2011年7月分


・本
 『スカイブルー(1〜2)』/小林大樹(スクウェア・エニックス)
 『囮物語』/西尾維新(講談社BOX)


2011-07-28.

・かどちんのJOJO小説『恥知らずのパープルヘイズ』が9月16日に発売すると知って早くも猛っている焼津です、こんばんは。

 予価は1365円。値段からしてソフトカバーになるのかな。『アウトギャップの無限試算』も出るし、今年はイイ感じで上遠野作品を楽しめそう。

ニトロプラス社長「アニメ企画が5〜6本動いてる」(萌えオタニュース速報)

 劇場版『鬼哭街』、劇場版『アイゼンフリューゲル』、劇場版『シェイターネ・バーディ』、OVA『吸血殲鬼ヴェドゴニア』、OVA『竜†恋』、4クールTVアニメ『装甲悪鬼村正』といったラインナップを夢想。あと『デモンベイン』を最低でも2クールの枠でリメイクしてくれたら、それはとっても嬉しいなって。とはいえやっぱり「ニトロにとってアニメは鬼門」という感覚が抜け切らないので、そっちばかりに力を注いで本業が疎かになる事態は避けてほしい。つーか『ドグラQ』はどうなってんのよ。

黄昏フロンティアの新作『グリーフシンドローム』、夏コミにて頒布

 『魔法少女まどか☆マギカ』の同人ゲーです。ジャンルは「横スクロールアクション」。スーファミのソフトを思い出すような画面であり、懐かしい。頒価で1000円ならショップの上乗せ分を加味しても充分安いし、買ってみることにします。イラストはオレンジミルの水あさと。まどか同人の中でも気に入っている人なのでなんだか得した気分だ。先日出た新刊『オク様は魔女』はタイトルで盛大に噴きました。さやかのネタ人気半端ねぇな。

海堂崇が金髪ロリ幼女と遊んでいる(主にライトノベルを読むよ^0^/)

 周りのライトノベル作家たちの嫉妬がナチュラルすぎて笑う。底抜けの悲憤。狂わんばかりの慟哭。そして――リア充、爆散しろという極限の憎悪に他ならなかった。レーベルを超えた連帯感、まさしく魂の絆(レギオン)ですね。この羨ましさと妬ましさをバネに各自一層奮闘努力してもらいたい。

キリンから発売された微発泡茶「生茶ザ・スパークリング」がマズすぎると話題に(暇人\(^o^)/速報)

 買った後で評判を知り、憂鬱になりました。が、「捨てるわけにもいかないから」と飲んでみたところ……確かに炭酸の苦味とお茶の風味が混じって後味が宜しからぬ代物となっていますが、喉越しや柚子のフレーバーは悪くなく、「飲んで飲めないことはない」ってのが当方の評価であります。炭酸水をそのまま飲むよりはマシなレベル。お茶と思わなければ、たぶんイケるのではないかと。もう一度飲みたいかと聞かれればハッキリ「否」ですけどね。「マズすぎる」ってことはないが、とにかく後味がダメです。

まんがタイムきららキャラット『キルミーベイベー』TVアニメ化決定!(萌えオタニュース速報)

 結構人気あるんで、もしかすると……とは思ってましたが、実際にニュースとして聞くとビックリですね。この調子だと『あっちこっち』『ゆゆ式』『○本の住人』『うらバン!』あたりも来そう。『はるみねーしょん』は5分枠のFlashアニメなら丁度良いかも。

小松左京さん死去=80歳、「日本沈没」など壮大なSF小説

 日本SF界の巨人です。高校生の頃に読んだ『日本アパッチ族』が好きでした。短編だと「釈迦の掌」が印象に残っている。ショックであまり言葉が出てこない。どうか安らかに。

・拍手レス。

 藤原ここあ作品のアニメ化、当時まほらば目当てでガンガンWINGを買っていた身としは嬉しいものです。つい新装版二つも買ってしまいました。
 あの新装版は「つい買いたくなる」を追求した感じで巧い。しかし『まほらば』とはまた懐かしいタイトルを。


2011-07-24.

・デスゲームものということで興味を抱いて読んだ『神さまの言うとおり(1)』、死にすぎなくらい死にまくっていて度肝を抜かれた焼津です、こんばんは。

 白昼の教室で突如として始まった「だるまさんがころんだ」――「動けば死」という問答無用のデスゲーム。これを乗り越えるのが第1話なんですが、早くもこの時点で相当な人数が間引かれています。「こんなに死人出して大丈夫なのかよ」と読者の方が心配になるレベル。やりすぎなくらいやりすぎていて、先が読めません。いったい誰が、何のためにこんなデスゲームを執り行っているのか、主催者の思惑をまったく明らかにしないまま進行していく。ぶっちゃけ説明らしい説明がないまま最終回迎えそうな雰囲気が漂っています。あまりにも規模が大きすぎるし、謎解きサスペンスを期待する人には向かないかもしれない。理不尽なルールを押し付けられ、右往左往しながらも生き延びようと必死で足掻く主人公たちの姿にハラハラする――現時点での読み方はそんな塩梅です。もともとデスゲームものが好物な当方は存分に堪能させてもらった。それにしても表紙のダルマはインパクトがありますね。下手にキャラを描くよりも印象的だ。

『ゆるゆり』由衣って勉強したり部活したりするタイプなのにどうして娯楽部にいるのか?→『百合男子』の百合ーダーが答えを出す(やらおん!)

 この『百合男子』、やけに絵柄に見覚えがあると思ったら倉田嘘じゃねーですか。可愛い女の子を描くことに定評のある漫画家に野郎主体のコミックやらせるとかどんな判断だ。でも面白そうだから買います。

ガンガンジョーカー連載の『妖狐×僕SS(いぬぼくシークレットサービス)』TVアニメ化決定(やらおん!)

 早いな……いずれ来るとは思ってましたが。妖怪と人間の混血で、自身も妖怪に変化する「先祖返り」のみが住むマンションを舞台とした現代ファンタジーです。主人公カップルがイチャイチャしすぎで生きるのが辛くなること請け合いなマンガ。2巻が「いい最終回だった」と言いたくなるくらい絶妙な区切り方をしているんで、まずはそこまで読んでみることをオススメします。とにかく凛々蝶(りりちよ)が可愛いんですよ。前髪パッツンで細いけれど太腿ムチムチ。つい虚勢を張って悪態をついてしまう癖がありますが、毎度毎度「あれって悪態なのか?」と周囲が首を傾げるレベルの温さで、なのに本人は「ああ、またひどいことを言ってしまった……」と自己嫌悪に駆られているという。可愛すぎんのもほどほどにしろよ、股間の戦車が壊れてしまうやろ。ちなみに藤原ここあの初期作である『わたしの狼さん。』『dear』もいぬぼくアニメ化に伴って新装版が発売されています。正直このへんのマンガは今読むと絵がちょっと……ではありますが、新デザインがイイ感じなので買っちゃいました。ひとまず並べてウットリしよう。

ASa Projectの『恋愛0キロメートル』、発売予定日が決定(2011年10月28日)

