2012年1月分


2012-01-30.

「妖狐×僕SS」のりりちよ様がアニメ史上最大級にかわいい!! もはや萌えとかそんな言葉じゃ表現できない(【2ch】ニュー速VIPブログ(`・ω・´))

 話としてはまだまだ助走段階ながら、各地で凛々蝶熱が広がっているみたいですね。原作は何度か読み返しているものの、凛々蝶の可愛さばかりに目が行ってこのへん(アニメ3話あたり)のストーリーほとんど覚えていない……どんな内容だったっけ。次回は卍里と残夏が出てくるらしいが、蜻蛉様の登場はまだ先か。早く蜻蛉様がターンテーブルを輪姦しまくるところ観たいわ。

【タカヒロ×さかき傘×みこしまつり】新ブランド発足!ヒロイン全員不良娘!【みなとそふと】(オタク.com)

 まさかの『愛羅武勇』(みなとそふとが2008年にやったエイプリルフールネタ、ヒロイン全員ヤンキー)実現か。是非とも元町元子の実装をオナシャス。ノリとしては『特攻天女』みたいな具合になるのかしら。ちなみにライターのさかき傘は『つよきす3学期』のメインシナリオを手掛けた人です。本業はジュブナイルポルノで、『つよきす』のノベライズも古くから担当しており、その経験を活かして2学期で散々な評価に転落した『つよきす』を3学期で回復させることに成功。無印の『つよきす』でシナリオを書いたタカヒロは自分の手から離れた2学期以降を好ましく思っていない様子だったが、こうして新作のライターに起用しているところを見るに、さかき傘の腕は認めたようである。さあ、続報を待つしかない。元町元子が出てくるかどうかで当方の意欲はまるきり変わってきますからね。

ニコ生の小池一夫氏と虚淵玄氏の対談まとめ(萌えオタニュース速報)

 想像したことすらなかったような組み合わせの対談が遂に実現。虚淵の物語>キャラクターな創作スタイルに関しては過去のインタビューで何度も語っていることですが、だからと言って完全に話を作り込むタイプでもないらしい。『沙耶の唄』丹保凉子も当初の予定では単なる医者だったのに、気がつけばあんなふうになっていたという。シナリオの技術に関してはいろいろと研究しているそうですが、根っこにあるのは「自分が面白いと信じたものを全力でブチ込む」という非常にシンプルな構えですので、ファンは毎回「虚淵ならきっとデカイの一発かましてくれるに違いない」と期待できるわけです。しかし、相変わらず今年も忙しそうですな、虚淵玄。体が弱くてあまり無理が利かない人らしいけど、最近の激務を無事に切り抜けられているのかしら。

・拍手レス。

 うろ覚えですが天空の蜂の空振りは自作中でもちょろっとネタにしてましたよね確かw
 何かのゲストでテレビ出演したときも触れていたような記憶がありますし、一生ネタにし続けそうな予感はする。


2012-01-27.

・17日付の更新で「受賞作の『道化師の蝶』は来月21日に発売予定です」と書いたな。あれは嘘だ。というか、もともとの予定は来月だったけど受賞のせいで前倒しになったみたい、と訂正を試みる焼津です、こんばんは。

 新発売日は1月27日、つまり今日。発売延期に比べると前倒しは珍しいですが、実はちょくちょくあることだったり。ノーベル文学賞を受賞したバルガス=リョサの新刊も予定より早く刊行されました。今は話題の過熱と風化が急速なので、出版社も時機を逃さぬよう必死に合わせてきます。『道化師の蝶』は、というか円城塔の小説はとても万人受けする内容じゃないので、今のうちに売れるだけ売っておきたいところでしょう。いえ、騙して売りつけるというわけではなく、「潜在的な円城ファン」を発掘するのに最適な時機が今ということ。芥川賞獲ったくらいで円城塔がベストセラー作家になるとは思えないが、少しでもファン層を厚くしておきたいに違いない。それはそれとして田中慎弥は会見が話題を喚んだせいか、既刊がかなり売れているみたいですね。あちこちの書店で品切続出とか。なんだかんだで芥川賞はまだまだ影響があるんだなぁ。

『妖狐×僕SS(いぬぼくシークレットサービス)』第1話「いぬとぼく」視聴。

 結論から述べると、原作ファンにとってはほぼ理想的なアニメ化でした。各キャラの声や演技は概ねイメージ通りで、特に違和感なく聞けるし、テンポも程好かった。原作読んだときに「いきなりこれはどうよ」と鼻白んだ強盗襲撃シーンも、演出のおかげで迫力が増して「どうよ」どころかカッコ良くなっています。原作が好きなマンガだけにしょっぱい出来にならないか内心不安でしたが、これならそう落ち込まないでよいことになりそうだ。クオリティとしては問題ない。ただ、やっぱりどこで締め括るかですよね、これ。4巻で終わりにすると2期前提の内容になってしまいますし。うーん、アニメオリジナルの結末を持ってくるのかしら? 不安はまだ完全にはなくなりません。とりあえず、アニメスタッフに敬意を表してBD1巻ポチっておきました。原作者描き下ろしのマンガも特典に入っているので楽しみ。2巻以降を買うかどうかは今後次第で改めて検討させていただく。

『ビブリア古書堂の事件手帖』2012年本屋大賞にノミネート(主にライトノベルを読むよ^0^/)

 錚々たる顔ぶれの中に三上延が交ざっている感動。シリーズ累計130万部突破だそうですし、「売れてる本をもっと売れるようにする」本屋大賞ならば目を付けないはずがないか。受賞まで至るかどうかは読み切れませんが、もう三上には羽搏けるところまで羽搏いていってほしい。ライトノベルの方に戻って来ることがなさそうなのは少し寂しいですが。ちなみにリンク先に「次は直木賞だな」という書き込みがありますが、直木賞は文庫や新書が基本的に対象外(候補を決める選考者たちがハードカバー作品しか読まないため)のうえ、大手出版社から刊行された本でないとまず候補に上がりませんから、どんなに売れようと人気が出ようとメディアワークス文庫だけで書き続けているかぎり三上延が獲ることはありません。さすがにこれだけ売れてると大手からの依頼も来るでしょうが……っていうか既に殺到しているでしょうね、たぶん。

・東野圭吾の『歪笑小説』読了。

 神田は、寒川があの作品に賭けていたことを知っている。あの作品で文学賞を獲り、世間に名前を売るつもりだった。それだけに世間から黙殺された後の落ち込みようは尋常ではなかった。
 寒川だけではない。勝負を賭けた作品が全くの空振りに終わるということは、殆どの作家が経験している。今ではベストセラー作家と呼ばれている者でも、そうなる前は何冊もの自信作を無視されているのだ。

