り乱れ、ほむらファンたちがみな期待と不安に震える中で告げられた公式発表は……「期間限定で登場」! まったくの無慈悲であった。他のガチャですり抜ける可能性は一切ゼロであり、選べる☆4確定チケットを使っても「限定込み」という仕様変更が来ないかぎりは決して交換できず、欲しければ「今回す」以外の選択肢がない。そんな非常にレアリティの高いユニットとして世に送り出されました。「この後にまだデビルほむらも控えてるんだ、そっちは絶対に限定だからクーほむまで限定にするほどマギレコの運営は鬼じゃない……!」と直前まで恒常化を信じていた人々のソウルジェムがみるみる濁っていく――まさしく「希望と絶望の相転移」を目の当たりにする形となったわけです。「限定限定また限定、まるで限定魔法少女のバーゲンセールだな」とイヌカレーにネチネチ嫌味を言われながらも期間限定を貫いたのは、バックに付いているアニプレックスの意向なのかしら。ここ3ヶ月間だけでも百江なぎさ、八九寺真宵、羽川翼、ホーリーアリナ、晴着みたまと限定☆4魔法少女が5人も新規実装されています。そこへクーほむを限定として重ねてきたのだから、文句が噴出するのもむべなるかな。

 実装当日、私も「ほむらチャレンジ」を敢行しました。恒常だったら確定枠の100連目を目処に撤退する予定でしたけど、限定なら後退のネジを外して最後の1連まで回し切るしかない。ほむらはまどマギで一、二を争うほど好きなキャラなのだ、退路など捨てねば。覚悟して挑み、単発チケット消化中に割合あっさり出ました。カードをめくるときに虹色のビームが放射されていたけど、あれひょっとして確定演出かな? すんなり来てくれたことで凸を狙いたい気持ちも咄嗟に湧き上がったが、どうにか我慢。第一部最終章が配信される3月あたりに○○ピックアップが開催されるだろうと予想しているので、そのときにまた確定枠チャレンジを行うつもりです。クーほむ、ユニットとしてはブラスト3枚で使いやすく、コネクトも強力だから攻略が捗ります。銃火器をバンバンぶっ放すモーションも爽快で使っていて楽しい。マギアが「ミサイルによる集中砲火」というのはなんか違うゲームやってる気分に陥るが……あと、イベントでホーム背景としてほむホームを手に入れることができるのも地味に嬉しい。しばらくはこれで行こう。

 ちなみに今回のイベントのチャレンジクエスト、ボスエネミーのHPが無茶苦茶多いからすごくダルい……コネクトを重ねまくって無限拘束ハメすれば倒せないこともないが、時間が掛かり過ぎる。パスしてオート周回で「時間の砂」集めに専念します。

・スタリラの新イベント「変身 ヒロイン! 新訳シンデレラ」、特撮風シンデレラという与太スメル漂うルックのストーリーながら「シンデレラ」の原型である「サンドリヨン」やより源流に近い「アシェンプテル」に触れつつ、フロンティアメンバーとの対話を通じてイベントの主役たるララフィンの価値観を掘り下げていく、意外としっかりしたシナリオになっていて嬉しい誤算だった。面白さとしては「エピローグは仮面の向こうに」と並ぶくらい。イベント報酬の☆3あるるも無事凸れたし、後はダラダラ周回するだけだ。

 聖翔、凛明館、フロンティアのイベントはひと通りやったし、次はいよいよシークフェルトか? 晶様が初見の印象よりもずっと愉快なキャラだったので、コメディ基調のイベントも案外イケる気がするんですよね。「喜劇」も舞台の一種ではありますし。ただ、シークフェルトのイベントをやるとなったらガチャの目玉はまず間違いなく☆4栞だろうな……「しばらくガチャ禁」の誓いは立てていますが、「のるな焼津! 戻れ!」という制止も振り切って石を溶かしてしまう未来しか見えない。つい先日美空が唐突にドン・キホーテとして☆4実装されたことで、塁や栞の☆4ユニット化も秒読み段階に入った。っていうか本当に最高レアリティの追加ペースが速いなこのアプリ。


2019-01-20.

『デストロ246』のスピンオフ小説が出ると知って驚いた焼津です、こんばんは。

 『デストロ246』は「殺し屋の女子高生」が出てくる高橋慶太郎の漫画で、デビュー作『オーディナリー±』の続編的な内容。ひたすら趣味に走った内容ゆえ合わない人にはトコトン合わないが、深見真とか、『ムルシエラゴ』とか、ああいうドライなバイオレンス作品が好きな人にはバッチリ合いそう。驚いた理由はこの漫画、既に完結済だからです。最終巻が2年半前に刊行されている。映像化したわけでもない完結済漫画のスピンオフ小説が出るってのはあまり例がないパターンですよね。企画の謎っぷりに関して言えば『新興宗教オモイデ教外伝』ほどではないが……小説版を手掛ける「藤原恒介」は新人? 高橋慶太郎のブログによると『ヨルムンガンド』のアニメで「武器、装備設定など」を手伝った人らしく、ミリタリー関係の仕事をしてるっぽい。ヨルムンも完結後にアニメの放送が始まったくらいだし、「完結してから企画が動く」特性でもあるのかな、高橋慶太郎。FGOだと荊軻やナイチンゲールを手掛けていますが、こないだのイベントで荊軻ちゃんに新規立ち絵があったのは嬉しいサプライズでした。

【予告】コラボレーションイベント「復刻版:魔法少女紀行 〜プリズマ・コーズ〜 -Re-install-」開催予定!

 待ちに待ったプリヤコラボ、遂に復刻のとき来たれり! ああ、やっと褐色蠱惑少女のクロエが我が手に……感無量である。スキルマするための素材とQPはちゃんと用意してあります。「味方全体のイリヤの強化成功率アップ」という無意味極まりなかったキス魔の付随効果も、場合によっては(フレからイリヤ系サーヴァントを借りたときとか)意味を成すようになるわけだ。よかった、よかった。特攻対象もエレナ、ナーサリー、メディアリリィと揃っているので問題ない。それにしてもこの一覧、シトナイがいない代わりにしれっと護法少女が混ざっているのに笑ってしまう。

 で、大方の予想通り☆4キャスター「美遊・エーデルフェルト」が新登場。期間限定でのピックアップ、らっきょ復刻と同じパターンですな。ふじのん同様福袋からは出てこないし、次にいつピックアップされるかまったく予想できない。恐らくシナリオ上の出番は追加されないでしょうが、バレンタインイベントを間近に控えた時期なので美遊ファンたちはみな頬をしとどに濡らす血涙拭いながらアトゴウラを敷いてガチャへ挑むことになるだろう。「この日のために石と呼符を貯め込んできた」って人も多いはず。宝具レベル1で止まれないスパークスライナーハイ状態のマスターが続出して当日は阿鼻叫喚の様相を呈すること間違いナシ。ふじのんのときはイベ礼装揃えたかったこともあってついつい宝具レベル5になるまで回してしまったが、プリヤコラボのイベ礼装は☆3の「ずんがずんが!」をもう凸ってる(映画公開記念PUのときにフレポから山のように出た)から犬江さんがイラスト描いた☆4の「見敵必殺」だけ引ければいい。さすがにイベント☆4礼装くらい10連一発余裕でしょ、なんてふうに慢心していると「よもやそこまで――」なリザルトを招きかねないからむしろ「10連でイリヤと美遊を両方とも宝具レベル5にしたるわ」くらいの気合で臨みたい。

 映画公開時にガチャだけ復刻されてイベントの復刻が来なかったとき、「もうクロエを仲間にする手立てはないのか……」と打ちひしがれたけど、らっきょの復刻でうっすらと光明が見え始め、その今にも朽ちていきそうなか細い光がようやく私のもとに届いた。眩しくて涙が止まらない。イベント開催は23日の水曜日から。待ち遠しい。しかし、それはそれとして、これでいよいよ「CCCコラボ復刻にも何か来る」ことはほぼ確定と相成りました。あのイベントはもともとPUがふたつに分かれていたから、前半と後半で別々の限定☆4をブチ込んでくる可能性すらあります。本命と見られているのは「サクラファイブ」の残りメンバー、ヴァイオレットとキングプロテアとカズラドロップ、3騎のいずれか。あるいは全部。この3名は没キャラだったので原作CCCには登場しておらず、CCCのスピンオフ漫画『Foxtail』で活躍している。本来ならFoxtailコラボを新たに開催してシナリオ上の出番を作るのが筋というものなんですが、コラボするなら蒼銀や事件簿の方が順番的に先だから難しいだろうな。実装だけでも嬉しいが、やっぱりシナリオにも出てきてほしいですよ。ちなみに3騎のいずれか1騎だけを実装するとしたらヴァイオレットの可能性が高いと思います。CV担当に浅川悠を据えることでキャスティングの手間が省けるし。

 そしていよいよ開始が近づいてきたバレンタインイベント、なんと今回は全サーヴァントのシナリオをフルボイス化するとのこと。え? 100人くらいの声優を集めて(いっぺんにじゃないだろうけど)収録したの!? 銀河声優伝説かよ。さすが売れてるアプリはやることの規模が違う。そのうちグラブルやプリコネみたいにフルボイスのイベントもやり始めるんじゃないだろうな……「CCCコラボ復刻版、BBチャンネルだけではなく全シナリオに声が付きます!」とか、ありえない話ではない。ゼパなんとかさんのところまで喋るんだったら笑いを堪え切れる自信/Zeroだ。

『マギアレコード』、1/21に向けて謎のカウントダウンサイトを公開

 これだけ露骨にアピールしておいてクーほむ(クールほむら)実装じゃなかったら逆にビックリ。マギレコは本家まどマギとは「別の宇宙」を描く外伝で、まどかが普通に魔法少女として活動しているし、ほむらも眼鏡に三つ編みのままなので「クーほむ」が存在しない世界線となっています(ほむら自体は何周かしている)。とはいえアルティメットまどかは既に実装済だし、「まどマギの宇宙からやってきた」という設定の百江なぎさも登場済ですから、いずれ何らかの理屈でクーほむが降臨するだろうことは誰もが予想していたし、ほむらファンはこぞってそのときを熱望していた。アルまどよりも後になると考えていた人はあまりいないでしょうけれど……キャンペーン等で大量に配ってくれたおかげで現在の手持ちストーンは3000個以上、100連確定枠を狙えるから「ほむらチャレンジ」やってみます。俺さ、このガチャが終わったら故郷に帰って『魔法少女ほむら☆マギカ×ぴあ』読むんだ……。

 あ、それはそれとして常盤ななか、特訓のおかげで無事レベル100にできました。カッコ良くて強くて声もイイ。戦闘スタイルがるろ剣の四乃森蒼紫っぽくて好きです。

これからのメギド!2019年1月〜3月の企画を一部ご紹介!!