 社運を懸けた前作『アッチむいて恋』が好調だったらしく、無事存続となったアサプロの4作目。もし延期ナシで発売されれば、アチ恋から1年半ぶりってことになりますね。ここは弱小ブランドの割に1本1本の開発期間が長く、決してクオリティが高いとは言い切れない部分もあるにせよ、妙に手の込んだソフトをつくってくれるところなので設立当初から密かに注目していました。なんて書くと目利きっぽいけど、ぶっちゃけ恵理栖の可愛さが忘れられなくて未練がましくチェックを外せないでいただけだったり。彼女は当方にとって未だに最高レベルの妹キャラです。『恋愛0キロメートル』は男ばかりの家庭で育った主人公と女ばかりの家庭で育ったヒロイン、隣同士の幼馴染みが3ヶ月の期間限定でスワップされるという珍妙な設定で繰り広げられる「家族ごっこ」コメディ。差し当たって体験版待ちで臨む。

・拍手レス。

 今回の騒動でセフィロトとお蘭を買って読んでみましたが、似てる点といえば男性と少女のコンビ、超能力といったキーワードだけで、彼らの立ち位置や世界観が違いすぎて似てるとは思えませんでしたね。この2つが似てると言えるのならセフィロトと絶チルの方がよっぽど似てました。
 詰まるところ箇条書きのマジックでしたか。要約された情報を鵜呑みにするのは危険であると肝に銘じました。

 冲方先生のブログの文章を読むと、怒りの感情を抑えながら社会人としての回答をしているなと感じました。果たしてこの冲方先生の回答が捨てアカウントを使って突撃した方に届けばよいのですが・・・。
 今はいろいろと大変な時期でしょうに、面倒事に巻き込まれて気の毒……捨てアカウントの人に届かないとしても、この騒ぎを注視していた他の方々に届くことを祈りたい。


2011-07-20.

ニコニコチャンネルで『神様ドォルズ』の第1話が無料だったのでなんとなく観たら「そうなんだろ、そうなんだろ」と連呼するOPソングがやけに耳に残って、気がついたらマキシシングル予約していた焼津です、こんばんは。

 衝動買いなんだろ、そうなんだろ、そうなんだろ。本編は日々乃さんの銅鐸みたいなおっぱいが印象的でした。あと詩緒ちゃんはもうちょっと荒んだ性格してるかと思ってたが気のせいだった。案山子が動く際に発する唄っぽいものは横断歩道で流れる曲を連想させた。ストーリーに関しては、1話だけなので何とも言えない。それにしても日々乃っぱいは何度観ても目を吸い寄せられる。きっとこの夏「巨乳ガァルズ」みたいな安直なタイトルの薄い本が出ることであろう。個人的には『天にひびき』で拝める波多野っぱいの方がグッと来ますけどね。

山田おろち氏によるシナリオ加筆も! 伝説のタイトル『末期、少女病』開発再開、ティザーサイトがオープンしてます(萌王ブログ)

 未発売だったのに「加筆」とわざわざ書いてるのは、開発中止が決定した時点で既におろちのシナリオは上がっていたということだろうか……そう考えると切なくなります。山田おろちはアニメ脚本家・金月龍之介の別名義であり、18禁の仕事をする際に使用していましたが、時間の経過とともに18禁ゲームと一般業界の垣根が低くなったため名義を使い分ける意味もなくなり、現在は「金月龍之介(山田おろち)」という表記に落ち着いています。が、やっぱりファンにとっては「おろち」の方がしっくり来ますね。おろち湯ったり館のURLには何度釣られそうになったことか。予想混じりですが、『末期、少女病』の大まかなシナリオは「原発事故によりゴーストタウンと化したF県でカルト教団が原子爆弾をつくる」というようなもの(正式タイトル発表前の仮タイトルが『マンハッタン計画』だった)ですから、時勢を鑑みてまた開発中止になるのではないかと危ぶまれましたが、そこらへんは改稿で対応するそうだ。子供の頃の作文に「僕の将来の夢は、アメリカに原爆を落とすことです」と書くような主人公が出てくる小説(『テロルのすべて』)も発売されていることだし、あんまり直球すぎなければたぶん大丈夫なのではないかと。しかし本当に年内発売できるのかしらコレ。

唐辺葉介の『ドッペルゲンガーの恋人』、期間無期限&全文公開で掲載開始

 全文公開と言っても一挙掲載ではなく、期間を置いて段階的に載せていく模様。「死んだ恋人の記憶をクローン人間に植え付けた男」が主人公を務めるらしい。『境界線上のホライゾン』に出てくるダっちゃん(本多・忠勝)と鹿角を思い出したが、あれは妻の形見を魂にしただけで記憶は受け継いでないんだったっけ……「口の悪さは女房譲り」ってことでしたが。当方は書籍バージョンを既にamazonで予約してますからWEBバージョンは優雅にスルー。ノベルゲーとか平気でするくせにネット小説や電子書籍の類にはあまり関心を寄せない自分が不思議でならない。

冲方丁がブログでtwitterに捨て垢突撃した人に回答(主にライトノベルを読むよ^0^/)

 『微睡みのセフィロト』と「エスパーお蘭」について語っています。国外生活が長く、世代的にも平井じゃなくて菊地・栗本・夢枕あたりでしょうから、「読んでいない」という回答は妥当で納得が行く。ちょっと気になっていたことなので、本人の言葉で直接確認することができてホッとしました。

・荒川弘の新作『銀の匙(1)』は期待通り面白かった。まだ1巻の時点ではタイトルの意味が明らかにされていませんが、そんなことも気にならなくなるほど引き込まれる。

 北海道の農業高校を舞台としており、本州からやってきた「将来の夢がない少年」が酪農や畜産に触れながら成長していく(たぶん)青春ストーリー。地味っちゃ地味だけど、サンデーらしいコミカルな地味さでジワジワと楽しさが増していきます。『百姓貴族』と併せて読むことをオススメ。ある程度巻数が溜まったらまとめて読み返したいな、ってふうに思う。ハガレンも20巻くらい溜まったところでそうした。ハガレンって伏線が多いから初読よりも再読の方がストーリーを楽しめる。しかし直前に『テロルのすべて』を読んだせいか「決めた……俺、将来はアメリカに原爆落とすよ!」と言い出す主人公を想像して、せっかくの雰囲気が台無しになってしまった。当方の脳という奴は……。

・拍手レス。

 平井和正、懐かしい響き。今時の若いやつらは知ってるんだろうか?
 一応『ウルフガイ』の漫画版はやってますが、小説はあまり復刊されていないようですし、どうなんでしょう。

 公式サイトで夜都賀波岐の天魔八柱のキャスティングが発表されていましたが……予想通りすぎて吐き気がする……
 覚悟はしていましたが……これでも正田卿の仕掛けとしてはまだまだとば口に過ぎないんだろうな、と思うと気が遠くなる。

 ミスマルカの9巻はレイセンの2巻読んでると鬼蜘蛛さんが怖い怖い。あれが全部素ですもんねぇ
 鬼蜘蛛が出てきたときはさすがのシャルロッテお姉様も霞んだ。


2011-07-16.