 泣いた。この件を読んで『天空の蜂』を思い出さなかった東野ファンはおるまい。デビューから10年、いまいち芽が出ずパッとしなかった当時の著者が起死回生を願って放った渾身の力作であり、入念な取材に基づいて書かれた一冊なのですけれど、刊行しても期待したほどの反響が得られなくて随分と落胆したそうな。文学賞から全く無視された、というわけではなく、一応吉川英治文学新人賞の候補に上がっています。まぁ受賞は逸しましたが……ちなみにその回の受賞作は『ホワイトアウト』『らせん』。3年後に上梓した『秘密』でブレイクを果たし、『天空の蜂』も遅れて再評価されることになったものの、よく心を折らずに作家活動を続けてくれたものだ。テロリストが自衛隊の大型ヘリを乗っ取って原発の真上に飛ばし、日本政府を脅す――というストーリーだったため、皮肉なことに去年からまた更に再評価の機運が高まりましたが、さておき本書『歪笑小説』は“○笑小説”シリーズの4冊目に当たります。ブラックユーモアや奇妙な味を利かせた短編群をオムニバス形式で収録する“○笑小説”シリーズ、しかし今回はオムニバスではなく連作に近い形式となっている。エピソードは個々それぞれ独立していますが、登場人物は概ね共通しており、また時系列に沿って進むせいで直前のエピソードの後日談を含んでいる場合もあります。読切性が薄くなったけど、そのぶんまとめて読んだときの面白さはこれまで以上だ。『黒笑小説』に収録されているいくつかのエピソードの続きでもありますので、未読の方はそちらから入ることをオススメします。

 業界皮肉、内情暴露、という意味では『超・殺人事件』の系譜に連なる内容。ただし、毒は薄く、業界や同業者に対する批判というよりも「現状認識」といった雰囲気が漂います。「デビュー作の映像化が決まった!」と浮かれた作家が次第に現実を知って落胆する「夢の映像化」など、「出版業界の内幕」っつーよりも「業界あるあるネタ」を基調にしている。言ってはなんですけど、割としょうもない話が多く、普通に読んだらイマイチなんですが、立て続けに読むとそのしょうもなさが癖になります。作家にしろ編集者にしろ、どいつもこいつもせせこましく、まさに「矮小」と呼ぶに相応しい。そんな彼らが悲喜こもごも必死に仕事に励む姿を面白おかしく切り取っており、気がつけばオチがどうこうよりも「この人が報われるといいのにな」って肩入れするような心情が湧いてきます。「矮小」であるがゆえに「卑近」なんですよね。「笑」の要素を期待した人には肩透かしでしょうし、小咄的なヒネリを求めると「あれれ?」ですが、内輪ネタに堕さないギリギリのラインまで後退してアットホームなムードを醸し出すことに成功しています。実在の作家や出版社、文学賞をもじったワードが頻出し、「いいのか、これ」と心配になるディスり寸前の描写もあるにせよ、根底にあるのは業界と同業者に対する共感と愛着でしょう。ただ、収録作の中で「小説誌」は比較的毒が強かったですね。「単行本のときに手直しすることが前提なら、雑誌に載せている原稿は下書きじゃないのか。出版社は作家の下書きに原稿料を払い、読者はお金を払って下書きを読まされるのか」ってところで「富樫のことかーっ!」と叫びたくなった人間は当方だけではあるまい。

 巻末広告にまで作中の架空小説を載せるなど、手の込んだ仕掛けで楽しませてくれます。タイトルのイメージでなんとなく敬遠している人も、是非このヌルさがだんだん心地良くなる業界あるあるネタ小説を味わってみてください。無論『黒笑小説』とセットで。

・拍手レス。

 電撃作家の群れを見るとうえお久光の名前を探してしまう悲しい習性・・・。瑞っ子とまではいかないですが、いいかげんどのシリーズでもいいから書いてくれと言いたい
 デビューからの1年間で7冊刊行という凄まじい記録を打ち立てた作家なのに……せめて年1冊ペースを目指してほしいところ。

 そーいや本スレで、ついには自分にまでフラれたベイ中尉マジ非モテ、とか言われてましたねw
 刑士郎が薔薇を拒んだことにヴィルヘルムとヘルガが揃って驚くシーンは正直ギャグっぽかった。「おーっしゃ! ここで満を持して俺様たち参……え? 出番ナシ? マジで?」


2012-01-22.

ベアトリスが「エ、エレオノーレお姉様が、鉄下駄を……!」と絶句する謎の幻覚を見た焼津です、こんばんは。

 なんだそれは、『エインフェリアをねらえ!』か。この人がコーチ役でカッコいいセリフを囁いたりするのか。ベアトリスがエレオノーレと合体して宇宙大蛇に立ち向かっていくのか。書いててだんだんトップが観たくなってきた。BD-BOX予約するか。

・ネット配信を利用して今期のアニメいくつか観ましたが、面白い作品多くて辛いです。ガリガリと時間を削られる。

 “物語”シリーズのファンだから『偽物語』が図抜けて楽しいけれど、それ以外もなかなか甲乙つけ難い。しかし『偽物語』、ビジュアル面が前作よりも随分と向上していて吃驚しました。『化物語』は正直、絵的にはちょっと不満の残る仕上がりだったんですよね。悪くないけどもうちょっと頑張ってほしいな、って具合で。特に「まよいマイマイ」あたりはセリフ量が多いこともあり、間の持たない雰囲気が濃厚だった。そこに来ると『偽物語』は1話目早々からセリフと絵と間の合わせ方がうまく、非常に心地良く観れました。続きもワクワクしながら待っています。他に配信を観て惹かれたのが『戦姫絶唱シンフォギア』『輪廻のラグランジェ』『探偵オペラ ミルキィホームズ 第2幕』『モーレツ宇宙海賊』『アクエリオンEVOL』『あの夏で待ってる』の6本。シンフォギアは1話目からエピソード詰め込みすぎでポカンとなったものの、ツッコミ入れながら観るのが気持ち良い。歌いながら戦うのは忙しないし違和感バリバリだけど、少なくとも退屈はしない。もしDiesがアニメ化したら各詠唱をキャラクターソングにしてBGM代わりに流しながら戦う感じになるかな、などと妄想。「ゆえに恋人よ〜♪ 枯れ落ち〜ろ〜♪」 バトルオペラというよりうたプリみたいなイメージになった。「陽だまり」とか「聖遺物」といったワードが出てくるからついDiesを連想してしまう。さておきシンフォギアは続きも気になるので、たぶん最後まで付き合うことになると思います。ラグランジェは放映前に「ジャージ部」云々といった設定を目にして首を傾げていたが、要するに助っ人部みたいなものか。成り行きで巨大ロボットに搭乗することになる――という流れがとても強引だけど、「無理矢理でもいいから1話目で主人公をロボットに乗せろ!」というのがこの手のお約束だから仕方ない。爽やかなノリで、且つロボット戦もなかなか迫力あって飽きさせない。ちょっとずつシリアスになっていくのかもしれんが、しばらくは気楽に観れそうだ。ミルキィホームズは探偵要素を物凄い勢いで投げ捨てている反面、ドタバタコメディとしては秀逸だから評価に困る。もうこのまま開き直って最後まで突っ走ってほしい。