 『メギド72』、なんと今月どころか来月と再来月の予定をまとめて公表しています。直前にならないとイベントの概要やピックアップの詳細がわからないFGOに慣れていると怒濤の情報ラッシュに却って戸惑う。「先々の予定までハッキリお知らせしてくれるだなんて、『メギド72』の運営は良心的だなぁ」という言葉は中身を確認するにつれ喉の奥へ引っ込んでしまった。2月と3月にバレンタイン&ホワイトデー合わせでイベントを行う、リリムとメフィストのリジェネが配布。ここまではいい。が、これまで月末月初に開催されていたサバトをイベント合わせで月中開催へ変更し、バレンタインにサーヤ(サキュバス)とアガリアレプト、ホワイトデー付近でカスピエルとインキュバス、計4人のリジェネをガチャ実装する――と恐怖の予告が発されている。アガリアレプトとカスピエルは配布キャラゆえ「戦力が足りない時期にお世話になった」と愛着の深いプレーヤーも多いだろう。6章でのシナリオ的な見せ場も際立っていた。それが指名召喚不可のガチャ産ユニットになるというのだから、果たしてどれだけの人々が理性を保てるのか。私は始めた時期が時期なのでふたりとも持っておらず、心置きなく座視することができるわけだが、そんな層も狙い撃ちせんとばかりにサバトの代替として「響(きょう)★魔吊(まつり)召喚」なるものが今月末と来月末に開催されます。なんだこのネーミング……。

 「ピックアップ以外の真メギド・リジェネレイト・テルミナス 、SSRオーブは排出されません」という注意書きを読むとあまり美味しくないように感じられるが、「ピックアップの提供割合も、普段のピックアップ召喚より高い設定となります」とあり、「副産物はあまり期待できないが一点狙いするならこっち」ってガチャになる模様。『メギド72』はユニットごとのレアリティ格差がなく言ってみれば「全員高レア」で、メギド(ユニット)排出率も割と高めの設定(通常時5%、サバト時10%)なんですが、ピックアップ率が低いから「特定のメギド狙い」だとFGOやマギレコにも引けを取らない凶悪さを誇ります。リンク先にも、魔吊じゃなくて魔宴(サバト)の方だが「※メギドの提供割合は新規ピックアップが各1.0%、既存テルミナスピックアップが各0.25%となります」って恐ろしげなことがサラリと表記されている。魔吊は今回が初めてということもあり細かい点はいろいろと不明だが、「ピックアップの提供割合が増える」としか書いてないのでメギド排出率は普段のまま(5%)でしょう。確定枠もたぶんない。恐らく、通常時は1%くらいの排出率であるピックアップメギドが2%か3%くらいになるのでは? と予想しています。要するに「すり抜け」が起こりにくいガチャってことでしょうね。とりあえず私は「ゼパル(カウンター)」がピックアップされる1/31にすべてを賭けます。回せるのは20連ちょっと。「勝算がある」とは言いにくい数字だが、ここを逃すともう機会が巡ってきそうにないしダメ元で挑むより他にありません。

 復刻イベント「プルフラス・復讐の白百合」は兄のような存在を殺した「サタナキア」に復讐するためヴァイガルドまでやってきたプルフラスとの出会いを描くストーリー。大筋に変更はないが復刻で細部がちょこちょこ変わったらしく、「ことあるごとに『サタナキアァ!』と絶叫するプルフラス」がソフトな表現に修正されたりして、「古参プレーヤーたちが揃ってウソロモン扱いされる」という恒例行事もありました。アシュレイ(プルフラスが「兄」として慕っていたメギド)のヴィータ体が完全に汎用モブなのは残念だったが、シンプルにまとまったシナリオで読みやすかったです。エネミーもあまり強くないので楽。「見た目超好み」という理由で育てたビフロンスがスナイパーどもをまとめて刈り取ってくれるおかげでサクサク進められました。あとこないだのサバトで来たサタナキアがどんな奴なのかようやく知ったわけですけど、「えっ、この流れで仲間になんの?」という戸惑いが若干あったり。正直、イベントストーリーを読んで育成する意欲が湧き上がったかと申しますと、あまり……でも点穴支援に特化したスナイパーだから、プルフラスを運用するためにも育てた方がいいのではないか、というジレンマ。プルフラスちゃんはカッコ可愛いから使いこなせるようになりたいです。戦闘以外はポンコツ気味なのもたまんないですね。

 そして嬉しいお報せの一つとして、「復刻イベントを常設化する」案があるとのこと。まだ具体的なプランは固まっていないそうだが、これで再復刻の見込みがなかった復刻済過去イベントも遊べるようになるかも。入手を諦めかけていたカスピエルとかもゲットできる? 「早くて夏以降の実装」とのことでまだ先の話だが、楽しみ。「過去イベントの常設化」は他のゲームもどんどんやってほしいですね。FGOも「歌うカボチャ城の冒険 〜マッドパーティー2015〜」「ほぼ週間 サンタオルタさん」をそろそろプレーできるようにしてほしい。6章3節の配信は3月を目標にしているそうで、次はどんな展開になるのか想像するだけでワクワクします。

・拍手レス。

 HF二章良かったですねえ…個人的に慎二の名演がすごく好きです
 「一番欲しい物が手に入らない苛立ち」をこれ以上にないくらい表現していて凄いですよね。

 笑いに関しては去年のTVアニメでトップだと思います>あそびあそばせ 放送中のSAOや次のプリキュアにも木野日菜(華子)と小原好美2人の名前があったりして、あそ研キャストが活躍してくれるのは嬉しいところ
 あそ研キャストどんどん活躍していって「えっ、あの3人が共演したアニメあるのか!?」と驚愕される時代が来てほしい。


2019-01-17.

・冬の新アニメ、『えんどろ〜!』が気楽に観れる感じで結構好きな焼津です、こんばんは。

 きんモザやゆゆゆの制作で知られる「Studio五組」のオリジナルアニメ。キャラクター原案は『ゆるゆり』の「なもり」です。タイトルは「エンドロール」のもじり。勇者パーティが魔王を倒す場面から始まり、世界を救った勇者たちのその後、エンドロールの向こう側を描く……と見せかけてそうはならない。じゃあどうなるのか? ってのは本編を観て確かめてもらうとして。基本的にはメッチャ緩いノリのギャグアニメです。路線は違えど緩さで言ったら『ビキニ・ウォリアーズ』とどっこいなレベルです。難しい設定は全然ないし、主人公の名前も「ユーリア・シャルデット」を略して「ユーシャ」と呼ぶような安直さで押し切っているからお菓子片手に観るぶんにはもってこいの一本。こういうのばっかりになっても困るけど、こういうのがないとそれはそれで困る、って作品だ。今期は『私に天使が舞い降りた!』とか『かぐや様は告らせたい』とかコメディ系が充実していて嬉しいですね。両方とも原作読んでますが、わたてんは妹のひなたが、かぐや様は藤原書記の声がハマり役で良かった。ひなた役の声優「長江里加」、過去に誰を演じているのかとぐぐってみたら『あそびあそばせ』の「オリヴィア」か……全然結びつかなかった。藤原書記の声優「小原好美」は同じく『あそびあそばせ』で香純(眼鏡の子)役を演ってる。わたてんやかぐや様のアニメで興味を持ったアニメファンが、彼女たちの出演歴を遡って『あそびあそばせ』へ辿り着くってことも今後あるんだろうか……そう考えると心が震えますね。主に愉悦で。

 あと『どろろ』のアニメも程良い伝奇テイストがカッコ良くて面白かったけど、うっかり2話目を録画し損ねてしまった。新アニメは「何曜日に何をやってるか」と把握する感覚が沁み付いてないからついつい録画を忘れてしまう。配信もAmazonプライムだけみたいだし、どうしたもんかな。

怪異×ミステリ×恋愛「虚構推理」TVアニメ化!制作はブレインズ・ベース(コミックナタリー)

 例によって積んでるから内容は知らないけど、半端な知識で無理矢理解説するぜ! 第8回鮎川哲也賞の最終候補に残った『名探偵に薔薇を』でデビューした経緯から「小説家」として紹介されることも多いけど、世間的には「漫画原作家」のイメージが強い「城平京」の数少ないオリジナル小説作品、それが『虚構推理』です。最初に刊行されたのは2011年、今から8年ほど前であり、その時点で「約七年ぶりの小説作品」だったのだから如何にレアな著作であったか強調するまでもないだろう。2015年に一度文庫版が発売されており、コミカライズもそれより少し前の時期にスタートしている。漫画版はもうすぐ(4月)に10巻が出るくらい巻数を重ねていますが、原作は『鋼人七瀬』と短編集『岩永琴子の出現』、この2冊のみ。原作も「本格ミステリ大賞」を受賞するくらい評価されているが、どちらかと言えば漫画版の方がより広く認知されているのではないだろうか。アニメ版は「漫画原作」の文脈で語られることになりそうな予感がします。

 城平京の作品がアニメ化されるのは『スパイラル〜推理の絆〜』『絶園のテンペスト』に続きこれで3回目です。個人的には『ヴァンパイア十字界』もアニメ化されてほしかったな……絵で敬遠されることが多いけど、捻りの利いたストーリーが疾走する様は心地良かった。とりあえず今読んでる『七つの魔剣が支配するU』が終わったら『虚構推理』を崩しに掛かるつもりです。で、所持している新書版はもうだいぶ日に焼けてきたから、今度出るタイガ版を買い直そうかな、とも考えている。

『マギアレコード』、16日から「常盤ななか」の★5覚醒およびドッペルの解放、そして『みたまの特訓 ななか編』開催中

 ななか組長! 持ってなかったので素直に嬉しい。マギレコはFGOで言うところの強化クエスト、グラブルで言うところの最終上限解放みたいなノリで時折「★5覚醒・ドッペル解放」を行い実装済ユニットを強化してくれるんです。私がプレーを始める前だったから知らなかったが、去年の9月時点で「今後★5覚醒・ドッペル解放を行う予定のキャラ」については告知されていたらしい。ななかはかえで、織莉子、明日香に続く4番目の強化枠で、今後は「二葉さな」が予定されています。遅くとも3月までに来るはず。★5覚醒によってレベルが100まで上げられるようになるため、「ななかが好きで積極的に使っていきたい」プレーヤーにとっては今回の報せ、「やっと来たか!」という心境でしょう。じゃあ逆にななか未所持のプレーヤーは「うちにゃ関係ないね」と無関心なのかと申しますと、そうでもない。マギレコはイベントでドロップするアイテムを集めることでガチャ産ユニットとも交換することが可能なのだ(イベントの種類にもよる)。周回の手間は掛かるものの、狙うと意外に出てこない★3魔法少女をゲットするチャンスなので奮起し、無事ななかを獲得。ななかはまさらと並んでプレー開始前から気になっていた子なので入手できて嬉しい。普段の眼鏡姿が好きです。こないだの明日香は★5覚醒まで持っていけなかったけど★4にはできたし、やちよさんもあとちょっとで★5覚醒まで行けそう。貧弱だった水属性がだんだん充実してきました。

 「みたまの特訓」は経験値等が多く手に入る育成支援系のイベントであり、気に入ったキャラをレベリングするまたとないチャンス。オマケ程度ながらストーリーも付いてくるので、「強化の恩恵を受けながら当該キャラのシナリオも楽しめる」あたりが乙だ。ただし“物語”シリーズのキャラ――コラボ系のユニットはストーリーが省略されてしまいました。シナリオを売りにしているゲームだとコラボキャラは話に絡めにくいところがネックですね。

『メギド72』リジェネレイトした“アンドラス”がピックアップに登場!イベントクエスト「プルフラス・復讐の白百合」スタート

 「アンドラス」のリジェネレイトが追加、ラッシュからカウンターになっています。列攻撃ができるのと、マスエフェクトで状態異常命中率を引き上げるのが特徴か。状態異常による妨害を軸にした攻略が好きな人にとっては有用? 「プルフラス・復讐の白百合」は去年の6月にやったイベントの復刻ですね。「プルフラス」、どんなキャラかよく知らないけど見た目は好み……名前でどうしても「フルプライス」という文字列が脳裏をよぎってしまうが。復刻とはいえシナリオ付きのイベントは素直に楽しみです。報酬の石で月末のサバトも回せそう。

 スキップチケットもいよいよ残り少なくなってきたし最近のメギドはのんびりモードですが、先日「いい加減ガープを☆6にしないとな……」って重い腰を上げてベインチェイサーの討伐に取り掛かりました。ハードくらいまでは比較的楽だけど、ベリーハード以上は防御力が高くて面倒臭いんですよね。「マルバスのおかげで持久戦ができるようになったし、ガープを盾にしつつマルコシアスで着実に削っていこか」と方針を立てつつ、「可愛い」という理由だけで☆6にしたまま全然使ってなかったブエルちゃんを試しに編成してみたところ、マルコシアスさんの奥義がラッシュメギドばりに回転しまくってあっという間に倒し切ってしまった。ブエルちゃんのスキル構成、地味に見える割にメチャクチャ強くない? チャージの長さがネックだったフォラスもブエルちゃんの支援で奥義や覚醒スキル使いやすくなるし。これが支援特化メギドの実力か。育成過程で気が狂いそうなほど青真珠を要求されたけど、その甲斐はあった。

スタリラ、新イベント「変身 ヒロイン! 新訳シンデレラ」を開催!