『ミスマルカ興国物語9』はシャルロッテ無双すぎて主人公の存在がやや霞んでいるけど面白いから別にいいや、な焼津です、こんばんは。

 てっきり策略派かと思いきや直接的な暴力もガチでイケるクチだったとは。キャラ立ちしすぎて完全にマヒロが喰われてるじゃないですかー。やだー。ルナス好きの当方も思わず姉上へ寝返りそうになった。くつしたおいしい、しゃるろっておねえさまだいすき。相変わらず林トモアキらしい無茶苦茶なノリで進行していくんで夢中になって貪り読んだ次第。ある意味この巻がミス興の絶頂期かもしれない。次でいよいよ2桁の大台に乗りますが、あとがきによれば10巻もいつも通りの内容で、これといって特別なことはしないそうです。しかし林トモアキの「いつも通り」って、つまり「いつものようにイカレている」ってことですよね……『レイセン』ともども続きが楽しみです。

第145回芥川賞は1年半ぶり「該当者なし」 直木賞は池井戸潤氏『下町ロケット』

 やっぱり『下町ロケット』ですか。今回の直木賞は何が来るか読みやすかったのでレース的な面白みはなかった。『下町ロケット』は山本周五郎賞の候補にもなりましたが、こっちは取り損ねているのでちょうどいいところに収まった感じ。

『マルドゥック・スクランブル』ガンガンに載ってる特別大賞獲った読み切り漫画が短編104と酷似(主にライトノベルを読むよ^0^/)

 104の初出は“S-Fマガジン”2003年7月号ですから、もう8年前ですか。「104ってこんな話だったっけ?」と既に記憶が朧げな当方はそのマンガ読んでもたぶん気づかなかっただろうと思います。辛うじて残っているイメージは「殺傷兵器に反対する女性のためにウフコックが非殺傷兵器にターンする話」くらい。外伝に当たる104は長らく単行本未収録でしたけど、去年『ゼロ年代SF傑作選』に収録され、つい最近になって『マルドゥック・フラグメンツ』という短編集にもまとめられました。スクエニの対応は、謝罪及び受賞取り消し。騒動の翌日という早期対応ぶりであり、電撃が起こしたおかま事件に比べて迅速ですな。が、版元のハヤカワは「んんんんんー、許るさーん!!」状態。ガンガン編集部が「類似」「流用」と言葉を濁しているのに対し、「著作権の侵害にあたる行為」とハッキリ断じています。収束自体は早かったけど、結構大事になってしまった次第。冲方丁の「楽園を捨て、荒野に出る覚悟はあるか?」的な問いかけも波紋を広げております。

 そういえば、冲方の『微睡みのセフィロト』が平井和正の「エスパーお蘭」に似ているって騒ぎも過去にありましたが、あれは平井和正自身が『微睡みのセフィロト』読んで「どうでもいい」みたいな反応をしたんで有耶無耶になったんですよね。そもそも平井和正はウルフガイのあとがきか何かで「この作品はありとあらゆる奴らにパクられまくったが俺は気にしていない」という主旨の発言をしている作家ですし。作品の改竄には全力で戦う人だけど。

虚淵玄氏が『TIGER & BUNNY』第15話を見て呟く「スカイハイの勇姿はまさかに”清童の魔人”と呼ぶに相応しい」(やらおん!)

 「清童」と聞いて脊髄反射的に「初音姉様!」と叫ぶ安定の当方。恐らく『青銅の魔人』と掛けたネタでしょうけど、こうして装丁の絵を見たらスカイハイさんと似てなくも……いや、ないか。

「ゼロの使い魔」のヤマグチノボル先生が癌を告白。来月手術へ(【2ch】ニュー速VIPブログ(`・ω・´))

 体調が思わしくない、ということは聞き及んでいましたが、ここまでとは……恢復と、ゼロ魔シリーズの無事な完結を祈るばかりです。

・拍手レス。

 そりゃれn・・・夜刀にとっては逆鱗だわ。自分たちの穢土に攻め込んできた連中が、かつての自分たちと同じような「打ち上げ」の約束(しかも厳密には叶わなかった)なんて、ねぇ。ブチ切れもんだわ。
 まさに「屋上へ行こうぜ……久しぶりにキレちまったよ」みたいな心境。だがもう屋上などない。ないのだ。

 よくよく考えてみれば、くノ一はジャンルの一つとしてすっかり定着していますよね。山田風太郎が「くノ一忍法帖」で残した功績は本当に大きいです。
 「くノ一」と「女忍者」って感じで微妙に差があったりもするけれど、ひっくるめて「くノ一」でまとめられる程度には定着している。ちなみに男は「田力(たぢから)」と呼んだらしいがこっちはあんま定着してませんな。

 DIESやった身としては練炭頑張れ。マジ頑張れな気分だったり。無理だろうけど東軍には勝って欲しい。竜胆とかも好きなんですけどね。でもやっぱり東軍勝利を望まざるをえない。練炭達があそこまで怒り狂ってるのって相当でしょうし。
 常世の「許さない。行かせない。ここから先は一歩だって、あなた達を進ませない」っていうセリフとか見ちゃうと西軍側を応援する気持ちが萎えそうになる……常世は薄幸オーラが凄すぎて、今から早くも胸が苦しい。

 KKK…夜都賀波岐の声優公開しましたね。……何という嬉しくない想定内
 分かりきっているだけに単なる確認ですね、もはや。

 神咒の声優案の定でしたねうわあああああああ 異国の言葉が入ってるが大丈夫か?
 今回限りで「先割れ匙」とか改名したら面白いけどややこしくなりますし。


2011-07-11.

『弱虫ペダル』の最新刊を読んで「御堂筋って到底好きにはなれないけど、嫌いにもなれないな……」と感じた焼津です、こんばんは。

 進めば進むほど主人公の存在感が希薄になっていくことで定評がある『弱虫ペダル』、今回はほぼ完璧に御堂筋の巻となっています。『弱虫ペダル』最大の怪人であり、あまりのキモ怖さにリアルで子供を泣かせた実績もあるという御堂筋。「『キモイ』!? バカ女や バカ女がおる」「キモイとかキモくないとか まだそういうもんにこだわっとる」「飾りにこだわっとる!!」「飾りはゴミや カスや 不要品や」「そんなもんにこだわっとる限り 本質は 真実は 絶対に見えてこない!!」 敵ながらこの熱血ぶりは天晴れである。『弱虫ペダル』のキャラはどいつもこいつも血が熱いんですよね、今にも沸騰しそうなくらい。歳のせいか、この頃だんだん少年マンガのノリに付いていくのがキツくなっている当方ですが、「いやあ、やっぱりいくつになってもこういう少年マンガは読み続けたいな」と改めて熱望しました。『バチバチ』といい、チャンピオンは夏の暑さを吹き飛ばすような勢いのマンガを出してくれるから好きだ。

フェチものAVでありがちな事。 「メガネものなのに、眼鏡を外しやがった!」(【2ch】ニュー速VIPブログ(`・ω・´))