 モーレツ宇宙海賊(パイレーツ)は笹本祐一の『ミニスカ宇宙海賊』が原作。作者は割と有名だけど、このシリーズは少し前に始まったばかりでまだマイナーだったため、アニメ化が決まったときは誰もが驚きましたね。ヒロインが亡き父の後を継いでいきなり宇宙海賊船へ乗ることになる、という流れがこれまた強引ながら、1話目ではまだ搭乗するところまではいかない。2クールアニメということもあって、展開はゆっくり目だ。でもテンポは良いからダレない。今風のアニメじゃないけど、昔懐かしい感じでオッサン受けしそうなところはある。最後まで付き合ったものかどうかまだ決めかねるが、しばらく追っていきたい。アクエリオンEVOL、前作はOPだけ好きで、本編にはちょっと付いていけないものを感じたから今回もスルーするつもりでしたけど……評判に釣られて観たら面白いじゃないっスか、これ。偏見は良くないな、やっぱ。これもロボット物の常でところどころに強引さが覗くけど、ツッコミを跳ね飛ばす元気の良さがあって「バカだな」と苦笑しつつテンションが上がってしまう。シンフォギア同様、「面白い」というよりは「退屈しない」って言った方がしっくり来るアニメです。にしてもマズいな、前作も再チャレンジしたくなってきた。レンタル屋で借りてこようかしら。『あの夏で待ってる』は『おねがいティーチャー』の系譜を継ぐ青春アニメらしいが、おねティは観たことないのでそのへんよく分からない。異星人の不手際が原因で主人公が死に掛ける(もしくは一度死ぬ)というベタな冒頭に激しい既視感を覚えたものの、色恋がもつれそうな青春ストーリーとしてはなかなか面白そうだ。近く『妖狐×僕SS』の配信もあるし、週8本もチェックしたいアニメがあるだなんて、嬉しい悲鳴を上げたくなる。できれば旧作のチェックも並行してやりたいところだが、積読消化のノルマもあることだし、到底時間が足りそうにない。面白い作品が目白押しってのもそれはそれで困りものだ。あと『Another』はネット配信してないみたいだけど今ちょうど原作を読んでいるところなので、面白かったらアニメ版もレンタルなり何なりで視聴してみたく思う。綾辻は“館”シリーズの最新刊も出したし、イイ感じに風が吹いてますな。

円城塔さん :芥川賞受賞 「安部公房さんの路線を行きたい」(MANTANWEB)

 え? 円城塔が『屍者の帝国』を書き継ぐの? 『屍者の帝国』とは、2009年3月に亡くなった伊藤計劃というSF作家による未完の長編で、冒頭部分しか出来上がっていない作品です。『NOVA1』『伊藤計劃記録』に収録されていますので、興味のある方はそちらをどうぞ。円城塔は2007年5月、伊藤計劃は2007年6月にデビューしており、ほぼ同時に作家となったようなもんです。もともと二人とも第7回小松左京賞の最終候補に残った仲なので、セットで覚えている人も多い。ちなみに第7回小松左京賞は「受賞作なし」。二人に獲らせておけば良かったのに……絶筆した作品を同業者が書き継ぐ、というのはしばしばある事態で、最近でも北森鴻の『邪馬台』(連載時のタイトルは『鏡連殺』)がそうした形で出版されました。古い例だと坂口安吾の『復員殺人事件』を高木彬光が『樹のごときもの歩く』として完成させている。海外ではロバート・ジョーダンの『時の車輪』という長大なファンタジーの最終章をブランドン・サンダースンが書き継いでいます。グイン・サーガも誰かが書き継ぐのではないかという噂がありましたが、今のところ実現を窺わせる動きはない。未完の作品は誰かが書き継ぐべきか、そっとしておくべきか、持論は様々でしょうが、個人的に「続きはない」と落胆した物語の続きが読めることは素直に嬉しい。続報を待ちます。

ライトノベルが以前よりよくなった点、新しく進化した点ってなに?(主にライトノベルを読むよ^0^/)

 「刊行点数が爆発的に増えた」という点に関しては皆の共通する印象みたいですね。今でこそ月17冊とか凄まじい点数を出版している電撃文庫も、ひと月あたりほんの数冊という時代がありました。当時の「電撃の缶詰」(折込チラシ)を見るとあまりの少なさに驚く。しかも今みたいにオリジナル作品ばかりじゃなくて、結構ノベライズ作品が目立っていました。創刊しばらくはノベライズ系と新フォーチュンとゴクドーくん外伝とクリスタニアが主力で、ハッキリ言って「あまり独自色のないレーベル」でしたよ。流れが変わったのは、やはり98年の『ブギーポップは笑わない』。毛色の変わった作品が出てきたと話題になり、電撃ゲーム小説大賞(現在は電撃小説大賞)からデビューした生え抜きの新人たちも徐々に育ち始める。拡大路線へと走り出す大きな転機となった年は、第6回電撃ゲーム小説大賞の受賞作が発売される2000年。電撃の賞には「大賞」「金賞」「銀賞」と主に3つのランクがあり、毎年3人前後の新人がデビューしていたのですが、2000年はなんと第6回の最終選考に残った6人全員をすべてデビューさせている。下手すれば暴挙と言われかねない「候補者全員デビュー」に及んだ理由は、99年に「選考委員特別賞」という特別枠を用意してデビューさせた志村一矢の最終選考作『月と貴女に花束を』が好調だった(設定やストーリーにツッコミどころが多いせいで評価はボロクソだったが、「人狼」という伝奇に「押し掛け妻」というラブコメ要素を混ぜ込んだ作風、今で言う「萌え」と「厨二」のハイブリッドが当時は希少だったためか、非常によく売れた)こと、“電撃hp”(“電撃文庫MAGAZINE”以前に存在していた電撃文庫の雑誌)に「Dengeki hp NEWCOMER」という名目で全文掲載した『キノの旅』が好評を博したこと、この2つが主因だったのではなかろうか。『キノの旅』は童話みたいなテイストで、個性はあるけど需要はあるのか……ぶっちゃけ売れるのかどうか見通しが立たなかったこともあり、実験的に全文掲載してみたらしい。時雨沢恵一に続いてデビューした第6回の候補者、鷹見一幸と水落晴美も「Dengeki hp NEWCOMER」として全文掲載されてから単行本が刊行されています。この「Dengeki hp NEWCOMER」は確か4人目に当たる『シンフォニア グリーン』の砦葉月が最後となりました。

 『月と貴女に花束を』や『キノの旅』といった、あまり評価されていなかった、あるいは評価に迷った作品が立て続けにヒットしたせいか、電撃文庫は2000年代以降「可能な限り新人をデビューさせていこう」という数撃ち方針を取るようになります。1レーベル内で毎年10名を超える新人が輩出される――って異常事態がすっかり定着しました。新しい受け皿として姉妹レーベル「メディアワークス文庫」が創刊された影響もあり、2010年には25人もデビューしています。とりあえず3人くらい覚えればそれで良かった90年代とは大違いです。ここまで来ると把握し切れない。あまりにデビューさせすぎでほとんど使い捨てみたいになってしまったパターンもあります(『精恋三国志』なんて「T」とナンバリングしたのに続編がまったく出ていない)が、『灼眼のシャナ』の高橋弥七郎や『とらドラ!』の竹宮ゆゆこ、『撲殺天使ドクロちゃん』のおかゆまさき、『とある魔術の禁書目録』の鎌池和馬、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の伏見つかさ、『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』の入間人間など、積極的な拡大路線を取らなければ獲得できなかったであろう作家たちが華々しく活躍していることを考えると、電撃も今更この方針をやめられないでしょう。三上延みたいに10年経って売れ始める作家もいますし。「ほとんど使い捨てみたいになってしまったパターン」もあるにせよ、電撃は比較的新人の育成に熱心な方であり、商品展開も意外に気長だ。『七姫物語』も8年掛かりで完結させてくれました。具体名は出さないが新人の使い捨てがひどいレーベル、新人を育成するノウハウがない(そもそも育てる気自体がまったくないのでは、と疑われる)レーベルは他にいくらでもあります。『境界線上のホライゾン』の川上稔も恐らく他のレーベルでは生存できなかった。古橋の『ソリッドファイター』の完全版が出ることもなかったし、秋山の『E.G.コンバット』再開の噂が囁かれることも夢のまた夢であっただろう。また、電撃ではないが『魔術士オーフェンはぐれ旅』も奇跡の復活を遂げたし、『戦塵外史』もまさかの完結を迎えた。復刻と復活、それを支える気長さ。「ライトノベルは時間が経てば廃れるだけで、再刊もされず、古典が生まれない」という状況が徐々にではあるが改善されてきているところが「以前よりよくなった点」と言えましょうか。少なくともエロゲーほど世代間の断絶が深刻ではない気がする。「ロードス島が刊行されていた頃……」と語っても「古いな」程度の反応ですが、「メディアがフロッピーディスクだった頃……」と語ったら遥か古代のように思われますからね。いずれライトノベルもミステリやSFみたいに先輩格から「古典読め、古典」とせっつかれる時代が来るかもしれません。