 今回の舞台は「フロンティア芸術学校」。定期発表会で「童話のアレンジ劇」を演じることになり、幼い頃シンデレラに憧れていた野々宮ララフィンは「受け身すぎるシンデレラをもっと積極的な変身ヒロインにしたい!」と訴え、一同は「新シンデレラ」を演目にすることとなった……という感じのストーリー。時限解放形式なのでまだプロローグしか読めていないです。野々宮ララフィンは見た目が幼いけど2年生なのであるる美空よりも年上、つまり先輩キャラです。特撮好きで「ヒーローごとの変身ポーズの違い」をいちいち実演しちゃうタイプ。シンデレラを特撮的な文脈で読み替えていくのが今回の趣旨ということで、与太イベントになりそうな雰囲気がプンプンと漂ってくる。

 イベント告知バナーにララフィンとあるるがいたので、どちらかが配布でどちらかがガチャ産になることは火を見るより明らかだった。そしてあらすじ段階でララフィンがシンデレラと確定済。あるるはもう☆4が実装されているし、ガチャの目玉に相応しいのはどう考えてもシンデレラですから、「☆4ララフィン」という恐怖の防御無視攻撃が飛んでくること間違いなしとキッチリ予想していました。ララフィンはアプリで追加された新キャラの中では人気がある方(感触的にはいちえと並ぶくらい?)ゆえ、「シンデレララフィン」の襲来でスタリラプレーヤー間に阿鼻叫喚が巻き起こることは避けがたい事態であった。私も我慢できずにガチャったところ、運良く引き当てることができました。風属性は手薄だったのでありがたい。なお、アプリ内のお知らせによるとこれまでイベント期間限定でピックアップされていた舞台少女やメモワールを順次恒常枠に追加していく予定だとかで、ファントムなな、義経ゆっこ、アラジンクロディーヌといった過去の限定舞台少女たちが常設ガチャの排出対象に近々なる模様です。ハロウィン香子、サンタまひる、振袖つかさ、天照ひかりに関しては告知がなく、限定のままかも。シンデレララフィンも、タイミングは不明だがイベント終了後に恒常化させるつもりらしい。「限定が多すぎる」というスタリラの難点はこれでちょっと解消されますね。「最高レアリティの追加ペースが速すぎる」という点はどうにもなりませんが……。

 しかし、またしても貯めるはずだった石を軽率に使い込んじゃったな。スタリラは現状だと対人以外あまりやり込み要素がなく、対人ほとんどやらない私はつい暇を持て余してガチャの誘惑に負けてしまう。今度こそ心を鬼にして貯め直さねば。大丈夫だ、秋風塁夢大路栞の☆4でも来ないかぎりガチャは我慢できる……ちなみに☆4がまだ実装されていないキャラはその2人を除くとあと美空メイファンの2人だけ(無所属のえるも含めれば3人)なので、実のところ「そう長くは保たない」って意味だったり。たぶん恒常になるはずだから、いずれスカチケ的なアイテムが販売されて塁ちゃんや栞ちゃんも入手可能になるだろう――と希望的観測をしています。正月のパックは高すぎて手が出なかっただけなので、お値段があまり張らない&指名スカウトができるのなら課金するつもりはちゃんとあります。

・拍手レス。

 高二の時の自分「Fateの桜ルートってすげぇ...発売日に買って良かった」32の昨日の自分「Fateの映画ってすげぇ...放映初日に観に来て良かった」色々感慨深いです
 ノスタルジーを粉砕する勢いで殴りかかってくるから凄いですよね。まさか「もっとも映像化が難しい」と言われていたHFをここまでブラッシュアップするとは……。

 密度が濃かったですよね。アクションからラブロマンス、ホラーと違う映画を続けて3本見ているような気分でした。特に戦闘シーンは劇場だと圧巻で、バーサーカーの強さがこれでもかとない限り見れたのが良かったです。あとはみんな桜ですね。蔵とか飴とかおっぱいとか。内面想像して勝手にうわあ、とか思ってました。やっぱりヤンデレは最高だぜ!毎週キャンペーンとか開催してて、見る前は4回も行く必要ある?とか思ってましたけど、これは何度見ても面白いですわ。時間の許す限り映画館に通ってもいいぐらいの出来栄えでした。
 クオリティ的に繰り返し観たい映画だけど精神的に再度観るのがしんどい映画なんで、しばらくはエネルギー溜め直さないと……電車のシーンだけで充分心を抉られる。何度も蘇生しながら絶望的な出力差に立ち向かっていくバーサーカーは狂化してなお剥ぎ取れぬ大英雄の風格が感じられ、痺れました。匂うような桜の描写には監督たちの執念が詰まってましたね。「FGOから入って、年末の特番でHF1章観て、その流れで映画館に来た」って新規のファンは「このヒロイン、原作の人気投票で自分のサーヴァントや男キャラに負けたんだよ」って言われても信じられないでしょうな……。

 lightは正田ライン遅れてるとこに高濱ラインまで足止め食らったの本当に可哀想
 「ソニーの審査がなかなか通らない」とボヤいていた『シルヴァリオ トリニティ-Beyond the Horizon-』は何とか発売の目処が立ったみたいだけど、パンテオン動かないとそろそろマズいでしょうね。

 HF2章 面白かったです ですがゲームの良さが分かった気がします やってる最中はそこまで気にしませんでしたが 章に分かれて切り取られると あすこまで重いシナリオになるとは
 HF完結させても しれっと20周記念とかでhollow ataraxiaが始まりそう

 「フード類頼まなくてよかった……」と思うほど胃にズンと来る重さでしたね。ホロウは本筋だけぶっこ抜いても盛り上がらないだろうし、構成力のある脚本や監督でないと難しそうですが、それはそれとして動くバゼットさんやカレンは見たい。


2019-01-14.

『劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel]」U.lost butterfly』、いわゆる「HF2章」を観てきた焼津です、こんばんは。

 「すごかった」「桜が桜だった」「完全にホラー映画」「圧倒的ドログチャ感」「年末の特番でこれを流す気? 正気?」とまとまらない感想が渦巻く出来だった。割とエロいシーンもあって満員の映画館で観ると変な気分になりますから、空いている時間を狙って劇場へ足を運ぶと吉です。予告段階で既に桜の重力が金切声を上げていた主題歌「I beg you」もエンドロールでなかなかの精神攻撃ぶりを発揮して観客の心を削りに来る。HFは私の中だとあまり評価の高くない章だったんだが、この映画を観ると桜の叫ぶような心情――「私が私を赦せないぶんだけ、あなたが私を赦して」と懇願する悲鳴――が胸の奥へ突き刺さってくる。アクションシーンの迫力も凄まじいので音響ともども大スクリーンで楽しんでほしい。アーチャーの着地しながらすかさず射撃するシーンはカッコ良かった。最終章たる3作目「spring song」は2020年春公開予定とのこと。SN発売から15年経ってなおFateにワクワクしていられる現状、冷静に考えるととんでもないことだな……。

light/Campus2018冬の大感謝セール!ダウンロード販売タイトル50%OFF!

 DL版はチェックが疎かになっていたので気づかなかったが、去年からセールをやっていた模様。終了までまだ一週間くらいありますね。今更DL版で買うlightのソフトなんて特に……と思ったが、そういえば『シルヴァリオ ヴェンデッタ -Verse of Orpheus-』があった。『シルヴァリオ ヴェンデッタ』のコンシューマ移植作『Verse of Orpheus』のPC版(つまり逆移植)で、パッケージ版が発売されていないから、これだけはDL版じゃないと手に入らないんだった。本当は発売時に買うつもりだったけど予想よりも高価だったため「セールが来るまで待とう」と見送って、全然セールが始まらないからそのまま忘れてしまったのです。半額ならさすがに買うっきゃない。いざ購入してみたら認証手続きがすごく煩雑で、インストールどころかダウンロードもまだ完了していない……。

 なんかlightは今経営面がヤバいらしい、という噂もあってパンテオンの配信が始まるのかどうかも危ぶまれている(発表からそろそろ2年経つのに未だティザーサイトしかなく、そのティザーサイトさえも3ヶ月近く更新がないまま放置されていることを考慮するとヤバさしか感じない)が、とりあえずヴァルゼライド閣下(DMMのキャラ紹介ではなぜかヴァル「セ」ライドになっているが……)の雄姿を久々に目に焼き付けるとしよう。

新衣裳の舞台少女、新メモワールが登場! 「150万DL記念ガチャ」を開催!

 去年の10月に配信を開始したスタリラ、約3ヶ月で150万DL突破か。そう言われると好調な印象を受けるけど、事前登録数 100万人達成している割には少ないような気も……ハッキリ言って内容が単調で「このゲームならでは」という強みもあんまりないから、新規層を呼び込みにくいかもしれない。本編シナリオの追加配信がないままイベントだの何だのでどんどん新規ユニットが投入されていってるし。今月だけでも「弁財天 夢大路文」と「セイレーン 雪代晶」、最高レアリティである☆4舞台少女が2名も追加されておりますが、ストーリーに即しての実装ではないからイマイチ感銘が薄いですね。イベントなり本編なりでこの衣裳を着て活躍するシーンがあれば実装時に「おお、あの時の!」って感激も引き立つのでしょうけれど、そういうシーンがないため現状だと「漠然としたテーマに沿ってコスプレしているだけ」に見えます。やはり、演劇ネタをキッチリとシナリオの中へ落とし込むのが難しいんでしょうか。舞台少女たちの日常を覗き見るのも楽しいが、もっと彼女たちが輝き、彼女たちが生かされている「舞台」の要素も追求していってほしい。

 で、「150」万DLに因んでか、通常3000個の石(スタァジェム)が必要な10連ガチャを1回だけ1500個で回せる「初回10連半額」キャンペーンも実施中。5連分の石で10連が可能……実質的な「排出率2倍」では? と、いとも容易く釣られて貯めるはずだった石を軽率に突っ込んだところ、すり抜けで☆4あるる出ました。スキルで全体にキラめき(NPのようなもの)を配ることができる、「スタリラ界の孔明」という呼び声も高いユニットだ。魔境と化しているVSレヴュー(PVP)で猛威を振るった時期もあると聞く。最近は天照ひかりの登場でまた環境が変わったらしいが……ともあれ、単純に「スカート短くてベネ」と好感を抱いていた衣裳なので当たって嬉しいです、わーいやったー。

 そんなこんなでダラダラとちょい惰性気味に続けているスタリラ、人に薦める気はあんまりしないけど、個人的には空いた時間を潰す作業の一つとして生活の中に定着してきました。最近の趣味はマテリアル埋め。未所持の舞台少女を借りて図鑑の空白を消していく作業に熱中しているんですが、新規実装ユニットがなかなかサポートに上がってこないことがネックです。天照ひかりはちょくちょくポップするけど、弁天文は昨日やっと見つけた。セイレーン晶に至ってはまだ一度もリストに出てきていません。プレーヤー人口がそこまで多くないアプリなのに最高レアリティの排出率がFGOやマギレコ並みに凶悪ゆえ、当てている人自体が少ないのだろう……と書いた後に調べたらセイレーン晶の排出率たった0.4%でさすがに絶句した。そりゃ見かけないわけだわ。

 スタリラ、最高レアリティの排出率低い(普段だと1.2%、たまに2倍キャンペーンで2.4%になるが、ピックアップ狙いだと0.6%程度であり激烈に渋い)割に数が多くて投入ペースも速いんですよね。ローンチ時点で実装されていた初期☆4の面子だけでも12人、その後3ヶ月で恒常☆4は5人追加されて17人になりました。限定☆4舞台少女も既に7人おり、1ヶ月に4人のペースで最高レアリティが増えている計算となります。ちなみにFGOはローンチ時点の☆5が5騎だけ(アルトリア、アルテラ、孔明、ヴラド、ジャンヌ)で、3ヶ月間に増えた☆5は恒常が2騎(オリオン、玉藻)と限定が2騎(ギルガメッシュ、金時)の計4騎――つまり「サービス開始から3ヶ月後の時点」では10騎にも満たなかった。それと比較すると「サービス開始から3ヶ月後の時点で最高レアリティが24人もいる(うち7人が限定)」っつースタリラはなかなか凄まじい。「100連で☆4確定」の救済策も付いたにせよ、「ガチャの連打がしんどくてダメ」って声が上がるのも当然だろう。対人が一番の沼だから、そこにさえ熱中しなければボチボチやっていけるんですが……さておき、長かったお正月イベントももうすぐ終わり。今週中に新しいイベントあるいは本編の続きが来るのではないかと期待しています。

・拍手レス。

 (フレンドの)紅閻魔は強いね…。「閻雀昇り雛!」「続けて颪風!」「雀六輪!」と技名を言ってくれるのも格好可愛くて大好きです。
 雀六輪のくるくる感好き。もともと格ゲーっぽいモーション多かったけど、紅閻魔借りてるとサムスピや月華の剣士をやってるような気分になります。


2019-01-09.