 きっとフェチものにもなれないAVたちに告げる。ホント、属性で売っておいてその属性をスポイルするAVは何がしたいのかと問い詰めたい。コスチューム系は衣服が大抵借り物なので「汚さないように脱がせる」という世知辛い事情が絡んでいるらしいが、ここぞという場面で半裸から全裸になった瞬間はまさに希望と絶望の相転移を目の当たりにします。でもこういう数々の裏切りを経て男たちは己の嗅覚を磨いていくんですよね。AVのパッケージ、エロマンガの表紙、同人誌のサンプル(全ページをサンプル画像の人が描いているかと思ったら半分くらいはゲスト原稿だった、あるいはフリートークと落書きでお茶を濁していた、みたいな)にも騙されなくなっていく。性あるかぎり、すべては試練だ。

「くノ一キャラ」で一番可愛いのは「ユフィ・キサラギ」。異論は無いと思う(【2ch】ニュー速VIPブログ(`・ω・´))

 あ? んなもん『DUELSAVIOR』のヒイラギ・カエデに決まってんでしょーが。ござる口調のキャラであそこまで可愛いと思った子はいない。逆にござる口調で「お前だけは絶対に許さない」と感じたのは犬臭いことで定評がある点蔵・クロスユナイト。くノ一じゃありませんが。1巻の時点ではむしろ好印象を抱いていたのに、2巻であっさり金髪巨乳嫁をゲットしやがって愛が憎悪に裏返った。あのふたりを祝福したい気持ちとてなきにしもあらずながら、アニメで「貴女が嫌だと抵抗しても、自分が必ず貴女を奪って行くで御座る!」のシーンが来たらすかさず「もげろ!」と叫ぶ自信があります。

lightの新作『神咒神威神楽』、第3弾ムービー公開。webラジオ「Happy light Cafe」には正田崇出演。

 ムービーを観ている最中に誰しも感じたであろう想いは、即ち次の一言に凝縮されます。「どうすんのこれ……」 夜都賀波岐が東征軍とは比べ物にならないほど強いことはシナリオライター本人が前々から語ってきたことであり、初戦が敗北に終わることは目に見えていましたけれど、まさかここまでの被害が出ちゃうなんて。予想を超える絶望の嵐に唖然としました。Diesの2章で蓮が手も足も出せずベイにボコられていたイベントが可愛くなってくるレベルです。押切蓮介風に言うと「絶望の中の絶望に絶望が混ぜ合わさった絶望」。BGMから迸るカッコ良さが、救いなき暗黒泥河をより激しく奔騰させる。バッドエンドと疑うような状況で仕切り直すとか、やばい、楽しみすぎてワクワクしてきた。バッドエンド好きの血が騒ぐ。あと随神相は単なる巨大化じゃなくてスタンドとかペルソナとか、ああいうノリの延長線上にある「神威の具現」みたいですね。瞋恚に燃えて真意を露わにする神威。絶体絶命すぎてだんだん笑えてきた。こんな全力で釣りに来てるムービー見せられた後で、あと2ヶ月も待たされるのかよ……拷問じゃねぇか。

 webラジオはみんな大好き正田閣下降臨回。暑いせいか若干テンション低め。先月から神咒の予約も始まり、「もう逃げられないな……」と観念している様子です。この期に及んで「逃げたんじゃない! 誰もついて来れないだけだ!」って延期かましたらファンの憤怒を知ることになりますもんね。神咒に関しては見せたい要素がまだまだあるらしいが、今の段階でガンガン晒すといずれ弾切れを起こす心配があるため控えているとのこと。店舗予約特典の描き下ろしテレカで紫織が一個もないことについては「年齢低く見えるキャラにテレカ集中することは分かってた」とコメントしています。「実際のユーザーさんがどう思ってるかはともかく、ショップの方々の指定はちっちゃい子に集中する」「たぶん紫織があんま来ないだろうことは最初から分かっていた」「竜胆来なかったら俺が泣くわ」とも。神咒のチラシにはエロCGが掲載されていないらしく、エロゲのチラシらしくない、との指摘に対し「本編で見ろよ」「別に寸止めで終了とか、そんなことはない」「(体験版にエロシーンなんて)あるわけないじゃないですか」「PVとかOPムービーとか、カッコ良さ重視で組んでるときにエロシーンが入るとバカみたいに見える」と言いたい放題。パラロスはちょくちょくエロシーン入れてたけどそんなに雰囲気壊してなかったし、遣り方次第とは思う。質問コーナーでは、ファンの誰もが気になっているであろう『神咒神威神楽』のシナリオ総量に関してお問い合わせ。具体的なMB数言うとつまらない、という理由で「そこそこ長い」とボカした発言をします。つかひょっとしてまだシナリオ書いてる最中で総量が確定していないんじゃ……時期的にはそろそろ上がってないといけない頃ですが。ただ「Diesと比べるな」とは言っており、ファーブラほどメチャ長いわけではないらしい。さすがにそうだろうとは予想してましたけどね、当方はあれクリアするのに60〜70時間は掛かりましたし。「普通のゲームが3本くらい入る量」というのもあながち誇張ではありません。正田定義における「普通のゲーム」が「20時間くらいでコンプできるサイズ」と仮定しますと、「普通のゲームよりは長い」神咒は30〜40時間くらいでしょうか。ただ一周するのに掛かる時間はDiesより長いかもしれないそうです。つーか、周回プレーありなのか。てっきり章分けしてるだけで一本道かと思ってました。

 他に「東征軍の面々は幸せになれるのか」「8人中何人が生き残るのか」という質問もあったけど、そのへんはプロローグにおける咲耶の手紙である程度触れられていたような。「個人的にはハッピーエンドが大好きですよ」「でも『ハッピーエンドにするんだ』と思ってやってるときっと面白くない。血の涙を流しながら行く」だそうで。正田がハッピーエンド好きなのはパラロスの時点で感じてました。でも香純エンドはハッピーのハの字もねぇ。あれは何度見てもヒドい、香純が哀れでならない。また、シナリオの都合で「こっちが勝つ、こっちが負ける」と考えて書いていても、敗者の方とて負けたくて負けるわけではないので、当然負けないように足掻くこととなります。足掻き抜いた結果「あ、こいつ負けないや」と正田自身が納得したら負けさせない、その場合はシナリオが変わる――という創作に関わる発言も興味深かった。正田崇って完全なライブ派ですね。作家業を営む人はあらかじめ全体の流れをキッチリと決めてから細部を詰めるように書いていく「プロット派」と、書きながら流れを決めていって時に予定と全然違う話にしてしまう「ライブ派」、大きく分けてこの2つに分類できます。クンフトでは素材の関係もあってプロット寄りにするしかなかったみたいだが、本来は書きながらストーリーを固めていくタイプのようだ。エロゲーの場合、シナリオ執筆作業と並行してCGなどの素材も揃えないといけないので、神咒についてもプロットは提出しているのだと思われます。開発の理想形は「既にシナリオが完成している状態で他の素材を作っていく」ですが、そこまでスケジュールに予定のあるところってあんまりない。CG等のイメージをシナリオにフィードバックできる、という並行作業ならではの利点もありますし。ライブ派定番のセリフである「キャラが勝手に動く」についても触れられており、「意外かもしれないが、夜行、メルクリウス、ラインハルトみたいな系統のキャラは割と俺に逆らわない、簡単にコントロールできる」と断言しています。その割にマリィルートのラストでメルクリウスがダダこねる件は殺意を覚えるほど手を焼いたそうですが……正田にとって御し辛いキャラは龍水みたいなタイプらしい。書いててもっとも設定が変わったかもしれないとのこと。他にも、「夜都賀波岐の八柱は公開したが、まだ何人か隠しているキャラがいる」など、気になる発言多し。是非ともご一聴あれ。