「エルフェンリート」の岡本倫、来週のヤンジャンで新連載決定!原作を務めた今週のヤンジャンの読み切りがエロすぎwww(萌えオタニュース速報)

 タイトルは『極黒のブリュンヒルデ』、「極黒」の読みは不明。岡本倫が新作がまた読めるとは嬉しいかぎり。題からすると北欧神話絡みでしょうか。ブリュンヒルデはワルキューレ(死した英雄の魂をヴァルハラに導く戦乙女)の一人で、主神の怒りに触れて一度眠りに就くから、「眠りに就いたブリュンヒルデ」と「死んだはずの幼なじみ」を重ね合わせていくつもりなのかしら。ともあれ楽しみだ。

レジナルド・ヒル氏が死去

 え? ショックで少し声が出なくなりました。英国のミステリ作家で、ダルジール警視が活躍する一連のシリーズが有名です。いえ、『骨と沈黙』など、ごく一部の作品しか文庫化されていないせいもあってポケミス読まない人にはあまり知られていないかもしれませんが、別名義も含めて邦訳は30冊くらい出ていました。市場が冷え込んでいるためか、原書ではどんどん新作出している作家でもなかなか邦訳が発売されず日本でのシリーズ展開が止まってしまう……という悲しい状況が多い海外ミステリの中で、安定して新刊が翻訳される貴重な作家でした。分厚いし、なんだか堅苦しそうに見えますが、意外とユーモア要素もあって読みやすいんですよ。この人の既刊をちまちま集めて、「いつかコンプリートしてやろう」と意気込むのが当方の趣味だったのに、もう新刊が追加されることがないとは。ただただ残念ですが、どうぞ安らかに。

・拍手レス。

 神咒の主人公サイドで刑士郎組にどうしても肩入れしたくなるのはやっぱりDiesからの引継ぎがあるからですねー 終盤の解脱は波洵の理だけじゃなく、ようやく真っ当な意味で水銀の呪いから解放されたとゆー側面もあるわけで実に感慨深かった…
 ヴィルヘルム→刑士郎で桎梏から解き放たれたことは確かに感慨深かったです。でもキャラとしてはやっぱり報われないヴィルヘルム時代の方が好きだったり。


2012-01-17.

『オズマ』『オズヌ』と勘違いして無駄に喜んでしまった焼津です、こんばんは。

 チクショウ! しろー大野が再評価されて、ついでに『激突カンフーファイター』の清水良英も復活するフラグが立ったと思ったのに!

・神咒が終わったので溜め込んでいたDiesスレや神咒スレのログを黙々と読む。量が量だけに来月まで掛かりそうだな、こりゃ。興味深いネタや考察がいろいろとあってじっくりと検証したくなるし。けど、「Fate/ZeroのCMパロディで波旬がバーサーカーとして出てくるMADがある」ということで探してみたらタグに「星廃戦争」とあって噴いた。それとはまったく関係ないんですけど、ねんどろいど コーデリア・グラウカの紹介にある「髪の毛の逆立ったコーデリア」が一瞬獣殿に見えて噴いた。首筋にギロチン叩き込まれても平然とへし折りそうな凛々しい顔つきやでぇ。

第146回直木賞・芥川賞、受賞作決定

 予想通り『蜩ノ記』が来ましたか。芥川賞は田中慎弥と円城塔……だと? SF作家としてのイメージが強いせいか、円城塔が芥川賞を獲るのは完全に予想外だった。確かに何度か候補に上がってましたが、てっきり「ノミネートされるけど受賞には至らない作家」として在り続けるものとばかり。受賞作の『道化師の蝶』は来月21日に発売予定です。田中慎弥はむしろまだ受賞していなかったことに驚いた。もうとっくに獲ってるようなイメージだったのに。芥川賞は普段熱心に押さえないけど、今回は2つとも買ってみようかな。

『Trample on "Schatten!!" 〜かげふみのうた〜 REVOLUTION+』、1月27日発売

 要は復刻版です。もとは2009年に発売されたエロゲーですが、メーカーであるTAIL WINDが解散してしまったため再販されることなく放置されていました。川原誠原画の変身ヒーロー物で、基本的なノリは「熱血」。見得を切ったりポーズ取ったり必殺技の名前を叫んだり、ちょっと恥ずかしくなるくらいにベタベタな熱血アクションを貫いています。体験版だけやって買い逃していたので、安かったら買ってみようかな、と考えましたがお値段7140円(税込)……復刻版であって廉価版ではないようです。変更点もシステム面が主で、シナリオやCGはほとんどいじらない様子。まじこいSも出ることだし、今月はパスして来月また検討するかな。

ニトロプラスの『ギルティクラウン ロストクリスマス』、5月31日発売予定、PVも公開中

 アニメの終了後に合わせるだろうから4月あたりかな、と睨んでいたら5月か。PV観ましたけどなかなかイイ雰囲気で期待が持てます。「アニメ本編から遡ること10年前。突如発生した致死性ウィルスの蔓延によって大混乱に陥った日本の裏側をノベルゲームならではの手法で描きます!!」とのことで、これなら本編1話目しか観ていない当方も付いていけそうかな。主人公がスクルージでヒロインがキャロル、タイトルが「ロストクリスマス」ってことはディケンズの『クリスマス・キャロル』を踏襲するつもりなのかしらん。しかしニトロプラスのトップページが到底エロゲーブランドとは思えない代物になっていて笑う。もはや隔世の感すら漂うわ。

俺が選ぶ「おっ?」っと手に取るラノベタイトル11選@主ラノ(主にライトノベルを読むよ^0^/)

 11個も選ぶのはキツいな、5個くらいにしようか……。

 『おおきくなりません』 … 縁日の屋台で「大きくなりません」と言って売りつけておきながら「大きくなったじゃないですかー! やだー!」となってしまう、そんな動物たちの姿が一瞬で連想される秀逸なタイトル。あえてひながなで統一したのもイイ。続編の『やっぱりおおきくなりません』と併せて購入したい、デュアル文庫の隠れた名品。

 『人類は衰退しました』 … 田中ロミオの小説デビュー作ということから問答無用な勢いで飛びついたけど、もしロミオを知らなくても「おっ?」と手に取っていただろう一冊。ネガティブなタイトルの割に明るい雰囲気で、でもどことなくブラックなところもある。捩れ方が心地良く、読み終わった後に題名を見返してもしっくりと来ます。新装版も出ています(アニメはこちらのデザイン準拠)が、旧装版に馴染んだ身だとやはりまだまだ慣れませんね。

 『天になき星々の群れ』 … 夜空とか星は別に好きじゃないけど、『天の光はすべて星』とか『星と月は天の穴』といったタイトルは好きです。『我が赴くは星の大海』も好き。