艦これ:新作テレビアニメの制作決定というニュースに触れて胸の奥から期待と不安のミックスジュースが溢れてくる焼津です、こんばんは。

 制作会社が変わるうえ、主人公も吹雪から時雨になるという噂だから「2期」ではなく「仕切り直し」の新作シリーズと化す模様。前TVシリーズは「アルコールが入っていれば……イケる!」って感じだったんで、今度は素面で鑑賞しても楽しめる内容になっているといいな。

アニメ「メイドインアビス」新作は劇場版!タイトルは「深き魂の黎明」に決定(コミックナタリー)

 アニメ続編は2期じゃなくて劇場版になったのか……確かにボ卿のエピソードは1話ずつ区切って見せるよりも一気にダッと流した方が効果的だと思うし、アクションの作画も映画レベルに仕上げないと原作ファンが満足しないって部分はある。ただ、劇場版で番外編的なエピソードをやるならともかく、本編の続きをそのままやるとなったら「TVシリーズの2期はない」と考えた方がいいのかな。もし絶界行(ラストダイブ)を映像化するなら次の劇場版かOVAってことになるだろう。劇場版のメリットは「予算が付いて作画が豪華になる(と期待できる)」ことですが、デメリットは「尺の関係で削られるエピソードが多くなる」ことだ。恐らく90分、長くても120分まででしょうし、果たしてうまく詰め込めるのかどうか。そして公開規模がどうなるのかも気になる。今やってる総集編の前編、上映している劇場は全国で20館もないです。新作だから総集編映画よりはスクリーン数が増えるかもしれませんけど、近場でやってくれるかどうかは微妙なライン。隣県ぐらいなら遠征して観に行くつもりですが、「隣県の隣県」はさすがに断念するしかない。ともあれ、ボ卿が大スクリーンで暴れ回る! 館内に響き渡る森川智之のイイ声! 想像するだけで滾ってまいりました。出来次第では劇場版だけでもBD買うのアリかな、と考えております。

・FGOのお正月イベント「雀のお宿の活動日誌〜閻魔亭繁盛記〜」、無事クリア。

 終わってみればクエスト的にそこまでキツいイベントではなく、「手早く済ませればログインするだけでQPが貰える美味しいイベント」になっていました。最短4日でクリア可能ですから、「今日やっとシンを終わらせて閻魔亭に辿り着いたばかり」という人でも余裕で間に合います。ただ、他のソシャゲのお正月イベントと比較すると「メインストーリーを完走するだけでも結構手間が掛かる」印象は拭えない。他のゲームは概ね「ラスト1日に駆け込んでもメインストーリーを見るだけならギリギリ間に合う」内容になってるし。複数のソシャゲを掛け持ちしていて、FGOがメインじゃない、って方だと「最短4日」の負担は割と重いのかもしれない。参加条件が参加条件だけにクエストの敵もHP高めで、気の緩んだ編成してると撤退を余儀なくされることもあります。ラスボス戦は回避や無敵が鬱陶しくて、一旦撤退してから「スイート・クリスタル」(無敵貫通礼装)付け直して突破しました。今回は編成制限の掛かるクエストが多く、「ゲストサーヴァントのみで出撃」というグラブルみたいな戦闘がちょこちょこあるのは面白かったです。

 開始当初はでちでちと囀る紅閻魔にやや面食らっていたものの、終わってみると実にすんなり受け入れられた。たまに名前を「紅天蛾」と混同しそうになってすまなかったでち。イベント特効が付くからサポートで思う存分借りまくって、冴え渡る閻雀抜刀術を堪能させてもらった。バスターで攻撃したときに斬撃が遅れて発生する「溜め」の入ったモーション、大好きです。シナリオはぐだぐだメンバーの「修学旅行か!」ってドタバタしたノリも良かったし、玉藻とキャットの掛け合いも活き活きとしていてもっと読みたかった。きのこよ、はよう玉藻を主役に据えた妖怪大戦争なイベントやっておくれ。あと“山の翁”がちょびっととはいえこの手のイベントに出演したのは驚きでした。翁はマテリアルの一番下が「?」になっているから幕間を実装する予定はあるはずなんですけど、実装から2年経った現在も配信される兆しがなく「そろそろイベントなり本編なりに出演してほしいな」と希望していたので嬉しかったです。欲を言えば、日本繋がりで式や藤乃も出てきてほしかったが……ふたりとも一応退魔の家系だし、出演すると話の流れからして不自然になるので諦めるより他ない。無念なり。でもふじのんが活躍するシナリオは本当に読みたいっスよ、きのこさん。FGOは「きのこでないと担当できない話」が多くて作業量山積みになってしまい手が回らないのがネックですね。

【開催中】【期間限定】「雀のお宿の活動日誌ピックアップ2召喚(日替り)」!

 そして当たり前のような顔をして始まったPU2では☆5アサシン「李書文」が実装された。ファンが待望していた老齢の書文先生、いわゆる「老書文」です。李書文には全盛期が二つあり、血気盛んで凶暴だった青年時代、老境に差し掛かってちょっと落ち着いたけど牙は抜けておらず円熟味を増した晩年時代、このいずれかの姿で召喚される――という設定になっています。EXTRAでは青年時代、帝都聖杯奇譚では晩年時代の書文先生が召喚されていた。なので老書文に関しては「帝都聖杯奇譚のキャラ」と表現しても差し支えないんですが、クラスについてはFGOだと「青年でアサシンだったEXTRA」「晩年でランサーだった帝都聖杯奇譚」とは逆になっていてややこしい。若書文(槍)が☆4だったのに老書文(殺)が☆5になっているのは「ランサーだけど槍を持たない方が強い」って設定ゆえだろう。「アサシンの書文先生だから」という理由で「殺処分」なる愛称まで生まれているのは笑ってしまった。

 一昨年この時期に「“山の翁”ピックアップ召喚」が開催されていた記憶もあり、「バトルモーションがお披露目されている以上、1月中にはアサシン書文が来る!」と予期していたし、タイミング的には高難易度クエストが開放される8日かイベントの終わる16日頃だろうと睨んでいましたから概ね予想の範疇ではありました。が、単に予想していただけであって備えてはおらず、僅かに持っていた呼符もあえなく露と消えました。注意書きを読むとアサ書文はスト限ですね。ストーリー召喚の「召喚詳細」も確認したら、確かにジャックちゃんや刑部姫に混じって「李書文」の名前が入ってました。ただし排出率は「0.033%」、ピンポイントで狙うのは無茶としか言いようがない数字である。

 累計8騎目の☆5アサシンであり、期間限定じゃない☆5殺としては3騎目です。「スト限のアサシン」は「加藤段蔵」や「虞美人」がいますけど、☆5は彼が初めて。フレに引いている人がいたのでちょっと借りて使用感を試してみました。Artsの単体宝具で確率即死効果――という「両儀式(アサシン)」を彷彿とさせる宝具を所持していますが、特筆すべきはカード構成。「BBAAQ」、ありそうでなかった「BとA2枚持ちのアサシン」なのです。アサシンのカード構成を見るとQ2枚持ちやQ3枚持ちが多く、特に初期実装勢は判で押したようにQ3枚持ちだったりするので「アサシンパーティを組むとバスターカードが不足しがちになる」という問題があった。探せばBを2枚持っているサーヴァントは何名か見つかりますが、そうした「既存のB複数枚持ちアサシン」はすべて「Artsが1枚しかない」って共通項がある。「Bを増やそうとするとAが不足する」という新たな悩みが発生するのです。李書文はアサシンパーティで持て余し気味になるQを1枚だけに抑え、BとAを2枚ずつ場に供給する、どちらかと言えばセイバーやアーチャーに近い構成のユニットとなっている。スキル自体はシンプルだけど、宝具で攻撃前に防御デバフが入るおかげもあってそこそこ火力が伸びます。「NP効率がやたら良くて想像よりも宝具がよく回るし、打点も高めを維持できる」って印象。「无二打(にのうちいらず)」なのに回転力がいいってのもどうよ、とは思いますが……ボス戦やサーヴァント戦だと即死はまず決まらないから、繰り返し无二打を叩き込むハメに陥るだろう。示現流の「二の太刀要らず」も外したら普通に二の太刀ブチ込んでたって話だから気にするほどでもないか。

 何にせよ、イベントは来週の15日で終わり。最近のFGOのスケジュール過密具合を考慮すると16日から新しいイベントを始めて、月末に復刻バレンタインイベント……って流れになる気がします。クリスマスとお正月で新イベントが続いたから、次は復刻イベントかな。やるとしたら鬼楽百重塔かプリヤコラボあたり? 百重塔は正直ダルくて2回もやりたくないのでプリヤコラボでお願いしたい。クロエの復刻に備えてスキルマに必要な素材を去年からずっとキープしており、聖杯ともども早く注ぎ込みたい。

・拍手レス。

 しずるさんシリーズも殺竜事件シリーズも(というかパープルヘイズ含めた上遠野作品全般)文庫化(というか再出版?)すると必ず書き下ろし掌編が追加されるので何時も買うか悩みます・・・。
 昔は些細な追加要素でも「買わなきゃ……」って義務感を覚えていましたけど、最近はもう感性が大雑把になったせいか「大筋が一緒ならいいや」と割り切るようになりました。『虚無を心に蛇と唱えよ』は電撃hp買っときゃよかったと後悔していますが……。

 『マンガで分かる!FGO』のアニメは、「狂気に狂気を混ぜ合わせると、カオスな作品がさらにカオスになるんだな」と感じました。リヨぐだ子役の金田朋子さんの演技がとにかく半端なかったです。
 金朋ボイスが馴染むアニメ、という時点で既に尋常ではない。リヨテラといい、やはり声の破壊力はすごいでちね……。


2019-01-04.

・「これが終わったら寝よう」と思いながら見ていた年末のFate特番、情報コーナーで「このあと1月1日の0時から新しいイベントを開始します」などと言い出すから「寝られねえじゃんかよ!」と叫んだ焼津です、あけましておめでとうございます。

 というわけでろくな告知もなく唐突に始まった期間限定イベント「雀のお宿の活動日誌〜閻魔亭繁盛記〜」。FGOの正月は今まで福袋とニューイヤーピックアップだけで、せいぜい新規実装サーヴァントの体験クエストくらいしか配信してこなかったから気が緩んでいたプレーヤーが多いと思います。一番可哀相なのは攻略サイトの人たちですね……「体験クエストぐらいだからチャチャッと終わるだろう」という楽観がガラガラと崩れていったわけですから。運営め、「年末年始は通信環境の悪化が予想されるから気を付けろよ」みたいなお知らせ出しているのに、言ってることとやってることが違う! 「とりあえず溜まっているAPだけ使っておこう」とアクセスしたら激重で、「サーバーが混雑しています」という表示が何度も出てきました。「こりゃ福袋回したらエラー起こりそうだな」と去年同様に断念し、イベントもじっくり楽しみたいから清姫の強化クエストだけやって寝ました。清姫、モーション変更で可憐に麗しく殺伐と燃やし尽くすキャラになってますね……好き!(挨拶)

 Fate特番の大半はHFでしたが、新作アニメとして“ロード・エルメロイU世の事件簿”の0話も放送されました。大方の予想通りTVシリーズ化で、7月から放送開始となります。タイトルは『ロード・エルメロイII世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Gracenote-』。原作の4、5巻目、エピソードとしては「剥離城アドラ」「双貌塔イゼルマ」に次ぐ3番目となります。まほよにもチラッと名前が出てきた「北欧の森を走る魔眼収集列車(レール・ツェッペリン)」へ乗り込んだロード・エルメロイU世たちが事件に巻き込まれる話です。まほよでは「収集」だったが、事件簿では雰囲気づくりのため「蒐集」に変更されている。アドラとイゼルマを飛ばしてレール・ツェッペリンに絞ってきたのは英断と申しますか、「ファンがアニメで観たいエピソード」の最たるものがコレなので素直に喜ばしい。幼少時代のオルガマリーも登場するからFGOプレーヤーも入ってきやすいと思います。あと詳述できないが『月姫』ファンが「おっ?」となるネタもチラホラ。『レンタルマギカ』のアニメ化から10年以上、「魔眼持ちの少年」を主人公にして長期シリーズを紡いだ三田誠が、ふたたび「魔眼」とともにテレビへ帰還する。出来過ぎていますね。放送が今から楽しみ。あとリヨの『マンガで分かる!FGO』がショートアニメ化したのも静かな衝撃だった。原作の色遣いがそのまま再現されており、動きもすごく滑らか。ショートアニメらしからぬ相当な予算が組まれたものと推測されます。ヒットコンテンツともなるとこんなところにまで金を掛けられるんだな……「よりによってそこ!?」というネタばかりセレクションしており、大晦日のテレビでこれが放送されていた事実を冷静に把握すると宇宙猫みたいな顔になってしまう。リヨテラ(CV.能登麻美子)が卑怯なほど愛くるしい。アイキャッチも豪華で「みんなマン分か好きなんだなぁ」とほのぼのしました。