『境界線上のホライゾン』各巻平均10万部(主にライトノベルを読むよ^0^/)

 現時点で7冊出ているので、累計70万部。100万部切ってるのでいまいちインパクトに掛けますが、ホライゾンはライトノベルにしては単価が高いので、金額で見るとかなり大きい。平均すると971円、通常の1.5倍は高く、売上としてはほぼ100万部クラスですよ。そういう見方をしなくても、あの分厚い文庫本が各巻10万部出てるだなんて凄い話だ。アニメも好評なら更に伸びていくことでしょう。都市シリーズの頃は「カルト的な人気のあるマイナー作家」という位置付けでしたが、ここ数年で一気に成長しましたね、川上稔。彼みたいな作家を切り捨てないでコツコツと育てていった電撃のことは大いに評価したい。最近はちょっと使い捨てめいた扱いも目立ちますけどね……なかなか看板級が出てこないことに対する焦りでもあるんだろうか。

『末期、少女病』鋭意制作中(※BGM鳴ります、注意)

 やっと公式サイト来たか。まだ仮設段階で詳しい情報は何もないけど、動きらしい動きを目にすることができて感無量。ブラヘの曲を聴くのも久々なんで、二重に懐かしい。かつての面影がダブルで甦る、まさに『二重影』。『陰と影』が完成したらまたブラヘにBGM付けてほしいわ。完成どころか開発再開の目処すら立ってねーけどな。神咒→陰と影の和風伝奇コンボが実現したら失禁して大喜びする自信がありますのに。

・拍手レス。

 2chでは囮物語の展開にお通夜状態になっていたそうです。中には「読んでいて心が折れた」という人も・・・。まさか本当に撫子がラスボス化するとは、オフィシャルファンブックでの花澤さんとの約束をここで果たしたか、西尾維新!と思わず叫んでしまいました。果たして残りの巻数で無事終わらせられるのか心配です。
 囮物語の展開は賛否両論な感じですね。西尾維新は的確にファンの心を抉りに来ている。ラスボス撫子が錆白兵化する心配もされてますが、ある意味そっちの方が幸せかも。

 神楽、白いヤツらとか赤い人もいるから戦力的に結構釣り合ってるじゃね?とゆー当初の予想をあっさり裏切ってくれる模様ですなー…
 レベルが違うどころか、法則が違う。勝ち目ゼロすぎ。

 神咒神威神楽の動画・参が公開されていたので見てみたら、ポカーンとなった。何か魂が抜けた感じがしたのは、自分だけなのだろうか?
 「鏝で臓腑を焼かれるようじゃと、動画・参を見て哭いておるわ」と大笑する正田崇が目に浮かぶ。

 PV3(何のかは言わずもがなですね)…どうすんのこれ…あと与猶サウンドの安定ぶりにいまからサントラが楽しみでなりませぬ
 与猶さん、仕事しまくってる割にクオリティ落ちないっスねぇ。むしろ磨きが掛かってるような。あと「どうすんのこれ…」が本当に被って噴いた。

 PV3みましたが、PV惨に解明したほうがいいのではと思うくらい絶望しかないですねw
 ごらんの有様だわ。マジでどうすんだアレ。

 神咒PV3の情報量に頭がついていかないですしおすし。とりあえず”救いはないんですか!?”とだけ。
 とりあえず覇吐と竜胆に「レスト・イン・ピース」。いやマジでは死なないと思いますが……。

 そんなことよりハイジと撫子あまやかそうZE! ……うん、駄目な未来しか浮かばない
 撫子をナデナデして頭の蛇に噛まれたい。ハイジの方は勝手に焦げてろ。

 化物語公式HPの短冊からありゃりゃぎさんの必死さが伝わりますね。あと、まよいオンパレードはみてみたい!
 真宵の出番のなさはもはやイジメであり、西尾は早急に彼女の番外編を書くべき。

 高いと思いつつ、Fate/Zeroオリジナル版を考えればそうでもない・・・のか?>>まどっち小説
 上下2冊セットでamazon取扱分なら値引きもありますし、法外に高いわけでもないですね。つい先日『韃靼の馬』買った当方にとっては恐るるに足らず。

 ようやく末期、少女病の公式サイトプレオープンしましたね!
 形だけでも嬉しい。これが山田おろち復帰のキッカケになったらなお嬉しい。


2011-07-07.

・さして期待せずに買った『スカイブルー(1〜2)』が予想外に面白く、引きに恵まれし己が身の幸運を噛み締めている焼津です、こんばんは。

 連載当時から評判が良いことは聞き及んでいたのですが、ぶっちゃけインパクトに欠けるタイトルと、あまり好みでない絵柄から当方内部の期待がいまいち盛り上がらなかった。店頭で少し迷ったものの、「吟味している暇もないし、まいっか、ついでに購入しとこう」と相成りました。幼い頃に家族を喪った主人公「風見天晴」、自分が何者であるかを知らない謎の存在「スカイブルー」、ふたりが遭遇する出だしはありふれた調子で、ここだけ試し読みしたら買っていなかったかもしれない。学園コメディ的な描写もややタルい。おかげで「ハズレ引いちゃったかな」という思いも脳裏をよぎりましたが、主人公が「色彩能力」という超能力に目覚め、他の「色彩能力者」が登場してくる1巻後半あたりからグッと面白くなった。要は一種の能力バトル物なんですけれど、バイオレンス部分が手加減抜きで殺伐としていて楽しい。「痛そうな感じ」がビンビン伝わってきます。新人なので画力を含めいろいろとまだ拙いところもあるにせよ、こういう荒削りな熱意が迸る作品、たまらんなぁ。『進撃の巨人』同様、今後もっとスゲェ展開に差し掛かってくれそうなワクワクしたムードが漂う。まだまだ「色彩戦争」は始まったばかりですからね。

 少年マンガの単行本なのに微妙に分厚く、1巻と2巻を合わせて500ページ超えるボリュームを誇っており、読み応えは充分。「アッアッアッ」笑いがキモいアッシュグレーや、ツノがちょくちょく刺さりそうになるルビーレッドなど、キャラ個性の付け方にも意欲が感じられます。暴力シーンの激しさ、ブラックユーモアじみた箇所など、アクが強いところもあって万人にオススメできる内容ではありませんが、肉体損傷系の厨二戦闘を見るたびサディスティックな喜びを覚えるアナタには声を大にして推しておきたい。際立って猟奇的な描写をしているわけではありませんが、「いくら傷が治ると言っても痛み自体は無くならないよね」というシビアな眼差しが感じ取れる。来月には早くも3巻が発売されるそうで、今から超楽しみ。

7月5日発売の“週刊アスキー”7月19日号より唐辺葉介の連載小説『電気サーカス』開始「気が向いたらのライトノベル週報」経由)