 『天国に涙はいらない』 … タイトルだけ見たら感動系かと勘違いして釣られそうになること請け合い。去年まさかの完結編が出て驚きました。

 『はじめてのクソゲー』 … 出オチ感がすごい。

 残りの6冊はライトノベル以外で埋め合わせ。

 『ラリパッパ・レストラン』 … 『ヤク中レストラン』だと締まらないけど、「ラリパッパ」にした途端妙にインパクトが出る不思議。そういえば山本雲居のエロ漫画で給食にマジックマッシュルームが混ざっていて児童たちが幻覚見ながら大乱交、という「ラリラリランチ」なる作品が存在するらしいが、単行本未収録なんで読めない。山本雲居の第2作品集が出ないことはエロ漫画界にとって大きな損失だと思う。

 『サンタクロースのせいにしよう』 … 帯には「サンタが、やっちゃったんです――」の一文。サンタか、なら仕方ないな。

 『メドゥサ、鏡をごらん』 … 最初見たときは特に何とも思わなかったが、時間が経つにつれてじわじわと来るタイトル。「鏡をごらん」と言われて素直に鏡を見た挙句石化してしまうゴルゴン三女を想像したらマヌケ可愛い。オオーン!

 『蟹喰い猿フーガ』 … 初めて見たときからこの響きが頭から離れない。船戸与一の作品って結構タイトルの響きが良くてつい買っちゃうんですよね。

 『正当なる狂気』 … 原題 "The Right Madness" 。このタイトルに惹かれ、これを読むためにわざわざ過去のシリーズ作品を全部読みました。おかげでクラムリーファンになりましたけど、これが遺作となってしまい、まことに残念。

 『麦の海に沈む果実』 … 恩田陸はタイトルの付け方がうまい。題名を見ているだけでワクワクする作品もいくつかあります。導入も巧み。タイトルで「おっ?」と手に取らせ、すかさず冒頭で捕らえてそのまま引き込み「買うっきゃない」と強いる手腕は相当のものだ。そのぶん、幕切れがいまひとつだったりしますが……オチなんて飾りですよ。

・拍手レス。

 自分は
(すいません途中送信してしまいました)神咒はDiesほどのめり込めなかったのですが、最大の原因は、複数主人公制と個別ルートの短さかな、と思います。Diesでは、キャラの背景や心理描写がしっかりとしていたのに対して、神咒はその辺りが駆け足過ぎた気がします。そのせいで、転生組ではない新キャラ達にはあまり感情移入ができませんでした。あと、戦闘が相手の弱体化を狙ったものが多く、Diesの時のように、お気に入りの戦闘をセーブして見返すこともありませんでした。

 新キャラは転生組にかなり食われてますね。後半になるとそれぞれの個性も出てくるけど、その頃には終わりも近いという。あと戦闘はインフレしすぎで応酬を映像として想像しにくいのも難点かなと。テキストは心地良かったんですけどね。


2012-01-13.

lightの『神咒神威神楽』をやっとこさコンプリートした焼津です、こんばんは。

 発売から3ヶ月半、遂に終わらせました。長かった……暇を見つけてはチマチマと進めておりましたが、なかなかまとまった時間が取れなかったせいでこんなに掛かってしまいました。まとまった時間が取れない、というのは言い訳みたいなもので、詰まるところ「寸暇を惜しんでやり込むほどのモチベーションを得られなかった」とも換言できる。正直、『Dies irae』のときに比べて夢中になり切れない己を自覚せずにはいられなかった。神咒自体は決して悪い出来じゃないし、『Dies irae』をプレー済の人間にとっては歓喜すべき要素が鏤められているのですけれど、何と申しましょうか。『Dies irae』は徐々にテンションが上がっていって、ある地点に達した以降はずっと高い緊張感が続く構成となっており、プレーヤーに「早く先を知りたい!」と願わせる仕掛けになっていました。それに対し『神咒神威神楽』は、場面によっていきなりテンションが上がったり下がったりする。ひたすら高低差が激しく、「次第にヒートアップしていく」って感じではないんです。鳴動したかと思えばすかさず噴火する。おかげでテンションがバリ高のときはやめ時を見失うほど熱中してしまうものの、そこらへん通り過ぎてストンと落ちたあたりでセーブしてしまうと「先を知りたい」という気持ちが薄れて再開を延ばし延ばしにしてしまう。「ふう、たっぷりと正田節を堪能させてもらった。続きはまた今度でいいや」ってな具合。自分でも不思議なくらい飢えた衝動が湧き上がらなかった。

 それでも、4ルートすべてを制覇して最終決戦に雪崩れ込んだときは胸が熱くなったし、エンディングを迎えてスタッフロールが流れたときは「ああ、終わってしまった」と体が重くなるような虚無感に襲われた。下手に長々とプレーしていたせいか神咒がいつまで経っても終わらないような錯覚を起こしていて、しんみりすると言うより、ひどく憂鬱になってしまった。攻略を進めることに気が乗らない一因として、「終わらせたくなかった」という願いも確かにあったのです。『Dies irae』は2007年のアレがあったせいで何が何でも終わらせたかったですけどね。『神咒神威神楽』は結末をこの目で見届けたい、と思う一方で終焉のときを引き伸ばしたいとも望んでいた。活き活きとした正田テキストを、なるべく新鮮な心持ちで、長〜く味わっていたかった。なのでやはり、堪能したにも関わらず「終わってしまった……」という嘆きがやみません。

 嘆きを振り払って感想を述べますと、やはりあれだな、前半はどうしても主人公勢より穢土勢、天魔夜都賀波岐の面々に感情移入してしまいました。彼らは共通ルートしか出番がなく、個別ルートに入ってからは名前しか出てこないので、後半はどうしても「寂しい」という感情を拭えませんでした。しかし、後半は後半で主人公勢に感情移入できたからどうにか寂しさを乗り越えることはできました。最終決戦で「(ほぼ)全員集結」ってCGがドーンと出たときの感動は凄まじい。いくつになってもああいう集合絵には燃えますね。バトルは穢土に渡ってから終始インフレしまくりで、もう何言ってるのか把握し切れない次元に差し掛かってますが、「よくわからんがすごい」というムードは伝わってきました。再プレーの際はもっと理解を深めたく思う。最後に、本作のラスボスである第六天波旬。彼はあまりにも最低最悪すぎて逆に爽快というか、キャラクターとしては好きになってしまいました。ちょっとテンションが下がり気味の場面でも、ドクンと天狗道の波動がさざめいたりすると「俺の波旬キタ――(゜∀゜)――ッ!!」と一気にテンションが上がる。『Dies irae』のニートことメルクリウスは本気で胸糞悪かったけど、『神咒神威神楽』のヒッキーこと波旬たんは胸糞悪いのを通り越してもはや愛おしい。当方自身、自意識過剰で自己愛過剰という自覚を有しているから、彼の姿勢には共感を覚える。共感を覚えるからこそ、反面教師として活かす気になる。他者に対し怒りを覚えているときなど、やたらと自己愛が高まっているときに「おっと、天狗道が溢れ出しそうだ。自重自重」と戒めたり、いろんなケースで役に立ってくれました。波旬好きすぎて『自己愛過剰社会』なんて本まで買っちゃいましたよ。神咒のキャラで一番夢想した回数が多いのはダントツで彼。黄昏を砕く件がどうしても許せなかったので彼を応援する気になれなかったし、斃されたときも「成仏しろよ、いやするな」と一人でボケかましたりしましたが、終わってみればシュピーネさん以上にハートを鷲掴みされていました。シュピーネさん好きだった時点で薄々察していたが、当方は屑キャラを結構愛してしまうタチなんだなぁ。ホント燃えゲーは下衆野郎がいると盛り上がりますよね。てなわけで一番気に入ったキャラは波旬でしたが、一番可愛いと思ったのは常世。トコトコ歩くよ常世たん。愛と妄執の哀しさが際立っていて、先輩時代より胸を締め付けられる。あと詳しい説明はなかったが、座の初代さんもなかなかの悲愴美人っぽくてそそる。「あたいったら善神ね! 善神ねったら善神ね!」と金切り声上げて主張する頭およびメンタル弱そうな初代さんのほっぺをペロペロしたい。あと冷泉は悪堕ちしてからの声優さんの演技が素晴らしかった。「怨敵降伏一切成就の加ァァ持」に濡れた。「座」を巡る攻防(興亡)はこれで一旦決着がついたので、次回作はまた違った路線になるらしく、そちらの正田ゲーも楽しみにしながらチマチマと再プレーする作業に戻ります。謎ゼリフが解放されたし、ゆっくり一つ一つ聞いていこう。