 そして福袋報告。「新しいキャラが欲しいけど、どうせ被るんだろうな」と諦め気味に引いて、本当に被っちゃったんですけど、金アサシンからの“山の翁”で「全然OK!」とサムズアップしました。翁は私にとって記念すべき初の☆5サーヴァント、時々入る「通常攻撃でも即死」効果のおかげでメインクエストの攻略も捗った。もし翁がいなければ第一部をクリアするのにもっと時間が掛かっていただろう。聖杯を捧げてレベル100にして、絆レベルもとっくに10、スキルマもフォウマも済ませてステータスはMAXまで上げ切りましたが、ただひとつ宝具レベルだけが1のまま。「いつか上げたい、せめて2に」と願っておりました。ようやく叶って感無量です。やっぱり翁が私の運命(Fate)だったんだな……2枚抜きなんてミラクル起こらず金枠は翁のみでしたが、気持ちのいい元日となりました。

期間限定イベント「雀のお宿の活動日誌〜閻魔亭繁盛記〜」開催!

 何の準備も整っていない年越しのさなか、急に始まっていろんな人がてんやわんやした新規イベントです。参加条件はシン(第二部第三章)クリアとなかなか厳しいが、ゴルドルフなどの第二部キャラが初めて本格的に登場する(サバフェスのアレは通行人扱いだもんなー)イベントゆえ「シナリオの配信が来たらすぐにクリアする」派にとっては思いがけない御褒美となった。今回のシナリオは奈須きのこの書き下ろし。メインキャラであり新規実装されるサーヴァント「舌斬り雀の紅閻魔」は玉藻のメル友であり、これまでFGOにおいてやや不遇な扱いだった「玉藻の前」も主要キャラの一員として抜擢されております。世の玉藻スキーは大興奮。きのこシナリオだけあって言動の端々から漂う玉藻感も半端ない、ゼ!

 イベントに合わせてタマモキャットと清姫(この子も玉藻のメル友)のモーション変更や強化クエストも来ています。かつて謎の光弾を飛ばしていた清姫がバンバン炎を巻き起こし、エネミーどもを焼き払う! Q始動のモーションが特に楽しい。普通にやってたら清姫でQ始動なんてまず選ばないけど。汎用モーション組だったタマキャも改修されてキュートさマシマシになっております。フレから借りているうちにムラムラしてしまった。節制するつもりでしたが誘惑には抗えず「呼符いっぱい手に入ったしお年玉ログボでちょうど10連回せるし、是非もないよネ!」と2日(タマキャの単独PU日)にガチャガチャして「やった、金カード来た!」と欣喜雀躍した次の瞬間、まさかのジャンヌ・ダルク召喚。見事なすり抜けなんですけど「サプチケが実装されたら交換したいサーヴァント」の筆頭だっただけに望外の喜びです。やった、これで高難易度の攻略も楽になる! クリスマスのボックスガチャで保管庫やプレボがパンパンになるくらい溜めた金種火を注ぎ込み、即レベルマ完了。ルーラーは再臨素材が優しくて躓くこともないからいい。かねての予定通り、キープしていた☆4フォウくんのHP強化をルーラーのジャンヌに、ATK強化をアヴェンジャーのジャンヌ・オルタに入れました。最強の矛と最強の盾を手にした気分だ。

 新登場のサーヴァントは☆5セイバー「紅閻魔」、前述通り玉藻のメル友としてちょくちょく名前が上がっていた子ですね。「舌斬り抜刀斎」と呼ばれる流浪人を手元に置いている……みたいな設定だったと思うが、「流浪人はさすがにまんますぎてマズい」と判断されたのかFGOでは「本人が凄腕の剣客」というふうになっています。メル友周りの設定はかなりふんわりしている(煮詰め切っていない?)ので細かいことは気にしない方が精神衛生上宜しい。イラストは「原田たけひと」、FGOだと「不夜城のアサシン」――今年から真名隠しは原則やめる方針みたいだし、もう「武則天」と書いちゃっていいか――を手掛けています。一般的には『魔界戦記ディスガイア』で有名だろうか。特徴的な色遣い、コロコロと丸っこいデザインで「ああ、はらたけだ」と直観した人も多いはず。声優は「久野美咲」、ヴィニエイラ様とか市原仁奈を演じている人ですね。個性溢れる声だから一発でわかる。グラブルでクムユ、マギレコでゆまを担当していたっけ。紅閻魔ちゃんは恒常ではなく、期間限定での実装となります。水着玉藻や水着清姫といった例外を除けば玉藻関連はずっと恒常でしたけど、その法則が遂に破られました。ユニットとしては支援寄りのスキルを備えたArts単体剣、既存の鯖で言うとネロブラにやや近いが、状況に応じて任意のユニット(自身含む)を強化する「ピンポイント型のネロブラ」に対し、味方全体にバフを撒いたり敵全体にデバフを撒いたりする「広域型の紅閻魔」といった調子でポジションは異なります。たぶん初心者には紅閻魔の方が使いやすいでしょうね。スキルマ前提ですが、「星の籠(小)」で全体にNP20を配れるのは便利。スキル強化でますます有用性が増した「Artsパのエンジン」玉藻との相性も良いはずだ。ただ、初心者が紅閻魔を引いても充分に育成するのは辛いかも。シンまで行かないと入手できないスキル素材があり、イベント報酬で手に入ることは手に入るけど、参加条件が「シンをクリアしていること」だからどのみち一緒という。

 シナリオは、「彷徨海を新たな拠点として『ノウム・カルデア』を築いた一行、ふたたびレイシフトが可能になったので試験も兼ねて微小特異点に飛ぶ。修正する必要もないほど無害な特異点と予測されていたが、山奥に建つ温泉宿『閻魔亭』は一種の異界と化していた。ケルト勢(フィンとディルムッド)の暴走およびゴルドルフの軽率な決断によって『感謝の気持ち(奉納ポイント)』を集めないとブタにされてしまう呪いが掛かった主人公たちは閻魔亭の仕事を手伝うことに……」という、出だしはぶっちゃけ『千と千尋の神隠し』パロディです。第一節のタイトルが「君と所長の神隠し」なので隠す気Zeroだ。たぶん、きのこが『若おかみは小学生!』観て「次のイベントは老舗温泉宿の立て直しストーリーにしよう。でも『幽霊や鬼が出てくる』だけじゃ地味だな……千と千尋っぽい要素も混ぜるか」ってノリで書いたんだろうと勝手に予想しています。ちなみに若おかみの原作はおっこが魔界に行くエピソードとかもある。「閻魔」や「舌切り雀」に加えて「迷い家」を取り込んだ伝奇スメルの香るストーリーに仕上がっており、早く続きが読みたい。

 マシュの仲居姿がビックリするほど似合っているし、「縁を通じて温泉宿に客としてやってくる英霊たちのエピソード」もほのぼの系アンソロジーを読むような感覚で微笑ましい。アナスタシアがどんどんカルデアの一員として溶け込んでいくのは善き哉。スカディやぐっちゃんといった面子も早速ギャグイベ時空に馴染んでいる。それにしても時折登場するグラサンの按摩達人や警備員はいったい何書文なんだ……? イベント終わったらピックアップ開始ですかね。既存のキャラだと今回はフィンが見せ場多くて人気高まりそうです。例によってイベント報酬礼装は4枚までしか交換できず、限凸するためには最低1枚ドロップさせなきゃならない鬼仕様になっていますが、今回は初日にゲオル先生があっさり落としてくれたおかげで寛ぎながらプレーできた。「銀雪の女神たち」は全カードの性能が上がる初期NP付与型の礼装で、「最適ではないが無難」といった感じですね。絵柄はパールヴァティー、シトナイ、イシュタルと女神系&SNヒロインズの擬似サーヴァント。美しいけど全身図も見たいな。シトナイなんてほとんど顔しか見えないし。

 イベントの基本は「ドロップする材木集めて閻魔亭を改築し、クエスト開放していく」という、「開拓」がテーマだった2016水着イベントに近い形式。改築に使う材木と各種素材と交換するためのドロップアイテムが別々で、「ケヤキの材木」「ヒノキの材木」「スギの材木」「雀の幸」「川の幸」「山の幸」と6つもドロップアイテムがあるからクソややこしい。改築するごとに「お客様満足度」が溜まっていきます。で、朝の10時になるたび満足度と同量の「奉納ポイント」を受け取ることができる。否、必ず「翌日のAM10時までに」ログインして受け取らなければならない。奉納ポイントはAM10時ごとに支給開始されますが、受け取らなかった分は消滅してしまう。「ラスト1日か2日でまとめてやり込もう」と考えてサボっているとシナリオがクリア不能になる恐れもあります。正月からプレーヤーを拘束する気満々のイベントだな……「素材交換ではなく改築優先で進める」「奉納ポイントは必ず受け取る」、この2つを守っていれば多少(1週間くらい?)遅れてもクリア可能だと予想されますが、もうちょっと緩く遊べる仕様にはならなかったのだろうか。

・さて、新年も始まったことだし、去年(2018年)のFGOについて振り返ってみます。本当は年末に振り返り記事を書きたかったけど、時間が取れなくて無理でした。この手の奴は年が明けてしまうと今更感漂うけど、気にせず月ごとにあれこれ書き綴っていきます。

(1月)

 元日、年末特番で第二部に関する詳しい情報が出てテンション上がる中、恒例の福袋召喚開始。私が引いたのは「イシュタル」でした。今でも頻繁に活躍してくれています。不意打ち実装サーヴァントは「葛飾北斎」、去年の「宮本武蔵」に引き続き和鯖、今年も「紅閻魔」だったし2017年以降は和鯖縛りで行くのか? 武蔵ちゃんと違って北斎は本編に登場していませんが、夏のイベントでは結構目立ってましたね。同じフォーリナーであるアビー(アビゲイル)とのカップリング「アビ北」もネット上ではすっかり定着している。

 10日からは復刻イベント「ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊」開催。「すまない――などと言うつもりはない!!」のインパクトが強すぎて他の贋作英霊は存在が霞んでしまった。第二部の序がアレだっただけに、まだ平和だった頃の第一部カルデアが見れてホッとするやらホロリと来るやら。ジャンヌ・オルタが引けて手早くスキルマも済ませたけど、聖杯を捧げようかどうかについては未だに迷っている。ATKをMAXにしたい、という欲望と「運用面で考えたら他に有益な候補がいるのでは?」という理性が争っています。

 24日からは節分イベント「節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔」開催。手持ちのユニットを総動員させてクリアする「踏破型」のクエストです。踏破型クエストは「バトルごとにHPが回復しない」消耗戦タイプと「一度出撃させたユニットは再出撃させられない、あるいは再出撃可能になるまで時間が掛かる」編成制限タイプに分かれますが、百重塔は後者。疲労したサーヴァントを「温泉」に漬けることで休憩タイムが縮まる、という仕組みから温泉絡みのシナリオが目白押しでもあった。クエストがメインでシナリオはオマケ程度、と考えていたから思ったより多彩なキャラが出てくるシナリオに歓喜しました。「ブラフマーストラが滑った」と言い出すラーマには噴いた。そのぶん、シナリオがまったくなくなる裏面は単調で退屈しましたけど……それから、FGOとは直接関係ありませんがアニメ『Fate/EXTRA Last Encore』も28日から放送開始。EXTRAをプレー済の人間にとっては嬉しいストーリーだったが、stay nightやFGOにしか触れていない人だと話がわかりにくいのでは、と心配になる内容でした。

(2月)

 バレンタインイベント「バレンタイン2018 〜繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン〜」開催。厳密には1月31日からの開催なんですけど、ほぼ2月中にやってたイベントなのでこっちへ分類しました。『Fate/Apocrypha』に登場した「赤のアサシン」ことセミラミスが満を持しての降臨、100連到達寸前のところでやっと引き当てた記憶は今思い返しても心がヒンヤリする。攻略を進めるだけで交換するまでもなくどんどんチョコが貰える、という点で以前のバレンタインイベント「チョコレート・レディの空騒ぎ」よりも遊びやすくて楽しかった。今年のバレンタインに復刻されるかな?