 「まだ高速デジタル回線も24時間接続も普及しておらず、皆が電話回線とテレホーダイを使ってインターネットに接続していた時代」だと……懐かしすぎるじゃねーか。作者がたとえ唐辺じゃなくても読みたくなる題材です。当方もほんの7年前まではテレホ使ってました。日中に更新内容を書き溜めて、夜テレホタイムに突入すると同時に接続してアップロード――という方式でやっていたこともあり、その名残りで未だに書き出しの挨拶が「こんばんは」なんですよね。連載がまとまって書籍化される日が今から待ち遠しい。

第145回芥川賞・直木賞の候補作発表

 芥川賞は本谷有希子に取ってもらいたいな、そろそろ。直木賞の方を見渡すとエンターテインメント的には『ジェノサイド』がガチでド本命ながら、賞の気風からして『下町ロケット』あたりに日和りそう。池井戸もそろそろ取っていい作家ではありますし。辻村あたりはまだ若手なので様子見されるでしょうね。

・西尾維新の『囮物語』読んだー。

 “物語”シリーズ通算10冊目、第2シーズンに入ってからは4冊目となります。“物語”シリーズは、アニメ化された1冊目と2冊目の『化物語』、『化物語』の前日譚であり来年劇場化する予定の3冊目『傷物語』、『化物語』の後日談であり今のところ予定はないがほぼ確実にアニメ化されるだろうと思われている4冊目と5冊目の『偽物語(上・下)』、『傷物語』と『化物語』の中間に位置するゴールデンウィークのエピソードを綴った6冊目『猫物語(黒)』、第2シーズン1冊目であり羽川翼をメインに据えた7冊目『猫物語(白)』、第2シーズン2冊目であり八九寺真宵を巡る8冊目『傾物語』、第2シーズン3冊目であり神原駿河以外のレギュラーキャラがほとんど出てこない異色の9冊目『花物語』と来て、今回の千石撫子を主人公とする『囮物語』に辿り着きます。『化物語アニメコンプリートガイドブック』に掲載された短々編は割愛。で、作中の時系列に添って並べると「(第1シーズン)『傷物語』→『猫物語(黒)』→『化物語(上・下)』→『偽物語(上・下)』/(第2シーズン)『傾物語』→『猫物語(白)』→『囮物語』→『花物語』」って具合になる。あとがきの文言からすると『鬼物語』は『猫物語(白)』と同時期で、『恋物語』は『花物語』の手前に来るみたいだ。第1シーズンの時点で割と構成が錯綜していた“物語”シリーズですが、第2シーズンは更に入り組んでいて入り乱れていて、読み終えるたびに情報の整理が必要になります。スパンも第1シーズンより長いですからね。

 さて、「第乱話 なでこメドゥーサ」を収録した本書『囮物語』ですが、困ったことにネタバレ抜きで語ることが難しい1冊となっています。ゆえにまずネタバレ注意と警告しておいて、以降はネタバレ全開で行かせてもらいます。あしからずご了承ください。今回も第2シーズンの特徴である「ヒロインの一人称」は健在(『傾物語』は例外)で、千石撫子視点でストーリーが紡がれています。千石撫子。阿良々木暦の妹・月火の小学生時代における友人で、数年ほど疎遠になっていたが、暦にとっても妹みたいな存在に当たる子。現役中学生。『化物語』では登場が遅く、その後も出番が限られていたせいで、ヒロインというよりは「存在感のあるサブキャラ」めいた位置付けにありました。流れが変わったのはアニメ版『化物語』からです。キャラデザの可愛さ、声優の演技、ブルマ一丁の手ブラシーン、そして中毒者を大量に生み出した専用オープニングソング「恋愛サーキュレーション」……印象的な要素が絡み合って、アニメ版『化物語』屈指の人気キャラへと成り上がりました。あくまで『化物語』を象徴するヒロインを選ぶとなれば戦場ヶ原ひたぎの名前が挙がるでしょうけれど、単純なキャラ人気で述べれば撫子がトップとなるに違いない。原作ファンの間では忍人気も高いものの、アニメではあまり出番がないですからね、忍。んで、その撫子が遂に主役を張るエピソードってことで様々な人たちが期待を寄せました。勇んで早売りをゲットし、速攻で読み終える者が続出。彼らは明確なネタバレを口にしたわけではありませんが、悄然たる雰囲気を放ち、言葉の端々から不穏さを匂い立たせ、こちらも「ああ、相当なことが起こったな」と察知せずにはいられませんでした。

 結論から言いましょう。撫子がラスボスとして覚醒します。「メドゥーサ」が比喩でも何でもなく、髪の毛全部が蛇という異形に成り果てる。完全無欠な怪異となってしまい、暦たちと凄惨極まりなき殺し合いを繰り広げるシーンがプロローグとなっています。「なんなのだ、これは……どうすればいいのだ!?」と戸惑う読者のために時間を遡って説明していきますが、この冒頭だけでもファンはショックを受けますよね。怪異殺しならぬ萌えキャラ殺しの西尾維新再来かと。季節は秋、10月31日のハロウィーンから始まります。『猫物語(白)』の約2ヶ月後ですね。『猫物語(白)』と『花物語』同様、ヒロインの内面を掘り下げていく仕様となっており、周りから「可愛い」と言われ続けて鬱憤が溜まっていく撫子の心情を、ですます調の可愛い文体で綴る。原作ではそこまですごく可愛い設定のキャラでもなかった(男子に告白されてるから一定の魅力は約束されていましたが)から、明らかにアニメ版の影響で補正が掛かってますね。ホント撫子は可愛いなぁ。可愛すぎてイラッとすることもしばしばだ。その性格は怠惰の一言に尽き、ひたすら「しんどいこと」「面倒なこと」を忌避し、努力することを厭う。前向きで直向きで頑張り屋のいい子、という造型を真っ向から否定するようなウジウジダラダラ加減。腹パンしたくなる月火の気持ちも少し分かる。同属嫌悪めいたものを覚える読者も少なくないはずです。奇を衒うわけでなく、終始延々と普通に真っ当なツッコミを入れ続けて問答を重ねるあたりは上遠野浩平の『私と悪魔の100の問答』を彷彿とさせる。話の重要な部分を「記憶の改竄」で処理する件はズルいと思った(日が傾くほど時間が経過していた、という伏線はあるにせよ、謎を解く鍵を記憶の空白地帯へ丸ごと放り込むのはさすがに乱暴というか強引だ)が、謎解きが眼目というわけじゃないから深く追及しないことにした。

 ネチネチと粘りつくような感触が絶え間なく繰り返され、正直読んでいて気持ちの良い話ではなかったが、ややキャラが立ち切らないでいた撫子と、あと月火の個性をハッキリ際立たせた点でシリーズにおける意義は大きい。両者とも心の輪郭線がクッキリしてきた。何より、本気で撫子がラスボスとなっちゃったもんなぁ。てっきり「あ、やっぱアレなし」でキャンセルされるものかと思ってました。実際、『偽物語』で付加した「稚拙な誘惑キャラ」は半ばなかったことにされてますし。クライマックスでは遂に撫子とひたぎ、二大巨凶の会話がリアライズして読者をブルつかせてくれた。見方を変えればひたぎもひたぎでラスボスの風格だ。「滅尽滅相――誓うわ、誰も生かしておかない」と言い出しても違和感まったくない。しかし、女子中学生が神様になるフィクションがこうも続くと噴いてしまう。時代は『かみちゅ!』か。あれも化物語もまどマギも製作は全部アニプレックスだから、遠い未来に女神コラボが実現するかもしれません。メガミマガジンあたりで。