 それにしてもこれ、マジで『Dies irae』(と『PARADISE LOST』)の続編っスね。パラロス世界の座がどんなんだったのかとか興味深いことも知れたけど、果たして新規の人は楽しめたのかしらん。今は溜め込んでいたHappy light Cafe(lightのwebラジオ)を聞いているところですが、「当初の予定では、東征戦争が終わった後の世界で紫織の弟を主人公に据えて『英雄たちの末路』を描くつもりだった」とか、面白ぇ制作秘話が飛び出してきて魂消ました。紫織の弟はストーリーに絡みそうでまったく絡まなかったから「いったいどんな意図で作ったキャラなんだろう? 単に紫織が玖錠を継がない理由として出しただけか?」と疑問に思ってましたが、ようやく氷解。刑士郎が檻にブチ込まれていたり、宗次郎が紫織を斬殺したり、夜行と龍水が訣別したり、覇吐が「堕ちた英雄」になっていたり、現在の神咒からは考えられない殺伐とした状況だな。「ヌキヌキポン!」と叫んでいた覇吐がダークサイドに堕ちる姿っていまひとつ想像しにくいわ。なんとなく思い出したけど『けがれた英雄』ってタイトルのエロゲーありましたね。CLOCKUPはヌキゲー界の革命児になる……そんなふうに思っていた時期が、当方にもありました。ともあれ、そんな具合で当初は東征戦争も直接描くつもりではなく、『終わりのクロニクル』にとっての「概念戦争」(本編の60年前に終結しており、経緯は大筋しか明かされていない)みたいな扱いになる予定だったようだ。しかし、正田はだんだん「東征戦争も書かないとちゃんと伝わらない」と考えるようになり、話を遡らせているうち東征戦争一本に絞る決意を固めた模様。東征戦争をキッチリ描いて、更にその後紫織の弟が主人公を務めるような話にすると、スケールが膨らみすぎていつ完成するか分からなくなってしまいますからね。分割して前後編にする案もあったそうですが、「前作ありき、続編ありきの内容で作るのは商売としてどうだろう」ということでやめにしたとのこと。ここでいったい何人のリスナーが「お前がそれを言うか!」とツッコミを入れたのだろうか。他にも「冷泉は不破関で死ぬ予定だった」「神様シリーズのラスボスはルネ山」等、秘話盛り沢山。こちらもゆっくり聞いていこう。

暁WORKSの新作『‘&’-空の向こうで咲きますように-』、発売延期(02/24→03/30)

 去年黒の方でバタバタと発売延期が続いたから警戒して様子見してたけど、やっぱり延びましたか。あえて体験版をプレーせずに待っていたこともあり、延期自体は大して痛手ではありませんけれども、3月だとゆずソフトの新作『DRACU-RIOT!』と被るから迷うところだ。とりあえず2月は『グリザイアの迷宮』1本に絞られたので、これが延期しなければすんなり購入エロゲー決定です。グリ迷は既に一度延期済だからもう飛ばないだろう、とは思いますが……もし飛んだら制作状況はかなりヤバいってことでしょうな。

・一方、みなとそふとの『真剣で私に恋しなさい!S』は無事マスターアップ。

 なんかだいぶ規模が大きくなったみたいで、ファンディスクというよりも続編みたいな仕上がりになっというS。神咒でも3ヶ月掛かった当方の集中力でクリアするとなると、どれほどの時間が必要になるだろう。1年掛かりでコンプできたら儲け物か。さすがに発売日が近づいてきてワクワク感が盛り上がって参りました。ドラマCDもそろそろ崩すべ。

世界観/原案”虚淵玄”のスクエニ新作アーケード『ガンスリンガー・ストラトス』登場 2丁拳銃式のダブルガンデバイス!(萌えオタニュース速報)

 二挺拳銃ゲーとな。「ガンシューで二挺拳銃」は男なら一度はやってみたいプレー法ですが、あれやるとゲーセンの店員さんに怒られるという噂だったためついぞ実行したことがなかった。ようやく当方の夢が叶うのですな。ありがたやありがたや……問題は近所のゲーセンに筐体が入るのかどうかですけどね。ここ10年くらいでゲーセンが潰れまくり、思い出の場所はすべて滅び去ってしまった我が郷里ながら、辛うじて生きている店が2つほどあります。そのどちらかに入ることを祈る。できれば近所の方に。しかし、虚淵玄がいかなる縁でスクエニのアーケードゲームに関わることになったのかが謎だ。

アニメ化したら絶対観る漫画(カゼタカ2ブログch)

 『ブレイドブレイカー』。ヒロインが妖刀の鞘で、おなかに手を突っ込んで妖刀を引っ張り出す――という、今やってるアニメで言ったら『ギルティクラウン』みたいな設定の伝奇アクション。たまに『ブレイク ブレイド』と混同される。3巻からバトルが激しくなって盛り上がってきています。「出でよ、永遠の櫻花!」と叫んでいるPVがありありと想像される。あとはやっぱり『アラクニド』か。虫の名前を冠した殺し屋たちが繰り広げるバトルもの。動き回るゴキブリちゃんが見たい。こっちのPV決めゼリフは「生きるためには 殺すしか無い」以外考えられませんな。

・拍手レス。

 1月の購入予定作品は書かないんですか?毎月楽しみにしているので、やらないのなら残念です
 素で忘れていました。今月はもうタイミングを逸してしまったので、来月から再開いたします。


2012-01-08.