 15日からはリバイバルイベント「空の境界/the Garden of Order -Revival-」開催。事前予告なくいきなりTVCMで発表という不意打ちでした。コラボ系のイベントが復刻されるのはこれが初であり、「やっと配布の殺式が手に入る!」と喜んだ矢先にまさかの「浅上藤乃」サプライズ実装で仰天しました。クラスは「歪曲の魔眼」に因んでアーチャー。ステータスが高めなので、聖杯入れると☆4とは思えないくらいの殴り性能を発揮します。今のところシナリオ上の出番がまったくないふじのんですが、せめてチラッとでもイベントに出演してくれないだろうか。差し当たってバレンタインに期待。月末に1200万DL突破キャンペーンがありましたけど、ピックアップの目玉はまさかの「殺生院キアラ」。キャラがキャラだけにお祝いの言葉を述べたりはせず、「1200万DL突破ありがとうございます!」とマシュが代弁するシュールな絵面に。マスターミッションの報酬である聖晶片が2個から3個に増えたのもこのとき。聖晶片1個(合計で7個)だった時代がもはや遠い昔のようだ。ちなみに1個から2個に増えたのは2017年2月、「800万DL突破キャンペーン」のときです。

(3月)

 6日から「サーヴァント強化クエスト 第8弾」開催。うちの手持ちだと騎マルタとメルト、ダブルはやみんが強化されて使いやすくなりました。特にメルト、もっと後の話になりますけどフレスカディと組み合わせることでボス戦などの高難易度クエストも突破しやすくなった。7日からはホワイトデーイベントに相当する「カルデアボーイズコレクション2018」開催。新規実装サーヴァントはなく、プロトセイバーが復刻されました。とりあえず霊衣は貰ったけど、シナリオのないイベント(というよりキャンペーン?)だからハッキリ言って印象が薄い。

 15日からは復刻イベント「セイバーウォーズ 〜リリィのコスモ武者修行〜」開催。「謎のヒロインX」が超久々にピックアップされ、モーション改修もされましたが改修前にあまり借りてなかったこともあって違いがそんなにわからない。いわゆる「与太イベント」に分類されるしょーもない話ではありますが、「謎のヒロインXオルタ」だの「謎のヒロインXX」だの、関連キャラが次々と実装されていることもあって「きのこ、ひょっとしてセイバーウォーズ2をやりたがっているのでは?」という疑惑が持ち上がる。アーサー特攻の刺さるモーさんが大活躍した思い出。ほか、エルキドゥの「幕間の物語」追加もあったけど、イベントはSW復刻だけと割合地味な月だった。なおエルキドゥの幕間「神が造り、人が紡ぎ、土に還るT」は成田良悟執筆の長尺シナリオということもあって読み応え抜群です。そろそろUの配信来ないかな。

(4月)

 エイプリルフール企画「Fate/Grand Order Gutentag Omen Adios」を挟みつつ、4日から遂に第二部第一章「Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア 獣国の皇女」が配信開始されます。待ちに待った本編の再始動にテンション爆上がり、「特異点」とは趣の違う「異聞帯(ロストベルト)」がどんなものかと興味津々でしたが、アヴィケブロン大活躍すぎて「ゴーレム無双」なイメージが強く残っている。「ロシアだから絶対に出てくるはず」と予想していたグロズヌイさんことイヴァン雷帝は見た目が完全に異形で「え? これがプレイアブルになるの?」とビックリ。終いにはスライダーになっていましたね……意外性という点では「アタランテ・オルタ」が一番だったか。宝具「神罰の野猪(アグリオス・メタモローゼ)」を使ったときの姿なのでオルタ(別側面)とは違うんじゃ? って議論になりましたが、そもそも「オルタ」自体が後から追加された呼び方だし定義が漠然としていても当然な気します。

 18日からは復刻イベント「星の三蔵ちゃん、天竺に行く」開催。第一部進行時に開催されたシナリオ付き非コラボイベントの復刻としてはこれが最後になります。「調整に失敗したせいで大量の脱落者を生んだイベント」として名高かったけど、いろいろ緩和されたおかげで問題なく完走できました。「僕はブヒるよ〜、かなりブヒる!」と猪八戒を演じたダビデがとても印象的。クエストではセイバーウォーズに引き続き紅孩児(モードレッド)が獅子奮迅の大活躍でした。

(5月)

 「復刻イベントばっかり」とうんざりしていた古参兵たち待望の新規イベント「Apocrypha/Inheritance of Glory」、通称「Apoコラボ」が開催。開始が4月29日からで、開幕直前ピックアップが4月25日からやってたことを考えると「4月のイベントに含めるべきでは?」とも思いますが、明らかに「ゴールデンウィーク合わせ」のイベントなので5月に入れちゃいます。配布ジークくんにアキレウス、ケイローンが実装され、ようやくApocryphaのサーヴァントが一通り揃いました。ヴラド好きの人は「宝具が『極刑王』の☆5ランサーヴラドを……!」と要望しているみたいですが、さすがに実現しそうもない。シナリオではちゃんと「極刑王」使ってたし、ダーニックに対する思いも語られてたからヨシとしましょう。ダーニックの新規立ち絵も用意されていたのは嬉しかったです。ダーニックさん、設定上は臓硯と並ぶ怪物級魔術師なのにApo本編の役割が完全に噛ませ犬だったから「もうちょっと何か見せ場を用意してほしかった」と残念がっておりました。それはそれとして、ユグドミレニアの制服大好きですから魔術礼装として実装してほしいです。ユぐだ子見たい。

 11日からは円居挽がシナリオを手掛けるミニイベント「虚月館殺人事件」開催。「サーヴァントのガワだけを使った犯人当てミステリ」という異例の試みにミステリ好きの血が騒ぎました。『月姫』とか『空の境界』の頃からハマっていたファンってだいたい新本格(80年代後半から90年代後半にかけて講談社ノベルスを中心に展開された、綾辻行人などの若手作家たちによる本格ミステリムーヴメント。「異形の館」だの「外部と連絡が取れない孤島で巻き起こる連続殺人」だの「奇矯な振る舞いをする名探偵」だの、「リアリティがない」「古風にもほどがある」と批判される内容をあえて好んで様式美に則りながら煮詰めていった。その究極が『消失!』であり、その極北が『コズミック』であり、その限界が『たったひとつの』である。私のお気に入りは『翼ある闇』だが、初めての人には『メルカトルと美袋のための殺人』をオススメしたい。なお「新本格」の用語はニコラス・ブレイクなどある時期のイギリス作家を指す「英国新本格」、デビュー直後の笹沢左保などを指す「昭和新本格」として過去に使われた経緯もあり、強いて区別するなら綾辻行人たちは「平成新本格」だが、ごく一部のマニアしかそのへんを区別しないので単に「新本格」と言い切って構わない)世代ですもんね、仕方ない。18日から復刻イベント「ぐだぐだ明治維新」が始まったが、事前告知は一切なく「メンテナンスが明けたらもうイベントが始まっている」という緊急開催ぶりでした。オリジナルと復刻、両方やったイベントはこれが初めて。イベ礼装が揃っていて特効鯖のレベルマも完了しているから攻略は楽でした。月末には1300万DL突破キャンペーンとして水着玉藻たちが復刻。ピックアップだけで2016水着イベントの再復刻はしない=新規はもう水着スカサハを手に入れる方法がない、と確定した瞬間であった。「もう復刻する見込みがないイベント」の配布鯖はそのうちレアプリ交換に追加されるのでは……という噂もありますが、さてはて。

(6月)

 13日から新規イベント「ぐだぐだ帝都聖杯奇譚」開催。実質的な『コハエースGO 帝都聖杯奇譚』コラボイベントです。「岡田以蔵」「坂本龍馬」そして「魔神セイバー」こと「沖田オルタ」、3騎いっぺんに実装される豪華絢爛ぶり。ランサーはバージョン違い(老書文→若書文)だしキャスターとバーサーカーは割愛されたけど是非もないよネ。岡田以蔵の人気ぶりは凄まじく、史実の方の関連書籍が増刷されたり、2018年に実装された中でもっとも聖杯を捧げられたサーヴァントになったりと、謎の以蔵ブームが巻き起こりました。私も以蔵さん欲しくてガチャを回しましたが1枚も出ずに撤退……悲しみ。「限定☆3」は悪い文明。ギャグキャラとしてイメージが定着しつつあるノッブのシリアスな魔王モードを見ることができたりなど、シナリオの方は盛り沢山な内容だった。正体を隠す気Zeroの奄美少将には笑ったし、ほっちゃんのダウナー演技が冴えるお竜さんもラブリィ。黒髪ロングストレート人外美女は正義。

 27日から復刻イベント「デッドヒート・サマーレース! 〜夢と希望のイシュタルカップ2017〜」開催。一昨年の夏イベントの前半パートですが、「全チームがゴールしないと次のステージに進まない」という仕様が変更されてダラダラ感も減少し、遊びやすくなった。ただクエストは全体的に難易度が高めで、グガランナ戦(これは後半パートの方だけど)はレベル100の“山の翁”がいるうちでも苦戦するほど。オリジナルのときは諦めて令呪コンティニューでクリアしたけど、復刻版は何とかノーコンで突破し、達成感が得られました。

(7月)

 4日から復刻イベント「デスジェイル・サマーエスケイプ 〜罪と絶望のメイヴ大監獄2017〜」開催。一昨年の夏イベントの後半パートです。メイヴの霊衣「魅惑の獄長ルック」も復刻されましたが、去年入手済の場合は代替報酬としてレアプリズムを配ってくれるという嬉しいお知らせ。レアプリの配布はこれが初めてです。モナリザかランチか迷ってランチを取りましたが、イベントない期間は宝物庫周回ばっかりしている現在を考えるとモナリザにした方が良かったかな……18日、お待ちかねの第二部第二章「Lostbelt No.2 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング 消えぬ炎の快男児」配信開始。「消えぬ炎の■■■」で伏字に入る部分が「快男児」なんて予測できた人、少なくとも私が観測した範囲ではひとりもいませんでしたね。だいたいが「戦乙女」「スルト」あたりを予想していた。北欧神話の世界で「ナポレオン」が大砲を撃ち、イリヤの外見をした「シトナイ」が登場するという予想外な展開もあったけど、「シグルドとブリュンヒルデ」のカップルがメインになるという大方の予想というか期待は裏切らなかった。ラスボスに当たる「あいつ」は悪役っちゃ悪役なんだけど、切ない事情もあって隠れた人気キャラになったり。人気ぶりで言えば社長絵の「ワルキューレ」もなかなか。私はスルーズ派ですが、最近はヒルドもいいな……と思い始めている。三人の中でもムードメイカーっぽいよね、あの子。