 感想を一言で要約しますと、「自我を持て余す撫子が可愛すぎて深刻に辛い」ってな塩梅でした。「暦お兄ちゃん」がこれ以上生きていると自分がしんどい、加えて「暦お兄ちゃん」にもう迷惑をかけたくない、って理由でナチュラルに暦をブチ殺そうとする撫子の静かな物狂いぶりに戦慄。理解を超えているのではなく、あくまで理解の及ぶ範疇で壊れているのが恐ろしい。「恋愛サーキュレーション」も今になって聞き直すとあら不思議、純然たるホラーとなって耳に響きます。でも撫子の心ってあんまり進化してなかったような気も……神化? ちなみに本書で一番驚愕した文章はあとがきの「まあどうせサードシーズンも書くんだろうなあと思ってはいますけど」。この期に及んでまだ続ける気があるのかよ西尾維新。

・拍手レス。

 Rewrite全ルートクリアした感想でも。複数ライターで書いているのでしょうがないことですがシナリオによって全然雰囲気が違います。ロミオさんはいつもどうりですが。バトル要素多めですがそっちにはあまり期待しない方がいいかも。全体的にはKey作品ではなくロミオ作品という感じでした。
 なぜライターをロミオ一人に絞らなかったのかが疑問ですね、Rewrite。都乃河に実戦経験を積ませたかったのでしょうか。

 夜都賀波岐の正体がレギオンすぎてあと3ヶ月生きるのが辛いです。
 ファーブラの第4弾ムービー(BGMがΩEwigkeitの奴)を観た後に夜刀のアレを観ると身を切られる想いがします。


2011-07-02.

小説版『魔法少女まどか☆マギカ』の仕様を見て「ハルヒの驚愕みたいだな」と率直に思った焼津です、こんばんは。

 値段はあっちの倍近いですけどね。例によってISBNを取得せず同人誌みたいな扱いで販売する様子。一般書店には並ばないものと思われる。とらのあな等の同人ショップか、あるいはamazonあたりが取り扱いするんではないでしょうか。作者は前から告知されていた通り、一肇。メガミマガジンに掲載されていた短編からすると、正直あまり期待はできないのだが、「とりあえず買っておくか」という気持ちを抑えきれない。それがファンのSa-Ga。

lightの新作『神咒神威神楽』、体験版其の弐をプレー。

 先月中に雑誌の付録として発表されているため、内容に関する話は聞き及んでおりましたが、「どうせすぐWEB体験版が公開されるからわざわざ雑誌買わなくてもいいかな」と待ちに徹しておりました。昨日公開されるや早速ダウンロードし、速攻で終わらせました。しっかり声を聞きながらやっても1時間か1時間半程度、其の壱に比べればグッと短くなっていて本当に「体験版」という感じです。土蜘蛛とのバトルはだいたいこんなふうになるんだな、とイメージが掴めます。

 話は体験版其の壱の後ですが、直後というわけではなく、どうも間が飛ばされているっぽい? いきなり淡海を渡るシーンから始まります。咲耶と龍明の緩やかな会話が続き、出だしはちょっと退屈したものの、初の土蜘蛛である「手長足長」が登場するあたりから加速度的に盛り上がってくる。割と切羽詰った状況なのにセリフの遣り取りが長くて「お前ら結構暢気だな」と思わせますが、世の中には銃を撃ち合いながら延々と会話する厨二バトル物もありますし、この程度の時間感覚引き伸ばしは特筆に当たるまい。龍明はお出ましになった手長足長(+α)の正体を知っているかのような口ぶり。謎文字解読によりファンの間でも「正体はこれだろう」と判明していますが、ホント言葉に詰まるどうしようもなさ。正田は心底容赦がない。初戦の敵を斃し、東征軍が穢土に上陸して、夜都賀波岐の総領たる夜刀の断章を経て体験版は終了となります。この断章が……前作やってるといろいろ込み上げるモノがあって、なんというか、クる。前作知らない人は、知らないなりに夜都賀波岐が無惨な境遇に追い込まれていることを読み取れるでしょう。だから前作やってないとまるきり訳がわからない、なんてことはないはず。むしろやってない方がある意味幸せだ。

 さて、発売はまだ3ヶ月近く先のことですが、今から待ち遠しくて仕方ありません。面白かったけど、面白かっただけに生殺し。緊張感漂う展開の中でちょっとだけコメディ要素混ぜてるのも美味しかった。ドサクサに紛れて(あんまり紛れてなかった気もするが)紫織の胸を揉みしだきまくった覇吐は本当に腕を斬り飛ばされても文句言えないと思うんだ。揉んだ感触が導波で他の面々に伝わるのはアレか、エロシーンで導波プレーをやる伏線なのか。龍水に挿入した陰茎の感覚を龍水自身に伝達して倍率ドン、彼女の覚えた快楽を夜行に返信して更に倍! とか。ジョークはともかくとして、楽しみになってまいりましたな。

・今月の購入予定。

(本/小説)

 『ミスマルカ興国物語\』/林トモアキ(角川書店)
 『ぼくらが旅に出る理由』/山下卓(エンターブレイン)
 『アンダーワールドUSA(上・下)』/ジェイムズ・エルロイ(文藝春秋)
 『GOSICK[(下)』/桜庭一樹(角川書店)
 『無伴奏』/太田忠司(東京創元社)

(本/漫画)

 『ななめの音楽(1)』/川原由美子(朝日新聞出版)
 『魔法少女プリティ☆ベル(4)』/KAKERU(マッグガーデン)
 『野ばら(2)』/高田築(エンターブレイン)
 『黄昏乙女×アムネジア(5)』/めいびい(スクウェア・エニックス)
 『アイリス・ゼロ(4)』/蛍たかな、ピロ式(メディアファクトリー)

 文庫化情報。今月は特にこれといった目玉はないかな……ああ、そういえば高村薫の『マークスの山』が新潮文庫で出るそうです。以前に講談社文庫で発売されましたので、再文庫化というか単なる復刊というか。最初のハードカバー版は早川書房が発行してましたから、これで3社に渡って転々としたことになります。改稿魔の高村のことです、また更に原稿を弄るんではないでしょうか。来月は『照柿』も再文庫化され、これで『マークスの山』『照柿』『レディ・ジョーカー』の3作が仲良く新潮文庫に収まります。