芥川賞・直木賞候補作発表 田中さん・真山さんら11人(MSN産経ニュース)

 直木賞、前評判からすると『蜩ノ記』一択。葉室麟は執筆ペースが早い割にクオリティを落とさない堅実派の時代作家として評価されており、直木賞でもこれまで4度候補に上がっています。いくらなんでもそろそろ獲る頃合でしょう。伊東潤も最近になって評判が高まってきている時代作家ですが、もうちょっと様子見されそう。恩田陸も業績を考えたらいい加減送られる時期かな。可能性としては『蜩ノ記』一本か、『蜩ノ記』と『夢違』の同時受賞って感じかと。芥川賞の方は……相変わらずよく分からないや。

『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズ累計100万部突破(主にライトノベルを読むよ^0^/)

 あの三上延が100万部突破ですって? 何かが流行ったり話題になったりすると「俺、あれには前々から目を付けてたんだよね」と聞かれもしないうちから語り出してしまうのがオタクの性分というものですけれど、それに倣って語るならば当方はデビュー当時から三上延は知っていた。知っていただけで、別に目を付けていたわけではありませんが。デビュー作の『ダーク・バイオレッツ』はホラー要素を混ぜた伝奇ストーリーで、ハッキリ述べて「地味」の一言に尽きました。武器の名前が「紫の銃」とかそんなんでしたからね。厨二の欠片もない。同じホラー路線でも甲田学人とは随分異なるノリ。それでも結構長く続いて『ダーク・バイオレッツ』は7巻目まで出ました。以後もあれこれシリーズを開始して、概ねそれなりに評価はされるけれどブレイクには至らない。とにかく三上延を語ると「出来はいい、でも地味」って方向に話が流れるんですよ。あと幼馴染み。三上延は渡瀬草一郎と並んで電撃文庫を代表する「幼馴染みヒロイン書かせると上手い作家」でした。過去形なのは、ふたりとも今は電撃文庫よりもメディアワークス文庫の方がメインみたいだから。

 「三上延は地味で堅実な作風をしているから、一般文芸に移ったらヒットするかもね」ってなことは以前から囁かれていたものの、こうまで快調だと驚くしかない。今年でデビュー10周年を迎えますが、よく考えれば同期の作家でこの10年をバリバリと駆け抜けてきた人ってあんまりいないですね。当時の大賞を獲った田村登正は4年以上新刊がないし、矢継ぎ早に新刊を出していたうえお久光も今では逆に新刊が告知されると「出るのか!」ってビックリされる状態だし、一番の出世頭に当たる高橋弥七郎はもうシャナも完結して次回作を出すのかどうか微妙だし(ちなみに当方はA/Bエクストリームの新刊を未だに諦めていない)。『ポストガール』の増子二郎も地道に年1冊ペースを守っていたが、既に名前を聞かなくなって久しくなりました。2002年デビューで現役と呼べそうなのは有沢まみず、鈴木鈴、岩田洋季くらいでしょうか。あの頃はたぶん人生で一番ライトノベルを読んでいた時期なので、当時のことを調べると懐かしくてしょうがない。三上延とは時期がズレますが、『シルフィ・ナイト』の神野淳一がつい先月に新刊を上梓していたと知ってマジで驚愕しましたよ。単なる偶然ですけど、この人と三上延は同い年。それはそれとしてビブリアは今年か来年あたりに映像化されそうな予感がします。アニメ? ドラマ?

深見真「小説以外の仕事でもちょくちょくお目にかかることがあるかもしれません」(主にライトノベルを読むよ^0^/)

 アニメ? ゲーム? 去年ニトロプラスへ行ったとか呟いていたから、それ絡みかもしれません。深見の小説は心情描写が淡白というかドライで、ひたすら行動を重視する作風となっているから映像作品やゲームとは相性が良い気がします。当方は未だにねちっこく『少女たちは血雨の中、恋をする』(一迅社文庫から書き下ろしで出る予定だった魔法少女バトルもの、4年近く続報がないので立ち消えになった臭い)を待っているので、深見脚本の魔法少女アニメが来たら狂喜しますわ。ちなみに深見って銃と暴力のみならず百合もこよなく愛する作家であり、そっち方面でも密かに人気を稼いでいるらしい。amazonで著作の「この商品を買った人はこんな商品も買っています」を見るとさりげなく『ゆるゆり』とか『つぼみ』が混じってるし。深見作品は未読、って方には『ヤングガン・カルナバル』を推しておきます。YGCで慣れてきたら『アフリカン・ゲーム・カートリッジズ』等の濃い目作品に移っていきましょう。いきなりAGC読むと胸焼け起こします。

アニメから入って思わず原作本を買ってしまった作品(カゼタカ2ブログch)

 咄嗟に思い出したのは『星界の紋章』。アニメ観る前に書店で原作を見掛けたときも赤井孝美のイラストに惹かれたが、当時はSFに対して苦手意識があったこと、「スペースオペラ」という響きに古臭いイメージを感じたことから敬遠してしまった。が、なんとなくビデオを借り、アニメ1話目の決めゼリフ「ラフィールと呼ぶがよい!」で苦手意識はあっさり吹っ飛び、全話観終わった後に早速原作を揃えました。あの川澄綾子ボイスに陥落した者は当方だけではあるまい。しかし、基本的に「原作のある作品は原作の方を読む」という方針だった(最近はそうでもないが)ので、アニメから原作ってパターンはそんなに心当たりがないですね。強いて挙げれば『まほろまてぃっく』とか『To Heart』あたりか。奇しくも川澄綾子ヒロイン。他は過去の日記にも書いているけど『彼氏彼女の事情』『トライガン』『フルーツバスケット』。去年は『ましろ色シンフォニー』が想像以上に良い出来で原作を買いたくなったが、「18禁のPC版には紗凪ルートがなく、紗凪ルートが実装されているPSP版にはHシーンがない」という事実に踏み止まった。しかし廉価版が出たら買っちゃうかもしれません。発売当時はスルーしていた『Fate/Extra』も、Zeroアニメの影響でFate熱が再燃してthe Best予約しちゃいましたし。アニメはなんだかんだで結構影響力が大きいですな。


2012-01-03.

・新年初の買い物は『YOUNGKING OURS (ヤングキングアワーズ) 2012年 02月号』だった焼津です、こんばんは。

 目当てはもちろん「HELLSING外伝」の小冊子。「HELLSING外伝」とは“ヤングキングアワーズ”の増刊“ヤングキングアワーズプラス ”に不定期連載されていた作品で、タイトルは「THE DAWN」、「夜明け」の意です。第2次世界大戦期を舞台に若々しいウォルターとアーカードが大暴れする番外編であり、ミレニアムの少佐や大尉、ドクも出てきます。アーカードがなぜか幼女の姿をしていることで有名。雑誌休刊に伴って未完となっており、今まで単行本に収められることもなく、何年にも渡って放置され続けてきました。当方は2話目まで雑誌買って読んでいたんですが、「なんか長い話になりそうだな、この分だと外伝だけで一冊分の単行本が出るだろうから、雑誌追うのはやめよう」と購読を打ち切ってしまった。しかし待てど暮らせど外伝の単行本は出ない。「くそ、購読打ち切らなきゃよかった!」と悔やんでも後の祭りです。ヒラコーこと平野耕太は単行本未収録作品の多い漫画家で、一度機会を逃すと後から読もうと思ってもなかなか読めないことはファンにとって周知の事実。読みたきゃ掲載誌を買え、という世界なんです。「さすがにHELLSINGの外伝くらいは単行本化するだろう」と早合点した当方の読みが甘かった。ぐじぐじと何年も「『THE DAWN』まだー?」って未練たらたら言い募っていた敗残者にとって「未完だけど掲載分すべてを再録したミニ単行本がアワーズの付録として付いてくる」っつー情報はまさに朗報。ちょうど1月1日に日付が変わった頃に知って、慌ててネット書店を検索してみたがどこも売り切れ。「出遅れた!」と焦りながらも、朝一番に出かけ近隣の書店とコンビニを回ろうと決意して眠りに就きます。とにかく、見つかるまであっちこっち探して回ろう……そう意気込んだものの、起きて向かった最初の一店目であっさり発見しました。こういうときは地方で助かりますね、出遅れたくらいでちょうどいい。