 3周年記念を迎える29日には「オール・ザ・ステイツメン! 〜マンガで分かる合衆国開拓史〜」を復刻しつつ、年二回の楽しみ福袋召喚「Fate/Grand Order Fes. 2018 〜3rd Anniversary〜特異点ピックアップ召喚(日替り)」も開催。他のソシャゲをやってる人には信じられないでしょうが、「Fes.」と謳っておきながら普段と排出率が一緒なんですよ、このガチャ……他は大抵「○○フェス開催! SSRの排出率が普段の倍!」とかなのに、FGOはその手のキャンペーンをやったことがない。通算ログボの増量とそれに伴う補填などで大量に石が配布された影響もあって、ほとんどのプレーヤーは気にせずガチャったみたいですが。3周年記念ピックアップの目玉は「スカサハ=スカディ」、北欧に君臨する「異聞帯の王」です。見た目は「師匠」こと「スカサハ」にそっくりだし、声も能登さんだし、モーションで槍を使うし、内面も若干スカサハに引きずられている部分はありますが、パーソナリティー的にはまったくの別人です。おかげでスカサハとはまた違ったファン層が築かれている。破格のQサポ性能を最大限に活かす「スカディシステム(正確にはWスカディシステム)」が周回のトレンドとなり、サポート欄から孔明やマーリンがだいぶ減りました。8月から始まる新水着イベントのために節制していた私は呼符1枚も使うことなくスルーしましたが、やはりダメ元で回しておくべきだったか……と後悔しながらも「いいもん、うちは孔明にずっと頑張ってもらうから」と痩せ我慢を貫く次第。酸っぱい葡萄みたいなことを書きたかったけど、特に思い浮かばなかった……どちらかと言うとおっぱい葡萄だし。福袋は水着ネロ(2枚目)でした。アニメーションプロジェクト始動が報じられたのもこの頃ですね。今年はバビロニアのTV放送が予定されているわけで、早くも牛若丸の跳躍を期待して胸が高鳴っております。

(8月)

 16日から2018水着イベント「サーヴァント・サマー・フェスティバル!」開催。略して「サバフェス」。これまでずっと二部構成だった水着イベントが一部構成に変更となりましたが、シナリオのボリュームはむしろ二部構成時代よりも跳ね上がっている。「ループするハワイでコミケ!」という「どこに水着要素が?」なイベントですが、とにかくいろんなキャラを出演させてやろうという気迫に満ちていて最高に楽しいお祭りでした。とはいえ時間経過を取り入れたせいで攻略が面倒になっており、イベントの進め方に関してはもうちょい改良の余地があると感じました。配布で狂邪ンヌ(水着ジャンヌ・オルタ)、ガチャで弓ジャンヌ(水着ジャンヌ・ダルク)が手に入り、ジャンヌ系のサーヴァントは「ルーラーのジャンヌ」以外すべて揃うことに。コレクション気質ゆえ、こうなるとルーラーの方も欲しくて仕方なくなり「サプチケはよ!」とことあるごとに要求していましたが、つい先日すり抜けでお会いできてしまった。弓ジャンヌは「性能面で弓王に比べると物足りない」って評価らしいんですが、イシュタルとの相性がいいのでイベント後もちょくちょくイルカを飛ばして戦ってくれております。それにしてもなぜイルカなんだ……。

 月末には1400万DL突破キャンペーンとして弓王(水着アルトリア)たちが復刻。この調子で行くと1800万DLや1900万DLあたりで水着ネロとか水着オルタの復刻が来るのかしら。でも水着ネロだけニューイヤー2019ピックアップで復刻されているし、わかんないな。

(9月)

 5日からスペシャルイベント「Fate/Accel Zero Order -LAP_2-」開催。いわゆる「Zeroコラボ」の復刻です。虚淵玄書き下ろしシナリオによる「ロード・エルメロイU世の第四次聖杯戦争やり直し」ストーリー、超豪華な二次創作といった趣でかなり面白かったです。ケイネス先生が非常にイイ味出していた。ショップの店員にまでなってるし。黒スーツ姿のセイバーやモコモコ服のアイリなど、専用立ち絵も気合が入っていて眼福だった。剣ディルの実装や狂スロットのモーション改修など、サプライズもあって去年の復刻イベントとしては一番ワクワクしたかも。14日からの「京まふ2018出展記念ピックアップ召喚(日替り)」で大人気キャラと化した以蔵さんが復刻されましたけど、相変わらず引けなかった……。

 19日から待ちに待ったネロ祭……ではなくギル祭に改められた、ボックスガチャが美味しくて超高難易度クエスト目白押しの「バトル・イン・ニューヨーク 2018」開催。参加チームについて逐一書かれていた2017年と違い、非常にあっさりとシンプルにまとめられたシナリオとなっていて正直物足りなかった。でもボックスガチャが旨かったのでひたすら周回して100箱開けました。機種をAndroid(ASUS)からiPadに移行させたのもこの頃ですね。驚愕するほどロード時間が短くなって、あまりにも短いので周回の合間に漫画を読むのが難しくなるほどだった。Android時代はオーダーチェンジだけで10〜30秒くらい固まる(特に水着ネロは描画の関係かメチャクチャ重たかった)し、宝具発動時に画面がホワイトアウトすることもザラだったけど、今やそういうカクつきは微塵もナッシングです。昔は「そういうもんなんだろう」とさして疑問を持たずに受け容れていたが、この快適さを知ってしまうとぶっちゃけもうAndroid版には戻れない。

(10月)

 5日から復刻イベント「ハロウィン・ストライク! 魔のビルドクライマー/姫路城大決戦」開催。ハロウィンイベントの第3弾ですが、配布サーヴァントが「メカエリチャン」と「メカエリチャンU号機」の2種類あって、どちらかしか貰うことができない――という仕様になっています。見た目とキャラがちょっと違うだけでユニットとしての性能はまったく一緒ながら、シナリオ上の見せ場が多かったメカエリチャンにするかメタリックな外見がカッコイイU号機にするか、だいぶ迷ってオリジナル版ではU号機の方を取っていた。「ゴジラよりもメカゴジラの方がイカす」とか言っていた子供なので仕方がない。復刻版でめでたくメカエリチャンをゲットすることができ、「Wメカエリチャン編成」もできるようになった。ひたすらバスターで殴るだけの頭悪い編成だが……性能面で難色を示されていたイベントの主役「刑部姫」も復刻に合わせて強化クエストが実施され、宝具ランクが「A+」から「EX」になった。「バスター強化」という追加効果に関して「コレジャナイ」って声も多かったが、クレオパトラやセミラミスと組み合わせやすくなって個人的にはありがたかった。そのクレオパトラも幕間の物語で宝具強化され、ますます登用機会が増えることに。

 24日から新ハロウィンイベント「神秘の国のONILAND!! 〜鬼の王とカムイの黄金〜」開催。エリザベート・バートリーを主軸にした3部作が終わり、また新たなストーリーが始まる……と思いきやオチがアレですもんね。第二部第二章に登場したアルターエゴ「シトナイ」が実装されましたが、期間限定ではなく「時間差で組み込まれたスト限」という珍しいポジションに収まった。「第二部第二章のクリアが必須」という厳しい参加条件の割に「いつものハロイベ」といったノリで少々肩透かしだったものの、イリヤ好きにはちょっと嬉しい場面もあるイベントでした。

(11月)

 7日から開催された「1500万DL突破キャンペーン」で約1年ぶりにアビーこと「アビゲイル・ウィリアムズ」復刻。この子、黒星絵も相俟って幼女扱いされることが多いけど、少なくとも肉体年齢は12歳で身長も152cmと案外大きい。ちなみに設定上はジャックちゃんが134cm、ジャルタリリィが141cm、アリス(ナーサリー・ライム)が137cmです。ジャンヌ・ダルクが159cm、マシュが158cmなので、幼女組よりもそっちの方に近いっていう。なお同時ピックアップされている「オケアノスのキャスター」は147cmで実はアビーよりも小柄です。叡智の業火、通称「☆5種火」やマナプリ交換礼装「カルデア・ティータイム」の追加などもありましたが、一番の注目は「お好きな☆4サーヴァントを1騎プレゼント」というキャンペーンでしょうね。配布と期間限定を除く全54騎の中から欲しい鯖をどれでも選べるとあって発表直後はツイッターのトレンドが☆4サーヴァントの名前で埋まった。後日発表された集計では「ワルキューレ」がもっとも選ばれた☆4サーヴァントだったらしい。私はスト限で入手しづらいメディアリリィをゲット。噂に名高いハーゲンティの末路を拝むこともできた。今年こそプリヤコラボの復刻が来ると信じているので、イベントでの活躍を期待したい。

 14日から復刻イベント「冥界のメリークリスマス」開催。このイベントで「入手済配布サーヴァントの再入手特典」が新たに付与され、「同じイベント限定サーヴァントを「累計で6騎以上」入手すると、6騎目以降、新たに1騎入手するごとにレアプリズム1個がプレゼントボックスに送られる」ようになりました。つまり配布サーヴァントを毎回ちゃんと宝具5にしているようなプレーヤーは配布鯖のある復刻イベントをやるたびレアプリが5個貰えるようになるわけです。レアプリ交換は長年ずっと高嶺の花だったが、ようやくこれで定期的に利用する目処が立ちました。早速魔術礼装「アニバーサリー・ブロンド」と交換し、「アニブロぐだ子かわいい」とウットリしましたよ。翌月以降の話になりますが、「カルデアの夢火」という絆レベルの上限開放を行うアイテムもレアプリ交換のラインナップに加わるため、今後はこっちとの交換を検討しています。

 27日から第二部第三章「Lostbelt No.3 人智統合真国 シン 紅の月下美人」がいきなり開幕。事前に放送されていたニコ生で「このあとすぐ配信開始です」と告げられる、「英霊剣豪七番勝負」の再来となりました。FGOはホント直前になってからの発表が多すぎる……舞台は中国、コヤンスカヤに盛られた毒の治療薬を求めてやってきた一行は「永世天下泰平」を実現させた、まるで楽園のような完全管理社会(ディストピア)を目の当たりにする。シナリオは虚淵玄、ゼロコラボ以来の本格参戦に場は沸き立ち、ニコ生に出演していた悠木碧は警戒心を露わにした。「虚淵脚本のせいで概念にされたアルティメットなヒロイン」を演じているだけあって一片の油断もない。実際はそこまで凄惨な内容ではなく、スパさんや荊軻ちゃんの見せ場があってセプテム(第一部第二章)の不満点を解消する良いシナリオに仕上がっていました。「異聞帯の王」である「始皇帝」が超然としつつもフランクな性格していて憎めない。「お朕朕ランド」という言葉が流行ったときの末世ムードも楽しかった。

(12月)

 12日から「クリスマス2018 ホーリー・サンバ・ナイト 〜雪降る遺跡と少女騎士〜」開催。「サンタ」と「サンバ」を掛けたうえに全力で『キン肉マン』パロディをやるという「同人時代からまったく変わっていない……」なノリに全国のマスターを当惑させた。『キン肉マン』を知っているかどうかで面白さが全然変わってくるシナリオ配信するなんて何考えてるんだ、と思いつつもマッスルタッグマッチでミートくんの投げる玉を必死に奪い合っていた世代の私は普通に楽しみました。好きな超人はウォーズマンです。タイトルの「少女騎士」で円卓の一員「ガレス」(原典では男だが、Fateの世界では女になっている)が来るのでは、と予想されたが実際に現れたのはシャルルマーニュ十二勇士の一人、「ブラダマンテ」でした。アストルフォの従妹に当たる。saitom絵による臀部を強調した宝具演出が特徴で「彼女を引き当てた人はイベント期間中ずっと尻を眺めながら周回することになるのか、アハハ」と笑っていたら自分が引き当てて、本当にずっと尻を見続けることになりました。

 総括。こうして一覧すると新規イベントが少ない印象を受けます。古参プレーヤーが「復刻ばかりでモチベ上がらない」とボヤく気持ちもわかる。イベントシナリオは復刻のZeroコラボが一番面白かった。新規に限ればサバフェス。本編シナリオは「常に一定の面白さを維持している」点ではシン、「バラつきがあるけど盛り上がる場面では一気にヒートアップする」点ではゲッテルデメルングに軍配が上がる。アナスタシアはクライマックスが素晴らしかった反面、なかなか話が見えてこない前半は少し退屈でした。今年は第二部第四章「創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ 黒き最後の神」と第五章「星間都市山脈 ■■■■■■ 神を撃ち落とす日」(伏字は「オリュンポス」か?)の配信が実施されると見込まれますが、六章と七章に関しては来年かもしれない。「FGOのストーリーは第二部でグランドフィナーレを迎える」と奈須きのこが広言しており、早ければ今年、遅くとも来年にはFGOが完結することになります。そう考えると何だか寂しくなってせっせと周回するのも虚しい気持ちに襲われるが、なんだかんだで売上が維持されているかぎりはイベント開催でダラダラと続きそうな気もする。FGOはソシャゲとして見るとすっかり旧式化しており、抜本的な改革は難しく、いっそ一から仕切り直すべきでは……と奈須きのこは考えているみたいですが、「きのこの言うことは信じるな、奴の予定はコロコロ変わる」「きのこの発言を鵜呑みにするだなんてまだまだ青いな」「月リメマダー?」「月姫2マダー?」「まほよ続編マダー?」「DDD3マダー?」「鋼の大地はよ」と歴戦のファンたちも語っている通り、現時点で慌てても仕方がないです。まずは今のイベントを存分に楽しもう。