 『ミスマルカ興国物語\』は著者最大のヒットシリーズとなっているファンタジー系ライトノベル。ファンタジーっつっても遠未来が舞台なんで、バイクだとかいった科学文明の利器がロストテクノロジーとして出てきたりしますけどね。著者が手掛けてきた別シリーズとの繋がりもあり、これだけ読んでいると把握できない部分も出てきますが、なに、そのときは既刊を漁れば良いだけのこと。林トモアキの作品は“ばいおれんす☆まじかる!”シリーズ以外なら今でも比較的入手が容易です。ばいまじは他作品とのリンクが弱めなので迂回しても構わないかと。今月出るライトノベルは川口士の『魔弾の王と戦姫2』にも期待……していたが、来月へ延期になったみたいだ。残念。『ぼくらが旅に出る理由』はすっかりライトノベルから遠ざかっている山下卓の新刊。“BLOODLINK”シリーズはあのまま投げっぱなしにするつもりなのか、『果南の地』をリメイクするという話はどうなったのか。気になるところだが、新刊が出るだけでもありがてぇ、ありがてぇ。『アンダーワールドUSA(上・下)』はエルロイの新刊であり、“アンダーワールドUSA”3部作の完結編。原題は "Blood's a Rover" 。第2部『アメリカン・デス・トリップ』の邦訳版が刊行されたのは2001年ですから、実に10年ぶりですか。『アメリカン・デス・トリップ』が発売された当時、まだ金欠気味の学生だったから「上下で5000円なんて正気じゃねぇよ、とても買えねぇよ……」とおののいた記憶がある。今は「エルロイの新作で、上下合わせて4000円切るの? 安いなぁ」ですから思えば遠くに来たものだ。海外ミステリはヘニング・マンケルの『背後の足音(上・下)』とアン・クリーヴスの『野兎を悼む春』も外せない。『GOSICK[(下)』はシリーズ完結編。本来はアニメの放映期間中に終わらせるつもりだったみたいだが、上下分冊したことにより少し足が出てしまった。原作もアニメも「ヴィクトリカかわいい」が主たる感想というこのシリーズ、かれこれ始まってから約8年ですか。長かったような、短かったような。これでヴィクトリカちゃんにお別れだと思うと寂しい。好きなシリーズってどういうふうに終わるのか気になる一方で、終わってほしくないとも願ってしまう。ジレンマですね。『無伴奏』は阿南さんが……僕らの阿南さんが帰ってきました! 『刑事失格』『Jの少女たち』『天国の破片』と、過去のシリーズ作品が次々と復刊されていくのを見て「もしや……」と期待しましたが、望みは過たず叶えられた。太田忠司は決して寡作家ではなく、むしろ筆の早い部類に入るミステリ作家ですが、この阿南シリーズは刊行ペースがすっごく遅いんですよね。『刑事失格』と『Jの少女たち』の間はたった1年ですが、『Jの少女たち』と『天国の破片』の間は5年、そして『天国の破片』と『無伴奏』は13年も隔たっている。太田忠司のシリーズキャラで一番好きなのがこの阿南さんなので、13年越しの復活にはマジ歓喜です。『天国の破片』のときも相当喜んだが、あのとき以上にハッピーだ。阿南さん(このキャラは下の名前が不明だからフルネームで表記することができず、かと言って呼び捨てだとしっくり来ないのでつい「さん」付けになってしまう)はもともと刑事を目指す警察官だったんですけど、『刑事失格』というタイトルからも分かる通り途上で挫折し、2作目以降は「元警官」という微妙な立場で事件に関わっていく。毎回精神的にも肉体的にもキツい目に遭い、「やめたげてよぉ!」と読者も泣いて止めたくなるあたりがシリーズの特徴。この痛々しさゆえ作者も続編がなかなか書けなかったのではあるまいか。軽くハードボイルドのテイストが入った作風ながら、普段ハードボイルドを読まない人にこそオススメしたい。2作目である『Jの少女たち』の「J」は「JUNE」で、今で言うところのBL(ボーイズラブ)を題材に扱っており、時間が経過したことで却って読み応えのある内容となっています。最新作の『無伴奏』は父危篤につき阿南さんが故郷に帰るエピソード。ひょっとして阿南さんの下の名前、遂に明かされる……?

 『ななめの音楽』は個人的に『観用少女』のイメージが強い川原由美子の新作。作品名はずっと前から目にしていましたが、単行本にまとまるまでが長かったですね……どんな内容かまだ知りませんが、楽しみ。連続刊行のようで、来月に2巻も出ます。『魔法少女プリティ☆ベル(4)』は別名義で成年コミックも描いている作者の新刊。『大江山流護身術道場』は打ち切りを喰らってしまったようで残念ですが、プリティ☆ベルが続いてくれるなら当方は嬉しい。1巻の時点で読むことをやめる人もいそうな濃さであり、好みが分かれる点はどうにも仕方がない。ただ、せめて虚淵玄が帯文を書いた2巻まで読んで決めてくれたら、それはとっても嬉しいなって。ああそうそう、魔法少女と言えば霧恵マサノブの新刊も『魔法少女まじかるゆかたん』だそうです。もち成年コミック。なんだかんだで魔法少女モノは安泰ジャンルですね。『野ばら(2)』はオムニバス形式で綴る連作コミック。感覚としては短編集に近い。絵柄と作風がしっかり立っているおかげでスッと気持ち良く読めます。ビームコミックスは肌に合う作品が多く、あれこれ読んでいますが、その中でも一、二を争うくらい「入り込んできた」漫画です。ビームコミックスの新刊は『瑪瑙之竜』の2巻も要チェック。『黄昏乙女×アムネジア』は記憶をなくした幽霊少女の夕子さんが愛しすぎて心臓止まりそうな学園ホラー。前巻が最終巻並みの盛り上がりだっただけに、今の展開はややダレ気味という噂もありますが、そこは夕子愛で凌ぐ所存。ガンガンJOKERの新刊は『妖狐×僕SS』の5巻も楽しみ。新刊はまだ先だけど、JOKERはタカヒロ原作の『アカメが斬る!』も面白いですね。あと『アラニクド』。『プラナス・ガール』はそろそろ話に変化が欲しい頃合かな。『アイリス・ゼロ(4)』はアニメ化の噂が囁かれている学園ファンタジー。このシリーズは試しに1冊……という感じで読むよりも、既刊をガーッと一気に読む方が面白い。なので未読の方は4冊全部まとめて買いましょう。

(ゲーム)

 なし

 お朱門ちゃんの『天使の羽根を踏まないでっ』に注目しているが、一回延期してるから様子見。既にマスターアップ済なので再延期の恐れはないけども……来月に欲しいBD-BOXが出まくるので、なるべく蓄財に回したい心境です。今月は『完全なる報復』のBD『24 -TWENTY FOUR- シーズン7』のコンパクト版『ロング・ライダーズ』のBD『片腕ドラゴン』のDVD劇場版『∀ガンダム』のBDセットを買う予定。『ジュエルペットてぃんくる☆』のDVD-BOXも密かに欲しい。52話収録でこの価格ならオトク。が、オトクと言ってもお値段そのものが張ることに変わりはない。そろそろ観終わったDVDやBDをまとめて処分するつもりなので、それがいいお金になったら買おうかなぁ、と画策中。

・拍手レス。

 マリィとエリィ素で間違えたw マリィルートだとあの不憫な子五代目カインになってたよなー、と。
 カインと言えば武蔵や鈴も出てくるのかしらん。

 カミカゼはおっぱい目当てでプレイしたら、普乳先輩のあまりの変態可愛さにノックアウトされました。
 カミカゼのおっぱいはイイおっぱいだ……あとまったく期待してなかったメティス云々が結構おもろい。

 魔弾の王と戦姫読んでみたら面白かったす。紹介していただきありがとうございました〜
 どういたしまして。2巻は延期しちゃったみたいですけど、続き楽しみですよね。


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