 掲載されているのは1話目から6話目まで(109ページ)と、『ドリフターズ』の単行本作業で休載したときの特別漫画(2ページ)、それと描き下ろしの記念漫画(2ページ)、合計113ページです。小冊子にしては読み応えのある分量ですが、内容は若ウォルターと大尉がバトってる途中で終わっている(アーカードの本格的な活躍はない)ため、モヤモヤした読後感が残ること請け合いです。不完全燃焼なんだろ、そうなんだろ、そうなんだろって。詰まるところ熱心なファン向けですね。中途半端でもいいから「THE DAWN」がどんな作品か知りたい、何話か読み逃したのでこの機会に読んでしまいたい、既に読んでるけどまとめて読み返したい、小冊子をコレクションに加えたい、あるいは単純におまけ漫画目当て。以上のケースに当てはまらない場合はわざわざ血眼になって探す必要はないと判断いたします。しかしつくづく己は冊子系の付録に弱いと痛感しました。小冊子って時に単行本以上の魅力を放ちますわ。

・「ナチュラルボーン平成が無感覚に投げる他意のない笑いの境地」と謳われたハトポポコの4コマ漫画『平成生まれ(1)』が意外と肌に合った。

 読み始めのうちは「テンポ良いけど、笑いどころがイマイチわからねぇ」と唸りましたが、慣れてくるとこのツッコミ不足で投げっぱなしジャーマンなネタの数々が妙に心地良くなっていく。路線は、強いて言えば『ゆるめいつ』のsaxyunや『はるみねーしょん』の大沖に近いか? あるいはテンションが低くなったOYSTER。毒のないちょぼらうにょぽみ。不条理さの増した『あずまんが大王』。ネタそのものはテキストにして打ち出すと面白くなくなってしまうが、4コマという形式にはピタリと適合しており、ついついクスッと噴いちゃいます。「ちょっとイラッとする女子高生4コマ」は見事な表現だと思いました。くだらないけど、心地良い。絵柄が好みという理由だけで買いましたけれど、なかなかのアタリでした。

propellerの新作『東京バベル』は非18禁の模様

 シナリオライターは東出祐一郎なので、恐らくノリはほとんどそのままでしょうが、propellerも脱エロゲー路線を目指すのかしらん。東出はライトノベル等の仕事が忙しくてウィルプラスを退職したそうですが、今後も契約社員としてシナリオを書いていく方針みたい。何度見てもタイトルで『東京BABYLON』を連想してしまうな。ストーリーはいつも通りか、それ以上に厨二臭い。「神災」によって天国が封鎖され、地獄が水没し、並行世界が次々と崩壊していく(この作品の設定では天国や地獄は唯一無二だが、人間の住む世界は無数に分岐して存在している)中、行き場を失った天使と悪魔は「東京バベル」――かつて煉獄と呼ばれていた場所――に移住し、神の怒りに触れたことが原因と考えられる神災を収束させるために行動する。具体的には、全七階層から成る巨大ダンジョン、すなわち東京バベルの攻略。バベル最上階層には天国へ通じる「ヤコブの梯子」があり、それを使って天国へ到達して神の怒りを解くことが彼らの目的です。しかし、到達しても天国の門を開けるには人間の力が必要なので、天使と悪魔は互いに手を組んでめぼしい人間を集めてきてはバベルの攻略に取り組ませている。人間にとっては「奴らのせいで俺たちは、こんなダンジョン攻略を……強いられているんだ!」という感じですね。ただ、ほとんどの人間は記憶を失っていてここが東京バベルであることも気づいておらず、気づいた者から順次攻略を開始していくみたい。ファフナーで言うと「島の秘密に気づいたら卒業」のようなもんか。現状で公開されているキャラクターは4人、彼らは「存在理由(レゾンデートル)」という特殊能力でダンジョン攻略に励むそうだ。なんか、あんまりプレー時間が長くなさそうな気がしますね。ほぼ分岐なしの一本道(要所要所にミスすれば即バッドエンドの罠が仕掛けられている)で十数時間もあればコンプできそうなイメージ。個人的に最近は長いシナリオをプレーすることが難しくなっているので、程好いミドルサイズに収まるならば検討したい。もともとpropellerにエロは求めていなかったから非18禁でも問題ないです。差し当たって体験版待ちか。にしても主人公がどう見ても(聞いても?)アララ……いえ、何でもありません。

 ところで正田崇がTwitterで「俺の新作と微妙にキーワードが被っててどうしようかと…」と気になる発言をしています。天使や悪魔は既にパラロスで使ってるし、被るとしたら「バベル」か「並行世界」か「存在理由(レゾンデートル)」あたり? 

【攻性防壁】防衛省が対サイバー兵器を開発、攻撃を逆探知しウィルスを送り込み対象を無力化 m9( ゚д゚)(暇人\(^o^)/速報)

 攻性防壁と聞いて攻殻よりもBALDRを思い出す、それがエロゲーマー。実際にうまく行くかどうか分かりませんが、実用化されたら絶対に映画のネタにされるでしょうね。

【虚淵玄】新作オリジナルアニメキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!(ひまねっと)

 「来年の終わり頃にお届け」みたいなことを去年言ってましたが、やはり秋クールか。詳細はまだ不明ながら、「『BLASSREITER』の続編ではないか」という噂も。半信半疑ですが、それはそれとしてブラスレは配信で途中までしか観てないからBD-BOXを出してほしいところです。何であれ、新作は楽しみですけど、まどかが大ヒットしたぶんだけプレッシャーが凄そうですね。これで蓋を開けたらハーレムラブコメ、なんてことになったらどうしましょう。泣いたり笑ったりできなくされそうだ。

【映画】『エヴァンゲリオン新劇場版:?』が2013年公開!ついに新劇エヴァの完結編がキター!!(まとめいと)

 Qが完結編とは言ってなかったからたぶん4作目もあるんだろうな、って気はしてました。「FINAL」というくらいですので5作目はなさそうですね。しかし劇場版で4部作とは、相当なスケールになったものだ。Qでは宇宙に飛び出しちゃうみたいだし、スケールの広がり半端じゃなさそうで、果たして無事完結させられるのかどうか。いわゆる「EVA世代」に該当する人間ゆえ期待せざるをえない。

・拍手レス。

 あれ、紹介した双首領の怒りのクリスマス見逃したのですか…。―――大丈夫だ、問題ない。ならばログのアドレスをここに送りまする。 RP
 怒りのクリスマス http://togetter.com/li/232138 今回双首領はひと際狂しておられた。さりげに意味深な宣伝してるニート。ちなみにレス反応(新しい獣殿の爪牙と鬣達)は殆ど腐女子だったような。 RP

 ニートがストーカーすぎて何か別の存在に変わりつつある。スニートーと命名しよう。

 ttp://togetter.com/li/232138 ここで双首領のやりとりが見れますよー。 流出三すくみが期待です!
 獣殿が気さくで修羅曼荼羅もそんなに悪くないんじゃないかと思えてくる不思議。

 >今期のアニメでは、ファフナーとまどか お、俺がいる…自分も以前にファフナーを友達に薦められたことがあったのですが、さすがに26話を一気に見るのは難しかったので、今回のニコニコでの配信はありがたかったです。ただ、RIGHT of LEFTの余韻を謎のPVでぶっ壊しやがったのは許せませんが
 ROL視聴をレンタルDVDで済ませた当方の護身は完成していた。ファフナーはBD-BOXが出るという噂なので、予約開始したら早速ポチる所存。


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