・お正月ということで、各ソシャゲ一斉にいろんな商品を売り出しています。順々に見ていこう。

 まず『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-(スタリラ)』は「期間限定お正月パック」。最高レアリティである「☆4舞台少女」1人確定のチケットが付いてくる商品で、サプチケみたいに任意のキャラを選ぶことはできないが「前衛」「中衛」「後衛」いずれかのポジションを指定することができます。「うちは前衛寄りだから中衛か後衛が欲しかったし、サプれないのは残念だけど悪くないな……被る可能性もゼロだ」と前向きに購入を検討しましたが、お値段なんと9800円! フルプライスのエロゲー並み! えっ、全ソシャゲ用に組んだ予算がほぼ吹っ飛ぶんですが!? いくら何でも高すぎて手が伸びない。たとえ「任意のキャラを選べる」仕様でも無理ですね。なんというか、随分と強気な価格設定だ……素でビビったわ。

 次に『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』は「みたまのお正月デラックス福袋」、銀・金・プラチナの3段階あり、金には「☆4確定ガチャチケット」、プラチナには「選べる☆4確定ガチャチケット」が付いてきます。「おっ、サプれるのか。よっしゃ、プラチナ買って杏子ちゃんゲットだ!」と逸りましたが、必要な有償マギアストーンは500個……500個っていくらに相当するんだ? 期間限定だの初回限定だのいろいろあってわかりにくいが、計算すると最低でも7560円必要……? スタリラほどではないけど、なかなかにエクスペンシブ。排出がランダムな金で妥協すればもうちょっと手頃な値段になるものの、被ったときのことを考えると気が乗らない。マギレコはユニットを重ねる恩恵がFGOより遥かに大きく、未凸と完凸では強さが段違いとなりますけど、別に未凸でもメインクエストをこなす程度なら支障はないです。まどかやマミを重ねるより、できれば未所持の杏子かさやかが欲しい。せめてこの半額だったら……悩みつつお正月イベント「みたまと美味しい新年会」をプレーし、晴着みたまさんの美しさに惑わされ、フラフラとまるで火へ飛び込む蛾の如くガチャチケットを消費していたところスッと無属性のカードが表示され、目を疑っているうちに晴着みたまさんがお出ましになりました。なんかそれで満足してしまって福袋の購入は見送ることに。鶴乃とかフェリシアとか、本編での出番が多い低レア魔法少女も育てたくなってきているので、また次の機会に考えます。ポリシーがあって無課金を貫いているわけではなく、どうにも価格がネックなだけなので、「選べる☆4確定ガチャチケット」付きのセットが安くなったら前向きに購入を検討したい。

 『メギド72』は正月スキンと「コレクト召喚チケット(コレチケ)」付き魔宝石の販売。コレチケは無課金でもログボとイベントクエスト報酬で最大8枚まで手に入りますが、「リジェネレイト」という既存キャラのバージョン違いが排出対象として含まれる「厳選召喚」をするためにはあと7枚必要で、最低でも7080円の課金が要求される。7枚あればリジェネを除いたメギド1体確定の福引ができるので、おとなしくそっちにしておきました。被りだけは嫌だ被りだけは嫌だ、と恐々タップしたところ無事にルーレット(悪魔の時計)が回転し始めてホッとした次第。メギドは新しいユニットがメンバーに加入する際、時計がカラカラと回る演出入るんです。回り出さないと顔を見るまでもなく「あっ、被りだ」ってわかってしまう。女の子っぽい、どことなく見覚えのあるシルエットが映った次の瞬間、可愛いエプロン姿がドーンと画面に表示されました。そう、ティアマトちゃんです。通常時はサポート系のスキルを使うのに「バーサク」モードへ入ると一転して攻撃系のスキルを使い始める、ちょっと癖のあるユニット。最初は見た目の地味さからあまり注目していなかったが、「とても嫉妬深い」ことが判明したあたりで気になり始め、6章2節の見せ場で惚れてしまった。「いつか真メギドも対象の〆チケが来たら……」と考えていただけに、ピンポイントでの召喚は嬉しい。早く実戦投入がしたいから、全メギドクエストが開放される日曜日に石を砕いてどんどん育てるとします。

 『グランブルーファンタジー』は正月スキンとサプチケ。正月スキンはお馴染みのキャラたちが晴着を纏っており、目にも艶やかですが、とにかく数が多い。15種類もあるので全部買ったら45000円もする。ベア子、ゼタ、ロゼッタ、リーシャ、ヴィーラ、フェリ、カタリナあたりが欲しいけど、余裕で予算オーバーです。スキンには10連チケットが付いてくるので課金してガチャを回すことに躊躇いがない修羅な層からすれば「ほぼ無料」の感覚らしいが、スキンだけ欲しい非修羅層からすると割高感が否めない。指を咥えて画像を眺めるだけに留めておきました。サプチケの方は定期的に販売しているし、今買わなくてもいいか……と見送り。サプチケ的なものが常備されていないゲームには「サプチケ実装してくれ!」と言い募るくせして、サプチケが定着しているグラブルは「後でいいや」となってしまって結局購入しない不思議。しょっちゅう無料10連キャンペーンやっていて、欲しかったキャラがポツポツと手に入るから渇望感が薄くなるって面もあります。9日からあの合コンイベント「粧して臨めよ花戦」が復刻開催とのこと、「今度こそクリアしてやろう」と意気込んでいます。サイドストーリーに収録されている「とりまトッポブで。」の続編的な位置付けのイベントですから、まだの人はトッポブを先にやっておいた方がベター。

 『プリンセスコネクト!Re:Dive』は特別ログボの実施くらいでこれといった商品は販売していません。サプチケみたいなのがあったら「ノゾミ」と交換したかったのに……残念。

 結果として、実際に課金したのはFGOの福袋のみ。グラブルのサプチケやメギドの〆チケくらいの価格帯(3000円)を想定していたから、「内容を吟味しながら取捨選択するとして、全部で1万円もあれば余裕で足りるだろ」と計算していましたけど、9800円だの7560円だの見積もりを軽々と凌駕するお値段の数々に目ん玉飛び出て逃げてしまった。ソシャゲ課金に対する抵抗がだいぶ低減したとはいえ、まだ心理的に「3000円台の壁」はありますね。ソシャゲ用お正月予算は解体し、何か本でも買いに行きます。この新年はやけにガチャの引きが良くてあちこちでアタリが出たけど、「アタリが出た以上、やり込まないと勿体ない」という気持ち(貧乏性)が発揮されて結局三が日ゲーム漬けとなってしまった。前は「高レアが排出された途端にやる気を出す、我ながら現金な性格だ」と笑っていたけど、だんだん「高レアが出た……やる気を出さねば」と自らに暗示を掛けているような雰囲気になってきています。やはり複数のソシャゲ掛け持ちは疲れる……。

『ブギーポップは笑わない』、いよいよ放送開始

 「ライトノベルの転換点」とも称される作品が久々にテレビへ帰還します。どれくらい転換点だったかと申しますと、あくまで私見で明確なエビデンスはないんですが、「ライトノベル」というごく一部で使われていたジャンル名を全国レベル・商業レベルで普及させた存在がこの“ブギーポップ”シリーズなんです。ブギーポップは「挿絵付きの中高生向け文庫書下ろし小説」を普段あまり読まない層にまで広がり、いろんな考察と批評が繰り返されていく中で「挿絵付き(以下略)」を指す用語が必要になって、「ごく一部」で既に流通していた「ライトノベル」が引っ張り出されることになった。それまでは「ソノラマ」「コバルト」「スニーカー」「ファンタジア」とレーベル名を持ち出して語られることが多く、レーベルを超えた横断的なジャンル名は定着していませんでした。図書館の分類上は「YA(ヤングアダルト)」か「児童文学(ジュヴナイル)」に収まっていたけど、YAは「青少年向けの文学」を指すものであって挿絵は必須じゃなく、図書館に置かれる関係上ハードカバー作品がメインで「文庫書下ろし小説」は傍流の扱いだった。ジュヴナイルはどちらかと言えば「絵本を卒業した子供が読み出す文学」、具体的にはナルニアとかハリーポッターとかああいうのを想定しているので若干分野が異なる。「ジュヴナイル系ライトノベル」や「ライトノベル系ジュヴナイル」もあるので境界部分は混じり合っていますけど、よく言われる判別法は「大人が好んで買い与えるのがジュヴナイル、子供がお小遣いをはたいて買うのがライトノベル」だ。「ライトノベルはゲームやアニメの影響が〜」みたいな話もあるけど、そっちを掘り下げると煩雑な定義論に移ってしまって本題に辿り着けなくなるので割愛します。雑に言ってしまうと、西尾維新もブギポというか上遠野作品の影響をかなり受けています。化物語のキャラクターコメンタリーでかどちんネタ使っているくらいだから、隠す気もない。「かどちん(上遠野浩平の愛称)」でデュラララの「ドタチン(門田京平)」を連想する人もいるかもしれませんが、そもそも門田京平のネーミングは上遠野浩平に由来するものです。

 ブギーポップ以前は「中世ヨーロッパ風」や「アラビア風」「中華風」など異国情緒香るファンタジー、未来の地球や別惑星など宇宙規模のスケールで描かれるSFが各レーベルの顔になっており、現代の学園を舞台に展開するストーリーもいくつかあったが決して主流ではなかった。ブギーポップの1冊目が刊行される1998年より前にアニメ化していた作品はロードス、タイラー、スレイヤーズといった面々であり、ブギポの刊行後もオーフェンやヤマモト・ヨーコといった作品が続いた。リアルバウトハイスクール、フルメタル・パニック、まぶらほなどの学園モノがアニメ化される流れは2000年以降である。ブギポのアニメ第1弾『ブギーポップは笑わない Boogiepop Phantom』が放送されたのはちょうど2000年であり、「学園ラノベアニメ」の先駆けと言えなくもない。実写映画化が決まっていたので原作のストーリーをなぞるのはそちらに任せ、こちらの方は原作にないエピソードを盛り込んだオリジナルシナリオとなりましたが、原作知識が必須なうえ「ファンでさえ咀嚼するのに苦労する」難解な構成や「地味で区別の付きにくい」キャラデザも相俟って新規の視聴者は「わけのわからないダークなアニメ」という印象を受け取ったらしい。結局「スガシカオの主題歌(夕立ち)は良かった」程度の評価に留まり、自然と話題に挙がらなくなっていった。現時点でブルーレイBOXどころか、DVD-BOXも北米版しか出ていません。

 旧アニメから19年の時を超え、遂に原作ストーリーがアニメ化されるとあって気が遠くなるような心持ちになります。初回は2話連続放送。1話目はあらすじからすると「エコーズ」のあたりですね。なにぶん20周年を突破したシリーズだから「途中で読まなくなった」という方も多いでしょう(というか私もだいぶ積んでる)けれど、原作はまだ続いています。タイトルに「ブギーポップ」と冠しているものだけでも22冊、関連作品――上遠野浩平の小説は時代が違えど舞台となる世界は同一なので、厳密に言えば「全著作」だが――を含めると少なく見積もっても3、40冊にはなる。アニメから入ってくる人は大変でしょうね。上遠野作品で個人的にオススメしたいのは『しずるさんと偏屈な死者たち』から始まる“しずるさん”シリーズ。一応ミステリとして書かれているが、読み所は「しずるさん」と「よーちゃん」の掛け合いであり、「微百合ラノベの名作」として根強い人気を誇っています。刊行ペースが物凄くスローで、1冊目から数えてもう15年以上経つのに前日譚『騎士は恋情の血を流す』を含めても5冊しか出ていません。なのでパッパッと飛ばし読みせず、じっくりと味わうように読み進めることを推奨したい。“ブギーポップ”シリーズとの関係が深い『騎士は恋情の血を流す』以外は上遠野作品に対する知識がなくても割とすんなり入っていける内容。お気に召したらここから他のシリーズに移っていくのも一つの手です。単発作品だと『冥王と獣のダンス』あたりもいい。


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